JPH0830702A - 電子通帳 - Google Patents

電子通帳

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JPH0830702A
JPH0830702A JP16566794A JP16566794A JPH0830702A JP H0830702 A JPH0830702 A JP H0830702A JP 16566794 A JP16566794 A JP 16566794A JP 16566794 A JP16566794 A JP 16566794A JP H0830702 A JPH0830702 A JP H0830702A
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JP16566794A
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Nobuo Furuhashi
信夫 古橋
Kenichiro Inoue
賢一郎 井上
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1枚のカードに複数の機能を持たせた電子通
帳を提供する。 【構成】 ICチップ上の半導体メモリ11と、追記型
の光記憶媒体13と、磁気ストライプ14とを同一カー
ド基板1の所定部位に配設して電子通帳とする。半導体
メモリ11には、振込先情報及び検索キー情報を記憶す
る検索情報記録領域を設け、光記憶媒体13には、前記
検索キー情報によりその記憶アドレスが特定される通帳
明細情報の記憶領域を設ける。更に、磁気ストライプ1
4に、暗証コード、銀行コード、取扱科目毎の口座番号
等の通帳情報の記憶領域を設ける。また、各記憶媒体を
避ける部位にエンボス12を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICカード、光記憶媒
体、磁気ストライプ、エンボスを同一基板上に統合して
振込カード、キャッシュカード、及び、紙通帳としての
機能を持たせ、更に、これらを統合したことによる付加
価値を生ぜしめる電子通帳に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金融事業のシステム化が進み、銀
行において使用されている紙通帳を電子カード化する要
請が高まっている。このような要請に対応し得るカード
として、ICカードや光カードが挙げられる。ICカー
ドは、周知のように、樹脂製カード基板の所定部位に半
導体メモリを含むICチップを配し、高セキュリティ性
と磁気ストライプの数倍以上の容量性とを兼備するもの
であり、他方、光カードは、樹脂製カード基板にストラ
イプ状あるいは矩形状の光記憶媒体を配したもので、セ
キュリテイ性は低いものの、メガバイト単位の記憶容量
を確保し得る点が特徴的である。また、最近は、両者の
利点をより有効に活かすべく、同一カード基板にICチ
ップと光記憶媒体とを複合的に配設したハイブリッド型
カードも種々提案されている。
【0003】ところで、紙通帳を電子カード化する場合
には、高セキュリティ性の他に、記憶された取引履歴を
含む通帳明細情報の絶対性が担保されなければならな
い。つまり、紙通帳は、一旦記憶された通帳明細情報を
顧客が任意に改ざんすることはできないことから現金の
入出金等の取引履歴を客観的に証明する証書としての機
能を有し、また、原本としての証拠能力を担保する機能
をも有している。従って、電子化対象カードにおいても
この機能がサポートされる必要があり、各記憶媒体に記
憶された通帳明細情報は書換可能なものであってはなら
ない。従って、電子通帳に用いられるべきカード基板上
の記録媒体は、追記型の光記憶媒体のような書換不能の
ものとする必要がある。
【0004】一方、最近は、キャッシュカードや振込カ
ードを同一人が複数枚所持している場合が多い。また、
カード取引回数が多くなるにつれて紙通帳の冊数や通帳
明細情報を印字した帳票類が増える。しかしながら、こ
れらカード、紙通帳、帳票類の発行に際してはかなりの
コストがかかるので、銀行側の経費負担は莫大となる。
反面、顧客にとっても、複数のカード、紙通帳等を所持
することは、管理上不便となる。従って、これらの複数
のカード及び紙通帳の機能を1枚のカードに統合するこ
