JPH08309880A - 更生タイヤ用生タイヤ成形方法 - Google Patents

更生タイヤ用生タイヤ成形方法

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JPH08309880A
JPH08309880A JP7125461A JP12546195A JPH08309880A JP H08309880 A JPH08309880 A JP H08309880A JP 7125461 A JP7125461 A JP 7125461A JP 12546195 A JP12546195 A JP 12546195A JP H08309880 A JPH08309880 A JP H08309880A
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JP
Japan
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tire
tread
raw
base
base tire
Prior art date
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Pending
Application number
JP7125461A
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English (en)
Inventor
Mikio Fujimoto
幹夫 藤本
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生タイヤの成形時間を短縮して生産性を高め
ることのできる更生タイヤ用生タイヤ成形方法を提供す
る。 【構成】 使用済みタイヤのトレッド部をバフして調整
した台タイヤ1のバフ面に、未加硫ゴムからなる帯状の
トレッド4を貼り付けて生タイヤを成形する更生タイヤ
用生タイヤ成形方法において、前記生タイヤ成形方法
は、前記帯状のトレッド4を巻き出して加温室10へ移
送する工程と、移送されたトレッド4を加温室10内で
搬送しながら加温する工程と、加温されたトレッド4を
前記台タイヤ1へ供給して巻き付け所定長さに切断した
後台タイヤ1のバフ面に貼り付ける貼付工程と、を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、更生タイヤ製造分野の
うち未加硫ゴムからなる帯状トレッドを台タイヤに貼り
付けて更生タイヤ用生タイヤを成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、未加硫ゴムからなる帯状トレッド
を台タイヤのバフ調整面である外周面に貼り付けて更生
タイヤ用生タイヤを成形するには、次のような方法で行
っていた。新品タイヤを製造するタイヤ工場で押出し成
形された未加硫ゴムからなる帯状のトレッドを、密着防
止のためにポリエチレン樹脂からなる薄い帯状のポリシ
ートでサンドウィッチ状に挟みながら巻き取って巻物に
して、このトレッドの巻物を更生タイヤ工場に運搬す
る。更生タイヤ工場では、前記トレッドの巻物から前記
ポリシートを剥してトレッドを台タイヤの外周面に貼り
付けようとしても、時間の経過によりトレッドの温度が
常温まで低下していてトレッドが固くなっているため
に、台タイヤの形状に沿ってトレッドを精度良く貼り付
けることが出来にくい。そこで従来は、前記トレッドの
巻物を加温室等に入れて約40〜50℃に加温後、さら
にこのトレッドを台タイヤ外周の1本分の長さに切断し
てから台タイヤバフ面に貼り付けることにより生タイヤ
を成形していた。そこで、従来の方法には次のような問
題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、まず作業者が
前記加温室へ行きトレッドの巻物を取り出してこのトレ
ッドを巻きのばしてトレッドを台タイヤ外周の1本分長
さ相当に切断した後、このトレッドを台タイヤ外周面に
巻き付けながら貼り付けて、トレッドの始端部と終端部
とを接合し生タイヤを完成させる。このため1本の生タ
イヤを成形するのに略10分の長い時間を要し生産性が
低いという課題があった。また、前記トレッドの巻物は
1巻で通常はタイヤ2.5本分であり、1巻の重量は略
17kgと人手作業としては重く、疲労により作業効率
が低下するという課題があった。そこで、この発明の目
的は、生タイヤの成形時間を短縮して生産性を高めるこ
とのできる更生タイヤ用生タイヤ成形方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的は、使用
済みタイヤのトレッド部をバフして調整した台タイヤの
バフ面に、未加硫ゴムからなる帯状のトレッドを貼り付
けて生タイヤを成形する更生タイヤ用生タイヤ成形方法
において、前記生タイヤ成形方法は、前記帯状のトレッ
ドを巻き出して加温室へ移送する工程と、移送されたト
レッドを加温室内で搬送しながら加温する工程と、加温
されたトレッドを前記台タイヤへ供給して巻き付け所定
長さに切断した後台タイヤのバフ面に貼り付ける貼付工
程と、を備えることにより達成することが出来る。
【0005】
【作用】未加硫ゴムからなる帯状のトレッドの巻物から
トレッドを巻き出して加温室へコンベアで移送する。そ
して、移送された帯状のトレッドは加温室内をコンベア
