JP2002298384A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JP2002298384A
JP2002298384A JP2001101527A JP2001101527A JP2002298384A JP 2002298384 A JP2002298384 A JP 2002298384A JP 2001101527 A JP2001101527 A JP 2001101527A JP 2001101527 A JP2001101527 A JP 2001101527A JP 2002298384 A JP2002298384 A JP 2002298384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
filter circuit
spot
condensed
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001101527A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuteru Fujimoto
光輝 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001101527A priority Critical patent/JP2002298384A/ja
Publication of JP2002298384A publication Critical patent/JP2002298384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフトラック検出の場合に正確な調整動作を
必要とすることなく、アクセス動作においても正確なオ
フトラック検出信号を得ることを目的とする。 【解決手段】 三つのレーザビームのうち、中央の集光
スポットからの反射光を入射する光検出器の出力信号S
UM1から、その他の二つの集光スポットからの反射光
を入射するそれぞれの光検出器の出力信号SUM2の和
を減算し、減算した信号OFTの直流成分を除去する第
1のフィルタ回路70と、第1のフィルタ回路70と略
同等の過渡応答特性をもった第2のフィルタ回路71
と、第1のフィルタ回路70の出力信号SIG3と第2
のフィルタ回路71の出力信号SIG2とを比較する比
較器58とを有するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
関し、特に、集光したレーザビームが情報記録媒体の案
内溝上にあるかランド部上にあるかを判別するオフトラ
ック検出回路を備えた光ディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、CD-RやCD-RWなど、情報信
号を記録再生できる光ディスク装置の開発が盛んに行わ
れている。このような情報の記録が可能な光ディスク装
置では、予め形成された案内溝と、案内溝間に存在する
ランド部とからなる情報記録媒体が用いられる。そし
て、案内溝もしくはランド部にレーザビームを集光させ
ることによって、情報信号の記録もしくは再生が行われ
る。以後、情報信号は案内溝内に記録されるものとして
説明する。
【0003】上述したCD−Rや、CD−RWなどの情
報記録媒体を記録再生する光ディスク装置においては、
集光したレーザビームが情報記録媒体の案内溝上にある
のかランド部上にあるのかを判別するオフトラック検出
回路が必要である。このオフトラック検出回路の検出信
号は、例えば、トラッキングサーボはずれの検出、アク
セス中の集光ビームの移動方向の検出(トラッキングエ
ラー信号との位相比較)、アクセス終了後のトラッキン
グ引き込みタイミングの決定などに使用される。
【0004】オフトラック検出回路の従来例としては、
例えば、特開平8−306055号公報が挙げられる。
【0005】図8は、光ディスク装置の光路図である。
図8において、9は予め形成された案内溝を有する情報
記録媒体である。1は半導体レーザであり、半導体レー
ザ1から出射されたレーザ光は、コリメートレンズ2に
より平行光に変換された後、回折格子3を経てビームス
プリッタ7に入射される。ビームスプリッタ7では、回
折格子3から分岐した0次回折光ビーム4と、+1次回
折光ビーム5と、−1次回折光ビーム6の3つのビーム
が対物レンズ8により集光されて、情報記録媒体9上
に、0次回折光ビーム集光スポット4aと、+1次回折
ビーム集光スポット5aと、−1次回折ビーム集光スポ
ット6aとの3つの光スポットを結ぶ。
【0006】そして、情報記録媒体9で反射された各集
光スポットは、回折によって情報トラックに情報を記録
あるいは再生し、対物レンズ8を経て、ビームスプリッ
タ7で反射され、反射された各反射光は、集光レンズ1
0で集光された後に、各二分割光検出器11で受光され
る。
【0007】二分割光検出器11は、少なくとも二つの
受光面からなる三組の受光素子で構成されており、0次
回折光ビーム4は受光面11aと11bで、+1次回折
光ビーム5は受光面11cと11dで、−1次回折光ビ
ーム6は受光面11eと11fで、それぞれ受光するよ
うに配置されている。
【0008】次に、図9は従来のトラック検出回路の構
成図である。図9において、二分割光検出器11は少な
くとも二つの受光面からなる三組の受光素子で構成され
ており、0次回折光ビーム4を受光面11aと11bで
受光するように配置され、+1次回折光ビーム5を受光
面11cと11dで、また、−1次回折光ビーム6を受
光面11eと11fで、それぞれ受光するように配置さ
れている。14は三つの二分割光検出器11から案内溝
とランド部の判別信号を検出するオフトラック検出回路
であり、15は三つの二分割光検出器11から差動プッ
シュプル法によってトラッキングエラー信号を検出する
トラッキングエラー検出回路である。
【0009】まず、オフトラック検出回路14について
説明する。50は受光面11aと11bから0次回折光
ビーム4の和信号を生成し再生信号RFを出力する広帯
域の加算器、51は受光面11eと11fから−1次回
折光ビーム6の和信号を生成する狭帯域の加算器、52
は受光面11cと11dから+1次回折光ビーム5の和
信号を生成する狭帯域の加算器、53は加算器51の出
力信号を入力し利得を可変する利得可変器、54は利得
可変器53を通過した信号と加算器52から出力される
信号を入力して加算する加算器、55は加算器54の出
力信号を入力し利得を可変する利得可変器、56は再生
信号RFから不要な高周波成分を除去するローパスフィ
ルタ(LPF)、57はローパスフィルタ56の出力信
号SUM1と利得可変器55の出力信号SUM2を入力
し差動演算する差動増幅器、58は差動増幅器57の出
力信号OFTと基準レベルVREFとを比較して正電圧
の時のみ出力信号がHIGHレベルになる比較器であ
る。なお、加算器51と加算器52の帯域はローパスフ
ィルタ56と同等である。
【0010】次に、トラッキングエラー検出回路15に
ついて説明する。60は受光面11aと11bからプッ
シュプル信号E0を生成する差動増幅器、61は受光面
11eと11fからプッシュプル信号E2を生成する差
動増幅器、62は受光面11cと11dからプッシュプ
ル信号E1を生成する差動増幅器、63はプッシュプル
信号E2を入力し利得を可変する利得可変器、64は利
得可変器63を通過したプッシュプル信号E2と差動増
幅器62から出力されるプッシュプル信号E1とを入力
して加算し信号E3を生成する加算器、65は加算器6
4の信号E3を入力し利得を可変する利得可変器、66
はプッシュプル信号E0と利得可変器65を通過した信
号E3を入力し差動演算することによってトラッキング
エラー信号TEを出力する差動増幅器である。
【0011】このように構成された光ディスク装置のト
ラック検出回路によれば、案内溝とランド部からの反射
光量の差により生じるAC成分は、中央の集光スポット
が案内溝にある時、両サイドの集光スポットはランド上
にあるので、中央の集光スポットによるAC成分と両サ
イドの集光スポットによるAC成分とは逆位相の関係と
なり、両者を差動増幅することにより、記録部と未記録
部の境界領域で発生するDCレベルのずれをなくすこと
ができる。しかもこの境界領域に集光スポットが照射さ
れても、案内溝とランド部の判別信号であるオフトラッ
ク検出信号を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示すオフトラック検出回路14は、次のような調整が必
要である。まず、利得可変器53は+1次回折光ビーム
5と−1次回折光ビーム6の光量比の差を補正するよう
に調整し、さらに+1次回折光ビーム5と−1次回折光
ビーム6の強度の和と、0次回折光ビーム4の強度の比
を補うように利得可変器55を調整する。そして、三つ
のビーム強度の比を利得可変器53、55で調整するこ
とによって、信号SUM1と信号SUM2はDCレベル
が同じでAC成分が逆位相の信号になるようにする。差
動増幅器57の出力信号OFTは信号SUM1からDC
成分が取り除かれて、AC成分が2倍になった信号を得
る。すなわち、このように記録部と未記録部において発
生していたDCレベルのずれをなくすための調整が必要
であった。
【0013】従って、上述した調整精度が十分でないと
