JPH08307093A - 電子部品搬送体 - Google Patents

電子部品搬送体

Info

Publication number
JPH08307093A
JPH08307093A JP7127339A JP12733995A JPH08307093A JP H08307093 A JPH08307093 A JP H08307093A JP 7127339 A JP7127339 A JP 7127339A JP 12733995 A JP12733995 A JP 12733995A JP H08307093 A JPH08307093 A JP H08307093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
container
component carrier
lid
electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7127339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3561889B2 (ja
Inventor
Teruyasu Sakurai
輝泰 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yayoi Co Ltd
Original Assignee
Yayoi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yayoi Co Ltd filed Critical Yayoi Co Ltd
Priority to JP12733995A priority Critical patent/JP3561889B2/ja
Publication of JPH08307093A publication Critical patent/JPH08307093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3561889B2 publication Critical patent/JP3561889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、種々の形状の電子部品に対応し得る
電子部品搬送体の実現を目的とするものである。 【構成】電子部品を収納する電子部品搬送体において、
内側に大きさの異なる複数の段部をもつ凹部が設けられ
た容体と、容体部の凹部内の各段部によつて区切られる
空間領域のうち、対応する大きさの空間領域内に嵌め込
むようにして容体部に収納される電子部品を、当該空間
領域の底面を形成する容体部の段部の表面に押しつける
ように付勢する付勢手段とを設けるようにしたことによ
り、空間領域(すなわち段部)の数に応じた複数種類の
大きさの電子部品を搬送時に動かないように収納するこ
とができ、かくして種々の形状の電子部品に対応し得る
電子部品搬送体を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品搬送体に関し、
例えばIC等の電子部品を搬送する際に当該電子部品を
収納するための電子部品搬送体として適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばリペアー部品の販売会社で
は、各電子部品メーカから電子部品を一度に数多く仕入
れるため、これら電子部品が複数個ずつ硬化樹脂材で成
形されたトレーに収容されて納入される。このためこの
種の販売会社においては、例えばサービスセンターや電
気機器販売店などから修理用のリペアー部品の発注を受
けると(多くは1個ずつ)、これらリペアー部品を1個
ずつ導電性のクツシヨン材で包んで発注先の各サービス
センターや電気機器販売店に配送し、又は郵送してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電子部品を
このようにクツシヨン材で包んで配送し、又は郵送する
場合、例えばICなどのようにリード端子をもつ電子部
品では、搬送中にリード端子に折れ曲がりなどの変形が
生じたり、リード端子が破損したりする問題があつた。
かかる問題を解決するための1つの方法として、電子部
品を対応する大きさの容器に入れて配送し、又は郵送す
る方法が考えられる。しかしながらこのような方法で
は、各電子部品の大きさにそれぞれ応じた複数種類の容
器を用意する必要がある。これは例えばリード端子をも
つ電子部品を大きめの容器に入れて搬送しようとする
と、搬送時に電子部品が容器内において動くことにより
そのリード端子が容器の内壁面に衝突して変形し、又は
破損するおそれがあるためである。
【0004】従つてこのような容器を用いる方法では、
複数種類の大きさの容器を用意しなければならない分、
種々の大きさの電子部品に対応し難く、また容器の選別
が煩雑になつたり、搬送コストが高くなつたりする問題
もあつた。従つて電子部品を容器に入れて搬送するに際
して、当該容器として種々の大きさの電子部品を搬送時
に動かないように保持し得るような、種々の大きさの電
子部品に対応し得るものを実現できれば、種々の大きさ
の容器を用意する必要がない分、容器の選別作業を必要
とせず、また搬送コストを低下させ得ることができるも
のと考えられる。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、種々の形状の電子部品に対応し得る電子部品搬送体
