JPH08305903A - 自動券売機の乗車券切断装置 - Google Patents

自動券売機の乗車券切断装置

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JPH08305903A
JPH08305903A JP10985195A JP10985195A JPH08305903A JP H08305903 A JPH08305903 A JP H08305903A JP 10985195 A JP10985195 A JP 10985195A JP 10985195 A JP10985195 A JP 10985195A JP H08305903 A JPH08305903 A JP H08305903A
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JP
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ticket
gear
rotation
cutting device
output shaft
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JP10985195A
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Koichi Matsumoto
晃一 松本
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な構成によって複数種類の大きさの乗車
券の発券を可能とする自動券売機の乗車券切断装置を提
供する。 【構成】 ロール紙21の走行路に沿って配置されたロ
ータリーカッタ32あるいは42の何れかが、モータ2
4が有するシャフト25に駆動され、ロータリーカッタ
32は第1の長さに、またロータリーカッタ42は第2
の長さにロール紙21を切断する。この場合、何れの方
向にも回動可能なモータ24のシャフト25に対して、
ワンウェイクラッチ26および27は、何れか1方向の
回転をロータリーカッタ32に伝達し、他の1方向の回
転をロータリーカッタ42に伝達する。これによって、
1つのモータ24が有するシャフト25の回転方向に応
じて、ロータリーカッタ32あるいは42の何れかが駆
動され、ロール紙21がそれぞれ第1の長さあるいは第
2の長さに切断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数種類の大きさの
乗車券を発券する自動券売機の乗車券切断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道等の乗車券の発券は、その大
部分が自動化された自動券売機によって行われている。
一方、乗車券の形状(大きさ)には幾つかのものがある
ため、特に近距離乗車券の発券と遠距離乗車券の発券と
に兼用される自動券売機は、大きさの異なる複数種の乗
車券を発券するに足る構成が要求される。
【0003】図3は、従来の自動券売機の乗車券切断装
置の構成の一例を示す図であり、図3(a)は側面図、
図3(b)は図3(a)におけるX方向からの矢視図で
ある。図3(a)において、ロールシャフト1aに巻回
されたロール紙1は送出ローラ2によって切断装置3に
送られる。この送出ローラ2は、図示しない送出モータ
によって回転駆動される。図3に示す切断装置3は、ロ
ール紙1から大型券あるいは小型券の何れかを切り取る
ことができる。このため切断装置3は、切断装置3aと
切断装置3bとから構成されており、切断装置3a、3
bは同一の構成となっている。ここでは切断装置3aを
例に挙げて、大型券を発券する際の動作を説明する。
【0004】切断装置3aに設けられたモータ4はディ
スク5を回転駆動する。ディスク5の側面に設けられた
クランクピン6は、ロッド7の略中央部に長手方向に形
成されたスロット8を貫通している。このロッド7は、
乗車券切断装置に回動可能に取り付けられたシャフト9
の一端部に固定されており、またシャフト9の他端部に
は、ロータリーカッタ10の回転刃10aが一体に形成
されている。
【0005】ロータリーカッタ10は、螺旋状に形成さ
れた回転刃10aが回転駆動されることによって固定刃