差動増幅器57の出力信号OFTにDC成分のオフセッ
トが残り、特に未記録部における比較器58の出力信号
OFTCが正確に得られないという問題点があった。
【0014】本発明は、かかる問題点を解消するために
なされたものであり、オフトラック検出の場合に正確な
調整動作を必要とすることなく、アクセス動作において
も正確なオフトラック検出信号を得ることができる光デ
ィスク装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載の光ディスク装置は、三つ
のレーザビームを発生するレーザビーム発生手段と、予
め形成された案内溝を有する情報記録媒体に、上記三つ
のレーザビームを略直線上に集光照射して三つのレーザ
ビームの集光スポットを形成し、該集光スポットのう
ち、中央の集光スポットを上記案内溝あるいは該案内溝
間に存在するランド部上に照射して、情報の記録または
再生を行わせ、上記中央の集光スポットの両側に、上記
案内溝あるいは上記ランド部の間隔の略二分の一異なる
方向にその他の二つの集光スポットをそれぞれ変位させ
て配置させる集光スポット形成手段と、上記情報記録媒
体から反射された各レーザビームをそれぞれ入射する三
つの光検出器と、上記集光スポットが情報記録媒体の案
内溝とランド部のいずれに存在するかを判別する判別信
号を検出するオフトラック検出手段と、を有する光ディ
スク装置において、上記オフトラック検出手段は、上記
中央の集光スポットからの反射光を入射する上記光検出
器の出力信号から、他の二つの集光スポットからの反射
光を入射するそれぞれの上記光検出器の出力信号の和を
減算し、該減算した信号の直流成分を除去する第1のフ
ィルタ回路と、該第1のフィルタ回路と略同等の過渡応
答特性をもった第2のフィルタ回路と、上記第1のフィ
ルタ回路の出力信号と上記第2のフィルタ回路の出力信
号とを比較する比較器とを有することを特徴とするもの
である。
【0016】また、本発明の請求項2に記載の光ディス
ク装置は、三つのレーザビームを発生するレーザビーム
発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報記録媒
体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光照射し
て三つのレーザビームの集光スポットを形成し、該集光
スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内溝ある
いは該案内溝間に存在するランド部上に照射して、情報
の記録または再生を行わせ、上記中央の集光スポットの
両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間隔の略二
分の一異なる方向にその他の二つの集光スポットをそれ
ぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手段と、上
記情報記録媒体から反射された各レーザビームをそれぞ
れ入射する三つの光検出器と、上記集光スポットが情報
記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在するかを判
別する判別信号を検出するオフトラック検出手段と、を
有する光ディスク装置において、上記オフトラック検出
手段は、上記中央の集光スポットからの反射光を入射す
る上記光検出器の出力信号から、他の二つの集光スポッ
トからの反射光を入射するそれぞれの上記光検出器の出
力信号の和を減算し、該減算した信号の直流成分を除去
する第1のフィルタ回路と、該第1のフィルタ回路と略
同等の過渡応答特性をもった第2のフィルタ回路と、上
記第1のフィルタ回路の出力信号から上記第2のフィル
タ回路の出力信号を減算する演算回路と、該演算回路の
出力信号と基準レベル信号とを比較する比較器とを有す
ることを特徴とするものである。
【0017】また、本発明の請求項3に記載の光ディス
ク装置は、請求項1または請求項2記載の光ディスク装
置において、上記第2のフィルタ回路は、上記集光スポ
ットが情報記録媒体上にアクセスする動作に同期した制
御信号を入力することを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の請求項4に記載の光ディス
ク装置は、請求項3記載の光ディスク装置において、上
記オフトラック検出手段は、上記集光スポットが情報記
録媒体上にアクセスする前のオントラック状態で記録部
に存在するか、あるいは未記録部に存在するかによっ
て、上記第2のフィルタ回路に入力する信号レベルを切
り換える信号選択器をさらに備えることを特徴とするも
のである。
【0019】また、本発明の請求項5に記載の光ディス
ク装置は、請求項4記載の光ディスク装置において、上
記信号選択器は、上記集光スポットが記録部に存在する
ならば、未記録部に存在する場合より大きな信号レベル
を上記第2のフィルタ回路に入力することを特徴とする
ものである。
【0020】また、本発明の請求項6に記載の光ディス
ク装置は、請求項4記載の光ディスク装置において、上
記信号選択器は、上記中央の集光スポットからの反射光
を入射する上記光検出器の出力信号から、他の二つの集
光スポットからの反射光を入射するそれぞれの上記光検
出器の出力信号の和を減算した信号の振幅レベルを予め
記憶し、上記集光スポットが情報記録媒体上にオントラ
ックした状態のとき記録部に存在するか、あるいは未記
録部に存在するかによって、上記第2のフィルタ回路に
入力する信号レベルを上記予め記憶しておいた振幅レベ
ルによって切り換えることを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の請求項7に記載の光ディス
ク装置は、三つのレーザビームを発生するレーザビーム
発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報記録媒
体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光照射し
て三つのレーザビームの集光スポットを形成し、該集光
スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内溝ある
いは該案内溝間に存在するランド部上に照射して、情報
の記録または再生を行わせ、上記中央の集光スポットの
両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間隔の略二
分の一異なる方向にその他の二つの集光スポットをそれ
ぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手段と、上
記情報記録媒体から反射された各レーザビームをそれぞ
れ入射する三つの光検出器と、上記集光スポットが情報
記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在するかを判
別する判別信号を検出するオフトラック検出手段と、を
有する光ディスク装置において、上記オフトラック検出
手段は、上記中央の集光スポットからの反射光を入射す
る上記光検出器の出力信号から、他の二つの集光スポッ
トからの反射光を入射するそれぞれの上記光検出器の出
力信号の和を減算し、該減算した信号の振幅に制限をか
ける振幅制限付き増幅器と、該振幅制限付き増幅器の出
力信号の直流成分を除去する第1のフィルタ回路と、該
第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性をもった第
2のフィルタ回路と、上記第1のフィルタ回路の出力信
号と上記第2のフィルタ回路の出力信号とを比較する比
較器とを有することを特徴とするものである。
【0022】また、本発明の請求項8に記載の光ディス
ク装置は、三つのレーザビームを発生するレーザビーム
発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報記録媒
体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光照射し
て三つのレーザビームの集光スポットを形成し、該集光
スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内溝ある
いは該案内溝間に存在するランド部上に照射して、情報
の記録または再生を行わせ、上記中央の集光スポットの
両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間隔の略二
分の一異なる方向にその他の二つの集光スポットをそれ
ぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手段と、上
記情報記録媒体から反射された各レーザビームをそれぞ
れ入射する三つの光検出器と、上記集光スポットが情報
記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在するかを判
別する判別信号を検出するオフトラック検出手段と、を
有する光ディスク装置において、上記オフトラック検出
手段は、上記中央の集光スポットからの反射光を入射す
る上記光検出器の出力信号から、他の二つの集光スポッ
トからの反射光を入射するそれぞれの上記光検出器の出
力信号の和を減算し、該減算した信号の振幅に制限をか
ける振幅制限付き増幅器と、該振幅制限付き増幅器の出
