JPH08306767A - 基板の位置決め装置 - Google Patents

基板の位置決め装置

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JPH08306767A
JPH08306767A JP13591095A JP13591095A JPH08306767A JP H08306767 A JPH08306767 A JP H08306767A JP 13591095 A JP13591095 A JP 13591095A JP 13591095 A JP13591095 A JP 13591095A JP H08306767 A JPH08306767 A JP H08306767A
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wafer
notch
positioning
substrate
flat
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Application number
JP13591095A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Shibata
浩匡 柴田
Tatsuhiro Tsuda
樹宏 津田
Toru Yoshikawa
透 吉川
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラット付きウエハ及びノッチ付きウエハの
いずれをもプリアライメントする。 【構成】 コントローラによりウエハの回転中の切欠き
検出センサ56の出力に基づいて切欠きの種類がフラッ
トであるかノッチであるかが判別され、この判別結果に
応じてフラット又はノッチがそれぞれ所定の位置に来る
ように、センターアップ54の回転制御がなされる。そ
して、ウエハが回転位置決めされた後、フラット付きウ
エハの場合は、位置決めハンマ72とピン66A、66
B、66Cとによって位置決めされ、ノッチ付きウエハ
の場合は、位置決めハンマ73とピン66C、66Dと
によって位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板の位置決め装置に
係り、更に詳しくは、レーザ光に対してステージを2次
元方向に相対走査しつつ、ステージ上に載置される基板
を加工する装置、例えば、半導体製造装置、レーザリペ
ア装置等におけるウエハのプリアライメントに用いて好
適な基板の位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11(A)には、従来のオリエンテー
ション・フラット(以下、適宜「フラット」という)付
きのウエハの位置決めを行なうフラット付きウエハ用プ
リアライメント装置100の上部本体101を取り除い
た状態の平面図が示されており、図11(B)には同図
(A)の底面図、即ちプリアライメント装置100の正
面図が概略的に示されている。
【0003】このプリアライメント装置100は、図示
しないウエハ搬送アームから受け渡されたウエハWを載
置するウエハ回転・上下動機構102と、このウエハ回
転・上下動機構102上に載置されたウエハWの中心出
し機構104と、フラットの位置を検出するための透過
光式の光電センサ106と、ウエハWをフラットに沿っ
て位置決めするための位置決めピン108A及び108
B、108Cがそれぞれ設けられた位置決めピンブロッ
ク110、112と、これらの位置決めピンブロック1
10、112と共に、図11(A)における仮想線の位
置に回転位置決めされたウエハWを実線位置に位置決め
する位置決めハンマ114とを備えている。
【0004】図12(A)には、従来のノッチ付きウエ
ハの位置決めを行なうノッチ付きウエハ用プリアライメ
ント装置120の上部本体101を取り除いた状態の平
面図が示されており、図12(B)には同図(A)の底
面図、即ちプリアライメント装置120の正面図が概略
的に示されている。
【0005】このプリアライメント装置120は、図示
しないウエハ搬送アームから受け渡されたウエハWを載
置するウエハ回転・上下動機構102と、このウエハ回
転・上下動機構102上に載置されたウエハWの中心出
し機構104と、ノッチの位置を検出するための透過光
式の光電センサ122と、ウエハWをノッチの位置に基
づいて所定の位置に位置決めするための位置決めピン1
24A、124Bがそれぞれ設けられた位置決めピンブ
ロック126、128と、これらの位置決めピンブロッ
ク126、128と共に、図12(A)における仮想線
の位置に回転位置決めされたウエハWを実線位置に位置
決めする位置決めハンマ130とを備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11と図12とを比
較すると明かなように、従来のフラット付きウエハ用プ
リアライメント装置100では、ノッチ付きウエハに対
応できず、また、従来のノッチ付きウエハ用プリアライ
メント装置130では、フラット付きウエハに対応する
ことはできないという不都合があった。
【0007】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなされたもので、その目的は、フラット付きウ
エハ及びノッチ付きウエハのように切欠きの種類が異な
る基板のいずれをもプリアライメントすることができる
基板の位置決め装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ光に対
してステージを2次元方向に相対走査しつつ、前記ステ
ージ上に載置される基板を加工する装置に用いられ、前
記レーザ光を照射するのに先立って前記基板の位置決め
を行なう基板の位置決め装置であって、前記基板の外周