を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、電子部品を収納する電子部品搬送
体において、内側に大きさの異なる複数の段部をもつ凹
部が設けられた容体部と、容体部の凹部内の各段部によ
つて区切られる空間領域のうちの対応する大きさの空間
領域内に嵌め込むようにして容体部に収納される電子部
品を、当該空間領域の底面を形成する容体部の段部の表
面に押しつけるように付勢する付勢手段とを設けるよう
にした。
【0007】
【作用】容体部に内側に大きさの異なる複数の段部をも
つ凹部を設けると共に、当該凹部内の対応する大きさの
空間領域内に嵌め込むようにして収納される電子部品
を、当該空間領域の底面を形成する容体部の段部の表面
に押しつけるように付勢するようにしたことにより、空
間領域(すなわち段部)の数に応じた複数種類の大きさ
の電子部品を搬送時に動かないように保持することがで
きる。
【0008】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0009】(1)第1実施例 図1〜図3において、1は全体として実施例による電子
部品搬送体を示し、合成樹脂材からなるフイルムを熱変
形(例えばインジエクシヨン成形)することにより一体
に形成された容体部2と蓋部3とで構成されている。容
体部2においては、内側に複数の段部2B、2C、2
D、2Eをもつほぼ逆四角錐台状の凹部(以下、これを
エンボス部と呼ぶ)2Aが中央部に設けられており、こ
のエンボス部2A内の各段部2B〜2Eによつてそれぞ
れ区切られる直方体形状の各空間領域4A、4B、4
C、4D(図1)内に図4のようにIC5A、5Bを嵌
め込むようにして1つ又は複数(実施例では2つ)収納
し得るようになされている。なお図4において9はクツ
シヨン材を示す。
【0010】また容体部2においては、その周端部がエ
ンボス部2Aの下側面よりも突出するように下方向に折
り曲げられることにより防御壁部2Fが形成されてお
り、かくして横方向から受ける外力をこの防御壁部2F
の側面で吸収し、下方向から受ける外力を防御壁部2F
の下面で吸収し得ることにより、これら外力がエンボス
部2A内に収納されたIC5A、5Bに影響を及ぼすの
を防止し得るようになされている。一方蓋部3において
は、容体部2と後端において開閉自在に連結しており、
その上面中央部には内側方向に突出するように円錐形状
の突起部3Aが設けられている。
【0011】この場合突起部3Aは、その側壁が頂点3
AXを中心とする同心円状に、かつ径方向に波状に湾曲
しており、これにより図4のように必要に応じて高さ方
向に弾力をもつて縮み得るようになされている。かくし
てこの電子部品搬送体1では、容体部2のエンボス部2
Aの対応する空間領域4A〜4D内にIC5A、5Bを
嵌め込むようにして収納した後、蓋部3を閉じたとき
に、蓋部3の突起部3Aがその頂点3AXの内側をIC
5Bに当接させて高さ方向に必要量縮む一方、この状態
で当該IC5Bに対して下方向に付勢することにより、
このIC5B(及び5A)の上方向の動きを規制し得る
ようになされている。
【0012】この実施例の場合、図3及び図5からも明
らかなように、容体部2には前端に防波堤状に第1及び
第2のロツク用突起2G、2Hが設けられていると共
に、蓋部3には図2及び図5からも明らかなように容体
部2の第1及び第2のロツク用突起2G、2Hに対応さ
せて前端部にT字状突起3Bが形成されている。かくし
てこの電子部品搬送体1では、蓋部3を容体部2に嵌め
合わせた後、蓋部3のT字状突起3Bを図5のように下
方向に折り曲げることによつて容体部2の第1及び第2
のロツク用突起2G、2Hで蓋部3のT字状突起3Bを
保持し得るようになされ、これにより蓋部3を容体部2
に嵌め合わせた状態にロツクし得るようになされてい
る。
【0013】またこの実施例の場合、特に図1及び図3
において明らかなように、容体部2のエンボス部2Aの
各段部2B〜2Eは、QFP(quad flat package )型
IC5A、5Bの規格に合わせて、1段目の空間領域
(エンボス部2Aの底面と、当該底面に隣接するエンボ
ス部2Aの内側面と、1段目の段部2Bの上面を含む平
面とで囲まれる空間領域)4A及びこれに順次積層する
2〜4段目の空間領域4B〜4D(図1)の底面形状が
それぞれ1辺14.3〔mm〕、22.4〔mm〕、28.5〔mm〕、4
0.0〔mm〕及び43.2〔mm〕の正方形状に選定されている
と共に、1〜4段目の空間領域4A〜4Dの高さがそれ
ぞれ順に0.9 〔mm〕、1.4 〔mm〕、1.3 〔mm〕、1.5
〔mm〕に選定されている。これによりこの電子部品搬送
体1では、これら規格に対応するQFP型IC5A、5
Bをより確実に容体部2のエンボス2A内部2において
動かないように収納し得るようになされている。
【0014】さらにこの実施例の場合、容体部2及び蓋
部3でなる本体に加え、各空間領域4A〜4Dの大きさ
とそれぞれ外形形状が同じ大きさの図6に示すような枠
体状の予備部品10が複数用意されている。実際上これ
ら各予備部品10としては、容体部2の1つの空間領域
4A〜4Dに対して内側の開口10Aの形状の異なるも
のが複数用意されており、これによりより多種類の形状
のQFP型ICに対応し得る一方、SOP(Small Out
linePackage)型のICにも対応し得るようになされて
いる。
【0015】以上の構成において、この電子部品搬送体
