JPH08307487A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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Publication number
JPH08307487A
JPH08307487A JP11280095A JP11280095A JPH08307487A JP H08307487 A JPH08307487 A JP H08307487A JP 11280095 A JP11280095 A JP 11280095A JP 11280095 A JP11280095 A JP 11280095A JP H08307487 A JPH08307487 A JP H08307487A
Authority
JP
Japan
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call
circuit
ringer
line
speaker
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11280095A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Ogasawara
智之 小笠原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数回線を収容する電話装置において、小型
化及びコストダウンを図った電話装置を提供する。 【構成】 通話回路111,121は、2回線の通話線
Line1,Line2に接続されている。2つのリン
グ回路112,122は、2回線の通話線Line1,
Line2に接続されている。結合トランス130は、
2つのリング回路112,122の各出力を結合する。
鳴動手段140は、結合トランス130の出力により鳴
動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声通信のために不特
定多数の人が直接使用する通信機器である電話装置に関
するものであり、特に、複数回線を収容する電話装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日において、電気通信に対する顧客の
要望は、ますます多様化、高度化してきている。これに
こたえるために、電話装置は、種々の機能を備えるよう
になり、デザインも豊富になってきている。この電話装
置は、一般に、音声を伝送するための電気音響変換と防
側音の機能、及び交換機との間で選択信号や呼出信号等
を授受する機能を持っている。このような基本機能に対
応するために、電話装置は、音声伝送に関わる部分であ
る通話系と、音声等の発信/着信等を行う際に交換機と
の信号の授受に関わる部分である信号系とから構成され
る。また、通話系は、送話器、受話器、防側音回路等で
構成され、信号系は、ダイヤル、リンガ、フックスイッ
チ等で構成される。
【0003】このような電話装置において、例えば、発
信時には、呼加入者が送受話器(以下、ハンドセットと
言う。)を上げることによりフックスイッチが閉じら
れ、その後、ダイヤルにより選択信号が交換機に送出さ
れる。また、着信時には、交換機からの呼出信号でリン
ガが駆動されることにより、被呼加入者は、着信したこ
とを音響的に認識する。そして、被呼加入者がハンドセ
ットを上げることによりフックスイッチが閉じられ、応
答が知らされる。
【0004】ここで、リンガの駆動は、リンガ回路によ
り行われる。すなわち、リンガ回路は、交換機からの呼
出信号を検出し、呼出信号を検出した場合に、リンガを
駆動する。また、リンガは、例えば、リンガ用のブザー
から成り、リンガ回路により駆動されるで鳴動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数回線を
収容する電話装置では、上述したような通話系、リンガ
回路及びブザー等が各回線毎に設けられている。例え
ば、図3に示すように、2回線を収容する電話装置30
0は、各回線Line1,Line2に各々接続された
通話系311,321と、各回線Line1,Line
2に各々接続されたリンガ回路312,322と、リン
ガ回路312に接続されたブザー313と、リンガ回路
322に接続されたブザー323とを備えている。
【0006】例えば、回線Line1への着信時には、
リンガ回路312により回線Line1からの呼出信号
が検出され、その呼出信号によりブザー313が鳴動す
る。一方、回線Line2への着信時には、リンガ回路
