JPH08303979A - クロスフィン型熱交換器 - Google Patents
クロスフィン型熱交換器Info
- Publication number
- JPH08303979A JPH08303979A JP10608095A JP10608095A JPH08303979A JP H08303979 A JPH08303979 A JP H08303979A JP 10608095 A JP10608095 A JP 10608095A JP 10608095 A JP10608095 A JP 10608095A JP H08303979 A JPH08303979 A JP H08303979A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated
- heat exchanger
- heat transfer
- type heat
- fin type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 波形フィンに対して極めて簡易な工夫を凝ら
すことにより、波形フィンを通過する通風抵抗を可及的
に低減できるようにする。 【構成】 多数平行に配置された伝熱管１と、該伝熱管
１に対して直交状態で嵌挿配置され且つ空気流通方向Ｗ
に対して直交する波形状を有する複数の波形フィン２と
を備え、前記伝熱管１の外径が前記波形フィン２の一つ
の山部２ａあるいは谷部２ｂの幅と略同等とされている
クロスフィン型熱交換器において、前記波形フィン２に
おける風上側となる前縁部２ｃを空気流通方向Ｗと平行
となしている。
すことにより、波形フィンを通過する通風抵抗を可及的
に低減できるようにする。 【構成】 多数平行に配置された伝熱管１と、該伝熱管
１に対して直交状態で嵌挿配置され且つ空気流通方向Ｗ
に対して直交する波形状を有する複数の波形フィン２と
を備え、前記伝熱管１の外径が前記波形フィン２の一つ
の山部２ａあるいは谷部２ｂの幅と略同等とされている
クロスフィン型熱交換器において、前記波形フィン２に
おける風上側となる前縁部２ｃを空気流通方向Ｗと平行
となしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、波形フィンを備えた
クロスフィン型熱交換器に関し、さらに詳しくは波形フ
ィンにおける通風抵抗の低減を図ったクロスフィン型熱
交換器に関するものである。
クロスフィン型熱交換器に関し、さらに詳しくは波形フ
ィンにおける通風抵抗の低減を図ったクロスフィン型熱
交換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】冷凍装置用の熱交換器としては、構造が
簡単で通風抵抗もあまり大きくならないところから、従
来からクロスフィンタイプのものが多用されてきてい
る。
簡単で通風抵抗もあまり大きくならないところから、従
来からクロスフィンタイプのものが多用されてきてい
る。
【０００３】この種クロスフィン型熱交換器として良く
知られているものには、図５に示すように、多数平行に
配置された伝熱管１と、該伝熱管１に対して直交状態で
嵌挿配置され且つ空気流通方向Ｗに対して直交する波形
状を有する複数の波形フィン２とを備えたものがある。
符号３はフィンカラーである。特に、伝熱管１の外径が
前記波形フィン２の一つの山部２ａあるいは谷部２ｂの
幅と略同等としたものが同一通風抵抗において熱交換能
力を最大とすることが可能なことが経験的に知られてい
る。
知られているものには、図５に示すように、多数平行に
配置された伝熱管１と、該伝熱管１に対して直交状態で
嵌挿配置され且つ空気流通方向Ｗに対して直交する波形
状を有する複数の波形フィン２とを備えたものがある。
符号３はフィンカラーである。特に、伝熱管１の外径が
前記波形フィン２の一つの山部２ａあるいは谷部２ｂの
幅と略同等としたものが同一通風抵抗において熱交換能
力を最大とすることが可能なことが経験的に知られてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した構
成のクロスフィン型熱交換器における波形フィン２の場
合、波形フィン２をプレス等により波形加工するのが通
例であるため、その前縁部２ｃおよび後縁部２ｄも空気
流通方向Ｗに対して傾斜せしめられている。そのため、
通風抵抗が平板フィンに比べて大きくなるという不具合
がある。
成のクロスフィン型熱交換器における波形フィン２の場
合、波形フィン２をプレス等により波形加工するのが通
例であるため、その前縁部２ｃおよび後縁部２ｄも空気
流通方向Ｗに対して傾斜せしめられている。そのため、
通風抵抗が平板フィンに比べて大きくなるという不具合
