JPH083079Y2 - 電話端末直流回路 - Google Patents

電話端末直流回路

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JPH083079Y2
JPH083079Y2 JP13119488U JP13119488U JPH083079Y2 JP H083079 Y2 JPH083079 Y2 JP H083079Y2 JP 13119488 U JP13119488 U JP 13119488U JP 13119488 U JP13119488 U JP 13119488U JP H083079 Y2 JPH083079 Y2 JP H083079Y2
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telephone
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resistor
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滋 木村
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はNTTを含む第1種通信事業者のうち最低料金
回線選択アダプタ(以下LCRアダプタと言う)を電話通
話回線に敷設した場合に、交換機の動作開始又は終了の
制御を行なう電話端末直流回路に関する。
「従来技術」 事業用電気通信設備規則によると、第1種電気通信事
業者の設備する交換機について、端末の電話器がオフフ
ック状態になると上記交換機用直流電源と端末との間に
電流ループを形成する所謂ループスタート機能を発揮す
るので、この電流の流れを検出して交換機の動作開始、
終了を判断するようになっており、その制御のための直
流回路が定義されている。
上記直流回路は交換機に対する直流電源から付勢され
る局線の2端子と、一方のコイルが通話信号回路と600
オームのインピーダンスを有する整合トランスに交流結
合させたもう一方のコイルとの間に設けられ、回線電流
の制御による選択信号選出方式に応じて、直流的にはダ
イヤルパルス式電話器は50〜300オーム、プッシュボタ
ン式電話器の通話時に50〜300オーム、プッシュボタン
信号送出時に50〜550オームであり、交流的にはいずれ
も600オーム以上のハイインピーダンス(∞)を呈する
こととされている。
第4図に直流回路の充放電回路を示す。充放電回路CC
はトランジスタQを動作させて直流的かつ交流的にも上
記の条件を満足させるためのものであって、コンデサC1
の充放電でトランジスタQを動作させるようにしている
ため交流(音声信号)が重畳された場合でも、上記の条
件を維持することができる。
また、上記ダイヤルパルスの送出中は回路のコイルを
含む抵抗成分のために第2図に示すように、交換機に信
号電流が流入しないブレーク時Bとダイヤルパルスのメ
ーク時Mが交互に現れ、メーク時Mには過渡的な波形で
しかもパルスの下縁が縊れるが、その切れ込み電圧eが
規制されている。なお、通常、このダイヤルパルス波の
ブレークとメークの期間は規定されている。
ところで電話端末機器であるLCRアダプタは、上記の
条件を満足する直流回路を具備して、電話器と回線との
間に敷設され、この電話器をダイヤルすると、最低料金
の通信事業者を選択して代表する専用コード番号を通常
の市外番号、局番号、電話番号の前に自動的に付加し、
これらの番号をダイヤルパルス又はダイヤルトーン(DT
MF)の形式で直流回路から回線に送出する。
第3図は電話器TELに敷設されたLCRアダプダADPの端
子Aと交換機に接がる局線L1,L2との間をリレー接点に
より切り換える説明図である。
LCRアダプタADP中にはリレー接点の他、アダプタの主
体となるCPUとメモリ、直流回路、定電流供給回路、選
択信号送受信回路、信号増幅回路が内蔵されている。
今、電話器TELの受話器を持ち上げることによりオフフ
ックされると、局線側L1,L2及びターミナル側T1,T2
リレー接点が連動して電話器TELと交換機を直結する端
子Lからアダプタ側の端子Aに切り換えられ、電話器TE
Lは交換機との直結の状態からLCRアダプタADPの直流回
路を介して交換機に接続された状態になる。次に、電話
器TELがダイヤルされると、LCRアダプタADPはダイヤル
された番号に基づき最も安価となる通信事業者の回線を
選択し、発呼信号を直流回路から交換機に対して送出す
る。発呼信号の送出が完了すると、上記リレー接点は直
結端子L側へ切り換えられ、再び電話器TELと交換機と
が直結する。
このリレー接点の切り換えの際、好ましからざるブレ
ーク信号が現出する。それは局線L1,L2両端子間にはオ
ンフック時、交換機の電源電圧が印加されているが、一
旦オフフック後、リレー接点が局線直結からLCRアダプ
タADP側に切り換わると前記第2図に示したようなダイ
ヤルパルスの電圧波形が過渡的に加えられ、好ましくは
ないが交換機に信号電流が流入しないブレーク状態があ
らわれてしまう。そのため規定されているブレーク期間
以内に速やかにLCRアダプタADPの直流回路が上述する直
流的にも交流的にも条件を満足するように立ち上がる必
要がある。もし、このブレーク期間を超えて直流回路が
立ち上がった場合、局線の端子L1,L2はブレーク状態を
保ち、LCRアダプタADPの直流回路からダイヤルパルスを
送出していないにも拘ず、0〜9の10進ダイヤルパルス
のうち“1"を送出したと同様の疑似状態となり交換機が
誤動作することになる。
したがって、第4図に例示する従来の直流回路をLCR
アダプタADPに用いる場合には、充放電回路CCのコンデ
ンサC1の充放電時間をできるだけ短くしてトランジスタ
Qの立ち上がり時間が急峻になるように抵抗、コンデン
