JPH08309411A - オンラインロール研削装置及びその制御方法 - Google Patents
オンラインロール研削装置及びその制御方法Info
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- JPH08309411A JPH08309411A JP12108895A JP12108895A JPH08309411A JP H08309411 A JPH08309411 A JP H08309411A JP 12108895 A JP12108895 A JP 12108895A JP 12108895 A JP12108895 A JP 12108895A JP H08309411 A JPH08309411 A JP H08309411A
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Abstract
石とロールが正確に接触した後で砥石とロール間接触力
制御と砥石の軸方向移動を同時に開始することにより、
より正確な研削を可能とする。 【構成】圧延機内に設けられたオンライン研削装置にお
いて、回転砥石20と圧延ロール1aとの接触力をロー
ドセル53で計測する。この接触力が50Nから100
Nになったとき回転砥石20と圧延ロール1aとを正確
に接触し研削を開始したと判断し、トラバースモータ5
8が回転して回転砥石20をロール軸方向に移動を開始
するのと同時に回転砥石20と圧延ロール1a間の接触
力が目的の接触力になるよう送り装置23を制御装置1
3aと情報処理装置13bで制御を行う。
Description
内に設けたオンラインロール研削装置に係り、圧延ロー
ルを研削する砥石の位置及び研削力制御方法に関する。
圧延すると、このスラブと接触する圧延ロールの部分で
は摩擦が生じ、スラブと接触しない圧延ロールの部分と
の間に段差が生じる。このために、幅広のスラブ材から
幅狭のスラブ材に順番を付けて、圧延しなければならな
かった。このような問題を解決するために多くのオンラ
イングラインダーに関する技術が提案されている。
より正確に制御する技術として、例えば特開昭61−6751
4 号公報には研削体を保持するホルダーを圧延ロールに
対し前後動させるシリンダーのロッドに研削体の移動量
を測定するためのセンサーを設けたものが開示されてい
る。
ールに研削するためには研削体を圧延ロールに押し付け
なければならない。特開昭62−193770号公報には研削体
を回転自在に支え、研削体を油圧シリンダーで圧延ロー
ルに押し付け、圧延ロールと研削体の回転速度差で研削
するオンラインロール研削装置の制御方法が記載されて
いる。また同公報には研削量を一定にするため圧延速度
に反比例するように研削体の押し付け力を制御する方
法、この押し付け力は研削体をロール軸方向に移動さ
せ、次いで研削体を前後動させる油圧シリンダーに圧力
油を送り、この油圧シリンダーの油圧を圧力検出器で測
定し、シリンダーの圧力制御機構で目的の圧力となるよ
う制御する方法が開示されている。
来技術には次のような問題がある。
体を移動させるシリンダーのストロークの変化量を磁気
センサーで検出することにより研削体が圧延ロールに接
した位置を認識するような構成になっているが、このよ
うな測定方法では圧延ロールに研削体が接した位置を単
に検出するのみであり、圧延ロールのロールプロフィー
ルを正確に維持することについては述べられていない。
ているように、非駆動の研削体を圧延ロールに押し付け
この圧延ロールの回転力を利用し研削する方法では、圧
延ロールの回転数により研削能力が大きく影響する。
又、研削体をロール軸方向に移動させてから、研削体を
圧延ロールに押し付けを始め、圧延ロールに研削体が接
して次に押し付け力を制御する方法では、研削体が移動
を開始して、研削体が圧延ロールに接するまでの間は、
圧延ロールは研削されないことになり、目的とするロー
ルプロフィールを得ることができない。つまり、目的の
位置から研削開始できないので、研削開始点付近に段差
が生じてしまう。
と、他の部分よりロール径が大きくなり、補強ロールと
の接触力を全てこの未研削部で受けるようになり、過大
な集中力で未研削部が欠けたりするといった問題が生ず
る。
とそれを研削する回転砥石と該回転砥石を回転させる駆
