JPH08303274A - 内燃機関の吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気制御装置

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JPH08303274A
JPH08303274A JP7107609A JP10760995A JPH08303274A JP H08303274 A JPH08303274 A JP H08303274A JP 7107609 A JP7107609 A JP 7107609A JP 10760995 A JP10760995 A JP 10760995A JP H08303274 A JPH08303274 A JP H08303274A
Authority
JP
Japan
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intake
passage
valve
cylinder
air
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Pending
Application number
JP7107609A
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English (en)
Inventor
Hiroki Ichinose
宏樹 一瀬
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機関始動時において排気通路内に排出される
未燃HCを低減する。 【構成】 機関1は4つの気筒を具備する。各気筒とサ
ージタンク3間の各吸気枝管2a〜2d内に、機関始動
時に閉弁される開閉弁11a〜11dをそれぞれ配置す
る。開閉弁下流の各吸気枝管内に燃料噴射弁13を配置
する。各開閉弁下流の吸気枝管内にエアアシスト室12
a〜12dをそれぞれ形成し、これらエアアシスト室を
空気通路14を介しスロットル弁9上流の吸気ダクト4
に接続する。空気通路14はスロットル弁9上流の吸気
ダクト4に接続された空気共通通路15と、空気共通通
路15から分岐されて各開閉弁下流の吸気枝管内に接続
された空気分岐通路16a〜16dとを具備する。各空
気分岐通路内に逆止弁18を配置して各空気分岐通路同
士が互いに連通するのを阻止する。空気共通通路15内
に配置された制御弁17は機関始動時において閉弁状態
に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸気制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の気筒が設けられており、各気筒と
サージタンク間の各吸気通路内に、機関始動時に閉弁さ
れる開閉弁を配置すると共に各開閉弁下流の吸気通路内
に、該吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射弁を配置
し、サージタンク上流の吸気通路内に設けられるスロッ
トル弁上流の吸気通路と各開閉弁下流の吸気通路とをエ
アアシスト通路により連結してエアアシスト通路内を流
通した空気を燃料噴射弁から噴射された燃料に向けて噴
射するようにし、エアアシスト通路を、スロットル弁上
流の吸気通路に連結されたエアアシスト共通通路と、エ
アアシスト共通通路から分岐されて各開閉弁下流の吸気
通路に到るエアアシスト分岐通路とから形成した内燃機
関の吸気制御装置が公知である(特開平6−22935
3号公報参照)。従来より、機関始動時に排気通路内に
排出される未燃HCを低減することが望まれている。そ
こでこの吸気制御装置では、機関始動時において開閉弁
を閉弁することによって例えばサージタンクから各気筒
に多量の空気が吸入されるのを阻止し、それによって燃
料噴射弁から噴射される燃料量が少なくなるようにして
いる。噴射燃料量が少なくされれば排気通路内に排出さ
れる未燃HCが低減される。また、開閉弁が閉弁される
と開閉弁下流の吸気通路内の負圧が速やかに大きくされ
るので開閉弁下流の吸気通路内に噴射された噴射燃料の
霧化が促進され、それによって吸気通路または筒内の壁
面に付着する燃料量が低減され、したがって噴射燃料の
ほとんど全てが筒内において燃焼されるので機関始動時