力信号の直流成分を除去する第1のフィルタ回路と、該
第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性をもった第
2のフィルタ回路と、上記第1のフィルタ回路の出力信
号から上記第2のフィルタ回路の出力信号を減算する演
算回路と、該演算回路の出力信号と基準レベル信号とを
比較する比較器とを有することを特徴とするものであ
る。
【0023】また、本発明の請求項9に記載の光ディス
ク装置は、請求項7または請求項8記載の光ディスク装
置において、上記第2のフィルタ回路は、上記集光スポ
ットが情報記録媒体上にアクセスする動作に同期した制
御信号を入力し、該制御信号は、上記振幅制限付き増幅
器の振幅制限量に略等しい信号レベルを有することを特
徴とするものである。
【0024】また、本発明の請求項10に記載の光ディ
スク装置は、請求項7ないし請求項9のいずれかに記載
の光ディスク装置において、上記振幅制限付き増幅器の
振幅制限量は、上記集光スポットが情報記録媒体の未記
録部の案内溝を移動するときに入力される信号振幅に略
等しくすることを特徴とするものである。
【0025】また、本発明の請求項11に記載の光ディ
スク装置は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記
載の光ディスク装置において、上記オフトラック検出手
段は、上記比較器の出力信号を入力して、上記集光スポ
ットが情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在
するかを判別する判別信号を生成するゲート回路をさら
に備えることを特徴とするものである。
【0026】また、本発明の請求項12に記載の光ディ
スク装置は、請求項11記載の光ディスク装置におい
て、上記ゲート回路は、上記第2のフィルタ回路に信号
が入力されたならば上記ゲート回路のゲートを開いてア
クセス動作を行い、アクセス動作終了後、該ゲートを閉
じた後に、上記第2のフィルタ回路に加えていた信号を
アクセス動作前の状態に戻すことを特徴とするものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (実施の形態1)図8は、光ディスク装置の光路図であ
る。図8において、9は予め形成された案内溝を有する
情報記録媒体である。1は半導体レーザ、2は半導体レ
ーザ1が出射したレーザ光を平行光にするコリメートレ
ンズ、3は光束上におかれた回折格子、4は回折格子3
の0次回折光ビーム、5は回折格子3の+1次回折光ビ
ーム、6は回折格子3の−1次回折光ビーム、7は光速
上におかれたビームスプリッタ、8はビームスプリッタ
7を通過した三つのビームを情報記録媒体9上の記録面
に集光させる対物レンズである。4aは情報記録媒体9
上に集光したレーザビームのうち、中央に位置する0次
回折ビーム集光スポット、5aは情報記録媒体9上に集
光したレーザビームのうち、中央の集光スポット4aの
両側に位置する一方の+1次回折ビーム集光スポット、
6aは情報記録媒体9上に集光したレーザビームのう
ち、中央の集光スポット4aの両側に位置する他方の−
1次回折ビーム集光スポット、10は対物レンズ8およ
びビームスプリッタ7を経た情報記録媒体9からの三つ
の反射光を集光する集光レンズ、11は集光レンズ10
からの三つの集束された反射光をそれぞれ受光する二分
割光検出器である。11a,11b,11c,11d,
11e,11fは二分割光検出器11の受光面である。
また、半導体レーザ1とコリメートレンズ2と回折格子
3により、三つのレーザビームを発生するレーザビーム
発生部100を構成し、コリメートレンズ2と回折格子
3とビームスプリッタ7と対物レンズ8により情報記録
媒体9に三つのレーザビームを集光させて照射する集光
スポット形成部200を構成する。
【0028】図1は、本発明の実施の形態1によるオフ
トラック検出回路の構成図である。図1において、50
は情報記録媒体上に照射された三つのレーザビームスポ
ットのうち、中央の集光スポット(0次回折光ビーム4)
を受光した受光面11aと11bに受光された和信号を
生成し再生信号RFを出力する広帯域の加算器、51は
中央の集光スポットの両端に存在する集光スポットのう
ち、一方の集光スポット(−1次回折光ビーム6)を受
光した受光面11eと11fに受光された和信号を生成
する狭帯域の加算器、52は他方の集光スポット(+1
次回折光ビーム5)を受光した受光面11cと11dに
受光された和信号を生成する狭帯域の加算器、53は加
算器51の出力信号である和信号を入力し利得を可変す
る利得可変器、54は利得可変器53を通過した和信号
と加算器52から出力される和信号を入力して加算する
加算器、55は加算器54の出力信号を入力し利得を可
変する利得可変器、56は再生信号RFから不要な高周
波成分を除去するローパスフィルタ(LPF)、57は
ローパスフィルタ56の出力信号SUM1と利得可変器
55の出力信号SUM2を入力し差動演算する差動増幅
器、70は差動増幅器57の出力信号OFTの直流成分
を除去するハイパスフィルタ(第1のフィルタ回路)、
71はハイパスフィルタ70と略同等の過渡応答特性を
もった第2のハイパスフィルタ(第2のフィルタ回
路)、72はレーザビームがオントラックしている情報
記録媒体の状態が記録部か未記録部かを示す信号SEL
によって第2のハイパスフィルタ71に入力する信号S
IG1を切り換える信号選択器、73は集光スポットが
情報記録媒体上にアクセスする動作に同期した制御信号
SIG4を入力し、予め記憶しておいた情報記録媒体の
記録部における信号OFTのAC振幅に基づいて設定さ
れた利得で増幅し、増幅した信号を信号選択器72に与
える第1の利得設定増幅器、74は集光スポットが情報
記録媒体上にアクセスする動作に同期した制御信号SI
G4を入力し、予め記憶しておいた情報記録媒体の未記
録部における信号OFTのAC振幅に基づいて設定され
た利得で増幅し、増幅した信号を信号選択器72に与え
る第2の利得設定増幅器、58はハイパスフィルタ70
の出力信号SIG3と、第2のハイパスフィルタ71の
出力信号SIG2を比較して正電圧ならば出力信号をH
IGHレベルにする比較器、75は比較器58の出力信
号と集光スポットが情報記録媒体上にアクセスする動作
に同期した信号GATEとの論理積をとるアンドゲート
回路(ゲート回路)である。
【0029】このように構成された光ディスク装置のオ
フトラック検出回路について、図2のオフトラック検出
回路の動作波形図を用いて説明する。図2は本発明の実
施の形態1によるオフトラック検出回路の動作波形図で
あり、レーザビームの集光スポットが情報記録媒体上に
オントラックし、情報記録媒体の記録部から未記録部へ
移動したときの動作波形図である。
【0030】まず、情報記録媒体上に集光照射された三
つのレーザビームのうち、中央の集光スポット4aの反
射光を光検出器11の受光面11a、11bで受光し加
算器50に入力する。そして、加算器50で和信号を生
成し、再生信号RFを出力する(図2(a))。この再
生信号RFは、記録部の案内溝で記録ピットによる高周
波の変調信号が再生される。この高周波の変調信号はロ
ーパスフィルタ56により除去されるが、ローパスフィ
ルタ56の出力信号SUM1には記録部と未記録部にお
いてDCレベルのずれが発生することになる。
【0031】また、中央の集光スポット4aの両側に位
置する一方の集光スポット5aを光検出器11の受光面
11c、11dで受光し加算器52に入力し、他方の集
光スポット6aを光検出器11の受光面11e、11f
で受光し加算器51に入力する。
【0032】加算器51,52は入力された集光スポッ
ト6aおよび5aの和信号を生成し、それぞれの和信号
は加算器52で加算されて、信号SUM2を出力する。
この信号SUM2も信号SUM1と同様に、記録ピット
による変調成分は狭帯域の加算器51と52により除去
されるが、記録部と未記録部においてDCレベルのずれ
が発生する。
【0033】中央の集光スポット4aから得られる信号
SUM1と、その他の集光スポット5a、6aから得ら
れる信号SUM2の案内溝とランド部からの反射光量の
差によるAC成分は、例えば、中央の集光スポット4a
が案内溝上にあるとき、他の集光スポット5a,6aは
ランド部上にあるので、信号SUM1と信号SUM2
は、逆位相の関係となる。ここで、三つのレーザビーム
の強度比を利得可変器53、55で調整することによ
り、信号SUM1と信号SUM2はDCレベルをほぼ同
じにすることができる。
【0034】信号SUM1と信号SUM2は差動増幅器
57で信号SUM1からDC成分が取り除かれて、AC
成分が2倍になった出力信号OFTを得る(図2
(b))。しかしながら、情報記録媒体によっては、未
記録部における案内溝とランド部からの反射光量の差に
よるAC成分が非常に小さいものもあり、利得可変器5
3,55での調整が少しずれるだけで基準レベルVRE
Fから信号OFTのAC成分の中心がずれてしまうこと
がある。このような場合に、信号OFTと基準レベルV
REFを比較しただけでは情報記録媒体の案内溝とラン
ド部を判別するオフトラック検出信号OFTCを得るこ
とができない。また、利得可変器53,55は、個々に
調整するのではなく、設計上の固定ゲインとすることも
可能であるが、このような場合でも基準レベルVREF
