JPH08303776A - 軸方向空気流入式又は半径方向空気流入式の予混合式バーナー - Google Patents

軸方向空気流入式又は半径方向空気流入式の予混合式バーナー

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JPH08303776A
JPH08303776A JP8111760A JP11176096A JPH08303776A JP H08303776 A JPH08303776 A JP H08303776A JP 8111760 A JP8111760 A JP 8111760A JP 11176096 A JP11176096 A JP 11176096A JP H08303776 A JPH08303776 A JP H08303776A
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burner
air
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flow
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JP8111760A
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Tino-Martin Marling
マーリング ティノ−マルティン
Burkhard Schulte-Werning
シュルテ−ヴェルニング ブルクハルト
Thomas Zierer
ツィーラー トーマス
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ABB Management AG
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    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/02Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the air-flow or gas-flow configuration
    • F23R3/04Air inlet arrangements
    • F23R3/06Arrangement of apertures along the flame tube
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15DFLUID DYNAMICS, i.e. METHODS OR MEANS FOR INFLUENCING THE FLOW OF GASES OR LIQUIDS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F23R3/10Air inlet arrangements for primary air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23CMETHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
    • F23C2900/00Special features of, or arrangements for combustion apparatus using fluid fuels or solid fuels suspended in air; Combustion processes therefor
    • F23C2900/07002Premix burners with air inlet slots obtained between offset curved wall surfaces, e.g. double cone burners

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流入する燃焼空気の流動プロフィールを均等
にし、乱流度を高めかつ空気流をバーナーに適合させ
て、空気と燃料の均質な混和を得させることのできる気
流整流装置を提供する。 【解決手段】 通流する燃焼空気15を複数の細い規定
のジェット噴流に分流して所定の流走長lを経た後に該
分流ジェット噴流を再び合流させる壁厚sの穿穴構成部
材24が、プレナム室とバーナーとの間に配置されてお
り、前記穿穴構成部材24に穿設された複数の穴25が
夫々穴径dを有しかつ相互間隔tで配設されており、し
かも前記穿穴構成部材24の壁厚sと前記穴25の穴径
dとの比が≧1であり、かつ前記穿穴構成部材24の通
流面積と、バーナー型式に関連して可能な前記バーナー
内への流入面積との比が≧1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレナム室から燃
焼空気をバーナー内へ流入させ、かつ該バーナーを通流
する途上で該燃焼空気に燃料を混加する形式の、ガスタ
ービン運転用の軸方向空気流入式又は半径方向空気流入