1では、容体部2のエンボス部2A内の各空間領域4A
〜4D内に嵌め込むようにしてIC5A、5Bを収納す
る。この場合この電子部品搬送体1では、容体部2のエ
ンボス部2A内に大きさの異なる段部2B〜2E(各空
間領域4A〜4D)が複数設けられているため、段部2
B〜2Eの数に応じた複数種類の大きさのIC5A、5
Bを搬送時に動かないように(すなわちそのリード端子
5AX、5BXが容体部2のエンボス部2Aの内側面に
衝突して破損し又は変形しないように)保持することが
できる。
【0016】またこのとき蓋部3には高さ方向に弾力を
もつて必要量縮み得るような下方向に突出する突起部3
Aが設けられているため、この突起部3Aの内側面によ
つて容体部2のエンボス部2A内に収納されたIC5
A、5Bを搬送時に上下方向に動かないように保持する
ことができる。従つてこの電子部品搬送体1では、容体
部2のエンボス部2Aの対応する空間領域4A〜4D内
にIC5A、5Bを嵌め込むようにして収納した後、蓋
部3を閉じることで、このIC5A、5Bを容体部2の
エンボス部2A内において前後左右方向及び上下方向に
動かないように保持することができ、かくして容体部2
の段部2B〜2Eの数及び各段部2B〜2Eの大きさに
応じた複数種類の大きさ及び形状のIC5A、5Bを搬
送時に損傷を生じないように保持することができる。
【0017】以上の構成によれば、大きさの異なる複数
の段部2B〜2Eを内側に有する凹部(エンボス部)2
Aをもつ容体部2と、高さ方向に弾力をもつて縮むこと
のできる突起部3Aを有する蓋部3とで電子部品搬送体
1を形成するようにしたことにより、種々の大きさのI
C5A、5Bを搬送時に動かないように容体部2の凹部
(エンボス部)2A内において保持することができ、か
くして種々の形状の電子部品に対応し得る電子部品搬送
体を実現できる。
【0018】(2)第2実施例 図7は第2実施例による電子部品搬送体の容体部20の
構成を示すものであり、縦方向及び横方向に延びる複数
の溝20A、20Bが設けられている点を除いて第1実
施例の電子部品搬送体1の容体部2と同様に構成されて
いる。すなわちこの電子部品搬送体の容体部20におい
ては、縦方向に複数の溝(以下、これを縦溝と呼ぶ)2
0Aが形成されていると共に、当該縦溝20Aと交差し
ないように横方向に複数の溝(以下、これを横溝と呼
ぶ)20Bが形成されている。これによりこの電子部品
搬送体では、これら縦溝20A及び横溝20Bによつて
容体部20の強度を向上させることができ、かくして搬
送時に受ける横方向及び下方向からの外力によつてエン
ボス部20Cが変形するのを防止し、エンボス部20C
内に収納されたIC5A、5B(図4)がこの外力によ
つて影響を受けるのを回避し得るようになされている。
【0019】以上の構成によれば、電子部品搬送体の容
体部20に縦方向及び横方向の複数の溝20A、20B
を形成するようにしたことにより、容体部20の強度を
向上させることができ、かくして種々の形状の電子部品
に対応し得る一方、収納されたICの防御性の高い電子
部品搬送体を実現できる。
【0020】(3)第3実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図8は第3実
施例による電子部品搬送体30を示し、蓋部31の突起
部31Aの底面部31AX形状を除いて第1実施例の電
子部品搬送体1と同様に構成されている。すなわちこの
電子部品搬送体30においては、蓋部31の突起部31
Aの底面部31AXが全体としてほぼ平面状に形成され
ており、当該底面部31AXに下方向(内側)に突出す
る格子状の突起31AXAが設けられている。これによ
りこの電子部品搬送体30においては、パツケージング
32Aの一面にアレー状に電極(バンプ)32Bが突出
形成された、いわゆるBGA(ball grid array )型の
IC32が容体部2のエンボス部2A内に収納されたと
きに、蓋部31の突起部31Aの底面部31AX内側で
当該IC32の各電極32Bを傷付けることなくこのB
GA型IC32を容体部2のエンボス部2A内において
搬送時に動かないように保持し得るようになされてい
る。
【0021】以上の構成によれば、蓋部31の突起部3
1Aの底面部31AXを全体としてほぼ平面状に形成す
る一方、当該底面部31AXに下方向(内側)に突出す
る格子状の突起31AXAを設けるようにしたことによ
り、BGA型のIC32を各電極32Bを傷つけること
なく搬送時に動かないように保持することができ、かく
して第1実施例の電子部品搬送体に比べてより種々の電
子部品に対応し得る電子部品搬送体を実現できる。
【0022】(4)第4実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図10は、第
4実施例による電子部品搬送体40を示すものであり、
蓋部41の構成を除いて第1実施例の電子部品搬送体1
と同様に構成されている。この場合蓋部41は、図11
に示すように、下方向に突出する突起部41Aの各段部
41AA、41AB、41AC、41ADがそれぞれ容
体部2の底面に対して平行に形成されていると共に、最
下段の段部41AAを除く各段部41AB〜41ADの
内周端部には、それぞれ断面逆U字状の折曲部41B
A、41BB、41BC、41BDが設けられている。
【0023】これによりこの電子部品搬送体40では、
折曲げ部41BA〜41BDがない場合に比べて突起部
41Aが全体として柔軟性をもつてその高さ方向に縮み