10b(図3(b)参照)との間にロール紙1を挟み込
み、所定の長さの切符11を切り放す。切り放された切
符11は、搬送ローラ12によって、図示しない接客部
に搬送される。
【0006】図3に示す構成においてロール紙1の先端
部は、切断装置3a、3bの各回転刃10aと固定刃1
0bとの間を通して通過センサ14の位置まで搬送さ
れ、この状態で送出ローラ2と搬送ローラ12とが停止
している。また、図示しない制御装置は、切断装置3の
非動作時にはロッド7をAの位置に停止させておく。制
御装置は、発券指示を受けると、切断装置3aのディス
ク5を矢印B方向に回転させる。
【0007】この時、クランクピン6が貫通しているロ
ッド7はCの位置まで回動し、これにともなってロータ
リーカッタ10も回動する。これによって、回転刃10
aと固定刃10bとの間に挟み込まれたロール紙1から
切符11が切り放される。ここで、制御装置は搬送ロー
ラ12を回転させて、切り放された切符11を印刷装置
に搬送する。また、ディスク5ををさらにB方向へ回転
させ、ロッド7がAの位置に戻った時点でディスク5を
停止させる。さらに、送出ローラ2と搬送ローラ12と
を回転させて、ロール紙1の先端部を通過センサ14の
位置まで搬送し、次のボタン操作(発券指示)を待つ。
なお、小型券を発券する際には、制御装置は切断装置3
bによってロール紙1を切断するが、その動作は切断装
置3aと同一であるので説明は省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】切断装置3は、大型券
と小型券の双方に対応し得るように切断装置3aと3b
の2つを有する構成となっているが、切断装置3aと3
bが同時に動作することはない。しかしながら、従来の
自動券売機では、切断装置3aと切断装置3bとの双方
にモータ4を備えている。このモータ4は、精密な構造
の機械部品であり高価である。また、モータ4、4の各
々に電気配線が必要であるために製造工程も増え、この
ために自動券売機のコストが高くなってしまうという問
題が生じた。この発明は、このような背景の下になされ
たもので、安価な構成によって複数種類の大きさの乗車
券の発券を可能とする自動券売機の乗車券切断装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、用紙を第1
または第2の長さに切断する自動券売機の乗車券切断装
置において、前記用紙の走行路に沿って配置された第1
および第2の切断手段と、出力軸を有する回転駆動手段
と、前記出力軸が第1の方向へ回転したときは該出力軸
の回転を前記第1の切断手段へ伝達し、前記出力軸が第
2の方向へ回転したときは該出力軸の回転を前記第2の
切断手段へ伝達する伝達手段とを具備し、前記第1およ
び第2の切断手段は前記伝達手段を介して供給される前
記回転駆動手段の出力軸の回転力を受けて前記用紙を切
断することを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載の発明にあっては、
用紙を第1または第2の長さに切断する自動券売機の乗
車券切断装置において、前記用紙の走行路に沿って配置
された第1および第2の切断手段と、出力軸を有する回
転駆動手段と、前記出力軸が第1の方向へ回転したとき
のみ該出力軸の回転を前記第1の切断手段へ伝達する第
1の伝達手段と、前記出力軸が第2の方向へ回転したと
きのみ該出力軸の回転を前記第2の切断手段へ伝達する
第2の伝達手段とを具備し、前記第1および第2の切断
手段は、それぞれ前記第1あるいは第2の伝達手段を介
して供給される前記回転駆動手段の出力軸の回転力を受
けて前記用紙を切断することを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明によれば、用紙の走行路に沿って配置
された第1の切断手段あるいは第2の切断手段の何れか
が、回転駆動手段が有する出力軸に駆動され、第1の切
断手段は第1の長さに、また第2の切断手段は第2の長
さに用紙を切断する。この場合、何れの方向にも回動可
能な回転駆動手段の出力軸に対して、伝達手段は、何れ
か1方向の回転を第1の切断手段に伝達し、他の1方向
の回転を第2の切断手段に伝達する。または、何れの方
