JPH08306055A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH08306055A
JPH08306055A JP10929295A JP10929295A JPH08306055A JP H08306055 A JPH08306055 A JP H08306055A JP 10929295 A JP10929295 A JP 10929295A JP 10929295 A JP10929295 A JP 10929295A JP H08306055 A JPH08306055 A JP H08306055A
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JP
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signal
guide groove
focused
recording medium
spot
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JP10929295A
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English (en)
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Mitsuteru Fujimoto
光輝 藤本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザーパワーを変調してディスクにピット
を記録する光ディスク装置において、情報記録媒体上の
ピットの記録済み部と未記録部の境界においても案内溝
とランド部の判別が安定して正確にできるようにする。 【構成】 3つの集光スポットを形成し、中央の集光ス
ポットを案内溝に、他の2つの集光スポットを案内溝の
間隔の略2分の1だけ離れるようにして上記案内溝の間
に存在するランド部上に配置し、それらの集光スポット
からの反射光を入射する3つの光検出器を有し、それら
の3つの光検出器は2分割光検出器から成り、これらの
3つの2分割光検出器からの合計6つの出力をトラッキ
ングエラー検出回路15、オフトラック検出回路14に
て加減算と比較演算を行い、トラッキングエラー、オフ
トラック信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、あらかじめ形成された
案内溝を有する情報記録媒体の案内溝とその間に存在す
るランド部の判別信号を検出するオフトラック検出に係
り、特に、ピットの記録部と未記録部の境界においても
案内溝とランド部の判別が安定して正確にできるように
した光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ信号などの情報信号を
記録再生できる光ディスク装置の開発が盛んに行われて
いる。記録が可能な光ディスクでは、予め形成された案
内溝を有する情報記録媒体が用いられる。案内溝もしく
は案内溝間のランド部にレーザビームを集光させること
によって、情報信号の記録もしくは再生が行われる。以
後、情報信号は案内溝内に記録されるとして説明し、こ
の領域を総称して情報トラックと呼ぶことにする。
【0003】この様な光ディスク装置においては、集光
したレーザビームが情報記録媒体の案内溝上にあるのか
ランド部上にあるのかを判別するオフトラック検出回路
が必要である。このオフトラック検出回路の出力は、例
えば、トラッキングサーボはずれの検出、アクセス中の
集光ビームの移動方向の検出(トラッキングエラー信号
との位相比較)、アクセス終了後のトラッキング引き込
みタイミングの決定などに使用される。
【0004】以下に従来の光ディスク装置におけるオフ
トラック検出回路について説明する。図6は従来の光デ
ィスク装置のオフトラック信号を検出するための検出光
路系と電気回路との接続図である。図6において、9は
予め形成された案内溝を有する情報記録媒体である。1
は半導体レーザ、2は半導体レーザ1が出射したレーザ
光を平行光にするコリメートレンズ、7は光束上におか
れたビームスプリッタ、8はビームスプリッタ7を通過
した平行光を情報記録媒体9上の記録面に集光する対物
レンズである。11は対物レンズ8及びビームスプリッ
タ7を経た情報記録媒体9からの反射光を受光する二分
割光検出器である。20は二分割光検出器11に接続さ
れてトラッキングエラー信号TEを周知のプッシュプル
法によって得るための差動増幅器、21は二分割光検出
器に接続されて情報記録媒体9からの反射光量を検出し
再生信号RFを生成するための加算器である。22はト
ラッキングエラー信号TEと再生信号RFを入力し、集
光したレーザビームが情報記録媒体9の案内溝上にある
のかランド部上にあるのかを判別するオフトラック信号
OFTCを出力するオフトラック検出回路である。
【0005】図7は前記オフトラック検出回路22のブ
ロック図を示すものであり、特開平5−225580号
公報に実施例として開示されているものである。図7に
おいて、30は情報記録媒体9からの反射光量を検出し