式の予混合式バーナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン設備において使用される最
新式バーナー系は、環境保護の理由から、予混合式バー
ナーとして構成される。それというのは、バーナーをこ
のように予混合式バーナーとして構成することによっ
て、有害物質の放出値が拡散式バーナーに対比して著し
く低下されるからである。予混合式バーナーでは燃焼空
気は概ね軸方向又は半径方向に流入させられる。
【0003】バーナーを通流する途上で該燃焼空気流に
燃料が混加される。燃焼時に低いNOx放出値及び低い
CO放出値を得るためには、燃料と燃焼空気との均質な
混和が必要であり、つまり燃料添加量は空気分布量に適
合されねばならない。この要件の維持を如何なる場合に
も保証するためには空気供給が制御可能でなければなら
ない。しかしながら予混合式バーナー系の場合には、こ
の空気供給の制御をうまく行うことができない。
【0004】欧州特許第0321809号明細書に基づ
いて公知になっているダブルコーン型の予混合式バーナ
ーの場合には燃焼空気は、フードによって包囲されたプ
レナム室から、接線方向の空気流入スロットを介してバ
ーナー内室へ流入する。ガス状の燃料が燃焼される場合
には、前記空気流入スロットの終端部で混合気が直接生
成される。バーナーの始端部分の中央に配置されたノズ
ルを通して液状燃料を噴入する場合には、バーナーの内
室に円錐形状の液体燃料柱が形成され、該液体燃料柱
は、バーナー内へ接線方向に流入する燃焼空気流によっ
て包囲される。混合気の着火はバーナーの出口で生じ、
その場合火炎は、バーナー火口領域の逆流ゾーンによっ
て安定化される。フード内へ、燃焼室を冷却した冷却空
気が流入すると共にバイパスを介して付加的な空気が流
入することに起因してフード内には複雑な流動状況が生
じ、ひいては渦流が惹起されることに基づいて、バーナ
ーに対する均等な空気供給が生じない。燃焼空気の供給
を正確に制御することができない以上、当然のことなが
ら燃料と空気との完全に均質な混和が得られる訳がな
い。その結果、燃焼時の有害物質放出値は必然的に高く
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、予混
合バーナーにおける前記の全ての欠点を回避することは
元よりのこと、流入する燃焼空気の流動プロフィールを
均等にし、乱流度を高めかつ空気流をバーナーに適合さ
せて、空気と燃料の均質な混和を得させることのできる
気流整流装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成手段は、燃焼空気の流動方向で見てバー
ナーの手前に配置されたプレナム室からか又は該バーナ
ーをめぐって配置されたプレナム室から燃焼空気を前記
バーナー内へ流入させ、かつ該バーナーを通流する途上
で該燃焼空気に燃料を混加する形式の、軸方向空気流入
式又は半径方向空気流入式の予混合式バーナーにおい
て、通流する燃焼空気を複数の細い規定のジェット噴流
に分流して所定の流走長lを経た後に該分流ジェット噴
流を再び合流させる壁厚sの穿穴構成部材が、プレナム
室とバーナーとの間に配置されており、前記穿穴構成部
材に穿設された複数の穴が夫々穴径dを有しかつ相互間
隔tで配設されており、しかも前記穿穴構成部材の壁厚
sと前記穴の穴径dとの比が≧1、殊に有利には1.5
であり、かつ前記穿穴構成部材の通流面積と、バーナー
型式に関連して可能な前記バーナー内への流入面積との
比が同じく≧1である点にある。
【0007】
【作用】本発明の顕著な利点は、穿穴構成部材の後方で
は、バーナーのための流入体として高い乱流レベルを伴
った均等な速度プロフィールが得られることである。こ
れによって燃料と燃焼空気との混合が改善されかつ強化
されるので、CO放出値及びNOx放出値が著しく低下
される。従って予混合式バーナーは、今や好ましくない
流入条件下においても良好に稼働できるので、予混合式
バーナーの利用可能性は一層拡張される。
【0008】
【発明の実施の形態】半径方向空気流入式の予混合式バ
ーナーの場合には前記穿穴構成部材が、バーナーをめぐ
って配置された穿穴バスケットとして構成され、また軸
方向空気流入式の予混合式バーナーの場合には前記穿穴
構成部材が、バーナーの手前で燃焼空気の流動方向に対
して垂直に配置された穿穴壁として、特に穴あき板とし
て構成されているのが有利である。
【0009】流走長と穴の相互間隔との比は≧5である
のが特に有利である。
【0010】また軸方向空気流入式の予混合式バーナー
の場合には穿穴壁の通流面積と、バーナー内への流入面
積との比が1に等しいのが有利である。
【0011】更にまた、接線方向の空気流入スロットを
介して燃焼空気をバーナー内へ流入させる欧州特許第0
321809号に基づくダブルコーン型の予混合式バー
ナーの場合には、穿穴バスケットの通流面積と、バーナ
ー内への流入面積との比が1より大であり、殊に4であ
るのが有利である。この構成に基づいて、バーナーの流
走長に沿った不均等な空気流分布を、質量分布に関して
も流動プロフィールに関しても整流することができるこ
とが保証される。これによって空気流入スロットに沿っ