で搬送されながら加温される。したがって、トレッドは
人手を介することなく加温され、加温されたトレッドは
さらに貼り付け工程へ送られると、この貼付工程では、
トレッドを台タイヤ外周のバフ面に巻き付け所定長さに
切断後貼り付ける。 このように、巻物状の帯状のトレ
ッドは、巻き出された後加温され、さらに台タイヤ外周
のバフ面に巻かれ切断された後貼り付けまで、すべて連
続的にほとんど作業者の手によらずに行われる。これに
より、生タイヤの成形時間は短縮され生産性が高められ
る。さらに作業者が疲労することなく、作業効率の低下
が解消するようになる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明に係る生タイヤ成形方法の一
実施例を説明するための概略図である。以下、同図を参
照しながら説明する。まず最初に、使用済みタイヤのト
レッド部を、図示していないバフ機でバフして粗面と
し、台タイヤ1を作る。次に、この台タイヤ1の粗面と
なした外周面部分にゴム糊を塗布する。そして、ゴム糊
が乾燥後、台タイヤ1を支持台2に回転自在に支持させ
る。符号3は未加硫ゴムからなる帯状のトレッド4の巻
物で、新品タイヤを製造するタイヤ工場において押出し
成形されたトレッド4を巻き取り、更生タイヤ工場内に
搬入されたものである。従って、この巻物3のトレッド
4の温度は室温と同じ常温となっている。そして、この
トレッド4はポリエチレン樹脂で出来た薄い帯状のポリ
シート5でサンドウィッチ状に挟まれてトレッド4同志
が密着しないように巻かれている。前記巻物3は巻出し
台6に回転自在に支持されており、巻き取り部8でポリ
シート5だけを矢印A方向にローラー9で分離しながら
巻き取ると、トレッド4は移送コンベア7、7aにより
加温室10に移送される。
【0007】加温室10の内部には水平な搬送コンベア
11を複数個(実施例では7個)平行に上下方向に並べ
て配置してあり、移送コンベア7、7aで移送されたト
レッド4はこれら搬送コンベア11により矢印Bの方向
にジグザグ状に折り返されながら下から上へ搬送され
る。そして、前記加温室10には図示していない熱風発
生装置から熱風が送られており、この熱風により加温室
10内の温度は65℃前後に設定されている。これによ
り、トレッド4が搬送コンベア11により下から上に搬
送され加温室10を出るころにはトレッド4は50℃前
後の最適な温度に加温されている。
【0008】ここで、トレッド4の温度が60℃以上に
加温されると、軟らかくなり過ぎて移送コンベア7、7
aや搬送コンベア11でコンベア表面と密着し、部分的
な密着によりトレッド4が局部的に伸ばされる不具合が
生じ易くなる。そこで、搬送コンベア11の運転及び停
止の状況により、加温室10内のトレッド4の搬送に要
した時間に応じて加温室10内に熱風を送ったり遮断し
たりして、熱風の量を調節してトレッド4を最適な温度
に調節するようにしている。なお、トレッド4を最適な
温度に調節するには熱風の量を調節する方法でなく、熱
風発生装置で熱風の温度を変化させる方法とすることも
出来る。また、トレッド4の温度が40℃以下では固過
ぎて、トレッド4の円滑な搬送及び精度の良い台タイヤ
1外周面への貼り付けが出来なくなる。
【0009】前記加温室10を出たトレッド4は、アキ
ュームレート効果を持たせるためにフェスツーン部12
でたるんだ状態に折り返され、供給コンベア13を経由
して台タイヤ1の外周面に供給される。台タイヤ1の外
周面に供給されたトレッド4は台タイヤ1の矢印方向へ
の回転につれて台タイヤ1の外周面に巻き付けられ、ト
レッド4の始端部14が図示の位置に来ると、センサー
15により検知されて台タイヤ1の回転が停止する。そ
うすると、供給コンベア13の先端部に設けているカッ
ター16が作動してトレッド4を切断する。
【0010】このとき、台タイヤ1とトレッド4との接
触部18からカッター16までの距離Eと、前記接触部
18からトレッド4の始端部14までの円弧の長さFと
は、等しくなるようにカッター16及びセンサー15を
配置している。このため、切断されたトレッド4の終端
部19はトレッド4の前記始端部14の位置で丁度過不
足なく接合できるようになる。そこで、トレッド4の切
断が終了すると台タイヤ1を矢印方向に略1/4回転さ
せて停止後、トレッド4の始端部14と終端部19とを
作業者が精度良く接合する。トレッド4の始端部14と
終端部19との接合が完了後、再び台タイヤ1を矢印方
向に回転させると、ステッチャーローラー17がシリン
ダー20により半径方向内側に押圧され、トレッド4が
台タイヤ1の外周面に圧着されて貼り付けられる。
【0011】このようにして、台タイヤ1とトレッド4
が貼り付けられて生タイヤの成形が完了すると、支持台
2から生タイヤを取りはずし、新たに別の台タイヤ1を
支持台2に支持させて前述のように生タイヤ成形を繰り
返す。そして、支持台2から生タイヤを取りはずし別の
台タイヤ1を支持台2に取り付けている間も、移送コン
ベア7、7a及び搬送コンベア11は遅い速度で動いて
おり、加温室10内ではトレッド4が加温され、トレッ
ド4はフェスツーン部12にアキュームレートされてい
る。そこで、支持台2への新たな台タイヤ1の取り付け
が完了すると、供給コンベア13から台タイヤ1へのト
レッド4の供給は、フェスツーン部12でのアキューム
レート分を含めて大目に供給出来るので搬送コンベア1