動装置、前記回転砥石を圧延ロール軸方向へ移動させる
移動装置と、前記圧延ロールに該砥石を押し付ける砥石
送り装置とを備えたオンラインロール研削装置におい
て、前記回転砥石と前記圧延ロールの接触力が予め定め
た値になった時、該回転砥石の位置が圧延ロール外周上
の位置と判断し、該回転砥石と該圧延ロールの接触力が
予め定めた目標値となる制御を開始するとともに、該回
転砥石を該圧延ロールの軸方向に予め定めた速度で移動
する制御を開始することにより達成される。
する回転砥石と該回転砥石を回転させる駆動装置、前記
回転砥石を圧延ロール軸方向へ移動させる移動装置と、
前記圧延ロールに該砥石を押し付ける砥石送り装置とを
備えたオンラインロール研削装置において、該圧延ロー
ルと該回転砥石との間の接触力を測定するロードセルを
設け、該回転砥石と該圧延ロールとの接触力が予め定め
た値より大きくなったとき、該回転砥石の押し付け位置
が圧延ロール外周位置と判断し、バックラッシュの無い
ボールねじと電気サーボモータにより構成された砥石送
り装置を用い、該回転砥石と該圧延ロールの接触力が予
め定めた目標値になるように制御を開始するとともに、
該回転砥石を該圧延ロール軸方向に予め定めた目的の速
度で移動を開始することにより達成される。
回転砥石は液圧シリンダーにより前記圧延ロールに押し
付けられることにより上記目的を達成することができ
る。
する回転砥石と該回転砥石を回転させる駆動装置,前記
回転砥石を圧延ロール軸方向へ移動させる移動装置と、
前記圧延ロールに該砥石を押し付ける砥石送り装置とを
備えたオンラインロール研削装置において、前記回転砥
石の振動波により該回転砥石の位置が圧延ロール外周上
の位置と判断し、該回転砥石と該圧延ロールの接触力が
予め定めた目標値となる制御を開始するとともに、該回
転砥石を該圧延ロールの軸方向に予め定めた速度で移動
する制御を開始することにより達成される。
する回転砥石と該回転砥石を回転させる駆動装置,前記
回転砥石を圧延ロール軸方向へ移動させる移動装置と、
前記圧延ロールに該砥石を押し付ける砥石送り装置とを
備えたオンラインロール研削装置において、前記回転砥
石と前記圧延ロールの接触力を検出する検出器と、該検
出器からの検出結果に基づいて前記移動装置及び前記砥
石送り装置の操作量を決定する制御装置とを備えたこと
により達成される。
ルプロファイルが変化する。この変化するロールプロフ
ァイルをより目的のロールプロファイルに維持するた
め、ロール軸方向で圧延ロールと回転砥石の接触力を制
御し、研削能力を変える必要がある。又より正確な接触
力の制御を行うためには圧延ロールと回転砥石間で生ず
る接触力をロードセルで測定し、このロードセルの測定
値が常に目的の研削力となるように砥石送り機構のアク
チエータとロードセルをクローズドループで制御する必
要がある。この砥石送り機構のアクチエータとロードセ
ルをクローズドループで制御を開始するタイミングは圧
延ロールに回転砥石が接触し、ある一定の接触力になっ
たところを、回転砥石が接した圧延ロールの外周と判断
し、その点から始める。
を生じさせずに、正確な研削を行うために、回転砥石の
圧延ロール軸方向への移動も、圧延ロールに回転砥石が
接触すると同時に開始しなければならない。圧延ロール
に回転砥石が接触し、ある一定の接触力になったところ
を、回転砥石が接した圧延ロールの外周と判断し、回転
砥石の圧延ロール軸方向への移動を開始する。
モータを用いて、電気サーボモータの回転角をバックラ
ッシュの無いボールねじで砥石軸方向の動きに変え、圧
延ロールと回転砥石間で生ずる接触力の変動をできるだ
け小さくなるように制御する。
ーボモータを用いず、液圧シリンダーを設け、シリンダ
ー内の液圧の量の増減により、回転砥石を前後動させ
る。同時に圧延ロールと回転砥石間で生ずる接触力の変
動をできるだけ小さくなるようにシリンダー内の液圧の
圧力変動を電気式液圧サーボバルブを用いて制御する。
圧延ロールに回転砥石が接触し、ある一定の接触力にな
ったところを、回転砥石が接した圧延ロールの外周と認
識する方法以外に、圧延ロールに回転砥石が接触した時
に、駆動された回転砥石が圧延ロールを研削し、その瞬
間に生ずる研削振動力をロードセルでとらえ、回転砥石
が接した圧延ロールの外周と認識し、その点からロード
