JPH08305899A - チケット販売装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報検索機能とチケット発券機能とを有する
チケット販売装置において、未印字のチケット用紙を一
般客が入手できないようにした装置を提供する。 【構成】 印字部５３における正常が印字ができない場
合には、そのエラーが印字エラー検出部５６により検出
される。排紙制御部５４は、普通紙への情報検索結果の
印字中に印字エラー検出部５６により印字エラーが検出
された場合には、印字中の普通紙を排紙部９に排紙す
る。また、チケット用紙へのチケット情報の印字中に印
字エラー検出部５６により印字エラーが検出された場合
には、排紙制御部５４はチケット用紙を排紙部９に排紙
しないで無効券収容部３１に収容させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、駅や空港等に設置さ
れ、チケットの発券と共に各種の情報検索を行うことが
可能なように構成されたチケット販売装置に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】近年、ビデオテックス装置などのよう
に、観光案内やチケット予約等の情報検索サービスを受
けることができる情報端末が駅や空港等の公共の場所に
設置されている。そして、情報検索の結果を印字して持
ち帰ることができるようにプリンタを装備させた情報端
末もある。

【０００３】今後は、このような情報端末とチケット販
売機とを一体化させ、チケットの予約のみならず、チケ
ットの発券、販売も行う装置も開発されるものと予想さ
れ、その場合には、情報検索の結果を印字するプリンタ
とチケットを発券するプリンタとが共用されることが考
えられる。

【０００４】一方、従来は、公共の場所に設置された情
報端末の保守、管理は、全て設置者、管理者によって行
われてきたが、今日では、カットシートに印字するプリ
ンタが一般化し、ジャム、印字エラー等のエラー発生時
の処理が容易になっており、また、設置台数の増加や保
守、管理の合理化等を進めていく必要性が高まっている
ことなどから、今後はこのような情報端末においても、
プリンタのエラー解消作業程度のことは、一般客にまか
せるようになることが予想される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように情報検索の結果を印字するプリンタとチケットを
発券するプリンタとを共用させるようにする場合には、
考慮すべき問題が生ずる。すなわち、チケット用紙には
偽造防止のため複雑な地紋が印刷されるなどした特殊な
用紙が使われることが多いが、このような特殊なチケッ
ト用紙を未印字のまま入手されると、これに一般的なプ
リンタを用いてチケット情報を印字するだけで偽造チケ
ットが簡単に作成されてしまうという問題がある。

【０００６】この問題を解消するためには、チケット用
紙が収容されている部分に一般客が手を触れることがで
きないようにする構造にする必要があるが、そのように
した場合でも、例えば印字中に何らかのエラーが発生し
て印字途中のチケット用紙がそのまま排紙されてしまう
ような場合や、一般客がプリンタのジャム処理（紙づま
り等のエラー解消作業）を行うことができるようにした
装置の場合には、一般客がチケット用紙を未印字のまま
入手してしまう可能性がある。

【０００７】そこで本発明は、未印字のチケット用紙を
一般客が入手できないようにしたチケット販売装置を提
供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明のチケット販売装
置は、一般客が各種の情報検索又はチケット発券を指示
するための操作部と、普通紙が収容される第１の用紙収
容部と、チケット用紙が収容される第２の用紙収容部
と、上記情報検索の結果は上記第１の用紙収容部から給
紙される普通紙に印字し、チケット発券時にはチケット
情報を上記第２の用紙収容部から給紙されるチケット用
紙に印字するプリンタと、上記プリンタにより印字され
た用紙が排紙される排紙部と、上記情報検索の結果の印
字中に印字エラーが生じた場合には印字中の上記普通紙
を上記排紙部に排紙し、チケット情報の印字中に印字エ
ラーが生じた場合には印字中の上記チケット用紙を上記
排紙部に排紙しないように上記プリンタの排紙動作を制
御する制御手段とを有することを特徴とするものであ
る。

【０００９】また、収容されたチケット用紙を一般客が
取り出すことができないように構成された無効券収容部
をさらに設け、上記制御手段は、チケット情報の印字中
に印字エラーが生じた場合に、印字中の上記チケット用
紙を上記無効券収容部に排紙するように上記プリンタの
排紙動作を制御するようにしても良い。