1の速度よりも供給コンベア13の速度を速くして、ま
た台タイヤ1の回転速度も供給コンベア13の速度に同
調させて速くする。このように、フェスツーン部12を
設けることにより、生タイヤを取りはずし次の台タイヤ
1を取り付ける間に停止していた台タイヤ1へのトレッ
ド4の貼り付け作業を挽回し、生タイヤ成形のサイクル
タイムの短縮を図ることが出来る。
【0012】以上説明したように、本実施例によれば、
生タイヤを成形する作業者がトレッド4の巻物3を持っ
て従来技術のように加温室10に出入りして運搬するこ
とがなく、さらに、トレッド4を加温するために余分な
時間を必要とせず、生タイヤを成形する間に併行してト
レッド4は最適な温度に加温されるので生タイヤの成形
時間は大幅に短縮されて2.5分となり、生産性は実に
400%向上した。しかも、重量物であるトレッド4の
巻物3を持って成形作業者が加温室10に出入りする必
要がなくなったので、軽作業化が進み作業効率が格段に
高くなった。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明によれば、更生タイヤの生
タイヤ成形時間を大幅に短縮し生産性を格段と向上させ
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る更生タイヤ用生タイヤ成形方法の
一実施例を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1:台タイヤ 2:支持台 3:巻物 4:トレッド 5:ポリシート 6:巻出し台 7、7a:移送コンベア 8:巻き取り
部 9:ローラー 10:加温室 11:搬送コンベア 12:フェスツー
ン部 13:供給コンベア 14:始端部 15:センサー 16:カッター 17:ステッチャーローラー 18:接触部 19:終端部 20:シリンダー E:距離 F:長さ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みタイヤのトレッド部をバフして
    調整した台タイヤのバフ面に、未加硫ゴムからなる帯状
    のトレッドを貼り付けて生タイヤを成形する更生タイヤ
    用生タイヤ成形方法において、 前記生タイヤ成形方法は、前記帯状のトレッドを巻き出
    して加温室へ移送する工程と、移送されたトレッドを加
    温室内で搬送しながら加温する工程と、加温されたトレ
    ッドを前記台タイヤへ供給して巻き付け所定長さに切断
    した後台タイヤのバフ面に貼り付ける貼付工程と、を備
    えたことを特徴とする更生タイヤ用生タイヤ成形方法。
JP7125461A 1995-05-24 1995-05-24 更生タイヤ用生タイヤ成形方法 Pending JPH08309880A (ja)

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JP7125461A JPH08309880A (ja) 1995-05-24 1995-05-24 更生タイヤ用生タイヤ成形方法

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ID=14910669

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JP (1) JPH08309880A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010253682A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Bridgestone Corp 空気入りタイヤの成形方法
JP2011161726A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Bridgestone Corp ゴム部材搬送装置及びゴム部材搬送方法
WO2011122451A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 株式会社ブリヂストン タイヤの製造方法及びタイヤ
JP2017513731A (ja) * 2014-04-23 2017-06-01 ヴェーエムイー ホーランド ベー. ヴェー.Vmi Holland B. V. フォイル除去デバイスおよびタイヤトレッドからフォイルを除去するための方法

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JP2011161726A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Bridgestone Corp ゴム部材搬送装置及びゴム部材搬送方法
WO2011122451A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 株式会社ブリヂストン タイヤの製造方法及びタイヤ
JP2017513731A (ja) * 2014-04-23 2017-06-01 ヴェーエムイー ホーランド ベー. ヴェー.Vmi Holland B. V. フォイル除去デバイスおよびタイヤトレッドからフォイルを除去するための方法

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