JPH08308049A - 可撓管の地中埋設方法 - Google Patents

可撓管の地中埋設方法

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JPH08308049A
JPH08308049A JP7127394A JP12739495A JPH08308049A JP H08308049 A JPH08308049 A JP H08308049A JP 7127394 A JP7127394 A JP 7127394A JP 12739495 A JP12739495 A JP 12739495A JP H08308049 A JPH08308049 A JP H08308049A
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flexible tube
buried
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piles
tube
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JP7127394A
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Tomohiko Wada
知彦 和田
Kisaburo Ono
喜三郎 大野
Junichiro Oda
純一郎 織田
Akira Watanabe
明 渡辺
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事に要する人手を節減し、作業時間を短縮
し、しかも埋設経路に沿って整直性を保持しつつ可撓管
を埋設するように改良した、可撓管の地中埋設方法を提
供する。 【構成】 本発明方法は、先ず、管の埋設経路を中心に
して所定寸法の埋設溝12を掘削し、埋設溝12の溝底
面14に管の埋設経路面の幅方向の両側縁16A、Bを
線引きする。次いで、両側縁に沿って所定の間隔で対向
する位置に木杭18を打ち込む。第1段目の管20を2
列の杭列18A、Bの間に落とし込むようにして配置す
る。第2段目の管22を2列の杭列の間に落とし込むよ
うにして第1段目の管の上に配置する。第2段目の管が
隠れ、杭の頭が出る程度に埋め戻しを行い、続いて埋め
戻し層24をローダ等で填圧する。更に、地面と同じ高
さまで埋め戻し、填圧する。最後に、試験体をワイヤー
で引っ張り、整直性を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に電線又はケーブ
ルを埋設する際に、電線及びケーブルの保護管として使
用する可撓管の地中埋設方法に関し、更に詳細には、少
ない労力と短い作業時間でしかも埋設経路に沿って良好
な整直性を保持しつつ可撓管を埋設できるようにした可
撓管の地中埋設方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、電力ケーブル及び通信ケーブルの
地中埋設化が、安全性、敷設経路の確保及び都市美観等
の観点から強力に推進されている。電線及びケーブル
(以下、ケーブルと総称する)の地中埋設では、ケーブ
ルは、地中の種々の機械的な外力から保護するために保
護管内に配線されている。かかる保護管には、軽くて、
可撓性のある可撓管が盛んに使用されている。可撓管に
は、大別して、平滑面の外周円筒壁を有する平滑可撓管
と、波付可撓管の2種類がある。波付可撓管は、高密度
ポリエチレンや硬質塩化ビニールで形成されており、図
10に示すように、らせん状又は同心状に成形された波
型の管壁を有していて、可撓性に優れ、しかも引張強
度、偏平圧縮強度及び耐荷重強度等の機械的な強度が高
いので、保護管として特に多用されている。
【0003】保護管の埋設に当たっては、ケーブル通線
性を確保することが最も重要なことである。そのために
は、第1には所定の埋設経路に沿って保護管を敷設する
