JPH08309808A - サーボモータで駆動される射出成形機の駆動制御方法 - Google Patents

サーボモータで駆動される射出成形機の駆動制御方法

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JPH08309808A
JPH08309808A JP15475096A JP15475096A JPH08309808A JP H08309808 A JPH08309808 A JP H08309808A JP 15475096 A JP15475096 A JP 15475096A JP 15475096 A JP15475096 A JP 15475096A JP H08309808 A JPH08309808 A JP H08309808A
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JP
Japan
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command
speed
torque
servo motor
molding machine
Prior art date
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JP15475096A
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English (en)
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Tetsuaki Neko
哲明 根子
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Fanuc Corp
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Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボモータの出力トルクの増大を防止す
る。 【解決手段】 射出成形機の可動部をサーボモータM1
で駆動する。位置指令aとサーボモータM1の回転量を
検出するパルスエンコーダからのフィードバックパルス
bとの差である位置偏差をエラーレジスタ21で求め
る。この偏差をD/A変換(22)して速度指令dを求
める。該速度指令dと速度のフィードバック信号との差
の速度偏差より、誤差増幅器24でトルク指令eを求め
る。トルクリミット回路14によって上記トルク指令e
を所定値以下に制限し、この出力をサーボモータへのト
ルク指令とする。サーボモータM1へのトルク指令が所
定値以下に制限されるから、サーボモータの出力トルク
は所定値以下に制限され過大な出力を樹脂等に与えな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の駆動
方法に関するもので、特に、射出成形機の射出機構、ス
クリュー回転機構、型締機構等の駆動源にサーボモータ
を用いた射出成形機における駆動制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機は油圧によって駆動さ
れており、その駆動制御は油圧の圧力を制御することに
よって行なわれていた。しかし、射出成形機の駆動源に
サーボモータを用いる射出成形機も開発されている。こ
のサーボモータを用いた射出成形機においては、制御装
置からの移動指令に対し、射出成形機のスクリューや型
締装置が何らかの原因によって移動指令どおり移動しな
い場合がある。そのようなときサーボモータは移動指令
どおりに移動させようとしてその出力トルクを増大させ
ていた。その結果、成形品の品質を低下させる等の不具
合が生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はサーボモータ
で駆動される射出成形機において、サーボモータの出力
トルクの増大を防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、射出成形機の
可動部を駆動するサーボモータの出力トルクを制限する
ことによって可動部に加わる力を抑えるようにした。さ
らに、出力トルクを制限することによって生じる指令位
置と実際の位置との差の位置偏差が所定値を越えると移
動指令を一時停止することによって、安定した制御を実
行できるようにした。特に、速度指令と実際の速度から
サーボモータのトルク指令を求め該トルク指令を制限す
ることによってサーボモータの出力トルクを制限するよ
うにする。さらに具体的な態様として速度指令から実際
の速度を減算して速度偏差を求め、該速度偏差に基づい
てサーボモータのトルク指令を求め該トルク指令を制限
することによってサーボモータの出力トルクを制限す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】第1図は、本発明の一実施形態の
要部ブロック図で、1はCNC(コンピュータ内蔵の数
値制御装置)等の制御装置で、2は中央処理装置(以下
CPUという)、3は射出成形機全体を制御する制御プ
ログラムを記憶するROM、4はデータの一時記憶用の
RAM、5はNCプログラムや各種設定値等を記憶する
不揮発性メモリ、6はMDi&CRT(ディスプレイ付