に排気通路内に排出される未燃HCが低減される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の吸気
制御装置では各エアアシスト分岐通路同士が互いに連通
されており、この場合例えば1番気筒の吸気行程時にエ
アアシスト分岐通路を介して他の気筒の開閉弁下流の吸
気通路から空気が吸入されるようになる。しかしなが
ら、このように1番気筒の開閉弁下流の吸気通路内にエ
アアシスト分岐通路を介して空気が供給されるとこの空
気に見合う分だけ燃料噴射量を増大しなければならなく
なり、その結果機関始動時において排気通路内に排出さ
れる未燃HCを低減できなくなるという問題点がある。
また、この場合1番気筒の開閉弁下流の吸気通路内にエ
アアシスト分岐通路を介して空気が供給されると1番気
筒の開閉弁下流の吸気通路内の負圧を速やかに大きくす
ることができなくなり、その結果噴射燃料を十分に霧化
することができなくなるので吸気通路または筒内の壁面
に付着する燃料量を低減できず、斯くして機関始動時に
おいて排気通路内に排出される未燃HCを低減できなく
なるという問題点がある。なお、上述のような吸気制御
装置では、エアアシスト通路から供給される空気量を制
御するための制御弁は通常エアアシスト共通通路内に設
けられており、このため、たとえ制御弁が閉弁されてい
るとしても各エアアシスト分岐通路同士は互いに連通さ
れていることになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に1番目の発明によれば、複数の気筒が設けられてお
り、各気筒とサージタンク間の各吸気通路内に、機関始
動時に閉弁される開閉弁を配置すると共に各開閉弁下流
の吸気通路内に、該吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴
射弁を配置し、機関内に設けられるガス源と各開閉弁下
流の吸気通路とをガス通路により連結して各開閉弁下流
の吸気通路内にガスを供給できるようにした内燃機関の
吸気制御装置において、ガス通路を、ガス源に連結され
たガス共通通路と、ガス共通通路から分岐されて各開閉
弁下流の吸気通路に到るガス分岐通路とから形成し、ガ
ス通路内にこれらガス分岐通路同士が互いに連通するの
を阻止する連通阻止手段を設けている。
【0005】また2番目の発明によれば上記課題を解決
するために、複数の気筒が設けられており、各気筒とサ
ージタンク間の各吸気通路内に、機関始動時に閉弁され
る開閉弁を配置すると共に各開閉弁下流の吸気通路内
に、該吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射弁を配置
し、機関内に設けられるガス源と各開閉弁下流の吸気通
路とをガス通路により連結して各開閉弁下流の吸気通路
内にガスを供給できるようにした内燃機関の吸気制御装
置において、上記複数の気筒を吸気行程が互いに重なら
ない気筒からなる複数の気筒群に分割し、ガス通路を、
ガス源に連結されたガス共通通路と、ガス共通通路から
分岐されたガス中間通路であって各気筒群に対しそれぞ
れ設けられたガス中間通路と、各ガス中間通路から分岐
されてそれぞれ対応する気筒群の気筒の各開閉弁下流の
吸気通路に到るガス分岐通路とから形成し、ガス通路内
にこれらガス中間通路同士が互いに連通するのを阻止す
る連通阻止手段を設けている。
【0006】3番目の発明によれば2番目の発明におい
て、機関始動時において、各気筒群の気筒のうち少なく
とも1つの気筒の吸気行程が完了するまで各気筒群にお
いて燃料噴射作用を禁止するようにしている。
【0007】
【作用】1番目の発明では、或る気筒の吸気行程時にお
いて当該気筒の開閉弁下流の吸気通路内にガス分岐通路
を介し他の気筒の開閉弁下流の吸気通路からガスが吸入
されるのが阻止されるので機関始動時において当該気筒
の開閉弁下流の吸気通路内の負圧が速やかに高められ
る。
【0008】2番目の発明では、或る気筒群の気筒の吸
気行程時において当該気筒の開閉弁下流の吸気通路内
に、ガス中間通路およびガス分岐通路を介し他の気筒群
の気筒の開閉弁下流の吸気通路からガスが吸入されるの
が阻止され、しかしながら同一気筒群内の気筒の開閉弁
下流の吸気通路からガス分岐通路を介しガスが吸入され
る。このため、機関始動が開始された後各気筒群の中で