から信号OFTのAC成分の中心がずれてしまう。そこ
で、このように基準レベルVREFから信号OFTのA
C成分の中心がずれていても、正確にオフトラック検出
信号を得ることができる動作について以下に説明する。
【0035】ハイパスフィルタ70は信号OFTを入力
し、AC成分を除去して信号SIG3を出力する(図2
(d))。この信号SIG3はAC成分の中心が必ずバ
イアスされた基準レベルVREFに到達させることがで
きる。しかしながら、信号SIG3はオントラック状態
において、VREFのレベルにあるため、オントラック
状態から情報記録媒体の案内溝からランド部へ移動する
アクセス動作の開始時に、信号SIG3のAC成分の中
心レベルがオフトラック状態側にシフトするハイパスフ
ィルタ70の過渡応答特性が加わる。また、このハイパ
スフィルタ70と略同等の過渡応答特性をもった第2の
ハイパスフィルタ71に、後述する信号SIG1を加
え、信号SIG3に加えられたAC成分の中心レベルの
過渡応答特性と同様の過渡応答信号SIG2(図2
(d))を比較器58の比較レベルとする。そして、比
較器58は、信号SIG3と、信号SIG2とを比較し
て、正電圧の時のみHIGHレベルの信号を出力する。
すなわち、情報記録媒体の案内溝とランド部とを判別す
るオフトラック検出信号OFTC(図2(f))は、ラ
ンド部を集光スポットが通過するときHIGHレベルと
なり、案内溝を通過するときLOWレベルとなる。
【0036】また、第1の利得設定増幅器73は、レー
ザビームの集光スポットが情報記録媒体上にアクセスす
る動作に同期した制御信号SIG4を入力し、予め記憶
しておいた情報記憶媒体の記録部における信号OFTの
AC成分の振幅に基づいた利得で増幅する。そして、第
1の利得設定増幅器73で増幅された信号は、信号選択
器72に入力され、信号選択器72は入力された信号に
より選択された信号を信号SIG1として第2のハイパ
スフィルタ71に入力する(図2(c))。
【0037】さらに、比較器58の出力信号は、アンド
ゲート回路75に入力されて、レーザビームの集光スポ
ットが情報記録媒体上にアクセスする動作に同期した信
号GATE(図2(e)) との論理積をとる。
【0038】また、図3は実施の形態1によるオフトラ
ック検出回路の別の動作波形図であり、レーザビームの
集光スポットが情報記録媒体上にオントラックし、情報
記録媒体の未記録部から記録部へ移動した時の動作波形
図である。
【0039】第2の利得設定増幅器74は、レーザビー
ムの集光スポットが情報記録媒体上にアクセスする動作
に同期した制御信号SIG4を入力し、予め記憶してお
いた情報記録媒体の未記録部における信号OFTのAC
成分の振幅に基づいた利得で増幅する。そして、第2の
利得設定増幅器74で増幅された信号は、信号選択器7
2に入力され、信号選択器72は入力された信号により
選択された信号を信号SIG1として第2のハイパスフ
ィルタ71に入力する(図3(c))。このとき、第2
の利得設定増幅器74の利得設定値は未記録部用であ
り、第1の利得設定増幅器73の利得設定値より小さく
設定されている。すなわち、図3(c)の信号SIG1
の信号強度は、図2(c)の信号SIG1より小さい値
となる。
【0040】このように、本実施の形態1による光ディ
スク装置によれば、三つのレーザビームのうち、中央の
集光スポットからの反射光を入射する光検出器の出力信
号から、他の二つの集光スポットからの反射光を入射す
る光検出器の出力信号の和を減算した信号の直流成分を
除去するハイパスフィルタと、ハイパスフィルタの出力
信号と略同等の過渡応答特性をもった第2のハイパスフ
ィルタと、ハイパスフィルタの出力信号と第2のハイパ
スフィルタの出力信号とを比較する比較器とを有するオ
フトラック検出回路を備えたので、ハイパスフィルタに
入力される前の信号にDC成分のオフセットが残ってい
ても、ハイパスフィルタによってDC成分のオフセット
を除去するので、三つのレーザビームの強度比を正確に
調整する必要がなく、正確にオフトラック検出信号を得
ることができる。
【0041】また、第2のハイパスフィルタは、集光ス
ポットが情報記録媒体上にアクセスする動作に同期した
制御信号を入力するので、直流成分を除去するハイパス
フィルタと略同等の過渡応答特性をもった第2のハイパ
スフィルタからの応答信号をアクセス動作と同期させて
いるためアクセス動作においても正確にオフトラック検
出信号を得ることができる。
【0042】また、オフトラック検出回路は、集光スポ
ットが情報記録媒体上にアクセス前のオントラック状態
で記録部に存在するか、あるいは未記録部に存在するか
によって、第2のハイパスフィルタに入力する信号レベ
ルを切り換える信号選択器をさらに備え、オントラック
状態が記録部ならば、未記録部の場合より大きな信号レ
ベルとしたので、情報記録媒体の状態にかかわらずアク
セス動作においても正確にオフトラック検出信号を得る
ことができる。
【0043】また、信号選択器は、三つのレーザビーム
のうち、中央の集光スポットからの反射光を入射する光
検出器の出力信号から、他の二つの集光スポットからの
反射光を入射する光検出器の出力信号の和を減算した信
号の振幅レベルを予め記憶し、集光スポットが情報記録
媒体の記録部に存在するか、あるいは未記録部に存在す
るかによって、第2のハイパスフィルタに入力する信号
レベルを予め記憶しておいた振幅レベルによって切り換
えたので、情報記録媒体のばらつきや記録あるいは未記
録状態にかかわらずアクセス動作においても正確にオフ
トラック検出信号を得ることができる。
【0044】また、オフトラック検出回路は、比較器の
出力信号を入力して、集光スポットが情報記録媒体の案
内溝とランド部のいずれに存在するかを判別する判別信
号を生成するアンドゲート回路をさらに備え、アンドゲ
ート回路は第2のハイパスフィルタに信号SIG1が入
力されたならば、ゲートを開いてアクセス動作を行い、
アクセス動作終了後にゲートを閉じて第2のハイパスフ
ィルタに加えていた信号SIG1をアクセス前の状態に
戻したので、比較器による2値化前の信号の直流成分を
除去しているために、オントラック状態の時に比較器に
入力されるノイズ成分を2値化することによって発生す
る偽オフトラック信号を、アンドゲート回路により通過
させないようにすることが可能となり、例えば、トラッ
キングサーボはずれの誤り検出が起きないようにするこ
とができる。
【0045】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の形
態2によるオフトラック検出回路の構成図である。図4
において、76は差動増幅器57の出力信号OFTの直
流成分を除去するハイパスフィルター70の出力信号S
IG3から、第2のハイパスフィルター71の出力信号
SIG2を減算する演算回路、58は演算回路76の出
力信号と基準レベルであるVREFとを比較する比較器
である。なお、その他の構成について図1と同様の部分
については同じ符号を付して説明を省略する。
【0046】このように構成された光ディスク装置につ
いて、その動作を図4を用いて説明する。まず、加算器
50は、三つのレーザビームのうち、中央の集光スポッ
ト4aからの反射光を入力して和信号を生成し、再生信
号RFを出力する。そして、ローパスフィルタ56は再
生信号RFを入力し、不要な高周波成分を除去して、信
号SUM1を出力する。
【0047】また、加算器51,52は、その他の二つ
の集光スポット5a,6aからの反射光をそれぞれ入力
して和信号を生成する。加算器54は、利得可変器53
を通過した加算器51の和信号と、加算器52の和信号
を入力して加算する。そして、利得可変器55は加算器
54の出力信号を入力し利得を可変して、信号SUM2
を出力する。
【0048】差動増幅器57は信号SUM1と信号SU
M2を入力し差動増幅して、信号OFTを出力する。ハ
イパスフィルタ70は、信号OFTを入力して直流成分
を除去して、信号SIG3を出力する。
【0049】演算回路76は、信号SIG3からハイパ
スフィルタ70と略同等の過渡応答特性をもった第2の
ハイパスフィルタの出力信号SIG2を減算する。そし
て、比較器58は、演算回路76の出力信号と基準レベ
ルVREFとを比較してオフトラック検出信号を出力す
る。
【0050】このように、本実施の形態2による光ディ
スク装置によれば、オントラック状態から情報記録媒体
の案内溝とランド部を移動するアクセス動作の開始時
に、信号SIG3の直流成分の中心レベルがオフトラッ
ク状態側にシフトするハイパスフィルタ70と略同等の
過渡応答特性をもった第二のハイパスフィルター71に
信号SIG1を加え、信号SIG3に加わっている直流
成分の中心レベルの過渡応答特性と同様の過渡応答信号
SIG2を演算回路76で減算することによって、信号
SIG3の過渡応答特性をキャンセルすることが可能と
なり、比較器58の比較レベルを基準レベルであるVR
EFを固定することで、レーザビームがオントラックし
ている状態から情報記録媒体の案内溝とランド部を移動
するアクセス動作の開始時においても、情報記録媒体の
案内溝とランド部を判別するオフトラック検出信号OF
TCを得ることができる。
【0051】なお、ハイパスフィルタ70、第2のハイ
パスフィルタ71、演算回路76をそれぞれ別の構成と
したが、直流の差動増幅器を用いて、個々の構成を一体
化できることはいうまでもない。