322により回線Line2からの呼出信号が検出さ
れ、その呼出信号によりブザー323が鳴動する。した
がって、被呼加入者は、ブザー313又はブザー323
が鳴動することにより、着信したことを音響的に認識す
る。
【0007】しかし、上述のように、電話装置300で
は、ブザーが各回線毎に設けられているため、2箇所の
ブザーを取り付けるスペースが必要となってしまってい
た。すなわち、複数回線を収容する電話装置では、収容
する回線分のリンガ用のブザーを取り付けるスペースが
必要となってしまっていた。このため、電話装置が大型
化し、メカ部品のコストを下げることができなかった。
また、リンガ用のブザーは、収容する回線数分だけ必要
となるため、原材料費を下げることができなかった。さ
らに、電話装置のデザインについても制限が多くなって
しまっていた。一方、例えば、上述のような電話装置
に、ハンズフリー通話や少人数の会議通話等を行うため
に、スピーカ受話やスピーカホン等、スピーカアンプを
搭載する場合、収容する回線数分のブザーと、さらにも
う1つの専用のスピーカが必要となり、原材料費を下げ
ることができなかった。また、例えば、スピーカホンで
の通話中に、他方の回線に着信があった場合には、使用
者が目の前にいるにもかかわらず、大音量の着信音でブ
ザーが鳴動していた。このため、通話が妨げられてしま
い、使用者は、最適に通話することができなかった。
【0008】そこで、本発明は、上述の如き従来の実情
に鑑みてなされたものであり、次のような目的を有する
ものである。
【0009】即ち、本発明の目的は、複数回線を収容す
る電話装置において、小型化及びコストダウンを図った
電話装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の目的は、スピーカによる通
話中に他回線に着信があった場合には、他回線への着信
音が自動的に小さくなることにより、通話が妨げられる
ことなく最適に通話することができる電話装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る電話装置は、少なくとも2回線の通
話線に接続された通話回路を備える電話装置であって、
上記少なくとも2回線の通話線に接続された少なくとも
2つのリンガ回路と、上記少なくとも2つのリンガ回路
の各出力を結合する結合トランスと、上記結合トランス
の出力により鳴動される鳴動手段とを備えることを特徴
とする。
【0012】また、本発明に係る電話装置は、上記鳴動
手段は、スピーカから成り、上記通話回路は、スピーカ
アンプを介して上記スピーカに接続されていることを特
徴とする。
【0013】また、本発明に係る電話装置は、上記スピ
ーカアンプは、動作時には出力インピーダンスが低く、
非動作時には出力インピーダンスが高くなるように制御
されることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係る電話装置では、通話回路は、少な
くとも2回線の通話線に接続されている。少なくとも2
つのリンガ回路は、上記少なくとも2回線の通話線に接
続されている。結合トランスは、上記少なくとも2つの
リンガ回路の各出力を結合する。鳴動手段は、上記結合
トランスの出力により鳴動される。
【0015】また、本発明に係る電話装置では、上記鳴
動手段は、スピーカから成る。上記通話回路は、スピー
カアンプを介して上記スピーカに接続されている。
【0016】また、本発明に係る電話装置では、上記ス
ピーカアンプは、動作時には出力インピーダンスが低
く、非動作時には出力インピーダンスが高くなるように
制御される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0018】まず、本発明の第1の実施例に係る電話装
置について説明する。
【0019】上記電話装置は、例えば、図1に示すよう
な2回線を収容する電話装置100に適用される。
【0020】すなわち、電話装置100は、2回線の通
話線Line1,Line2に接続された2つの通話回
路111,121と、通話回路111,121に接続さ
れた選択回路150と、選択回路150に接続された送
受話器160とを備えている。また、電話装置100
は、2回線の通話線Line1,Line2に接続され
た2つのリンガ回路112,121と、2つのリンガ回
路112,121の各出力を結合する結合トランス13
0と、結合トランス130の出力が供給されるスピーカ
140とを備えている。
【0021】送受話器160は、所謂ハンドセットと呼
