JPH08305817A - 枚葉カウント装置 - Google Patents

枚葉カウント装置

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Publication number
JPH08305817A
JPH08305817A JP12896395A JP12896395A JPH08305817A JP H08305817 A JPH08305817 A JP H08305817A JP 12896395 A JP12896395 A JP 12896395A JP 12896395 A JP12896395 A JP 12896395A JP H08305817 A JPH08305817 A JP H08305817A
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JP
Japan
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carry
roller
postcard
flat
thickness
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Application number
JP12896395A
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English (en)
Inventor
Takatsugu Yamazaki
高嗣 山崎
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ARUGO SYST KK
Original Assignee
ARUGO SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数枚が積載された郵便葉書等の
平状体に厚さのばらつきが存在しても、その枚数を正確
に計数(カウント)することのできる枚葉カウント装置
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の枚葉カウント装置1、100は、複
数の平状体6が積載される搬入側4と、搬入側4から平
状体6を搬出側9に搬送する搬送機構5と、搬送機構5
で搬送される平状体6の厚さに応じて通過隙間Tを自動
的に調整して搬送側4に積載される平状体6を一枚毎に
通過させる自動調整機構30と、自動調整機構30から
搬出側9と通過する平状体6の枚数を検出して計数処理
する検出手段50とを備えてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、郵便葉書等の枚数を検
出・計数処理するものであって、特に、搬送機構で郵便
葉書等を一枚毎に搬送して郵便葉書等の枚数を検出・計
数処理する枚葉カウント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の枚葉カウンタ装置としては、
載置台に積載された複数の郵便葉書等の平状体を、一枚
毎に搬送機構で搬出口まで搬送して、この搬出口を郵便
葉書が通過する際に検出センサ等の検出光を遮断する回
数を計数処理して載置台に積層された郵便葉書等の枚数
を計数(カウント)するもがある。また、この枚葉カウ
ント装置は、載置台から一枚づつ郵便葉書を搬出口まで
搬送するために、ゲート板で搬送機構との間に郵便葉書
が一枚通過するに足りる、すなわち、郵便葉書の厚さに
対応する通過隙間を形成して固定し、この通過隙間を搬
送機構で郵便葉書を一枚づつ通過させることにより行っ
ている。そして、枚数を検出する郵便葉書の厚さが変わ
ると、ゲート板を調整してその郵便葉書が一枚通過する
に足りる通過隙間に変更するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の枚葉カウンタ装置では、枚数を計数(カウント)す
べき複数の郵便葉書に厚さのばらつきが存在すると、郵
便葉書がゲート板で形成・固定された通過隙間を通過で
きない、又は複数枚の郵便葉書が同時に通過隙間を通過
する等の不具合が生じ、結局は正確に郵便葉書の枚数を
計数(カウント)することができないという問題があっ
た。
【0004】また、従来技術の枚葉カウント装置では、
郵便葉書の厚さが変わるたびに、ゲート板を調整して郵
便葉書の厚さに通過隙間を変更させなければならないと