操作盤)、7は入出力回路で、後述するモータ制御回路
10,11,12のサーボ回路13やトルクリミット回
路14,デコーダ15に接続されている。8はバスであ
る。M1,M2,M3は各々射出機構を駆動するサーボ
モータ、スクリューを回転駆動させるサーボモータ、型
締機構を駆動するサーボモータで、各々モータ制御回路
10,11,12に接続されている。なお、モータ制御
回路11,12はモータ制御回路10と同じ構成をして
いるもので、図示を省略している。なおP1,P2,P
3はパルスエンコーダである。
【0006】第2図は、モータ制御回路10(11,1
2)の具体的回路図で、13は従来から公知のサーボ回
路と略同じ構成のサーボ回路で、異なる点はトルクリミ
ット回路14が加わっている点である。該サーボ回路1
3の動作について概説すると、制御装置1からの駆動指
令として単位時間の移動量としてパルス列で構成される
位置指令aがエラーレジスタに入力されると、この位置
指令aとパルスエンコーダP1で検出したサーボモータ
M1の移動量bをエラーレジスタで減算し、その差分即
ち位置偏差値をD/A変換器22で速度指令値dとして
のアナログ量電圧に変換する。すなわち、位置指令aと
パルスエンコーダP1からのサーボモータM1の移動量
に大きな差があり位置偏差値が大きいと大きな値の速度
指令値dとして出力され、差が小さく位置指令aと移動
量bが近づくと小さな値の速度指令dとして出力され
る。本サーボ回路は応答性を良くするために速度フィー
ドバックが行われており、これはパルスエンコーダP1
からの信号をF/V変換器23で電圧vに変換し、実際
のサーボモータの速度に対応する電圧を上記速度指令値
から減算し、その差、すなわち指令速度と実速度vの誤
差の速度偏差を誤差増幅器24で増幅してトルク指令と
して出力する。
【0007】なお、本実施形態ではトルクリミット回路
14が設けられており、一定値以上のトルクは飽和さ
せ、一定値以上は出力しないように出力を制限してい
る。こうして出力されたトルク指令はサーボモータM1
の電機子に流す電流値に対応する電圧として出力される
ものである。このトルク指令に対しさらに応答性を良く
するため、サーボモータM1の電機子電流を検出する電
流検出27からの電機子電流に対応する電圧fがフィー
ドバックされ、上記トルク指令と電機子電流のフィード
バック信号fとの差を誤差増幅器25で増幅し、電力増
幅器26で増幅してサーボモータM1を駆動制御してい
る。
【0008】トルクリミット回路14は制御装置1から
のトルクリミット指令gをD/A変換器28で電流出力
としてのアナログ信号に変換し、電流電圧変換器29で
指令トルクリミット値に対応する電圧−Vrに変換し、
また符号変換器30で符号変換を行ってプラスの指令ト
ルクリミット値gに対応する電圧+Vrを作り、それぞ
れダイオードD1,D2を介してバッファ31に入力し
ている。15はデコーダで、エラーレジスタ21の値を
読出し、制御装置1にフィードバックしている。
【0009】次に、本実施形態の動作を説明する。制御
装置1から前述したように、単位時間の移動量としてパ
ルス列がエラーレジスタ21に加算され、パルスエンコ
ーダP1からのサーボモータM1の移動量が減算され、
このエラーレジスタ21に溜まった位置偏差値に応じて
前述したようにしてサーボモータM1は駆動されるが、
誤差増幅器24からのトルク指令eが増大し、トルクリ
ミット値−Vr,+Vr以上になると、このトルク指令
はこのトルクリミット値−Vr,+Vrによって制限さ
れ、サーボモータM1はそれ以上のトルクを出すことが
できない。これによって、例えば射出圧が設定以上に高
くなって成形品の品質を悪くすることを防止している。
【0010】制御装置1からの移動指令によりサーボモ
ータM1は駆動され追従しようとするが、何等かの原因
によってその追従が遅れると位置偏差値が増大する。位
置偏差値が増大すれば、速度指令dもトルク指令eも大
きくなりサーボモータM1の出力トルクを増大させ移動
指令に対して追従しようとする。しかし、上述のように
サーボモータM1の出力トルクが制限されている場合、
サーボモータM1からは制限されたトルクリミット値以
上の出力トルクは出力されず、出力トルクが所定値以上
にならないような制御がなされることになる。その結
果、指令に対して追従遅れが生じる場合が多くなる。上
記何等かの原因が解消されず追従遅れが続くと、エラー
レジスタ21に記憶される位置偏差値が大きくなる。こ
の位置偏差値が大きすぎると制御対象(サーボモータM
1)が制御装置1により指令どおりに制御されていな
い、制御不能の状態に陥ることがある。さらには、位置
偏差値がエラーレジスタ21で計数できる値以上になり
オーバフローが生じてしまうと制御がまったく不能にな
ってしまう。
【0011】例えば、サーボモータM1の位置によって
指令速度を変え、射出工程を多段速度制御を行うような
場合において、位置L1から位置L2までは指令速度V
1で、位置L2から位置L3までは指令速度V2(ただ
しV1>V2)でサーボモータM1を移動させるような
場合で、 L1からL2までV1 L2からL3までV2(ただしV1>V2) かつ、サーボモータM1のトルクリミット値を、速度V
1で移動するのに必要なトルク程度で、かつ、速度V2
で移動するのに必要なトルクよりは大きい値に設定し
て、サーボモータM1の出力トルクをこの設定トルクリ
ミット値以下に制限した場合、サーボモータM1の実際