た燃料量を最適に設計することができるので、燃料と空
気との混合が改善されかつ燃焼時のNOx放出値も低減
される。
【0012】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の2つの実施例を
詳説する。
【0013】先ず図1の(a)には空気15が理想的に
均等に流入する場合の、気流整流器のように作用する穿
穴構成部材(以下、簡単に穿穴壁24と呼ぶ)の作用態
様が略示されているのに対して、図1の(b)には空気
15が不均等に流入する場合の穿穴壁24の作用態様が
示されている。
【0014】壁厚sを有する穿穴壁24は、夫々穴径d
を有する所定数の穴25を備えている。該穴25は一定
の相互間隔tで配置されている。図1の(a)及び
(b)によれば、穿穴壁24の穴25を通流する空気つ
まり燃焼空気15は、細い規定のジェット噴流に分流さ
れ、これらのジェット噴流は、穴25から所定の流走長
lを経た後に再び合流する。その場合の流走長lは穴2
5の相互間隔tと穴径d並びにジェット噴流の発散に関
連している。図1の(b)から良く判るように、不均等
な流入の場合にはジェット噴流の拡張はすでに穿穴壁の
手前で生じる。穿穴壁を通流すると、小スケールの高い
乱流レベルを伴った均等な速度プロフィールが得られ、
ひいてはバーナー(図1には図示せず)にとって好まし
い流入挙動が得られることになる。
【0015】更にまた、湾曲した穿穴壁の場合、例えば
バーナーをめぐって配置された穿穴バスケットの場合に
は、該穿穴バスケットからの気流の流出角度を一定に規
定して、これによってバーナーに適合させることが可能
である。
【0016】図1の(c)では、気流が穿穴壁24に斜
向して到達する場合の流入空気の速度関数が略示されて
いる。空気15が穿穴壁24に衝突する以前には該空気
の速度は、垂直速度成分V1と水平速度成分U1とから合
成されており、その場合、速度合力と垂直速度成分V1
とは角度β1を成している。壁厚sと穴径dとの固定比
を最小値に確定された穿穴壁24を通流すると、水平速
度成分U2 及び角度β2は零になるので、垂直速度成分
2だけが存在するにすぎず、この場合V1<V2が成立
する。これに対して壁厚の著しく薄い穿穴壁24を使用
する場合には水平速度成分U1が維持され、かつU2
1及びβ2<β1が成り立つが、穿穴壁24を通流した
後の垂直速度成分V2はやはり垂直速度成分V1よりも大
である。この場合は気流の整流は生じない。
【0017】穿穴壁24を設計する場合、該穿穴壁の通
流面積と予混合式バーナーへの流入面積との間の固定面
積比が維持されねばならない。つまり穿穴壁24に関す
る圧力損失は前記の両面積によって決定される。同じく
又、穴25の穴径dと壁厚sとの間の固定比を下回るよ
うなことがあってはならない。それというのは該固定比
も圧力損失のレベルを決定するからである。この比率
d:sは≧1〜1.5でなければならない。この要件に
よって穴25の相互間隔tが確定され、該相互間隔自体
は、穿穴壁24の後方における流動プロフィールを決定
する。その場合、比率l:tは≧5でなければならな
い。それというのは、ジェット噴流の発散に基づいて個
々のジェット噴流は再び合流されて速度プロフィールは
著しく均等に成るからである。
【0018】図2の斜視図には本発明の1実施例とし
て、予混合ゾーンを組込んだダブルコーン形のバーナー
18が図示されており、該バーナーの原理的な構成は、
欧州特許第0321908号明細書に記載されている。
当該バーナー構造をより良く理解するためには、図2と
同時に、図2の断面図である図3〜図5を併用するのが
有利である。
【0019】バーナー18は、対称縦軸線1bと2bと
を互いに半径方向にずらして配置された2つの部分円錐
体1と2から成っている。このずらし配置に基づいて、
部分円錐体1,2の両側では、互いに逆向きに流入する
ように配置された夫々接線方向の空気流入スロット1
9,20が生じ、該空気流入スロットを通って空気つま
り燃焼空気15は、バーナー18の円錐形状の内室14
内へ、つまり両方の部分円錐体1,2によって形成され
た円錐中空室内へ流入する。両部分円錐体1,2は共に
流動方向に直線的に拡張しており、すなわち両部分円錐
体はバーナー軸線に対して一定の角度を有している。両
部分円錐体1,2は夫々円筒形始端部分1a,2aを有
し、両円筒形始端部分も同じく互いにずらされて延びて
いる。該円筒形始端部分1a,2a内には噴霧ノズル3
が位置し、該噴霧ノズルのオリフィスは、バーナー18
の円錐形状の内室14のほぼ最狭横断面内に配置されて
いる。勿論またバーナー18は、前記の円筒形始端部分
を付設せずに、つまり純然たる円錐形に構成されていて
もよい。噴霧ノズル3を通って液状燃料12が噴入され
るので、バーナー18の円錐形状の内室14では燃料霧
滴スプレー4が形成される。
【0020】両部分円錐体1,2は接線方向の空気流入
スロット19,20に沿って夫々1本の燃料供給導管
8,9を有し、該燃料供給導管は長手方向側面に複数の
ポート17を有し、該ポートを通って別の燃料13(大
抵はガス状燃料)が流入する。該ガス状燃料13は、接
