JPH08308479A - トレハロース入りハム、ソーセージおよびその製造方法 - Google Patents

トレハロース入りハム、ソーセージおよびその製造方法

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JPH08308479A JP7144067A JP14406795A JPH08308479A JP H08308479 A JPH08308479 A JP H08308479A JP 7144067 A JP7144067 A JP 7144067A JP 14406795 A JP14406795 A JP 14406795A JP H08308479 A JPH08308479 A JP H08308479A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 品質劣化の防止、弾力性の付与など品質の改
良されたハム、ソーセージを提供する。 【構成】 本発明は、トレハロースを含有させてなるハ
ム、ソーセージであって、その製造工程のいずれかの工
程、好ましくは塩漬工程でトレハロースを添加して製造
される。 【効果】 トレハロースを含有させることにより、包装
材フィルムとの密着性が改良され、品質の劣化防止、弾
力性の付与、退色防止が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトレハロース入りハム、
ソーセージ及びその製造方法に関する。詳しくはトレハ
ロースを含有させることにより、微生物に起因する劣化
に関連するフィルムとの密着性の改善、食感の一つであ
る弾力性の改善、発色色素として使用される亜硝酸塩の
使用量の削減、退色防止、離水量の減少による外観、品
質等の改善されたトレハロース入りハム、ソーセージ及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハム、ソーセージ等の食肉加工品は、現
在国内では50万トン以上の生産高に達しており、重要
な食品種の一つになっている。これらは成長期を経て成
熟期に入っているとは言え、さらに市場を伸展させるた
めには、消費者を考慮した品質改良が必須であり、食感
改良剤、増量剤、保水剤、乳化剤等を利用した各種の品
質改良法が検討されている(月間フードケミカル、19
93−10、37−43頁;日本食品工業学会誌、第4
0巻、第6号、427−432頁、1993年;特公平
6−9481号公報)。ハム、ソーセージの品質尺度は
(食品包装便覧、日本包装技術協会発行、1371−1
385頁、1988年)、JAS法でいう外観、色沢、
香味、肉質等の理化学的評価で表される。これらの品質
は時間の経過とともに劣化してゆくが、微生物による劣
化も並行して起こる。
【0003】上記品質の中で、微生物による影響につい
て詳述すると、通常、原料肉や副原料に由来する微生物
は加熱処理によりその殆どが死滅するが、死滅しないで
残存する微生物や加熱後の汚染による微生物は環境条件
が整えば増殖を開始する。微生物による品質の劣化に
は、ネトやカビ、或いはガスの発生による膨張があり、
好気性菌や通気嫌気性菌が関与している。これら微生物
による影響を除くには、食品添加剤の酸化防止剤、合成
保存料、重合リン酸塩、乳化安定剤等が用いられ、製品
側からの劣化に対応し、さらに、10℃以下に保存する
という基準は、それらの不十分さを補い、微生物による
品質の劣化にも対応している。しかしこれらの効果は包
装することにより、その効果が現れるものであり、包装
材であるフィルムにも酸素を遮断する機能、或いはしな
やかさによる密着機能が要求されており、フィルムの改
良も進められている。製品の品質の劣化に対しては、温
度管理を除いては包装フィルムに対する密着性が品質劣
化を防止する重要な性質である(日本水産学会誌、第3
2巻、第12号、1023−1030頁、1966
年)。また、ハム、ソーセージの発色剤として使用され
ている亜硝酸塩は毒性が強く、アミノ基との反応により
発癌性物質であるニトロソアミンを生じる危険性があ
り、肉加工品中の使用量が厳密に規制されている物質で
あり、その使用量の削減が望まれている。
【0004】一方、トレハロースは、天然にも産する二
糖類であって、食品への応用が多く提案されているが、