ばれるものであり、送話器161と受話器162を図示
していない握り部分を介して一体化したものである。
【0022】通話回路111,121は、各々、音声伝
送に関わる処理を行う回路であり、例えば、図示してい
ない防側音回路等から成る。上記防側音回路は、通話線
Line1,Line2とハンドセット260を選択回
路150により結合させ、送話器161からの音声出力
を選択回路150を介して通話線Line1又は通話線
Line2に送出する処理、通話線Line1又は通話
線Line2からの音声入力で受話器162を駆動する
処理、及び通話線Line1,Line2の長さや心線
径等にかかわらず送話器161から受話器162へ回り
込む側音を抑圧する処理等を行う。
【0023】選択回路150は、通話回路111と通話
回路121のうち現在使用されている通話線に接続され
た通話回路を選択して切り替える。この切り替え動作
は、例えば、図示していない制御部により制御され、こ
れにより、現在使用されている通話線に接続された通話
回路とハンドセット160は、接続された状態となる。
したがって、送話器161の出力は、選択回路150に
より選択された通話回路で上述したような音声伝送の処
理が施される。また、選択回路150により、現在使用
されている通話線に接続された通話回路に入力された音
声が選択される。
【0024】リンガ回路112,122は、各々、例え
ば、ブザー音を出力するためのリンガを備えている。こ
のリンガ回路112,122は、図示していない交換機
からの呼出信号を検出し、呼出信号の検出結果に応じて
上記リンガを駆動する。したがって、リンガ回路11
2,122からは、呼出信号の検出結果に応じたリンガ
信号が出力される。ここで、上記交換機からの呼出信号
の信号周波数は、例えば、16Hzである。
【0025】結合トランス130は、リンガ回路11
2,122から各々出力されるリンガ信号を結合する。
【0026】スピーカ140は、結合トランス130で
結合されたリンガ信号に応じて駆動される。すなわち、
着信時には、結合トランス130からのリンガ信号がブ
ザー音としてスピーカ140から出力されることによ
り、通話線Line1及び通話線Line2への着信を
音響的に知らせる。
【0027】以下、電話装置100の動作を説明する。
【0028】まず、通話線Line1の着信時において
は、リンガ回路112は、通話線Line1からの呼出
信号を検出し、その検出結果に応じたリンガ信号を結合
トランス130に対して出力する。また、リンガ回路1
22は、通話線Line2からの呼出信号を検出し、そ
の検出結果に応じたリンガ信号を結合トランス130に
対して出力する。
【0029】結合トランス130は、リンガ回路112
からのリンガ信号と、リンガ回路122からのリンガ信
号とを結合し、その結合信号、すなわちリンガ回路11
2で検出された呼出信号に対するリンガ信号をスピーカ
140に対して出力する。
【0030】この時、結合トランス130において、入
力インピーダンスは、リンガ回路112により駆動可能
な程度に高く、出力インピーダンスは、スピーカ140
側のインピーダンスとマッチングがとられている。
【0031】したがって、スピーカ140からは、結合
トランス130で得られたリンガ信号がブザー音として
出力され、これにより、被呼加入者は、着信したことを
音響的に認識する。そして、被呼加入者がハンドセット
160を上げることによりフックスイッチが閉じ、応答
を知らせ、通話線Line1での通話状態となる。
【0032】通話状態になると、選択回路150は、上
述した制御部の制御に従って現在使用されている通話
線、すなわち通話線Line1に接続されている通話回
路111を選択する。
【0033】これにより、ハンドセット160と通話回
路111は、接続された状態となる。したがって、送話
器161の出力は、選択回路150を介して通話回路1
11に供給される。
【0034】通話回路111は、送話器161の出力に
対して上述したような音声伝送に関する処理を施し、通
話線Line1を介して出力する。また、通話線111
を介して入力された音声は、通話回路111により上述
したような音声伝送に関する処理が施され、選択回路1
50を介して受話器162から出力される。
【0035】一方、通話線Line2の着信時において
は、通話線Line1の着信時と同様に、リンガ回路1
12は、通話線Line1からの呼出信号を検出し、そ
の検出結果に応じたリンガ信号を結合トランス130に
対して出力する。また、リンガ回路122は、通話線L
ine2からの呼出信号を検出し、その検出結果に応じ