こと、第2には保護管を蛇行させないこと、即ち整直性
を維持することである。ところで、可撓管は、軽量で可
撓性に優れているので配管し易く、また長い距離にわた
って配管する場合でも、所定長さ毎に継ぎ手等を使用し
て延長する必要が無く長尺のまま延線して配管できると
言う長所を有する。しかし、反面、延線に際し蛇行し易
いので、配管長が長くなると、配管後の良好なケーブル
通線性を確保するのが一般に難しい。そこで、長尺の可
撓管を複数段で埋設するのに際しては、埋設経路に沿っ
て可撓管を配管し、埋設溝の埋め戻し中及び埋め戻し後
もその配管経路を保持し、かつ整直性を保つために、可
撓管は、従来、次に説明するような方法で地中に埋設さ
れている。
【0004】長尺の可撓管(以下、簡単に管と言う)を
複数段で地中埋設する場合、従来の工法では、図11に
示すように、先ず、埋設溝60の溝底62に最下段の管
64を配管する。次いで、その上に所定の層厚で、例え
ば直径65mm以下の場合には50mm以上の層厚で、直径
80以上の場合には70mm以上の層厚で土66を被せ、
十分に填圧してから土66の上に次の段の管68を配管
し、更にその上に所定な層厚で土70を被せ、十分に填
圧して、次の配管を行うと言う手順を繰り返している。
また、1段当たり管を多条配列で配管する時には、管6
4の配列を保持して管周辺の土回りを確保し、同時に管
の蛇行を防止するために、図12に示すように、適当な
間隔で土72を入れたり、又は管と管との間に間隔ゲー
ジ(図示せず)を配置したりして、管の蛇行、移動を抑
えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の可撓管
の地中埋設方法には以下のような問題点があった。第1
には、従来の可撓管の地中埋設方法では、埋設経路に沿
って配管するために、及び整直性を保持するために、上
述のように埋設溝に配管した管を人の手で所定の経路に
保持しつつ1段毎に土を被せて経路に管を固定してい
た。そのため、多くの人手と長い作業時間とを要し、埋
設工事の作業効率が極めて悪かった。第2には、長い作
業時間を要するために埋設溝の埋め戻しが遅れ、その結
果、埋め戻されていない埋設溝が交通の支障となった
り、或いは他の作業の邪魔になる等の問題が派生するこ
とである。
【0006】そこで、本発明の目的は、工事に要する人
手を節減し、作業時間を短縮し、しかも埋設経路に沿っ
て整直性を保持しつつ可撓管を埋設するように改良した
可撓管の地中埋設方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成できる地中埋設方法を開発するに当たり、種々実験
した結果、複数段の可撓管を埋設する場合、或る段の可
撓管とその上の段の可撓管とを直接接するように配管し
たとしても、機械的強度上で問題がないことが判った。
従来、可撓管を配管し、次いで前述のような所定の層厚
で埋め戻し、填圧した後にその上の可撓管を配管してい
たのは、配管経路及び整直性を保持するためと、その上
の可撓管を配管する場合の作業性を考慮しているからで
ある。
【0008】上記目的を達成するために、本発明に係る
可撓管の地中埋設方法は、可撓管を所定配列で地中に埋
設するに際し、所定配列の各条の埋設経路面の幅方向両
側縁に沿って所定間隔で埋設溝の溝底に杭を打ち込む工
程と、各条について2列の杭列の間に最下段の可撓管を
布設し、次いで、2列の杭列の間で最下段の可撓管の上
に上段の可撓管を布設する工程とを有することを特徴と
している。
【0009】上述の可撓管の地中埋設方法において、一
の条について所定の上下段の順序になるように結束され
た複数段可撓管束を地中に埋設するに際し、一の条の埋
設経路面の幅方向側縁の一方に沿って可撓管束を横倒し
状態で埋設溝の溝底に配置する工程と、所定の可撓管が
最下段になるようにして可撓管束を垂直に起こし、続い
て可撓管束の両側で埋設経路面の幅方向の両側縁に沿っ
て杭を所定間隔で打ち込んで、2列の杭列の間に可撓管
束を保持する工程とを有することを特徴としている。