とができれば、銀行側と顧客側の双方に便利であるが、
従来は、記憶媒体に対する上記制約や通帳明細情報の多
様化、肥大化等からこのような複数のカードの機能を統
合したものは存在しなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、紙通帳
の電子カード化、複数のカードの機能統合化は、社会的
な要請が高いにも拘わらず、主としてカードへの通帳明
細情報の記憶のあり方に下記のような課題があったた
め、その実現が極めて困難であった。 (1)ICカードは、前述のように一定のセキュリティ
性が図れ、しかも記憶領域が半導体メモリより成るので
情報の記憶/読出が高速となる利点がある反面、通帳明
細情報を単純に記憶するだけでは、ローコスト型のもの
は記憶容量が十分でなく、大容量のものは製造コストが
高くなるという欠点がある。上述のように、通帳明細情
報は書換ができない(してはならない)点、通帳は大量
に発行しなければならない点を考慮すると、ICカード
を電子通帳として用いる場合はコストが飛躍的に高くな
り、現実的とはいえない。 (2)また、光記憶媒体は、大容量のものが比較的低コ
ストで得られるが、書換型/追記型を問わず、記憶情報
の管理は、光記憶媒体内の管理情報をもとに行っている
のが通常である。そのため、記憶された通帳明細情報が
大量になるにつれてその検索に長時間を要する。また、
追記型のものにあっては、検索キーとなるアドレス等を
修正する度に記憶容量を無駄に消費する欠点がある。 (3)磁気ストライプは、記憶容量が少ない分、コスト
的には格安であるが、使用に際しては特定の取引用に限
定されてしまい、単独では電子通帳としての用途に適し
ない。 (4)少なくとも現時点において、キャッシュカード等
には当該カードを個性化するための特定の文字、数字、
又は記号を表す凹凸部(エンボス)が必須となる。しか
し、このエンボスの形成(刻印)部位はカード上の所定
部位に限定されており、しかもその形成範囲が広い。そ
のため、既存のカードレイアウトでは、複数の記憶媒体
を同一カード基板上に統合することはできなかった。特
に、光記憶媒体を有する光カードでは、このエンボスを
形成すること自体が不可能であった。 本発明は、かかる課題を解決し、1枚のカードに複数の
機能を統合した電子通帳を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が提供する電子通
帳は、書換自在の記憶媒体、例えばICチップ上の半導
体メモリと、書換不能の記憶媒体、例えば追記型の光記
憶媒体と、少なくとも1つの磁気ストライプとを同一カ
ード基板の所定部位に配設したものであって、前記書換
自在の記憶媒体に、振込先情報及び検索キー情報を記憶
する検索情報記録領域を設けるとともに、前記書換不能
の記憶媒体に、前記検索キー情報によりその記憶アドレ
スが特定される通帳明細情報の記憶領域を設け、更に、
前記磁気ストライプに、暗証コード、銀行コード、取扱
科目毎の口座番号等の通帳情報の記憶領域を設けたこと
を特徴とする。
【0007】また、本発明が提供する他の構成の電子通
帳は、カード基板の所定部位に凹凸状エンボスを形成
し、前記書換自在の記憶媒体、前記書換不能の記憶媒
体、及び、前記磁気ストライプを、それぞれ当該カード
基板のエンボスを避ける部位に配設したことを特徴とす
る。また、本発明が提供する他の構成の電子通帳は、カ
ード基板の所定部位に凸状エンボスを形成するととも
に、前記書換自在の記憶媒体及び書換不能の記憶媒体
を、前記磁気ストライプの読み書き手段と接触しない部
位に配設したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の電子通帳では、書換自在の記憶媒体に
検索情報記憶領域を設け、この領域に振込先情報及び検
索キー情報を記憶する。振込先情報は振込先の口座番号
や口座名義等であり、これを必要に応じて書換自在に構
成することで、従来の振込カードと同様の機能が実現さ
れる。検索キー情報は、検索対象となる通帳明細情報の
ディレクトリであり、例えば個々の取引レコード単位の
入出金種別や取引種別等である。この検索キー情報も必
要に応じて任意に書換が可能となるので、適宜種々の付
加情報を記憶することができる。また、同一カードに配
された書換不能の記憶媒体には、上記検索キー情報によ