【0052】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形態
3によるオフトラック検出回路の構成図である。図5に
おいて、77は差動増幅器57の出力信号OFTの振幅
に、比較器58に入力する信号振幅に制限をかけること
が可能な振幅制限付き増幅器である。なお、その他の構
成について、図1と同じ構成については同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0053】図6は、本発明の実施の形態3によるオフ
トラック検出回路の動作波形図である。図6において、
信号SIG3は振幅制限付き増幅器77の振幅制限量を
情報記録媒体の未記録部の案内溝を移動する時に入力さ
れる信号振幅に略等しくした(図6(d))ので、信号S
IG1はオントラック状態が未記録部か記録部かにかか
わらず、振幅制限付き増幅器77の振幅制限量に略等し
い固定レベルとなる(図6(c))。
【0054】このように、本実施の形態3による光ディ
スク装置によれば、オフトラック検出回路に振幅制限付
き増幅器を備えて、比較器に入力する信号振幅を制限す
ることにより、アクセス動作開始時にハイパスフィルタ
で直流成分を除去された信号の過渡応答のレベル変動に
も制限を加えることが可能となり、アクセス動作におい
ても正確にオフトラック検出信号を得ることができる。
【0055】また、第2のハイパスフィルタにアクセス
動作と同期した信号を入力し、振幅制限付き増幅器の振
幅制限量に略等しい信号レベルとすることにより、直流
成分を除去することによりアクセス動作開始時に起きる
過渡応答のレベル変動にも制限を加えることが可能とな
り、さらに第2のハイパスフィルタの入力信号レベルも
振幅制限量に対応させているためアクセス動作において
も正確にオフトラック検出信号を得ることができる。
【0056】また、振幅制限付き増幅器の出力振幅は情
報記録媒体の未記録部と記録部で略等しくしたので、ア
クセス動作においても正確にオフトラック検出信号を得
ることができる。
【0057】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の形
態4による、光ディスク装置を構成するオフトラック検
出回路の構成図である。図7において、77は差動増幅
器57の出力信号OFTの振幅に、制限をかけることが
可能な振幅制限付き増幅器、76は差動増幅器57の出
力信号OFTの直流成分を除去するハイパスフィルタ7
0の出力信号SIG3から、第2のハイパスフィルタ7
1の出力信号SIG2を減算する演算回路、58は演算
回路76の出力信号と基準レベルであるVREFとを比
較する比較器である。なお、その他の構成について、図
1と同じ構成については、同じ符号を付して説明を省略
する。
【0058】このように構成された光ディスク装置につ
いて、その動作を説明する。まず、オントラック状態か
ら情報記録媒体の案内溝とランド部を移動するアクセス
動作の開始時に、信号SIG3の直流成分の中心レベル
がオフトラック状態側にシフトするハイパスフィルタ7
0の過渡応答特性が加わるが、このハイパスフィルタ7
0と略同等の過渡応答特性をもった第2のハイパスフィ
ルタ71に信号SIG1を加え、信号SIG3に加わっ
ている直流成分の中心レベルの過渡応答特性と同様の過
渡応答特性を除去する。そして、比較器58の比較レベ
ルを基準レベルVREFを固定し、演算回路76の出力
信号と比較してオフトラック検出信号を出力する。
【0059】このように、本実施の形態4による光ディ
スク装置によれば、オフトラック検出回路に振幅制限付
き増幅器と演算回路とを備えて、振幅制限付き増幅器に
よって比較器に入力する信号振幅を制限することによ
り、直流成分を除去することによってアクセス動作の開
始時に起きる過渡応答のレベル変動にも制限を加えるこ
とが可能となり、アクセス動作においても正確にオフト
ラック検出信号を得ることができる。
【0060】なお、ハイパスフィルタ70、第2のハイ
パスフィルタ71、演算回路76をそれぞれ別の構成と
したが、直流の差動増幅器を用いて、個々の構成を一体
化できることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の光ディスク装置によれば、三つのレーザビームを発生
するレーザビーム発生手段と、予め形成された案内溝を
有する情報記録媒体に、上記三つのレーザビームを略直
線上に集光照射して三つのレーザビームの集光スポット
を形成し、該集光スポットのうち、中央の集光スポット
を上記案内溝あるいは該案内溝間に存在するランド部上
に照射して、情報の記録または再生を行わせ、上記中央
の集光スポットの両側に、上記案内溝あるいは上記ラン
ド部の間隔の略二分の一異なる方向にその他の二つの集
光スポットをそれぞれ変位させて配置させる集光スポッ
ト形成手段と、上記情報記録媒体から反射された各レー
ザビームをそれぞれ入射する三つの光検出器と、上記集
光スポットが情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれ
に存在するかを判別する判別信号を検出するオフトラッ
ク検出手段と、を有する光ディスク装置において、上記
オフトラック検出手段は、上記中央の集光スポットから
の反射光を入射する上記光検出器の出力信号から、他の
二つの集光スポットからの反射光を入射するそれぞれの
上記光検出器の出力信号の和を減算し、該減算した信号
の直流成分を除去する第1のフィルタ回路と、該第1の
フィルタ回路と略同等の過渡応答特性をもった第2のフ
ィルタ回路と、上記第1のフィルタ回路の出力信号と上
記第2のフィルタ回路の出力信号とを比較する比較器と
を有するようにしたので、中央の集光スポットからの反
射光を入射する光検出器の出力から他の二つの集光スポ
ットからの反射光を入射する光検出器の出力信号の和を
減算した信号に交流成分のオフセット信号が残っていて
も直流成分を除去する第1のフィルタ回路によって交流
成分のオフセットを除去するので、三つのレーザビーム
の強度比を正確に調整する必要がなく、正確にオフトラ
ック検出信号を得ることができる。
【0062】また、本発明の請求項2に記載の光ディス
ク装置によれば、三つのレーザビームを発生するレーザ
ビーム発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報
記録媒体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光
照射して三つのレーザビームの集光スポットを形成し、
該集光スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内
溝あるいは該案内溝間に存在するランド部上に照射し
て、情報の記録または再生を行わせ、上記中央の集光ス
ポットの両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間
隔の略二分の一異なる方向にその他の二つの集光スポッ
トをそれぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手
段と、上記情報記録媒体から反射された各レーザビーム
をそれぞれ入射する三つの光検出器と、上記集光スポッ
トが情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在す
るかを判別する判別信号を検出するオフトラック検出手
段と、を有する光ディスク装置において、上記オフトラ
ック検出手段は、上記中央の集光スポットからの反射光
を入射する上記光検出器の出力信号から、他の二つの集
光スポットからの反射光を入射するそれぞれの上記光検
出器の出力信号の和を減算し、該減算した信号の直流成
分を除去する第1のフィルタ回路と、該第1のフィルタ
回路と略同等の過渡応答特性をもった第2のフィルタ回
路と、上記第1のフィルタ回路の出力信号から上記第2
のフィルタ回路の出力信号を減算する演算回路と、該演
算回路の出力信号と基準レベル信号とを比較する比較器
とを有するようにしたので、中央の集光スポットからの
反射光を入射する光検出器の出力信号から他の二つの集
光スポットからの反射光を入射する光検出器の出力信号
の和を減算した信号に交流成分のオフセットが残ってい
ても、直流成分を除去する第1のフィルタ回路によって
交流成分のオフセットを除去し、さらに第2のフィルタ
回路からの応答信号によってアクセス動作開始時の過渡
応答特性もキャンセルすることができるので、三つのレ
ーザビームの強度比を正確に調整する必要がなく、正確
にオフトラック検出信号を得ることができる。
【0063】また、本発明の請求項3に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項1または請求項2記載の光ディ
スク装置において、上記第2のフィルタ回路は、上記集
光スポットが情報記録媒体上にアクセスする動作に同期
した制御信号を入力するようにしたので、直流成分を除
去する第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性をも
った第2のフィルタ回路からの応答信号をアクセス動作
と同期させているためアクセス動作においても正確にオ
フトラック検出信号を得ることができる。
【0064】また、本発明の請求項4に記載の光ディス
