JPH0238550Y2 - - Google Patents

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JPH0238550Y2
JPH0238550Y2 JP1981044795U JP4479581U JPH0238550Y2 JP H0238550 Y2 JPH0238550 Y2 JP H0238550Y2 JP 1981044795 U JP1981044795 U JP 1981044795U JP 4479581 U JP4479581 U JP 4479581U JP H0238550 Y2 JPH0238550 Y2 JP H0238550Y2
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transformer
diode bridge
signal
resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ボタン電話装置における局線との
インタフエース回路等で採用され、回線の直流電
位を変化させてダイヤルパルスを送出するダイヤ
ラーに関するものである。
電子式ボタン電話装置においては、主装置とボ
タン電話機との接続は4芯又は6芯のケーブルで
行なわれている。この4芯又は6芯のケーブルの
うち2芯は音声信号用として通話に用い、残りの
2芯又は4芯をボタン電話機と主装置間のデータ
伝送に用いている。このデータ伝送によつて、例
えば、ボタン電話機内の表示器や増幅器のON/
OFF等の制御を行つたり、主装置内のクロスポ
イントスイツチを動作させるようにしている。
このような電子式ボタン電話装置においては、
ボタン電話機からの音声信号用の通話路は、主装
置内でクロスポイントスイツチを介して任意の電
話回線に切替接続できる構成となつている。そし
て、クロスポイントスイツチと電話回線との間に
トランスを配置して、これらを直流的に切り離
し、交流的にのみ結合させ、電話回線からの回線
電流とクロスポイントスイツチのバイアス電流と
を分離するようにしている。
第1図にこのような構成を採つたボタン電話装
置のインタフエースの回路図を示す。図におい
て、1は電話回線を示す。この電話回線1はオフ
フツク接点2,2′を介して、通常は、着信回路
3に接続されている。そして、着信回路3は、局
側からリンギング信号の着信があると、それを検
出する。オフフツク接点2,2′はバンドセツト
を持ち上げると第1図の実線の状態から破線の状
態に切り換わる。この切り換わる側の回路には、
オフフツク接点2,2′に直列に常閉のダイヤル
接点4が配されており、このダイヤル接点4に並
列に、抵抗及びコンデンサから成る接点保護回路
5が接続される。更に、ダイヤル接点4に直列に
整合抵抗6が接続され、これに並列にシヤント接
点7が接続される。このシヤント接点7は、ダイ
ヤルパルス送出中に動作し、ダイヤルパルスが音
声通話路12側に漏れ、ノイズとして働くことを
防いでいる。
整合抵抗6には、トランス9の一次側が接続さ
れ、このトランス9の一次側の中間にはコンデン
サと抵抗とを並列に配した回路電流制限抵抗8が
接続される。
トランス9の二次側は音声通話路12となつて
おり、更に音声通話路12に並列に保留音用接点
10が設けられ、保留音信号源11に接続され
る。
次に、この回路の動作を説明する。ハンドセツ
トが持ち上げられ、オフフツク接点2,2′が動
作すると、電話回線1からの回線電流は、オフフ
ツク接点2→ダイヤル接点4→トランス9→回路
電流制限抵抗8→オフフツク接点2′というルー
トを流れる。このとき、音声信号はトランス9を
介して、音声通話路12へ伝えられる。
また、ダイヤル信号としてダイヤルパルスを送
出する動作では、図示せぬリレーを使用してダイ
ヤル接点4が断続され、ダイヤルパルスが電話回
線1を介して送出される。この動作に同期して、
シヤント接点7が動作し、ノイズとしてのダイヤ
ルパルスが音声通話路12へ伝わることを防止し
ている。また、保留時には、保留音用接点10が
閉じられ、保留音信号が送出される。
しかしながら、このような構成の回路において
は、トランス9に回線電流を流す構成と成つてお
り、しかもこのトランス9が音声通話路に挿入さ
れる構成になつている。この場合、トランスの伝
送損失をできるだけ(通例、1dB程度以下)少な
くする必要があり、これを実現するため、トラン
スを大型化させねばならない。
さらに、トランスを大型化させねばならぬ一方
で、技術の進歩により、回路素子は集積化される
に到つており、この結果、トランスだけが大型
で、その物理的高さが高いと、他の素子を小さく
しても回路全体としては実装上の高さが高くなつ
てしまい、実装効率を高めるための障害となつて
いた。
上記のようにトランスへ直流電流が流れること
によりトランスが大型化せざるを得ないことに加
えて、更に、回線電位が大きく変化するダイヤル
パルスをいかに適切に回線へ送出するかについて
も問題となる。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
である。それ故、本考案の目的は、トランスを交
流信号の伝達にのみ使用されるように所謂ライン
トランスに流れる直流電流を阻止するようにする
とともに、回線電位が大きく変化するダイヤルパ
ルスを適切に回線へ送出できるダイヤラーを提供
することである。
そこで、本考案では、直流ループ中に能動負荷
である電流源負荷を介在せしめ、この電流源負荷
をダイヤルパルス送出時に能動的に断続するよう
にスイツチングする構成としてダイヤラーを構成
した。
以下、図面を参照して本考案を詳しく説明す
る。第2図は本考案の実施例の回路図である。図
において、13はダイオードブリツジであり、1
4は交流的にインピーダンスの高い電流源負荷で
ある。このダイオードブリツジ13は電話回路
(局線)1の直流電圧が反転してもトランス17
側の電流の流れ方向を一致させる機能を有してい
る。そして、電話回線1と電流源負荷14とは、