いう問題があった。
【0005】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、複数枚が積層された郵便葉書等の平状体に
厚さのばらつきが存在しても、その枚数を正確に計数
(カウント)することのできる枚葉カウント装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の枚葉カウンタ装置では、請求項1において
は、複数の平状体が積載される搬入側と、前記搬入側か
ら前記平状体を搬出側に搬送する搬送機構と、前記搬送
機構で搬送される前記平状体の厚さに応じて通過隙間を
自動的に調整して当該平状体を一枚毎に通過させる自動
調整機構と、前記自動調整機構から前記搬出側を通過す
る前記平状体の枚数を検出して計数する検出手段とを備
えなるものである。
【0007】請求項2においては、請求項1のものに、
前記搬送機構が、前記搬入側から前記搬出側に向かって
下向きに傾斜していると共に、前記自動調整機構が、前
記搬送機構から所定間隔を有して軸支された小ローラ
と、前記小ローラの外側に遊嵌されて前記搬送機構及び
当該小ローラに当接係合する中空ローラとで構成され、
前記中空ローラと前記搬送機構との間の前記通過隙間が
前記中空ローラの動きで可変としたものである。
【0008】請求項3においては、請求項2記載のもの
に、前記小ローラが、前記搬送機構からの前記所定間隔
を調整する間隔調整機構を兼ね備えているものである。
【0009】請求項4においては、請求項1又は請求項
2それぞれのものに、前記自動調整機構を通過しようと
する前記平状体を、下側から案内する案内機構が設けら
れている。
【0010】
【作用】このように本発明の枚葉カウンタ装置によれ
ば、請求項1では、搬送機構で搬送される平状体の厚さ
に応じて自動調整機構が自動的に通過隙間を調整して、
平状体を一枚毎に通過させるようにしているので、平状
体に厚さのばらつきが存在しても、正確に平状体の枚数
を計数(カウント)することができ、また、平状体の厚
さが変わるたびに、平状体の厚さに通過隙間を変更させ
るという手間もなくなる。
【0011】請求項2では、搬送機構が搬入側から搬出
側に向かって下向きに傾斜していると共に、自動調整機
構が、搬送機構から所定間隔を有して設けられた小ロー
ラと、小ローラの外に遊嵌されて搬送機構に係合する中
空ローラ体とで構成されているので、搬送機構により平
状体を搬送すると、中空ローラが一枚だけを通過させ、
それ以上の通過を阻止する役割を果たしているが、その
通過隙間は一定でなく可変である。すなわち、搬送機構
の傾斜のため中空ローラは、搬送機構から転がり落ちよ
うとするが、小ローラに当接係合してその中心が搬出側
の下向きにずれた状態で安定して止められているが、搬
送機構による平状体の搬送を開始すると、搬送機構の押
力が一番下の平状体が通過する際に中空ローラは、搬送
機構の傾斜により転がり落ちようとする方向と逆側の上
方に持ち上げられ少し回転するものの他の平状体は止ま
ったままである。そして、中空ローラが持ち上げられて
形成される通過隙間は、小ローラに遊嵌されている中空
ローラが上下及び前後の揺動に起因して、平状体の厚さ
分だけ搬送機構から離間するように、多方向に移動され
て、これにより、中空ローラと搬送機構との間に平状体
一枚分の通過隙間を形成して平状体を通過隙間に一枚毎
に通過させることができる。
【0012】請求項3では、小ローラが、搬送機構から
の所定間隔を調整する間隔調整機構を兼ね備えているの
で、この間隔調整機構で所定間隔を調整することで、基
本となる厚さが変わった場合に、自動調整機構が作動す
る高さを変えて平状体の種々の厚さに対応した枚数の計
数(カウント)を実現できる。
【0013】請求項4では、平状体を、自動調整機構に
案内する案内機構が設けられているので、平状体の変形
を防止しつつ、自動調整機構で形成される通過隙間を通
過させることができ、正確に平状体の枚数を計数(カウ
ント)することができる。
【0014】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の実施例1である枚葉カウント装置につい
て、図1乃至図6を参照して説明する。
【0015】先ず、図1に基づいて、本実施例1におけ
る枚葉カウント装置の構成について説明する。図1にお
いて、1は枚葉カウント装置であって、内部空間を有す
る断面矩形状の箱体2を有している。この箱体2には、