ク装置は、請求項3記載の光ディスク装置において、上
記オフトラック検出手段は、上記集光スポットが情報記
録媒体上にアクセスする前のオントラック状態で記録部
に存在するか、あるいは未記録部に存在するかによっ
て、上記第2のフィルタ回路に入力する信号レベルを切
り換える信号選択器をさらに備えるものとしたので、ア
クセス動作を開始する前のオントラック状態における情
報記録媒体の状態が記録部か未記録部かによって、第2
のフィルタ回路に入力する信号レベルを切り換えるた
め、情報記録媒体の状態にかかわらずアクセス動作する
場合においても正確にオフトラック検出信号を得ること
ができる。
【0065】また、本発明の請求項5に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項4記載の光ディスク装置におい
て、上記信号選択器は、上記集光スポットが記録部に存
在するならば、未記録部に存在する場合より大きな信号
レベルを上記第2のフィルタ回路に入力するようにした
ので、アクセス動作を開始する前のオントラック状態に
おける情報記録媒体の状態が記録部か未記録部かによっ
て比較器の比較レベルを切り換えるため、情報記録媒体
の状態にかかわらずアクセス動作においても正確にオフ
トラック検出信号を得ることができる。
【0066】また、本発明の請求項6に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項4記載の光ディスク装置におい
て、上記信号選択器は、上記中央の集光スポットからの
反射光を入射する上記光検出器の出力信号から、他の二
つの集光スポットからの反射光を入射するそれぞれの上
記光検出器の出力信号の和を減算した信号の振幅レベル
を予め記憶し、上記集光スポットが情報記録媒体上にオ
ントラックした状態のとき記録部に存在するか、あるい
は未記録部に存在するかによって、上記第2のフィルタ
回路に入力する信号レベルを上記予め記憶しておいた振
幅レベルによって切り換えるようにしたので、アクセス
動作を開始する前のオントラック状態における情報記録
媒体の状態が記録部か未記録部かによって第2のフィル
タ回路に入力する信号レベルを切り換え、さらにその比
較レベルを予め記憶しておいた振幅レベルを用いること
により、情報記録媒体のばらつきや記録あるいは未記録
状態にもかかわらずアクセス動作においても正確にオフ
トラック検出信号を得ることができる。
【0067】また、本発明の請求項7に記載の光ディス
ク装置によれば、三つのレーザビームを発生するレーザ
ビーム発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報
記録媒体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光
照射して三つのレーザビームの集光スポットを形成し、
該集光スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内
溝あるいは該案内溝間に存在するランド部上に照射し
て、情報の記録または再生を行わせ、上記中央の集光ス
ポットの両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間
隔の略二分の一異なる方向にその他の二つの集光スポッ
トをそれぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手
段と、上記情報記録媒体から反射された各レーザビーム
をそれぞれ入射する三つの光検出器と、上記集光スポッ
トが情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在す
るかを判別する判別信号を検出するオフトラック検出手
段と、を有する光ディスク装置において、上記オフトラ
ック検出手段は、上記中央の集光スポットからの反射光
を入射する上記光検出器の出力信号から、他の二つの集
光スポットからの反射光を入射するそれぞれの上記光検
出器の出力信号の和を減算し、該減算した信号の振幅に
制限をかける振幅制限付き増幅器と、該振幅制限付き増
幅器の出力信号の直流成分を除去する第1のフィルタ回
路と、該第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性を
もった第2のフィルタ回路と、上記第1のフィルタ回路
の出力信号と上記第2のフィルタ回路の出力信号とを比
較する比較器とを有するものとしたので、振幅制限付き
増幅器によって比較器に入力する信号振幅を制限し、直
流成分を除去することによりアクセス動作開始時に起き
る過渡応答のレベル変動にも制限を加えることが可能と
なり、アクセス動作においても正確にオフトラック検出
信号を得ることができる。
【0068】また、本発明の請求項8に記載の光ディス
ク装置によれば、三つのレーザビームを発生するレーザ
ビーム発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報
記録媒体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光
照射して三つのレーザビームの集光スポットを形成し、
該集光スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内
溝あるいは該案内溝間に存在するランド部上に照射し
て、情報の記録または再生を行わせ、上記中央の集光ス
ポットの両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間
隔の略二分の一異なる方向にその他の二つの集光スポッ
トをそれぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手
段と、上記情報記録媒体から反射された各レーザビーム
をそれぞれ入射する三つの光検出器と、上記集光スポッ
トが情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在す
るかを判別する判別信号を検出するオフトラック検出手
段と、を有する光ディスク装置において、上記オフトラ
ック検出手段は、上記中央の集光スポットからの反射光
を入射する上記光検出器の出力信号から、他の二つの集
光スポットからの反射光を入射するそれぞれの上記光検
出器の出力信号の和を減算し、該減算した信号の振幅に
制限をかける振幅制限付き増幅器と、該振幅制限付き増
幅器の出力信号の直流成分を除去する第1のフィルタ回
路と、該第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性を
もった第2のフィルタ回路と、上記第1のフィルタ回路
の出力信号から上記第2のフィルタ回路の出力信号を減
算する演算回路と、該演算回路の出力信号と基準レベル
信号とを比較する比較器とを有するようにしたので、振
幅制限付き増幅器によって比較器に入力する信号振幅を
制限することにより、直流成分を除去することによりア
クセス動作時に起きる過渡応答のレベル変動にも制限を
加えることが可能となり、アクセス動作においても正確
にオフトラック検出信号を得ることができる。
【0069】また、本発明の請求項9に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項7または請求項8記載の光ディ
スク装置において、上記第2のフィルタ回路は、上記集
光スポットが情報記録媒体上にアクセスする動作に同期
した制御信号を入力し、該制御信号は、上記振幅制限付
き増幅器の振幅制限量に略等しい信号レベルを有するよ
うにしたので、直流成分を除去することによりアクセス
動作開始時に起きる過渡応答のレベル変動にも制限を加
えることが可能となり、さらに第2のフィルタ回路の入
力信号レベルも振幅制限量に対応させるためアクセス動
作においても正確にオフトラック検出信号を得ることが
できる。
【0070】また、本発明の請求項10に記載の光ディ
スク装置によれば、請求項7ないし請求項9のいずれか
に記載の光ディスク装置において、上記振幅制限付き増
幅器の振幅制限量は、上記集光スポットが情報記録媒体
の未記録部の案内溝を移動するときに入力される信号振
幅に略等しくするものとしたので、振幅制限付き増幅器
の出力振幅を情報記録媒体の未記録部と記録部で略等し
くすることが可能となり、アクセス動作においても正確
にオフトラック検出信号を得ることができる。
【0071】また、本発明の請求項11に記載の光ディ
スク装置によれば、請求項1ないし請求項10のいずれ
かに記載の光ディスク装置において、上記オフトラック
検出手段は、上記比較器の出力信号を入力して、上記集
光スポットが情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれ
に存在するかを判別する判別信号を生成するゲート回路
をさらに備えるものとしたので、比較による2値化前の
信号の直流成分を除去しているために、オントラック状
態の時に比較器に入力されるノイズ成分を2値化するこ
とによって発生する偽オフトラック信号を、ゲート回路
により通過させないようにすることが可能となり、例え
ば、トラッキングサーボはずれの誤検出が起きないよう
にすることができる。
【0072】また、本発明の請求項12に記載の光ディ
スク装置によれば、請求項11記載の光ディスク装置に
おいて、上記ゲート回路は、上記第2のフィルタ回路に
