JPH0831021B2 - 音声ガイダンス出力制御方法 - Google Patents

音声ガイダンス出力制御方法

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JPH0831021B2
JPH0831021B2 JP61241232A JP24123286A JPH0831021B2 JP H0831021 B2 JPH0831021 B2 JP H0831021B2 JP 61241232 A JP61241232 A JP 61241232A JP 24123286 A JP24123286 A JP 24123286A JP H0831021 B2 JPH0831021 B2 JP H0831021B2
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voice guidance
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JP61241232A
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和洋 五味
宏之 西
順治 小島
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、音声入出力装置において、機械からの音
声ガイダンス出力と人間からの音声メッセージ入力とが
音声衝突を起こした場合の、音声ガイダンスの合理的な
出力制御方法に関するものである。
〔従来の技術〕
機械からの音声ガイダンスにしたがって、人間が音声
入力を行う装置において、機械が音声ガイダンスを出力
するのと同時に人間がメッセージを発声する状態、すな
わち、音声衝突状態が発生することがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この場合、音声衝突を考慮しない音声ガイダンス出力
制御方法によると、次の2つの問題のいずれかが生じ、
メッセージを発する人間に負担となり、話し易さの劣化
を招いていた。
(a)人間は、音声衝突中の音声ガイダンスを十分に聞
き取ることができず、以後の音声入力に支障をきたす。
(b)音声ガイダンスが途中まで出力された段階で人間
がその内容を十分に理解し話し始めた場合でも、音声ガ
イダンス出力が一通り終了するまで、機械は人間の音声
メッセージを受け付けない。すなわち、音声衝突が発生
している間に発声されたメッセージは事実上無効とな
る。
また、音声衝突を考慮にいれた例でも、従来のガイダ
ンス出力制御技術(例えば特開昭60−27566号公報)で
は、単に音声衝突の有無のみを検出し、その時点でガイ
ダンス出力を中断した後、人間からの音声メッセージが
終了したことを確認したうえで、当該ガイダンスを再び
最初から出力するという方法を取っていた。このため、
(a)の問題は回避していたが、依然として(b)の問
題は残されるほか、「えーと」などのようなちょっとし
た言葉を思わず発した場合でも再び最初からガイダンス
が繰り返されるという不都合があった。
この発明の目的は機械からの音声ガイダンス出力と人
間の音声メッセージ入力との間に起こる音声衝突を検出
し、音声衝突が検出された時点での音声ガイダンス出力
状態に応じて、機械の音声ガイダンス出力を合理的に制
御することにより、メッセージを発する人間の話し易さ
を向上させ、自然なメッセージを実現するとともに、不
必要な繰り返しを防ぐことにより業務完了に要する時間
を短縮することができる音声ガイダンス出力制御方法を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明にかかる音声ガイダンス出力制御方法は、音
声衝突を検出する音声衝突検出部と、音声ガイダンスの
出力開始から音声衝突が発生するまでの経過時間を計測
するガイダンス出力時間長計測部とを設けることを特徴
とするもので、音声衝突が音声ガイダンス出力開始直後
に発生した場合には、利用者はまだ音声ガイダンスを十
分に聴取しておらず内容を把握していないと判断し、音
声ガイダンスを再度最初から出力する。一方、音声衝突
の発生が音声ガイダンス出力開始から十分に時間経過し
ている場合には、利用者が音声ガイダンスの内容を把握
して発声を開始したと判断して、音声メッセージの出力
を中止して、人間からの音声メッセージ入力処理に移行
する。さらに、音声衝突の発生時点が、上記のいずれに
も属さない場合には、やはり利用者が誤って発声を開始
したものと判断し、音声衝突が発声した時点よりさかの
ぼった途中の区切れのより部位から音声ガイダンスの出
力を再開するようにしたものである。
〔作用〕
この発明においては、利用者は、機械から出力される
音声ガイダンスを最後まで聞かなくとも、その内容を理
解した場合には、割り込んで発声を始めることができる
ようになる。これにより、人間−機械間の音声対話処理
が効率的に進められることになる。一方、音声ガイダン
ス出力中に利用者が誤って発声を開始し、その結果機械
の音声メッセージを聞き逃した場合には、聞き逃がした
部分を機械が再度出力するので、聞き逃しを回避でき
る。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
る。この図で、1はマイク、2は入力音声検出部、3は
入力音声処理部、4は制御部、5はガイダンス情報格納
部、6は音声ガイダンス出力部、7はガイダンス出力時
間長計測部、8は音声衝突検出部、9は出力音声検出
部、10はスピーカである。
次に動作について説明する。
マイク1から入力された人間の音声メッセージは、音
声メッセージの録音・理解等を行う入力音声処理部3に
送られる。入力音声検出部2は、入力音声の有無を判断
し、入力音声の有無情報を音声衝突検出部8へ出力す
る。一方、音声ガイダンスは、ガイダンス情報格納部5
から抽出され、音声ガイダンス出力部6において音声信
号に変換され、スピーカ10から出力される。ただし、音
声ガイダンス出力部6は制御部4の命令に従い、音声ガ
イダンスの出力開始・中断を行うことができる。出力音
声検出部9は、音声ガイダンスの有無を判断し、出力音
