JPH08303810A - 放射熱利用冷房装置 - Google Patents

放射熱利用冷房装置

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Publication number
JPH08303810A
JPH08303810A JP7105878A JP10587895A JPH08303810A JP H08303810 A JPH08303810 A JP H08303810A JP 7105878 A JP7105878 A JP 7105878A JP 10587895 A JP10587895 A JP 10587895A JP H08303810 A JPH08303810 A JP H08303810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
exchange plate
heat exchange
cooling
conversion element
Prior art date
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Pending
Application number
JP7105878A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Oguma
熊 富 雄 小
Toshikazu Hayashi
利 和 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射式の冷房装置であって、冷房効果が高く
且つ除湿もできる冷房装置の提供を目的とする。 【構成】 熱源Aに対向している側の面は、熱源に対し
て表面積が大となるように略湾曲形状を呈した熱交換板
10と、吸熱面が熱交換板に熱接触する熱電変換素子2
2と、熱電変換素子の放熱面に熱接触する放熱手段23
と、熱交換板の少なくとも最も低くなる部位に設けられ
熱交換板に結露した水滴を排出する排水手段12とを備
えたことを特徴とする放射熱利用冷房装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射熱利用冷房装置に
関し、トイレ等の小空間の冷房装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、トイレ等の小空間を冷房する
ための冷房装置としては、1994年に株式会社富士通
ゼネラルより発売された商品「マイティー・コンパク
ト」シリーズの総合カタログに開示されるような、一般
的な冷房装置を設置すれば良い。
【0003】これは、室内の空気を室内機内に配設され
た熱交換器に通し、熱交換器にて冷却された空気をファ
ンにて再び室内に送り出すものである。
【0004】このような一般的な冷房装置は、冷房の際
には室外機のコンプレッサにて媒体ガス(フロンガスや
その代替ガス)を減圧することにより媒体ガスの温度を
低下させ、低温化した媒体ガスを室内機の熱交換器に送
り、熱交換器にて空気を冷却するものであり、装置が大
型で、且つ電気代等のランニングコストが高いものであ
る。
【0005】このようなことから、特開平5−1643
42号公報に開示される放射冷却パネルが知られてい
る。これは、冷却・暖房パネル(即ち熱交換板)の裏面
に熱電変換素子を付設し、この熱電変換素子のペルチェ
効果によって熱交換板に結露水を生じさせることなく熱
交換板の表面を結露点以下の温度にまで設定しするもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来技
術では、熱交換板の表面温度を結露点以下に設定するこ
とにより結露を防止し、冷却効果を高めようとしている
が、この装置によると、例えば室温と結露点との差が小
さいようなときには、熱交換板の表面温度を余り低くす
ることができず特に顕著な効果を奏することができない
ものであった。
【0007】一方、室内の人が冷涼感を得るには、除湿
も行ったほうがよい。しかしながら、上記従来技術で
は、熱交換板の表面温度を結露点以下に設定しているた
めに、室内の除湿を行うことができないものである。こ
のため、除湿装置を別に設けなければならないという問
題がある。
【0008】本発明は、放射式の冷房装置であって、冷
房効果が高く且つ除湿もできる冷房装置の提供を技術的
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、熱源に対向している側の面は、熱源に対して表面積
が大となるように略湾曲形状を呈した熱交換板と、吸熱
面が熱交換板に熱接触する熱電変換素子と、熱電変換素
子の放熱面に熱接触する放熱手段と、熱交換板の少なく
とも最も低くなる部位に設けられ熱交換板に結露した水
滴を排出する排水手段とを備えたことである。
【0010】冷房効果の向上を図るために、請求項2の
発明において講じた技術的手段は、熱交換板は熱電変換
素子よりも大きいことである。
【0011】冷房を効果的に行うために、請求項3の発