の一部に設けられた切欠きの位置を非接触で検出する検
出手段と;前記切欠きを非接触で検出すると共に当該切
欠きが直線状の切欠きかV字状の切欠きかを判別する判
別手段と;前記基板を保持して前記ステージの移動面と
平行な面内で回転させる回転機構と;前記検出手段の検
出結果及び前記判別手段の判別結果に基づいて前記切欠
きが該切欠きの種類に応じて定まる第1の所定位置又は
第2の所定位置に位置決めされるように、前記回転機構
を制御する制御手段と;前記切欠きが第1の所定位置へ
位置決めされた前記基板をそのままの回転角度で第1位
置へ位置決めする第1の位置決め手段と;前記切欠きが
第2の所定位置へ位置決めされた前記基板をそのままの
角度で第2位置へ位置決めする第2の位置決め手段とを
有する。
【0009】この場合において、前記検出手段と前記判
別手段とが、前記切欠きを非接触で検出する同一の手段
を含んで構成されていても良い。
【0010】また、前記判別手段は、前記切欠きに光ビ
ームを照射し、その一部を光電検出する光電検出手段を
含んでいても良い。
【0011】更に、前記判別手段は、前記切欠きの検出
時に得られた検出信号波形中のピーク点又はボトム点の
近傍部分の特性に基づいて前記切欠きの種類を判別する
ものであっても良い。このピーク点(又はボトム点)近
傍部分の特性とは、例えば、検出信号中のピーク(又は
ボトム)波形の幅、所定のスライスレベルにおけるピー
ク(又はボトム)波形の幅、検出信号波形中のバックグ
ラウンドからピーク点(又はボトム点)までの高さ、あ
るいはスライスレベルからピーク点(ボトム点)までの
高さ及び検出信号のピーク点(又はボトム点)近傍部分
の微分信号波形中のピーク点、ボトム点相互の間隔等が
ある。
【0012】
【作用】本発明によれば、基板の切欠きが直線状又はV
字状のいずれであっても、判別手段によってその切欠き
の種類が判別され、この判別手段の判別結果と検出手段
による切欠きの位置検出結果とに基づいて制御手段によ
って切欠きの種類に応じた基板の回転位置決めのための
回転機構の制御が行なわれる。これにより、例えば、基
板が直線状の切欠きを有する基板である場合は、この基
板は切欠きが第1の所定位置へ位置決めされるように回
転位置決めされ、その後第1の位置決め手段によってそ
のままの角度で第1位置に位置決めされる。一方、例え
ば、基板がV字状の切欠きを有する基板である場合に
は、この基板は切欠きが第2の所定位置へ位置決めされ
るように回転位置決めされ、その後第2の位置決め手段
によってそのままの角度で第2位置へ位置決めされる。
【0013】これによれば、直線状の切欠きを有する基
板、V字状の切欠きを有する基板のいずれであっても、
切欠きの種類に応じて適切かつ確実な位置決めが行なわ
れる。
【0014】この場合、第1の所定位置、第2の所定位
置と切欠きが形成される位置との関係は任意に定めるこ
とができ、これらの位置関係は既知であるから、基板の
外周部のどこに切欠きがあってもそれに応じて基板を回
転位置決めすることができる。
【0015】この場合において、検出手段と判別手段と
が、切欠きを非接触で検出する同一の手段を含んで構成
されている場合には、検出手段と判別手段が全く別々の
手段である場合に比べて構成が簡単になる。
【0016】また、判別手段が、切欠きに光ビームを照
射し、その一部を光電検出する光電検出手段を含んで構
成されている場合には、切欠き(開口部)の形状に応じ
て当該切欠き部分の透過光量又は反射光量が異なるの
で、この光電検出手段から出力される光電信号に基づい
て容易に切欠きの種類が判別される。
【0017】
【実施例】
《第1実施例》以下、本発明に係る基板の位置決め装置
が適用された第1実施例のレーザリペア装置について、
図1ないし図8に基づいて説明する。なお、以下の説明
においては、直線上の切欠きであるオリエンテーション
フラット(以下、適宜「フラット」という)OFが外周
部の一部に設けられた基板としての8インチ径のウエハ
をウエハW1、V字状の切欠きであるノッチNが外周部
の一部に設けられた基板としての8インチ径のウエハを
ウエハW2という。
【0018】図1には、第1実施例に係るレーザリペア
装置10の概略構成が示されている。このレーザリペア
装置10は、ウエハキャリア台14と、ウエハ搬送アー
ム機構16と、基板の位置決め装置としてのプリアライ
メント装置18と、XYステージ装置20と、を備えて
いる。
【0019】ウエハキャリア台14はウエハW1又はウ
エハW2(以下、適宜「ウエハW」と総称する)が収納
されたウエハキャリア12を載置するための台である。
【0020】ウエハ搬送アーム機構16は、ウエハキャ
リア台14上に載置されたウエハキャリア12からウエ
ハWを抜き出してプリアライメント装置18へ搬送した
り、プリアライメント装置18により後述するようにし
てプリアライメントされたウエハWをそのままの回転方
向を保持しつつ後述するウエハホルダ40上へ搬送した
りする搬送手段である。このウエハ搬送アーム機構16
は、ウエハWを保持して搬送する搬送アーム22と、こ
の搬送アーム22を駆動するアーム駆動機構88とを有
する。このアーム駆動機構88は、後述するコントロー
ラ78によって制御されるようになっている(図4参
照)。
【0021】XYステージ装置20は、架台26と、こ
の架台26上に設けられたベースプレート28と、この
ベースプレート28上に移動ガイド30A,30Bに沿
って図1におけるY軸方向に往復移動可能に設けられた
Yテーブル32と、このYテーブル32上に移動ガイド
34A,34Bに沿ってY軸と直交するX軸方向に往復
移動可能に設けられたステージとしてのXテーブル36
とを含んで構成されている。ここで、Yテーブル32、
Xテーブル36は、図示しない送りねじ機構を介して図
