JPH08304718A - 内視鏡装置、内視鏡用画像処理装置、および内視鏡の制御方法 - Google Patents

内視鏡装置、内視鏡用画像処理装置、および内視鏡の制御方法

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JPH08304718A
JPH08304718A JP7242192A JP24219295A JPH08304718A JP H08304718 A JPH08304718 A JP H08304718A JP 7242192 A JP7242192 A JP 7242192A JP 24219295 A JP24219295 A JP 24219295A JP H08304718 A JPH08304718 A JP H08304718A
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image
endoscope
light
optical fiber
optical system
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JP7242192A
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English (en)
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Tomohiko Hattori
知彦 服部
Toshihisa Nakamura
寿久 中村
雅博 ▲ぬで▼島
Masahiro Nudeshima
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な内視鏡装置を提案する。 【解決手段】 互いに視差を有し分離可能な第1と第2
の画像光を伝達するイメージガイド101を有する内視
鏡と、イメージガイド101の形状に基づいて所定の係
数αを記憶するメモリ120と、第1と第2の画像光を
第1と第2の画像信号(A,B)に変換するCCD10
3とを具備し、第1と第2の画像信号に対して、前記所
定の係数に従って比例配分を行うことにより第1と第2
の画像データ(L,R)を生成する画像処理を行う内視
鏡装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単眼レンズでステ
レオ視可能な内視鏡のための画像処理装置に、その内視
鏡からの映像を例えば可視表示するまでに画像処理する
内視鏡装置に、さらには、内視鏡を制御する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ステレオファイバスコープ(立体
内視鏡)は双眼の光学レンズを用いて撮影された左右2
つのステレオ画像を、2系列の光ファイバ(イメージガ
イド)を介してステレオ映像出力装置等に伝達して、こ
れらを表示するように構成されている。しかしながら、
この場合においては、ファイバ内に双眼の光学レンズと
2系列のイメージガイドとが併設されることによって、
ステレオファイバスコープの管径が太くなる欠点を有し
ていた。
【0003】また、この欠点を解消するものとして、特
開昭57−219491号においては、双眼の光学レン
ズのそれぞれに互いに異なる偏光を生成せしめる偏光板
を設置し、これら偏光板を介して得られた2つの映像を
単一のイメージガイドで伝達するものが提案されてい
る。この特開昭57−219491号に示されたファイ
バスコープでは、光学レンズが右目用と左目用とで2つ
備えられているために、スコープの先端部が大型化し、
体腔内等のような目的部位への挿入が妨げられる点で、
上記2つのイメージガイドを有した従来のファイバスコ
ープの大型化の欠点を解消するには至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、異なる偏光によ
り1つのイメージガイド内で2つの映像を伝達すると、
その2つの映像の偏光状態はイメージガイド内で変化し
てしまうために、従来では、ガイド内を通して偏光状態
を保持する機能を有する所謂偏光保持ファイバを必要と
していた(例えば、特公平5−67931号参照)。し
かし、この偏光保持ファイバは高価に大変高価であり、
内視鏡の価格を高価なものに留め置く原因の一つであっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点を鑑み
為されたものであり、その目的は、1つの光学系を伝達
されたことにより偏光状態が変化してしまった2つの画
像光から、偏光状態の変化のない画像光に基づいた画像
データを生成することのできる内視鏡用画像処理装置を
提案することにより、内視鏡に於いて安価な例えば光フ
ァイバを使うことを可能ならしめるものである。
【0006】この目的を達成するための本発明の、互い
に視差を有し分離可能な第1と第2の画像光を伝達する
光学系を有する内視鏡のための画像処理装置は、前記第
1と第2の画像光を第1と第2の画像信号に変換する変
換手段と、前記第1と第2の画像信号に対して、所定の
係数に従って比例配分を行うことにより第1と第2の画
像データを生成する生成手段とを具備する。
【0007】2つの偏光が光学系内を通る過程で偏光面
はシフトするが、一方の偏光の偏光面がシフトすると、
他方の偏光の偏光成分を有するようになり、同じように
前記他方の偏光の偏光面がシフトすると、前記一方の偏
光の偏光成分を有するようになる。このような偏光状態
の変化は、主に、光学系の形状(例えば、長さ、曲率、
口径)や材質によって決定される。そこで、光学系の形
状に基づいて係数を決定し、第1と第2の画像信号(通
常は、CCDなどの撮像素子からの出力電気信号)に対
して、前記所定の係数に従って比例配分を行うことによ
り第1と第2の画像データを生成すると、これらの画像
データは偏光状態の変化がないであろう画像光から得た
画像信号から得た画像データに近い値を示す。従って、
この画像処理装置を用いれば、内視鏡に偏光保持ファイ
バなどの高価なものを使用しなくて済む。
【0008】本発明の他の目的は、伝達されることによ
り画像光の偏光状態の変化を許すような1つの光学系を
有する内視鏡からの2つの偏光像を精度よく分離するこ
とのできる内視鏡装置を提案するものである。この目的
を達成するための本発明の内視鏡装置は、互いに視差を
有し分離可能な第1と第2の画像光を伝達する光学系を
有する内視鏡と、前記第1と第2の画像光を第1と第2
の画像信号に変換する変換手段と、前記第1と第2の画
像信号に対して、所定の係数に従って比例配分を行うこ