りその記憶アドレスが特定される通帳明細情報の記憶領
域を設けておく。この記憶領域は書換不能なので、一旦
記憶された通帳明細情報は改ざんされることがなく、顧
客の取引履歴が客観的なものとなる。従って、基本的に
紙通帳と同様の証書としての機能を担保することができ
る。また、この書換不能の記憶領域に大量の通帳明細情
報を記憶しても、その記憶アドレスが書換自在の記憶領
域にて特定されているので、個々の通帳明細情報の所在
の検索が極めて容易となる。
【0009】特に、書換可能な記憶媒体(記憶領域)を
ICチップ上の半導体メモリで構成すると、通帳明細情
報の記憶/再生が高速であり、また、記憶に際して暗号
化したり認証子を付与することもでき、セキュリティ性
が高まる。他方、書換不能な記憶媒体(記憶領域)を光
記憶媒体で構成した場合は、半導体メモリの高速アクセ
ス性及び高セキュリティ性と光記憶媒体の大容量性とを
併有することが可能となり、後者を前者の拡張メモリと
して作用させることができる。
【0010】更に、このカードに磁気ストライプを設
け、暗証コード、銀行コード、取扱科目毎の口座番号等
の通帳情報の記憶領域を有する磁気ストライプを設ける
ことで、紙通帳と同様の機能に加え、キャッシュカー
ド、あるいはカードローン用カードとしても機能する。
このような用途に使用した場合の取引履歴も上述の書換
自在の記憶領域を経由して書換不能の記憶領域に通帳明
細情報として記憶されるので、いわば機能分担を図るこ
とができる。
【0011】なお、カード上の所定部位に凹凸状エンボ
スを形成した場合は、書換自在の記憶媒体、書換不能の
記憶媒体、磁気ストライプを、それぞれ当該カードのエ
ンボスを避ける部位に配設し、凸状エンボスを形成した
場合は書換自在の記憶媒体及び書換不能の記憶媒体を、
磁気ストライプの読み書き手段と接触しない部位に配設
することで、各記憶媒体の読み書き手段の影響を受ける
ことなく、エンボスの刻印情報の読み取りを従来通り行
うことができる。
【0012】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1(a)は、本発明の一実施例に係る電子通帳
の正面図、(b)は裏面図であり、ICチップ11を、
樹脂製カード基板10のエンボス12と磁気ストライプ
14との間で磁気ストライプ14を上にしたときにカー
ド基板10の左側となる部位に配し、光記憶媒体13
を、カード基板10裏面の略中央部、即ち、ICチップ
11、エンボス12の刻印部、及び、磁気ストライプ1
4の各背面部を避ける位置に配した電子通帳1の例を示
す。
【0013】ICチップ11は、例えばCPUとEEP
ROM等の半導体メモリとを有する公知のS型ICカー
ド用チップであり、半導体メモリには、振込先情報及び
検索キー情報を記憶するための検索キー情報記録領域が
設けられている。これについては後述する。エンボス1
2はカードの個性化のために形成されるものである。
【0014】光記憶媒体13は追記型のメガバイト単位
のもので、上記検索キー情報によりその記憶アドレスが
特定される通帳明細情報の記憶領域が設けられている。
この記憶領域に実際に記憶される通帳明細情報101〜
107・・・の記憶態様及び個々の通帳明細情報103
のデータ構造を図1(c)に示す。図1(c)を参照す
ると、個々の通帳明細情報103は、アドレスコード1
03aと具体的な取引内容を表す明細データ103bと
から成り、アドレスコード103aは半導体メモリに記
憶された検索キー情報に基づいて特定される。
【0015】図2に、検索情報記憶領域と通帳明細情報
記憶領域との関係を示す。検索情報記憶領域として、本
実施例では、顧客管理情報エリア、振込先情報エリア、
通帳明細アドレス情報エリア、及び、フリーエリアを設
け、通帳明細アドレス情報エリア内の記憶情報を検索キ
ー情報とする。
【0016】顧客管理情報エリアには、顧客に関する情
報、例えばカードID、顧客氏名、住所、電話番号を記
憶する。振込先情報エリアには、振込先に関する情報、
例えば振込先金融機関コード、振込先店舗コード、振込
先科目コード、振込先口座番号、振込先口座名義、登録
日時等を記憶する。通帳明細アドレス情報エリアには、
取引単位の通帳明細情報のアドレス管理情報、例えば月
別先頭登録明細アドレス、月別最終登録明細アドレス、
キー別先頭登録明細アドレス、キー別最終登録明細アド