信号が入力されたならば上記ゲート回路のゲートを開い
てアクセス動作を行い、アクセス動作終了後、該ゲート
を閉じた後に、上記第2のフィルタ回路に加えていた信
号をアクセス動作前の状態に戻すようにしたので、比較
による2値化前の信号の直流成分を除去しているため
に、オントラック状態の時に比較器に入力されるノイズ
成分を2値化することによって発生する偽オフトラック
信号を、ゲート回路によりアクセス動作に同期して通過
させないようにすることが可能となり、例えば、トラッ
キングサーボはずれの誤検出が起きないようにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるオフトラック検
出回路の構成図
【図2】本発明の実施の形態1におけるオフトラック検
出回路の動作波形図
【図3】本発明の実施の形態1におけるオフトラック検
出回路の別の動作波形図
【図4】本発明の実施の形態2におけるオフトラック検
出回路の構成図
【図5】本発明の実施の形態3におけるオフトラック検
出回路の構成図
【図6】本発明の実施の形態3におけるオフトラック検
出回路の動作波形図
【図7】本発明の実施の形態3におけるオフトラック検
出回路の構成図
【図8】本発明による光ディスク装置の光路図
【図9】従来のトラック検出回路の構成図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメートレンズ 3 回折格子 4 0次回折光ビーム 4a 0次回折ビーム集光スポット 5 +1次回折光ビーム 5a +1次回折ビーム集光スポット 6 −1次回折光ビーム 6a −1次回折ビーム集光スポット 7 ビームスプリッタ 8 対物レンズ 9 情報記録媒体 10 集光レンズ 11 二分割光検出器 11a,11b,11c,11d,11e,11f 受
光面 14 オフトラック検出回路 15 トラッキングエラー検出回路 50 広帯域の加算器 51,52 狭帯域の加算器 53,55,63,65 利得可変器 54,64 加算器 56 ローパスフィルタ 57 差動増幅器 58 比較器 60,61,62,66 差動増幅器 70 ハイパスフィルタ 71 第2のハイパスフィルタ 72 信号選択器 73 第1の利得設定増幅器 74 第2の利得設定増幅器 75 アンドゲート回路 76 演算回路 77 振幅制限付き増幅器 100 レーザビーム発生部 200 集光スポット形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D117 AA02 EE01 EE19 FF11 FF15 FX01 5D118 AA14 BA01 BC09 BF17 CB05 CD08 CD20 CG04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三つのレーザビームを発生するレーザビ
    ーム発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報記
    録媒体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光照
    射して三つのレーザビームの集光スポットを形成し、該
    集光スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内溝
    あるいは該案内溝間に存在するランド部上に照射して、
    情報の記録または再生を行わせ、上記中央の集光スポッ
    トの両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間隔の
    略二分の一異なる方向にその他の二つの集光スポットを
    それぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手段
    と、上記情報記録媒体から反射された各レーザビームを
    それぞれ入射する三つの光検出器と、上記集光スポット
    が情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在する
    かを判別する判別信号を検出するオフトラック検出手段
    と、を有する光ディスク装置において、 上記オフトラック検出手段は、 上記中央の集光スポットからの反射光を入射する上記光
    検出器の出力信号から、他の二つの集光スポットからの
    反射光を入射するそれぞれの上記光検出器の出力信号の
    和を減算し、該減算した信号の直流成分を除去する第1
    のフィルタ回路と、 該第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性をもった
    第2のフィルタ回路と、 上記第1のフィルタ回路の出力信号と上記第2のフィル
    タ回路の出力信号とを比較する比較器とを有する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 三つのレーザビームを発生するレーザビ
    ーム発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報記
    録媒体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光照
    射して三つのレーザビームの集光スポットを形成し、該
    集光スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内溝
    あるいは該案内溝間に存在するランド部上に照射して、
    情報の記録または再生を行わせ、上記中央の集光スポッ
    トの両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間隔の
    略二分の一異なる方向にその他の二つの集光スポットを
    それぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手段
    と、上記情報記録媒体から反射された各レーザビームを
    それぞれ入射する三つの光検出器と、上記集光スポット
    が情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在する
    かを判別する判別信号を検出するオフトラック検出手段
    と、を有する光ディスク装置において、 上記オフトラック検出手段は、 上記中央の集光スポットからの反射光を入射する上記光
    検出器の出力信号から、他の二つの集光スポットからの
    反射光を入射するそれぞれの上記光検出器の出力信号の
    和を減算し、該減算した信号の直流成分を除去する第1
    のフィルタ回路と、 該第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性をもった
    第2のフィルタ回路と、 上記第1のフィルタ回路の出力信号から上記第2のフィ
    ルタ回路の出力信号を減算する演算回路と、 該演算回路の出力信号と基準レベル信号とを比較する比
    較器とを有する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の光ディス
    ク装置において、 上記第2のフィルタ回路は、上記集光スポットが情報記
    録媒体上にアクセスする動作に同期した制御信号を入力
    する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光ディスク装置におい
    て、 上記オフトラック検出手段は、上記集光スポットが情報
    記録媒体上にアクセスする前のオントラック状態で記録
    部に存在するか、あるいは未記録部に存在するかによっ
    て、上記第2のフィルタ回路に入力する信号レベルを切
    り換える信号選択器をさらに備える、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光ディスク装置におい
    て、 上記信号選択器は、上記集光スポットが記録部に存在す
    るならば、未記録部に存在する場合より大きな信号レベ
    ルを上記第2のフィルタ回路に入力する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の光ディスク装置におい
    て、 上記信号選択器は、上記中央の集光スポットからの反射
    光を入射する上記光検出器の出力信号から、他の二つの
    集光スポットからの反射光を入射するそれぞれの上記光
    検出器の出力信号の和を減算した信号の振幅レベルを予
    め記憶し、上記集光スポットが情報記録媒体上にオント
    ラックした状態のとき記録部に存在するか、あるいは未
    記録部に存在するかによって、上記第2のフィルタ回路
    に入力する信号レベルを上記予め記憶しておいた振幅レ
    ベルによって切り換える、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 三つのレーザビームを発生するレーザビ
    ーム発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報記
    録媒体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光照