がある。
【０００５】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、波形フィンに対して極めて簡易な工夫を凝らすこ
とにより、波形フィンを通過する通風抵抗を可及的に低
減できるようにすることを目的とするものである。
ので、波形フィンに対して極めて簡易な工夫を凝らすこ
とにより、波形フィンを通過する通風抵抗を可及的に低
減できるようにすることを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成で
は、上記課題を解決するための手段として、多数平行に
配置された伝熱管１と、該伝熱管１に対して直交状態で
嵌挿配置され且つ空気流通方向Ｗに対して直交する波形
状を有する複数の波形フィン２とを備え、前記伝熱管１
の外径が前記波形フィン２の一つの山部２ａあるいは谷
部２ｂの幅と略同等とされているクロスフィン型熱交換
器において、前記波形フィン２における風上側となる前
縁部２ｃを空気流通方向Ｗと平行となしている。
は、上記課題を解決するための手段として、多数平行に
配置された伝熱管１と、該伝熱管１に対して直交状態で
嵌挿配置され且つ空気流通方向Ｗに対して直交する波形
状を有する複数の波形フィン２とを備え、前記伝熱管１
の外径が前記波形フィン２の一つの山部２ａあるいは谷
部２ｂの幅と略同等とされているクロスフィン型熱交換
器において、前記波形フィン２における風上側となる前
縁部２ｃを空気流通方向Ｗと平行となしている。
【０００７】本願発明の基本構成において、前記波形フ
ィン２における風下側となる後縁部２ｄを空気流通方向
Ｗと平行となすのが風下側における通風抵抗の低減をも
図り得る点で好ましい。
ィン２における風下側となる後縁部２ｄを空気流通方向
Ｗと平行となすのが風下側における通風抵抗の低減をも
図り得る点で好ましい。
【０００８】
【作用】本願発明では、上記手段によって次のような作
用が得られる。
用が得られる。
【０００９】即ち、クロスフィン型熱交換器における風
上側に流入する空気流Ｗが、空気流Ｗの流通方向と平行
な前縁部２ｃの間に形成される流通空間を流れることと
なり、通風抵抗が大幅に低減する。なお、熱交換量はほ
ぼ同等である。
上側に流入する空気流Ｗが、空気流Ｗの流通方向と平行
な前縁部２ｃの間に形成される流通空間を流れることと
なり、通風抵抗が大幅に低減する。なお、熱交換量はほ
ぼ同等である。
【００１０】本願発明の基本構成において、前記波形フ
ィン２における風下側となる後縁部２ｄを空気流通方向
Ｗと平行となした場合、クロスフィン型熱交換器の風下
側から吹き出される空気流Ｗがこれと平行な波形フィン
後縁部２ｄにガイドされるところから、風下側での通風
抵抗低減（例えば、送風機への流入空気流方向の改善に
よる通風抵抗低減）も図れることとなる。
ィン２における風下側となる後縁部２ｄを空気流通方向
Ｗと平行となした場合、クロスフィン型熱交換器の風下
側から吹き出される空気流Ｗがこれと平行な波形フィン
後縁部２ｄにガイドされるところから、風下側での通風
抵抗低減（例えば、送風機への流入空気流方向の改善に
よる通風抵抗低減）も図れることとなる。
【００１１】
【発明の効果】本願発明によれば、多数平行に配置され
た伝熱管１と、該伝熱管１に対して直交状態で嵌挿配置
され且つ空気流通方向Ｗに対して直交する波形状を有す
る複数の波形フィン２とを備え、前記伝熱管１の外径が
前記波形フィン２の一つの山部２ａあるいは谷部２ｂの
幅と略同等とされているクロスフィン型熱交換器におい
て、前記波形フィン２における風上側となる前縁部２ｃ
を空気流通方向Ｗと平行となして、クロスフィン型熱交
換器における風上側に流入する空気流Ｗが、空気流Ｗの
流通方向と平行な前縁部２ｃの間に形成される流通空間
を流れるようにしたので、十分な熱交換量を確保しつ
つ、通風抵抗を大幅に低減できるという優れた効果があ
る。また、前縁部２ｃにおける着霜特性が改善されると
ころから、蒸発器として使用した場合のデフロスト運転
開始時間を遅らせることも可能となる。
た伝熱管１と、該伝熱管１に対して直交状態で嵌挿配置
され且つ空気流通方向Ｗに対して直交する波形状を有す
る複数の波形フィン２とを備え、前記伝熱管１の外径が
前記波形フィン２の一つの山部２ａあるいは谷部２ｂの
幅と略同等とされているクロスフィン型熱交換器におい
て、前記波形フィン２における風上側となる前縁部２ｃ
を空気流通方向Ｗと平行となして、クロスフィン型熱交
換器における風上側に流入する空気流Ｗが、空気流Ｗの
流通方向と平行な前縁部２ｃの間に形成される流通空間
を流れるようにしたので、十分な熱交換量を確保しつ
つ、通風抵抗を大幅に低減できるという優れた効果があ