レス等を記憶する。フリーエリアには、顧客あるいは顧
客の属する企業が任意に定めた情報、例えば顧客メモ、
顧客管理情報等を記憶する。
【0017】各エリアに記憶される情報は任意に書換可
能であり、ICチップ11内のプログラムされたCPU
により管理されている。例えば振込先を新規に行う度
に、当該振込先に関する情報を振込先情報エリアに追加
あるいは更新することができる。これにより従来の振込
カードとしての機能を実現することができる。
【0018】月別先頭登録明細アドレス及び月別最終登
録明細アドレスには、それぞれ当該月の最先及び最終日
時の取引内容の記憶アドレスを記憶しておく。なお、月
別最終登録明細アドレスを省略する構成にすることもで
きる。また、入金/出金、ATM/自振/ガス代/電気
代/家賃/ローン引き落し・・・等の種別毎に、通帳明
細情報記憶領域の記憶アドレスを上記キー別先頭登録明
細アドレス及びキー別最終登録明細アドレスに記憶して
おき、個々の通帳明細情報に対してその種別コードと1
つ前のアドレスとを付加する。キー別最終登録明細アド
レスは、当該種別コードに対応する通帳明細情報入力の
都度更新され、キー別先頭登録明細アドレスは当該種別
コードに対応する通帳明細情報が初めて入力されたとき
に自動的に記憶される。これによりICチップ11の半
導体メモリと光記憶媒体13とがアドレス情報を介して
論理的にリンクされるので、後者を前者の大容量性拡張
メモリとして使用することができる。また、ICチップ
11の通帳明細アドレス情報エリアを参照するだけで光
記憶媒体13内の通帳明細情報の記憶アドレスを直ちに
特定することができ、情報検索等の際の利便性を図るこ
とができる。
【0019】なお、図2の例では、キー別先頭登録明細
アドレス及びキー別最終登録明細アドレスを1組だけ紹
介しているが、実際には取引種別数の組のアドレスが記
憶され、種別が増える毎に順次追加可能になっている。
また、図示を省略したが、科目別登録明細アドレス、そ
の他のアドレス情報を検索キー情報として付加すること
も勿論可能である。
【0020】図1に戻り、磁気ストライプ14には、既
存のキャッシュカード、カードローン用カード等に使用
される情報、例えば暗証コード、銀行コード、取扱科目
毎の口座番号、有効期限、支払い可能額等の通帳情報の
記憶領域が設けられている。従って、この電子通帳1を
キャッシュカードとしても使用可能になる。なお、この
ような用途に使用した場合に生成される通帳明細情報
も、ICチップ11の記検索情報記憶領域を経由して光
記憶媒体13の通帳明細情報記憶領域に記憶される。
【0021】このように、本実施例の電子通帳1は、顧
客固有の情報や振込先情報等の管理、従来の紙通帳の数
十倍の取引履歴の記帳、記帳情報の高速検索による照会
等が可能であり、しかもそのままキャッシュカードやカ
ードローン用カードとしても使用することができるの
で、銀行側と顧客側の双方に以下のようなメリットが生
じる。
【0022】(1)銀行側のメリット イ)従来、未記帳データを蓄積しておくためのホスト側
記憶装置に膨大なコストがかかっているが、カード取引
を行う度に電子通帳1に自動的に記帳が行われるように
すれば長期にわたる未記帳データを保存する必要がなく
なり、システム資源コストの大幅な低減が図れる。 ロ)現在、多くの銀行では、蓄積した未記帳データを紙
に印字して顧客に送付するサービスを行っており、郵送
コストが増大傾向にあるが、この電子通帳1で未記帳デ
ータが削減されればこのサービス自体を行う必要がなく
なる。 ハ)振込カード、通帳、キャッシュカード等の発行コス
トの低減化は、全ての銀行が抱える重大な課題である
が、電子通帳1に全ての機能を持たせれば、この課題を
容易に解決することができる。現時点における1枚の電
子通帳1の発行コストは、通帳等の発行コストの約2倍
であるが、光記憶媒体13に30冊以上の紙通帳と同程
度の情報を記憶できること、振込カード、キャッシュカ
ードを発行する必要のないことを考慮すると、その効果
には絶大なものがある。 ニ)電子通帳1を使用した場合、ATM(自動取引装
置)における通帳記帳所要時間が大幅に短縮される(約
1/3に短縮される)ため、顧客の回転率が向上し、A
TM台数の削減が可能となる。
【0023】(2)顧客側のメリット イ)キャッシュカード、振込カード及び通帳が一体化す
