JPH08307230A - ゲート信号発生回路とインバータ装置 - Google Patents

ゲート信号発生回路とインバータ装置

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JPH08307230A
JPH08307230A JP7129393A JP12939395A JPH08307230A JP H08307230 A JPH08307230 A JP H08307230A JP 7129393 A JP7129393 A JP 7129393A JP 12939395 A JP12939395 A JP 12939395A JP H08307230 A JPH08307230 A JP H08307230A
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JP
Japan
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gate signal
circuit
logic
gate
signal
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JP7129393A
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Masashige Tamechika
正成 爲近
Nobuyoshi Takehara
信善 竹原
Kimitoshi Fukae
公俊 深江
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定したオフ期間を容易に作り出すことがで
き且つ低コストでもって高速スイッチングにも対処する
ことができるようにした。 【構成】 制御パルス信号が入力されるフリップフロッ
プ回路10と、コンデンサ11a、11bとオフ期間調
整用の半固定抵抗12a、12bとからなる一対の遅延
回路13a、13bとを有している。また、コンデンサ
11a、11bの両端は夫々FET16a、16bのソ
ース及びドレインに接続されている。さらに、FET1
6aのゲートは出力Qから出力される第1の論理信号と
は逆論理の第2の論理信号が供給されるように出力バー
Qからの信号線と接続され、FET16bのゲートは出
力バーQから出力される第2の論理信号とは逆論理の第
1の論理信号が供給されるように出力Qからの信号線と
接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゲート信号発生回路とイ
ンバータ装置に関し、より詳しくは一定のオフ期間を作
成するゲート信号発生回路と該ゲート信号発生回路を使
用して直流回路の短絡を防止するインバータ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流電力を交流電力に変換す
るインバータ装置としては、2個のスイッチング素子を
1組とする2対のスイッチング素子を組み合わせてなる
ものが知られている。該インバータ装置においては、一
方の組のスイッチング素子の夫々に第1のゲート信号G
1が供給されると、これらのスイッチング素子がオン
し、また第1のゲート信号G1の供給が停止されると、
これらスイッチング素子に固有のターンオフ時間が経過
した後前記スイッチング素子がオフする。他方の組のス
イッチング素子についても第2のゲート信号G2の供給
及び供給停止により同様の動作をする。そして、上記タ
ーンオフ時間中、すなわち例えば前記一方の組のスイッ
チング素子が未だオン状態にあるときに、第2のゲート
信号G2が供給されたときは2対のスイッチング素子が
全て同時にオン状態となり、直流回路の短絡が生じて過
電流が発生するのを防止するために、従来より、図7に
示すようなゲート信号発生回路が使用されている。
【0003】該ゲート信号発生回路においては、例えば
ソフトウェアで作成された制御パルス信号がフリップフ
ロップ回路51の端子S及び端子Rに入力される。端子
Sに制御パルス信号が入力されると出力Qはハイレベル
となり、出力バーQはローレベルとなる。そして、電源
からプルアップ抵抗52及びオフ期間調整用の半固定抵
抗53を介してコンデンサ54に電荷が充電され、AN
Dゲート55の入力電圧が徐々に上昇し、ANDゲート
55の有する基準電圧を越えたところでANDゲート5
5からはハイレベル信号が出力され、一方の組のスイッ
チング素子に第1のゲート信号G1が付与される。
【0004】次いで、端子Rに制御パルスが入力される
と出力バーQはハイレベルとなり、出力Qはローレベル
になる。そして、電源からプルアップ抵抗56及びオフ
期間調整用の半固定抵抗57を介してコンデンサ58に
電荷が充電され、ANDゲート59の入力電圧が徐々に
上昇し、ANDゲート59の有する基準電圧を越えたと
ころでANDゲート59はハイレベルを出力し、他方の
組のスイッチング素子に第2のゲート信号G2が付与さ
れる。そしてこのとき上述した出力Q側のコンデンサ5
4に蓄積された電荷はダイオード60を経由して端子Q
に引き込まれ、グランドに落ちる。これにより前記コン
デンサ54の電荷は、出力バーQ側のコンデンサ58が