示しないモータによりそれぞれY軸、X軸方向に駆動さ
れるが、これらの構成は公知であるので、その詳細な説
明は省略する。
【0022】架台26の一端部(図1における下端部)
上には、前述したウエハキャリア台14、ウエハ搬送ア
ーム機構16及びプリアライメント装置18が搭載され
た台38が固定されている。また、Xテーブル36上に
は、ウエハホルダ40が設けられている。
【0023】更に、図1においては図示は省略したが、
実際にはベースプレート28の中央部には、ウエハホル
ダ40上に載置されたウエハWを加工するための加工用
レーザ光の照射光学系を構成する対物レンズが図1の紙
面手前方向に所定間隔を隔てた位置に設けられている。
【0024】次に、本装置10の主要部であるプリアラ
イメント装置18について図2に基づいて説明する。図
2(A)にはこのプリアライメント装置18の上部本体
52を取り除いた状態の平面図が示されており、図2
(B)には同図(A)の底面図、即ちプリアライメント
装置18の正面図が概略的に示されている。
【0025】このプリアライメント装置18は、図2
(B)に示されるように、相互に対向して所定間隔を隔
てて配置された正方形板状の下部本体50と、同形状の
上部本体52とを有している。なお、下部本体50、上
部本体52はいかなる形状でもよく、さらに互いに異な
る形状でもよい。下部本体50の中央部には回転機構及
び上下動機構としてのセンターアップ54が設けられ、
更にこの下部本体50上には、上部本体52側に向けて
光ビームを照射する発光ダイオード等の発光素子56A
と、ウエハ中心出し機構(これについては後述する)と
が設けられている。
【0026】前記発光素子56Aは、上部本体52側に
この発光素子56Aに対向して設けられたフォトダイオ
ード等の受光素子56Bと共に、ウエハWのフラットO
F又はノッチN(以下、適宜「切欠きK」と総称する)
に光ビームを照射し、透過光の一部を光電検出すること
により切欠きKを検出する切欠き検出センサ56を構成
するものである。
【0027】センターアップ54は、円柱状(又は四角
柱状でも、いかなる形状でもよい)とされ、図2(B)
の矢印A、Bで示されるように上下動及び軸C周りの回
転が可能な構造となっている。このセンターアップ54
は、実際にはセンターアップ駆動機構(図2では図示せ
ず)84を介して後述するコントローラ78により駆動
制御されるようになっている(図4参照)。
【0028】ウエハ中心出し機構は、下部本体50上に
センターアップ54を中心として放射状に配置された複
数のガイド部材58と、各ガイド部材58に沿ってそれ
ぞれ往復移動する複数のピン60とから構成されてい
る。これらのピン60は、実際にはピン駆動機構(図2
では図示せず)86を介して後述するコントローラ78
により同時に同一距離だけ駆動される(図4参照)。
【0029】一方、上部本体52には、図2(B)に示
されるように、5つの固定ピンブロック62A、62
B、63A、63B、64が下方に突出して設けられて
いる。図2(A)に示されるように、固定ピンブロック
62A、62Bは、上部本体52の一端面(図2(A)
における下側の面)近傍に当該一端面平行方向に所定間
隔を隔てて配置されており、固定ピンブロック63A、
63Bは、上部本体52の他端面(図2(A)における
上側の面)近傍に当該他端面平行方向に所定間隔を隔て
て配置されている。残りの固定ピンブロック64は、図
2(A)に示されるように、上部本体52の前記一端面
に直交する別の端面近傍にその長手方向が当該別の端面
に平行な方向となるように配置されている。これら5つ
の固定ピンブロック62A、62B、63A、63B、
64には、各1本の位置決めピン66A、66B、66
C、66D、66Eが下方に向けて突設されている。更
に、上部本体52にはフラット位置決めハンマ用ガイド
部材70A、ノッチ位置決めハンマ用ガイド部材70B
が下方に向けて突設されている。この内、フラット位置
決めハンマ用ガイド部材70Aは、固定ピンブロック6
3Aの近傍にセンターアップ54に対して接近・離間す
る方向に沿って配置され、当該フラット位置決めハンマ
用ガイド部材70Aに沿ってフラット位置決めハンマ7
2が往復移動可能に設けられている。また、ノッチ位置
決めハンマ用ガイド部材70Bは、固定ピンブロック6
2Aと固定ピンブロック62Bとの間に、センターアッ
プ54に対して接近・離間する方向に配置され、当該ノ
ッチ位置決めハンマ用ガイド部材70Bに沿ってノッチ
位置決めハンマ73が往復移動可能に設けられている。
これらの位置決めハンマ72、73も実際にはハンマ駆
動機構(図2では図示せず)90を介して後述するコン
トローラ78により駆動制御されるようになっている
(図4参照)。
【0030】ここで、位置決めピン66A、68B、6
6Eは、センターアップ54によりフラットOFがX軸
に平行となる図2(A)に仮想線で示される位置(第1
の所定位置)に来るように回転位置決めされた後のウエ
ハW1をそのままの角度で図2(A)中に実線で示され
る位置(第1位置)へ位置決めする第1の位置決め手段
を、位置決めハンマ72と共に構成するピンであり、残
りの位置決めピン66C、66Dは、センターアップ5
4によりノッチNが図3(A)に仮想線で示されるY軸
方向の位置(第2の所定位置)に来るように回転位置決
めされた後のウエハW2をそのまま角度で図3(A)中
に実線で示される位置(第2位置)へ位置決めする第2
の位置決め手段を、位置決めハンマ73と共に構成する
ピンである。
【0031】図3(B)には、ウエハW2が位置決め
(回転及び中心出し)された状態を示す図3(A)の円
B内の部分が拡大して示されている。この図によれば、
ノッチ位置決めハンマ73がウエハW2のノッチN内に
嵌合しX方向の位置決めがなされた状態でY方向に向け
