JPH08304225A - 温度成層風洞設備の温度調節装置 - Google Patents

温度成層風洞設備の温度調節装置

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JPH08304225A
JPH08304225A JP10653395A JP10653395A JPH08304225A JP H08304225 A JPH08304225 A JP H08304225A JP 10653395 A JP10653395 A JP 10653395A JP 10653395 A JP10653395 A JP 10653395A JP H08304225 A JPH08304225 A JP H08304225A
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JP
Japan
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temperature
heat transfer
wind tunnel
chamber
measurement chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP10653395A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinari Sato
行成 佐藤
Yasuhiro Tomioka
靖博 富岡
Tatsumi Fujimoto
達見 藤本
Kiyoyuki Nagai
清之 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KAGAKU KOGYO KK
IHI Corp
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
NIPPON KAGAKU KOGYO KK
IHI Corp
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定室内の温度分布を一様に保つことがで
き、しかも安価で、温度制御上も有利な温度成層風洞設
備の温度調節装置を提供する。 【構成】 測定室4の上流側に温度成層形成部が配設さ
れ、温度成層形成部を通過して測定室4に流入する流通
風に温度成層を形成する温度成層風洞設備において、測
定室4の天井の裏側に天井壁を伝熱壁14とする独立し
た伝熱空間12を設け、この伝熱空間12の一端および
他端に温風循環器13の吸入側と吐出側をそれぞれ接続
し、温風を循環させることで伝熱壁14を通して測定室
4の温度分布の一様化を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風洞実験を行うための
温度成層風洞設備における温度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の温度成層風洞設備は、風洞の一
部に設けられた測定室の上流側に温度成層形成部を配設
し、該温度成層形成部を通過して測定室に流入する流通
風に温度成層を形成するようになっている。この場合、
測定室内では一定の温度分布(天井側が高温、床側が低
温となる温度分布)を持って風が流れるのが理想である
が、周壁(特に天井壁)への熱の逃げ等により温度分布
の均一化が難しい。
【0003】一般的には、周壁に保温材を配設して熱の
逃げを防止しているが、大型の設備の場合、保温材によ
る断熱だけでは、測定室の温度分布を一様に保つことに
限界がある。従って、熱負荷を保有する装置を配設し
て、強制的に熱の逃げを抑制する必要がある。
【0004】その手段として、一般的にはシースヒータ
を組み込んだパネルを測定室の天井に敷きつめる方式が
取られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大型の設備の
場合、シースヒータを組み込んだパネルを敷きつめる面
積が非常に大きくなるため、コスト高となる。また、ヒ
ータとパネル間に温度差による不具合が発生しやすく、
さらにヒータが高温になることで、細かい温度制御がで
きなくなるという問題がある。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、測定室内の
温度分布を一様に保つことができ、しかも安価で、温度
制御上も有利な温度成層風洞設備の温度調節装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、測定
室の上流側に温度成層形成部が配設され、該温度成層形
成部を通過して測定室に流入する流通風に温度成層を形
成する温度成層風洞設備において、前記測定室の周壁の
裏側に、該周壁を伝熱壁とする独立した伝熱空間を設
け、この伝熱空間の一端および他端に温風循環器の吸入
側と吐出側をそれぞれ接続したことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の温度成層風
洞設備の温度調節装置において、前記伝熱空間を測定室
の流路方向に複数配設し、各伝熱空間にそれぞれ温風循
環器を接続したことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、温風循環器によって伝熱
空間に温風を流すことにより、伝熱壁を通して積極的に
測定室の温度を調節することができる。従って、測定室
内の温度分布を一様に保つことができる。
【0010】請求項2の発明では、測定室の流路方向に
伝熱空間を複数配設したので、各伝熱空間毎に温度制御
することにより、測定室内を流れる空気の温度分布を、
上流側と下流側で一様に保つことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は実施例の温度調節装置の要部構成を示す
側面図、図2はその温度調節装置を含んだ温度成層風洞
設備の全体構成を示す側面図である。
【0012】まず、図2を用いて全体を説明する。この
温度成層風洞設備1は、垂直面内でループを描く回流式
の風洞2を有している。風洞2の上側水平部には送風機
3が配設され、この送風機3により、風洞2内を矢印A
方向に風が循環させられるようになっている。風洞2の
下側水平部には、風洞実験を行うための空間として測定
室4が配設され、その上流側直前には温度成層形成部5
が配設されている。そして、温度成層形成部5を通過し
て測定室4に流入する流通風に、所定の温度分布(流路
断面内での温度分布)を持つ温度成層を形成するように
なっている。
【0013】測定室4内の温度分布は、天井4a側が高
温、床4b側が低温となる分布であり、この分布を維持
するように、天井4aおよび床4bには温度調節装置1
0、11が配備されている。床4b側の温度調節装置1
1は低温側であり、ブラインとヒータを組み込んだパネ
ルによって構成されている。
【0014】天井4a側の温度調節装置10は、測定室
4の流路方向(矢印A方向)に並んだ複数のヒータユニ
ット11によって構成されている。図1はそのヒータユ
ニット11の構成の詳細を示す。
【0015】ヒータユニット11は、測定室4の天井4
aの裏側に形成された独立した伝熱空間12と、その伝