充電されてANDゲート59の入力電圧が基準電圧に到
達する以前に放電され、したがって出力バーQ側のAN
Dゲート59からハイレベル信号が出力する前に出力Q
側のANDゲート55はローレベルとなる。すなわち、
図8に示すように、第1のゲート信号G1と第2のゲー
ト信号G2との切換時にインバータ装置のスイッチング
素子がいずれもローレベルとなるオフ期間tが形成され
る。
【0005】尚、上記オフ期間はソフトウェアで作成す
ることも可能であるが、近年では高調波対策のためにP
WM(Pulse-Width modulation) インバータが使用され
ることが多く、スイッチング回数が増えてソフトウェア
の負担が増大することから上記した図7のゲート信号発
生回路が使用されているのが実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のゲート信号発生回路においては、フリップフロップ
51の引込電流を小さくするとコンデンサ54、58の
放電に長時間を要する結果、オフ期間を十分に確保する
ことが困難となり、したがってインバータ装置のスイッ
チング周波数を余り高く設定することができないという
問題点があった。
【0007】また、通常使用されるフリップフロップ5
1では引込電流が例えば4mAと小さく、PWMインバ
ータのようにスイッチング周波数が高く高速スイッチン
グを行うインバータ装置においては高価な部品を使用し
てコンデンサ54、58の放電を速くする必要があると
いう問題点があった。
【0008】さらに、上記ANDゲート55、59の基
準電圧は、個々のIC部品の特性や雰囲気温度等の周囲
環境に応じて例えば1.35〜3.15V程度のばらつ
きが生じるため、オフ期間を高精度に制御するためには
ゲート信号毎に電気的な微調整が必要となるという問題
点があった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、安定したオフ期間を容易に作り出すこと
ができ且つ低コストでもって高速スイッチングにも対処
することができるゲート発生回路と該ゲート発生回路を
使用したインバータ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、制御パルス信号が入力される論理回路と、
1個のゲート信号に対して少なくとも1個のコンデンサ
及び少なくとも1個の抵抗器を有し前記論理回路に接続
される遅延回路とを備えたゲート信号発生回路におい
て、前記コンデンサの両端にスイッチング素子が接続さ
れ、第1の論理信号が前記遅延回路に供給されると共
に、前記第1の論理信号と逆論理の第2の論理信号が前
記スイッチング素子に供給されることを特徴としてい
る。
【0011】また、前記第2の論理信号は所定時間持続
するパルス信号であることを特徴とし、前記所定時間
は、具体的には少なくともコンデンサの放電時間以上の
時間に設定されていることを特徴としている。
【0012】さらに、本発明のゲート信号発生回路は、
好ましくは、比較器の一方の端子が前記遅延回路と接続
されると共に、該比較器の他方の端子に基準電圧が入力
されることを特徴とし、さらに前記遅延回路を構成する
抵抗器が固定抵抗体からなることを特徴としている。
【0013】また、前記第2の論理信号は、前記論理回
路の出力端子から前記スイッチング素子に供給されるこ
とを特徴とし又は前記制御パルスの出力信号線から直接
前記スイッチング素子に供給されることを特徴としてい
る。
【0014】さらに、前記スイッチング素子が電界効果
型トランジスタからなり、前記コンデンサの一方の端子
が前記電界効果型トランンジスタのソースに接続される
と共に前記コンデンサの他方の端子が前記電界効果型ト
ランンジスタのドレインに接続され、さらに前記第2の
論理信号が前記電界効果型トランンジスタのゲートに供
給されることを特徴としている。
【0015】また、前記論理回路はフリップフロップ回
路を含むことを特徴とするのが好ましい。
【0016】また、本発明に係るインバータ装置は、上
述したゲート信号発生回路のいずれかを具備しているこ
とを特徴としている。
【0017】
【作用】上記ゲート信号発生回路によれば、コンデンサ
の両端にスイッチング素子が接続されているので、前記
コンデンサが前記スイッチング素子により短絡され、放
電時間が短くなってゲート信号切換時のオフ期間を容易
且つ確実に形成することができる。また、これによりコ
ンデンサからの放電電流が論理回路に流れ込むこともな
い。
【0018】また、比較器の一方の端子が前記遅延回路
と接続されると共に、該比較器の他方の端子に基準電圧
が入力されることにより、安定したオフ期間の形成が可
能となる。
【0019】上記インバータ装置によれば、上記ゲート
信号発生回路により形成されるオフ期間により直流回路
の短絡を生じることなく高速スイッチングを行うことが
できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳説
する。
【0021】図1は本発明に係るゲート信号発生回路が
使用されるインバータ装置としての単相インバータの電
気回路図である。
【0022】同図において、バッテリーや整流器等から