るため、カード管理が極めて楽であり、また、カード取
引時に自動的に記帳されるので、通帳を意識する必要が
無く、全取引を明細通りに把握することが可能となる。 ロ)電子通帳1内の情報を自己の財産に関するデータベ
ースとして使用することも可能となり、この蓄積された
情報に対して銀行側で用意する種々の付加価値サービス
を受けることも可能となる。
【0024】このように、ICチップ11、エンボス1
2、光記憶媒体13、及び磁気ストライプ14を図1の
ように配することで、ISO/JISIIの規格に従う
カードの構造を大幅に変えることなく、しかも既存のシ
ステムとの互換性が図れる電子通帳1を実現することが
できる。ただ、本発明の電子通帳は、各記憶媒体11,
13,14を、それぞれ当該カード基板10のエンボス
12の形成部位を避ける部位に配設してそれぞれの読み
書き手段(カードリーダライタ)の影響を受けないよう
にすれば良いので、必ずしも図1の構成に限定されず、
図3〜図9のような構成にすることもできる。
【0025】図3〜図9において、それぞれ(a)は各
電子通帳2〜8の正面図、(b)はその裏面図である。
また、20,30,40,50,60,70,80は樹
脂製のカード基板である。更に、21,31,41,5
1,61,71,81はICチップ、22,32,4
2,52,62,72,82はエンボス、13,23,
33,43,53,63,73,83は追記型の光記憶
媒体、24,25,34,44,54,64,65,7
4,75,84は磁気ストライプであり、それぞれ図1
に示したICチップ11、エンボス12、光記憶媒体1
3、磁気ストライプ14と同様の機能を持つものであ
る。
【0026】各電子手帳2〜8のうち、図3〜図7に示
すのものは、エンボス22,32,42,52,62が
凹凸状に形成された場合の配置例であり、図8及び図9
に示すものはエンボス72,82をデコレーション加工
して凸状に形成した場合の配置例である。後者の場合
は、ICチップ71,81及び光記憶媒体73,83を
磁気ストライプ74,75,84の読み書き手段(リー
ダライタ)と接触しない部位に配設する。これにより、
カード基板70,80の空きスペースを有効に使用する
ことができるので、光記憶媒体73,83をより大容量
にできる利点がある。
【0027】本実施例は以上のとおりであるが、本発明
はこの実施例の構成に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲での設計変更が可能である。例えば
図2の検索キー情報の種類及びアドレスコード103a
の構造は例示であって、図示のものに限定されるもので
はない。また、本実施例では振込先情報と検索キー情報
とを区別したが、振込先情報を検索キー情報と同様に機
能させ、振込明細データを通帳明細情報として光記憶媒
体に記憶させるようにすることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の電子通
帳は、1枚のカードが、書換自在の振込カード、書換不
能の通帳明細情報記憶カード、キャッシュカードあるい
はカードローン用カードとして機能する構成なので、銀
行及び顧客の双方に利便性が図れ、また、金融分野にお
けるこの種技術の振興に寄与することができるので、各
々の記憶媒体を単に統合した以上の効果が得られる。
【0029】また、書換可能な記憶媒体をICチップ上
の半導体メモリで構成したので、通帳明細情報の記憶/
再生が高速であり、また、記憶に際して暗号化したり認
証子を付与することもでき、セキュリティ性がより高ま
る効果がある。他方、書換不能な記憶媒体を追記型の光
記憶媒体で構成し、記憶対象となる通帳明細情報を半導
体メモリに記憶された検索キー情報と論理的にリンクす
る構成にしたので、光記憶媒体がICチップの拡張メモ
リとして機能する効果がある。また、これにより通帳明
細情報の検索が容易且つ高速となる効果がある。
【0030】本発明の電子手帳は、また、カード上の所
定部位に凹凸状エンボスを形成した場合に、書換自在の
記憶媒体、書換不能の記憶媒体、磁気ストライプを、そ
れぞれ当該カードのエンボスを避ける部位に配設し、凸
状エンボスを形成した場合は書換自在の記憶媒体及び書
換不能の記憶媒体を、磁気ストライプの読み書き手段と
接触しない部位に配設したので、複数のカードの機能を
統合した場合であってもエンボスの刻印が可能となり、