オフフツク接点2,2′及びダイオードブリツジ
13を介して接続される。
更に、電流源負荷14とトランス17とは並列
に接続され、電界コンデンサ15がこれらの間に
接続される。このコンデンサ15は、これらを直
流的にしや断するためのものである。
電流源負荷14には、必要な信号―例えば、ダ
イヤルパルスを送出するためのオン、オフ制御信
号16や、保留音信号又はMF信号―が入力され
る。
ここで、交流的にインピーダンスが高く、前述
の必要な信号を送出できるような電流源負荷の実
施例の回路図を第3図に示す。
図において、141はトランジスタを示し、こ
のトランジスタ141のエミツタ側には抵抗14
2、コレクタ側には抵抗143が接続され、これ
らの抵抗はダイオードブリツジ13と夫々接続さ
れる。トランジスタ141のベースからは抵抗1
44、ツエナーダイオード145が直列に延び、
このツエナーダイオード145は抵抗142と接
続される。また、トランジスタ141のベースか
らは抵抗146、フオトカプラー147が直列に
延び抵抗143と接続される。
フオトカプラー147の入力側には、トランジ
スタ141のオンオフを制御するためのオンオフ
制御信号16が入力される。また、抵抗144に
コンデンサ148を介して並列に接続されたトラ
ンス149からは、例えば、保留音信号又はMF
信号が入力される。
次に、このような構成の実施例の動作を説明す
る。
まず、図示せぬハンドセツトを持ち上げると、
オフフツク接点2,2′が動作し、電話回線1か
ら回路電流が流れる。この電流のルートは、ダイ
オードブリツジ13で極性を一致させられた後
に、電流源負荷14に到るように作られる。
同時に、電流源負荷14は、交流的には高いイ
ンピーダンスを有する回路であるので、交流信号
である音声信号が流入せず、電話回線1側からみ
ると電流源負荷として機能し、音声信号はコンデ
ンサ15、トランス17を介した流路を流れる。
例えば、電話回線1のインピーダンスを600Ω
と仮定すると、このインピーダンスより1桁以上
高いインピーダンスの電流源負荷を使用すると、
交流信号の損失は1dB以下となり、許容誤差範囲
内であり、損失は無視しうる。
次に、ダイヤルパルスの送出について説明す
る。ダイヤルパルスの送出は、オンオフ制御信号
16をハイレベル/ローレベルとすることによ
り、フオトカプラー147をオンオフさせ、これ
により、トランジスタ141をオンオフさせ電話
回線1の電流を変化させることによつて行う。
このトランジスタ141のオンオフに従つて、
シヤント接点7もオンオフする。これによつて、
音声通話路12側は、抵抗6及び抵抗20の直列
回路で終端する。又、電話回線1側は抵抗20で
終端する。この場合の抵抗20の機能は、音声通
話路12側へダイヤルパルス送出の確認音を送る
分圧抵抗となることである。
また、トランス149へは保留信号又はMF信
号が与えられ、この信号は電流源負荷14から電
話回線1へ送出される。
このように、本考案の回路では、交流信号のみ
がトランスに流れ、直流電流は、電流源負荷14
に流れる。
このため、トランスには直流電流の流入が制限
又は阻止され、トランスが直流電流によつて磁気
飽和することがなくなり、トランスの大きさを小
型化することができる。
更に、電流源負荷から必要な信号であるダイヤ
ルパルス、MF信号、保留音信号を送出すること
ができる。
以上説明したように本考案によれば、トランス
に直流電流が流れることがなく、トランスを小型
化し得るとともに、電流源負荷によつて直流ルー
プが形成され、かつ、この電流源負荷がダイヤル
パルス送出時に能動的にスイツチングされてダイ
ヤルパルスの回線への適切な送出が行われるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の回路図、第2図は本考案の実
施例の回路図、第3図は本考案の実施例に用いる
電流源負荷の実施例の回路図である。 1……電話回線、2……オフフツク接点、13
……極性一致手段、14……電流源負荷、15…
…コンデンサ、17……トランス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 局線に接続されたダイオードブリツジと、 このダイオードブリツジに接続され、音声通話
    路との間を交流的に結合するトランスと、 前記ダイオードブリツジから前記トランスへ至
    る経路に設けられ、前記ダイオードブリツジから
    前記トランスへの直流電流の流入を阻止するコン
    デンサと、 このコンデンサより前記ダイオードブリツジ側
    に設けられ、前記ダイオードブリツジと相俟り直
    流ループを形成するとともに、ダイヤルパルスに
    呼応してスイツチングする電流源負荷とを備える
    ことを特徴とするダイヤラー。
JP1981044795U 1981-03-30 1981-03-30 Expired JPH0238550Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981044795U JPH0238550Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

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JP1981044795U JPH0238550Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

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JPS57158250U JPS57158250U (ja) 1982-10-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4859707A (ja) * 1971-11-15 1973-08-22

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