た再生信号RFから不要な高周波成分を除去するローパ
スフィルタ(LPF)、31はLPF30の出力信号a
のAC成分を取り出すカップリングコンデンサ、32は
カップリングコンデンサ31を通じて入力された和信号
bが基準レベルと比較して正電圧の時のみ出力信号がH
IGHレベルになる比較器である。また、33はトラッ
キングエラー信号TEが正負の所定の基準電圧設定レベ
ル(±Voとする)以内にあるときのみ、出力信号がH
IGHレベルになるウインドコンパレータ、34は図示
しないシステムコントローラからの制御信号に応じて、
ウインドコンパレータ33の基準電圧レベルVoを設定
する基準電圧設定回路である。35は、比較器32とウ
インドコンパレータ33の論理積をとるアンドゲートで
ある。
【0006】以上のように構成されたオフトラック検出
回路について、以下その動作について説明する。まず、
半導体レーザ1から放出されたレーザビームは、コリメ
ートレンズ2によって平行光にされ、ビームスプリッタ
7を経て対物レンズ8によって情報記録媒体9上に集光
される。情報記録媒体9によって反射された光ビーム
は、回折によって情報トラックの情報を持ち、対物レン
ズ8を経てビームスプリッタ7によって二分割光検出器
11上に導かれる。二分割光検出器11は、入射した光
ビームの光量分布変化を電気信号に変換し電気回路に信
号を伝える。差動増幅器20は二分割光検出器11から
のそれぞれの入力信号の差動をとって、プッシュプル法
によりトラッキングエラー信号TEを出力する。加算器
21は二分割光検出器11からのそれぞれの入力信号を
加算し、再生信号RFを出力する。
【0007】次に情報記録媒体9上の集光スポットが情
報記録媒体9の直径方向に移動し案内溝とランド部を交
互に通過する時の動作について説明する。情報記録媒体
9から反射され、二分割光検出器11に導かれる光ビー
ムの強度は、ランド部の方が案内溝よりも強いため、再
生信号RFの信号レベルは、集光スポットがランド部の
中心にきたとき極大となり、案内溝の中心にきたとき極
小となる。この再生信号RFからオフトラック検出には
不要な記録ピットの情報などの不要な高周波成分をLP
F30で除去し、更に情報記録媒体9の反射率のばらつ
きによる再生信号RFのDCレベルのばらつきを除去す
るためカップリングコンデンサ31によりDC成分を除
去すると、比較器32の入力信号bは基準レベルを中心
にランド部で正電圧、案内溝で負電圧のAC信号とな
る。比較器32はこのAC信号bを基準レベル(図7に
おいてはグランドレベル)と比較し、正電圧の時のみH
IGHレベルの信号を出力する。
【0008】すなわち、比較器32の出力信号cは、ラ
ンド部を集光スポットが通過するときHIGHレベルと
なり、案内溝を通過するときLOWレベルとなる。一
方、トラッキングエラー信号TEは集光スポットが案内
溝の中心にあるときとランド部の中心にあるときに基準
レベルとなる周期関数である。ウインドコンパレータ3
3は、トラッキングエラー信号TEが基準電圧設定回路
34が発生する±Vo以内にあるとき、HIGHレベル
の信号を出力する。すなわち、集光スポットが案内溝も
しくはランド部の中心位置近くにあるときHIGHレベ
ルを出力する。アンドゲート35は比較器32とウイン
ドコンパレータ33の両出力の論理積をとる。よって、
アンドゲート35の出力信号OFTCは、集光スポット
がランド部の中心近くを通過するときのみHIGHレベ
ルを出力する。尚、特開平5−225580号公報の実
施例はオフトラック信号がトラックの中心位置近くを検
出する必要があるため基準電圧設定回路34、ウインド
コンパレータ33、アンドゲート35が備わっている
が、情報記録媒体の案内溝とランド部の境界を検出する
だけのためには必要がなく、図7の比較器32の出力信
号cをそのまま用いれば良い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、情報記録媒体の案内溝内にピットが記録
されている記録済み部とまだ記録されていない未記録部
の境界部においてオフトラック信号が検出されないとい
う問題点を有していた。図8、図9を用いてその問題点
について説明する。図9は情報記録媒体9と集光スポッ
トとの位置関係を示す平面図であり、12aは未記録状
態の案内溝、12bは記録済みの案内溝、13はランド
部である。図8は図9において、未記録部の点Aから記
録済みの点Bまで集光スポットが移動する間の、図7に
示した各点での各信号の波形図である。
【0010】再生信号RFは記録部の案内溝で記録ピッ
トによる高周波の変調が再生され、LPF30によりこ
の高周波の変調信号は除去されるが、信号aには未記録
部と記録済み部においてDCレベルのずれが発生するこ
とになる。カップリングコンデンサ31を経ることによ
って信号bではDCレベルは除去されるが、未記録部と
記録済み部の境界で発生したDCレベルのずれは過渡応
答的にAC信号として通過するため、信号bは記録済み
部に入ったとき負側へ信号レベルが下がってしまい、比
較器32で基準レベルと比較した結果、信号cではラン
ド部を検出できずにLOWレベルになってしまい、オフ