向にも回動可能な回転駆動手段の出力軸に対して、第1
の伝達手段は、何れか1方向の回転のみを第1の切断手
段に伝達し、他の1方向の回転のみを第2の切断手段に
伝達する。これによって、1つの回転駆動手段が有する
出力軸の回転方向に応じて、第1の切断手段あるいは第
2の切断手段の何れかが駆動され、用紙がそれぞれ第1
の長さあるいは第2の長さに切断される。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。 A.第1の実施例 図1は、本発明の自動券売機の乗車券切断装置の第1の
実施例の構成を示す図であり、図1(a)は側面図、図
1(b)は図1(a)におけるX方向からの矢視図であ
る。図1(a)において、ロールシャフト21aに巻回
されたロール紙21は送出ローラ22によって切断装置
23に送られる。この送出ローラ22は、図示しない送
出モータによって回転駆動される。
【0013】切断装置23に設けられたモータ24(図
1(b)参照)はシャフト25を回転駆動する。シャフ
ト25には、ワンウェイクラッチ26、27を介してそ
れぞれギア28、29が取り付けられている。ワンウェ
イクラッチ26、27としては様々な構成のものがある
が、本実施例では遠心力によってスプリングの付勢力に
抗して突出するラチェットの作用により、一方向にのみ
回転駆動力を伝達するものが用いられている。図1
(a)および図1(b)に示す構成では、ワンウェイク
ラッチ26は図中の矢印A方向のみ、ワンウェイクラッ
チ27はB方向のみに回転駆動力を伝達する。即ち、ギ
ア28は矢印A方向にのみ、ギア29は矢印B方向にの
み回転する。
【0014】ギア28にはシャフト30の一端部に取り
付けられたギア31が噛合されており、またシャフト3
0の他端部には、ロータリーカッタ32の回転刃32a
が一体に形成されている。ロータリーカッタ32は、螺
旋状に形成された回転刃32aが回転駆動されることに
よって固定刃32b(図1(b)参照)との間にロール
紙21を挟み込み、所定の長さの切符33(大型券)を
切り放す。切り放された切符33は、搬送ローラ35に
よって、図示しない印刷装置に搬送される。この搬送ロ
ーラ35は、制御装置からの指示に基づいて回転する搬
送モータ(ともに図示省略)によって駆動される。
【0015】ギア31の所定の場所には、検出孔31a
が形成されており、フォトインタラプタ34の光を通過
させる。これ以降、フォトインタラプタ34によって検
出孔31aが検出されている状態を、ギア31のホーム
ポジションという。また、搬送ローラ35と印刷装置と
の間には、フォトインタラプタ等から構成される通過セ
ンサ36が設けられており、この通過センサ36によっ
てロール紙21の先端部を検出する。
【0016】ギア29には、ギア37を介してシャフト
40の一端部に取り付けられたギア41が噛合されてお
り、またシャフト40の他端部にはロータリーカッタ4
2の回転刃42aが一体に形成されている。なお、ロー
タリーカッタ42の構成は前述のロータリーカッタ32
の構成と同一であるので、詳細な説明は省略する。ギア
41にも、所定の場所にホームポジションを検出する検
出孔41aが形成されており、フォトインタラプタ44
の光によって検出する。
【0017】以下、同実施例の動作を説明する。 (1)大型券の発券 制御装置は、切断装置23の非動作時には、ロール紙2
1の先端部をロータリーカッタ32およびロータリーカ
ッタ42を通して通過センサ36の位置まで搬送し、こ
の状態で送出ローラ22と搬送ローラ35とを停止させ
ておく。また同時に、ギア31およびギア41をホーム
ポジションに停止させておく。制御装置は大型券の発券
が指示されると、モータ24によってシャフト25を矢
印A方向に回転させる。
【0018】シャフト25が矢印A方向に回転する場合
には、シャフト25に取り付けられたワンウェイクラッ
チ26はその回転力を伝達し、ワンウェイクラッチ27
は回転力を伝達しない。従って、ギア28のみが矢印A
方向に回転し、この回転力がギア31に伝達され、ギア
31が矢印C方向に回転する。ギア31が矢印C方向に
回転すると、これに駆動されてロータリーカッタ32の
回転刃32aが回転し、D点においてロール紙21から
大型券である切符33が切断される。