声の有無情報を、やはり音声衝突検出部8へ送出する。
音声ガイダンスの出力時間長は、ガイダンス出力時間長
計測部7において計測される。音声衝突検出部8では、
入力音声と出力音声とが同時に存在していることを検出
すると音声衝突と認識し、音声衝突情報を制御部4へ出
力する。音声衝突情報を受けた制御部4は、ガイダンス
出力時間長計測部7により、出力開始からその時点まで
の当該音声ガイダンス出力時間長Tを求める。一方、ガ
イダンス情報格納部5には音声ガイダンス自体の音声情
報のほかに、第2図(a)に示すように、ガイダンスご
とにTui(i=1,2,……,n:nは当該ガイダンスに含まれ
る文節数)という時間長情報が格納されている。Tui
は、ガイダンス出力開始から当該ガイダンス中のi番目
の文節を発声完了するまで必要な時間長を表している。
また、制御部4はガイダンスごとに第2図(b)に示す
音声ガイダンスの内容に対応して把握している音声ガイ
ダンスの時間長Ts1・Ts2を、サービス状況やメッセージ
内容を考慮してあらかじめ設定しておく。Ts1・Ts2は、
ガイダンス出力時間がTs1より短ければ意味のある言葉
は何も表現できないことを表し、出力時間がTs2以上で
あれば当該ガイダンスの意図を表現するのに十分である
ことを表している。
以上説明したT,Ts1,Ts2,Tuiの関係から、制御部は以
後の動作を次のように決定する。
a.T<Ts1の場合(第3図(a)参照) 音声ガイダンスの一部を出力したものの、意味のある
言葉はまだ出力していないので、人間のメッセージ終了
後再度最初からガイダンス出力を行う。
b.Ts1T<Ts2の場合(第3図(b)参照)音声ガイダ
ンスのうち音声衝突が発生した時点で出力していた文節
の内容は十分に理解されなかったものの、それ以前に出
力した文節の内容は理解されたものと判断して、人間の
メッセージ終了を待ってから、音声衝突が発生した文節
の最初からガイダンス出力を開始する。
c.Ts2T以上の場合(第3図(c)参照) 人間は当該ガイダンスの意味を既に理解したために話
し始めた、すなわち意図的に音声衝突を起こしたものと
判断して、当該ガイダンスの出力を中止する。
以上のように、音声衝突を検出し、その時点までの音
声ガイダンス出力時間に応じて、音声ガイダンス出力を
制御することにより、合理的な音声ガイダンス出力を実
現することができる。すなわち、機械の音声ガイダンス
と人間のメッセージとが偶然音声衝突状態となり、人間
が音声ガイダンスの内容を十分に聴取できなかった場合
には、1度目の音声ガイダンス出力で人間が理解できた
と考えられる部分があれば、その部分についての出力は
行わない。一方、人間が音声ガイダンスを途中まで聞い
ただけでその内容を理解できた場合には、当該ガイダン
スを最後まで聞かずにメッセージの発声を開始してその
時点で音声ガイダンスの出力は中断され、人間のメッセ
ージは受け付けられることになる。
この作用により、人間のメッセージ発声開始タイミン
グに自由度が増し、話しやすさの向上が図られるととも
に、音声ガイダンスを繰り返し出力する際に、冗長とな
る部分は出力しないので、ガイダンス出力動作の早期完
了を実現することができる。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明は、人間のメッセージと機械の
音声ガイダンスとが衝突したことを検出し、その時点ま
での音声ガイダンスの出力状態に適応して音声ガイダン
ス出力部の動作を制御するようにしたので、人間が機械
に向ってメッセージ入力を行う際の、話し易さを向上さ
せることができるとともに、音声入出力動作の早期完了
を実現することができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック部、第2図
(a),(b)はガイダンスと時間長情報との関係をそ
れぞれ示す図、第3図(a),(b),(c)はガイダ
ンスとメッセージとの音声衝突のタイミングの例をそれ
ぞれ示す図である。 図中、1はマイク、2は入力音声検出部、3は入力音声
処理部、4は制御部、5はガイダンス情報格納部、6は
音声ガイダンス出力部、7はガイダンス出力時間長計測
部、8は音声衝突検出部、9は出力音声検出部、10はス
ピーカである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人間の音声メッセージを入力する機能と、
    あらかじめ登録された音声ガイダンスを出力する機能と
    を有する音声入出力装置において、前記音声ガイダンス
    の出力と人間からの入力音声とが同時に発生したことを
    検出する音声衝突検出部と、前記音声ガイダンスの出力
    が開始されてから経過した時間長を計測するガイダンス
    出力時間長計測部と、音声ガイダンス出力の開始、中止
    を制御することが可能な制御部とを有し、前記音声ガイ
    ダンスの出力開始前には前記音声ガイダンスについて、
    出力開始から最初に意味のある文節を言い終わるまでの
    時間を第1の時間長、出力開始から音声ガイダンス全体
    の要旨を言い終わるまでの時間を第2の時間長として決
    定し、これらを前記制御部で格納し、音声ガイダンスの
    出力開始後には、前記音声衝突検出部が入力音声と出力
    音声の衝突を検出すると、前記音声ガイダンスの出力を
    一旦中止するとともに、前記ガイダンス出力時間長計測
    部より前記音声ガイダンスの出力開始から音声衝突の発
    生までの音声ガイダンス出力時間長を読み出し、これが
    第1の時間長よりも短い場合には前記音声ガイダンスの
    出力を再度先頭から開始し、第1の時間長よりも長くか
    つ第2の時間長よりも短い場合には前記音声ガイダンス
    の出力が中止された時点以前の近傍時点から音声ガイダ
    ンスの出力を再開し、第2の閾値時間長よりも長い場合
    にはそのまま音声ガイダンスの出力を中止し人間からの
    音声メッセージ入力処理を開始することを特徴とする音
    声ガイダンス出力制御方法。
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