トラック信号の誤検出が発生する。この様な誤検出は集
光スポットの移動が点Bから点Aへの移動でも発生す
る。この場合は、信号bは未記録部に入ったとき正側へ
レベルが上がってしまい、信号cでは案内溝を検出でき
ずにHIGHレベルになってしまう。この様に、従来の
構成では未記録部と記録済み部の境界でオフトラック信
号が誤検出されてしまうという問題点を有していた。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ピットの記録済み部と未記録部の境界においても案
内溝とランド部の判別が安定して正確にできるようにし
た光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光ディスク装置は、三つのレーザビームを発
生するレーザビーム発生手段と、予め形成された案内溝
を有する情報記録媒体に集光照射して直線上に前記三つ
のレーザビームの集光スポットを形成し、中央の集光ス
ポットを前記案内溝あるいはランド部に照射せしめて情
報の記録または再生を行わせ、他の二つの集光スポット
を、前記中央の集光スポットより前記案内溝の間隔の略
二分の一だけそれぞれ異なる方向に変位させた位置に照
射する集光スポット形成手段と、前記情報記録媒体から
の反射された各レーザビームをそれぞれ入射する三つの
光検出器とを備えた光ディスク装置において、中央の集
光スポットからの反射光を入射する光検出器の出力か
ら、他の二つの集光スポットからの反射光を入射する光
検出器の出力信号の和を減算することにより、前記案内
溝とランド部の判別信号を検出するオフトラック検出手
段とを備える構成を有している。
【0013】
【作用】この構成によって、案内溝とランド部からの反
射光量の差により生じるAC成分は、中央の集光スポッ
トが案内溝にある時、両サイドの集光スポットはランド
上にあるので、前記中央の集光スポットによるAC成分
と両サイドの集光スポットによるAC成分は逆位相とな
り、両者を差動増幅することにより、未記録部と記録済
み部の境界において発生するDCレベルのずれをなくす
事ができ、前記境界でも案内溝とランド部の判別信号で
あるオフトラック信号を得ることが出来る。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す光路図で、
9は予め形成された案内溝を有する情報記録媒体であ
る。1は半導体レーザ、2は半導体レーザ1が出射した
レーザ光を平行光にするコリメートレンズ、3は光束上
におかれた回折格子、4は回折格子3の0次回折光ビー
ム、5は回折格子3の+1次回折光ビーム(点線で示
す)、6は回折格子3の−1次回折光ビーム(破線で示
す)、7は光束上におかれたビームスプリッタ、8はビ
ームスプリッタ7を通過した三つのビームを情報記録媒
体9上の記録面に集光する対物レンズである。4aは情
報記録媒体9上に集光した0次回折ビーム集光スポッ
ト、5aは情報記録媒体9上に集光した+1次回折ビー
ム集光スポット、6aは情報記録媒体9上に集光した−
1次回折ビーム集光スポット、10は対物レンズ8及び
ビームスプリッタ7を経た情報記録媒体9からの三つの
反射光を集光する集光レンズ、11は集光レンズ10か
らの三つの集束された反射光をそれぞれ受光する二分割
光検出器である。11a、11b、11c、11d、1
1e、11fは二分割光検出器11の受光面である。
【0016】図2は、コリメートレンズ2、回折格子
3、ビームスプリッタ7、対物レンズ8により構成され
た集光スポット形成手段により集束された三つの集光ス
ポット4a、5a、6aと情報記録媒体9との位置関係
を示す平面図であり、12は予め形成された案内溝、1
3はランド部である。0次回折光ビーム4による集光ス
ポット4aは案内溝12上に配置され、+1次回折光ビ
ーム5による集光スポット5aおよび−1次回折光ビー
ム6による集光スポット6aは集光スポット4aを挟ん
で対向し、ランド部13上に配置される。
【0017】次に、図3は本発明の一実施例における光
検出器11と電気回路との接続図である。図3に示すよ
うに、上記光検出器11は少なくとも二つの受光面から
なる三組の受光素子で構成されており、0次回折光ビー
ム4を受光面11aと11bで受光するように配置さ
れ、+1次回折光ビーム5を受光面11cと11dで、
また、−1次回折光ビーム6を受光面11eと11f
で、それぞれ受光するように配置されている。14は三
つの二分割光検出器11から案内溝とランド部の判別信
号を検出するオフトラック検出回路、15は三つの二分
割光検出器11から差動プッシュプル法によってトラッ
キングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出回
路である。
【0018】さらに詳しくオフトラック検出回路14と
トラッキングエラー検出回路15の構成を説明する。オ
フトラック検出回路14において、50は受光面11a
と11bからスポット4の和信号を生成し再生信号RF
を出力する広帯域の加算器、51は受光面11eと11
fからスポット6の和信号を生成する狭帯域の加算器、
52は受光面11cと11dからスポット5の和信号を
生成する狭帯域の加算器、53は加算器51の出力信号