尚、複数段可撓管束を延線するには、これに限らず、複
数段可撓管束を1本の可撓管と同様にして2列の杭列内
にそのまま落とし込むようにして延線しても良い。
【0010】本発明方法は、可撓管、特にケーブル等の
地中埋設に際しケーブル等の保護管として使用される可
撓管の埋設に適用できる。本発明方法において、所定配
列とは、可撓管の長手方向を横断する方向の各条の可撓
管からなる配列を意味する。また、各条の埋設経路と
は、可撓管を埋設する各条毎の配管経路を言い、埋設経
路面とは、各埋設経路に埋設する複数段の可撓管うちの
最大径の可撓管を埋設溝の溝底面に対して垂直に投影し
た時の溝底面の投影面を言う。
【0011】本発明方法は、可撓管の種類、管径、配管
長、配管段数、配管条数には関係なく適用できるが、好
適には、配管段数は2段ないし3段が良い。また、可撓
管を複数段に配管する場合、下の段の可撓管の径がその
上の段の可撓管の径より小さくても大きくても、本発明
方法の適用に当たり特に支障は無い。尤も、実際の埋設
配管では稀であるが、上の可撓管と下の可撓管との径が
3倍以上異なると、杭による可撓管の保持能力が低下す
る。
【0012】杭の間隔は、可撓管の種類、管径、機械的
強度、配管長、配管段数、配管条数、埋め戻しの土質等
により異なり、実験等により定めべき因子である。例え
ば、実験例で後述するように、JIS C3653 電
力用ケーブルの地中埋設の施工方法の附属書1に記載の
波付硬質合成樹脂管相当で内径が100mmの波付可撓管
を2段で100mの配管長で配管する場合には、杭の間
隔は3.5m以下の範囲であるのが好ましい。同じ波付
可撓管を同じ配管長さで3段に配管する場合には、杭の
間隔は3m以下が望ましい。杭の寸法は、両側の杭列で
可撓管を保持できる強度を有する太さで、最上段の可撓
管の最大横幅(水平直径)の位置より高い高さであれば
良い。杭の材料は、特に限定は無く、例えば木杭、合成
樹脂製杭、コンクリート杭で良い。杭を打ち込む位置
は、所定間隔であれば、必ずしも可撓管に関し、対称の
位置でなくても良いが、可撓管の保持力の観点からは対
称の位置が望ましい。杭は、最上段の可撓管の上まで土
で埋設溝を埋め戻した後で抜き取っても良く、また抜き
取らずにそのまま埋め殺しても良い。
【0013】最上段の可撓管の布設が終わった段階で、
土で埋設溝を埋め戻す。その際、最上段の可撓管が隠れ
る程度まで埋設溝を土で埋め戻し、填圧する。杭を抜き
取る場合には、軽く填圧する。杭を抜き取った後、十分
に填圧し、更に土を埋め戻して填圧する。以下、埋設溝
が埋まる迄、埋め戻し、填圧を繰り返す。但し、埋め戻
し、填圧の作業方法は、上述のようなやり方に限定され
るものでは無く、土質、土圧等の地盤の状態、埋め戻し
土の土質により、現場の状況に合わせて変更できる。
【0014】
【作用】本発明では、2列の杭列の間に可撓管を埋設経
路に沿って強制的に保持することにより、埋設溝の埋め
戻し中も、埋設経路に沿って可撓管を保持し、蛇行を防
止して整直性を確保することができる。また、複数段の
埋め戻しを一度にできるので、埋め戻し回数が減り、埋
め戻し作業を短時間内に楽に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。本発明方法の実施例1 実施例1は、結束されていない長尺の図10に示すよう
な波付可撓管(以下、簡単に管と略称する)を2段積み
で配管する場合の本発明方法の実施例である。図1から
図5は本実施を各段階毎に示す図で、図1から図3は埋
設溝内の様子を示す斜視図であり、図4及び図5は埋設
溝の長手方向に直交する面での断面図である。本実施例
では、図1に示すように、先ず、管の埋設経路を中心に
して所定寸法の埋設溝12を掘削し、埋設溝12の溝底
面14に管の埋設経路面の幅方向の両側縁(仮想線で表
示)16A、Bを線引きする。次いで、両側縁16A、
Bに沿って所定の間隔で対向する位置に木杭18を打ち
込む。
【0016】次いで、図2に示すように、第1段目の管