セルの測定値が常に目的の研削力となるように砥石送り
機構のアクチエータとロードセルをフィードバック制御
を開始する。
機の一例を示す。同図に示す圧延機は圧延材Sを延伸す
る一対の圧延ロール1aと、圧延ロール1aを支持する
一対の上下補強ロール1bを有する4段圧延機である。
この圧延ロール1aは軸受箱3により保持され、これら
軸受箱3はスタンド4に組み込まれている。また圧延機
入側には圧延材Sの圧延ロール1aへのガイドを行うた
めの入側ガイド10を配置し、更に圧延時発生する圧延
ロール1aの熱を冷却するためのクーラントヘッダ15
が設けられている。
延ロール研削装置が設けられている。オンライン圧延ロ
ール研削装置は、1本の圧延ロール1aにロール研削装
置ユニット5を有している。図1は上圧延ロールを代表
し説明するが下圧延ロール1aにも同様なロール研削装
置ユニット5を有している。
は圧延ロール1aを研削する平面型あるいはカップ型
(図示していない)の回転砥石20,この回転砥石20
を回転砥石軸21を介して回転させる駆動装置22,圧
延ロール1aに回転砥石20を押し付ける送り装置2
3,回転砥石20を圧延ロール1aの軸方向に移動させ
る移動装置24を備えている。
砥石51と、この砥石51と回転砥石軸21と間に配置
された弾性体機能を有する部材、例えば砥石51を支持
する弾性体機能を有する薄板円盤52とを有し、圧延ロ
ール1aと回転砥石20間の接触力により回転砥石20
の撓み量が変わる構造となっている。また、この回転砥
石軸21は、回転砥石20の片側一方のみを圧延ロール
1aに接触させるため圧延ロール1aの軸直角線に対し
微小角、傾いて設置されている。回転砥石軸21の反回
転砥石側には回転砥石20と圧延ロール1a間の接触力
を測定するロードセル53が配置されている。
石周速になるよう回転駆動する液体モータ54(電気モ
ータでもよい)と、液体モータ54の回転を回転砥石軸
21に伝えるベルト55とで構成されている。送り装置
23は、送りモータ57と、送りモータ57との回転力
で回転砥石部20,回転砥石軸21及びロードセル53
を一緒に前後送りするボールねじ56と、送りモータ5
7の回転角度を検出するエンコーダー57aとで構成さ
れている。回転砥石軸21,ロードセル53が一体で送
り装置23で前後動するようにボデー59に収納されて
いる。ボデー59,駆動装置22及び送り装置23はケ
ース25に収納されている。
れたトラバースモータ58と、トラバースモータ58の
回転軸に装着されたピニオン,トラバースモータ58の
回転力によるピニオンとラック14の噛み合いによりス
ムーズに移動可能としてある。トラバースモータ58は
回転数を検出するエンコーダー58bを備えている。ロ
ール研削装置ユニット5は圧延ロール1aの一方から他
方のまで移動できるように設けた摺動レール7に車輪2
6で接続され取り付けられている。そして、情報処理装
置13bはこれらロードセル53,エンコーダー57,
58からの情報を受け目的とする制御を行うための演算
を行い、この演算結果を制御装置13aに送る。情報処
理装置13bから情報を受け取った制御装置13aは、
この情報を送りモータ57,トラバースモータ58を動
作させるための操作信号に変換し、送りモータ57,ト
ラバースモータ58にこの変換した操作信号を送出する
ことにより制御を行う。
4を用いて説明する。
力すると情報処理装置13bはこの情報を制御装置13
aに送る。この情報を受けた制御装置13aは回転砥石
20を圧延ロール1aの方向に回転砥石20が移動する
ための操作指令を送りモータ57に送る。操作指令を受
けた送りモータ57により回転砥石20は圧延ロール1
aの方向へ移動し、圧延ロール1aと接し圧延ロール1
aと回転砥石間20に接触力が生ずる。そして、この接
触力を回転砥石軸21の反砥石側に設けられたロードセ
ル53にて測定する。この測定結果は情報処理装置13
bに逐次送られ情報処理装置13bは、この接触力が5
0Nから100Nになったとき、後述する圧延ロール1
aと回転砥石20間の接触力の制御及び回転砥石20を
圧延ロールの1aの軸方向に移動する制御を同時に開始
する。
回転砥石20を軸方向に移動する制御を開始するために
設定する接触力について説明する。まず、接触力が50
N以下で接触力及び軸方向への移動の制御を開始すると