その特性より、乾燥食品や冷凍食品への応用が殆どであ
り、なかには各種加工食品への応用(特開平7−797
39号公報)などもみられるが、その目的とするところ
は、冷凍変性、褐変、あるいは香味の変化を防止するこ
とにあった。例えば、特開平7−79739号公報に開
示される方法は、トレハロースを金属封鎖剤と併用する
ことにより、金属封鎖剤と金属とのキレート後の安定性
を高め、香味変化を防止するものである。またほかに、
冷凍スリ身においては冷凍変性を抑制することを目的に
水産練り製品においては座りの防止および足の補強をす
ることを目的に、トレハロースを水産加工食品へ応用す
る例もある(特開平7−79745号公報)。また、ト
レハロースの凍結保護作用を利用して、ハム・ソーセー
ジなどの加工品をトレハロース水溶液に浸漬処理し、冷
凍することによる冷凍ハムを作成し、解凍後の風味の変
化を防止している例もある(特開平6−319501号
公報)。しかし、原料肉にトレハロースを含有させ、包
装剤との密着性を高め、ハム、ソーセージの品質の劣化
を防止しようとする試みは見られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ハム、ソーセージの品
質劣化を防止するべく包装材フィルムの面からの改良が
多く行われているが、本発明は、ハム、ソーセージの原
料肉の面からの微生物に起因する品質の劣化を防止する
とともに、食感に重要な弾力性の付与、レトルト殺菌、
ボイル殺菌時の退色防止、亜硝酸塩の使用量の削減など
を目的とする改良されたハム、ソーセージを提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の課題
を解決するため鋭意研究した結果、原料肉に少量のトレ
ハロースを含有させることにより、原料肉のフィルムへ
の密着性が改良され、品質の安定したハム、ソーセージ
を製造し得ることを見だした。従って、本発明は、トレ
ハロースを含有させてなるトレハロース入りハムおよび
ソーセージおよびその製造方法に関する。本発明におい
て用いるトレハロースはα,α−トレハロース、α,β
−トレハロース、β,β−トレハロースの1種または2
種以上を含むものであり、好ましくはα,α−トレハロ
ースが用いられる。またトレハロースは、マッシュルー
ムやその他の食品素材、若しくは動植物からの抽出物を
そのまままたは精製して用いてもよい。また酵素反応を
利用してトレハロースを製造してもよいし、微生物によ
る生産をしてもよい。さらには、化学合成したものを用
いることもできる。
【0007】本発明で言うハム、ソーセージとは、ボン
レスハム、ロースハム、ショルダーハム、プレスハム、
混合プレスハム、ボロニアソーセージ、フランクフルト
ソーセージ、ウィンナーソーセージ、無塩漬ソーセー
ジ、加圧加熱ソーセージ、リオナソーセージ、レバーソ
ーセージ、レバーペースト、フレッシュソーセージ、ス
モークソーセージ、クックドソーセージ、セミドライソ
ーセージ、ドライソーセージ、混合ソーセージ、ベーコ
ン等があげられる。用いる原料肉は、特に限定されるも
のではなく、豚肉、牛肉、馬肉、羊肉、山羊肉、猪肉、
鶏肉、鳥肉などを単独若しくは2種以上混合使用するこ
とができる。また、肉の種類もバラ肉、ロース肉、肩
肉、胴肉等を単独若しくは2種以上混合して使用するこ
とができる。また、ハム、ソーセージの包装材料として
は、通常これらの製造において使用されるものを用いる
ことができ、例えば牛腸、豚腸、羊腸、コラーゲンフィ
ルム、セルロースフィルムなどのほか、合成樹脂フィル
ム、例えば、塩化ビニリデン系樹脂(例えば、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン系共重合体、アルキル(メタ)アク
リレート−塩化ビニリデン系共重合体)、オレフィン系
樹脂(例えば、、ポリエチレン、エチレン系共重合体、
ポリプロピレン、ポリプロピレン系共重合体、環状オレ
フィン系樹脂)、ポリアミド樹脂(脂肪族ポリアミド、
芳香族ポリアミド)などからなるフィルムおよびこれら
からなる各種多層フィルムであってもよい。
【0008】本発明のトレハロース含有ハム、ソーセー
ジの製造は、ハム、ソーセージの常法による製造工程の
いずれかの工程で、トレハロースを添加すればよく、添
加の方法、順序、時期等は特に限定されるものではな