る。また、前縁部２ｃにおける着霜特性が改善されると
ころから、蒸発器として使用した場合のデフロスト運転
開始時間を遅らせることも可能となる。
【００１２】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。
適な実施例を説明する。
【００１３】本実施例のクロスフィン型熱交換器は、図
１および図２に示すように、多数平行に配置された伝熱
管１と、該伝熱管１に対して直交状態で嵌挿配置され且
つ空気流通方向Ｗに対して直交する波形状を有する複数
の波形フィン２とを備えて構成されており、前記伝熱管
１の外径は前記波形フィン２の一つの山部２ａあるいは
谷部２ｂの幅と略同等とされている。このような構成と
したことにより、同一通風抵抗において熱交換能力を最
大とすることが可能となっている。符号３はフィンカラ
ーである。
１および図２に示すように、多数平行に配置された伝熱
管１と、該伝熱管１に対して直交状態で嵌挿配置され且
つ空気流通方向Ｗに対して直交する波形状を有する複数
の波形フィン２とを備えて構成されており、前記伝熱管
１の外径は前記波形フィン２の一つの山部２ａあるいは
谷部２ｂの幅と略同等とされている。このような構成と
したことにより、同一通風抵抗において熱交換能力を最
大とすることが可能となっている。符号３はフィンカラ
ーである。
【００１４】しかして、本実施例においては、前記波形
フィン２における風上側および風下側となる前縁部２ｃ
および後縁部２ｄは、空気流通方向Ｗと平行とされてい
る。
フィン２における風上側および風下側となる前縁部２ｃ
および後縁部２ｄは、空気流通方向Ｗと平行とされてい
る。
【００１５】上記のように構成したことにより、本実施
例においては、クロスフィン型熱交換器における風上側
に流入する空気流Ｗが、空気流Ｗの流通方向と平行な前
縁部２ｃの間に形成される流通空間を流れることとな
り、十分な熱交換量を確保しつつ、通風抵抗を大幅に低
減することができる。また、前縁部２ｃにおける着霜特
性が改善されるところから、蒸発器として使用した場合
のデフロスト運転開始時間を遅らせることも可能とな
る。しかも、本実施例の場合、前記波形フィン２におけ
る風下側となる後縁部２ｄも空気流通方向Ｗと平行とな
しているため、クロスフィン型熱交換器の風下側から吹
き出される空気流Ｗがこれと平行な波形フィン後縁部２
ｄにガイドされることとなり、風下側での通風抵抗低減
（例えば、送風機への流入空気流方向の改善による通風
抵抗低減）も図れる。
例においては、クロスフィン型熱交換器における風上側
に流入する空気流Ｗが、空気流Ｗの流通方向と平行な前
縁部２ｃの間に形成される流通空間を流れることとな
り、十分な熱交換量を確保しつつ、通風抵抗を大幅に低
減することができる。また、前縁部２ｃにおける着霜特
性が改善されるところから、蒸発器として使用した場合
のデフロスト運転開始時間を遅らせることも可能とな
る。しかも、本実施例の場合、前記波形フィン２におけ
る風下側となる後縁部２ｄも空気流通方向Ｗと平行とな
しているため、クロスフィン型熱交換器の風下側から吹
き出される空気流Ｗがこれと平行な波形フィン後縁部２
ｄにガイドされることとなり、風下側での通風抵抗低減
（例えば、送風機への流入空気流方向の改善による通風
抵抗低減）も図れる。
【００１６】ちなみに、本実施例のクロスフィン型熱交
換器を空気調和機の蒸発器として使用した場合につい
て、着霜特性とファン特性とを調べたところ、図３およ
び図４に示す結果が得られた。これによれば、本実施例
のもの（実線図示）は従来例のもの（点線図示）に比べ
て暖房時間が延長される（例えば、５分間）。また、通
風抵抗については、符号Ｙで示す従来例のものに比べて
符号Ｘで示す本実施例のものが低減（例えば、５％）さ
れている。
換器を空気調和機の蒸発器として使用した場合につい
て、着霜特性とファン特性とを調べたところ、図３およ
び図４に示す結果が得られた。これによれば、本実施例
のもの（実線図示）は従来例のもの（点線図示）に比べ
て暖房時間が延長される（例えば、５分間）。また、通
風抵抗については、符号Ｙで示す従来例のものに比べて
符号Ｘで示す本実施例のものが低減（例えば、５％）さ
れている。
【００１７】なお、波形フィンにはスリットあるいはル
ーバ等の切り起こし片を形成する場合もあり、その場合
には伝熱特性の向上が得られる。
ーバ等の切り起こし片を形成する場合もあり、その場合
には伝熱特性の向上が得られる。
【００１８】本願発明は、上記実施例の構成に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において