て駆動されるので、第2の位置決め手段を構成する位置
決めピンは位置決めピン66C、66Dの2本だけで足
りることがわかる。
【0032】次に、本装置10の制御系について説明す
る。図4には、この制御系の概略構成が示されている。
この図において、制御手段としてのコントローラ78の
入力端には、センターアップ54の回転角度を検出する
エンコーダ80、前述した切欠き検出センサ56、及び
Xテーブル36の位置(XY座標位置)を検出するステ
ージ位置検出センサ(通常は光波干渉計で構成される)
92等が接続されている。一方、このコントローラ78
の出力端には、センターアップ駆動機構84、ピン駆動
機構86、アーム駆動機構88、ハンマ駆動機構90、
及びXテーブル36、Yテーブル32を駆動するステー
ジ駆動系94が接続されている。
【0033】コントローラ78は、CPU(中央処理装
置)、ROM、RAM、入力インタフェース、出力イン
タフェース等を含んで構成されたマイクロコンピュータ
等により構成さている。
【0034】次に、上述のようにして構成されたレーザ
リペア装置10の全体的な作用をコントローラ78の制
御機能を中心として説明する。まず、最初に8インチ径
のフラット付きウエハW1がプリアライメントされる場
合について、この場合の処理の流れを示す図5を参照し
つつ説明する。
【0035】コントローラ78では、アーム駆動機構
88を制御して搬送アーム22を駆動し、ウエハキャリ
ア台14上に載置されたウエハキャリア12からウエハ
W1を抜き出し、このウエハW1を保持した搬送アーム
22をプリアライメント装置18を構成する上部本体5
2と下部本体50との間に移動させる。次に、コントロ
ーラ78では、センターアップ駆動機構84を介してセ
ンターアップ54を上昇駆動してウエハW1を下方から
保持させる。この搬送アーム22からセンターアップ5
4にウエハW1が移載され保持された状態が、図5
(A)に示されている。次に、コントローラ78で
は、アーム駆動機構88を制御して搬送アーム22を退
避させた後、センターアップ54が所定量下降するよう
にセンターアップ駆動機構84を制御する。これによ
り、図2(B)に二点鎖線で示される位置にウエハW1
が移動する。次に、コントローラ78では、ピン駆動機
構86を介してウエハ中心出し機構を構成する複数のピ
ン60を同一速度でセンターアップ54に向けて駆動す
る。これにより、全てのピン60がウエハW1の外周に
それぞれの方向から当接してウエハW1の中心出しが行
なわれる。この中心出しが行なわれた状態が、図5
(B)に示されている。コントローラ78では、中心出
し終了後、直ちに各ピン60を元の位置に退避させる。
【0036】次に、コントローラ78では、センター
アップ駆動機構84を介してセンターアップ54を再び
所定量上昇駆動する。これにより、ウエハW1が図2
(B)に実線で示される高さ位置に移動する。次いで、
コントローラ78では、センターアップ駆動機構84を
介してセンターアップ54を回転駆動する。これによ
り、センターアップ54に保持された状態でウエハW1
が回転する。このウエハW1の回転中の様子が図5
(C)に示されている。このウエハW1の回転中、コン
トローラ78では、エンコーダ80の出力と共に切欠き
検出センサ56の出力をモニタしており、これらの出力
信号(検出信号)に基づいてこの切欠きがフラットOF
である、即ち当該ウエハWがウエハW1であることを、
以下のようにして判別する。
【0037】ここで、このコントローラ78による切欠
きの種類の判別原理について、図7ないし図8に基づい
て詳述する。
【0038】ウエハWの回転中、切欠きKのある場所で
のみ、発光素子56Aからの光ビームがウエハW越しに
透過して受光素子56Bで受光されるので、この部分で
切欠き検出センサ56の検出信号中にバックグランドレ
ベルを超えるレベルのピーク波形が出現する筈である。
即ち、図7(A)に示されるウエハW1のフラットOF
部分の中心角θ1 、又は図8(A)に示されるウエハW
2のノッチN部分の中心角θ2 に対応する幅のピーク波
形が検出信号中に現われる筈である。図7(B)には、
ウエハW1のフラットOFを検出したときの切欠き検出
センサ56の検出信号の一例が示され、図8(B)に
は、ウエハW2のノッチNを検出したときの切欠き検出
センサ56の検出信号の一例が示されている。これらの
図において、横軸はエンコーダ80の出力であるウエハ
の回転角度を示し、縦軸はセンサ出力を示す。
【0039】図7(B)と図8(B)とを比較すると明
かなように、ウエハW1のフラットOFを検出している
ときの切欠き検出センサ56の検出信号中のピーク波形
の幅に相当する角度w1 はウエハW2のノッチNを検出
しているときの切欠き検出センサ56の検出信号中のピ
ーク波形の幅に相当する角度w2 より相当大きいことか
ら、検出信号波形中に出現するピーク波形の幅w(w1
又はw2 )を検出すれば切欠きKがフラットOFなのか
ノッチNなのかを判別できる。
【0040】コントローラ78では、上記のようにして
切欠きKがフラットOFであることを判別すると同時
に、切欠き検出センサ56の出力に基づいてフラットO
Fの位置をも検出し、エンコーダ80の出力をモニタし
つつフラットOFがX軸に平行となる前述した第1の所
定位置に位置決めされる位置にウエハW1が回転位置決
めされるようにセンターアップ54を所定量回転させて
停止する。この第1の所定位置にウエハW1のフラット
OFが回転位置決めされた状態が図5(D)に示されて
いる。
【0041】ウエハW1の回転位置決めを行なった
後、コントローラ78では、ハンマ駆動機構90を介し
て位置決めハンマ72を図5(E)に示されるように、
ウエハW1に押し付ける。これにより、ウエハW1は、
図5(E)中に点線で示される位置(図2(A)に仮想