最初に吸気行程が行われる気筒の開閉弁下流の吸気通路
内の負圧は1番目の発明の場合よりも小さくされるが、
当該気筒の吸気行程が行われることによって同一気筒群
内の他の気筒の開閉弁下流の吸気通路内の負圧が1番目
の発明の場合よりも高められる。また、機関始動が開始
された後各気筒群の中で最初に吸気行程が行われる気筒
の開閉弁下流の吸気通路内の負圧が小さくされることに
より当該気筒のポンピングロスが小さくされ、したがっ
て機関始動が速やかに開始される。
【0009】3番目の発明では、2番目の発明におい
て、機関始動が開始された後各気筒群の中で最初に吸気
行程が行われる気筒の開閉弁下流の吸気通路内の負圧は
高められず、したがってこのとき燃料噴射をしても噴射
燃料の良好な霧化が望めないのでこのときの燃料噴射を
禁止している。同一気筒群内で少なくとも1つの気筒の
吸気行程が行われれば同一気筒群内の他の気筒の開閉弁
下流の吸気通路内の負圧が高められているのでこのとき
燃料噴射を開始すれば噴射燃料の良好な霧化が確保され
る。
【0010】
【実施例】図1に示す例において内燃機関1は4つの気
筒#1,#2,#3,#4を備えている。図1を参照す
ると、各気筒はそれぞれ対応する吸気枝管2a,2b,
2c,2dを介して共通のサージタンク3に接続され、
サージタンク3は吸気ダクト4を介してエアフローメー
タ5およびエアクリーナ6に接続される。サージタンク
3は吸気脈動防止用の容積部として作用すると共に吸気
枝管2a,2b,2c,2dの集合部としても作用す
る。一方、各気筒は共通の排気マニホルド7に接続さ
れ、排気マニホルド7は図示しない三元触媒コンバータ
に接続される。
【0011】吸気ダクト4内にはアクセルペダル8の踏
み込み量が大きくなるにつれて開度が大きくなるスロッ
トル弁9が配置される。また、各吸気枝管内には開閉弁
11a,11b,11c,11dが配置される。これら
開閉弁は共通の駆動装置10によって駆動され、ほぼ同
一の開弁量にされる。これら開閉弁下流の各吸気枝管内
にはエアアシスト室12a,12b,12c,12dが
形成され、各エアアシスト室内には燃料噴射弁13がそ
れぞれ配置される。燃料噴射弁13はそれぞれ対応する
エアアシスト室内に燃料を噴射する。なお、駆動装置1
0は例えば負圧式または電磁式のアクチュエータから構
成される。また、駆動装置10および各燃料噴射弁13
は電子制御ユニット40からの出力信号に基づいてそれ
ぞれ制御される。
【0012】図1からわかるように、スロットル弁9上
流の吸気ダクト4と各開閉弁下流の吸気枝管とが、各噴
射燃料微粒化用の空気を供給するための空気通路14に
より互いに接続される。空気通路14は空気源として作
用するスロットル弁9上流の吸気ダクト4内に接続され
た空気共通通路15と、空気共通通路15から分岐され
て各エアアシスト室内に到る空気分岐通路16a,16
b,16c,16dとから形成される。本実施例におい
て空気通路14はガス通路を構成し、空気共通通路15
はガス供給通路を構成し、各空気分岐通路はガス分岐通
路を構成する。空気共通通路15内には空気通路14を
介して流通する空気量を制御するための制御弁17が設
けられる。一方、各空気分岐通路内には、吸気ダクト4
から対応するエアアシスト室に向けてのみ流通可能な逆
止弁18が設けられる。これら逆止弁18は連通阻止手
段を構成する。
【0013】制御弁17は高圧室19と低圧室20とを
具備し、空気共通通路15からの空気は高圧室19に導
かれる。高圧室19は一方では低圧室20に接続され、
他方ではサージタンク3に接続される。一方、低圧室2
0は空気共通通路15に接続される。高圧室19内には
高圧室19からサージタンク3内に流入する空気量を制
御するための制御弁21が配置され、低圧室20内には
高圧室19から低圧室20内に流入する空気量を制御す
るための制御弁22が配置される。これら制御弁21,
22は共通の弁軸上に形成され、この弁軸はステップモ
ータ(図示しない)によってその軸線方向に移動可能に
なっている。弁軸が図1において最も下方に位置すると
制御弁21,22が共に閉弁される。弁軸が上方に移動
するにつれて制御弁21が閉弁状態に保持されつつ制御
弁22の開弁量が次第に大きくされ、したがって低圧室
20から各エアアシスト室内に供給される空気量が次第