【００１０】さらに、エラーの解消作業を行う際に開扉
されるプリンタドアと、チケット発券中は上記プリンタ
ドアをロックして開扉できないようにするロック手段を
さらに設けるようにしても良い。

【００１１】

【作用】請求項１記載のチケット販売装置によれば、プ
リンタは制御手段により、情報検索の結果の印字中に印
字エラーが生じた場合には印字中の普通紙を排紙部に排
紙し、チケット情報の印字中に印字エラーが生じた場合
には印字中のチケット用紙を上記排紙部に排紙しないよ
うにその排紙動作が制御される。従って、チケット用紙
への印字中に印字エラーが発生した場合に、未印字のチ
ケット用紙が排紙部に排紙されてしまうことにより、一
般客に未印字のチケット用紙が入手されてしまうのを防
止することができる。

【００１２】また、請求項２記載のチケット販売装置に
よれば、チケット情報の印字中に印字エラーが生じた場
合には印字中のチケット用紙は排紙部に排紙されず、無
効券収容部に収容される。そして無効券収容部は、収容
されたチケット用紙を一般客が取り出すことができない
ように構成されているため、一般客に未印字のチケット
用紙が入手されてしまうのを確実に防止することができ
ると共に、設置者、管理者側では、その無効券収容部に
収容されたチケット用紙を適当な時期にまとめて回収す
ればよいので、無効券の回収作業が容易となる。

【００１３】請求項３記載のチケット販売装置によれ
ば、チケット発券中は、プリンタドアがロック手段によ
りロックされ、開扉できないようにされるので、チケッ
ト用紙の印字中にこのプリンタドアが開けられて一般客
に未印字のチケット用紙が入手されてしまうということ
を防止することができる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図５は、本発明の要素的特徴を示す機能構成図であ
る。同図の装置は、情報検索機能とチケット発券機能と
を有している。そして、操作部２の操作により一般客に
より各種の情報検索が指示され、その情報検索結果の印
刷を行う際には、普通紙供給部５１は普通紙（Ａ４、Ｂ
５等の市販の普通の用紙）を印字部５３に供給する。ま
た、操作部２の操作により一般客によりチケットの発券
が指示された場合には、チケット用紙供給部５２から特
殊な地紋等が印刷或いは透かし模様とされたチケット用
紙が印字部５３に供給される。

【００１５】プリンタ８の印字部５３は、情報検索の結
果は供給部５１から供給される普通紙に印字し、チケッ
ト発券時には、供給部５２から供給されるチケット用紙
にチケット情報を印字する。そして印字部５３による印
字が済んだ普通紙及びチケット用紙は排紙制御部５４に
より排紙部９に排紙され、一般客はその排紙部９から情
報検索結果が印字された用紙或いはチケットを入手す
る。

【００１６】一方、用紙送りがうまくいかなかったり、
トナーやインクの不足等により印字部５３における正常
が印字ができない場合には、そのエラーが印字エラー検
出部５６により検出される。排紙制御部５４は、普通紙
への情報検索結果の印字中に印字エラー検出部５６によ
り印字エラーが検出された場合には、印字中の普通紙を
排紙部９に排紙する。また、チケット用紙へのチケット
情報の印字中に印字エラー検出部５６により印字エラー
が検出された場合には、排紙制御部５４は印字中のチケ
ット用紙を排紙部９に排紙しないで無効券収容部３１に
収容させる。

【００１７】無効券収容部３１は、一般客がそこに収容
されたチケット用紙を取り出すことができないように構
成されており、設置者、管理者側のみがその無効券を回
収することができるようになされている。従って、チケ
ット発券時に印字エラーが生じた場合に、未印字のチケ
ット用紙が一般客により入手されてしまうのが防止され
る。

【００１８】また、チケット発券中は、プリンタドアロ
ック部５８が、エラー解消作業やプリンタ内部のメンテ
ナンスを行う際に開扉される後述するプリンタドア１０
をロックし、プリンタドア１０を開扉できないようにす
るので、紙づまり等によりエラーが生じても、一般客は
プリンタドア１０を開けてジャム処理（エラー解消作
業）を行うことができず、また、エラーが生じていない
場合でもチケット発券中はプリンタドア１０を開けるこ
とができないので、一般客はプリンタ内部のチケット用
紙供給部５２や印字部５３等から未印字のチケット用紙
を入手することができない。