線方向の空気流入スロット19,20を通ってバーナー
18の円錐形状の内室14へ流入する燃焼空気15に混
加され、この混加の状態は図面では矢印16で表されて
いる。噴霧ノズル3と燃料供給導管8,9とを介してバ
ーナー18の混合動作が可能になる。更にまた、この空
気供給は、バーナー出口において火炎を安定化させるこ
とを保証する。バーナー出口では、逆流ゾーン6を伴う
安定した着火面(前炎)7が生じる。
【0021】燃焼室22寄りには、複数のポート11を
有するフロントプレート10が配置されており、必要に
応じて稀薄空気又は冷却空気が前記ポート11を介して
燃焼室22に供給される。
【0022】図3乃至図5に基づいてバッフルプレート
21a,21bの配置形式は明らかである。該バッフル
プレートは例えば旋回支点23を中心として開閉するこ
とができるので、この開閉によって、接線方向の空気流
入スロット19,20の初期ギャップサイズが変更され
る。しかし該バッフルプレート21a,21bを用いな
くてもバーナーを稼働できるのは勿論のことである。
【0023】図6によれば、前記のバーナー18はフー
ド26によって包囲されており、該フードは、バーナー
18に流入する燃焼空気15のめたのプレナム室27を
形成している。その場合、燃焼空気15は、先に燃焼室
5の壁を対流冷却した冷却空気15aと、バイパス導管
(図示せず)を介して同じくプレナム室27内へ流入す
る空気15bとから成っているので、付加的な渦流が発
生する。従ってフード26内には、極めて複雑な流動状
況が存在している。これによって従来技術では、接線方
向の空気流入スロット19,20を通って燃焼空気15
をバーナー18内へ均等に流入させることは保証されて
いず、従ってガス状の燃料13と燃焼空気15とを最適
に混合させることは不可能になり、これは、好ましくな
い流入条件下でのバーナーの使用を不可能にし、或い
は、より好ましい流出条件下でNOx値を申し分なく低
下させることも不可能になる。
【0024】そこで本発明では図6、図7及び図8に示
したように、気流が半径方向に到来するバーナー18を
めぐって、気流を整流する穿穴バスケット24が配置さ
れる。穿穴バスケット24の輪郭を適合させることによ
って、バーナーへの最適の流入が可能になる。バーナー
への流れは本発明によって、フード26内における複雑
な流動状況から解放される。
【0025】穿穴バスケット24の通流面積とバーナー
18の流入面積(空気流入スロット19,20)との間
の面積比は図示の実施例では4である。従って、穿穴バ
スケット24における圧力損失はほぼ動圧に等しい。そ
の他の条件を一定にして、通流面積つまり穿穴バスケッ
ト24における穴25の面積を著しく小さくした場合に
は、過度に高い圧力損失が発生することになる。
【0026】壁厚sと穴径dとの比は≧1、殊に有利に
は1.5でなければならないので、該必要条件によって
前記の面積比以外に穴25の相互間隔tが確定され、該
相互間隔自体は、穿穴バスケット24の後方の流動プロ
フィールを決定する。すでに述べたように燃焼空気15
は、穿穴バスケット24の通流時に細い規定のジェット
噴流に分流され、これらのジェット噴流は、穴25から
所定の流走長lを経た後に再び合流する。従って共通の
流動プロフィールを正確に確定してバーナーの各要件に
調和させることが可能である。これによって得られる利
点は、バーナー18の流入長に沿った不均等な空気分布
を、質量分布の点でも流動プロフィールの点でも共に整
流することができる点にある。これによってバーナー1
8における空気取入れ口に沿って燃料比を最適に設計す
ることが可能になり、その結果、空気の乱流増大化以外
に、燃料と燃焼空気との混合が改善され、ひいては有害
物質の放出量が減少される。従ってバーナーは、好まし
くない流入条件下においても使用することができる。更
に又、穿穴バスケット24の輪郭を適合させることによ
って、バーナーへの局部的な流入を最適化することも可
能になる。
【0027】本発明は勿論、以上説明した実施例のみに
限定されるものではない。従って図9には、軸方向に流
入する予混合式バーナー18に関する別の実施例が図示
されている。この場合は燃焼空気15はプレナム室27
から、バーナー18の手前で流動方向に対して垂直に配
置された穿穴壁24の複数の穴25を通ってバーナー1
8内へ流入し、前記穿穴壁はこの場合は例えば穴あき板
から成ることができる。該バーナーでは燃料13は半径
方向にずらされて旋回流発生体28の手前で混入され
る。バーナー系を安定化させるために、中央の供給管を
介してパイロット燃料29がバーナー内へ導入される。
空気流は穿穴壁24によって均等化されるばかりでな
く、該穿穴壁24の後方における小スケールの乱流レベ
ルが高められるので、燃料と燃焼空気との均質な混合が
生じ、ひいては前述の利点が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気が穿穴壁を介して均等に流入する場合
(a)と穿穴壁を介して不均等に流入する場合(b)の
流動プロフィール並びに気流が斜向して到達する場合の
流入空気の速度関数を表す概略図(c)である。