内部に窪んでその上下方向に延びる窪み部3が形成され
ていると共に、この窪み部3の底3Aから箱体2の外部
に突出する搬送側となる載置台4が設けられている。こ
の載置台4は箱体2の左右方向に対して所定角度θ(例
えば、22°)だけ下向きに傾斜しており、この載置台
4に同様な傾斜角度θを持って連続して搬送機構5が設
けられている。また、載置台4上には、種々の厚さH
(例えば、0・15〜0.3mm)を有する郵便葉書6
(平状体)が窪み部3に亘って複数枚、積載されてい
る。
【0016】搬送機構5は、載置台4から箱体2内部に
亘って設けられた搬送部7と、この搬送部7を駆動する
駆動モータ8を主要部として構成されており、この搬送
部7は箱体2の載置台4と反対側に開口する搬出側とな
る搬出口9に至っている。また、搬送部7は、載置台4
と搬出口9との間に相互に所定間隔を隔てて設けられた
所定長さ(郵便葉書6の巾とほぼ同一長さ)を有する回
転ローラ10〜12と、載置台4側の2つの回転ローラ
10、11間に懸架された帯状の搬送ベルト13からな
り、回転ローラ10、11には同径の伝達プーリ14、
15、搬送口9側の回転ローラ12には伝達プーリ1
4、15より小径の高速伝達プーリ16がそれぞれ設け
られている。そして、伝達プーリ14、15と高速伝達
プーリ16とは、各プーリ14〜16と駆動モータ8の
回転軸8Aに設けられた回転プーリ17との間に懸架さ
れた伝達ベルト18で連動されている。これにより、駆
動モータ8が駆動されてこの回転軸8Aが回転すると、
この回転運動が回転プーリ17−伝達ペルト18−各プ
ーリ14〜16に伝達されて、搬送ベルト13が載置台
4から搬送口8側に循環移動されると共に、回転ローラ
12が他の回転ローラ10、11よりも高速で回転され
る。19は回転ローラ12の上部から回転可能に係合す
る保持ローラであって、箱体2の上下方向に移動可能と
して箱体2に軸支されている。
【0017】25は案内機構となる案内ローラであっ
て、回転ローラ10、11との間に回転可能に軸支され
て搬送ベルト13に係合しており、搬送ベルト13の循
環移動により各回転ローラ10、11とは別に単独回転
する。
【0018】30は自動調節機構であって、案内ローラ
25と回転ローラ11との間であって、搬送ベルト13
の上方側に配置されており、所定長さ(郵便葉書6の巾
とほぼ同一長さ)を有する小ローラ31と中空ローラ3
2とを主要部として構成されている。小ローラ31は、
この外周面31aと搬送ベルト13との間に所定間隔I
(載置台4に積載された郵便葉書6のうち最大厚さHと
中空ローラ32の外周厚さLとの合計)を有して回転不
能に軸支されており、この外側に中空ローラ32を遊嵌
している。中空ローラ32は小ローラ31より大径とな
る内径(例えば、小ローラ31の外径がφ10mmに対
してφ25mm)を有している。これにより、中空ロー
ラ32は、図2に示すように、この外周面32aが複数
枚の郵便葉書6の先端6aに当接し、且つこの郵便葉書
6の自重と中空ローラ32の自重とで搬送ベルト13に
当接係合していると共に、その内周面32bであって搬
送ベルト13の搬送ベルト13側が小ローラ31の外周
面31aと当接係合している。また、小ローラ31は、
搬送ベルト13との間隔Iを調整可能とする隙間調整機
構40に連結されている。尚、小ローラ31は、例えば
アルミニウム管が、中空ローラ32は、例えば鋼材等の
パイプの外周面にゴムライニングしたものがそれぞれ用
いられている。
【0019】隙間調整機構40は、小ローラ31から搬
出口9側に延びる連動部材41と、連動部材41に連結
されて箱体2の上方側に延びる連動ブラケット42を有
しており、更に、連動ブラケット42には箱体2の上方
側に延びる連動ねじ軸43が連結・固定されている。こ
の連動ねじ軸43は、箱体2の上方側に開口する調整口
44に固定された断面コ字形のブラケット45に螺合し
て貫通している。そして、ブラケット45内には円盤状
の調整つまみ46が配置されており、この調整つまみ4
6はその外周部を調整口44を介して箱体2の外部に突
出させて、連動ねじ軸43に固定されている。これによ
り、調整つまみ46を回転すると、連動ねじ軸43が回
転しながら連動ブラケット42−連動部材41を介して
小ローラ31を搬送ベルト13に対して近接/離間させ
て、小ローラ31と搬送ベルト13との間を所望の間隔
Iに調整する。