い。好ましくは塩漬工程において、例えば自然塩漬法の
乾塩法では肉にすり込む塩漬剤中にトレハロースを含有
させ、また湿式法ではピックル中にトレハロースを含有
させて、或いは急速塩漬法で、トレハーロースを含有す
るピックルを注入することによりトレハロースを原料肉
に含有させることができる。この場合、トレハロースは
ピックル100重量部に対して1〜100重量部、好ま
しくは10〜50重量部含有させて用いるのがよい。ま
た、ソーセージではカッティング時に直接生鮮肉に塩漬
剤を加えるいわゆるcutter curing (カッター塩漬)時
に、塩漬剤中にトレハロースを混合しておいてもよく、
あるいは塩漬した肉のカッティング時に香辛料・調味料
などとともに加えてもよい。
【0009】トレハロースの含有させる量は、原料肉1
00重量部に対して0.01〜20重量部、好ましくは
0.1〜10重量部、さらに好ましくは0.5〜5重量
部である。ハム、ソーセージの製造にあたり、このよう
な量のトレハロースを含有させたハム、ソーセージは、
上記各種フィルムとの密着性が改良される結果、微生物
に起因する品質の劣化が防止される。また、その理由は
明らかでないが、トレハロースを含有さるこにより、実
施例1に示すようにその製品は、食感上好ましい弾力性
を有し、さらに実施例4に示すように発色剤の亜硝酸塩
の使用量が少なくても鮮やかな赤色の製品が得られる。
【0010】
【実施例1】豚肉の脂肪、すじ等を取り、10mm/m
mのプレートでチョッピングし、豚赤肉1500gと豚
脂肪375gをミキサーに入れて攪拌しながら、塩漬剤
として、食塩45g、亜硝酸ナトリウム0.25g、L
−アスコルビン酸ナトリウム1.50g、トリポリリン
酸ナトリウム2.5gを加えて良く混和する。混和後、
バットに移し、ラップして5〜7℃で一晩塩漬した。塩
漬肉を3mm/mmのプレートでチョッピングし、カッ
ターに入れ、氷水250g、ホワイトペッパー5.0
g、グルタミンナトリウム3.8g、砂糖17.5g
(比較品)若しくはトレハロース17.5g(本発明
品)を加え約5分間カッティングし、さらに豚脂肪37
5g、氷水250gを加えてカッティングし、最後に澱
粉125gを加えて練り上げ、塩化ビニリデン製密着タ
イプタンゴケーシング(折り巾40m/m)に充填し
た。これを120℃、20分間滅菌し、10検体を用い
てソーセージ肉のフィルムへの密着性、弾力性を測定し
た。その結果を表1および2に示す。密着性は、フドー
レオメーターNRM-2010J-CW(レオテック社)によりソー
セージを3cm巾に切断したサンプルから、6cm/分
の速度でフィルムを剥がすときに要する力で評価した。
弾力性は、予めフィルムを剥がしたサンプルを3cm巾
に切断した切断面に対して直角に直径7mmの球形プラ
ンジャーを6cm/分の速度で貫入させソーセージが破
断するときの応力とそのときの貫入距離の積をゼリー強
度とし、これを弾力の指標とした。さらに、ソーセージ
の赤色の変化を見るために、塩化ビニリデン製の剥離タ
イプクリアーケーシング(折り巾35m/m)に充填し
た。これを120℃、18分間滅菌し、ソーセージを作
成した。この10検体を25℃の恒温に保存し、測色色
差計Z-300A(日本電色工業社)を用いて、a値の測定を
行った。0日目のa値をa0 とし、20日後のa値をa
20とし、その差(a0 −a20)を表3に示した。なお、
このa値は Richard Hunter により工夫され、色差計で
使用する尺度であり、aは(+)側では数値が大きいほ
ど赤の度合が大きいことを示す。表1、2および3から
明らかなようにトレハロースを使用したソーセージは、
フィルムとの密着性が改善され、弾力性を改良してい
る。また赤色色素の退色の防止効果も見られた。
【0011】
【表1】 密 着 性 ───────────────────────────────── 1週間 3週間 5週間 g/3cm巾 g/3cm巾 g/3cm巾 ───────────────────────────────── 本発明品 20.2 ± 2.3 20.8± 2.2 18.4± 2.5 比較品 4.25 ± 2.3 6.2± 2.3 6.06 ± 4.0 ─────────────────────────────────
【0012】