した場合、回転砥石20が圧延ロール1aに接触する前
に接触力及び軸方向への移動の制御が開始されることに
なる。これは、圧延時において圧延ロール1aの熱を冷
却するためにロール表面に冷却水が吹き付けられるが、
この冷却水がロール表面に付着して圧延ロール1aと一
緒に回転するため、遠心力で飛ばされ回転砥石20にぶ
つかる。回転砥石20にぶつかった冷却水の力をロード
セルは検出してしまうので実際には回転砥石20が圧延
ロール1aと接していないのにもかかわらず、接触力及
び軸方向への移動の制御を開始してしまう。従って、目
的とする研削を行うことができない。そこで、このよう
なことが生じないように接触力を50N以上となった場
合に制御を開始するようにする。
外周に接触したことを認識した後、目的の接触力になる
ようロードセル53からの接触力の情報を情報処理装置
13bに入れ、その情報をもとに演算を行い制御装置13
aから送り装置23を制御するクローズドループ制御に
より接触力を制御する。
上記値になったとき、情報処理装置13bはロードセル
53から得られる接触力が予め設定した接触力となるた
めの送りモータ57の値を演算し、この演算結果受けて
送りモータを操作するための操作指令に制御装置13a
で変換し、送りモータを操作することによって接触力を
制御する。つまり圧延ロール1aと回転砥石20の接触
力が一定値以上になったときにフィードバック制御が開
始される。
の接触力が上記値になったとき情報処理装置13bはト
ラバースモータから検出されるトラバースモータの回転
数に応じて回転砥石20を圧延ロール1a軸方向に移動
する制御指令を制御装置13aに送り、この制御指令を受
けた制御装置ではトラバースモータ58を操作する信号
に変換し、トラバースモータ58を操作する。これによ
り、ロール長手方向に研削能力を変化させながら研削で
きる。
方向に移動する制御の開始を回転砥石20の接触力の制
御の開始と同時とすることは、押し付け力で研削能力を
制御するオンラインロール研削装置において大変重要で
ある。通常の砥石の位置を設定し研削するグラインダー
では、砥石が同じ位置に停止していても設定値以上には
研削されない。しかし、本実施例のように砥石の押し付
け力を設定するグラインダーは砥石が同じ位置に停止し
ていると、工作物が研削されただけ砥石が工作物側に押
され、その位置でどんどん研削を行ってしまう。オンラ
インロール研削装置は砥石の押し付け力を設定するグラ
インダーで有るから、研削開始点で過剰な研削や研削不
足を生じさせないために、回転砥石20が圧延ロール1
aと接触したと同時に回転砥石20をロール軸方向に移
動する必要がある。そのために本実施例では回転砥石2
0を圧延ロール1a軸方向に移動する制御の開始を回転
砥石20の接触力の制御の開始と同時としている。但
し、これに限ることは無くロードセル53の測定値が5
0Nから100Nになったとき、圧延ロール1aと回転
砥石間20が接触したと認識し、制御装置13aからの
指令により移動装置24のトラバースモータ58が回転
し移動を開始するようにしてもよい。この方式の採用に
より回転砥石20の移動開始タイミングを正確に設定で
き、過研削や未研削部が生じないので、ロール端部や、
2個の回転砥石20がラップする部分に凹凸が生じる心
配がない。特にロール端で未研削部が0.3mmから0.5
mm/径できると、上下の圧延ロール1aが圧延荷重を持
って接したとき、ロール端の未研削部に荷重が集中し、
圧延ロール1a端部に割れが入る事故が頻発する。上記
の制御を行うことによりこの様な事故を防ぐことができ
る。
を判断していたが、ロードセルからは接触力が50Nか
ら100Nの時に接触力の情報が情報処理装置13bに
送られてくるようにしてもよい。
の圧延ロール1aの軸方向での位置と接触力との関係を
予め設定し、この設定値に基づいてロードセル58及び
エンコーダ57,58から取り込んだ情報に基づいて、
送りモータ57,トラバースモータ58を制御すれば、
圧延ロールを所望の形状に研削することができる。
ール1aと回転砥石20間の接触力を生じさせるため
に、送り装置23がある。この送り装置23の機構は圧
延ロール1a軸方向に移動しながら、目的の接触力を発
生させるために、速い応答速度と、制御系の安定が必要
である。これを達成するため送り装置23を図2のよう