【００１９】なお、チケット用紙へのチケット情報の印
字中に印字エラー検出部５６により印字エラーが検出さ
れた場合には、チケット用紙を上述のように無効券収容
部３１に収容させるのではなく、排紙制御部５４による
制御により排紙部９へのチケット用紙の排紙動作を停止
させるのみで、係員コール表示部５９に係員を呼ぶよう
なメッセージを表示させるようにしても良い。

【００２０】また、上述の普通紙供給部５１は後述の第
１の用紙収容部６及び図示しない用紙搬送手段から構成
され、チケット用紙供給部５２は第２の用紙収容部７及
び図示しない用紙搬送手段から構成される。また、排紙
制御部５４は後述の制御部１と図示しない用紙搬送手段
から構成され、印字エラー検出部５６は制御部１と各種
センサにより構成される。

【００２１】図１は、本発明が実施されたチケット販売
装置の一構成例を示すブロック図である。

【００２２】同図において、１は本装置全体の制御を行
う制御部であり、例えばＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭからな
るマイクロコンピュータにより構成される。

【００２３】２は一般客が情報検索やチケット発券等を
指示するための操作部、３は一般客に対して各種の情報
を表示する表示部、４は情報検索を行う際に外部との間
で情報の送受を行う通信回線、インタフェース等からな
る通信部、５はチケット代金や情報検索料等を徴収する
ための料金収受部、６は普通紙を収容する第１の用紙収
容部である。

【００２４】７はチケット用紙を収容する第２の用紙収
容部であり、一般客が内部に収容されたチケット用紙を
取り出せないようにロックされている。８は情報検索の
結果を第１の用紙収容部６から給紙される普通紙に印字
し、チケット情報を第２の用紙収容部７から給紙される
チケット用紙に印字するプリンタ、９は印字された用紙
を排紙する排紙部、１０はプリンタ８の内部のジャム処
理を行う際に開くプリンタドア、１１はプリンタドア１
０をロックするロック装置である。

【００２５】上記のように構成された装置の動作につい
て、プリント時の制御部１の動作を示す図２のフローチ
ャートに基づき説明する。

【００２６】まず、本装置を情報端末として用い、検索
した情報を印字する際の動作を説明する。一般客（一般
の操作者）が本装置を情報端末として用いるよう操作部
２を操作することにより、制御部１は通信部４を通じて
外部の情報を受信し、その情報を表示部３に表示させ
る。そして一般客がその検索情報をプリンタ８に印字す
るよう操作部２を操作すると、制御部１はプリント動作
を開始して（Ｓ２０１）、プリンタ８を制御する。この
時はチケット発券ではないので（Ｓ２０２）、普通紙が
収容された第１の用紙収容部６から給紙し（Ｓ２０
３）、プリントが可能であるかプリンタ８のステータス
を確認する（Ｓ２０４）。

【００２７】ステータスがプリントＯＫであるならばそ
の検索情報の画像データをプリントしはじめ（Ｓ２０
５）、プリントが終了するまで（Ｓ２０６）ステータス
を確認しながら（Ｓ２０４）プリント動作を継続する
（Ｓ２０５）。そしてプリントが終了したら（Ｓ２０
６）、プリントされた普通紙を排紙部９に排紙し（Ｓ２
０７）、これによってチケット発券でない場合（Ｓ２０
８）の制御部１のプリント動作は完了する（Ｓ２０
９）。

【００２８】一方、プリンタ８が何らかのエラーを起こ
し、ステータスがＮＧとなった場合（Ｓ２０４）であっ
て、チケット発券ではなく（Ｓ２１０）、プリンタ８内
のジャム発生でもない場合（Ｓ２１１）は、エラーが発
生したことを表示部３に表示させて（Ｓ２１２）、プリ
ント途中の普通紙を排紙部９に排紙する（Ｓ２０７）こ
とで、チケット発券でない場合（Ｓ２０８）の制御部１
のプリント動作は完了する（Ｓ２０９）。そして可能な
ら再びプリント動作（Ｓ２０１）を開始する。