とにより第1と第2の画像データを生成する生成手段と
を具備することを特徴とする。
【0009】即ち、この内視鏡装置は、偏光保持ファイ
バなどを必要としないで、安価な光学系を有する内視鏡
の2つの画像光(偏光面がずれている)から、精度よく
分離した2つの画像データを生成することができるシス
テムを提供することができる。本発明の更に他の目的
は、安価な光学系を用いた内視鏡から2つの偏光像を精
度よく分離することを可能ならしめる内視鏡の制御方法
を提案する。
【0010】この目的を達成するための本発明の、互い
に視差を有し分離可能な第1と第2の画像光を伝達する
光学系を有する内視鏡を制御する方法は、撮像素子を制
御して、前記第1と第2の画像光を第1と第2の画像信
号に変換し、前記撮像素子の変換特性と前記光学系の形
状を表す所定の係数とに基づいて、前記第1と第2の画
像信号に対して比例配分処理を行うことにより第1と第
2の画像データを生成することを特徴とする。
【0011】この制御方法によると、偏光保持ファイバ
などを必要としない安価な光学系を有する内視鏡から得
る2つの画像光は偏光面がずれているものの、その2つ
の画像光を精度よく互いに分離した2つの画像データを
生成することができる。本発明の好適な一態様に拠れ
ば、前記光学系は光ファイバを有し、前記所定の係数は
前記光ファイバの材質、径、長さの少なくとも1つの関
数として表される。2つの偏光が光学系内で偏光状態が
変化する割合を定量化することができる。
【0012】本発明の好適な一態様に拠れば、前記所定
の係数は、前記光ファイバの材質、径、長さの少なくと
も1つと前記光ファイバに外的に加わる圧力との関数と
して表される。2つの偏光が光学系内で偏光状態が変化
する割合を精度よく定量化することができる。本発明の
好適な一態様に拠れば、前記所定の係数は、前記光学系
の形状をパラメータとした関数値として前もって記憶手
段に記憶されている。比例配分処理を実行するために必
要な所定の係数を簡単に取り出せることとなり、画像デ
ータの生成を効率よく達成することができる。
【0013】本発明の好適な一態様に拠れば、前記変換
手段は、前記第1と第2の画像光を、電気信号としての
前記第1と第2の画像信号に変換する撮像素子(例え
ば、CCDなど)と、前記撮像素子からの前記第1と第
2の画像信号を、光強度を表す第1と第2の光強度デー
タに逆変換する逆変換手段とを有する。このような撮像
素子の出力(通常は電気信号)は、入力光強度と線形な
関係にはないので、第1と第2の画像信号をそのまま用
いて精度の高い比例配分処理を実行することはできない
が、前記第1と第2の画像信号を、光強度を表す第1と
第2の光強度データに逆変換することにより、所定の係
数に従って比例配分を行うことが可能になる。
【0014】本発明の好適な一態様に拠れば、前記光学
系中の第1と第2の画像光は互いに略異なる偏光性を有
する。本発明の好適な一態様に拠れば、前記第1と第2
の画像データは後の使用のために記憶される、あるいは
表示されることにより、実用性が向上する。本発明の画
像処理装置、制御方法は、いろいろな内視鏡に適用する
ことができる。
【0015】例えば、本発明の好適な一態様に拠れば、
前記内視鏡の光学系は、光ファイバと、この光ファイバ
の先端側に設けられた入光部と、前記光ファイバの基端
側に設けられた出光部とを有し、前記入光部は、光軸方
向に対する実効中心またはその近傍に設けられた1対の
偏光フィルタであって、偏光方位角が互いに異なり、前
記光軸に対して略垂直な面の左右の領域に分割して配設
された1対の偏光フィルタを有する。この内視鏡は、後
述の例えば、第5図の構成を有するものであり、1本の
ファイバ内に2つの偏光フィルタを適正に配置すること
ができる。従って、第5図の内視鏡の1対の偏光フィル
タはそれぞれ半円形状を有する。
【0016】例えば、本発明の好適な一態様に拠れば、
前記内視鏡の光学系は、光ファイバと、この光ファイバ
の先端側に設けられた入光部と、前記光ファイバの基端
側に設けられた出光部とを有し、前記出光部は、前記光
ファイバを通る2偏光像の偏光軸を時分割に回転させる
偏光軸回転手段と、その回転手段の後方に設けられた検
光子とを有する。
【0017】このような内視鏡は、例えば第6図の構成
を有する。得られる画像データは時分割されたものであ
るけれども、出光部の構成は単純化される。例えば、本
発明の好適な一態様に拠れば、前記内視鏡の光学系は、
光ファイバと、この光ファイバの先端側に設けられた入
光部と、前記光ファイバの基端側に設けられた出光部と
を有し、前記出光部は、前記光ファイバを通る2偏光像
の光路を分離するビームスプリッタと、分離された各々
の偏光像を通す、偏光方位角が互いに異なる1対の偏光
フィルタとを有する。
【0018】このような内視鏡は、例えば後述の第8図
の内視鏡であり、時間並行の2つの画像データを得るこ
とができる。例えば、本発明の好適な一態様に拠れば、
前記内視鏡の光学系は、光ファイバと、この光ファイバ
の先端側に設けられた入光部と、前記光ファイバの基端
側に設けられた出光部とを有し、前記出光部は、前記光
ファイバの出口近傍に互いに近接して設けられ、前記フ
ァイバからの2偏光像を夫々通すために偏光方位角が互
いに異なる1対の偏光フィルタを有する。
【0019】このような内視鏡は、例えば後述の第9図
の内視鏡であり、簡単な構成でありながら、時間並行の
2つの画像データを得ることができる。本発明の好適な
一態様に拠れば、前記内視鏡の光学系は、光ファイバ
と、この光ファイバの先端側に設けられた入光部と、前
記光ファイバの基端側に設けられた出光部とを有し、前
記出光部は、偏光方位角が互いに異なる第1の複数の偏
光フィルタ群と第2の複数の偏光フィルタ群とであっ
て、前記ファイバからの2偏光像を夫々通すため第1の
複数の偏光フィルタ群と第2の複数の偏光フィルタ群を
有する。
【0020】このような内視鏡は、例えば後述の第10
図の内視鏡であり、時分割の2つの画像データを得るこ
とができる。本発明の好適な一態様に拠れば、内視鏡
は、前記光学系の近傍に配設されたライトガイドを有す
る。この内視鏡は例えば第12図のようであり、照明を
確保することができる。
【0021】本発明の好適な一態様に拠れば、前記内視
鏡の光学系は、光ファイバと、この光ファイバの先端側
に設けられた入光部と、前記光ファイバの基端側に設け
られた出光部とを有し、前記出光部は、前記出光部近傍
に設けられた照明用光源と、この光源からの照明光を前
記光ファイバの前記偏光像についての出口側に導く手段