【表2】 弾 力 性 (ゼリー強度) ───────────────────────────────── 1週間 3週間 5週間 g・cm g・cm g・cm ───────────────────────────────── 本発明品 205.2 ±23.2 151.3±12.6 175.0±14.2 比較品 157.8 ±17.1 137.3±13.7 165.3±11.5 ─────────────────────────────────
【0013】
【表3】 退 色 試 験 ──────────────────────────────── フィルム剥離後測定 フィルムの上から測定 a値の差 a値の差 (a0 −a20) (a0 −a20) ──────────────────────────────── 本発明品 3.46 ( 86) 2.82 (87) 比較品 4.01 (100) 3.21 (100) ────────────────────────────────
【0014】
【実施例2】豚肉の脂肪、すじ等を取り、10mm/m
mのプレートでチョッピングし、豚赤肉1000gと豚
脂肪300gをミキサーに入れて攪拌しながら、塩漬剤
として、食塩72g、亜硝酸ナトリウム0.2g、L−
アスコルビン酸ナトリウム2.0g、トリポリリン酸ナ
トリウム1.5gを加えて良く混和する。混和後、バッ
トに移し、ラップして5〜7℃で一晩塩漬した。塩漬肉
を3mm/mmのプレートでチョッピングし、カッター
に入れ、氷水300g、ホワイトペッパー4.0g、グ
ルタミンナトリウム3.0g、糖としてスクロース14
g(比較品)またはトレハロース14g(本発明品)を
加え約5分間カッティングし、さらに豚脂肪300g、
氷水300gを加えてカッティングし、最後に澱粉10
0gを加えて練り上げ、塩化ビニリデン製密着タイプク
リアーケーシング(折り巾35m/m)に充填した。こ
れを80℃、45分間滅菌し、畜肉ソーセージを作成し
た。また、豚のもも肉を分割して整形し、上記塩漬剤に
より2日間冷蔵塩漬し、ファイバラスケーシングに充填
し、35℃、4時間乾燥後、60℃、3時間くん煙し、
その後65℃、30分間クッキングし、ファイバラスケ
ーシングの肩口部を切り除き、塩化ビニリデン製ケーシ
ングに真空包装し、80℃、2時間二次殺菌してロース
ハムを作成した。殺菌直後の赤色を測色色差計Z-300A
(日本電色工業社)を用いて、a値を測定した。その結
果を表−4に示した。表4に示すようにボイル殺菌直後
の値は、トレハロースを加えて製造した場合に赤色度が
良好であった。
【0015】
【表4】 赤 色 度 ──────────────────────────────── ロースハム切断面 ソーセージ表面 a値 a値 ──────────────────────────────── 本発明品 8.88 8.93 比較品 8.26 8.63 ────────────────────────────────
【0016】
【実施例3】表5に示す配合で豚肉に対して食塩、亜硝
酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウムを加え混合
し、冷蔵庫で一晩塩漬する。塩漬後、塩漬肉をチョッピ
ングし、その後、氷水を加水率30〜50%になるよう
に加えカッターでカッティングしながら、糖としてスク
ロース(比較品)またはトレハロース(本発明品)、胡
椒、グルタミン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウ
ム、脂肪、澱粉を加え練り上げ、ポリエチレンフィルム
で包装後、80℃、60分間ボイル殺菌を行い、300
0rpm10分間遠心分離し、離水した液量を測定し
た。その結果を表6に示す。表6に示すようにスクロー
スに比較してトレハロースを使用した場合は離水量が減
少し、外観および品質の維持ができた。
【0017】
【表5】 配 合 (g) ─────────────────────────────── 加水率(%) 30 40 50 ─────────────────────────────── 挽き肉 100 80 60 脂 肪 20.5 20.5 20.5 氷 水 60 80 100 澱 粉 10 10 10 食 塩 7.2 7.2 7.2 亜硝酸Na 0.02 0.02 0.02 アスコルビン酸Na 0.2 0.2 0.2 糖 1.4 1.4 1.4 胡 椒 0.4 0.4 0.4 グルタミン酸Na 0.3 0.3 0.3 ───────────────────────────────