【0020】50は検出手段であって、検出センサ5
1、及び制御器52とで構成されている。検出センサ5
1は、箱体2の搬送口9を検出光が横切るように投光側
と受光側とが設けられており、この検出光の遮断回数を
制御器52で計数(カウント)処理することにより搬出
口9を通過する郵便葉書6の枚数を検出する。また、制
御器52は箱体2の上面に設けられた表示盤53に連結
されており、検出した郵便葉書6の枚数をこの表示盤5
3に表示する。55は搬出口9から箱体2の外部に搬送
される郵便葉書6を受けて、順次、積載する受け台であ
る。
【0021】本実施例1の枚葉カウンタ装置1は、以上
のように構成されるが、次に、この枚葉カウンタ装置1
における郵便葉書6の枚数の検出手順について、図3乃
至図6に基づいて説明する。
【0022】(1)先ず、搬送ベルト13が載置台4か
ら搬出口9に向かう方向に下向きに傾斜しているため、
中空ローラ32は搬送ベルト13から転がり落ちようと
するが、小ローラ31に当接係合して、中心が搬出口9
側にずれた状態で安定して止まっている。この状態で、
載置台4に積載された郵便葉書6の枚数を検出するため
に、搬送機構5の駆動モータ8を駆動して回転軸8Aを
回転すると、この回転運動が回転プーリ17−伝達プー
リ14、15及び高速伝達プーリ16を介して各回転ロ
ーラ10〜12に伝達して回転させると共に、案内ロー
ラ25が搬送ベルト13と同方向に回転する。これによ
り、図3に示すように、搬送機構5の搬送ベルト13が
郵便葉書6を載置台4から搬出口9側に搬送する矢印A
方向に循環移動されると共に、この搬送ベルト13に当
接係合している中空ローラ32が、搬送ベルト13の循
環移動による押力Fを郵便葉書6を介してその外周部3
2aで受けて、転がり落ちようとする方向とは逆側の上
方に持ち上げられるため、低速度で矢印B方向に回転さ
れる。
【0023】(2)搬送ベルト13が循環移動される
と、載置台4上に積載された郵便葉書6のうち最下部に
ある郵便葉書6が、図4に示すように、案内ローラ25
で搬送ベルト13側に折れ曲がることなく案内されつ
つ、搬送ベルト13の循環移動に起因する搬送方向に向
かう押力Fを受けて、搬送ベルト13の循環移動と中空
ローラ32の上方移動により、搬送ベルト13と中空ロ
ーラ32との間に引き込まれる。そして、搬送ベルト1
3の押力Fが郵便葉書6の先端6aから中空ローラ32
に伝達されると、図4に示すように、この押力Fと中空
ローラ32自体の矢印方向Bへのわずかな回転に起因し
て、小ローラ31に遊嵌されている中空ローラ32は、
この内周面32bが小ローラ31の外周面31aに係合
・案内されつつ、郵便葉書6の厚さH分だけ搬送ベルト
13から離間するように、上方の方向Dに移動されて、
これにより、中空ローラ32と搬送ベルト13との間に
通過隙間Tが形成されていくことになる。その後、郵便
葉書6が、図5に示すように、小ローラ31の軸心の直
下近傍まで搬送されると、中空ローラ32が郵便葉書6
上に乗り上げて、その自重で外周面32aが郵便葉書6
上に係合する状態になるので、この中空ローラ32と搬
送ベルト13間に郵便葉書6の厚さHと同一の通過隙間
Tが自動的に形成されて、搬送ベルト32の循環移動に
よりこの通過隙間Tを載置台4の最下部にある郵便葉書
6を通過させる。
【0024】(3)郵便葉書6が自動調整機構10で自
動的に調整された通過隙間Tを通過すると、中空ローラ
32に作用する押力Fが解放されるので、中空ローラ3
2はその自重により元の位置(図2に示す状態)に復元
するように移動しようとする。自動調整機構30を出た
郵便葉書6は回転ローラ12と保持ローラ19との間を
通過する際に、その搬送速度を増加されながら搬出口9
から箱体2の外部に搬出されて、受け台55上に積載さ
れる。このとき、郵便葉書6が搬出口9を通過すると、
検出センサ51の検出光が遮断されるので、制御器52
がカウント「1」の計数(カウント)処理をして、表示
盤53に郵便葉書6の枚数である「1」を表示する。
【0025】(4)このように、上記(1)乃至(3)
の作動を繰り返すことで、載置台4に積載された郵便葉
書6が、その最下部から、順次、自動調整機構30で郵
便葉書6の厚さHに自動的に調整された通過隙間Tを一
枚毎に通過して、搬送口9を通過する際に検出センサ5
1の検出光を遮断する回数を制御器52で検出し、カウ
ント「1」、「2」、・・・・、「n」の計数(カウン
ト)処理をして、表示盤53に郵便葉書6の枚数である