熱空間12に接続された温風循環器13とからなる。伝
熱空間12は、測定室4の天井壁(周壁の一つ)を伝熱
壁14とするもので、測定室4の流路方向の両端が仕切
壁15により塞がれ、外面側が断熱壁16により塞が
れ、それにより、ほぼ密閉されている。そして、外面側
の断熱壁16に、伝熱空間12に対する温風の出入口1
7、18が設けられている。この場合、伝熱空間12か
らの出口17が測定室4の上流側に位置する端部に開口
し、伝熱空間12への入口18が測定室4の下流側に位
置する端部に開口している。
【0016】温風循環器13は、伝熱空間12の入口1
8と出口17に両端が接続されたダクト19と、ダクト
19の上流部に配設され、吐出側を入口18、吸入側を
出口17に向けて接続されたブロア20と、このブロア
20よりも下流側のダクト17内に配設され、ブロア2
0による流通風を加熱するた電気ヒータ21とからな
る。この電気ヒータ21は、ヒータ制御部22によって
制御され、ヒータ制御部22には、伝熱空間12の入口
18付近に配したサーモセンサ23の検出信号がフィー
ドバック信号として入力されている。
【0017】このような構成のヒータユニット11で
は、ブロア20により空気が矢印Bのように循環させら
れる。そして、循環中に、電気ヒータ21で加熱された
温風の熱が、伝熱空間12を流れる間に、伝熱壁14を
通して、測定室4内の流通空気に伝わる。従って、伝熱
壁14を通して積極的に測定室4内の天井4a付近の空
気流温度を調節することができ、天井4aからの熱の逃
げを抑制して、測定室4内の温度分布を一様に保つこと
ができる。特に、天井裏に形成した伝熱空間12に温風
循環器13を接続するだけの構成であるから、構造が簡
単で、不具合が発生しにくく、安価に実現できる。ま
た、温風を積極的に循環させるようにしているから、電
気ヒータ21の温度を細かく制御することにより、温風
の温度を細かく調整することができる。従って、温度制
御上も有利となる。
【0018】また、伝熱空間12は測定室4の流路方向
に複数配設され、それぞれが独立しているから、各伝熱
空間12毎に細かく温度制御することで、測定室4内を
流れる空気の温度分布を、上流側と下流側で一様に保つ
ことができる。よって、長い測定室4内のいずれの場所
でも一定の測定環境を維持することができる。
【0019】なお、上記実施例では、ヒータユニット1
1を測定室4の天井4aにだけ設けているが、それ以外
の周壁に設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、測定室の裏側に設けた伝熱空間に温風を循環さ
せることで、測定室内の温度分布を一様に保つことがで
きる。特に、伝熱空間に温風循環器を接続するだけの構
成であるから、構造が簡単で不具合が発生しにくく、安
価に実現できる。また、温風を積極的に循環させるよう
にしているから、ヒータの温度を細かく制御すること
で、温風の温度を細かく調整することができ、温度制御
上も有利となる。
【0021】請求項2の発明によれば、伝熱空間を測定
室の流路方向に複数並べたので、測定室内の上流側と下
流側で一様な温度分布を保つことができ、長い測定室内
のいずれの場所でも一定の測定環境を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成図である。
【図2】本発明の一実施例の全体構成図である。
【符号の説明】
1 温度成層風洞設備 4 測定室 4a 天井(周壁) 5 温度成層形成部 10 温度調節装置 12 伝熱空間 13 温風循環器 14 伝熱壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 達見 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 永井 清之 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定室の上流側に温度成層形成部が配設
    され、該温度成層形成部を通過して測定室に流入する流
    通風に温度成層を形成する温度成層風洞設備において、
    前記測定室の周壁の裏側に、該周壁を伝熱壁とする独立
    した伝熱空間を設け、この伝熱空間の一端および他端に
    温風循環器の吸入側と吐出側をそれぞれ接続したことを
    特徴とする温度成層風洞設備の温度調節装置。
  2. 【請求項2】 前記伝熱空間を測定室の流路方向に複数
    配設し、各伝熱空間にそれぞれ温風循環器を接続したこ
    とを特徴とする請求項1記載の温度成層風洞設備の温度
    調節装置。
JP10653395A 1995-04-28 1995-04-28 温度成層風洞設備の温度調節装置 Pending JPH08304225A (ja)

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JP10653395A JPH08304225A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 温度成層風洞設備の温度調節装置

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JP10653395A JPH08304225A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 温度成層風洞設備の温度調節装置

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JPH08304225A true JPH08304225A (ja) 1996-11-22

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ID=14436038

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JP10653395A Pending JPH08304225A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 温度成層風洞設備の温度調節装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110290609A (zh) * 2019-06-18 2019-09-27 盾构及掘进技术国家重点实验室 一种低真空隧道模型试验的内部加热装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110290609A (zh) * 2019-06-18 2019-09-27 盾构及掘进技术国家重点实验室 一种低真空隧道模型试验的内部加热装置
CN110290609B (zh) * 2019-06-18 2021-11-16 盾构及掘进技术国家重点实验室 一种低真空隧道模型试验的内部加热装置

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Effective date: 20040224

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