サの時定数を適当に選べば、電話器TELのオフフックに
伴うリレー接点の切り換えがされると、速やかにLCRア
ダプタADPの直流回路は立ち上がる。
しかしながら、このように第4図に例示する従来の直
流回路の充放電回路CCの抵抗、コンデンサの時定数を選
んでコンデンサC1の充放電時間を短くしてしまうと、当
然のことながら交流インピーダンスが小さくなってしま
い、直流回路の交流的にはハイインピーダンス(∞)で
なければならない条件を満たすことができなくなってし
まう。
そのため、従来のLCRアダプタADPに用いていた直流回
路は、電話器TELをオフフックして、リレー接点がアダ
プタ側Aに切り換わっても直流回路が速やかに立ち上が
らないため、上記のような交換機の誤動作を招く恐れを
有していた。
本考案はこのような恐れを解決できる電話端末直流回
路の提供を目的とする。
「問題点を解決するための手段」 よって交流的に高インピーダンスを呈し、直流的には
一定の抵抗値を示すように、従来の回路構成に単に1個
のコンデンサを追加することによって充電速度を等比級
数的に加速せんとすることにある。
以下に本考案の一実施例について第1図により説明す
る。
「実施例」 第1図においてL1,L2は局線の端子、kはリレーRyコ
イルにより入切するフックスイッチ、DBはダイオードブ
リッジ、P1はダイヤルパルスDP送出用の第1のホトカプ
ラ、P2は第2図のメーク期間Mにパルスの下縁のくびれ
を点線の如く補正するためのダイヤルパルスミュート
(第2のホトカプラ)、CCは充放電回路、Tは整合トラ
ンス、TCは通話回路、Qはトランジスタ、R1、R2、R3
第1、第2及び第3の抵抗器、C1、C2、C3は第1、第2
及び第3のコンデンサである。またCPUはダイヤルパル
スの送出をはじめとして各部へ指令を出す中央処理装置
として機能する。
ここにC1は回路の充電時定数に従って最終的に電荷を
貯えるためのエネルギ源として機能し、C2は直流阻止コ
ンデンサである。
しかして本考案回路によれば、整合トランス及び直流
阻止コンデンサを含む600オームのインピーダンスに対
して直流側から第3のコンデンサC3を第1のコンデンサ
と第2のコンデンサとに跨って設けることにより、整合
トランスのコイルからこの第3のコンデンサを経由して
上記充電用の第1のコンデンサへ電流が入流して電圧が
加算され、第1のコンデンサは急速に充電電圧に到達す
る。
従って飽和領域で使用するトランジスタQの特性にお
いて、上記第1のコンデンサの充電の進行に伴ない、上
記第1のコンデンサと第3の抵抗器との接続点の電位が
上昇するためにベース電流が流入しはじめ、コレクター
エミッタ電流が急激に流れる。このことによって上記ブ
レーク期間の短縮がはかられることになる。
また直流回路に交流成分が重畳されると、TCへ通過す
るが、トランジスタに対しては交流信号は第1のコンデ
ンサC1により減衰する。従ってベース電流は殆んど一定
であるので、交流インピーダンスZ=ΔECE/ΔIcが無
限大となる。
よって本考案の電話端末直流回路によれば、従来回路
に唯1個の部品を追加結線するだけで、回路上の仕様を
満足して充電電圧に著るしく急速に到達せしめ、トラン
ジスタの立上りを急峻ならしめることができるので、疑
似ダイヤルパルスのための交換機の誤動作が全く払拭さ
れるという実益は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電話端末直流回路の結線図、第2図は
ダイヤルパルス送出時における局線間の電圧の波形グラ
フ、第3図は電話機に敷設したLCRアダプタと交換機へ
の局線との切換えの説明図、第4図は従来の直流回路の
要部である充放電回路の結線図である。 L1、L2:局線、K:フックスイッチ、P1:第1のホトカブ
ラ、P2:第2のホトカブラ、DC:直流回路、CC:充放電
回路、TC:通話回路、ADP:LCRアダプタ、TEL:電話器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話交換機に接がれる局線の2端子と通話
    回路との間に整合トランスを含む少なくとも選択信号送
    出のための直流回路において、 1)前記局線に接がれたダイオードブリッジの直流側の
    1端子に、電話器の発呼により閉成されるフッキングス
    イッチと、 2)CPUの指令に基づきダイヤルパルスを局線に対して
    送出する第1のフォトカプラとが直列接続されるととも
    に、 3)上記ダイヤルパルスの送出時で、メーク期間の波形
    歪抑圧用の第2のフォトカプラと、 4)エミッタ極を第1の抵抗器と接続したトランジスタ
    を有する第1の直列接続体と、 5)第1のコンデンサと第3の抵抗器との第2の直列接
    続体とを前記整合トランスと第2のコンデンサとの直列
    接続回路に跨って並列に設け、 6)上記第2の直列接続体の接続点が上記トランジスタ
    のベース極との間に第2の抵抗器を、また 7)上記整合トランスの第2のコンデンサとの接接点に
    第3のコンデンサを夫夫接続して成り、上記第1のコン
    デンサが上記第3のコンデンサにより充電を加速される
    ようにしたことを特徴とする電話端末直流回路。
JP13119488U 1988-10-06 1988-10-06 電話端末直流回路 Expired - Lifetime JPH083079Y2 (ja)

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JPH0253654U JPH0253654U (ja) 1990-04-18
JPH083079Y2 true JPH083079Y2 (ja) 1996-01-29

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