「1」、「2」、・・・・、「n」を表示する。
【0026】(5)また、載置台4に積載される郵便葉
書6に、厚さHの異なる郵便葉書6が混在する場合にお
いても、上記(2)に示すと同様にして、郵便葉書6が
搬送される毎に、自動調整機構5が自動的に郵便葉書6
の厚さHと同様な通過隙間Tに調整して、郵便葉書6を
一枚毎に通過させるものである。即ち、郵便葉書6の厚
さHが厚い場合には、図6に示すように、この郵便葉書
6が搬送ベルト13から受ける押力Fと中空ローラ32
自体の上方への移動により、中空ローラ32を両方向
C、Dに揺動させて通過隙間Tを大きくし、また、郵便
葉書6の厚さが薄い場合には、搬送ベルト13から受け
る押力Fと中空ローラ32自体の上方への移動により、
中空ローラ32を両方向C、Dに小さく揺動させて通過
隙間Tを小さくするという、載置台4上に積載された各
郵便葉書6の各厚さHに応じて、自動調整機構30で通
過隙間Tを自動的に調整して郵便葉書6を一枚毎に搬送
口9側に搬送することができる。
【0027】このように、本実施例1の枚葉カウンタ装
置1によれば、搬送機構5により郵便葉書6を搬送する
と、搬送ベルト13の押力Fが郵便葉書6の先端6aか
ら中空ローラ32に伝達される押力Fと中空ローラ32
自体の前後及び上下の揺動に起因して、小ローラ31に
遊嵌されている中空ローラ32は、この内周面32bが
小ローラ31の外周面31aに係合・案内されつつ、郵
便葉書6の厚さH分だけ搬送ベルト13から離間するよ
うに、搬送ベルト13の搬送方向C、及び搬送ベルト1
3に直交する方向Dに揺動されて、これにより、中空ロ
ーラ32と搬送ベルト13との間に通過隙間Tを形成し
て郵便葉書6を通過隙間Tに一枚毎に通過させることが
できるので、郵便葉書6に厚さのばらつきが存在して
も、正確に平状体の枚数を計数(カウント)することが
でき、また、郵便葉書6の厚さHが変わるたびに、郵便
葉書6の厚さHに通過隙間Tを変更させるという手間も
なくなる。
【0028】また、小ローラ31が、搬送機構5の搬送
ベルト13からの所定間隔Iを調整する間隔調整機構4
0を兼ね備えているので、この間隔調整機構40で間隔
Iを調整することで、郵便葉書6の種々の厚さHに対応
した枚数の計数(カウント)を実現できる。
【0029】更に、郵便葉書6を、自動調整機構30に
案内する案内機構25が設けられているので、郵便葉書
6が搬送機構5側へ変形することを防止しつつ、自動調
整機構30で自動的に形成される通過隙間Tを通過させ
ることができるので、正確に郵便葉書6の枚数を計数
(カウント)することができる。
【0030】実施例2 以下、本発明の実施例2である枚葉カウンタ装置につい
て、図7を参照して説明する。尚、本実施例2の図7に
おいて、上記実施例1の図1及び図2と同一の符号は同
一の構成を示すので、その説明は省略する。
【0031】本実施例2の枚葉カウント装置100は、
上記実施例1の枚葉カウント装置1における搬送機構5
と案内機構15の変形例を示すものである。図7におい
て、搬送機構105は、載置台4と同様な傾斜角度θを
持って連続する搬送ローラ106〜109(郵便葉書6
の巾と同じ長さを有する。)と、各搬送ローラ106〜
109を回転させる駆動モータ8とで構成されている。
この各搬送ローラ106〜109は、相互に所定間隔F
(各間隔が郵便葉書6の長さより短い間隔)を有して配
置されており、載置台4側から3つの各搬送ローラ10
6〜108には同径の伝達プーリ110〜112が、搬
出口9側の搬送ローラ109には伝達プーリ110〜1
12より小径の高速伝達プーリ113がそれぞれ設けら
れている。そして、伝達プーリ110〜112と高速伝
達プーリ113とは、各プーリ110〜113と駆動モ
ータ8の回転軸8Aに設けられた回転プーリ17との間
に懸架された伝達ベルト18で連動されている。案内機
構125は、載置台4側から2と3番目にある搬送ロー
ラ107、108間に、載置台4と同様な傾斜角度θを
有し、且つ各搬送ローラ107、108の外周面107
a、108aと一致させる高さに配置された固定スベリ
台である。
【0032】また、自動調整機構30は、搬送ローラ1
08上に配置されており、小ローラ31に遊嵌された中
空ローラ32の外周面32aが、この外周面32aに複
数枚の郵便葉書6の先端6aが当接して、この郵便葉書
6の自重と中空ローラ32の自重とで、その外周面32
