JPH083056A - 末梢神経障害の軽減剤 - Google Patents

末梢神経障害の軽減剤

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JPH083056A
JPH083056A JP6158205A JP15820594A JPH083056A JP H083056 A JPH083056 A JP H083056A JP 6158205 A JP6158205 A JP 6158205A JP 15820594 A JP15820594 A JP 15820594A JP H083056 A JPH083056 A JP H083056A
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JP
Japan
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antitumor
antitumor agent
peripheral neuropathy
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JP6158205A
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English (en)
Inventor
Noboru Yanaihara
昇 矢内原
Akira Arimura
章 有村
Mineaki Okada
峯明 岡田
Hisao Yokumoto
久雄 浴本
Tetsuyuki Saino
哲之 才野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】PACAP(脳下垂体アデニレートサイクラー
ゼ活性化ポリペプチド)を有効成分として含有する、薬
剤の投与により発症する末梢神経障害の軽減剤。 【効果】本物質は薬剤特に各種抗腫瘍剤によるPC12細
胞及びDRG細胞の神経突起形成障害あるいは形成され
た神経突起の障害に対し効果を示した。また、本物質は
マウスの各種抗腫瘍剤投与による末梢神経症モデルに対
して、その症状を改善する効果がみられた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬剤特にビンカアルカロ
イド、白金錯体化合物、アンスラサイクリン系抗腫瘍
剤、タキソール系抗腫瘍剤等に代表される抗腫瘍剤の投
与により発症する末梢神経障害の軽減剤に関する。
【0002】
【従来の技術】癌患者に対する各種抗腫瘍剤の投与によ
り発症する末梢神経障害は、軽度なものは四肢の痺れ感
から、重篤なものは日常生活に介護を要する四肢の麻痺
まで、多様な症状を示し、患者自身及び治療スタッフに
大きな負担となっている。現在、その機構は十分に解明
されてはおらず、これら末梢神経障害に対しては、各種
抗腫瘍剤の総投与量の制限が行われているだけで、これ
ら障害を積極的に軽減及び改善する薬剤は見当たらな
い。従って、高い抗腫瘍効果を有する薬剤の一つである
シスプラチンにおいても、この制限により本来の治療効
果をあげられない状況になっている。近年、これら末梢
神経障害に対して、神経栄養因子であるナーブグロース
ファクター(NGF)〔アフェル(S.C.Apfe
l)ら、アナルズ オブ ニューロロジィ(Ann.
Neurol.)第29巻87−90(1991)、お
よびアフェル(S.C.Apfel)ら、アナルズ オ
ブ ニューロロジィ(Ann. Neurol.)第3
1巻76−80(1992)〕、およびアドレノコルチ
コトロピックホルモン(ACTH)誘導体〔ハーマー
(F.P.T.Harmers)ら、キャンサー ケモ
セラピー アンド ファーマコロジィ(Cancer,
Chemother. Pharmacol.)第3
2巻162−166(1993)〕等のペプチドが、抗
腫瘍剤の投与により発症する末梢神経障害の改善に有効
であることが動物実験によって証明されつつあるが、医
薬品として完成されていないのが現状である。
【0003】本発明で使用されるPACAP(脳下垂体