【図2】ダブルコーン形予混合式バーナーの斜視図であ
る。
【図3】図2のIII−III線に沿った略示断面図で
ある。
【図4】図2のIV−IV線に沿った略示断面図であ
る。
【図5】図2のV−V線に沿った略示断面図である。
【図6】本発明による気流整流器を備えた図2の予混合
式バーナーの部分縦断面図である。
【図7】図6に示した半径方向から流れが到達する場合
の気流整流器の作用態様の詳細図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿った断面図で
ある。
【図9】気流整流器を備えた軸方向から流れが到達する
予混合式バーナーの部分縦断面図である。
【符号の説明】
1,2 部分円錐体、 1a,2a 円筒形始端部
分、 1b,2b部分円錐体の対称縦軸線、 3 噴
霧ノズル、 4 燃料霧滴スプレー、5 燃焼室、
6 逆流ゾーン(渦流崩壊)、 7 着火面(前
炎)、8,9 燃料供給導管、 10 フロントプ
レート、 11 フロントプレート内のポート、 1
2 液状燃料、 13 別の燃料(大抵はガス状燃
料)、 14 バーナーの内室、 15 空気又は
燃焼空気、 16 燃焼空気にガス状燃料を混加する
状態を表す矢印、 17 ポート、 18バーナーつ
まり予混合式バーナー、 19,20 接線方向の空
気流入スロット、 21a,21b バッフルプレー
ト、 22 バーナー下流側の燃焼室、 23 旋
回支点、 24 穿穴バスケット又は穿穴壁、 25
穴、 26 フード、 27 プレナム室、
28 旋回流発生体、 29パイロット燃料、 d
穴径、 t 相互間隔、 s 壁厚、 l流走
長、 V1 穿穴壁前の垂直速度成分、 V2 穿穴
壁通流後の垂直速度成分、 U1 穿穴壁前の水平速
度成分、 U2 穿穴壁通流後の水平速度成分、 β1
穿穴壁前の垂直速度成分と速度合力との成す角度、
β2 穿穴壁通流後の垂直速度成分と速度合力との
成す角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス ツィーラー スイス国 エンネトバーデン リューテネ ンヴェーク 52

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼空気(15)の流動方向で見てバー
    ナー(18)の手前に配置されたプレナム室(27)か
    らか又は該バーナーをめぐって配置されたプレナム室
    (27)から燃焼空気(15)を前記バーナー(18)
    内へ流入させ、かつ該バーナー(18)を通流する途上
    で該燃焼空気に燃料(12,13)を混加する形式の、
    軸方向空気流入式又は半径方向空気流入式の予混合式バ
    ーナーにおいて、通流する燃焼空気(15)を複数の細
    い規定のジェット噴流に分流して所定の流走長(l)を
    経た後に該分流ジェット噴流を再び合流させる壁厚
    (s)の穿穴構成部材(24)が、プレナム室(27)
    とバーナー(18)との間に配置されており、前記穿穴
    構成部材(24)に穿設された複数の穴(25)が夫々
    穴径(d)を有しかつ相互間隔(t)で配設されてお
    り、しかも前記穿穴構成部材(24)の壁厚(s)と前
    記穴(25)の穴径(d)との比が≧1であり、かつ前
    記穿穴構成部材(24)の通流面積と、バーナー型式に
    関連して可能な前記バーナー(18)内への流入面積と
    の比が≧1であることを特徴とする、軸方向空気流入式
    又は半径方向空気流入式の予混合式バーナー。
  2. 【請求項2】 穿穴構成部材(24)が、バーナー(1
    8)をめぐって配置された穿穴バスケットである、請求
    項1記載の半径方向空気流入式の予混合式バーナー。
  3. 【請求項3】 穿穴構成部材(24)が、バーナー(1
    8)の手前で燃焼空気(15)の流動方向に対して垂直
    に配置された穴あき板から成る穿穴壁である、請求項1
    記載の軸方向空気流入式の予混合式バーナー。
  4. 【請求項4】 流走長(l)と穴(25)の相互間隔
    (t)との比が≧5である、請求項1から3までのいず
    れか1項記載の予混合式バーナー。
  5. 【請求項5】 壁厚(s)と穴(25)の穴径(d)と
    の比が1.5である、請求項1から3までのいずれか1
    項記載の予混合式バーナー。
  6. 【請求項6】 穿穴構成部材(24)の通流面積と、バ
    ーナー(18)内への流入面積との比が1に等しい、請
    求項3記載の予混合式バーナー。
  7. 【請求項7】 接線方向の空気流入スロット(19,2
    0)を介して燃焼空気(15)をバーナー(18)内へ
    流入させる欧州特許第0321809号のダブルコーン
    型の予混合式バーナーであって、穿穴バスケット(2
    4)の通流面積と、前記バーナー(18)内への流入面
    積との比が1より大である、請求項2記載の予混合式バ
    ーナー。
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