得るようになされ、かくして容体部2内に電子部品が収
納されたときに、蓋部41の突起部41Aがこの電子部
品の収納位置に応じてその高さ方向に必要量だけ確実に
縮み得るようになされている。
【0024】以上の構成によれば、蓋部41の突起部4
1Aに対し、各段部41AA、41AB、41AC、4
1ADの内周端部にそれぞれ断面逆U字状の折曲げ部4
1BA、41BB、41BC、41BDを設けるように
したことにより、突起部41Aを全体として柔軟性をも
つてその高さ方向に縮み得るようにすることができ、か
くして第1実施例のば場合と同様に、種々の形状の電子
部品に対応し得る電子部品搬送体を実現できる。
【0025】(5)他の実施例 なお上述の第1実施例においては、その高さ方向に弾力
をもつて縮むことのできる突起部3Aを蓋部3に設け、
容体部2のエンボス部2A内に収納されたIC5A、5
Bに対してこの蓋部3の突起部3Aによつて下方向に付
勢することにより当該IC5A、5Bが上下方向に動か
ないように保持するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、要は、容体部2のエンボス部2
A内に収納された電子部品を、嵌め込まれた空間領域4
A〜4Dの底面を形成する段部2B〜2Dの上面に押し
つけるように付勢することによつて当該電子部品の上下
方向の動きを規制し得るのであれば、蓋部3の突起部3
Aの形状としてこの他種々の形状を適用できる。
【0026】また上述の第1実施例においては、その高
さ方向に弾力をもつて縮むことのできる突起部3Aを蓋
部3に設け、容体部2のエンボス部2A内に収納された
IC5A、5Bに対してこの蓋部3の突起部3Aによつ
て下方向に付勢することにより当該IC5A、5Bが上
下方向に動かないように保持するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば蓋部3の上
面を平面状に形成し、容体部2内に収納されたIC5
A、5Bと蓋部3との間にクツシヨン材を配置するよう
にしても良く、要は、容体部2のエンボス部2A内に収
納された電子部品を、嵌め込まれた空間領域4A〜4D
の底面を形成する段部2B〜2Dの上面に押しつけるよ
うに付勢することによつて当該電子部品の上下方向の動
きを規制し得るのであれば、電子部品に付勢する手段と
してこの他種々の付勢手段を適用するようにしても良
い。
【0027】さらに上述の第1〜第3実施例において
は、本発明をIC5A、5B、32を収容するための電
子部品搬送体として適用するようにした場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、この他コネクタ等種々
の電子部品を収納するための電子部品搬送体として適用
することができる。
【0028】さらに上述の第2実施例においては、強度
を向上させるための溝20A、20B(図7)を容体部
20に形成するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、溝20A、20Bに代えて縦方向及
び又は横方向に(又は所定方向に沿つて)延びる突起を
形成するようにしても良い。
【0029】さらに上述の第1実施例においては、この
電子部品搬送体1をより種々の形状の電子部品に対応さ
せるため、容体部2及び蓋部3とでなる本体とは別に容
体部2のエンボス部2A内の各空間領域4A〜4Dにそ
れぞれ対応した大きさの予備部品10(図6)を用意す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば図11に示すような、容体部2のエンボス
部2Aの内形形状と同じ外形形状を有し、かつ内部に複
数の段部40A、40B、40C、40Dをもつ(要は
大きさの異なる予備部品10(図6)が複数積層されて
一体形成された形状の)予備部品40を用意するように
しても良く、このようにすることによつてより種々の大
きさの電子部品に対応させることができる。
【0030】さらに上述の第1〜第3実施例において
は、容体部2及び蓋部3、31をフイルム状の合成樹脂
材を熱変形させることにより電子部品搬送体1、30を
形成するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、電子部品搬送体1、30の形成方法として
は、この他種々の方法を適用できる。
【0031】さらに上述の第1〜第3実施例において
は、容体部2、20Aと蓋部3、31とを一体に形成す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、容体部2、20Aと蓋部3、31とを別体に形成
するようにしても良い。
【0032】さらに上述の第2実施例においては、溝2
0A、20Bを容体部20のほぼ全域に亘つて形成する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、少なくともエンボス部20Cを形成する領域部分に
複数本の溝20A、20Bを形成するのであれば、溝2
0A、20Bの形成場所としては容体部20のほぼ全域
でなくても良く、また溝20A、20Bの形成パターン
としては縦方向及び横方向以外のパターンで形成するよ
うにしても良い。
【0033】さらに上述の第4実施例においては、図1
0のように、蓋部41の各段部41AA〜41ADの内
周端部に断面逆U字状の折曲部41BA〜41BDを設
けることにより蓋部41の突起部41Aに高さ方向の柔