であるスポット6の和信号を入力し利得を可変する利得
可変器、54は利得可変器53を通過したスポット6の
和信号と加算器52から出力されるスポット5の和信号
を入力して加算する加算器、55は加算器54の出力を
入力し利得を可変する利得可変器、56は再生信号RF
から不要な高周波成分を除去するローパスフィルタ、5
7は前記ローパスフィルタ56の出力信号SUM1と利
得可変器55の出力SUM2を入力し差動演算する差動
増幅器、58は差動増幅器57の出力信号OFTと基準
レベルと比較して正電圧の時のみ出力信号がHIGHレ
ベルになる比較器である。尚、加算器51と52の帯域
はローパスフィルタ56と同等である。
【0019】トラッキングエラー検出回路15におい
て、60は受光面11aと11bからプッシュプル信号
E0を生成する差動増幅器、61は受光面11eと11
fからプッシュプル信号E2を生成する差動増幅器、6
2は受光面11cと11dからプッシュプル信号E1を
生成する差動増幅器、63は前記プッシュプル信号E2
を入力し利得を可変する利得可変器、64は利得可変器
63を通過したプッシュプル信号E2と差動増幅器62
から出力されるプッシュプル信号E1を入力して加算し
出力E3を発生する加算器、65は加算器64の出力E
3を入力し利得を可変する利得可変器、66はプッシュ
プル信号E0と利得可変器65を通過したE3を入力し
差動演算することによってトラッキングエラー信号TE
を出力する差動増幅器である。
【0020】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて、以下に図4と図5を用いて説明する。図4は情
報記録媒体9と集光スポットとの位置関係を示す平面図
であり、12aは未記録状態の案内溝、12bは記録済
みの案内溝、13はランド部である。図5は図4におい
て、未記録部の点Aから記録済み部の点Bまで集光スポ
ットが移動する間の、図3に示した各点での各信号の波
形図である。中央の集光スポット4の和信号から得られ
る再生信号RFは記録部の案内溝で記録ピットによる高
周波の変調が再生される。ローパスフィルタ56により
この高周波の変調信号は除去されるが、信号SUM1に
は未記録部と記録済み部においてDCレベルのずれが発
生することになる。+1次回折光ビーム5と−1次回折
光ビーム6から得られる和信号SUM2も、前記信号S
UM1と同様に記録ピットによる変調成分は狭帯域の加
算器51と52により除去されるが、未記録部と記録済
み部においてDCレベルのずれが発生することになる。
【0021】しかし、案内溝とランド部からの反射光量
の差によるAC成分は、中央の0次回折ビーム集光スポ
ット4aが案内溝上にあるとき両サイドの+1次回折ビ
ーム集光スポット5aと−1次回折ビーム集光スポット
6aはランド部上にあるので、前記AC成分は信号SU
M1と信号SUM2で逆位相となる。ここで、利得可変
器53を両サイドの+1次回折光ビーム5と−1次回折
光ビーム6の光量比の差を補正するように調整し、更に
両サイドスポット5、6の強度の和と中央のスポット4
の強度の比を補うように利得可変器55を調整する。す
なわち、三つのビーム強度の比を利得可変器53、55
で調整するので、信号SUM1と信号SUM2はDCレ
ベルが同じでAC成分が逆位相の信号になる。よって、
差動増幅器57の出力信号OFTはSUM1からDC成
分が取り除かれAC成分が2倍になった信号となる。ま
た、このとき、未記録部と記録済み部において発生して
いたDCレベルのずれもなくなる。比較器58は完全に
AC成分だけとなった信号OFTと基準レベル(図3に
おいてはグランドレベル)と比較し、正電圧の時のみH
IGHレベルの信号を出力する。すなわち、比較器58
の出力信号OFTC信号は、ランド部を集光スポットが
通過するときHIGHレベルとなり、案内溝を通過する
ときLOWレベルとなる。一方、トラッキングエラー信
号もプッシュプル法によるオフセットの発生を周知の差
動プッシュプル法を用いることにより正確なトラッキン
グエラー信号を得ることができる。
【0022】以上のように本実施例によれば、三つのレ
ーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、予め形
成された案内溝を有する情報記録媒体に集光照射して直
線上に上記三つの集光スポットを形成し、中央の集光ス
ポットを上記案内溝に配置して情報の記録または再生を
行わせ、他の二つの集光スポットを上記案内溝の間隔の
略二分の一だけ異なる方向に変化させて上記案内溝の間
に存在するランド部上に配置させる集光スポット形成手
段と、上記情報記録媒体からの反射された各レーザビー
ムをそれぞれ入射する三つの光検出器とを備えた光ディ
スク装置において、中央の集光スポットからの反射光を
入射する光検出器の出力から他の二つの集光スポットか
らの反射光を入射する光検出器の出力信号の和を減算す
ることにより上記案内溝とランド部の判別信号を検出す
るオフトラック検出手段とを備え、さらに、上記三つの
光検出器はそれぞれ二分割光検出器で、この三つの二分
割光検出器よりの各差出力からトラッキングエラー信号