aが搬送ローラ108に当接係合していると共に、その
内周面32bであって搬送ローラ108側が小ローラ3
1の外周面31aと当接係合している。
【0033】そして、本実施例2のの枚葉カウンタ装置
100における郵便葉書6の枚数の検出手順は、上記実
施例1で説明した検出手順〔上記(1)乃至(5)〕と
同様にして行われる。即ち、搬送機構105の駆動モー
タ8を駆動して、各搬送ローラ106〜109を回転さ
せると共に、搬送ローラ108で中空ローラ32を低速
回転して、載置台4上に積載された郵便葉書6のうち最
下部にある郵便葉書6から、順次、固定スベリ台125
で搬送ローラ106〜109側に折れ曲がることなく案
内しつつ、自動調整機構30で郵便葉書6の厚さHに自
動的に調整された通過隙間Tを一枚毎に通過させて、搬
送口9を通過する際に検出センサ51の検出光を遮断す
る回数を制御器52で検出し、カウント「1」、
「2」、・・・・、「n」の計数処理をして、表示盤5
3に郵便葉書6の枚数である「1」、「2」、・・・
・、「n」を表示する。
【0034】また、載置台4に積載される郵便葉書6
に、厚さHの異なる郵便葉書6が混在して場合において
も、上記実施例1と同様〔上記(2)に示すと同様〕に
して、郵便葉書6が搬送される毎に、自動調整機構30
が自動的に郵便葉書6の厚さHと同様な通過隙間Tに調
整して、郵便葉書6を一枚毎に通過させるものである。
即ち、郵便葉書6の厚さHが厚い場合には、図6に示す
ように、この郵便葉書6が搬送ローラ106〜108か
ら受ける押力Fと中空ローラ32自体の上方への移動に
より、中空ローラ32を両方向C、Dに大きく揺動させ
て通過隙間Tを大きくし、また、郵便葉書6の厚さが薄
い場合には、搬送ローラ106〜108から受ける押力
Fと中空ローラ32自体の上方への移動により、中空ロ
ーラ32を両方向C、Dに小さく揺動させて通過隙間T
を小さくするという、載置台4上に積載された各郵便葉
書6の各厚さHに応じて、自動調整機構30で通過隙間
Tを自動的に調整して郵便葉書6を一枚毎に搬送口9側
に搬送することができる。
【0035】このように、本実施例2における枚葉カウ
ント装置100によれば、上記実施例1の枚葉カウント
装置1と同様な効果を得ることができる。
【0036】尚、実施例1及び実施例2における枚葉カ
ウント装置1、100においては、平状体として郵便葉
書6の枚数を検出・計数処理する場合について説明した
が、これに限定されるものでなく、テレホンカードなど
のカード、封筒、クーポン券、支払通知書やサンプル品
等のあらゆる種類の平状体の枚数を検出する場合に適用
することができる。
【0037】また、実施例1及び実施例2においては、
小ローラ31を連動部材41に回転不能に軸支したもの
を示したが、これに限定されるものでなく、連動部材4
1に回転可能に軸支したものであってもよい。要する
に、小ローラ31を回転可能に軸支して中空ローラ32
に当接係合させて、中空ローラ32の回転に追従するよ
うに回転させることにより、郵便葉書6の一枚を通過さ
せる通過隙間Tを搬送機構5、105との間に形成する
ものである。
【0038】更に、実施例1及び実施例2における郵便
葉書6を載置台4から搬出口9に搬送する搬送機構5、
105は、これに限定されるものでなく、有効に郵便葉
書6を載置台4から搬出口9に搬送できる機構であれば
よい。
【0039】
【発明の効果】このように本発明の枚葉カウント装置に
よれば、搬送機構で搬送される平状体の厚さに応じて自
動調整機構が自動的に通過隙間を調整して、平状体を一
枚毎に通過させるようにしているので、平状体に厚さの
ばらつきが存在しても、正確に郵便葉書の枚数を計数
(カウント)することができ、また、平状体の厚さが変
わるたびに、平状体の厚さに通過隙間を変更させるとい
う手間もなくなる。
【0040】また、自動調整機構が、搬送機構から所定
間隔を有して設けられた小ローラと、小ローラの外に遊
嵌されて搬送機構に係合する中空ローラとで構成されて
いるので、搬送機構により平状体を搬送すると、搬送機
構の押力が平状体から中空ローラに伝達される押力と、
この押力による中空ローラの揺動に起因して、小ローラ
に遊嵌されている中空ローラは、小ローラに係合・案内
されつつ、平状体の厚さ分だけ搬送機構から離間するよ
うに、多方向に移動されて、これにより、中空ローラと
搬送機構との間に通過隙間を形成して平状体を通過隙間
に一枚毎に通過させることができるので、平状体に厚さ