とを具備する。この内視鏡は例えば第13図あるいは第
14図のようであり。これにより、光ファイバを、双方
向性にして、被写体照明用ライトガイドと兼ねることが
できる。
【0022】本発明の好適な一態様に拠れば、前記内視
鏡の光学系は、光ファイバと、この光ファイバの先端側
に設けられた入光部と、前記光ファイバの基端側に設け
られた出光部とを有し、前記入光部の先端に映像反射部
材を更に有する。この内視鏡は、例えば第16図のよう
に構成されており、入光部先端の側面、および上下面の
観察が可能である。
【0023】また、本発明の好適な一態様に拠れば、前
記光学系は、凸レンズ、凹レンズ、フレネルレンズおよ
びセルフォックレンズのいずれか、もしくは複数のレン
ズを組み合わせたもの、などの結像材を有することが好
ましい。本発明の好適な一態様に拠れば、前記内視鏡の
光学系は、リレーレンズからなる光伝達路と、この光伝
達路の先端側に設けられた入光部と、前記光伝達路の基
端側に設けられた出光部とを有する。
【0024】本発明の好適な一態様に拠れば、前記内視
鏡の光学系の後方に一対の固体撮像素子を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の画像処理方法及び画像処理装置を適用した立体内視
鏡装置、及び画像データを生成するための制御方法を詳
細に説明する。 〈内視鏡装置の構成〉第1図は、実施例に係る内視鏡装
置(内視鏡システム)の構成を示す。本明細書に於いて
は、イメージガイドやレンズなどの光学系を含み、イメ
ージガイドの前方にある物体の画像を外部に取り出す装
置を「内視鏡」と呼び、この内視鏡から得た画像光を画
像信号(通常は電気信号)に変換したものを処理して可
視像を得る装置を内視鏡用の「画像処理装置」、さら
に、「内視鏡」と「画像処理装置」とからなるシステム
を「内視鏡装置」(あるいは内視鏡システム)と呼ぶ。
【0026】図中、101は一本の光ファイバからなる
イメージガイドである。第1図のシステムは、被験者の
体内部分200の映像をガイド101を通して体外に導
き、CRT111に表示し、そして(あるいは)レコー
ダ109にNTSCフォーマットで記憶するものであ
る。このガイド101の一端には、不図示の結像光学系
が設けられており、さらに、図示のように2つの偏光フ
ィルタ100Lと100Rとが設けられている。フィル
タ100Lと100Rとは、それぞれ、監視対象の物体
200からのX方向に偏光した光(以下、簡単のために
X偏光と呼ぶ)とY方向に偏光した光(Y方向はX方向
に対して直交しており、以下、簡単のためにY偏光と呼
ぶ)を分離してガイド101中に導く。これらの偏光は
ガイド101中を伝播して検光子102L,102Rに
到達する。検光子102L,102Rによって分離され
たX偏光(左目用映像)とY偏光(左目用映像)とはそ
れぞれCCD103L,103Rによって電気信号に変
換され、さらにA/D変換器104L,104Rによっ
てデジタル画像信号A’,B’に変換される。なお、C
CDは不図示のRGBフィルタを有し、従って、これら
のデジタル信号A’,B’はR成分,G成分,B成分を
有する。分離回路105は、ディジタル映像信号デジタ
ル信号A’,B’から、フィルタ100Lによって発生
された左目用画像信号Lと右目用画像信号Rとを互いに
分離した形で抽出する。γ補正装置106は人間の目に
適合するように信号L,Rを補正する。
【0027】画像信号L,RをCRT111で見る場合
には、この画像信号をステレオ画像制御装置110を介
してCRT111に表示する。一方、レコーダ109に
記憶する場合には、回路107によってRGB表現の
L,R信号をYIQ系に変換して回路108によってN
TSCフォーマットとする。 〈分離の原理〉前述したように、ファイバ101内で
は、X偏光である映像光LとY偏光である映像光Rとが
混在している。X偏光とY偏光とは互いに直交している
ので、本来は検光子102L,102Rによって分離可
能である筈であるが、実際には、右目用映像の偏光Xと
左目用映像の偏光Yの偏光角度がともに光ファイバ10
1中で透過中に分散するため、検光子102L,102
Rによって分離された偏光像の偏光波面はずれていく。
即ち、X偏光の偏光面がシフトして、その偏光はY偏光
成分を有するようになり、一方、Y偏光の偏光面がシフ
トして、その偏光はX偏光成分を有するようになる。そ
の結果、検光子102Lが検出した左目用画像信号中に
は右目用画像信号が混ざり、検光子102Rが検出した
右目用画像信号中には左目用画像信号が混ざってしま
う。前述の分離装置105は、純粋に右目用画像信号と
左目用画像信号とを分離するものである。
【0028】第2図は、イメージガイド101内におけ
る光の混ざり合いを模式的に表したものである。第2図
においては、偏光L(X偏光)と偏光R(Y偏光)とは
分離して描かれているが、実際には偏光Lも偏光Rも波
であるが故に「重畳」している。検光子102Lによっ
て分離された偏光をAで表し、検光子102Rによって
分離された偏光をBで表す。また、光ファイバであるガ
イド101中で光が粒子のように振る舞うと仮定して、
偏光Lの(1−α)%が偏光Rと重畳し、偏光Rの(1
−α)%が偏光Lと重畳する、即ち、イメージガイド1
01が内部を通過する光の偏光状態を維持する割合をα
とすると、A,Bは、第2図から、 A=α・R+(1−α)・L …(1) B=α・L+(1−α)・R …(2) で表されることがわかる。ただし、αは0≦α≦1、α
≠0.5であり、光ファイバであるガイド101の材
質、およびガイド101にかかる圧力P、ガイド101
太さΦ、長さLTH、コア形状等によって決定される特
性である。
【0029】αは、使用されるイメージガイド101の
材質、ガイド101太さΦ、長さLTH、コア形状が決
まれば、圧力Pの関数として前もって決定される定数で
ある。換言すれば、αは、材質、太さによって、圧力P
は、ガイド101を挿入する体腔の狭さ、ガイドの曲げ
曲率によって決まる。即ち、圧力Pは、ガイドを被験者
のどの部分の体腔に挿入するかが事前にわかれば、既知
の量である。
【0030】従って、(1),(2)式から、L,R
は、 L=A・α/(2α−1)−B・(1−α)/(2α−1) …(3) R=B・α/(2α−1)−A・(1−α)/(2α−1) …(4) と表される。ところで、A,BはCCD103L,10
3Rへの入射光であり、分離装置105が入力する信号
はCCD103L,103Rからの電気信号A’,B’
である。一般に、CCDへの入射光の強度と出力電圧と
は線形関係は成り立たない。従って、A/D変換器10