にバックラッシュの無いボールスクリュウ56とこのボ
ールスクリュウ56を回転させる電気サーボモータ57
により構成し、制御装置13aからの信号により電気サ
ーボモータ57が回転し、ボールスクリュウ56のスク
リュウ56aを回転させ、ボールスクリュウ56のナッ
ト56bと一緒にボデー59が移動することにより回転
砥石軸21と回転砥石20がロール軸直角方向に動き、
接触力が変化する。この構造はがたがないので、目的の
接触力に対しロードセル53から測定された接触力の誤
差を情報処理装置13bが認識してからそれを補正する
ために、電気サーボモータ57が回転し、回転砥石20
がロール軸直角方向に動き、接触力が変化し目的の接触
力になるまでの時間が短い。その為常に目的の接触力を
正しく制御しながら研削が可能となり研削精度を高くす
ることができる。
に、ボデー59の一部にシリンダー形状の円筒の穴を設
け、そこに液圧により前後動する液圧シリンダー30に
ロッド30aと、ロッド30aの反力をうける支点31
を設ける。送り装置23の制御を行う電気液圧サーボバ
ルブ34、このサーボバルブ34に液圧を供給するポン
プユニット33がある。ロードセル53からの信号によ
り、目的の接触力になるよう情報処理装置13bから、
電気液圧サーボバルブ34を制御して液圧シリンダー3
0の液圧を変化させ、液圧の変化により液圧シリンダー
30内のロッド30aが前後動し、液圧シリンダー30
と一体となったボデー59を微少に移動させ、それに伴
って回転砥石20と圧延ロール1a間の接触力が変化す
る。このようにロードセル53と情報処理装置13b,
電気液圧サーボバルブ34,液圧シリンダー30を介し
て接触力を制御する。しかし研削に必要な接触力は1000
N以下の液圧にしては小さな力なので、液圧を用いた場
合、制御がオーバーシュウトして不安定になる恐れがあ
る。その為高速の制御システムが必要となる。
めるために回転砥石20と圧延ロール1a間の接触力が
ある一定値を越えたとき、圧延ロール1aの外周と認識
した。他の方法として圧延ロール1aを回転砥石20が
研削したときに生ずる研削振動波をロードセル53又は
振動センサー60で認識する方法がある。
ール1aに近づける。更に回転砥石20が移動し、圧延
ロール1aに接し圧延ロール1aを回転する回転砥石間
20が研削を開始した瞬間、回転砥石20が空転したと
きと異なった研削振動波が回転砥石20に生ずる。研削
振動波をロードセル53からの情報として情報処理装置
13bが認識し、回転砥石20が圧延ロール1aと接触
したことを判断する。ロードセル53を用いず専用の振
動センサー60をボデー59に設け、研削振動波が回転
砥石軸21を介してボデー59に伝わったのを振動セン
サー60で感知し、それを情報処理装置13bに信号と
して伝え、回転砥石20が圧延ロール1aと接触したこ
とを判断する。また、冷却水が回転砥石20に当ること
により振動する場合は、予めしきい値を設け、このしき
い値を超えたときに接触するように判断するようにすれ
ばより精度よく制御を行うことができる。尚、本実施例
は4段圧延機について説明したが同様に、5段,6段圧
延機に適用することができる。
確に判断でき、圧延ロールと回転砥石が正確に接触して
から制御を開始できる。回転砥石と圧延ロール間の接触
力を正確に制御することにより、研削能力が適切に変化
し、圧延により刻々と変化する圧延ロールのプロファイ
ルを目的のプロファイルに維持することができる。
スタンド、5…ロール研削ユニット、7…摺動レール、
13a…制御装置、13b…情報処理装置、20…回転
砥石、21…回転砥石軸、21a,21b…回転砥石軸
支持ベアリング、22…駆動装置、23…送り装置、2
4…移動装置、25…ケース、51…砥石、51a…平
面側砥粒層、51b…側面側砥粒層、52…薄板円盤、
53…ロードセル、54…駆動液体モータ、54a…砥
石駆動電動モータ、57…送りモータ、57a,58b
…エンコーダー、58…トラバースモータ、59…ボデ
ー。
Claims (5)
- 【請求項1】圧延ロールとそれを研削する回転砥石と該
回転砥石を回転させる駆動装置,前記回転砥石を圧延ロ
ール軸方向へ移動させる移動装置と、前記圧延ロールに
該砥石を押し付ける砥石送り装置とを備えたオンライン
ロール研削装置において、 前記回転砥石と前記圧延ロールの接触力が予め定めた値