のばらつきが存在しても、正確に平状体の枚数を計数
(カウント)することができ、また、平状体の厚さが変
わるたびに、平状体の厚さに通過隙間を変更させるとい
う手間もなくなる。
【0041】更に、小ローラが、搬送機構からの所定間
隔を調整する間隔調整機構を兼ね備えているので、この
間隔調整機構で所定間隔を調整することで、平状体の基
本厚みが、種々の厚さに変化してもそれに対応した枚数
の計数(カウント)を実現できる。
【0042】また、平状体を、自動調整機構に案内する
案内機構が設けられているので、平状体の変形を防止し
つつ、自動調整機構で形成される通過隙間を通過させる
ことができ、正確に平状体の枚数を計数(カウント)す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における枚葉カウント装置の
全体構成を示す断面側面図である。
【図2】本発明の実施例1の枚葉カウント装置における
搬送機構と自動調整機構との関係を示す要部拡大図であ
る。
【図3】本発明の実施例1の枚葉カウント装置における
平状体の枚数の検出手段を説明するための要部拡大図で
ある。
【図4】本発明の実施例1の枚葉カウント装置における
平状体の枚数の検出手段を説明するための要部拡大図で
ある。
【図5】本発明の実施例1の枚葉カウント装置における
平状体の枚数の検出手段を説明するための要部拡大図で
ある。
【図6】本発明の実施例1の枚葉カウント装置における
平状体の厚み変化に対応する状態を説明するための要部
拡大図である。
【図7】本発明の実施例2における枚葉カウント装置の
全体構成を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1、100 枚葉カウント装置 4 載置台(搬送側) 5 搬送機構 6 郵便葉書(平状体) 25 案内機構 30 自動調整機構 31 小ローラ 32 中空ローラ 40 間隔調整機構 50 検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の平状体が積載される搬入側と、 前記搬入側から前記平状体を搬出側に搬送する搬送機構
    と、 前記搬送機構で搬送される前記平状体の厚さに応じて通
    過隙間を自動的に調整して前記搬入側に積載される平状
    体を一枚毎に通過させる自動調整機構と、 前記自動調整機構から前記搬出側を通過する前記平状体
    の枚数を検出して計数処理する検出手段とを備えなるこ
    とを特徴とする枚葉カウント装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送機構が、前記搬入側から前記搬
    出側に向かって下向きに傾斜していると共に、 前記自動調整機構が、前記搬送機構から所定間隔を有し
    て軸支された小ローラと、前記小ローラの外側に遊嵌さ
    れて前記搬送機構及び当該小ローラに当接係合する中空
    ローラとで構成され、 前記中空ローラと前記搬送機構との間の前記通過隙間が
    前記中空ローラの動きで可変としたことを特徴とする請
    求項1記載の枚葉カウント装置。
  3. 【請求項3】 前記小ローラが、前記搬送機構からの前
    記所定間隔を調整する間隔調整機構を兼ね備えているこ
    とを特徴とする請求項2記載の枚葉カウント装置。
  4. 【請求項4】 前記自動調整機構を通過しようとする前
    記平状体を、下側から案内する案内機構が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2それぞれに記
    載の枚葉カウント装置。
JP12896395A 1995-04-28 1995-04-28 枚葉カウント装置 Pending JPH08305817A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102718080A (zh) * 2011-03-29 2012-10-10 新雷欧电子(深圳)有限公司 出卡装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102718080A (zh) * 2011-03-29 2012-10-10 新雷欧电子(深圳)有限公司 出卡装置

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