20を2列の杭列18A、Bの間に落とし込むようにし
て配置する。続いて、図3に示すように、第2段目の管
22を2列の杭列18A、Bの間に落とし込むようにし
て第1段目の管20の上に配置する。次に、図4に示す
ように、第2段目の管22が隠れ、杭18の頭が出る程
度に埋め戻しを行い、続いてローダ等で填圧する(図4
中、埋め戻し層を24で表示)。杭を抜き取る場合に
は、この段階で抜き取る。更に、図5に示すように、地
面と同じ高さ(図5中、GLで表示)まで埋め戻し、填
圧する(図5中、埋め戻し層を26で表示)。最後に、
管径より小さい木製の円筒形試験体をワイヤーで引っ張
り、整直性を検査する。蛇行している場合には、管の湾
曲部のため、試験体が円滑に通過しなくなる。
【0017】1段当たり多条の管を配管する場合には、
図6に示すように、埋設溝12の溝底面14に所定の条
数毎にその条の埋設経路面の幅方向の両側縁30A、
B、32A、B(図6では簡単に1段当たり2条の管を
配管するものとする)を線引きする。次いで、側縁30
A、B、32A、B、に沿って所定の間隔で対向する位
置に木杭34を打ち込む。以下、各条毎に図2から図5
に示すようにして管を配置し、即ち、30Aと3Bとの
間、30Bと32Aとの間、及び32Aと32Bとの間
の各々に管を配置し、土を埋め戻し、填圧する。
【0018】以上の構成により、本実施例方法は、埋設
経路面の両側縁に打ち込んだ2列の杭列の間に複数段の
管を、人手を要することなく、また短時間内に配置でき
る。また、2列の杭列の間に管を強制的に保持している
ので、管の保持に人手を要することなく少ない人手で短
時間内に複数段の管を所定埋設経路に沿って良好な整直
性で埋設することができる。また、複数段の埋め戻しを
一度にできるので、埋め戻し回数が減り、埋め戻し作業
を短時間内に楽に行うことができる。
【0019】本発明方法の実施例2 実施例2は、複数段管束を地中埋設する場合に適用する
本発明方法の実施例である。図7から図9は本実施を各
段階毎に示す斜視図である。本実施例で埋設する管は、
図10に示すような長尺の管を所定の上下段の順序で2
段積みになるように長手方向に一定の間隔で結束した複
数段管束である。本実施例では、図7に示すように、先
ず、管の埋設経路を中心にして所定寸法の埋設溝42を
掘削し、埋設溝42の溝底面44に管の埋設経路面の幅
方向の両側縁(仮想線で表示)46A、Bを線引きす
る。次いで、図8に示すように、両側縁46A、Bの一
方に沿って管束48を横置状に配置する。管束48は2
本の管50、50をバンド54で所定間隔で束ねたもの
である。
【0020】図9に示すように、所定の管50が下段に
なるようにして2段結束の管束48を正規の配管状態に
なるように垂直に起こし、続いて埋設経路面の幅方向の
両側縁46A、Bに沿って管束48の両側の対向した位
置に所定間隔で杭52を打ち込む。これにより、2列の
杭列52A、Bで2段結束の管束48を上下に保持でき
る。次いで、実施例1と同様にして、図4及び図5に示
すようにして土を埋め戻し、填圧する。
【0021】1段当たり多条の管を配管する場合には、
条毎に図7から図9に示す作業を行い、次いで実施例2
と同様に、図4及び図5に示すようにして土を埋め戻
し、填圧する。
【0022】以上の構成により、本実施例方法は、埋設
経路面の両側縁に打ち込んだ2列の杭列の間に複数段に
結束された管束を人手を要することなく、また短時間内
に配置できる。また、2列の杭列の間に強制的に管束4
8を保持しているので、埋設溝の埋め戻し中も従来のよ
うに管束48の保持に人手を要することなく、少ない人
手で短時間内に複数段の可撓管を所定埋設経路に沿って
良好な整直性で埋設することができる。また、複数段の
埋め戻しを一度にできるので、埋め戻し回数が減り、埋
め戻し作業を短時間内に楽に行うことができる。
【0023】実験例1 本発明方法の効果を評価するために、以下のような条件
で実験を行った。JIS C3653 電力用ケーブル