【0018】
【表6】 離 水 量 (%) ──────────────────────────── 加水率(%) 30 40 50 ──────────────────────────── 本発明品 0 0 1.5 比較品 0 0.3 3.3 ────────────────────────────
【0019】
【実施例4】豚赤身肉60gと豚脂肪15gをチョッピ
ングし、塩漬剤として食塩1.8g、亜硝酸ナトリウム
0.01〜0.0075g、アスコルビン酸ナトリウム
0.06g、トリポリリン酸ナトリウム0.1gを加え
良く混和し、ラップで包み、5〜7℃の冷蔵庫で一晩塩
漬した。塩漬肉を氷冷下、氷水20gを加え、調味料と
してホワイトペッパー0.2g、グルタミン酸ナトリウ
ム0.15g、糖としてスクロース(比較品)またはト
レハロース(本発明品)0.7gを加え練り上げた。こ
れをポリエチレンフィルムに充填し、80℃、40分間
ボイル殺菌してソーセージを作成した。殺菌後製品の赤
色度を測色色差計Z-300A(日本電色工業社)を用いて、
10検体のa値を測定した。その結果を表7に示す。表
7は、トレハロースを添加することにより、亜硝酸ナト
リウムによる肉の発色を増強あるいは亜硝酸ナトリウム
の使用量を削減できることを示している。
【0020】
【表7】 赤 色 度 ────────────────────────────────── 添加量 亜硝酸Na 0.01 0.0075 0.0075 スクロース 0.7 0.7 0 トレハロース 0 0 0.7 ────────────────────────────────── a 値 6.18 6.16 6.84 ──────────────────────────────────
【0021】
【発明の効果】ハム、ソーセージにトレハロースを含有
させることにより、ハム、ソーセージと包装材フィルム
の密着性が改良でき、品質の劣化が防止され、ハム、ソ
ーセージの品質を改良することができる。また、肉の発
色剤として使用される亜硝酸塩の使用量を削減できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレハロースを含有してなるトレハロー
    ス入りハム、ソーセージ。
  2. 【請求項2】 トレハロース添加量が、原料肉100重
    量部に対して、0.01〜20重量部である請求項1ま
    たは2に記載のハム、ソーセージ。
  3. 【請求項3】 トレハロースが、α,α−トレハロース
    である請求項1または2に記載のハム、ソセージ。
  4. 【請求項4】 塩漬剤中に原料肉100重量部に対し
    て、0.01〜20重量部のトレハロースを含有せしめ
    て自然塩漬、若しくは, ピックル100重量部に1〜1
    00重量部のトレハロースを含有せしめたピックルを注
    入し急速塩漬することを特徴とするトレハロース入りハ
    ムの製造方法。
  5. 【請求項5】 原料肉100重量部に対して、0.01
    〜20重量部のトレハロースを含有せしめた塩漬剤で原
    料肉を塩漬するか、原料肉をカッティング時に原料肉1
    00重量部に対して、0.01〜20重量部のトレハロ
    ースを添加して、原料肉にトレハロースを含有させるこ
    とを特徴とするトレハロース入りソーセージの製造方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000004778A (ja) * 1998-06-22 2000-01-11 Hiromi Wada トレハロースを含む生鮮食料保存液
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JP2016140277A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 米久株式会社 食肉製品及び食肉製品の製造方法

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