なる直流電源1の出力は、インバータ装置2に入力され
て該インバータ装置2により交流電力に変換され、AC
モータ等の交流負荷3に供給される。
【0023】しかして、インバータ装置2は、スイッチ
ング素子としての2対のFET(電界効果型トランジス
タ)を有している。すなわち、インバータ装置2は、第
1及び第2のFET4、5を一方の組とし、第3及び第
4のFET6、7を他方の組として構成され、第1のF
ET4と第4のFET7との接続点又は第2のFET5
と第3のFET6との接続点から出力が得られ、リアク
トル8により高周波の低減がなされ交流変換される。ま
た、直流側の入力点間にはコンデンサ9が介装され、高
周波を低減している。
【0024】このように構成されたインバータ装置にお
いては、第1及び第2のFET4、5に第1のゲート信
号G1が供給されたときはこれら第1及び第2のFET
4、5がオンし、交流負荷3には矢印Aに示す経路で電
流が流れる。
【0025】また、第3及び第4のFET6、7に第2
のゲート信号G2が供給されたときはこれら第3及び第
4のFET6、7がオンし、交流負荷3には矢印Bに示
す経路で電流が流れる。
【0026】そして、第1のゲート信号G1、又は第2
のゲート信号G2の供給が停止した場合でもこの回路の
状態のままではこれら第1及び第2のFET4、5、又
は第3及び第4のFET4、5は即座にはオフせず、こ
れら第1及び第2のFET4、5に固有のターンオフ時
間経過後にオフする。すなわち、〔従来の技術〕の項で
述べたように、第1〜第4のFET4〜7は同時にオン
状態となるため、矢印Cに示すように、直流回路が短絡
する。
【0027】以下、上記直流回路を防止するための本発
明に係るゲート信号発生回路について詳述する。
【0028】図2は本発明に係るゲート信号発生回路の
第1の実施例を示す電気回路図である。
【0029】該ゲート信号発生回路は、制御パルス信号
が入力される論理回路としてのフリップフロップ回路1
0と、コンデンサ11a、11bとオフ期間調整用の抵
抗器としての半固定抵抗12a、12bとからなる一対
の遅延回路13a、13bと、フリップフロップ回路1
0と前記夫々の遅延回路13a、13bとの接続点に介
装された一対のプルアップ抵抗14a、14bと、前記
夫々の遅延回路13a、13bの出力側に接続された一
対のANDゲート15a、15bとを有し、コンデンサ
11a、11bの両端にはスイッチング素子としてのF
ET16a、16bが接続されている。すなわち、コン
デンサ11a、11bの一方の端子はそれぞれFET1
6a、16bのソースに接続されると共に前記コンデン
サ11a、11bの他方の端子はそれぞれFET16
b、16aのドレインに接続されている。さらに、FE
T16aのゲートは、フリップフロップ回路10の出力
バーQ側の出力とプルアップ抵抗14bとの接続点と、
半固定抵抗12bとの間に接続され、FET16bのゲ
ートは、フリップフロップ回路10の出力Q側の出力と
プルアップ抵抗14aとの接続点と、半固定抵抗12a
との間に接続されている。これにより、フリップフロッ
プ回路10の出力Qから出力される第1の論理信号とは
逆論理の第2の論理信号が前記FET16aのゲートに
供給され、フリップフロップ回路10の出力バーQから
出力される第2の論理信号とは逆論理の第1の論理信号
が前記FET16bのゲートに供給される。
【0030】このように構成されたゲート信号発生回路
において、端子Sに制御パルス信号が入力されると出力
Qはハイレベルとなり、出力バーQはローレベルにな
る。そして、電源からプルアップ抵抗14a及び半固定
抵抗12aを介してコンデンサ11aに電荷が充電さ
れ、図中D点の電圧、すなわちANDゲート15aの入
力電圧が徐々に上昇し、ANDゲート15aの有する基
準電圧V1を越えたところでANDゲート15aはハイ
レベル信号を出力し、インバータ装置2の第1及び第2
のFET4、5に第1のゲート信号G1が付与される。
【0031】次いで、端子Rに制御パルスが入力される
と出力バーQはハイレベルとなり、出力Qはローレベル
になる。そして、電源からプルアップ抵抗14b及び半
固定抵抗12bを介してコンデンサ11bに電荷が充電
され、図中E点の電圧、すなわちANDゲート15bの
入力電圧が徐々に上昇し、ANDゲート15bの有する
基準電圧V1を越えたところでANDゲート15bはハ
イレベルを出力し、第3及び第4のFET6、7に第2
のゲート信号G2が付与される。一方、端子Rに制御パ
ルスが供給された時点でFET16aがオンするため、
コンデンサ11aに蓄積された電荷が該FET16aを
通過してグランドに落ち、したがってコンデンサ11a
の電荷が瞬時に放電され、第1のゲート信号G1は略瞬
間的にローレベルとなる。
【0032】図3は上記第1及び第2のゲート信号G
1、G2の発生過程を示すタイムチャートである。
【0033】すなわち、端子Sに制御パルスが入力され
ると(時間xで示す)、フリップフロップ10の出力Q
からはハイレベル信号が出力され、所定時間T経過して
D点の電圧が基準電圧V1を越えるとANDゲート15
aからハイレベル信号が出力される。このとき端子Rに