【0019】この後、制御装置はフォトインタラプタ3
4によってギア31がホームポジションに戻ったか否か
を確認する。ギア31が1回転してホームポジションに
戻ったならば、制御装置はモータ24の回転を停止させ
るとともに、搬送ローラ35を再び回転させて、ロール
紙21から切り放された切符33を印刷装置に搬送す
る。
【0020】また、後制御装置は送出ローラ22と搬送
ローラ35とを回転させて、ロール紙21の先端部を通
過センサ36の位置まで搬送する。通過センサ36がロ
ール紙21の先端部を検出したならば、送出ローラ22
と搬送ローラ35とを停止させ、次の発券指示を待つ。
【0021】(2)小型券の発券 制御装置は、切断装置23の非動作時には前述同様、ロ
ール紙21の先端部を通過センサ36の位置まで搬送し
て送出ローラ22と搬送ローラ35とを停止させ、ギア
31およびギア41をホームポジションに停止させてお
く。制御装置は小型券の発券が指示されると、モータ2
4によってシャフト25を矢印B方向に回転させる。
【0022】シャフト25が矢印B方向に回転する場合
には、シャフト25に取り付けられたワンウェイクラッ
チ27はその回転力を伝達し、ワンウェイクラッチ26
は回転力を伝達しない。従って、ギア29のみが矢印B
方向に回転し、この回転力がギア37に伝達され、ギア
37が矢印E方向に回転する。さらにギア37の回転力
はギア41に伝達され、ギア41が矢印F方向に回転す
る。
【0023】ギア41が矢印F方向に回転すると、これ
に駆動されてロータリーカッタ42の回転刃42aが回
転し、G点においてロール紙21から小型券である切符
43が切断される。この後、ギア41が1回転してホー
ムポジションに戻ったならば、制御装置はモータ24の
回転を停止させるとともに、搬送ローラ35を再び回転
させて、ロール紙21から切り放された切符43を印刷
装置に搬送しする。
【0024】また、制御装置は送出ローラ22と搬送ロ
ーラ35とを回転させて、ロール紙21の先端部を通過
センサ36の位置まで搬送する。通過センサ36がロー
ル紙21の先端部を検出したならば、送出ローラ22と
搬送ローラ35とを停止させ、次の発券指示を待つ。
【0025】B.第2の実施例 図2は、本発明の自動券売機の乗車券切断装置の第2の
実施例の構成を示す図であり、図2(a)は側面図、図
2(b)は図2(a)におけるX方向からの矢視図であ
る。図2(a)において、ロールシャフト51aに巻回
されたロール紙51は送出ローラ52によって切断装置
53に送られる。この送出ローラ52は、図示しない送
出モータによって回転駆動される。
【0026】切断装置53に設けられたモータ54(図
1(b)参照)のシャフト55には、ギア58が取り付
けられている。ギア58にはギア61とギア67とが噛
合されている。さらに、ギア67にはギア71が噛合さ
れている。このギア61はシャフト60の一端部にワン
ウェイクラッチ56を介して取り付けられており、ギア
71はシャフト70の一端部にワンウェイクラッチ57
を介して取り付けられている。
【0027】ワンウェイクラッチ56、57としては様
々な構成のものがあるが、本実施例では遠心力によって
スプリングの付勢力に抗して突出するラチェットの作用
により、一方向にのみ回転駆動力を伝達するものが用い
られている。図2(a)および図2(b)に示す構成で
は、ワンウェイクラッチ56は図中の矢印A方向のみ、
ワンウェイクラッチ57はB方向のみに回転駆動力を伝
達する。即ち、シャフト60は矢印A方向にのみ、シャ
フト70は矢印B方向にのみ回転する。
【0028】上述のシャフト60の一端部には、ロータ
リーカッタ62の回転刃62aが一体に形成されてい
る。同様にシャフト70の一端部には、ロータリーカッ
タ72の回転刃72aが一体に形成されている。なお、
ロータリーカッタ62、72の構成は、前述のロータリ
ーカッタ32の構成と同一であるので、詳細な説明は省
略する。
【0029】ギア61の所定の場所にはホームポジショ
ンを検出する検出孔61aが形成されており、フォトイ
ンタラプタ64の光によって、ギア61のホームポジシ
ョンを検出する。ギア71にも、所定の場所にホームポ
ジションを検出する検出孔71aが形成されており、フ
ォトインタラプタ74の光によって検出する。また、搬