【００２９】また、もしプリンタ８のステータスがＮＧ
となった理由がプリンタ８内のジャム発生である場合
（Ｓ２１１）は、プリンタ８にジャムが発生したことを
表示部３に表示させて（Ｓ２１３）、一般客にプリンタ
ドア１０を開いてジャム処理（ジャムの解消作業）を行
うことを促す。そしてジャム処理が行われ、ステータス
が再びＯＫとなったならば（Ｓ２１４）、制御部１のプ
リント動作は完了する（Ｓ２０９）。そして可能なら再
びプリント動作（Ｓ２０１）を開始する。

【００３０】次に、本装置をチケット販売装置として用
い、チケットを発券する際の動作を説明する。一般客が
操作部２を操作して本装置をチケット販売装置として用
いるようにし、購入するチケットを選択し、料金収受部
５により現金、プリペイドカード、クレジットカード等
で料金の決済をすませると、制御部１はプリント動作を
開始して（Ｓ２０１）、プリンタ８を制御する。この場
合はチケット発券なので（Ｓ２０２）、一般客がプリン
ト途中のチケット用紙を入手するのを防ぐため、プリン
タドア１０をロック装置１１によりロックして（Ｓ２１
５）、チケット用紙が収容された第２の用紙収容部７か
ら給紙し（Ｓ２１６）、プリントが可能であるかプリン
タ８のステータスを確認する（Ｓ２０４）。

【００３１】ステータスがプリントＯＫであるならばチ
ケット情報の画像データをプリントしはじめ（Ｓ２０
５）、プリントが終了するまで（Ｓ２０６）ステータス
を確認しながら（Ｓ２０４）プリント動作を継続する
（Ｓ２０５）。そしてプリントが終了したら（Ｓ２０
６）、プリントされたチケットを排紙部９に排紙し（Ｓ
２０７）、さらにこの場合はチケット発券なので（Ｓ２
０８）プリンタドア１０のロック装置１１によるロック
を解除して（Ｓ２１７）、制御部１のプリント動作は完
了する（Ｓ２０９）。

【００３２】一方、プリンタ８が何らかのエラーを起こ
し、ステータスがＮＧとなった場合（Ｓ２０４）は、こ
の場合はチケット発券なので（Ｓ２１０）、エラーが発
生したので係員を呼ぶようにとのメッセージを表示部３
に表示させる（Ｓ２１８）。この際、通信部４を介して
係員にエラー発生を自動的に通知するようにすればなお
望ましい。そして、プリント途中のチケットを排紙部９
に排紙することなしに、制御部１のプリント動作を停止
させる（Ｓ２１９）。

【００３３】（第２の実施例）図３は、本発明の第２の
実施例のチケット販売装置の構成例を示すブロック図で
ある。この実施例の装置が図１の装置と異なる点は、プ
リント中にエラーとなったチケット用紙を収容し、収容
されたチケット用紙を一般客が取り出せないようロック
された無効券収容部３１が設けられていることである。
なお、図３の装置において図１の装置と同一の部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。

【００３４】次に、このように構成された装置におい
て、チケット発券時に印字エラーが発生した場合の動作
につき、プリント時の制御部１の動作を示す図４のフロ
ーチャートに基づき説明する。なお、この図４に示され
たチケット発券時の印字エラーが生じた場合の処理を除
く情報検索の結果を印字する処理等は図２の処理と同一
である。

【００３５】まず、図２のステップＳ２０４における判
定の結果、プリンタ８が何らかのエラーを起こしプリン
タ８のステータスがＮＧとなった場合は、ステップＳ２
１０でチケット発券か否かを判定し、チケット発券でな
い場合、すなわち情報検索結果の印字の場合にはステッ
プＳ２１１の処理に進む。一方、ステップＳ２１０にお
ける判定の結果、チケット発券である場合には、図４の
ステップＳ４０１でプリンタ８内のジャム発生か否かの
判断を行う。

【００３６】そしてプリンタ８内のジャム発生でない場
合は、エラーが発生したので再プリントが必要である旨
のメッセージを表示部３に表示させて（Ｓ４０２）、印
字途中のチケット用紙を無効券収容部３１に排紙する
（Ｓ４０３）。