アデニレートサイクラーゼ活性化ポリペプチド:Pit
uitary Adenylate Cyclase
Activating Polypeptide)は有
村〔特開平3−123798〕により、最初に報告され
ている。中でも38個のアミノ酸残基からなるPACA
P38はエイズウィルスのgp120表面糖蛋白により
誘発される細胞死より神経細胞を保護する作用があるこ
とが開示されている。また特開平5−194595には
該化合物がC−AMPの産生を高め、神経細胞の生存期
間の延長をする作用のあることが開示されている。しか
し、薬剤特に抗腫瘍剤投与による末梢神経障害の軽減に
ついては知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
薬剤特に抗腫瘍剤の投与により発症する末梢神経障害を
軽減するとともに、患者自身及び治療スタッフの負担を
改善し、かつ、抗腫瘍剤の治療効果を向上することを目
的とする薬剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、種々の探索と評価を行なった結果、PA
CAP例えば38個または27個のアミノ酸配列で示さ
れるPACAP38または27が、各種薬剤特に抗腫瘍
剤の投与により誘発される末梢神経障害に対して優れた
効果を示し、その軽減剤として使用しうることを見出し
た。即ち、本発明はPACAP又はその塩を有効成分と
する薬剤投与特に抗腫瘍剤投与による末梢神経障害の軽
減剤に関する。なお、本明細書において末梢神経障害の
軽減といった場合、薬剤により生ずる障害を少なくする
ことおよび生じた障害を改善することの両者を含む意味
で使用する。
【0006】本発明で使用されるPACAPとしては前
記特開平3−123798に示されるいくつかのポリペ
プチドおよび同様な作用を有するその他のポリペプチド
があげられる。例えば、代表的なものとしてPACAP
27および38があげられ、これらは前記特開平3−1
23798に開示されている。PACAP27のアミノ
酸配列は下記で示される。 His−Ser−Asp−Gly−Ile−Phe−T
hr−Asp−Ser−Tyr−Ser−Arg−Ty
r−Arg−Lys−Gln−Met−Ala−Val
−Lys−Lys−Tyr−Leu−Ala−Ala−
Val−Leu−NH2
【0007】またPACAP38のアミノ酸配列は下記
で示される。 His−Ser−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−Asp−Ser 5 −Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg−Lys−Gln−Met−Ala 10 15 −Val−Lys−Lys−Tyr−Leu−Ala−Ala−Val−Leu 20 25 −Gly−Lys−Arg−Tyr−Lys−Gln−Arg−Val−Lys 30 −Asn−Lys−NH2 PACAPの塩としては薬理学的に許容される塩であれ
ば特に制限はなく、一般的には塩酸塩、コハク酸塩、グ
ルタル酸塩、酒石酸塩等が好ましい。
【0008】末梢神経障害を引き起こす薬剤は種々知ら
れており、本発明はそれらにより引き起こされる末梢神
経障害の軽減に有効と考えられる。それらの薬剤で、現
在特に問題となっているものとして効果の比較的高い抗
腫瘍剤特にビンクリスチンなどのビンカアルカロイド系
抗腫瘍剤、シスプラチンなどの白金錯体系抗腫瘍剤、ア
ドリアマイシンなどのアドリアマイシン系抗腫瘍剤、お
よびタキソールなどのタキソール系抗腫瘍剤などがあげ
られる。
【0009】PACAPを、抗腫瘍剤の投与により発症
する末梢神経障害に対する軽減剤として用いる場合、そ
のままあるいは必要に応じ、薬理学的に許容される担
体、賦形剤、結合剤、崩壊剤、希釈剤と混合し、粉末、
顆粒、錠剤、カプセル剤、注射剤、座剤、軟膏剤、徐放
型製剤に製剤化することができる。これら製剤は経口的
または非経口的に投与することができ、主として非経口
的に、たとえば点滴静脈内あるいは皮下投与されるが、
場合によっては経口投与されてもよい。
【0010】本発明、すなわちPACAPは比較的安定
なポリペプチドであるため、生理食塩液の溶液として保
存できるが、マンニトール、ソルビトール、ブドウ糖、
ショ糖等の糖質を添加して凍結乾燥品として、使用時に
溶解することもできる。なお、配合しうる添加物は、上
記のものに限定されるものでなく、目的等に応じて、他
の添加物の使用も可能である。
【0011】本発明の各種薬剤特に抗腫瘍剤の投与によ
り発症する末梢神経障害の軽減剤は、一般的に体重1k
g当たり5〜500μgの範囲が適量である。さらに詳
述すれば、投与量は患者の疾患の程度、年令、体重また
は投与方法などによっても異なり、臨床的には各担当医
により決定されるものであるが、たとえば成人の患者に
対して注射で投与する場合、1日の投与量として体重1
kg当たり5〜1000μg程度、より好ましくは10
〜500μg 程度を、1〜3回程度で投与するのが望
ましい。
【0012】
【作用】次に本発明の試験例を挙げ、具体的に作用を示
す。 試験例1 PACAP38の各抗腫瘍剤によるPC12細胞(ラッ
ト副腎髄質褐色細胞腫)の神経線維様突起形成障害に対
する効果を検討した。
【0013】試験方法 PC12細胞を牛胎児血清10%及び馬血清10%を含
むD−MEM培地中で1×104 個/mlに調製し、コ
ラーゲン処理した96穴プレートに播種した。24時間
の前培養後、12.5ng/mlのNGFを添加し、同
時に生理食塩液または50及び500ng/mlのPA
CAP38を添加した。さらに24時間培養し、その各
プレートに0.01〜20μg/mlの各濃度(公比
2)に調製したシスプラチン、アドリアマイシン、ビン
クリスチン及びタキソールを添加した。添加後48時間
目に顕微鏡下にて各抗腫瘍剤による神経線維様突起の形
成障害に対する効果を観察した。その結果を表1に示
す。
【0014】表1中における神経線維様突起の形成障害
に対する軽減効果の程度は次の基準に従った。 −:効果なし(突起形成なし) ±:軽度の効果(各抗腫瘍剤無添加時に比べ、突起が短
く、突起形成のない細胞が混在する。) +:中等度の効果(各抗腫瘍剤無添加時に比べ、突起形
成の密度が低い) ++:著名な効果(各抗腫瘍剤無添加時と同等の突起形
成)
【0015】
【表1】
【0016】表1に示すように、PACAP38は各抗
腫瘍剤によるPC12細胞の神経線維様突起の形成障害
を改善した。 試験例2 PACAP38の各抗腫瘍剤によるPC12細胞の形成
された神経線維様突起の障害に対する効果を検討した。
【0017】試験方法 試験例1に従い前培養したPC12細胞に12.5ng
/mlのNGFを添加し、24時間培養し、神経線維様
突起を形成させた。その各プレートに0.01〜20μ
g/mlの各濃度(公比2)に調製したシスプラチン、
アドリアマイシン、ビンクリスチン及びタキソールを添
加し、同時に生理食塩液または50及び500ng/m
lのPACAP38を添加した。添加後48時間目に顕
微鏡下にて、各抗腫瘍剤による神経線維様突起の障害に
対する効果を観察した。その結果を表2に示す。
【0018】表2中における形成された神経線維様突起
に対する障害の軽減効果の程度は次の基準に従った。 −:効果なし(突起の消失) ±:軽度の効果(各抗腫瘍剤無添加時に比べ、突起が短
く、突起が消失した細胞が混在する。) +:中等度の効果(各抗腫瘍剤無添加時に比べ、突起密
度が低い) ++:著名な効果(各抗腫瘍剤無添加時と同等の突起形
成)
【0019】
【表2】
【0020】表2に示すように、PACAP38は各抗
腫瘍剤によるPC12細胞の形成された神経線維様突起
の障害を改善した。
【0021】試験例3 PACAP27及びPACAP38のビンクリスチンに
よるPC12細胞の形成された神経線維様突起の障害に
対する保護効果の濃度依存性を検討した。 試験方法 試験例1に従い前培養したPC12細胞に100ng/
mlのNGFを添加し、48時間培養し、十分に神経線
維様突起を形成させた。そのプレートに0.25〜2.
0μg/mlの各濃度(公比2)のPACAP27また
はPACAP38を添加し、更に神経線維様突起を確実
に障害する量のビンクリスチン0.1μg/mlを添加
した。添加後4日目に顕微鏡下にて、ビンクリスチンに
よる神経線維様突起の障害に対する保護効果を観察し
た。その結果を表3に示す。
【0022】表3中における形成された神経線維様突起
に対する障害の保護効果の程度は次の基準に従った。 −:効果なし(突起の消失) ±:軽度の効果(各抗腫瘍剤無添加時に比べ、突起が短
く、突起が消失した細胞が混在する。) +:中等度の効果(各抗腫瘍剤無添加時に比べ、突起密
度が低い) ++:著名な効果(各抗腫瘍剤無添加時と同等の突起形
成)
【0023】
【表3】 表3 ビンクリスチンによるPC12細胞の形成された神経線維様突起の障害に対する PACAP27及びPACAP38の保護効果 ──────────────────────────────── 薬剤濃度 /薬剤 PACAP27 PACAP38 (ng/ml) ──────────────────────────────── 250 + ± 500 + ± 1000 + + 2000 ++ + ────────────────────────────────
【0024】表3に示すように、PACAP27及びP
ACAP38はビンクリスチンによるPC12細胞の形
成された神経線維様突起の障害に対し、濃度依存的に保
護効果を示した。
【0025】試験例4 PACAP38の各抗腫瘍剤によるDRG細胞(ラット
後根節神経細胞)の神経樹状様突起の障害に対する効果
を検討した。 試験方法 3週齢の雄性SDラットより20個の神経後根節を摘出
し、コラゲナーゼ処理によりDRG細胞を得た。このD
RG細胞を50mlの牛胎児血清10%を含むL−15
培地に浮遊させ、ポリ−L−リジン処理した48穴プレ
ートに播種した。播種後、10ng/mlのNGFを添
加して3日間培養し、神経樹状様突起を形成させた。培
地交換後、その各プレートに 0.08〜10μg/m
lの各濃度(公比2)に調製したシスプラチン及びビン
クリスチンを添加し、同時に生理食塩液または50及び
500ng/mlのPACAP38を添加した。添加後
4日目に顕微鏡下にて、各抗腫瘍剤による神経樹状様突
起の障害に対する効果を観察した。その結果を表4に示
した。
【0026】表4中における形成された神経線維様突起
に対する障害の軽減効果の程度は次の基準に従った。 −:効果なし(突起の消失) +:中等度の効果(ビンクリスチン無添加時に比べ、突
起密度が低い)
【0027】
【表4】
【0028】表4に示すように、PACAP38は各抗腫
瘍剤によるDRG細胞の神経樹状様突起の障害を改善し
た。
【0029】試験例5 抗腫瘍剤投与によるマウス末梢神経症モデルに対するP
ACAP38の効果を検討した。 試験方法 6週齢の雄性CDF1マウスに6mg/kgのシスプラ
チンを週1回または1.3mg/kgのビンクリスチン
を週2回、それぞれ6週間腹腔内投与すると、各薬剤に
おける末梢神経症を誘発した。生理食塩液に溶解したP
ACAP38の0.3mg/kgを5匹ずつのマウス
に、各抗腫瘍剤の初回投与日より週3回、6週間皮下投
与した。対照群には生理食塩液を同様に投与し、投与終
了後、運動機能の指標として垂直傾斜板上の保持時間測
定(インクライン テスト:Incline Tes
t)を、知覚機能の指標として尾をフリック(flic
k)するまでの時間(テイルフリック テスト:Tai
l−flick Test)及び尾神経伝達速度を測定
した。その結果を表5に示した。
【0030】なお表5の補足説明は下記の通りである。
各測定値は平均±標準偏差で示す。*は有意差(p<
0.01)を示す。インクライン テストは各動物毎に
30秒を最高として3回試験を行い、その最大時間を測
定値とした。テイルフリック テストは各動物毎に3回
試験を行い、その合計時間を測定値とした。シスプラチ
ンは6mg/kgを週1回、6週間腹腔内投与した。ビ
ンクリスチンは1.3mg/kgを週2回、6週間腹腔
内投与した。PACAP38は0.3mg/kgを週3
回、6週間皮下投与した。
【0031】
【表5】
【0032】表5に示すように、PACAP38は各抗
腫瘍剤による尾をフリック(flick)する時間の延
長及び尾神経伝達速度の遅延を有意に改善し、知覚機能
の改善が認められた。しかしながら、運動機能の指標と
なるインクライン テスト(Incline Tes
t)には非治療群と差が見られなかった。
【0033】試験例6 アドリアマイシン投与によるマウス末梢神経症モデルに
対するPACAP38の効果を検討した。 試験方法 6週齢の雄性CDF1マウスに10mg/kgのアドリ
アマイシンを4日毎に3回、静脈内投与すると、末梢神
経症が誘発された。生理食塩液に溶解したPACAP3
8の0.1及び0.3 mg/kgをアドリアマイシン
初回投与日より2日毎に10回、5匹ずつのマウスに皮
下投与した。投与終了後より各動物の症状を神経毒性学
的に観察した。また、PACAP38の0.1mg/k
g処置群には、末梢神経症状が確認された初回投与45
日目よりPACAP38の0.3mg/kgを2日毎に
10回、再投与し、治療効果を検討した。
【0034】表6に示すように、PACAP38の0.
3mg/kg初期投与はアドリアマイシンの投与により
30〜45日目に起こる四肢の伸張、腹這い歩行、座位
の保持不能等の末梢神経症状を軽度に改善した。PAC
AP38の0.1mg/kg初期投与では、その効果が
明らかでなかったが、45日目よりPACAP38の
0.3mg/kgを再投与することにより、これら症状
が著明に改善され、末梢神経症状の改善が認められた。
【0035】
【表6】
【0036】
【発明の効果】以上の結果から、本物質は、抗腫瘍剤の
投与により発症する末梢神経障害を軽減及び改善し、悪
性腫瘍の治療効果を総合的に向上しうる薬剤として期待
できる。
【0037】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:27 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 His−Ser−Asp−Gly−Ile−Phe−T
hr−Asp−Ser−Tyr−Ser−Arg−Ty
r−Arg−Lys−Gln−Met−Ala−Val
−Lys−Lys−Tyr−Leu−Ala−Ala−
Val−Leu−NH2
【0038】配列番号:2 配列の長さ:38 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 His−Ser−Asp−Gly−Ile−Phe−Thr−Asp−Ser 5 −Tyr−Ser−Arg−Tyr−Arg−Lys−Gln−Met−Ala 10 15 −Val−Lys−Lys−Tyr−Leu−Ala−Ala−Val−Leu 20 25 −Gly−Lys−Arg−Tyr−Lys−Gln−Arg−Val−Lys 30 35 −Asn−Lys−NH2
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 33/24 AAA (72)発明者 才野 哲之 埼玉県与野市八王子5−11 14−101

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PACAP(脳下垂体アデニレートサイク
    ラーゼ活性化ポリペプチド:Pituitary Ad
    enylate Cyclase Activatin
    g Polypeptide)又はその塩を有効成分と
    する薬剤投与による末梢神経障害の軽減剤
  2. 【請求項2】薬剤が抗腫瘍剤である請求項1の末梢神経
    障害の軽減剤
  3. 【請求項3】抗腫瘍剤が白金錯体化合物である請求項2
    の末梢神経障害の軽減剤
  4. 【請求項4】抗腫瘍剤がビンカアルカロイド系抗腫瘍剤
    である請求項2の末梢神経障害の軽減剤
  5. 【請求項5】抗腫瘍剤がアンスラサイクリン系抗腫瘍剤
    である請求項2の末梢神経障害の軽減剤
  6. 【請求項6】抗腫瘍剤がタキソール系抗腫瘍剤である請
    求項2の末梢神経障害の軽減剤
  7. 【請求項7】抗腫瘍剤がシスプラチン、アドリアマイシ
    ン、ビンクリスチンおよびタキソールからなる群から選
    ばれる1種または2種以上の抗腫瘍剤である請求項2の
    末梢神経障害の軽減剤
  8. 【請求項8】PACAPがPACAP38またはPAC
    AP27である請求項1の末梢神経障害の軽減剤
JP6158205A 1994-06-17 1994-06-17 末梢神経障害の軽減剤 Pending JPH083056A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006504772A (ja) * 2002-10-29 2006-02-09 アルザ・コーポレーション 安定化された固体ポリペプチド粒子
CN102561657A (zh) * 2012-01-20 2012-07-11 东莞普隆塑胶制品有限公司 环状结构的免胶pvc止滑地砖及其制备方法
JP2014172846A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Kyushu Univ がん化学療法剤に起因する末梢神経障害予防剤及び/又は治療剤

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