の地中埋設の施工方法の附属書1に記載の波付硬質合成
樹脂管相当で内径が100mmの波付可撓管を実験管とし
て使用した。実施例1で説明した方法に従って2段積み
(無結束)で80mの配管長で実験管を地中埋設した。
使用した杭は、その材料が木製、寸法は角柱状で500
mm×50mm×50mmで、間隔が1.5mであった。埋設
完了後、管内径寸法より10mm短い径の木製円筒形試験
体を管内を通過させて、管の蛇行状態を検査したとこ
ろ、試験体は、全く引っ掛かることなく、極めて円滑に
管内を通過した。よって、管は蛇行が極めて小さく埋設
経路に沿って配管されており、整直性が極めて良好で実
際のケーブル通線には全く支障が無いと判定でき、整直
性は「良好(◎)」との評価を下した。試験条件及び評
価は、表1に示されている。
【表1】
【0024】実験例2 実験例1と同じ杭及び管を使用し、実施例1で説明した
方法に従って2段積み(無結束)で100mの配管長で
管を地中埋設した。杭の間隔は3.2mであった。実験
例1と同様にして整直性の検査を行ったところ、試験体
は、殆ど引っ掛かることなく、ほぼ円滑に通過した。よ
って、管は殆ど蛇行することなく埋設経路に沿って配管
されており、整直性は良好で実際のケーブル通線には支
障が無いと判定できるので、整直性は「良(○)」との
評価を下した。試験条件及び評価は、表1に示されてい
る。
【0025】実験例3 実験例1と同じ杭及び管を使用し、実施例2で説明した
方法に従って2段積み(結束)の管(管束)を100m
の配管長で地中埋設した。杭の間隔は3.2mであっ
た。整直性試験を行ったところ、試験体は、全く引っ掛
かることなく、極めて円滑に管内を通過した。よって、
表1に示す通り、「良好(◎)」と評価することができ
た。実験例4及び5 実験例1と同じ杭及び管を使用し、実施例1で説明した
方法に従って3段積み(無結束)で50mの配管長で管
を地中埋設した。杭の間隔及び整直性の評価は、表1に
示す通りであった。
【0026】実験例6 上段の管の内径が80mmであること除いて実験例1と同
じ管及び同じ杭を使用し、実施例1で説明した方法に従
って2段積み(無結束)で50mの配管長で管を地中埋
設配管した。杭の間隔及び整直性の評価は、表1に示す
通りであった。実験例7 下段の管の内径が80mmであること除いて実験例1と同
じ管及び同じ杭を使用し、実施例1で説明した方法に従
って2段積み(無結束)で50mの配管長で管を地中埋
設配管した。杭の間隔及び整直性の評価は、表1に示す
通りであった。
【0027】参考例1 杭の間隔を5mにしたことを除いて、実験例2と同じ条
件で管を地中埋設した。整直性の試験を行ったところ、
試験体は、ところどころで引っ掛かり、余り円滑に管内
を通過することができなかった。よって、管はところど
ころで蛇行しており、整直性がやや不良で実際のケーブ
ル通線に支障が生じる可能性があるので、整直性は、表
2に示す通り、「可(△)」と評価した。
【表2】 参考例2 杭の間隔を4.2mにしたことを除いて、実験例5と同
じ条件で地中埋設した。整直性の試験では、試験体は、
ところどころで引っ掛かり、余り円滑に管内を通過する
ことができなかった。よって、表2に示す通り、整直性
は、「可(△)」と評価した。
【0028】
【発明の効果】本発明方法の構成によれば、人手を要す
ることなく、また短時間内に、埋設経路面の両側縁に打
ち込んだ2列の杭列の間に可撓管を複数段で延線でき
る。また、2列の杭列の間に複数段の可撓管を強制的に
保持できるので、埋め戻し中、従来のように可撓管の保
持に人手を要することなく、少ない人手で短時間内に複
数段の可撓管を所定埋設経路に沿って良好な整直性で埋
設することができる。また、複数段の埋め戻しを一度に
できるので、埋め戻し回数が減り、埋め戻し作業を短時
間内に楽に行うことができる。よって、本発明方法を適
用すれば、工事に要する人手を節減し、作業時間を短縮
し、しかも所定の経路に沿ってケーブル通線性の良い可