明において講じた技術的手段は、熱交換板は室内の上方
に位置することである。又、請求項4の発明において講
じた技術的手段は、熱交換板はトイレ内の便器のほぼ真
上に位置することである。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、熱交換板が熱電変
換素子の吸熱面に熱接触されているために冷却されてい
て、室内にいる人から発生される熱は、放射熱として熱
交換板にて吸収される。
【0013】又、熱交換板は、熱電変換素子にて冷却さ
れているため、その表面には室内の水蒸気が結露して室
内の除湿が図られ、結露した水滴は略湾曲形状を呈した
熱交換板に沿って低くなっている側に流れ落ち、そこに
設けられている排水手段にて受け止められ、排水され
る。このように、熱交換板に結露した水滴を直ちに配す
る構成となっているので、水滴による冷房交換の低下を
防ぐことができ、熱交換板を結露点よりも低温に設定す
ることができて、十分な冷房効果を得ることができる。
又、熱交換板を結露点以下にまで冷却しているために、
室内の除湿も行うことができる。
【0014】請求項2の発明においては、熱交換板が熱
電変換素子よりも大きいために、熱交換する熱量も大き
くでき、冷房効果を向上させることができる。
【0015】請求項3及び請求項4の発明においては、
熱交換板が室内の上方又はトイレ内のほぼ真上に位置し
ているため、上昇する温かい空気の熱を効果的に吸収す
ることができ、結果、冷房をより効果的にできるように
なる。
【0016】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1は、本実施例の放射熱利用冷房装置の
構成図である。同図において、熱交換板10は、例えば
トイレ内の天井11付近に配設されていて、人Aの上方
に位置している。この熱交換板10は、図中に示される
ように熱源である人Aに対向している側の面は、熱源に
対して表面積が大となるように湾曲形状を呈している。
そして、その両端部(即ち、熱交換板10の最も低くな
る部位)には、図2に示されるように排水手段を構成す
る樋12が固定部材13にて取り付けられている。又、
熱交換板10の図中上面には、冷却ユニット20が接着
やネジ締め等により固定されている。尚、熱交換板10
は、後述する熱電変換素子22よりも大きいものであ
る。
【0018】冷却ユニット20は、密封されたハウジン
グ21と、ハウジングに固定されている熱電変換素子2
2と、放熱手段を構成する放熱部材23と、放熱部材2
3を水冷する導水管24と、導水管24から供給される
水が流出する流出管25とから構成されている。
【0019】ハウジング21は、熱交換板10の図中上
面に接着又はネジ締め等により固定されていて、熱電変
換素子22の吸熱面(図中下面)が熱交換板10に熱接
触された状態となっている。又、熱電変換素子22の放
熱面(図中上面)には、放熱フィン23aを備えた放熱
部材23が熱接触されている。更に、放熱部材23を水
冷して冷却効果を高めるべく、放熱部材23と水道とを
連通する導水管24がハウジング21に取り付けられて
いる。尚、導水管24から供給された水は、ハウジング
10内にて放熱部材23を冷却した後、流出管25から
流出する。
【0020】排水手段である樋12は、熱交換板10の
低く成っている部分に設けられていて、熱交換板10に
結露した水滴が流れ落ち、それを受け止める構成となっ
ている。
【0021】本実施例の作用について説明する。
【0022】熱交換板10は、熱電変換素子22により
冷却されていて、室内にいる人から発生される熱は、放
射熱として熱交換板10にて吸収される。
【0023】又、熱交換板10は、熱電変換素子22に
より冷却されているため、その表面には室内の水蒸気が
結露して室内の除湿が図られ、結露した水滴は湾曲した
熱交換板10のにそってその両端部に流れ落ち、樋12
にて受け止められ、排水される。このように、熱交換板
10に結露した水滴を直ちに配する構成となっているの
で、水滴による冷房効果の低下を防ぐことができ、熱交
換板10を結露点よりも低温に設定することができて、
十分な冷房効果を得ることができる。又、熱交換板10
を結露点以下にまで冷却しているために、室内の除湿も
行うことができる。
【0024】更に、本実施例においては、内部にコンプ
レッサ等が収容された室外機や、内部に熱交換器等が収
容された室内器を必要とせず、構造が簡素で装置が小型
であると共に、コンプレッサや送風ファンを駆動するた
めの電力を必要とせず放射熱を吸収することにより冷房
を行っているので、電気代等のランニングコストが安い
ものである。
【0025】更に、本実施例においては、熱交換板10
がトイレ内の上方に位置しているため、上昇する温かい
空気の熱を効果的に吸収することができ、結果、冷房を
より効果的にできるものである。尚、特にトイレ内に使
用を限定するものではない。
【0026】更に、本実施例においては、熱交換板10
が熱電変換素子22よりも大きいために、熱交換する熱
量も大きくでき、冷房効果を向上させることができる。