4L,104Rの出力電圧A’とB’をそのまま
(3),(4)式に適用することはできない。
【0031】第3図は、CCDへの入射光Aとその出力
電圧A’との関係を示す。この関係は既知であるので、
CCD103の出力電圧A’,B’が測定できれば、第
3図の関係に基づいて、CCD103への入射光強度
A,Bを推定することができる。分離装置105は、入
射光強度A,Bを(3),(4)式に適用して偏光Lと
偏光Rとを定量的に分離抽出する。
【0032】分離装置105は、実際には、第3図の逆
変換と(3),(4)式の演算結果を出力するROMも
しくはテーブルとすると、装置の小型化及び高速化が達
成できる。(1),(2)式の意味するところは、ガイ
ド中を透過する光の束(バンドル)φに対して、αとい
う重み付けにより偏光状態が維持される割合を定義する
と、その束は、偏光状態が維持される光の束(α・φ)
と、維持されない束(1−αφ)とに分配する事が可能
であるということである。従って、(3),(4)式に
従う演算を「重み付け差分」(あるいは比例配分)と呼
ぶ。
【0033】係数αは第1図の記憶装置120に前もっ
て記憶される。ユーザは、通常不図示のユーザインタフ
ェースを介して、ファイバの形状に関する情報(前述
の、ファイバの材質、ガイド101太さΦ、長さLT
H)を入力する。記憶装置120には、人間の体内各部
における圧力Pが記憶されている。制御装置110は、
イメージガイド101が挿入される部分に関する情報に
基づいてイメージガイド101にかかる圧力Pを推定す
る。さらに、制御装置110はこれらの値に基づいて記
憶装置120を検索して目的のαを記憶装置120から
読み出す。
【0034】一例として、イメージガイド103として
石英の光ファイバを用い、ガイド401太さΦが0.7mm
であり、ガイドの長さLTHが2mであり、圧力Pが1
atmであるときのαは0.73である。また、ファイバの材
質がPMMA、ポロスチレン、ポリカーボネードなどのプラ
スチックファイバである場合は、Φが1.0mmであり、ガ
イドの長さLTHが2mであり、圧力Pが1atmである
ときのαは0.6である。
【0035】なお、CCD103L,103Rの出力特
性は、入射する光強度の値によっては線形性を有する場
合がある。もし、偏光像の強度がCCD103の線形性
を保証する範囲内であるならば、上記逆変換は不要とな
る。次に、第1図〜第3図に示されたところの、2つの
偏光を分離する分離装置105を必要とする内視鏡につ
いて複数の例を挙げて説明する。これらの例では、内視
鏡の構成を色々と変更している。これらの内視鏡中で
は、2つの偏光が混ざりあって伝播する。従って、どの
内視鏡を用いても、分離装置105を必要とする。
【0036】なお、第1図のシステムのように、本シス
テムがCRT111などのような表示装置を有する場合
は、ユーザは本内視鏡が撮影した画像をリアルタイムで
目視できる。その場合、ユーザはCRT111上の画像
を見ながら、ダイヤルスイッチ121を操作してαの値
を変えていき、最良の立体視が得られるようにする。 〈内視鏡の構成〉…第1の例 この第1の例は、第1図のシステムに於いて、偏光フィ
ルタ102L,102Rを別個に設ける代わりに、1つ
の偏光フィルタを用い、X偏光とY偏光とを時分割で出
力する。
【0037】第4図は、第1の例に係る内視鏡のイメー
ジガイド101の対物側(物体200に近い側)の概略
構成図であり、また第5図はこのイメージガイド101
の対物側を上面から見た概略図である。第4図,第5図
に於いて、303はイメージガイド本体である。また、
302a,302bは、偏光フィルタ301を挟んで2
つに分割されたセルフォックレンズ(あるいはGRIN
レンズ)である。レンズ302のガイド101の長尺方
向の長さは、レンズ302を通した物体の像がレンズ3
02bとガイド本体303の界面304に於いて結像す
るように設定されている。偏光フィルタ301は、第4
図,第5図に示すように、2つに分割され、その各々を
301L,301Rとする。2つのフィルタ301L,
301Rの偏光方位角は互いに直交している。便宜上、
これらの方位をX方向、Y方向とする。また、偏光フィ
ルタ301L,301Rの分割面は、ガイド101の光
軸に直交し、その光軸を含む。従って、偏光フィルタ3
01L,301Rをそれぞれ透過する光は、夫々、X偏
光,Y偏光である。即ち、フィルタ301L,301R
を夫々通過したX偏光の光学像とY偏光の光学像とは夫
々界面304に結像して、更にファイバ本体303に入
射する。
【0038】従って、ガイド本体303内に於いては、
X偏光された左目用画像光とY偏光された右目用画像光
とが混在して伝搬していく。第6図は、イメージガイド
101の第1例の、映像出力側における構成を示す概略
図である。第6図において、309は光ファイバガイド
本体303の出力面309である。入力面304(第5
図)から入力した2つの画像光はガイド本体303内を
伝播してやがて出力面309に到達する。出力面309
の後方には透明電極305a,305bが設けられ、こ
れらの透明電極305a,305bに挟まれて液晶デバ
イス306が設けられている。電極305bの後方には
検光子307が設けられている。
【0039】液晶デバイス306は、透明電極305
a,305bに印加する電圧値を制御することにより、
その偏光方位角を変えることができる。即ち、液晶デバ
イス306と透明電極305a,305bと検光子とし
ての偏光フィルタ307とは、これら電極に所定の第1
の電圧を印加するとX偏光のみを透過し、第1の電圧と
異なる所定の第2の電圧を印加するとY偏光のみを透過
するように動作する「ライトバルブ」として働く。
【0040】第7図は、上記第1の電圧と第2の電圧の
タイミングと、偏光フィルタ307からの出力光のタイ
ミングとの関係を示す図である。即ち、ステレオ画像制
御装置110(第1図)からの信号である第1の電圧と
第2の電圧を制御すると、フィルタ307からは時分割
でX偏光(左目用画像光)とY偏光(右目用画像光)と
が順次出力される。
【0041】第1の例の内視鏡では、上述したように、
時分割方式を用いるので、CCDは2つを必要とせず、
第6図に示すように、1つのCCD103で十分であ
る。第6図に於いて、308はテレビカメラであって、
内部に光学像を結像させるCCD103を有する。する
と、CCD103からは、同期信号に同期して2つの映
像信号A’とB’とが交互に出力される。
【0042】分離装置105が、この映像信号A’,
B’に基づいて分離映像信号L,Rを抽出するのは前述