を差動プッシュプル法を用いて検出し、上記レーザビー
ム発生手段が、一つのレーザビームを出射する半導体レ
ーザと回折格子とからなる構成とすることで、情報記録
媒体上の案内溝とランド部の判別がピットの記録済み部
と未記録部の境界においても安定して正確にできる。さ
らに、差動プッシュプル法の光学系と全く同じにできる
ため、オフセットのない正確なトラッキングエラー信号
を得ることもでき、構成及びコスト的にも優れた光ディ
スク装置を実現できるものである。
【0023】以上は、情報信号が案内溝内に記録される
として説明してきたが、情報信号がランド部上に記録さ
れる場合においても同様にして、案内溝とランド部の判
別信号であるオフトラック信号を、記録済み部と未記録
部の境界においても安定して正確に検出することが出来
る。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、レーザビーム発
生手段から発生する三つのレーザビームを集光スポット
形成手段により、予め形成された案内溝を有する情報記
録媒体に三つの集光スポットを形成して照射し、前記情
報記録媒体からの反射された各レーザビームをそれぞれ
三つの光検出器で検出し、中央の集光スポットからの反
射光を入射する光検出器の出力から他の二つの集光スポ
ットからの反射光を入射する光検出器の出力信号の和を
減算することにより、未記録部と記録済み部の境界にお
いて発生するDCレベルのずれを無くすことが出来、前
記案内溝とランド部の判別信号であるオフトラック信号
を記録済み部と未記録部の境界においても安定して正確
に検出することができる光ディスク装置を実現できる。
【0025】さらに、上記三つの光検出器をそれぞれ二
分割光検出器とし、この三つの二分割光検出器よりの各
差出力から差動プッシュプル法を用いてオフセットのな
い正確なトラッキングエラー信号を検出することができ
る光ディスク装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の一実施例における光
路図
【図2】同実施例における情報記録媒体と集光スポット
の位置関係を示す平面図
【図3】同実施例における光検出器と電気回路との接続
【図4】同実施例における動作を説明するための情報記
録媒体と集光スポットの位置関係を示す平面図
【図5】同実施例における動作を説明するための各部の
波形図
【図6】従来の光ディスク装置の光路系と電気回路との
接続図
【図7】従来のオフトラック検出回路のブロック図
【図8】従来のオフトラック検出回路の動作を説明する
ための各部の波形図
【図9】従来のオフトラック検出回路における動作を説
明するための情報記録媒体と集光スポットの位置関係を
示す平面図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメートレンズ 3 回折格子 4 0次回折光ビーム 5 +1次回折光ビーム 6 −1次回折光ビーム 7 ビームスプリッタ 8 対物レンズ 9 情報記録媒体 10 集光レンズ 12 案内溝 13 ランド部 14 オフトラック検出回路 15 トラッキングエラー検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三つのレーザビームを発生するレーザビー
    ム発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報記録
    媒体に集光照射して直線上に前記三つのレーザビームの
    集光スポットを形成し、中央の集光スポットを前記案内
    溝あるいはランド部上に照射せしめて情報の記録または
    再生を行わせ、他の二つの集光スポットを前記中央の集
    光スポットより前記案内溝の間隔の略二分の一だけそれ
    ぞれ異なる方向に変位させて前記案内溝の間に存在する
    ランド部上にあるいは前記案内溝に配置させる集光スポ
    ット形成手段と、前記情報記録媒体からの反射された各
    レーザビームをそれぞれ入射する三つの光検出器とを備
    えた光ディスク装置において、 中央の集光スポットからの反射光を入射する光検出器の
    出力から他の二つの集光スポットからの反射光を入射す
    る光検出器の出力信号の和を減算することにより上記案
    内溝とランド部の判別信号を作成するオフトラック検出
    手段を有することを特徴とする光ディスク装置。
JP10929295A 1995-05-08 1995-05-08 光ディスク装置 Pending JPH08306055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002358669A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップモジュールおよび光ディスク装置
KR100819625B1 (ko) * 2000-07-12 2008-04-04 소니 가부시끼 가이샤 광 픽업 장치, 광 디스크 장치 및 트랙 인식 신호 검출방법

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