線で示される位置)から図5(E)中に実線で示される
第1位置(図2(A)に実線で示される位置)に移動
し、位置決めピン66A、66B、66E及び位置決め
ハンマ72によって位置決めされる。
【0042】この位置決め後、コントローラ78で
は、位置決めハンマ72を退避させると共にセンターア
ップ54を上昇駆動して停止し、その位置で待機させ、
アーム駆動機構88を制御して搬送アーム22をウエハ
W1の下方に移動させる。次に、コントローラ78では
センターアップ駆動機構84を介してセンターアップ5
4を下降させる。これによりウエハW1が位置決めされ
た状態(プリアライメントされた状態)で搬送アーム2
2に移載される。このセンターアップ54から搬送アー
ム22にウエハW1が移載された状態が図5(F)に示
されている。次に、コントローラ78では、アーム駆動
機構88を制御してウエハWの回転方向の向きを保持し
た状態でXテーブル36上のウエハホルダ40上に移載
させる。
【0043】この後、ウエハホルダ40によりウエハ
W1が吸着され、ウエハW1の処理が行なわれる。この
処理は、ステージ駆動系94を加工位置データ及びステ
ージ位置検出センサ92の出力に基づいて制御すること
により、図示しない対物レンズの下方でXテーブル36
をX、Y両方向に移動させ、レーザ光をXテーブル36
に対して相対走査することにより行なわれる。
【0044】次に、8インチ径のノッチ付きウエハW2
がプリアライメントされる場合について、この場合の処
理の流れを示す図6を参照しつつ説明する。
【0045】コントローラ78では、前述したウエハ
W1のプリアライメント時と同様の制御動作を行なって
搬送アーム22からセンターアップ54上にウエハW2
を移載する。この搬送アーム22からセンターアップ5
4にウエハW1が移載され保持された状態が、図6
(A)に示されている。
【0046】次に、コントローラ78では、前述した
ウエハW1のプリアライメント時と同様の制御動作を行
なってウエハ中心出し機構を構成する複数のピン60に
よりウエハW2の中心出しを行なう。この中心出しが行
なわれた状態が、図5(B)に示されている。コントロ
ーラ78では、中心出し終了後、直ちに各ピン60を元
の位置に退避させる。
【0047】次に、コントローラ78では、センター
アップ駆動機構84を介してセンターアップ54を所定
量上昇駆動する。これにより、ウエハW2が図2(B)
に実線で示される高さ位置に移動する。次いで、コント
ローラ78では、センターアップ駆動機構84を介して
センターアップ54を回転駆動する。これにより、セン
ターアップ54に保持された状態でウエハW2が回転す
る。このウエハW2の回転中の様子が図5(C)に示さ
れている。このウエハW1の回転中、コントローラ78
では、エンコーダ80の出力と共に切欠き検出センサ5
6の出力をモニタしており、これらの出力信号(検出信
号)に基づいて切欠きKがノッチNである、即ち当該ウ
エハがウエハW2であることを、前述の如くして判別す
る。
【0048】コントローラ78では、上記のようにして
切欠きがノッチNであることを判別すると同時に、切欠
き検出センサ56の出力に基づいてノッチNの位置をも
検出し、エンコーダ80の出力をモニタしつつノッチN
がセンターアップ54の中心を通るY軸方向の位置であ
る第2の所定位置(図3(A)に仮想線で示される位
置)に位置決めされる位置にウエハW2が回転位置決め
されるようにセンターアップ54を所定量回転させて停
止する。この第2の所定位置にウエハW2のノッチNが
回転位置決めされた状態が図6(D)に示されている。
【0049】ウエハW2の回転位置決めを行なった
後、コントローラ78ではハンマ駆動機構90を介して
位置決めハンマ73を、図6(E)に示されるように、
ウエハW2に押し付ける。これにより、ノッチNを有す
るウエハW2は、図6(E)中に点線で示される位置
(図3(A)に仮想線で示される位置)から図6(E)
中に実線で示される第2位置(図3(A)に実線で示さ
れる位置)に移動し、位置決めピン66C、66D及び
位置決めハンマ73によって位置決めされる。
【0050】この位置決め後、コントローラ78で
は、位置決めハンマ73を退避させると共にセンターア
ップ54を上昇駆動して停止し、その位置で待機させて
アーム駆動機構88を制御して搬送アーム22をウエハ
W2の下方に移動させる。次に、コントローラ78では
センターアップ駆動機構84を介してセンターアップ5
4を下降させる。これによりウエハW2が位置決めされ
た状態(プリアライメントされた状態)で搬送アーム2
2に移載される。このセンターアップ54から搬送アー
ム22にウエハW2が移載された状態が図6(F)に示
されている。次に、コントローラ78では、アーム駆動
機構88を制御してウエハW2の回転方向の向きを保持
した状態でXテーブル36上のウエハホルダ40上に移
載させる。
【0051】この後、ウエハホルダ40によりウエハ
W1が吸着され、ウエハW2の処理が行なわれる。
【0052】これまでの説明から明らかなように、本第
1実施例では、フラット検出センサ56とエンコーダ8
0とコントローラ78とによって、ウエハWの切欠きに
光ビームを照射してその一部を光電検出することによ
り、切欠きの位置を検出する検出手段と、切欠きの種類
を判別する判別手段とが構成されている。
【0053】以上説明したように、本第1実施例による
と、8インチ径のフラット付きウエハW1とノッチ付き
ウエハW2とが混在して流れてきても、自動的にウエハ
の種類を判別することができると共に、ウエハの種類に
適した位置決め方法でプリアライメントを行なうことが
できる。
【0054】なお、上記実施例においては、コントロー
ラ78が、切欠き検出センサ56の検出信号中のピーク
波形の幅w1 又はw2 に基づいてウエハWの切欠きKが