した通りである。なお、第1例に於いて、セルフォック
レンズ302a,302bは通常の凸レンズやフレネル
凸レンズや複数枚で構成されたレンズでも良い。また、
本発明の趣旨に反しないかぎりレンズ302a,302
bや偏光フィルタ301や光ファイバ303の位置、大
きさおよび形状は任意である。また、前記偏光フィルタ
の偏光方位角は各々直角であることが好ましいが、両者
が各々異なっていれば特に限定されるものではない。
【0043】なお、第1例のイメージガイドを用いる
と、第7図に示すように、左目用画像と右目用画像とが
交互に生成される。一方、CRT111に左目用画像と
右目用画像とを時分割で交互に表示するとちらつきが発
生して好ましくない。また、時分割の左目用画像と右目
用画像とをレコーダ101に記録すると、記録効率が落
ちる。そこで、第1例のイメージガイドを用いて得た映
像信号を時間並行に並べられた映像信号に変換するには
周知の同期装置を用いればよい。この場合、時分割信号
から時間並行信号への変換処理を、「重み付け差分」処
理の前に行っても良い。
【0044】〈内視鏡の構成〉…第2の例 第8図は、第2の例に係るイメージガイドの構成を示
す。なお、この第2の例は、第1の例のイメージガイド
の映像出力側の構成(第6図)を変えたものである。従
って、この第2例のイメージガイドの物体側先端部分の
構成については第4図,第5図をもって代用する。第1
例のイメージガイド101は時分割多重方式を用いてい
るのに対し、第2例のイメージガイドは左目用映像信号
と右目用映像信号を分離して同時に取り出す。
【0045】第8図において、映像出力面309の後方
に、プリズムまたはハーフミラー等により構成されたビ
ームスプリッター310が配設されている。ビームスプ
リッター310は、ガイド本体303からのX偏光とY
偏光との混在光を2系統に分割して、偏光フィルタ30
7Lと偏光フィルタ307Rとに向ける。第2の例に係
るイメージガイドでは、2つのテレビカメラ308L,
308Rが必要となる。左目用テレビカメラ308L
(右目用テレビカメラ308R)は、レンズ311L
(レンズ311R)と撮像面312L(撮像面312
R)とを有する。偏光フィルタ307LからのX偏光
(左目用画像)はテレビカメラ308Lの撮像面312
Lに設けられたCCD103L(第1図参照)によって
撮像される。偏光フィルタ307RからのY偏光(右目
用画像)はテレビカメラ308Rの撮像面312Rに設
けられたCCD103R(第1図参照)によって撮像さ
れる。
【0046】分離装置105は、カメラ308L,30
8Rによって撮像された映像信号に対して(3)式,
(4)式に従った「重み付け差分」演算を行う。かくし
て、第2例のイメージガイドを用いれば、時間並行に連
続する一対の(左右目用の)映像を互いに完全に分離し
た形で得ることができる。なお、第2例に於いて、ビー
ムスプリッター310が偏光像に対して偏光選択性があ
る場合は、偏光フィルタ307a、307bは不要であ
る。
【0047】この第2例によれば、時間並行に並ぶ左右
映像信号を得ることができる。もし、この時間並行映像
信号を時分割信号に変換する処理が必要な場合には、こ
の変換処理を「重み付け差分」の処理の後に施しても良
いことは言うまでもない。 〈内視鏡の構成〉…第3の例 第9図は、第3例のイメージガイドを示し、第2例の内
視鏡システムからビームスプリッタ310を省略したも
のである。
【0048】即ち、偏光フィルタ307L,307Rを
並列に配置し、ガイド本体を透過した光がフィルタ30
7L,307Rに入射するように配置する。そして、フ
ィルタ307L,307Rの夫々の後方にテレビカメラ
308Lと308Rとを配置する。このような構成にす
ることにより、ビームスプリッタを省略することができ
る。
【0049】なお、偏光フィルタ307L、307Rは
レンズ311L,311Rの前面の空間から撮像面31
2L,312Rまでのどこに配設してもよい。 〈内視鏡の構成〉…第4の例 第10図は第4例の例にかかるイメージガイドの構成を
示す。第10図の構成要素と第1例(第4図〜第6図)
の構成要素の中で、同じ番号を有するものは実質的に同
じ要素である。
【0050】この第4例は、上記の第2例のイメージガ
イド(第8図)、また第3例(第9図)のイメージガイ
ドに比して1つのテレビカメラを有する点で異なる。第
10図に於いて、テレビカメラ330の撮像面312に
は、第10図の紙面に対して垂直方向にストライプ状の
偏光フィルタ群313L,313Rとが張り付けられて
いる。偏光フィルタ群313L,313Rの各ストライ
プの、第10図の上下方向の長さは1画素分を有する。
また、偏光フィルタ群313L,313Rは互いに直交
する偏光方位角を有する。偏光フィルタ群313L,3
13Rは夫々シャッタ機能を有する。偏光フィルタ群3
13Lと偏光フィルタ群313Rの夫々のシャッタ機能
は、第11図に示したマスク信号(制御装置110から
供給される)により時分割で駆動される。従って、第1
1図に示すように、偏光フィルタ群313Lがマスクさ
れるときはY偏光が撮像面312に到達し、偏光フィル
タ群313RがマスクされるときはX偏光が撮像面31
2に到達する。かくして、第1例と同じように時分割形
式でのステレオ映像信号が得られる。
【0051】なお、第10図に示した偏光フィルタ群3
13L,313Rの貼りつけ形状はストライプ状であっ
たが、本発明はこれに限定されることなく、受像機でス
テレオ像観察可能な範囲で任意である。また、イメージ
ガイド本体303の出力面309とテレビカメラ330
との間に出力面309の映像を拡大するための光学系を
配設しても良く、各構成部材の位置、大きさおよび形状
は本発明の趣旨に反しない限り任意である。
【0052】〈内視鏡の構成〉…照明光ガイドの付加 第5例にかかるイメージガイドの改良は、主に、第1例
のイメージガイドの先端部の構造に関係する。第12図
は第5例のイメージガイドの先端部の構成を示す概略図
である。第5例において、基本的な撮像部分については
前述の第1例(第5図)と同一であるため、説明を省略
する。この第5例のイメージガイドは照明用のライトガ
イド314を有することを特徴とする。
【0053】第12図に於いて、被写体用ライトガイド
314はガイド本体303に沿って配設されている。ラ
イトガイド314が導くライトが監視部に照射されるこ
とにより、暗所でもステレオ立体視が可能である。ただ
し、ライトガイド314の大きさ形状および位置は被写
体照明の可能な範囲に於いて任意である。 〈内視鏡の構成〉…照明光用ガイドの付加 第5例(第12図)のイメージガイドは照明光のガイド