    射して三つのレーザビームの集光スポットを形成し、該
    集光スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内溝
    あるいは該案内溝間に存在するランド部上に照射して、
    情報の記録または再生を行わせ、上記中央の集光スポッ
    トの両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間隔の
    略二分の一異なる方向にその他の二つの集光スポットを
    それぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手段
    と、上記情報記録媒体から反射された各レーザビームを
    それぞれ入射する三つの光検出器と、上記集光スポット
    が情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在する
    かを判別する判別信号を検出するオフトラック検出手段
    と、を有する光ディスク装置において、 上記オフトラック検出手段は、 上記中央の集光スポットからの反射光を入射する上記光
    検出器の出力信号から、他の二つの集光スポットからの
    反射光を入射するそれぞれの上記光検出器の出力信号の
    和を減算し、該減算した信号の振幅に制限をかける振幅
    制限付き増幅器と、 該振幅制限付き増幅器の出力信号の直流成分を除去する
    第1のフィルタ回路と、 該第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性をもった
    第2のフィルタ回路と、 上記第1のフィルタ回路の出力信号と上記第2のフィル
    タ回路の出力信号とを比較する比較器とを有する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 三つのレーザビームを発生するレーザビ
    ーム発生手段と、予め形成された案内溝を有する情報記
    録媒体に、上記三つのレーザビームを略直線上に集光照
    射して三つのレーザビームの集光スポットを形成し、該
    集光スポットのうち、中央の集光スポットを上記案内溝
    あるいは該案内溝間に存在するランド部上に照射して、
    情報の記録または再生を行わせ、上記中央の集光スポッ
    トの両側に、上記案内溝あるいは上記ランド部の間隔の
    略二分の一異なる方向にその他の二つの集光スポットを
    それぞれ変位させて配置させる集光スポット形成手段
    と、上記情報記録媒体から反射された各レーザビームを
    それぞれ入射する三つの光検出器と、上記集光スポット
    が情報記録媒体の案内溝とランド部のいずれに存在する
    かを判別する判別信号を検出するオフトラック検出手段
    と、を有する光ディスク装置において、 上記オフトラック検出手段は、 上記中央の集光スポットからの反射光を入射する上記光
    検出器の出力信号から、他の二つの集光スポットからの
    反射光を入射するそれぞれの上記光検出器の出力信号の
    和を減算し、該減算した信号の振幅に制限をかける振幅
    制限付き増幅器と、 該振幅制限付き増幅器の出力信号の直流成分を除去する
    第1のフィルタ回路と、 該第1のフィルタ回路と略同等の過渡応答特性をもった
    第2のフィルタ回路と、 上記第1のフィルタ回路の出力信号から上記第2のフィ
    ルタ回路の出力信号を減算する演算回路と、 該演算回路の出力信号と基準レベル信号とを比較する比
    較器とを有する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の光ディス
    ク装置において、 上記第2のフィルタ回路は、上記集光スポットが情報記
    録媒体上にアクセスする動作に同期した制御信号を入力
    し、該制御信号は、上記振幅制限付き増幅器の振幅制限
    量に略等しい信号レベルを有する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいずれかに
    記載の光ディスク装置において、 上記振幅制限付き増幅器の振幅制限量は、上記集光スポ
    ットが情報記録媒体の未記録部の案内溝を移動するとき
    に入力される信号振幅に略等しくする、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    に記載の光ディスク装置において、 上記オフトラック検出手段は、上記比較器の出力信号を
    入力して、上記集光スポットが情報記録媒体の案内溝と
    ランド部のいずれに存在するかを判別する判別信号を生
    成するゲート回路をさらに備える、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の光ディスク装置にお
    いて、 上記ゲート回路は、上記第2のフィルタ回路に信号が入
    力されたならば上記ゲート回路のゲートを開いてアクセ
    ス動作を行い、アクセス動作終了後、該ゲートを閉じた
    後に、上記第2のフィルタ回路に加えていた信号をアク
    セス動作前の状態に戻す、 ことを特徴とする光ディスク装置。
JP2001101527A 2001-03-30 2001-03-30 光ディスク装置 Pending JP2002298384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101527A JP2002298384A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001101527A JP2002298384A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002298384A true JP2002298384A (ja) 2002-10-11

Family

ID=18954824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001101527A Pending JP2002298384A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002298384A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09245357A (ja) 光ディスク記録再生装置のサーボ制御装置
KR100952793B1 (ko) 트랙킹 제어 장치 및 광 디스크 장치
US8111595B2 (en) Optical disk recording and playback apparatus and signal detection method utilizing a differential push-pull method and a phase difference method
JP2008518380A (ja) 光学記録装置の補正利得
KR20030015150A (ko) 정보 재생 장치 및 광 기록 매체
WO1993012522A1 (en) Apparatus for recording and reproducing optical information
JPH11161978A (ja) 光学ピックアップ及び/又は光ディスクのフォーカス特性測定装置、光学ピックアップ及び/又は光ディスクのフォーカス特性測定方法、光ディスクの記録及び/又は再生装置、並びに、光ディスクの記録及び/又は再生方法
JPH1031824A (ja) 光学式ピックアップ装置
JPH08194969A (ja) 光ディスク装置
US6091679A (en) Tracking error signal generating method and apparatus
US7068571B2 (en) Optical recording apparatus and control method thereof
JP2002298384A (ja) 光ディスク装置
US7248545B2 (en) Optical pickup device
KR100531358B1 (ko) 광 기록재생장치의 트랙킹 서보 장치
JP4051425B2 (ja) ウォブル信号検出回路、光ディスク装置及びウォブル信号検出方法
KR100670446B1 (ko) 광디스크 시스템의 서보제어 장치 및 방법
JPH08306055A (ja) 光ディスク装置
KR100614345B1 (ko) 광디스크 장치의 서보 제어 특성 설정 방법
JPH0721588A (ja) 光記録媒体及び光記録媒体の再生装置
US20100220576A1 (en) Optical pickup device and information recording/reproduction device
JP3333439B2 (ja) 光学式情報再生装置
KR100257624B1 (ko) 트랙킹에러신호발생장치
JPH1166579A (ja) トラッキング制御装置およびトラッキング制御方法
KR100464441B1 (ko) 신호 검출 방법 및 장치 및 이를 적용한 광기록 및/또는재생기기
JP3778542B2 (ja) ウォブル信号検出方法および光ディスク記録再生装置