フラットOFであるかノッチNであるかの判別をする場
合を例示したが、図7(B)、図8(B)に示される所
定のスライスレベルLにおけるピーク波形の幅に相当す
る角度w1'又はw2'を測定して、該ウエハWがフラット
付きウエハW1であるかノッチ付きウエハW2であるか
を判別しても良い。あるいは、コントローラ78では、
図7(B)、図8(B)における、検出信号波形中のバ
ックグラウンドからピーク点までの高さh1 、h2 を直
接測定、あるいはスライスレベルLからピーク点までの
高さh1'、h2'を測定して、該ウエハWがフラット付き
ウエハW1であるかノッチ付きウエハW2であるかを判
別しても良い。更には、図7(C)、図8(C)にそれ
ぞれ示される、図7(B)、図8(B)の検出信号の微
分信号波形中のピーク点、ボトム点相互の間隔w3 又は
4 を測定して、ウエハWがウエハW1であるかW2で
あるかを判別することも可能である。
【0055】《第2実施例》次に、本発明の第2実施例
を図9ないし図10に基づいて説明する。この第2実施
例では、前述した第1実施例のプリアライメント装置1
8に代えて基板の位置決め装置としてのプリアライメン
ト装置74が設けられている点のみが、第1実施例と異
なるのみで、その他の部分は第1実施例と同一である。
従って、プリアライメント装置74の構成のみを説明
し、その他の部分の構成についてはその説明を省略す
る。また、前述した第1実施例のプリアライメント装置
18と同一又は同等の構成部分については、同一の符号
を付すと共に、その説明を簡略にし若しくは省略するも
のとする。
【0056】図9には、第2実施例に係るプリアライメ
ント装置74の構成が示されている。図9(A)には、
このプリアライメント装置74の上部本体52を取り除
いた状態の平面図が示されており、図9(B)には、図
9(A)の底面図、即ちプリアライメント装置74の正
面図が一部破断して示されている。
【0057】このプリアライメント装置74は、8イン
チ径のフラット付きウエハW1、8インチ径のノッチ付
きウエハW2の他、6インチ径のフラット付きウエハW
3の位置決め(プリアライメント)をも行うものであ
る。
【0058】このプリアライメント装置74は、下部本
体50側の構成は、発光素子56Aのセンターアップ5
4寄りの位置に別の発光素子57Aが設けられている点
が前述した第1実施例のプリアライメント装置18と異
なるのみで、その他の部分の構成は第1実施例のプリア
ライメント装置18と同一である。
【0059】上部本体52には、受光素子56Bの内側
に発光素子57Aに対向して別の受光素子57Bが設け
られている。この受光素子57Bは、発光素子57Aと
共に6インチのフラット付きウエハW3のフラットOF
を検出するフラット検出センサ57を構成する。
【0060】上部本体52の上方には、これに平行にピ
ンブロック取付台75が配置され、このピンブロック取
付台75からは上部本体52を貫通した状態でピンブロ
ック76A、76B、76Cが下方に向けて突設されて
いる。
【0061】ピンブロック76Cには、図9(B)に示
されるように、その下端部に内側が一段高くなるように
された段部が形成され、この段部の外側の低い方の面に
はウエハW1用の位置決めピン66Eが下方に向けて突
設されており、内側の高い方の面にはウエハW3用の位
置決めピン67Cが下方に向けて突設されている。ピン
ブロック76A、76Bにも図示は省略したがピンブロ
ック76Cと同様の段部が構成されており、同様に、外
側の低い方の面にはウエハW1用の位置決めピン66
A、66Bが取り付けられ、内側の高い方の面にはウエ
ハW3用の位置決めピン67A、67Bが取り付けられ
ている(図9(A)参照)。
【0062】ピンブロック取付台75は、図9(B)に
矢印D、Eで示されるように位置決めピン上下動機構機
構77によって上下動されるようになっている。従っ
て、上部本体52に適宜形成された開口部内をピンブロ
ック76A、76B及び76Cが上下動することによ
り、ウエハW1用の位置決めピン66A、66B、66
CとウエハW3用の位置決めピン67A、67B、67
Cとが一体的に上下動するように構成されている。位置
決めピン上下動機構77もコントローラ78によって制
御される。上部本体52のその他の部分の構成は第1実
施例と同一になっている。
【0063】図10には、本第2実施例の装置の制御系
の構成が示されている。この制御系の構成は、第1実施
例の装置の制御系の構成とほぼ同様であるが、コントロ
ーラ78の入力端にフラット検出センサ57が更に接続
され、コントローラ78の出力端に位置決めピン上下動
機構77が更に接続されている点が異なる。
【0064】次に、上述のようにして構成された本第2
実施例の装置の全体的な作用をコントローラ78の制御
機能を中心として説明する。
【0065】ウエハWが搬送アーム22からセンターア
ップ54上に移載され、ウエハ中心出し機構を構成する
複数のピン60によりウエハWの中心出しが行なわれる
までのコントローラ78の制御動作は第1実施例で説明
した通りであるので、詳細な説明は省略する。
【0066】中心出し終了後、コントローラ78では、
ピン駆動機構86を介して各ピン60を元の位置に退避
させた後、センターアップ駆動機構84を介してセンタ
ーアップ54を所定量上昇駆動する。これにより、ウエ
ハWが図9(B)に仮想線で示される位置から実線で示
される高さ位置に移動する。次いで、コントローラ78
では、センターアップ駆動機構84を介してセンターア
ップ54を回転駆動する。これにより、センターアップ
54に保持された状態でウエハWが回転する。このウエ
ハWの回転中、コントローラ78では、エンコーダ80
の出力と共に切欠き検出センサ56及びフラット検出セ
ンサ57の出力をモニタしており、これらの出力信号