は制御パルスが出力されておらず出力バーQはローレベ
ルを維持し、したがって、第2のゲート信号G2はオフ
状態を維持する。次いで、端子Rに制御パルスが入力さ
れると(時間yで示す)、出力バーQはハイレベルとな
る一方、出力Qはローレベルとなる。そして、出力バー
Qのハイレベル信号の出力により上述したようにFET
16aがオンし、コンデンサ11aに蓄積された電荷が
該FET16aを通過してグランドに落ちるのでコンデ
ンサ11aの電荷が瞬時に放電され、D点の電圧は即座
に低下してANDゲート15aの出力は直ちにローレベ
ルとなり、第1のゲート信号G1の第1及び第2のFE
T4、5への供給は停止される。一方、E点の電圧は徐
々に上昇して基準電圧Vを越える一定時間Tの経過後に
ANDゲート15bからハイレベル信号が出力され、第
2のゲート信号G2が第3及び第4のFET6、7に供
給される。
【0034】このように本ゲート信号発生回路によれ
ば、コンデンサ11a、11bの両端をFET16a、
16bで短絡することにより放電時間も短くなって容易
且つ確実なオフ時間Tを形成することができるので、た
とえ引込電流が小さいフリップフロップ10を使用して
もスイッチング周波数の高い高速スイッチングを容易に
行うことができる。また、高価なIC部品を使用するこ
となくオフ期間の形成がなされるので、スイッチング周
波数の高いインバータ装置についてもその直流回路の短
絡を低コストでもって容易且つ確実に防ぐことができ
る。
【0035】図4はゲート信号発生回路の第2の実施例
を示す電気回路図であって、該ゲート信号発生回路にお
いては、第1の実施例におけるANDゲート15a、1
5bの代わりに比較器17a、17bが設けられ、さら
に、比較器17a、17bの正側入力端子には遅延回路
18a、18bが接続される一方、比較器17a、17
bの負側入力端子には基準電圧V2が入力される。ま
た、遅延回路18a、18bを構成する抵抗体として
は、第1の実施例と異なり、固定抵抗19a、19bが
使用される一方、比較器17a、17bの前記基準電圧
は半固定抵抗20の抵抗値により決定される。
【0036】上記比較器17a、17bに入力される基
準電圧V2は半固定抵抗20により決定されるので、夫
々のゲート信号毎の基準電圧調整が不要となる。すなわ
ち、第1の実施例に使用したANDゲート15a、15
bの場合は個々のIC部品の特性や雰囲気温度等の周囲
環境に応じて特性が異なり、基準電圧V1は例えば1.
35〜3.15V程度のばらつきが生じるため夫々のゲ
ート信号毎に遅延回路13a、13bの半固定抵抗12
a、12bの抵抗値を可変して調整する必要があるのに
対し、本第2の実施例では半固定抵抗19を介して比較
器17a、17bの基準電圧V2を容易に調整すること
ができ、ゲート信号毎の調整を行う必要もなくなり使用
者にとって好都合なものとなる。
【0037】図5はゲート信号発生回路の第3の実施例
を示す電気回路図であって、該ゲート信号発生回路にお
いては、端子Rに入力される制御パルス信号がFET1
6aのゲートに直接供給され、端子Sに入力される制御
パルス信号がFET16bのゲートに直接供給される構
成とされている。但し、この場合制御パルス信号はコン
デンサ11a、11bがFET16a、16bを通過し
て放電するのに十分な時間持続して入力される。
【0038】本第3の実施例においても、端子Sと端子
Rに供給される制御パルス信号が互いに逆論理状態とな
って遅延回路18a、18b及びFET16a、16b
に供給されるので、上記第1及び第2の実施例と同様の
作用・効果を得ることができる。しかも、上記第1及び
第2の実施例ではゲート信号G1、G2がローレベルに
ある間はFET16a、16bがオンしているため回路
の消費電力が大きいのに対し、本第3の実施例ではFE
T16a、16bは制御パルスの入力時間のみオンする
ので、回路が消費する電力を低減することができる。
【0039】尚、本実施例は上記実施例に限定されるも
のではない。上記実施例では論理回路としてフリップフ
ロップ回路10を使用したが、出力Q及び出力バーQを
生成する以前の回路は論理回路であればフリップフロッ
プ回路10に限定されるものではない。例えば、図6に
示すように、所定の制御信号を介して周波数を変化させ
ることができる電圧制御発振器31を設け、該電圧制御
発振器31から出力信号を例えばコンパレータ等を有す
る波形整形回路32で矩形波に変換した後、その信号を
反転論理回路33で逆論理にすることにより上述したフ
リップフロップ回路10と同様の出力を得ることができ
る。
【0040】また、上記実施例ではインバータ装置は単
相インバータを使用したが、三相インバータについても
同様に適用できるのはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るゲート
信号発生回路によれば、コンデンサの両端にスイッチン
グ素子が接続されているので、前記コンデンサが前記ス
イッチング素子により短絡されコンデンサの電荷が瞬時
に放電されるので、容易且つ確実にオフ期間を作成する
ことができる。また、論理回路に放電電流が流れ込まな
いので、引込電流の小さい安価なIC部品で製造するこ