【００３７】その後、再びプリンタ８のステータスを確
認し（Ｓ４０４）、ステータスがＯＫとなっていたらス
テップＳ２０２に戻って再びプリント動作を開始する。
また、このステータス確認の際に再びＮＧとなるか（Ｓ
４０４）、プリンタ８内のジャム発生があった場合は
（Ｓ４０１）、エラーが発生したので係員を呼ぶように
とのメッセージを表示部３に表示させる（Ｓ４０５）。
この際、通信部４等を介して係員にエラー発生を自動的
に通知するようにすればなお望ましい。そして、プリン
ト途中のチケットを排紙部９に排紙することなしに、制
御部１のプリント動作を停止させる（Ｓ４０６）。

【００３８】なお、上述の各実施例において、第１の用
紙収容部６及び第２の用紙収容部７に収容される用紙は
カットシートであることを前提に説明したが、プリンタ
８における印字部を共用するのであれば、連続紙であっ
ても良い。

【００３９】また、チケットの印字と同時にチケット情
報やチケットの発行情報等を磁気記録媒体等の記録手段
に記録させるように構成しても良い。

【００４０】また、上述の第２の実施例では、無効券収
容部３１は、収容されたチケット用紙を一般客が取り出
せないようにするために、それ自体がロックされるよう
に構成したが、一般客が手を触れることができない位置
にこの無効券収容部３１を配置することによりこの無効
券収容部３１に収容されたチケット用紙を一般客が取り
出せないように構成しても良い。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように請求項１及び請求項
２記載の発明によれば、チケット用紙への印字中に印字
エラーが発生した場合に、一般客に未印字のチケット用
紙が入手されてしまうのを防止することができる。

【００４２】また、請求項３記載の発明によれば、印字
エラーが発生した場合に一般客に未印字のチケット用紙
が入手されてしまうのを防止することができると共に、
印字エラーが発生していない場合であってもチケット発
券中に限って一般客によるプリンタドアの開扉が不許可
とされるので、チケット発券中にこのプリンタドアが開
けられてプリンタ内部から一般客に未印字のチケット用
紙が入手されてしまうということも防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例の装置の構成例を示すブ
ロック図である。

【図２】本発明の第１の実施例の装置の動作を示すフロ
ーチャートである。

【図３】本発明の第２の実施例の装置の構成例を示すブ
ロック図である。

【図４】本発明の第２の実施例の装置の動作を示すフロ
ーチャートである。

【図５】本発明の要素的特徴を示す機能構成図である。

【符号の説明】

１ 制御部 ２ 操作部 ３ 表示部 ４ 通信部 ５ 料金収受部 ６ 第１の用紙収容部 ７ 第２の用紙収容部 ８ プリンタ ９ 排紙部 １０ プリンタドア ３１ 無効券収容部 ５１ 普通紙供給部 ５２ チケット用紙供給部 ５３ 印字部 ５４ 排紙制御部 ５６ 印字エラー検出部 ５８ プリンタドアロック部 ５９ 係員コール表示部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一般客が各種の情報検索又はチケット発
   券を指示するための操作部と、 普通紙が収容される第１の用紙収容部と、 チケット用紙が収容される第２の用紙収容部と、 上記情報検索の結果は上記第１の用紙収容部から給紙さ
   れる普通紙に印字し、チケット発券時にはチケット情報
   を上記第２の用紙収容部から給紙されるチケット用紙に
   印字するプリンタと、 上記プリンタにより印字された用紙が排紙される排紙部
   と、 上記情報検索の結果の印字中に印字エラーが生じた場合
   には印字中の上記普通紙を上記排紙部に排紙し、チケッ
   ト情報の印字中に印字エラーが生じた場合には印字中の
   上記チケット用紙を上記排紙部に排紙しないように上記
   プリンタの排紙動作を制御する制御手段とを有すること
   を特徴とするチケット販売装置。
2. 【請求項２】 収容されたチケット用紙を一般客が取り
   出すことができないように構成された無効券収容部をさ
   らに有し、上記制御手段は、チケット情報の印字中に印
   字エラーが生じた場合に、印字中の上記チケット用紙を
   上記無効券収容部に排紙するように上記プリンタの排紙
   動作を制御することを特徴とする請求項１記載のチケッ
   ト販売装置。
3. 【請求項３】 エラーの解消作業を行う際に開扉される
   プリンタドアと、チケット発券中は上記プリンタドアを
   ロックして開扉できないようにするロック手段をさらに
   有することを特徴とする請求項１又は２記載のチケット
   販売装置。