【0027】更に、本実施例においては、熱交換板10
がトイレ内の便器のほぼ真上に位置しているため、上昇
する温かい空気の熱を効果的に吸収することができ、結
果、冷房をより効果的にできるようになる。尚、本実施
例では熱交換板10がトイレ内に配置されているが、特
にこれに限定するものではない。
【0028】更に、本実施例においては、熱交換板10
は湾曲形状を呈しているが、特に湾曲に限定するもので
はなく、直線部分を少しずつ角度をずらせたようなもの
でもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明においては、熱交換板
が、熱電変換素子にて冷却されているため、その表面に
は室内の水蒸気が結露して室内の除湿が図られ、結露し
た水滴は湾曲した熱交換板にそって低い側に流れ落ち、
排水手段にて受け止められ、排水される。このように、
熱交換板に結露した水滴を直ちに排水する構成となって
いるので、水滴による冷房交換の低下を防ぐことがで
き、熱交換板を結露点よりも低温に設定することができ
て、十分な冷房効果を得ることができる。又、熱交換板
を結露点以下にまで冷却しているために、室内の除湿も
行うことができる。
【0030】請求項2の発明においては、熱交換板が熱
電変換素子よりも大きいために、熱交換する熱量も大き
くでき、冷房効果を向上させることができる。
【0031】請求項3及び請求項4の発明においては、
熱交換板が室内の上方又はトイレ内のほぼ真上に位置し
ているため、上昇する温かい空気の熱を効果的に吸収す
ることができ、結果、冷房をより効果的にできるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射熱利用冷房装置の構成図を示
す。
【図2】放射熱吸収板に結露した水滴が樋に流れる図を
示す。
【符号の説明】 10・・・放射熱吸収熱 12・・・樋(排水手段) 22・・・熱電変換素子 23・・・放熱部材(放熱手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源に対向している側の面は、該熱源に
    対して表面積が大となるように略湾曲形状を呈した熱交
    換板と、 吸熱面が前記熱交換板に熱接触する熱電変換素子と、 該熱電変換素子の放熱面に熱接触する放熱手段と、 前記熱交換板の少なくとも最も低くなる部位に設けられ
    前記熱交換板に結露した水滴を排出する排水手段とを備
    えたことを特徴とする放射熱利用冷房装置。
  2. 【請求項2】 前記熱交換板は前記熱電変換素子よりも
    大きいことを特徴とする請求項1記載の放射熱利用冷房
    装置。
  3. 【請求項3】 前記熱交換板は室内の上方に位置するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の放射熱利用
    冷房装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換板はトイレ内の便器のほぼ真
    上に位置することを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれか1項記載の放射熱利用冷房装置。
JP7105878A 1995-04-28 1995-04-28 放射熱利用冷房装置 Pending JPH08303810A (ja)

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JP7105878A JPH08303810A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 放射熱利用冷房装置

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JPH08303810A true JPH08303810A (ja) 1996-11-22

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JP7105878A Pending JPH08303810A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 放射熱利用冷房装置

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JP (1) JPH08303810A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014505229A (ja) * 2011-02-14 2014-02-27 メンタス ホールディング エージー ペルチェ素子を有する気−液熱交換器を備えた室内空調装置
JP2014228178A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 トヨタホーム株式会社 建物の空冷設備

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