(検出信号)に基づいてウエハWがウエハW1、W2、
W3のいずれであるかを判別する。
【0067】即ち、8インチ径のウエハW1又はW2で
ある場合は、フラット検出センサ57の検出信号はバッ
クグラウンドレベルのままである筈であるから、センタ
ーアップ54が360度回転(1回転)する間に、フラ
ット検出センサ57の検出信号にバックグラウンドレベ
ルを超えるピーク波形が現われた場合は、コントローラ
78では、6インチ径のフラット付きウエハW3である
と判別する。また、センターアップ54が360度回転
する間に、フラット検出センサ57の検出信号がバック
グラウンドレベルを維持した場合には、切欠き検出セン
サ56の検出信号に基づいて第1実施例と同様にして、
当該ウエハWがウエハW1又はW2であると判別する。
【0068】コントローラ78では、上記のようにして
ウエハWがウエハW3であることを判別した場合は、フ
ラット検出センサ57の出力に基づいてフラットOFの
位置をも検出し、エンコーダ80の出力をモニタしつつ
フラットOFがX軸に平行となる位置にウエハW3が回
転位置決めされるようにセンターアップ54を所定量回
転させて停止する。このようにしてウエハW3の回転位
置決めを行なった後、ピンブロック取付台75が下降し
ウエハW3用の位置決めピン67A、67B、67C
が、位置決めハンマ72と同一高さとなるように位置決
めピン上下動機構77を駆動制御する。次に、コントロ
ーラ78ではハンマ駆動機構90を介して位置決めハン
マ72をウエハW3に押し付ける。これにより、フラッ
トOFを有するウエハW3は、図9(A)に仮想線で示
される位置に位置決めされる。
【0069】この位置決め後、コントローラ78では、
位置決めハンマ72を退避させると共にセンターアップ
54を上昇駆動して停止し、その位置で待機させてアー
ム駆動機構88を制御して搬送アーム22をウエハW3
の下方に移動させる。次に、コントローラ78ではセン
ターアップ駆動機構84を介してセンターアップ54を
下降させる。これによりウエハW3が位置決めされた状
態(プリアライメントされた状態)で搬送アーム22に
移載される。次に、コントローラ78では、アーム駆動
機構88を制御してウエハW3の回転方向の向きを保持
した状態でXテーブル36上のウエハホルダ40上に移
載させる。
【0070】一方、コントローラ78では、ウエハWが
ウエハW1であると判別した場合は、第1実施例で説明
したのと同様にしてウエハW1の回転位置決めを行なっ
た後、ピンブロック取付台75が上昇しウエハW1用の
位置決めピン66A、66B、66Eが、位置決めハン
マ72と同一高さとなるように位置決めピン上下動機構
77を駆動制御し、その後ハンマ駆動機構90を介して
位置決めハンマ72をウエハW1に押し付ける。これに
より、フラットOFを有するウエハW1は、図9(A)
に実線で示される位置に位置決めされる。
【0071】この位置決め後、コントローラ78では、
位置決めハンマ72を退避させると共にセンターアップ
54を上昇駆動して停止し、その位置で待機させてアー
ム駆動機構88を制御して搬送アーム22をウエハWの
下方に移動させる。次に、コントローラ78ではセンタ
ーアップ駆動機構84を介してセンターアップ54を下
降させる。これによりウエハW1が位置決めされた状態
(プリアライメントされた状態)で搬送アーム22に移
載される。次に、コントローラ78では、アーム駆動機
構88を制御してウエハW1の回転方向の向きを保持し
た状態でXテーブル36上のウエハホルダ40上に移載
させる。
【0072】また、コントローラ78では、ウエハWが
8インチ径のノッチ付きウエハW2であると判別した場
合は、第1実施例で説明したのと同様にしてウエハW2
の回転位置決めを行なった後、ハンマ駆動機構90を介
して位置決めハンマ73をウエハW2に押し付ける。こ
れによりノッチNを有するウエハW2は、位置決めされ
る。
【0073】この位置決め後、コントローラ78では、
位置決めハンマ72を退避させると共にセンターアップ
54を上昇駆動して停止し、その位置で待機させてアー
ム駆動機構88を制御して搬送アーム22をウエハW2
の下方に移動させる。次に、コントローラ78ではセン
ターアップ駆動機構84を介してセンターアップ54を
下降させる。これによりウエハW2が位置決めされた状
態(プリアライメントされた状態)で搬送アーム22に
移載される。次に、コントローラ78では、アーム駆動
機構88を制御してウエハW2の回転方向の向きを保持
した状態でXテーブル36上のウエハホルダ40上に移
載させる。
【0074】上記のいずれの場合も、ウエハホルダ40
によりウエハWが吸着され、ウエハWの処理が行なわれ
る。
【0075】以上説明したように、本第2実施例による
と、8インチ径のフラット付きウエハW1、8インチ径
のノッチ付きウエハW2、6インチのフラット付きウエ
ハW3のように外径の異なる複数種類のフラット付きウ
エハとノッチ付きウエハが混在している場合であって
も、自動的に外径を判別しかつ切欠きがフラットである
かノッチであるかを判別することにより、ウエハの種類
を判別して、ウエハの種類に応じて適切なプリアライメ
ントが行なわれる。
【0076】なお、上記実施例においては、切欠き検出
のためのセンサ56、57を透過光式の光電センサで構
成する場合を例示したが、本発明の検出手段、判別手段
を構成するセンサがこれに限定されるものではなく、反
射光式の光電センサによって検出手段や判別手段を構成
しても良い。反射光式の光電センサを使用する場合は、
切欠きの所だけ、バックグランドレベルより低くなるボ
トム波形が、検出信号中に出現するようになる点が、透
過光式の場合と異なるが、この場合であっても同様にし
てボトム点近傍部分の波形の特性に基づいて切欠きがフ
ラットOFであるかノッチNであるかを判別することが