送ローラ65と印刷装置との間には、フォトインタラプ
タ等から構成される通過センサ66が設けられており、
この通過センサ66によってロール紙51の先端部を検
出する。
【0030】以下、同実施例の動作を説明する。 (1)大型券の発券 まず初めに制御装置は、切断装置53の非動作時には、
ロール紙51の先端部をロータリーカッタ62およびロ
ータリーカッタ72を通して通過センサ66の位置まで
搬送し、この状態で送出ローラ52と搬送ローラ65と
を停止させておく。また同時に、ギア61およびギア7
1をホームポジションに停止させておく。これは、後述
の小型券の発券の場合にも同様である。
【0031】この後、大型券の発券が指示されると、制
御装置はシャフト55を矢印C方向に回転させる。シャ
フト55が矢印C方向に回転するとギア61が矢印A方
向に回転し、ギア67がD方向に回転することによりギ
ア71が矢印E方向に回転する。この場合、ワンウェイ
クラッチ56は回転力をシャフト60に伝達し、ワンウ
ェイクラッチ57は回転力を伝達しない。従って、ロー
タリーカッタ62の回転刃62aのみが駆動され、F点
においてロール紙51から大型券である切符63が切断
される。
【0032】この後、制御装置はフォトインタラプタ6
4によってギア61がホームポジションに戻ったか否か
を確認する。ギア61がホームポジションに戻ったなら
ば、制御装置はシャフト55の回転を停止させるととも
に、搬送ローラ65を再び回転させて、ロール紙51か
ら切り放された切符63を印刷装置に搬送する。この
後、制御装置はロール紙51の先端部を通過センサ66
の位置まで搬送して送出ローラ52と搬送ローラ65と
を停止させ、同時にギア61およびギア71をホームポ
ジションに停止させて、次の発券指示を待つ。
【0033】(2)小型券の発券 制御装置は、前述同様ロール紙51の先端部をロータリ
ーカッタ62およびロータリーカッタ72を通して通過
センサ66の位置まで搬送し、この状態で送出ローラ5
2と搬送ローラ65とを停止させておく。また同時に、
ギア61およびギア71をホームポジションに停止させ
ておく。この後制御装置は、小型券の発券が指示される
と、モータ54によってシャフト55を前述と逆の矢印
G方向に回転させる。
【0034】シャフト55が矢印G方向に回転するとギ
ア61が矢印H方向に回転し、ギア67がI方向に回転
することによりギア71が矢印B方向に回転する。この
場合、ワンウェイクラッチ57は回転力をシャフト70
に伝達し、ワンウェイクラッチ56は回転力を伝達しな
い。従って、ロータリーカッタ72の回転刃72aのみ
が駆動され、J点においてロール紙51から小型券であ
る切符73が切断される。
【0035】この後、ギア71が1回転してホームポジ
ションに戻ったならば、制御装置はモータ54の回転を
停止させるとともに、搬送ローラ65を再び回転させ
て、ロール紙51から切り放された切符73を印刷装置
に搬送する。この後制御装置は、ロール紙51の先端部
を通過センサ66の位置まで搬送し、この状態で送出ロ
ーラ52と搬送ローラ65とを停止させておく。また同
時に、ギア61およびギア71をホームポジションに停
止させ、次の発券指示を待つ。
【0036】以上、第1および第2の実施例において説
明したように、1つだけのモータによって、その回転方
向に応じた大型券あるいは小型券の何れかを発券するこ
とができる。なお上述の実施例では、フォトインタラプ
タ等から構成される通過センサによってロール紙の先端
部を検出する構成を示した。しかし、これらセンサは電
気接点を有するものであってもよい。また、ロール紙の
先端を検出する方法は、通過センサを設けず、ステッピ
ングモータ等のステップ数を利用した送出ローラの送り
量で換算する方法であってもよい。
【0037】さらに本実施例では、切符を発券する場合
を示して説明したが、大きさの異なる2種類の領収書等
を発券する装置にあっても、本発明は適用される。また
第2の実施例においては、切断装置が小型化される上、
ギア31とギア71の径あるいは歯数が等しければホー
ムポジションを検出するフォトインタラプタは、何れか
のギアに対してのみ設ければよく、構成が簡単になる。
さらに上述実施例では、モータからロータリーカッタま