たリンガ信号を結合トランス130に対して出力する。
【0036】結合トランス130は、リンガ回路112
からのリンガ信号と、リンガ回路122からのリンガ信
号とを結合し、その結合信号、すなわちリンガ回路12
2で検出された呼出信号に対するリンガ信号をスピーカ
140に対して出力する。したがって、この場合にも、
スピーカ140からは、結合トランス130で得られた
リンガ信号がブザー音として出力され、これにより、被
呼加入者は、着信したことを音響的に認識する。
【0037】ここで、現在通話線Line1での通話状
態であるため、被呼加入者は、ハンドセット160を上
げ下げすることにより、通話回線を通話線Line2切
り替え、通話線Line2での通話状態となる。
【0038】この時、選択回路150は、上述した制御
部の制御に従って通話回路112を選択する。これによ
り、ハンドセット160と通話回路112は、接続され
た状態となる。したがって、送話器161の出力は、選
択回路150を介して通話回路112に供給される。
【0039】通話回路112は、送話器161の出力に
対して上述したような音声伝送に関する処理を施し、通
話線Line2を介して出力する。また、通話線112
を介して入力された音声は、通話回路112により上述
したような音声伝送に関する処理が施され、選択回路1
50を介して受話器162から出力される。
【0040】上述のように、本実施例では、結合トラン
ス130を用いることにより、1個のスピーカ140
で、通話線Line1又は通話線Line2からの着信
を被呼加入者に音響的に知らせることができる。
【0041】すなわち、収容する通話線の数分のリンガ
を用いる必要はなく、1個のスピーカで複数の通話線の
着信を音響的に知らせることができる。したがって、原
材料費のコストダウンを図ることができる。また、スピ
ーカを取り付けるスペースは、1箇所でよいため、電話
装置を小型化することができ、メカ部品のコストダウン
を図ることができる。さらに、電話装置のデザインにつ
いても、制限を少なくすることができる。
【0042】尚、上述した実施例では、電話装置が収容
する複数の通話線に各々対応した複数の通話回路を備え
ることとしたが、複数の通話線に対して1個のみの通話
回路を備えることとしてもよい。
【0043】つぎに、本発明の第2の実施例に係る電話
装置について説明する。
【0044】本実施例では、上記図1に示したような電
話装置にスピーカアンプを設け、ハンドセットの代わり
にスピーカを用いることにより、例えば、ハンズフリー
通話、少人数の会議通話を可能としたものである。ま
た、本実施例では、複数の通話線に対して1個のみの通
話回路を用いている。
【0045】すなわち、本発明に係る電話装置は、例え
ば、図2に示すような電話装置200に適用され、2回
線の通話線Line1,Line2に接続された回線選
択回路250と、回線選択回路250に接続された1個
の通話回路260と、通話回路260に接続されたスピ
ーカアンプ270とを備えている。また、電話装置20
0は、2回線の通話線Line1,Line2に接続さ
れた2つのリンガ回路212,222と、2つのリンガ
回路212,222の各出力を結合する結合トランス2
30と、結合トランス230の出力が供給されるスピー
カ140とを備えている。さらに、スピーカアンプ27
0と結合トランス230は、接続されている。
【0046】通話回路260は、上記図1に示した通話
回路111,121と同様に、音声伝送に関わる処理を
行う回路であるが、スピーカアンプ270の出力に対し
て、又は回線選択回路250の出力に対して、音声伝送
に関わる処理を行う。
【0047】回線選択回路250は、通話線Line1
と通話線Line2のうち現在使用されている通話線を
選択して切り替える。この切り替え動作は、例えば、図
示していない制御部により制御され、これにより、現在
使用されている通話線と通話回路260は、接続された
状態となる。したがって、スピーカアンプ270を介し
て通話回路260に供給された音声は、通話回路260
で上述したような処理が施された後、回線選択回路25
0により選択された通話線から出力される。また、回線
選択回路250により、現在使用されている通話線から
の音声が選択され、その音声が通話回路260に供給さ
れる。
【0048】リンガ回路212,222は、各々、例え
ば、ブザー音を出力するためのリンガを備えている。こ
のリンガ回路212,222は、図示していない交換機
からの呼出信号を検出し、呼出信号の検出結果に応じて
上記リンガを駆動する。したがって、リンガ回路21