できる。また、光以外の方式のセンサ(渦電流センサ、
静電容量センサ、超音波センサ等)によって検出手段や
判別手段を構成しても良く、これらのセンサによって検
出手段や判別手段を構成しても上記と同様にして切欠き
の位置を検出したり種類を判別したりすることは可能で
ある。
【0077】また、上記第1、第2実施例では、切欠き
の位置検出と種類判別とを同一のセンサの出力に基づい
て行なう場合を例示したが、それぞれの目的のために別
々のセンサを設け、これらをそれぞれ含んで検出手段、
判別手段を別々に構成しても良い。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板の切欠きが直線状又はV字状のいずれであっても、判
別手段によってその切欠きの種類が判別され、基板は切
欠きの種類に応じて適切かつ確実に位置決めされること
から、フラット付きウエハ及びノッチ付きウエハのよう
に切欠きの種類が異なる基板のいずれをもプリアライメ
ントすることができるという従来にない優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るレーザリペア装置の構成を示
す概略平面図である。
【図2】図1のアライメント装置の概略構成を示す図で
ある。
【図3】(A)は図2のアライメント装置によるノッチ
付きウエハのプリアライメント時の位置決め状態を説明
するための図、(B)は(A)の円B部分を拡大して示
す図である。
【図4】図1の装置の制御系の概略構成を示すブロック
図である。
【図5】図2の装置によるフラット付きウエハのプリア
ライメント時の処理の流れを示す図である。
【図6】図2の装置によるノッチ付きウエハのプリアラ
イメント時の処理の流れを示す図である。
【図7】フラット付きウエハの切欠きがフラットである
ことの判別方法及びその原理を説明するための図であ
る。
【図8】ノッチ付きウエハの切欠きがノッチであること
の判別方法及びその原理を説明するための図である。
【図9】第2実施例に係るアライメント装置の構成を示
す図である。
【図10】第2実施例の装置の制御系の概略構成を示す
ブロック図である。
【図11】従来のフラット付きウエハ用のプリアライメ
ント装置の構成を示す図である。
【図12】従来のノッチ付きウエハ用のプリアライメン
ト装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 レーザリペア装置 18 位置決め装置(プリアライメント装置) 36 Xテーブル(ステージ) 54 センターアップ(回転機構) 56 切欠き検出センサ(光電検出手段、検出手段の
一部、判別手段の一部) 66A、66B、66E 位置決めピン(第1の位置
決め手段の一部) 66C、66D 位置決めピン(第2の位置決め手段
の一部) 72 フラット位置決めハンマ(第1の位置決め手段
の一部) 73 ノッチ位置決めハンマ(第2の位置決め手段の
一部) 74 位置決め装置(プリアライメント装置) 78 コントローラ(制御手段、検出手段の一部、判
別手段の一部) 80 エンコーダ(検出手段の一部、判別手段の一
部) W、W1、W2、W3 ウエハ(基板) OF フラット(切欠き) N ノッチ(切欠き)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光に対してステージを2次元方向
    に相対走査しつつ、前記ステージ上に載置される基板を
    加工する装置に用いられ、前記レーザ光を照射するのに
    先立って前記基板の位置決めを行なう基板の位置決め装
    置であって、 前記基板の外周の一部に設けられた切欠きの位置を非接
    触で検出する検出手段と;前記切欠きを非接触で検出す
    ると共に当該切欠きが直線状の切欠きかV字状の切欠き
    かを判別する判別手段と;前記基板を保持して前記ステ
    ージの移動面と平行な面内で回転させる回転機構と;前
    記検出手段の検出結果及び前記判別手段の判別結果に基
    づいて前記切欠きが該切欠きの種類に応じて定まる第1
    の所定位置又は第2の所定位置に位置決めされるよう
    に、前記回転機構を制御する制御手段と;前記切欠きが
    前記第1の所定位置へ位置決めされた前記基板をそのま
    まの回転角度で第1位置へ位置決めする第1の位置決め
    手段と;前記切欠きが前記第2の所定位置へ位置決めさ
    れた前記基板をそのままの角度で第2位置へ位置決めす
    る第2の位置決め手段とを有する基板の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段と前記判別手段とが、前記
    切欠きを非接触で検出する同一の手段を含んで構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の基板の位置決め
    装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段が、前記切欠きに光ビーム
    を照射し、その一部を光電検出する光電検出手段を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の基板の位置決め
    装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、前記切欠きの検出時に
    得られた検出信号波形中のピーク点又はボトム点の近傍
    部分の特性に基づいて前記切欠きの種類を判別すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板
    の位置決め装置。
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