適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図１】本願発明の実施例にかかるクロスフィン型熱交
換器の要部を示す斜視図である。
換器の要部を示す斜視図である。
【図２】本願発明の実施例にかかるクロスフィン型熱交
換器の要部を示す断面図である。
換器の要部を示す断面図である。
【図３】本願発明の実施例と従来例とにおける着霜特性
を比較した特性図である。
を比較した特性図である。
【図４】本願発明の実施例と従来例とにおけるファン特
性を比較したファン特性図である。
性を比較したファン特性図である。
【図５】従来公知のクロスフィン型熱交換器の要部を示
す斜視図である。
す斜視図である。
１は伝熱管、２は波形フィン、２ａは山部、２ｂは谷
部、２ｃは前縁部、２ｄは後縁部、Ｗは空気流通方向。
部、２ｃは前縁部、２ｄは後縁部、Ｗは空気流通方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜 冠南 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 川端 克宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内
Claims (2)
- 【請求項１】 多数平行に配置された伝熱管（１）と、
該伝熱管（１）に対して直交状態で嵌挿配置され且つ空
気流通方向（Ｗ）に対して直交する波形状を有する複数
の波形フィン（２）とを備え、前記伝熱管（１）の外径
が前記波形フィン（２）の一つの山部（２ａ）あるいは
谷部（２ｂ）の幅と略同等とされているクロスフィン型
熱交換器であって、前記波形フィン（２）における風上
側となる前縁部（２ｃ）は空気流通方向Ｗと平行とされ
ていることを特徴とするクロスフィン型熱交換器。 - 【請求項２】 前記波形フィン（２）における風下側と
なる後縁部（２ｄ）は空気流通方向（Ｗ）と平行とされ
ていることを特徴とする前記請求項１記載のクロスフィ
ン型熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10608095A JPH08303979A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | クロスフィン型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10608095A JPH08303979A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | クロスフィン型熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08303979A true JPH08303979A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14424606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10608095A Pending JPH08303979A (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | クロスフィン型熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08303979A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008128569A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | フィンアンドチューブ型熱交換器 |
| CN102183166A (zh) * | 2011-04-25 | 2011-09-14 | 福建龙净环保股份有限公司 | 换热管和烟气换热器 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10608095A patent/JPH08303979A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008128569A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | フィンアンドチューブ型熱交換器 |
| CN102183166A (zh) * | 2011-04-25 | 2011-09-14 | 福建龙净环保股份有限公司 | 换热管和烟气换热器 |
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