2,222からは、呼出信号の検出結果に応じたリンガ
信号が出力される。ここで、上記交換機からの呼出信号
の信号周波数は、例えば、16Hzである。
【0049】結合トランス230は、リンガ回路21
2,222から各々出力されるリンガ信号を結合する。
【0050】スピーカ240は、結合トランス230で
結合されたリンガ信号に応じて駆動される。すなわち、
着信時には、結合トランス230からのリンガ信号がブ
ザー音としてスピーカ240から出力されることによ
り、通話線Line1及び通話線Line2への着信を
音響的に知らせる。また、スピーカ240は、上記図1
に示したハンドセット160と同様の機能を有してお
り、使用者は、このスピーカ240を用いて通話するこ
とができる。
【0051】スピーカアンプ270には、モトローラ社
製の型番MC34119を使用している。このスピーカ
アンプ270は、動作していない時には、出力インピー
ダンスが高くなるように、また、動作している時には、
出力インピーダンスが低くなるように制御される。
【0052】以下、電話装置200の動作を説明する。
【0053】まず、通話線Line1の着信時において
は、リンガ回路212は、通話線Line1からの呼出
信号を検出し、その検出結果に応じたリンガ信号を結合
トランス230に対して出力する。また、リンガ回路2
22は、通話線Line2からの呼出信号を検出し、そ
の検出結果に応じたリンガ信号を結合トランス230に
対して出力する。
【0054】結合トランス230は、リンガ回路212
からのリンガ信号と、リンガ回路222からのリンガ信
号とを結合し、その結合信号、すなわちリンガ回路21
2で検出された呼出信号に対するリンガ信号をスピーカ
240に対して出力する。
【0055】この時、スピーカアンプ270は、動作し
ていないため、スピーカアンプ270の出力インピーダ
ンスは、高くなるように制御される。
【0056】したがって、スピーカ240からは、結合
トランス230で得られたリンガ信号がブザー音として
出力され、これにより、被呼加入者は、着信したことを
音響的に認識する。そして、被呼加入者が、例えば、図
示していないフックスイッチ操作部を操作することによ
りフックスイッチが閉じ、応答を知らせ、通話線Lin
e1での通話状態となる。
【0057】通話状態になると、回線選択回路250
は、上述した制御部の制御に従って現在使用されている
通話線、すなわち通話線Line1を選択する。
【0058】これにより、通話線Line1と通話回路
260は、接続された状態となる。したがって、通話線
Line1からの音声は、回線選択回路250を介して
通話回路260に供給される。
【0059】通話回路260は、通話線Line1から
の音声に対して上述したような音声伝送に関する処理を
施し、スピーカアンプを介してスピーカ240から出力
する。また、スピーカ240からスピーカアンプ270
を介して通話回路260に供給された音声は、通話回路
260により上述したような音声伝送に関する処理が施
され、選択回路250を介して通話線Line1から出
力される。
【0060】一方、通話線Line2に着信があると、
通話線Line1の着信時と同様に、リンガ回路212
は、通話線Line1からの呼出信号を検出し、その検
出結果に応じたリンガ信号を結合トランス230に対し
て出力する。また、リンガ回路222は、通話線Lin
e2からの呼出信号を検出し、その検出結果に応じたリ
ンガ信号を結合トランス230に対して出力する。
【0061】結合トランス230は、リンガ回路212
からのリンガ信号と、リンガ回路222からのリンガ信
号とを結合し、その結合信号、すなわちリンガ回路22
2で検出された呼出信号に対するリンガ信号をスピーカ
140に対して出力する。
【0062】ここで、現在通話線Line1での通話状
態となっているため、すなわちスピーカアンプ270は
動作しているため、スピーカアンプ270の出力インピ
ーダンスは、低くなるように制御される。具体的に言う
と、スピーカ240と並列に、スピーカアンプ270の
出力インピーダンスが結合トランス230のスピーカ2
40側に接続されている。このため、リンガ回路222
からみた結合トランス230のスピーカ240側の負荷
が極端に大きくなり、通常状態の呼出信号の電圧に比べ
て小さな電圧がスピーカ240に供給される。
【0063】したがって、スピーカ240からは、結合
トランス230で得られたリンガ信号が通常状態に比べ
て小さいブザー音として出力される。これにより、被呼
加入者は、通話線Line2で着信したことを音響的に
認識し、上述したフックスイッチ操作部を操作すること