での回転駆動力伝達経路に各々ギアを用いた例を示した
が、例えばベルトやチェーン、あるいはこれらの組み合
わせを用いたものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、用紙の走行路に沿って配置された第1の切断手段あ
るいは第2の切断手段の何れかが、回転駆動手段が有す
る出力軸に駆動され、第1の切断手段は第1の長さに、
また第2の切断手段は第2の長さに用紙を切断する。こ
の場合、何れの方向にも回動可能な回転駆動手段の出力
軸に対して、伝達手段は、何れか1方向の回転を第1の
切断手段に伝達し、他の1方向の回転を第2の切断手段
に伝達する。または、何れの方向にも回動可能な回転駆
動手段の出力軸に対して、第1の伝達手段は、何れか1
方向の回転のみを第1の切断手段に伝達し、他の1方向
の回転のみを第2の切断手段に伝達する。これによっ
て、1つの回転駆動手段が有する出力軸の回転方向に応
じて、第1の切断手段あるいは第2の切断手段の何れか
が駆動され、用紙がそれぞれ第1の長さあるいは第2の
長さに切断されるので、安価な構成によって複数種類の
大きさの乗車券の発券を可能とする自動券売機の乗車券
切断装置が実現可能であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動券売機の乗車券切断装置の第1の
実施例の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の自動券売機の乗車券切断装置の第2の
実施例の構成を示す構成図である。
【図3】従来の自動券売機の乗車券切断装置の構成例を
示す構成図である。
【符号の説明】
21、51 ロール紙 24、54 モータ 25、55 シャフト 26、27、56、57 ワンウェイクラッチ 28、29、31、37、41、61、67、71 ギ
ア 32、42、62、72 ロータリーカッタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を第1または第2の長さに切断する
    自動券売機の乗車券切断装置において、 前記用紙の走行路に沿って配置された第1および第2の
    切断手段と、 出力軸を有する回転駆動手段と、 前記出力軸が第1の方向へ回転したときは該出力軸の回
    転を前記第1の切断手段へ伝達し、前記出力軸が第2の
    方向へ回転したときは該出力軸の回転を前記第2の切断
    手段へ伝達する伝達手段とを具備し、 前記第1および第2の切断手段は前記伝達手段を介して
    供給される前記回転駆動手段の出力軸の回転力を受けて
    前記用紙を切断することを特徴とする自動券売機の乗車
    券切断装置。
  2. 【請求項2】 用紙を第1または第2の長さに切断する
    自動券売機の乗車券切断装置において、 前記用紙の走行路に沿って配置された第1および第2の
    切断手段と、 出力軸を有する回転駆動手段と、 前記出力軸が第1の方向へ回転したときのみ該出力軸の
    回転を前記第1の切断手段へ伝達する第1の伝達手段
    と、 前記出力軸が第2の方向へ回転したときのみ該出力軸の
    回転を前記第2の切断手段へ伝達する第2の伝達手段と
    を具備し、 前記第1および第2の切断手段は、それぞれ前記第1あ
    るいは第2の伝達手段を介して供給される前記回転駆動
    手段の出力軸の回転力を受けて前記用紙を切断すること
    を特徴とする自動券売機の乗車券切断装置。
JP10985195A 1995-05-08 1995-05-08 自動券売機の乗車券切断装置 Withdrawn JPH08305903A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102194255A (zh) * 2010-03-17 2011-09-21 北京金宝瑞科技开发有限责任公司 制票机

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CN102194255A (zh) * 2010-03-17 2011-09-21 北京金宝瑞科技开发有限责任公司 制票机

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