撓管を埋設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例1の最初の段階の埋設溝内
の様子を示す斜視図である。
【図2】本発明方法の実施例1の図1の段階に続く段階
の埋設溝内の様子を示す斜視図である。
【図3】本発明方法の実施例1の図2の段階に続く段階
の埋設溝内の様子を示す斜視図である。
【図4】本発明方法の実施例1の図3の段階に続く段階
を示す図で、埋設溝の長手方向に直交する面での断面図
である。
【図5】本発明方法の実施例1の図4の段階に続く段階
を示す図で、埋設溝の長手方向に直交する面での断面図
である。
【図6】本発明方法の実施例1で多条配管の場合の杭打
ち段階を示す図で、埋設溝の長手方向に直交する面での
断面図である。
【図7】本発明方法の実施例2の最初の段階の埋設溝内
の様子を示す斜視図である。
【図8】本発明方法の実施例2の図7の段階に続く段階
の埋設溝内の様子を示す斜視図である。
【図9】本発明方法の実施例2の図8の段階に続く段階
の埋設溝内の様子を示す斜視図である。
【図10】波付可撓管の部分断面図である。
【図11】従来の可撓管の地中埋設方法を説明する斜視
図である。
【図12】従来の複数条の可撓管の地中埋設方法を説明
する斜視図である。
【符号の説明】
12 埋設溝 14 溝底面 16A、B 埋設経路面の幅方向の両側縁 18 杭 20 第1段目の管 22 第2段目の管 24、26 埋め戻し層 30A、B 32A、B 埋設経路面の幅方向の両側縁 34 杭 42 埋設溝 44 溝底面 46A、B 埋設経路面の幅方向の両側縁 48 管束 50 溝底面 52 杭 54 バンド 60 溝 62 溝底面 64 最下段の管 66、70 埋め戻し層 68 次の段の管 72 土
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 明 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓管を所定配列で地中に埋設するに際
    し、 所定配列の各条の埋設経路面の幅方向両側縁に沿って所
    定間隔で埋設溝の溝底に杭を打ち込む工程と、 各条について2列の杭列の間に最下段の可撓管を布設
    し、次いで、2列の杭列の間で最下段の可撓管の上に上
    段の可撓管を布設する工程とを有することを特徴とする
    可撓管の地中埋設方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の可撓管の地中埋設方法
    において、一の条について所定の上下段の順序になるよ
    うに結束された複数段可撓管束を地中に埋設するに際
    し、 一の条の埋設経路面の幅方向側縁の一方に沿って可撓管
    束を横倒し状態で埋設溝の溝底に配置する工程と、 所定の可撓管が最下段になるようにして可撓管束を垂直
    に起こし、続いて可撓管束の両側で埋設経路面の幅方向
    の両側縁に沿って杭を所定間隔で打ち込んで、2列の杭
    列の間に可撓管束を保持する工程とを有することを特徴
    とする可撓管の地中埋設方法。
JP7127394A 1995-04-28 1995-04-28 可撓管の地中埋設方法 Pending JPH08308049A (ja)

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JP7127394A JPH08308049A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 可撓管の地中埋設方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100859014B1 (ko) * 2008-04-21 2008-09-22 주식회사 한국전설기술단 송전과 변전 및 배전 케이블의 보호장치

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