且つ各記憶媒体の読み書き手段の影響を受けることな
く、エンボスの刻印情報の読み取りを従来通り行うこと
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例に係る電子通帳の正
面図、(b)は裏面図、(c)はこの電子通帳に記憶さ
れる通帳明細情報の説明図。
【図2】本実施例による検索情報記憶領域と通帳明細情
報記憶領域との関係を説明するためのデータ構造図。
【図3】(a)は本発明の他の実施例に係る電子通帳の
正面図、(b)は裏面図。
【図4】(a)は本発明の他の実施例に係る電子通帳の
正面図、(b)は裏面図。
【図5】(a)は本発明の他の実施例に係る電子通帳の
正面図、(b)は裏面図。
【図6】(a)は本発明の他の実施例に係る電子通帳の
正面図、(b)は裏面図。
【図7】(a)は本発明の他の実施例に係る電子通帳の
正面図、(b)は裏面図。
【図8】(a)は本発明の他の実施例に係る電子通帳の
正面図、(b)は裏面図。
【図9】(a)は本発明の他の実施例に係る電子通帳の
正面図、(b)は裏面図。
【符号の説明】
1〜8 電子通帳 10,20,30,40,50,60,70,80 カ
ード基板 11,21,31,41,51,61,71,81 I
Cチップ 12,22,32,42,52,62,72,82 エ
ンボス 13,23,33,43,53,63,73,83 光
記憶媒体 14,24,25,34,44,54,64,74,7
5,84 磁気ストライプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/07 19/10 G06K 19/00 S

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書換自在の記憶媒体と、書換不能の記憶
    媒体と、少なくとも1つの磁気ストライプとを同一カー
    ド基板の所定部位に配設した電子通帳であって、前記書
    換自在の記憶媒体に、振込先情報及び検索キー情報を記
    憶する検索情報記録領域を設けるとともに、前記書換不
    能の記憶媒体に、前記検索キー情報によりその記憶アド
    レスが特定される通帳明細情報の記憶領域を設け、更
    に、前記磁気ストライプに、暗証コード、銀行コード、
    取扱科目毎の口座番号等の通帳情報の記憶領域を設けた
    ことを特徴とする電子通帳。
  2. 【請求項2】 前記書換自在の記憶媒体は、ICチップ
    上に形成された半導体メモリであることを特徴とする請
    求項1記載の電子通帳。
  3. 【請求項3】 前記書換不能の記憶媒体は、追記型の光
    記憶媒体であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    電子通帳。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかの項記載の電
    子通帳において、前記カード基板の所定部位に特定の文
    字、数字、又は記号を表す凹凸部を形成するとともに、
    前記書換自在の記憶媒体、前記書換不能の記憶媒体、及
    び、前記磁気ストライプを、それぞれ当該カード基板の
    前記凹凸部の形成部位を避ける部位に配設したことを特
    徴とする電子通帳。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかの項記載の電
    子通帳において、前記カード基板の所定部位に特定の文
    字、数字、又は記号を表す凸部を形成するとともに、前
    記書換自在の記憶媒体及び書換不能の記憶媒体を前記磁
    気ストライプの読み書き手段と接触しない部位に配設し
    たことを特徴とする電子通帳。
JP16566794A 1994-07-18 1994-07-18 電子通帳 Pending JPH0830702A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030067018A (ko) * 2002-02-06 2003-08-14 주식회사 쓰리비 시스템 전자통장 및 이를 이용한 은행업무거래시스템

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