を有している点に特徴がある点で第4例と同じである
が、第4例の照明光ガイド314はイメージガイド本体
303と別個であるのに対して、これから説明する第6
例に於いては、照明光ガイドはイメージガイド本体30
3を兼ねる。
【0054】第13図に第6例イメージガイドの構成を
示す。310はハーフミラーやプリズム等等により構成
されたビームスプリッターであり、308はテレビカメ
ラ、316はメタルハライド等の光源である。光源31
6からの照明光はビームスプリッター310で反射され
てガイド本体303内に入射する。物体200(第1図
参照)で反射された光は再びガイド本体303に入射し
て、ガイド本体303内を通ってビームスプリッター3
10に到達する。ビームスプリッターを透過した偏光は
カメラ308内に入射する。
【0055】この第6例でも、前述の第1例〜第4例と
同じく、カメラ308で撮像した映像信号に対して「重
み付け差分」処理が行われる。かくして、第6例のガイ
ド本体は、イメージガイドとライトガイドを兼ねること
になる。なお、光源316はメタルハライド等の白色光
源に限定されるものではなく、赤外や紫外線領域の光源
を用いてもよく、適当な光源を選択することで被写体由
来の励起光の観察を可能にできる利点がある。
【0056】さらに、テレビカメラ308と光源316
の位置関係は第13の配置に限定されない。例えば、第
14図に示す如く、テレビカメラ308と光源316を
第13図の配置と逆にしても良い。。さらに第15図に
示す如く、光源316をカメラ308の脇に併設すれ
ば、ビームスプリッター310が不要となる。
【0057】なお、イメージガイド本体303の出力面
309における映像を拡大するためのなんらかの光学系
を、カメラ308と映像出力面309との間に配設して
も良い。 〈内視鏡の構成〉…第7例 第1例のイメージガイドはイメージガイド本体303の
長尺方向にある物体200を撮像するのに威力を発揮す
るが、ガイド101の側方にある物体を撮像することは
困難である。そこで、第7例としての第16図に示した
イメージガイドは、本体303の先端に鏡面317を有
するプリズム318を設けている。
【0058】プリズム318はガイド本体303の長尺
方向に直交する方向(即ちガイド101の側方)にある
物体の画像をとらえてレンズ302に入射させる。な
お、側方にある物体の画像をとらえるためには、必ずし
もプリズムを設ける必要はなく、単なる鏡であっても良
い。 〈内視鏡の構成〉…第8例 第1例〜第6例にかかるイメージガイドは全て光ファイ
バを用いていたが、これから説明する第8例としてのイ
メージガイドは第17図に示すように光ファイバの代わ
りにリレーレンズ319を用いる点に特徴がある。
【0059】第17図に於いて、リレーレンズ系319
が、セルフォックレンズ302の後方の、被写体が実質
的に結像するところの面に、リレーレンズ系319の入
射面が位置するよう配設せしめられている。このリレー
レンズによっても、偏光方位角が各々直角であるステレ
オ画像光を同時に映像出力側に左右目用映像として伝送
できる。
【0060】なお、該セルフォックレンズ302は通常
の凸レンズやフレネル凸レンズや複数枚で構成されたレ
ンズでも良い。また、本発明の趣旨に反しないかぎりレ
ンズ302や偏光フィルタ301やリレーレンズ系31
9の位置、大きさおよび形状は任意である。また、偏光
フィルタ301の偏光方位角は各々直角であることが望
ましいが両者が各々異なっていれば特に限定されるもの
ではない。
【0061】第8例のイメージガイドを有する内視鏡シ
ステムの映像出力側の構成は、前述の光ファイバを用い
たイメージガイドを有する内視鏡システム(例えば第2
例)の映像出力側の構成(第8図)と同じである。即
ち、前記リレーレンズ系319の映像出力面の後方に
て、左右目用のステレオ映像を分離しTVカメラで撮影
して時分割もしくは時間並行のステレオ映像信号を発生
させ、前記ステレオ映像信号を表示装置111に入力す
ることで、ステレオ画像を表示することができる。そし
て、ステレオ映像信号を表示装置111に入力するまで
の間に、2映像同士をアナログもしくはディジタル処理
による重み付け差分することにより、左右目用の映像の
完全に分離した、一対のステレオ像が得られる。なお、
リレーレンズ系319以降の各構成部材の位置、大きさ
及び形状は本発明の趣旨に反しない限り任意である。
【0062】〈内視鏡の構成〉…第9例 第18図は、第9例に係るイメージガイド101の構成
を示す。この第8実施例に特徴的なことは、光ファイバ
を用いない点である。即ち、第18図に示すように、イ
メージガイドの先端部は第1例のイメージガイドの先端
部の構造と同じである。
【0063】即ち、第9例のイメージガイドの先端部
は、光軸方向の実効中心またはその近傍に偏光方位角が
各々直角である偏光フィルタ301L,301Rと、前
記光軸に沿いこの光軸に対して垂直な面により長尺方向
の2領域に分割配設したセルフォックレンズ302とを
有する。第9例のイメージガイドの映像出力側の構成
は、プリズムを組み合わせたビームスプリッター310
と、X偏光を透過させる偏光フィルタ313Lと、Y偏
光を透過させる偏光フィルタ313Rと、偏光フィルタ
313Lを通ったX偏光の強度を検出する撮像素子32
0Lと、偏光フィルタ313Rを通ったY偏光の強度を
検出する撮像素子320Rとを有する。
【0064】第9例では、光ファイバを有さないため
に、撮像素子320L,320Rの位置は、レンズ30
2の後方の、被写体像が実質的に結像する面に置かれ
る。かくして、第9例のイメージガイド101を用いれ
ば、時分割もしくは時間並行のステレオ映像信号を発生
させることができる。前記ステレオ映像信号を表示装置
に入力するまでの間に、2映像同士をアナログもしくは
ディジタル処理による重み付け差分することにより、左
右目用の映像の完全に分離した、一対のステレオ像を得
る事ができる。
【0065】第9例のイメージガイドを変形するに際
し、本発明の趣旨に反しないかぎり、レンズ302や偏
光フィルタ301R,310Rや撮像素子20の位置、
大きさおよび形状は任意である。また、前記偏光フィル
タ301R,310Rの偏光方位角は各々直角であるこ
とが好ましいが両者が各々異なっていれば特に限定され
るものではない。なお、上述の実施例においては単光学
系においてステレオ画像の取り込みを行ったが、複数の
光学系で画像を取り込んだ後、一系列の光学伝達にて伝
達する眼底カメラに対しても用いることができるのは言
うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置、内視鏡装置、内視鏡の制御方法によれば、視差を
持った2偏光像を伝達する1系列の光伝達用光学部材
(光ファイバなど)にて得た画像から、比例配分処理
(重み付け差分処理)を用いることで精度の高い2つの
画像データを得ることができる。換言すれば、本発明の
比例配分処理(重み付け差分処理)が安価な内視鏡を用
いることを可能にする。
【0067】また、比例配分処理(重み付け差分処理)
のための係数(α)を事前に決定しさらには記憶するこ
とにより、内視鏡装置の操作性を向上することができ
る。また、本発明の画像処理によれば、色々な構成のイ
メージガイド(内視鏡)を用いることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例としての内視鏡装置(内
視鏡システム)の構成を示す図。
【図2】本発明の2つの偏光を夫々分離するための原理
を説明する図。
【図3】実施例における光電変換の原理を説明する図。
【図4】第1図の内視鏡システムに用いられる内視鏡の
第1の例の先端部の構成を示す斜視図。
【図5】第1図の内視鏡システムに用いられる内視鏡の
第1の例の先端部の構成を示す断面図。
【図6】上記第1の例の内視鏡の基端部の構成を示す
図。
【図7】第1例にかかる内視鏡のための制御信号を示す
タイミングチャート。
【図8】第1図の内視鏡システムに用いられる内視鏡の
第2の例の基端部の構成を示す図。
【図9】第1図の内視鏡システムに用いられる内視鏡の
第3の例の基端部の構成を示す図。
【図10】第1図の内視鏡システムに用いられる内視鏡
の第4の例の基端部の構成を示す図。
【図11】第4例の内視鏡のための制御信号のタイミン
グチャート。
【図12】第1図の内視鏡システムに用いられる内視鏡
に照明用ガイドを設けたものである第5の例の内視鏡の
構成を示す図。
【図13】第1図の内視鏡システムに用いられる内視鏡
のイメージガイドを、照明用ガイドとして兼用した第6
の例の内視鏡の構成を示す図。
【図14】第6例の内視鏡の第1変形例の構成を示す
図。
【図15】第6例の内視鏡の第2変形例の構成を示す
図。
【図16】第7例の内視鏡の構成を示す図。
【図17】リレーレンズ系を用いた第8例の内視鏡の構
成を示す図。
【図18】第8例の内視鏡の構成を示す図。
【符号の説明】
100 偏光フィルタ 101 イメージガイド 102 検光子 103 CCD 104 A/D 105 分離装置 106 γ補正装置 107 YIQ変換装置 108 NTSC変換装置 109 記録装置(レコーダ) 110 画像出力制御装置(コントローラ) 111 CRT(表示装置) 120 記憶装置 301 偏光フィルタ 302 セルフォックレンズ(結像光学系) 304 結像面 305 透明電極 306 液晶 307 検光子 308 テレビカメラ 309 結像面 310 ビームスプリッタ 311 結像レンズ 312 結像面 314 照明光ガイド 316 光源 318 プリズム 319 リレーレンズ系 320 撮像素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 H04N 7/18 M

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに視差を有し分離可能な第1と第2
    の画像光を伝達する光学系を有する内視鏡のための画像
    処理装置であって、 前記第1と第2の画像光を第1と第2の画像信号に変換
    する変換手段と、 前記第1と第2の画像信号に対して、所定の係数に従っ
    て比例配分を行うことにより第1と第2の画像データを
    生成する生成手段とを具備する内視鏡用画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記光学系は光ファイバを有し、 前記所定の係数は前記光ファイバの材質、径、長さの少
    なくとも1つの関数として表されることを特徴とする請
    求項1の内視鏡用画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の係数は、前記光ファイバの材
    質、径、長さの少なくとも1つと前記光ファイバに外的
    に加わる圧力との関数として表されることを特徴とする
    請求項2の内視鏡用画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の係数は、前記光学系の形状を
    パラメータとした関数値として前もって記憶手段に記憶
    されていることを特徴とする請求項1の内視鏡用画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は、前記第1と第2の画像
    光を、電気信号としての前記第1と第2の画像信号に変
    換する撮像素子を有し、 前記生成手段は、前記撮像素子からの前記第1と第2の
    画像信号を、光強度を表す第1と第2の光強度データに
    逆変換する逆変換手段と、 前記の光強度データに対して、前記所定の係数に従って
    比例配分を行う手段とを有することを特徴とする請求項
    1の内視鏡用画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記光学系中の第1と第2の画像光は互
    いに略異なる偏光性を有することを特徴とする請求項1
    の内視鏡用画像処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記第1と第2の画像データを
    記憶し、又は、表示するための手段を具備することを特
    徴とする請求項1の内視鏡用画像処理装置。
  8. 【請求項8】 互いに視差を有し分離可能な第1と第2
    の画像光を伝達する光学系を有する内視鏡と、 前記第1と第2の画像光を第1と第2の画像信号に変換
    する変換手段と、 前記第1と第2の画像信号に対して、所定の係数に従っ
    て比例配分を行うことにより第1と第2の画像データを
    生成する生成手段とを具備する内視鏡装置。
  9. 【請求項9】 前記光学系は光ファイバを有し、 前記所定の係数は前記光ファイバの材質、径、長さの少
    なくとも1つの関数として表されることを特徴とする請
    求項8の内視鏡装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の係数は、前記光ファイバの
    材質、径、長さの少なくとも1つと前記光ファイバに外