により通話回線を通話線Line2に切り替える。
【0064】通話回線が通話線Line2に切り替えら
れると、選択回路250は、上述した制御部の制御に従
って通話線Line2を選択する。これにより、通話回
路260と通話線Line2は、接続された状態とな
る。したがって、通話線Line2からの音声は、回線
選択回路250を介して通話回路260に供給される。
【0065】通話回路260は、通話線Line2から
の音声に対して上述したような音声伝送に関する処理を
施し、スピーカアンプ270を介してスピーカ240か
ら出力する。また、スピーカ240からスピーカアンプ
270を介して通話回路260に供給された音声は、通
話回路260により上述したような音声伝送に関する処
理が施され、回線選択回路250を介して通話線Lin
e2から出力される。
【0066】上述のように、本実施例では、通話中に
は、すなわちスピーカアンプ270が動作している時に
は、スピーカアンプ270の出力インピーダンスが低く
なるように制御されることにより、他方の通話線の着信
音を小さくすることができる。したがって、通話中に他
方の回線に着信があった場合、使用者は、現在の通話が
妨げられることなく、他方の着信を認識することができ
る。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る電話装置では、通話回路
は、少なくとも2回線の通話線に接続されている。少な
くとも2つのリンガ回路は、上記少なくとも2回線の通
話線に接続されている。結合トランスは、上記少なくと
も2つのリンガ回路の各出力を結合する。鳴動手段は、
上記結合トランスの出力により鳴動される。1個の鳴動
手段は、複数の通話線の着信を音響的に知らせる。これ
により、鳴動手段を設けるスペースは、1箇所でよいた
め、電話装置の小型化を図ることができる。また、コス
トダウンを図ることができる。
【0068】また、本発明に係る電話装置では、上記鳴
動手段は、スピーカから成る。上記通話回路は、スピー
カアンプを介して上記スピーカに接続されている。これ
により、スピーカで通話することができる。
【0069】また、本発明に係る電話装置では、上記ス
ピーカアンプは、動作時には出力インピーダンスが低
く、非動作時には出力インピーダンスが高くなるように
制御される。これにより、通話中に他回線からの着信音
の音量を自動的に下げることができる。したがって、通
話中に他回線に着信があった時、使用者は、通話を妨げ
られることなく最適に通話することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る電話装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】第2の実施例に係る電話装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】従来の電話装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
100 電話装置 111,121 通話回路 112,122 リンガ回路 130 結合トランス 140 スピーカ 150 選択回路 160 送受話器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2回線の通話線に接続された
    通話回路を備える電話装置であって、 上記少なくとも2回線の通話線に接続された少なくとも
    2つのリンガ回路と、 上記少なくとも2つのリンガ回路の各出力を結合する結
    合トランスと、 上記結合トランスの出力により鳴動される鳴動手段とを
    備えることを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 上記鳴動手段は、スピーカから成り、 上記通話回路は、スピーカアンプを介して上記スピーカ
    に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電話
    装置。
  3. 【請求項3】 上記スピーカアンプは、動作時には出力
    インピーダンスが低く、非動作時には出力インピーダン
    スが高くなるように制御されることを特徴とする請求項
    2記載の電話装置。
JP11280095A 1995-05-11 1995-05-11 電話装置 Withdrawn JPH08307487A (ja)

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