軟性を設けるようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば図12に示すように、蓋部41
の突起部41Aの各段部41AA〜41ADを繋ぐ各側
壁の上端部(又は上端部以外)に突起部41Aの内側方
向に突出するように螺旋状の凹部41EAを設けるよう
にしても良く、このようにすることによつて第4実施例
と同様に、蓋部41の突起部41Aを全体として柔軟性
をもつてその高さ方向に縮み得るようにすることができ
る効果を得ることができる。またこのように凹部41E
Aを螺旋状にすることによつて金型からの離脱性を確保
することができる。
【0034】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、QFP型ICやSOP型ICの規格に合わせて容体
部2、20や予備部品10の内寸を選定するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
BGA型ICの規格やこの他の規格に合わせて容体部
2、20や予備部品10の内寸を選定するようにしても
良い。
【0035】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電子部品
を収納する電子部品搬送体において、内側に大きさの異
なる複数の段部をもつ凹部が設けられた容体と、容体部
の凹部内の各段部によつて区切られる空間領域のうち、
対応する大きさの空間領域内に嵌め込むようにして容体
部に収納される電子部品を、当該空間領域の底面を形成
する容体部の段部の表面に押しつけるように付勢する付
勢手段とを設けるようにしたことにより、空間領域(す
なわち段部)の数に応じた複数種類の大きさの電子部品
を搬送時に動かないように収納することができ、かくし
て種々の形状の電子部品に対応し得る電子部品搬送体を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による電子部品搬送体の構成を示す
端面図である。
【図2】図1の電子部品搬送体の蓋部の構成を示す上面
図である。
【図3】図1の電子部品搬送体の容体部の構成を示す上
面図である。
【図4】図1の電子部品搬送体に収納されるICの収納
状態を示す端面図である。
【図5】容体部にロツクされた蓋部の様子を示す斜視図
である。
【図6】予備部品の構成を示す斜視図である。
【図7】第2実施例による電子部品搬送体の容体部の構
成を示す斜視図である。
【図8】第3実施例により電子部品搬送体の構成を示す
端面図である。
【図9】図8の蓋部に形成された突起部の底面部の構成
を示す下面図である。
【図10】第4実施例による電子部品搬送体の構成を示
す端面図である。
【図11】他の実施例を示す端面図である。
【図12】他の実施例を示す端面図である。
【符号の説明】
1、30……電子部品搬送体、2、20……容体部、2
A、20C……エンボス部、2B〜2E……段部、20
A、20B……溝、3、31……蓋部、3A、30A…
…突起部、30AXA……突起、4A〜4D……空間領
域、5A、5B、32……IC。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を収納する電子部品搬送体におい
    て、 内側に大きさの異なる複数の段部をもつ凹部が設けられ
    た容体部と、 上記容体部の上記凹部内の各上記段部によつて区切られ
    る空間領域のうちの対応する大きさの空間領域内に嵌め
    込むようにして上記容体部に収納される上記電子部品
    を、当該空間領域の底面を形成する上記容体部の上記段
    部の表面に押しつけるように付勢する付勢手段とを具え
    ることを特徴とする電子部品搬送体。
  2. 【請求項2】上記付勢手段は、 上記容体部の上記凹部を閉塞する蓋部の内側に突出形成
    された、その高さ方向に弾力をもつて縮むことのできる
    突起部でなることを特徴とする請求項1に記載の電子部
    品搬送体。
  3. 【請求項3】上記容体部の上記凹部の周囲に、上記凹部
    よりも上記凹部の突出方向に突出する突起部が設けられ
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子
    部品搬送体。
  4. 【請求項4】上記容体部のうち、少なくとも上記凹部を
    形成する領域部分に複数の溝又は突起が形成されたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品搬
    送体。
  5. 【請求項5】上記蓋部の上記突起部の底面がほぼ平面状
    に形成されると共に、上記蓋部の上記突起部の上記底面
    の内側に格子状の突起が形成されたことを特徴とする請
    求項2に記載の電子部品搬送体。
  6. 【請求項6】上記突起部は、 複数の段部を有し、各段部の内周端に上記突起部の縮む
    方向に突出する屈曲部がそれぞれ設けられたことを特徴
    とする請求項2に記載の電子部品搬送体。
  7. 【請求項7】上記突起部は、 複数の段部を有し、各段部をそれそれ繋ぐ上記突起部の
    側壁に上記突起部の内側方向に突出する折曲部がそれぞ
    れ設けられたことを特徴とする請求項2に記載の電子部
    品搬送体。