    的に加わる圧力との関数として表されることを特徴とす
    る請求項9の内視鏡装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の係数は、前記光学系の形状
    をパラメータとした関数値として前もって記憶手段に記
    憶されていることを特徴とする請求項8の内視鏡装置。
  12. 【請求項12】 前記変換手段は、前記第1と第2の画
    像光を、電気信号としての前記第1と第2の画像信号に
    変換する撮像素子を有し、 前記生成手段は、前記撮像素子からの前記第1と第2の
    画像信号を、光強度を表す第1と第2の光強度データに
    逆変換する逆変換手段と、 前記の光強度データに対して、前記所定の係数に従って
    比例配分を行う手段とを有することを特徴とする請求項
    8の内視鏡装置。
  13. 【請求項13】 前記光学系中の第1と第2の画像光は
    互いに略異なる偏光性を有することを特徴とする請求項
    8の内視鏡装置。
  14. 【請求項14】 さらに、前記第1と第2の画像データ
    を記憶し、又は、表示するための手段を具備することを
    特徴とする請求項8の内視鏡装置。
  15. 【請求項15】 前記内視鏡の光学系は、光ファイバ
    と、この光ファイバの先端側に設けられた入光部と、前
    記光ファイバの基端側に設けられた出光部とを有し、 前記入光部は、光軸方向に対する実効中心またはその近
    傍に設けられた1対の偏光フィルタであって、偏光方位
    角が互いに異なり、前記光軸に対して略垂直な面の左右
    の領域に分割して配設された1対の偏光フィルタを有す
    ることを特徴とする請求項13記載の内視鏡装置。
  16. 【請求項16】 前記1対の偏光フィルタはそれぞれ半
    円形状を有することを特徴とする請求項15に記載の内
    視鏡装置。
  17. 【請求項17】 前記内視鏡の光学系は、光ファイバ
    と、この光ファイバの先端側に設けられた入光部と、前
    記光ファイバの基端側に設けられた出光部とを有し、 前記出光部は、 前記光ファイバを通る2偏光像の偏光軸を時分割に回転
    させる偏光軸回転手段と、 その回転手段の後方に設けられた検光子とを有すること
    を特徴とする請求項13記載の内視鏡装置。
  18. 【請求項18】 前記内視鏡の光学系は、光ファイバ
    と、この光ファイバの先端側に設けられた入光部と、前
    記光ファイバの基端側に設けられた出光部とを有し、 前記出光部は、 前記光ファイバを通る2偏光像の光路を分離するビーム
    スプリッタと、 分離された各々の偏光像を通す、偏光方位角が互いに異
    なる1対の偏光フィルタとを有することを特徴とする請
    求項13記載の内視鏡装置。
  19. 【請求項19】 前記内視鏡の光学系は、光ファイバ
    と、この光ファイバの先端側に設けられた入光部と、前
    記光ファイバの基端側に設けられた出光部とを有し、 前記出光部は、前記光ファイバの出口近傍に互いに近接
    して設けられ、前記ファイバからの2偏光像を夫々通す
    ために偏光方位角が互いに異なる1対の偏光フィルタを
    有することを特徴とする請求項13記載の内視鏡装置。
  20. 【請求項20】 前記内視鏡の光学系は、光ファイバ
    と、この光ファイバの先端側に設けられた入光部と、前
    記光ファイバの基端側に設けられた出光部とを有し、 前記出光部は、偏光方位角が互いに異なる第1の複数の
    偏光フィルタ群と第2の複数の偏光フィルタ群とであっ
    て、前記ファイバからの2偏光像を夫々通すため第1の
    複数の偏光フィルタ群と第2の複数の偏光フィルタ群を
    有することを特徴とする請求項13記載の内視鏡装置。
  21. 【請求項21】 前記光学系の近傍に配設されたライト
    ガイドを有することを特徴とする請求項13記載の内視
    鏡装置。
  22. 【請求項22】 前記内視鏡の光学系は、光ファイバ
    と、この光ファイバの先端側に設けられた入光部と、前
    記光ファイバの基端側に設けられた出光部とを有し、 前記出光部は、 前記出光部近傍に設けられた照明用光源と、 この光源からの照明光を前記光ファイバの前記偏光像に
    ついての出口側に導く手段とを具備することにより、 前記光ファイバを双方向性にして、被写体照明用ライト
    ガイドとして用いることを特徴とする請求項13記載の
    内視鏡装置。
  23. 【請求項23】 前記内視鏡の光学系は、光ファイバ
    と、この光ファイバの先端側に設けられた入光部と、前
    記光ファイバの基端側に設けられた出光部とを有し、 前記入光部の先端に映像反射部材を更に有することを特
    徴とする請求項13記載の内視鏡装置。
  24. 【請求項24】 前記映像反射部材は、鏡面または鏡面
    を持つプリズムで構成されることを特徴とする請求項1
    3記載の内視鏡装置。
  25. 【請求項25】 前記光学系は結像部材を有することを
    特徴とする請求項13に記載の内視鏡装置。
  26. 【請求項26】 前記内視鏡の光学系は、リレーレンズ
    からなる光伝達路と、この光伝達路の先端側に設けられ
    た入光部と、前記光伝達路の基端側に設けられた出光部
    とを有することを特徴とする請求項13記載の内視鏡装
    置。
  27. 【請求項27】 前記内視鏡の光学系の後方に一対の固
    体撮像素子を有することを特徴とする請求項13記載の
    内視鏡装置。
  28. 【請求項28】 互いに視差を有し分離可能な第1と第
    2の画像光を伝達する光学系を有する内視鏡を制御する
    方法であって、 撮像素子を制御して、前記第1と第2の画像光を第1と
    第2の画像信号に変換し、 前記撮像素子の変換特性と前記光学系の形状を表す所定
    の係数とに基づいて、前記第1と第2の画像信号に対し
    て比例配分処理を行うことにより第1と第2の画像デー
    タを生成することを特徴とする内視鏡の制御方法。
  29. 【請求項29】 前記所定の係数は、前記光学系の幾何
    学的形状に応じた値として記憶されていることを特徴と
    する請求項28に記載の内視鏡の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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