になった時、該回転砥石の位置が圧延ロール外周上の位
置と判断し、該回転砥石と該圧延ロールの接触力が予め
定めた目標値となる制御を開始するとともに、該回転砥
石を該圧延ロールの軸方向に予め定めた速度で移動する
制御を開始することを特徴とするオンラインロール研削
装置の制御方法。 - 【請求項2】圧延ロールとそれを研削する回転砥石と該
回転砥石を回転させる駆動装置,前記回転砥石を圧延ロ
ール軸方向へ移動させる移動装置と、前記圧延ロールに
該砥石を押し付ける砥石送り装置とを備えたオンライン
ロール研削装置において、 該圧延ロールと該回転砥石との間の接触力を測定するロ
ードセルを設け、該回転砥石と該圧延ロールとの接触力
が予め定めた値より大きくなったとき、該回転砥石の押
し付け位置が圧延ロール外周位置と判断し、バックラッ
シュの無いボールねじと電気サーボモータにより構成さ
れた砥石送り装置を用い、該回転砥石と該圧延ロールの
接触力が予め定めた目標値になるように制御を開始する
とともに、該回転砥石を該圧延ロール軸方向に予め定め
た目的の速度で移動を開始することを特徴とするオンラ
インロール研削装置の制御方法。 - 【請求項3】請求項2のオンラインロール研削装置にお
いて、 前記砥石送り装置の前記回転砥石は液圧シリンダーによ
り前記圧延ロールに押し付けられることを特徴とするオ
ンラインロール研削装置の制御方法。 - 【請求項4】圧延ロールとそれを研削する回転砥石と該
回転砥石を回転させる駆動装置,前記回転砥石を圧延ロ
ール軸方向へ移動させる移動装置と、前記圧延ロールに
該砥石を押し付ける砥石送り装置とを備えたオンライン
ロール研削装置において、 前記回転砥石の振動波により該回転砥石の位置が圧延ロ
ール外周上の位置と判断し、該回転砥石と該圧延ロール
の接触力が予め定めた目標値となる制御を開始するとと
もに、該回転砥石を該圧延ロールの軸方向に予め定めた
速度で移動する制御を開始することを特徴とするオンラ
インロール研削装置の制御方法。 - 【請求項5】圧延ロールとそれを研削する回転砥石と該
回転砥石を回転させる駆動装置,前記回転砥石を圧延ロ
ール軸方向へ移動させる移動装置と、前記圧延ロールに
該砥石を押し付ける砥石送り装置とを備えたオンライン
ロール研削装置において、 前記回転砥石と前記圧延ロールの接触力を検出する検出
器と、 該検出器からの検出結果に基づいて前記移動装置及び前
記砥石送り装置の操作量を決定す制御装置とを備えたこ
とを特徴とするオンラインロール研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07121088A JP3099678B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | オンラインロール研削装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07121088A JP3099678B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | オンラインロール研削装置及びその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08309411A true JPH08309411A (ja) | 1996-11-26 |
JP3099678B2 JP3099678B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=14802580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07121088A Expired - Fee Related JP3099678B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | オンラインロール研削装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099678B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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