とができる。
【0042】また、比較器を使用することにより、基準
電圧の設定を容易且つ正確に設定することができ、安定
したオフ期間を作り出すことができる。
【0043】また、本発明に係るインバータ装置は上記
ゲート信号発生回路を具備しているので、低コストでも
って容易且つ確実に直流回路の短絡を防止することがで
き、スイッチング周波数の高い高速スイッチングにも対
処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲート信号発生回路が使用される
インバータ装置としての単相インバータの電気回路図で
ある。
【図2】本発明に係るゲート信号発生回路の第1の実施
例の電気回路図である。
【図3】ゲート信号発生の過程を示すタイムチャートで
ある。
【図4】ゲート信号発生回路の第2の実施例を示す電気
回路図である。
【図5】ゲート信号発生回路の第3の実施例を示す電気
回路図である。
【図6】論理回路の他の実施例を示す電気回路図であ
る。
【図7】従来のゲート信号発生回路の電気回路図であ
る。
【図8】従来のゲート信号発生回路におけるゲート信号
発生の過程を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 フリップフロップ回路 11a、11b コンデンサ 12a、12b 半固定抵抗(抵抗器) 13a、13b 遅延回路 16a、16b FET(スイッチング素子) 17a、17b 比較器 19a、19b 固定抵抗(抵抗器)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御パルス信号が入力される論理回路
    と、1個のゲート信号に対して少なくとも1個のコンデ
    ンサ及び少なくとも1個の抵抗器を有し前記論理回路に
    接続された遅延回路とを備えたゲート信号発生回路にお
    いて、 前記コンデンサの両端にスイッチング素子が接続され、
    第1の論理信号が前記遅延回路に供給されると共に、前
    記第1の論理信号と逆論理の第2の論理信号が前記スイ
    ッチング素子に供給されることを特徴とするゲート信号
    発生回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の論理信号は所定時間持続する
    パルス信号であることを特徴とする請求項1記載のゲー
    ト信号発生回路。
  3. 【請求項3】 前記所定時間は少なくともコンデンサの
    放電時間以上の時間に設定されていることを特徴とする
    請求項2記載のゲート信号発生回路。
  4. 【請求項4】 比較器の一方の端子が前記遅延回路と接
    続されると共に、該比較器の他方の端子に基準電圧が入
    力されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載のゲート信号発生回路。
  5. 【請求項5】 前記遅延回路を構成する抵抗器が固定抵
    抗体からなることを特徴とする請求項4記載のゲート信
    号発生回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の論理信号は前記論理回路の出
    力端子から前記スイッチング素子に供給されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のゲー
    ト信号発生回路。
  7. 【請求項7】 前記第2の論理信号は前記制御パルスの
    出力信号線から直接前記スイッチング素子に供給される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載のゲート信号発生回路。
  8. 【請求項8】 前記スイッチング素子が電界効果型トラ
    ンジスタからなり、 前記コンデンサの一方の端子が前記電界効果型トランン
    ジスタのソースに接続されると共に前記コンデンサの他
    方の端子が前記電界効果型トランンジスタのドレインに
    接続され、さらに前記第2の論理信号が前記電界効果型
    トランンジスタのゲートに供給されることを特徴とする
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のゲート信号発
    生回路。
  9. 【請求項9】 前記論理回路はフリップフロップ回路を
    含むことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    に記載のゲート信号発生回路。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載のゲート信号発生回路を具備していることを特徴とす
    るインバータ装置。
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WO2004109919A1 (ja) * 2003-06-05 2004-12-16 Seiko Epson Corporation デジタル差動増幅制御装置
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