の位置が位置L2に到達した時点で位置偏差値が大きけ
れば、速度指令dもトルク指令eも大きくなっているの
で、位置L2に到達した後に指令速度V2よりも速い速
度で移動する可能性があり、サーボモータM1が指令速
度を越えて駆動され、指令速度に制御できない制御不能
になる場合がある。これに対して、本願発明は後述する
ように位置偏差値が一定値以上にならないように制御さ
れるから指令速度を越えて駆動されるようなことはな
い。また、上述したように何等かの原因で追従送れが生
じ、エラーレジスタ21で計数できる値以上の位置偏差
値が生じると、該エラーレジスタ21はオーバフロー
し、エラーレジスタ21に記憶される値が極端に小さく
なる。その結果速度指令も小さくなり、指令速度に制御
されないという現象が生じると共に、エラーレジスタ2
1がオーバフローしたことから、指令された移動量が失
われたことになり、位置の制御も不可能になってくる。
【0012】そのため、本発明では、デコーダ15を介
してこのエラーレジスタ21の値を読取り、ある設定さ
れた一定値以上になると制御装置1は移動指令をストッ
プさせ、該エラーレジスタ21に記憶する位置偏差値が
ある一定値以下になるまで移動指令を出力しないように
する。この機能はNC装置の有するフィードストップ機
能を用いて行われる。
【0013】フィードストップ機能を用いて移動指令が
停止されると、エラーレジスタ21に蓄積された位置偏
差値は、それ以上大きくなることはなく、この位置偏差
値に基づく速度指令d、トルク指令eによってサーボモ
ータM1は駆動され、サーボモータM1の回転によりパ
ルスエンコーダP1からフィードバックされるサーボモ
ータM1の移動量がエラーレジスタ21から減算され、
位置偏差値は減少する。そして、この位置偏差値が設定
されたある一定値以下になると、再び移動指令が制御装
置から出されることになり、安定した制御が可能とな
る。
【0014】以上のように、エラーレジスタ21に大き
な位置偏差値が蓄積され、サーボモータM1が十分に指
令どおり駆動しないときは、制御装置1が制御不能にな
る前に移動指令の出力を停止して、エラーレジスタ21
の値が設定されたある一定値以下になって再び制御を開
始することとなる。
【0015】また、サーボモータM1を急速に加速する
場合もエラーレジスタ21に大きな位置偏差値が記憶さ
れることとなるが、設定されたある一定値以上になる
と、移動指令が停止されるから、設定速度以上にオーバ
ーシュートすることはなく、射出速度等の速度制御にお
いて設定速度以上に射出速度が増大することはない。
【0016】なお、上記説明は、射出駆動用のサーボモ
ータのモータ制御回路10について説明したが、他のス
クリュー回転用,型締用のサーボモータのモータ制御回
路11,12についても同様である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、サーボモ
ータの出力トルクを所定値に制限することによって、過
大な力が樹脂等にかからなくしたので、圧力過大による
成形品の品質低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の要部ブロック図である。
【図2】同実施形態の射出用サーボモータのモータ制御
回路の具体的な図である。
【符号の説明】
1 制御装置 10,11,12 モータ制御回路 M1 射出機構を駆動するサーボモータ M2 スクリュー回転用サーボモータ M3 型締用サーボモータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部をサーボモータで駆動制御する射
    出成形機の駆動制御方法において、上記サーボモータの
    出力トルクを制限することによって可動部に加わる力を
    抑えることを特徴とするサーボモータで駆動される射出
    成形機の駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 サーボモータへの指令位置と実際の位置
    との差の位置偏差が所定値を越えると移動指令を一時停
    止する特許請求の範囲第1項記載の射出成形機の駆動制
    御方法。
  3. 【請求項3】 速度指令と実際の速度からサーボモータ
    のトルク指令を求め該トルク指令を制限することによっ
    てサーボモータの出力トルクを制限する特許請求の範囲
    第1項又は2項記載の射出成形機の駆動制御方法。
  4. 【請求項4】 速度指令から実際の速度を減算して速度
    偏差を求め、該速度偏差に基づいてサーボモータのトル
    ク指令を求め該トルク指令を制限することによってサー
    ボモータの出力トルクを制限する特許請求の範囲第1項
    又は2項記載の射出成形機の駆動制御方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156726A (ja) * 1983-02-24 1984-09-06 Nissei Plastics Ind Co 電動式成形機の制御方法
JPS59224324A (ja) * 1983-06-03 1984-12-17 Nissei Plastics Ind Co 電動式成形機の射出工程制御方法

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970610