JP12733995A 1995-04-27 1995-04-27 電子部品搬送体 Expired - Fee Related JP3561889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12733995A JP3561889B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 電子部品搬送体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12733995A JP3561889B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 電子部品搬送体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004040674A Division JP2004161383A (ja) 2004-02-17 2004-02-17 電子部品搬送体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08307093A true JPH08307093A (ja) 1996-11-22
JP3561889B2 JP3561889B2 (ja) 2004-09-02

Family

ID=14957481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12733995A Expired - Fee Related JP3561889B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 電子部品搬送体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3561889B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007059502A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Ntt Electornics Corp トレイ
JP2011189974A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板用トレイおよび配線基板用容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007059502A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Ntt Electornics Corp トレイ
JP2011189974A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Ngk Spark Plug Co Ltd 配線基板用トレイおよび配線基板用容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3561889B2 (ja) 2004-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100685348B1 (ko) 집적회로 부품 트레이
KR0166983B1 (ko) 볼 단자 집적회로를 저장하기 위한 트레이
US4483441A (en) Flat-type semiconductor device and packing thereof
US20030012628A1 (en) 300MM single stackable film frame carrier
US5848703A (en) Tray for integrated circuits
CA2756192C (en) Apparatus and method for aligning and holding light bulbs
US6857524B2 (en) Tray for semiconductors
JPH08307093A (ja) 電子部品搬送体
JP2004161383A (ja) 電子部品搬送体
US5125509A (en) Container for precision parts
JP2005122678A (ja) 携帯可能電子装置
US4760917A (en) Integrated circuit carrier
GB2293367A (en) Transport appliance
JPH0966990A (ja) 電子部品搬送体
US5133452A (en) IC package storage container
JP2011051643A (ja) 太陽電池パネル用梱包材
KR100901450B1 (ko) 반도체 패키지 트레이가 수납될 수 있는 적층체 포장용 완충재
US6527998B1 (en) Method of fabricating integrated circuit pack trays using modules
KR102584774B1 (ko) 진공성형 제품 돌기 성형장치
JP3457549B2 (ja) Icパッケージ用トレイ
WO1993020678A1 (en) Spacer tray
JP7381496B2 (ja) 異なったサイズの物品のための緩衝梱包体
JP2023129354A (ja) ブロック積み重ね構成
JP4349507B2 (ja) サスペンションブランク搬送用ケース
KR100574222B1 (ko) 칩 스케일 패키지용 트레이

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees