JPH08305330A - 誤差拡散方法・誤差拡散装置及び中間調処理方法 - Google Patents

誤差拡散方法・誤差拡散装置及び中間調処理方法

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JPH08305330A
JPH08305330A JP8020986A JP2098696A JPH08305330A JP H08305330 A JPH08305330 A JP H08305330A JP 8020986 A JP8020986 A JP 8020986A JP 2098696 A JP2098696 A JP 2098696A JP H08305330 A JPH08305330 A JP H08305330A
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JP8020986A
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Arekusandaa Donerii Rosu
アレクサンダー ドネリー ロス
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズを含む信号を誤差拡散すると、その出
力の色値が変化する。 【解決手段】 各々が成分画素にて構成される連続画像
を誤差拡散する際、画素の各々に対して、現在の誤差拡
散値を決定し、画素に対する前の出力値方向への移動で
ある境界誤差拡散値を生成するために、現在の誤差拡散
値の各々に誤差マージンを付加する。そして、境界誤差
拡散値に最も近い可能性のある出力値を決定するために
境界誤差拡散値を使用し、最も近い可能性のある出力値
と誤差拡散値との差を周辺画素に誤差拡散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像処
理、特に誤差拡散法を使用した連続階調画像をデジタル
中間調処理する誤差拡散方法・誤差拡散装置及び中間調
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル中間調処理は、連続階調の入力
画像から中間調の出力画像を得るためにデジタル画像処
理を使用する技術であり、デジタルのカラー画像中間調
処理においては、連続階調のカラー画像が、例えば、ス
キャナにてサンプリングされ、そのサンプルがデジタル
化された後、コンピュータ装置に格納される。フルカラ
ーシステムでは、デジタル化されたサンプルあるいは画
素は、個々に2値表現された画像の色成分にて構成され
る。例えば、多くの表示装置にて使用される公知の赤、
緑、青(RGB)表色系では、デジタル化されたサンプ
ルあるいは画素は、それぞれが赤、緑、青のスキャンさ
れた色値を示す3つの2値表現にて構成される。これら
の2値表現は、その典型的な値として、各色について0
から255の範囲にあり、各色8ビット、すなわち1画
素を表現するのに24ビット構成となる。
【0003】標準的なCRT表示装置は、その画素の各
色成分についての多数の組み合わせにて各画素を表示す
る。従って、CRT表示装置では、各画素の各色成分に
対して、とり得る256の値を格納することが必要とな
る。他の出力装置、例えば、プリンタや強誘電性液晶デ
ィスプレイのような表示装置では、各出力色に対して限
定された数の色や輝度値を表示できるだけとする設計が
しばしば行なわれる。そこで、このような装置で出力表
示を行なう際には、出力画像において、出力可能な色を
適度に分散させて、マルチレベルカラー感覚を創出する
必要がある。
【0004】図1に示すように、例えば、最初の例とし
ての表示装置の各画素1は、赤、緑、青、白の色値(R
GBW)を表示でき、各色値は、完全なオン状態、ある
いは完全なオフ状態をとるとした場合、各色成分の値に
て2色の内の1色を表示でき、そのような画素にて表示
される色の総計は、2×2×2×2=16色となる。ま
た、2つ目の例としては、各画素が2色の内の1色、す
なわち黒か白のいずれかを表示できる白黒のラスター表
示装置がある。
【0005】ここで、図2を参照すると、各画素が限ら
れた数の色のみを表示できる表示部3上において、格納
された画像2を表示したい場合、画像2を表示部3に表
示できるよう変換するため、誤差拡散4のような中間調
処理を使用する必要がある。
【0006】良く知られた中間調処理に誤差拡散がある
が、誤差拡散の原型はフロイド(Floyd)とスタインバー
グ(Steinberg)にて開発され、それは、情報表示学会の
1975年シンポジウムダイジェストの技術文献197
5の35ページに、「空間グレースケールに対する適応
アルゴリズム」として発行された。
【0007】図3を参照して、最初にモノクロ画像の表
示を参考にフロイドとスタインバーグの方法を説明す
る。モノクロシステムでは、画素群7の各画素6が、黒
か白の表示をする。入力画像が255の表示レベルを有
するとした場合、オン値あるいはオフ値を表示するか否
かの決定をしなければならない。図4に示すような標準
的な誤差拡散においては、入力値が0から128の間に
あるときに、出力値として0あるいはオフが表示され、
入力値が128から255の間にあるときに、出力値と
して1あるいはオンが表示される。この標準的な誤差拡
散では、注目画素に対する誤差値eijが抽出され、この
誤差値が入力値と選択された最も近い値との差になる。
【0008】図3に示すように、この誤差値eijの部分
が、まだ出力されていない周辺画素に拡散される。この
誤差を拡散するための様々な方法が知られているが、図
3は、その方法の1つとして、誤差の2/8を画素8の
値に加え、誤差の1/8を画素9の値に加え、誤差の1
/8を画素10の値に加え、誤差の2/8を画素11の
値に加え、誤差の1/8を画素12の値に加え、そし
て、誤差の1/8を画素13の値に加える場合を示す。
これは、出力画像の数画素に誤差を散らす、つまり「拡
散」する効果を有する。誤差拡散処理の様々な形態や変
形を広範囲に渡って調査したものが、アリクニ(Ulichne
y)による「デジタル中間調処理」として、1991年に
MIT出版から標準的な教科書に出ている。
【0009】カラー出力表示に関して、フルカラー画像
の誤差拡散として最初に知られた方法は、独立して各出
力色に誤差拡散を行なうことである。それに代わるもの
として、3次元の色に誤差拡散を展開するという、より
良い方法が、一般に「ベクトル誤差拡散」として知られ
るようになり、それは、以下の論文を含むいくつかの論
文に掲載されている。 (1)「フレームバッファディスプレイのためのカラー
画像の量子化」、ポールヘックバート(Paul Heckber
t)、‘コンピュータグラフィックス’の第16巻、N
o.3、1982年7月発行の297〜304ページ (2)IBMの技術開示公報の第29巻、No.3、1
986年8月、1329〜1334ページ (3)「ベクトル誤差拡散によるカラーデジタル中間調
処理」と題した米国特許第5,070,413号、サリ
バン等(Sullivan et al.)による ベクトル誤差拡散処理では、異なる出力色値が3次元の
色空間にマッピングされる。この誤差拡散処理は、次
に、3次元の色空間において、与えられた入力値に最も
近い可能性のある出力値を探して処理を進める。そこ
で、ベクトルの差は、現在の色値と3次元感覚における
最も近い可能性のある出力色値との差として決定され
る。このベクトルの差は、次に、通常のフロイドとスタ
インバーグの方法を使って隣接画素に拡散される。図1
に示す例を参照した場合、画素1のとり得る16の色値
が、対応する3次元の値にマッピングされる。各入力画
素は、次に、最も近い3次元の値と隣接画素に拡散され
る誤差を決定するために処理される。なお、この処理
は、以降の本発明の実施の形態を参照して、さらに説明
する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
誤差拡散処理やその3次元の変形は、入力画像がビデオ
であったり、あるいは、動いたりノイズ性を有するよう
な他の形態をとるものである場合、満足な結果をもたら
さないことが分かっている。例えば、図5は、テレビ信
号を表示するために画素ごとに限られた数の色を有する
表示部3を使用した初期の構成を示す。このようなシス
テムへの1つのアプローチは、所望のテレビ信号16以
外の信号を除去するよう設計された受信部15に信号を
入れることである。そして、アナログのテレビ信号16
は、アナログ/デジタル変換部17に入力され、そこ
で、対応するデジタル形式に変換される。しかし、ここ
で生成されたデジタル信号は、それに付随する、あるレ
ベルのノイズを有している。この画像信号は、次に表示
部3に表示される前に、上述した方法にて誤差拡散部4
にて誤差拡散される。なお、テレビ信号16は、通常の
速度、例えば、毎秒32フレームでアナログ/デジタル
変換部に画像を送る。
【0011】信号16に付随するノイズは、あるフレー
ムから次のフレームにおいて、種々の画素の色値をわず
かながら変化させてしまう。このようなノイズを含む信
号が誤差拡散部4にて誤差拡散されると、この誤差拡散
処理による出力は、あるフレームから次のフレームにお
いてわずかな変化を被りやすく、これにより画素値が、
認識でき、気が散る程の速さでオン、オフすることが分
かっている。この問題は、特に、非常にゆっくり輝度が
変化する領域にて顕著であり、「閃光ノイズ(sparkling
noise)」、「ダンシングドット(dancing dots)」、
「まばたき(twinkle)」とさまざまに表現される。この
影響により、個々の画素値は素早く変わるが、全体の色
は実質的には一定となる領域が生まれる。そこで、この
問題は、ビデオ信号を表示するモノクロ及びフルカラー
両方の表示出力装置に等しく当てはまることは、当業者
には明らかである。
【0012】本発明の目的は、上記の問題を実質的に除
去できる誤差拡散方法・誤差拡散装置及び中間調処理方
法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、連続画像を誤差拡散する誤差拡散方法に
おいて、画像の不変領域における出力画素を該出力画素
の前の出力値の方へ偏らせる。
【0014】また、他の発明は、各々が成分画素にて構
成される連続画像を誤差拡散する誤差拡散方法であっ
て、前記画素の各々に対して、前記画素に対する現在の
誤差拡散値を決定する工程と、前記画素に対する前の出
力値方向への移動である境界誤差拡散値を生成するため
に、前記現在の誤差拡散値の各々に誤差マージンを付加
する工程と、前記境界誤差拡散値に最も近い可能性のあ
る出力値を決定するために該境界誤差拡散値を使用する
工程と、前記最も近い可能性のある出力値と前記誤差拡
散値の差を周辺画素に誤差拡散する工程とを備える。
【0015】他の発明は、連続画像を誤差拡散する誤差
拡散方法において、第1の周辺画素の拡散誤差値に応じ
て各画素の入力色値の誤差訂正を行なう工程と、対応す
る画素に対して前もって出力された表示可能な色値につ
いての勢力領域を拡張することで、表示可能な色値の1
あるいはそれ以上のマッピングを修正する工程と、前記
1あるいはそれ以上の修正されたマッピングより、前記
対応する画素に対する出力色値として、隣接する最も近
い表示可能な色値を選択する工程と、前記誤差訂正され
た入力色値と前記出力色値の差を第2の周辺画素に拡散
する工程とを備える。
【0016】さらに他の発明は、各々が連続画素にて構
成される連続画像を誤差拡散する誤差拡散装置におい
て、注目画素に対する前の色出力値を格納するフレーム
バッファ手段と、注目画素に対する訂正された所望の色
値を決定する訂正誤差拡散値決定手段と、前記フレーム
バッファ手段と前記訂正誤差拡散値決定手段の両方に接
続され、前記画素に対する前記前の色出力値の方向に所
定マージンで相殺して、前記訂正された所望の色値に最
も近い可能性のある出力値を決定する境界出力値決定手
段と、前記訂正誤差拡散値決定手段と前記境界出力値決
定手段の両方に接続され、前記最も近い可能性のある出
力値と前記訂正された所望の色値との差を決定し、ま
た、所定の誤差拡散法に従って、周辺画素に対する訂正
された所望の色値を形成するために、周辺画素に前記誤
差を拡散する誤差拡散手段とを備える。
【0017】さらに他の発明は、各々が複数の画素から
なる連続画像をデジタル中間調処理する中間調処理方法
において、前もって演算した周辺画素の誤差値に基づい
て注目画素の入力色値を修正する工程と、前記注目画素
の前記誤差訂正して入力した色値に従う出力色値、及び
該注目画素について前もって出力した出力色値として、
隣接する最も近い表示可能な色値を決定し、該隣接する
最も近い表示可能な色値の選択を、前もって出力した出
力色値に偏らせて行なう工程と、前記誤差訂正して入力
した色値及び前記注目画素に対する前記出力色値に従っ
て、該注目画素の周辺画素の誤差値を決定する工程とを
備える。
【0018】また、他の発明は、前記隣接する最も近い
表示可能な色値を決定する工程が、さらに、前記注目画
素に対して前もって出力した出力色値について、前記誤
差訂正して入力した色値に対して表示可能な色値の選択
を偏らせるために、マージンMにて、前の出力色値に対
する表示可能な色値のマッピングを修正する工程を備え
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態は、上
記の「閃光ノイズ」の性質を解明した結果を示すもので
あり、誤差拡散処理は、水平に3分の1の傾斜にて、
「波面」のように表示スクリーンあるいは出力装置上を
伝搬していくものと考えられ、この傾斜は、使用する個
々の誤差拡散のマスクに依存する。この波面は、図6に
モノクロムの場合が示されており、図6は、図3にその
概略が示される方法に従って、注目画素20が、その誤
差を周辺画素に拡散させる様子、また、この方法の等価
的な波面21を示す。この波面21は、その伝搬方向に
速度要素(velocity component)22を有する。
【0020】波面が一定色領域、あるいは輝度の変化の
遅い領域を動くと、拡散する誤差が蓄積する。この誤差
がある許容量に達すると、画素がオンとなり誤差が減少
する。図7は、この処理をグラフ化したもので、ここで
は誤差23が、それがしきい値24に達するまで蓄積さ
れる。誤差が蓄積される間は、対応する画素26はオフ
のままである。そして、一旦しきい値24を越えると、
画素27はオンとなる。これにより、蓄積した誤差が負
(符号29)になり、そこですぐに処理が繰り返される
(符号30)。なお、図7は、一方向かつ単一色に対す
る、この処理の簡略化した例を示すもので、この色の輝
度は低い。
【0021】図7に示すように、誤差の蓄積及び画素の
オンは、輝度の変化が遅い領域において、事実上、周期
的な様相を呈する。実際の周期は、その領域の輝度にて
決まる。しかし、この周期的な動作の‘フェーズ’は、
どちらかというと、画像におけるかなり前の事象によっ
て任意に決定される。生成された閃光ノイズは、フェー
ズの変化の結果のように見える。画像の先端におけるわ
ずかな変化により、画像全体のフェーズを変えうる連鎖
反応が開始される。このように、フェーズは非常に不安
定であり、入力信号中のノイズは避けきれないので、こ
れにより、誤差拡散処理が閃光ノイズを有する出力を生
むことになる。
【0022】この好適な実施の形態では、誤差拡散処理
のフェーズを‘固定’したり‘固める’ことで閃光ノイ
ズが実質的に減少させているので、画像の、ある部分に
おける変化が、その画像の他の部分におけるフェーズを
変化させることにはならない。これを実行する1つの方
法は、前の画素のために特定の画素に対してオンとオフ
の選択にバイアスをかけることである。この方法は、中
間調のノイズ信号が前フレームの中間調ノイズと並ぶま
で、中間調ノイズを‘引き出す’効果がある。この引き
出しにより、わずかばかり画像品質の低下がある。
【0023】図8には、モノクロの場合の安定した誤差
拡散処理の実施の形態を示している。図8の実施の形態
では、以前は128という値で安定していたしきい値
が、その画素についての前の中間調の結果に応じて変わ
る。符号32で示す最初の例では、注目画素についての
以前の結果は0であり、0と128+Mの間にある注目
画素の誤差拡散入力値は、どんなものでも出力値0、つ
まり‘オフ’にマッピングされ、128+Mと255の
間にある注目画素の誤差拡散入力値は、どんなものでも
中間調出力値1、つまり‘オン’にマッピングされる。
同様に、符号33で示される第2の例では、注目画素に
ついての以前の結果は1、つまり‘オン’であり、0と
128−Mの範囲にある注目画素の誤差拡散入力値は、
どんなものでも出力値0にマッピングされ、128−M
と255の範囲の誤差拡散入力値は、どんなものでも出
力値1にマッピングされる。
【0024】マージン値Mは、その誤差拡散処理に要求
される安定性に応じて変わる。Mの値が大きければ大き
いほど、誤差拡散処理が安定するが、それによる画像品
質の低下は大きくなる。言うまでもなく、選択されたM
の値は、本出願人にて実行された、1つの特異な実験に
おいて安定しているとされた32という値を有する入力
信号に関連する特定のノイズに依拠する。このマージン
値Mの使用は、マージンMが現在の中間調出力をその前
の中間調出力の値へ偏らせるにつれ、続けて同じ中間調
値を2回選択する確率を増加させる。
【0025】上述の安定した誤差拡散処理は、3次元の
色に拡張できる。図9は、図1に示す画素構成を有す
る、表示可能な色の近似色空間を示し、可能な画素値
が、3次元RGB色空間35に座標表示され、可能な色
出力である16個の点、例えば36にて構成される。各
点は、その画素の赤、緑、青、白成分がオンとなってい
るか否かを示す指数(RGBW)にて示される。例え
ば、点36においては、どの成分もオンしておらず、点
37では、赤を除いて、すべての色成分がオンしてい
る。
【0026】上述の従来の出版論文に示された3次元の
誤差拡散処理では、点36が、値0のRGB成分を有す
る点を示す入力空間の(0,0,0)の位置と見なさ
れ、点38は、R,G,Bの各成分が最大である点を示
す値(255,255,255)をとると見なされてい
る。この方法は、可能な入力値のすべての組み合わせに
対して適用することができる。このことは、図10に図
式的に示されており、そこでは、図9に示す出力色空間
の立方体に重ねられた入力立方体39の色空間が示され
ている。入力色空間の末端、例えば、点34のような点
についても、(R,G,B)の形式にて、対応する入力
成分画素値が示されており、点34は、赤成分として2
55、緑成分として255、青成分として0を有する。
【0027】その他の可能な出力色の組み合わせは、例
えば、点37に関しては、測色計を使用して測定し、点
36,38のような端点の出力色に対して、その測色計
での測定を比較する。これらの測定から、入力画像の入
力空間に関して、点37に対応する値が得られる。次の
ステップは、各可能な入力値に対して、最も近い可能性
のある表示できる点を得るものになる。ヘックバート
は、その論文の中でこの方法に詳細に言及しており、そ
れゆえ、ここでは繰り返さない。
【0028】しかし、例えば、断面39でマークされた
点に対応する値は、上記の技術に従って、隣接する画素
に拡散された誤差を有する出力点36にマッピングされ
る。よって、各可能な入力点に対して最も近い出力点を
決定するテーブルを作成できる。そこで、与えられた入
力点に対して最も近い出力点を探す際に参照するテーブ
ルであるルックアップテーブルを使用することで、3次
元の誤差拡散処理を実行できる。そして、最も近い出力
点が決定されると、周辺画素への拡散に使われる差、あ
るいは誤差計測値を見つけるために、相互に2点が引き
出される。この処理において、各可能な出力点は「勢力
領域(region of influence)」を有し、入力点がその領
域に入り込むと、それらの点は領域の出力点に引き込ま
れる。
【0029】3次元においては、この勢力領域は、3次
元のルックアップテーブル内において凸多角形となる。
この領域は図11に示されており、図11は、図9のA
―A線を介して見た切断面に対応するルックアップテー
ブルの断面を示している。図11では、可能な出力点、
例えば36、及びその勢力領域、例えば領域41が、2
次元の切断面として示されている。この領域41に入る
どのような誤差拡散入力値も、出力値36を表示させ、
また、2つの値の誤差を周辺画素に拡散させる。
【0030】安定した誤差拡散の原理を3次元に拡張す
る一つの方法は、連続するテーブルを格納することであ
り、各可能な前の出力値ごとに1つのテーブルがあるこ
とである。従って、ある強さの色成分を有する注目画素
に対して、その画素の前の出力値に対応するテーブル
が、上述の方法に応じて使用される。重要なことは、各
テーブルが、前の出力値領域の勢力領域を拡張するため
に、処理に当てられることである。例えば、図12〜図
19は、図11の断面に対応するテーブル内のすべての
領域に対して、この拡張処理を行なった例を示してお
り、図12では、図11に比べて、領域41が拡張され
ている。この領域は、注目画素の位置に対する前の出力
値が出力値36であるときに使用できる。同様に、図1
3においては領域42が拡張され、前の出力値が点37
における値であったときに、最適使用される。この方法
は、各テーブルに対して繰り返され、例えば、図14に
おいて領域43が拡張され、図15では領域44、図1
6では領域45が、図17では領域46が、図18では
領域47が、そして、図19では領域48が拡張され
る。なお、言うまでもなく、図12〜図19には、2次
元のみでの例を示したが、拡張処理は、実際は3次元に
おいても行なえる。
【0031】上記の方法を表示システムに組み込むため
には、前フレームの画素値を蓄積する必要がある。これ
は、コンピュータグラフィックスの分野における当業者
には公知である、フレームバッファ技術を用いることで
達成できる。
【0032】図20に、受信部15、アナログ/デジタ
ル変換部17、そして、従来より用いられているものと
同じ形態をとる表示部3を有する例としてのシステム5
0を示す。フレームバッファ51は、通常の方法にて表
示部3に表示される出力画素を格納し、これらの画素
は、安定誤差拡散部52から出力される。この安定誤差
拡散部52からの出力フォーマットは、図4に示す誤差
拡散部と同じにできる。この安定誤差拡散部52は、ア
ナログ/デジタル変換部17からの入力画素値55を読
むだけでなく、画像中の注目画素に対する前の出力値に
対応するフレームバッファ51から画素値53を読む。
上述のように、フレームバッファ51から読み出した前
画素出力は、安定誤差拡散部52の適性ルックアップテ
ーブルを決定するために使用される。そして、フレーム
バッファ51は、ダブルバッファ形式にできる。あるい
は、フレームバッファ51へ入力される画素を正しく扱
うことで、画素が表示部3に出力され、安定誤差拡散部
52に戻されるので、重複したバッファリングを回避で
きる。
【0033】図21に、図20に示す安定誤差拡散部5
2がとり得る一構成を示す。アナログ/デジタル変換部
17からRGB画素値55が入力され、訂正誤差拡散部
57にて、前もって算出した周辺誤差(後述する)をこ
れらに加えることで、最初の変換が行なわれる。訂正誤
差拡散部57は、単に、同一ラインの誤差ステージング
部58からのこれらの誤差を加え、訂正された誤差拡散
色値59は、表示可能な最も近い周辺画素を決定するの
に使用される、連続するROM参照用テーブル60への
アドレスとして出力される。テーブル60は、図8〜図
19を参照して説明した上記の方法に対応させて用意す
る。修正された誤差拡散色値59は、例えば、テーブル
60への3次元指標として使用され、それにより、出力
について16の可能な組み合わせの一つに対応する、図
1に示す画素フォーマットの出力パターンを示す、例え
ば、4ビット出力61が生成される。テーブル60の各
々からの出力61は、マルチプレクサ62の入力に供給
され、このマルチプレクサ62への制御入力は、フレー
ムバッファ51(図20)から読み込んだ前入力53よ
りなる。これらの制御入力は、出力63を選択するため
に使用されるので、所望の値の前出力を有する画素のた
めに用意されたテーブル60より、確実に出力63が引
き出されることになる。
【0034】4ビット出力63は、また、ルックアップ
テーブル64へのテーブル参照入力として使用され、こ
のルックアップテーブル64は、図1の画素1の出力色
の、あるパターンに対応する4ビット入力を、対応させ
て決定した、その画素の出力光度のRGB成分に変換す
る。RGB出力成分66は、修正された誤差拡散色値5
9とともに誤差決定部67に送られ、この誤差決定部6
7は、2つの色成分を相互に引き出して、色表示出力6
3と修正された誤差色値59との差である全体の色誤差
68を生成する。この出力68は、図3に対応させて誤
差を拡散するように構成された誤差拡散部69に送出さ
れる。言うまでもなく、本実施の形態では、図3に示す
誤差拡散とは異なる他の誤差拡散形態でもよい。
【0035】誤差蓄積部70は、次のライン及び現在の
ラインの両方に対して誤差を蓄積するものであり、この
誤差蓄積部70は、各ラインの終わりで入れ換えられる
2つのバッファにて構成される。さらに、次ラインバッ
ファは、この入換え終了後、各ラインの終わりで照準と
なる。そして、誤差拡散部69からの誤差は、蓄積部7
0内の次のラインバッファにおいて、対応する画素位置
に加えられる。同時に、次画素の誤差値が同一ラインの
誤差ステージング部58にて誤差蓄積部から読み出さ
れ、そこでは、誤差拡散部69にて誤差拡散された、対
応する前画素誤差に加算される。そこで、最終的な誤差
は、新規の訂正された誤差色値59を形成するために次
の入力画素55に加えられるよう、訂正誤差拡散部57
に出力される。
【0036】制御部71は、誤差拡散部52の様々な動
作をステージングする有限状態装置(a finite state ma
chine)にて構成され、要求される画素カウンタやライン
カウンタレジスタのようなレジスタを含む。
【0037】安定誤差拡散部52についての前述の記載
は、簡潔に説明することのみを目的としたもので、当業
者には、多くの画素が同時にその誤差を拡散できるよう
誤差拡散処理をパイプライン化することで、図21に示
す設計を実質的に最適化できることが分かる。さらに、
図19のシステムは、結果として誤差拡散部52の基本
設計を変更することになる、いかなるバンド幅限定をも
想定していない。このようなバンド幅限定を有するシス
テムの一例として、本願出願人が出願した豪州特許出願
第53112/94号の「色表示システム」を参照され
たい。
【0038】上述の方法及び装置の変形として、入力画
像及び/あるいはアナログ/デジタル変換部17のノイ
ズ特性を計測することが考えられる。アナログ/デジタ
ル変換処理では、領域が異なればノイズ特性も異なるこ
とが、しばしば発見される。例えば、画像の暗い領域が
明るい領域よりもノイズが少ないという場合がそれであ
り、このような状況では、勢力領域の拡張度合いは、色
量についてその領域において感じとれるノイズの程度に
比例するように処理できる。この拡張度合いは、使用す
る特定の表示装置と関連して実験を通して最良のものが
見い出せる。
【0039】さらに、本発明は、例えば、ビデオデータ
の表示の場合のように、誤差拡散された画像を繰り返し
表示する必要がある、限定された数の出力色を有する他
の表示装置にも展開できることは、当業者には明らかで
ある。
【0040】ここでは、本発明の一実施の形態のみを説
明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、当
業者には明らかな変形を行なうことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
3次元の色空間において誤差拡散処理を実行し、複数の
色成分の出力値を決定する際に、前の画面の出力値を参
照することにより、特に各色独立で前の出力値を参照し
て2値化のしきい値を制御するのではなく、前の画面と
同じカラー出力結果が得られるよう、出力値を決定する
ための色空間内における領域の形状を変化させることに
より、簡単かつ高速にノイズの発生を抑えたカラー画像
を得ることができる。
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術及び本実施の形態の両方に係る画素配
置の例を示す図である。
【図2】従来技術に係る誤差拡散処理を示す図である。
【図3】従来の誤差拡散処理を示す図である。
【図4】従来の誤差拡散処理の一部である、しきい値を
用いた処理を示す図である。
【図5】ビデオ信号等の誤差拡散に使用される際の従来
技術に係る誤差拡散を示す図である。
【図6】誤差拡散処理に本質的な波面を示す図である。
【図7】誤差拡散処理の周期的な性質を示す図である。
【図8】1次元における本実施の形態に係る定常誤差拡
散処理を示す図である。
【図9】3次元の色空間における、図1に示す画素配置
についての表示可能な出力色値を示す図である。
【図10】本実施の形態における入力色値から出力色値
までの好適なマッピング形態を示す図である。
【図11】図10のA―A線から見た断面に対して入力
/出力マッピング値の対応関係を示す図である。
【図12】本実施の形態の方法による処理に従う3次元
の色空間に関するマッピング値を、図11と同様の断面
に対して入力/出力する様子を示す図である。
【図13】本実施の形態の方法による処理に従う3次元
の色空間に関するマッピング値を、図11と同様の断面
に対して入力/出力する様子を示す図である。
【図14】本実施の形態の方法による処理に従う3次元
の色空間に関するマッピング値を、図11と同様の断面
に対して入力/出力する様子を示す図である。
【図15】本実施の形態の方法による処理に従う3次元
の色空間に関するマッピング値を、図11と同様の断面
に対して入力/出力する様子を示す図である。
【図16】本実施の形態の方法による処理に従う3次元
の色空間に関するマッピング値を、図11と同様の断面
に対して入力/出力する様子を示す図である。
【図17】本実施の形態の方法による処理に従う3次元
の色空間に関するマッピング値を、図11と同様の断面
に対して入力/出力する様子を示す図である。
【図18】本実施の形態の方法による処理に従う3次元
の色空間に関するマッピング値を、図11と同様の断面
に対して入力/出力する様子を示す図である。
【図19】本実施の形態の方法による処理に従う3次元
の色空間に関するマッピング値を、図11と同様の断面
に対して入力/出力する様子を示す図である。
【図20】本実施の形態の方法を実行する好適な装置と
なるよう、図5の従来装置を適合化させたものを示す図
である。
【図21】図20の誤差拡散装置の回路構成を示す図で
ある。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続画像を誤差拡散する誤差拡散方法に
    おいて、 画像の不変領域における出力画素を該出力画素の前の出
    力値の方へ偏らせることを特徴とする誤差拡散方法。
  2. 【請求項2】 各々が成分画素にて構成される連続画像
    を誤差拡散する誤差拡散方法であって、前記画素の各々
    に対して、 前記画素に対する現在の誤差拡散値を決定する工程と、 前記画素に対する前の出力値方向への移動である境界誤
    差拡散値を生成するために、前記現在の誤差拡散値の各
    々に誤差マージンを付加する工程と、 前記境界誤差拡散値に最も近い可能性のある出力値を決
    定するために該境界誤差拡散値を使用する工程と、 前記最も近い可能性のある出力値と前記誤差拡散値の差
    を周辺画素に誤差拡散する工程とを備えることを特徴と
    する誤差拡散方法。
  3. 【請求項3】 前記画素の各々は、1つ以上の色成分を
    有することを特徴とする請求項2に記載の誤差拡散方
    法。
  4. 【請求項4】 前記最も近い可能性のある出力値の決定
    は、3次元の出力空間において、前記境界誤差拡散値に
    最も近い可能性のある出力値を決定する工程からなるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の誤差拡散方法。
  5. 【請求項5】 前記誤差マージンは、実質的に前記画素
    の色成分の予測ノイズ成分に従って変化することを特徴
    とする請求項2に記載の誤差拡散方法。
  6. 【請求項6】 連続画像を誤差拡散する誤差拡散方法に
    おいて、 第1の周辺画素の拡散誤差値に応じて各画素の入力色値
    の誤差訂正を行なう工程と、 対応する画素に対して前もって出力された表示可能な色
    値についての勢力領域を拡張することで、表示可能な色
    値の1あるいはそれ以上のマッピングを修正する工程
    と、 前記1あるいはそれ以上の修正されたマッピングより、
    前記対応する画素に対する出力色値として、隣接する最
    も近い表示可能な色値を選択する工程と、 前記誤差訂正された入力色値と前記出力色値の差を第2
    の周辺画素に拡散する工程とを備えることを特徴とする
    誤差拡散方法。
  7. 【請求項7】 各々が連続画素にて構成される連続画像
    を誤差拡散する誤差拡散装置において、 注目画素に対する前の色出力値を格納するフレームバッ
    ファ手段と、 注目画素に対する訂正された所望の色値を決定する訂正
    誤差拡散値決定手段と、 前記フレームバッファ手段と前記訂正誤差拡散値決定手
    段の両方に接続され、前記画素に対する前記前の色出力
    値の方向に所定マージンで相殺して、前記訂正された所
    望の色値に最も近い可能性のある出力値を決定する境界
    出力値決定手段と、 前記訂正誤差拡散値決定手段と前記境界出力値決定手段
    の両方に接続され、前記最も近い可能性のある出力値と
    前記訂正された所望の色値との差を決定し、また、所定
    の誤差拡散法に従って、周辺画素に対する訂正された所
    望の色値を形成するために、周辺画素に前記誤差を拡散
    する誤差拡散手段とを備えることを特徴とする誤差拡散
    装置。
  8. 【請求項8】 前記所定マージンは、前記注目画素の色
    値の予測されるノイズ成分に従って実質的に変化するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の誤差拡散装置。
  9. 【請求項9】 前記境界出力値決定手段は、候補となる
    最も近い可能性のある出力値を決定するための連続した
    ルックアップテーブルと、前記画素に対する前の色出力
    値に従って、最も近い可能性のある出力値を決定するテ
    ーブル選択手段とを含むことを特徴とする請求項7ある
    いは請求項8に記載の誤差拡散装置。
  10. 【請求項10】 各々が複数の画素からなる連続画像を
    デジタル中間調処理する中間調処理方法において、 前もって演算した周辺画素の誤差値に基づいて注目画素
    の入力色値を修正する工程と、 前記注目画素の前記誤差訂正して入力した色値に従う出
    力色値、及び該注目画素について前もって出力した出力
    色値として、隣接する最も近い表示可能な色値を決定
    し、該隣接する最も近い表示可能な色値の選択を、前も
    って出力した出力色値に偏らせて行なう工程と、 前記誤差訂正して入力した色値及び前記注目画素に対す
    る前記出力色値に従って、該注目画素の周辺画素の誤差
    値を決定する工程とを備えることを特徴とする中間調処
    理方法。
  11. 【請求項11】 前記隣接する最も近い表示可能な色値
    を決定する工程は、さらに、 前記注目画素に対して前もって出力した出力色値につい
    て、前記誤差訂正して入力した色値に対して表示可能な
    色値の選択を偏らせるために、マージンMにて、前の出
    力色値に対する表示可能な色値のマッピングを修正する
    工程を備えることを特徴とする請求項10に記載の中間
    調処理方法。
  12. 【請求項12】 画像処理を行なう誤差拡散装置におい
    て、 誤差訂正された入力色値を与えるために、前もって演算
    した周辺画素の誤差値に基づいて注目画素の入力色値を
    修正する入力誤差訂正手段と、 前記入力誤差訂正手段に接続され、前記誤差訂正された
    入力色値に基づいて前記注目画素についての出力色値、
    及び該注目画素について前もって出力した出力色値を、
    該注目画素について前もって出力した出力色値に対して
    現在の出力色値に偏らせて出力するマッピング手段と前
    記マッピング手段及び前記入力誤差訂正手段に接続さ
    れ、前記誤差訂正された入力色値と前記注目画素の出力
    色値の差に基づく該注目画素の誤差を周辺画素に拡散す
    る誤差拡散手段と、 前記誤差拡散手段と前記入力誤差訂正手段に接続され、
    前記周辺画素の拡散された誤差値を格納する誤差格納手
    段とを備えることを特徴とする誤差拡散装置。
  13. 【請求項13】 前記マッピング手段は、さらに、 表示可能な色値を供給するための1つあるいはそれ以上
    のルックアップテーブルと、 前記ルックアップテーブルに接続され、前記注目画素に
    対して前もって出力した出力色値に基づいて注目画素の
    出力色値を決定する多重手段とを備えることを特徴とす
    る請求項12に記載の誤差拡散装置。
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