に多くされる。次いで制御弁22の開弁量が最大になる
と制御弁21が開弁され、次いで弁軸が上方に移動する
につれて制御弁22の開弁量が最大に保持されつつ制御
弁21の開弁量が次第に大きくされ、したがって高圧室
19からサージタンク3内に流入する空気量が次第に多
くされる。
【0014】低圧室20から各エアアシスト室内に送り
込まれた空気はそれぞれ対応する燃料噴射弁13から噴
射された燃料と衝突し、次いで対応する吸気枝管内に噴
出される。その結果噴射燃料の微粒化が促進される。と
ころで、本実施例において制御弁17は各エアアシスト
室内に供給される空気量を制御すると共にアイドリング
回転数を制御するために設けられている。すなわち、ア
イドリング回転数が目標回転数となるように制御弁21
の開弁量が制御される。なお、制御弁21,22は機関
始動時において共に閉弁されている。また、制御弁17
は電子制御ユニット50からの出力信号に基づいて制御
される。
【0015】さらに図1を参照すると、キースイッチ3
0はイグニッションスイッチ31およびスタータモータ
スイッチ32を具備し、イグニッションスイッチ31が
オンであるときのみスタータモータスイッチ32をオン
にすることができる。イグニッションスイッチ31がオ
ンにされるとバッテリ33からCPU54に電力が供給
される。次いでスタータモータスイッチ32がオンにさ
れるとスタータモータ34に電力が供給され、その結果
スタータモータ34が駆動される。
【0016】電子制御ユニット50はデジタルコンピュ
ータからなり、双方向性バス51を介して相互に接続さ
れたROM(リードオンリメモリ)52、RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)53、CPU(マイクロプロセッ
サ)54、入力ポート55および出力ポート56を具備
する。エアフローメータ5は吸入空気量に比例した出力
電圧を発生し、この出力電圧はAD変換器57を介して
入力ポート55に入力される。また、入力ポート55に
はクランクシャフトが例えば30度回転する毎に出力パ
ルスを発生するクランク角センサ58が接続される。C
PU54ではこの出力パルスに基づいて機関回転数が算
出される。さらにスタータモータスイッチ32のオン・
オフ信号が入力ポート55に入力される。一方、出力ポ
ート56はそれぞれ対応する駆動回路59を介して駆動
装置10、各燃料噴射弁13、および制御弁17に接続
される。
【0017】次に開閉弁の制御方法について説明する。
機関始動時、すなわちスタータモータスイッチ32がオ
ンにされてから機関回転数Nが予め定められた設定回転
数N1よりも高くなるまでの間において、本実施例では
各開閉弁を閉弁し、それによって機関始動時に各気筒に
多量の空気が吸入されるのを阻止するようにしている。
その結果空燃比が過度にリーンとなるのを阻止でき、し
たがって機関始動時に安定した燃焼作用を確保すること
ができる。また、多量の空気が吸入されるのが阻止され
るので燃料噴射量を少なくすることができる。さらに、
開閉弁を閉弁すると各開閉弁下流の吸気枝管内に大きな
負圧を形成することができる。本実施例では吸気行程期
間中に燃料噴射弁13から燃料が噴射される、いわゆる
吸気同期噴射が行われており、したがってこの負圧によ
って燃料噴射弁13から噴射された燃料の蒸発が促進さ
れるので機関始動時に噴射燃料の微粒化を促進すること
ができ、斯くして吸気枝管または筒内に付着する燃料量
を低減することができる。したがって、機関始動時に排
気マニホルド7内に排出される未燃HCを低減すること
ができる。
【0018】機関回転数Nが設定回転数N1よりも高く
なって機関始動が完了したときには次いで駆動装置10
により各開閉弁を開弁させる。その結果、吸入空気量が
不足するのが阻止される。なお、機関始動完了後は例え
ば機関負荷や機関回転数などの機関運転状態に応じて各
開閉弁の開度を定めるようにすることができる。一方、
機関停止時には各開閉弁は開弁状態に保持される。機関
停止直後には各吸気枝管内に水分が存在しており、機関
停止後に開閉弁を閉弁するようにした場合この水分が開
閉弁周りで凝固すると次いで機関始動を行うべきときに
開閉弁を開弁できない恐れがある。すなわち、いわゆる
アイシングが生ずる恐れがある。そこで本実施例では機
関停止時に各開閉弁を開弁状態に保持し、アイシングが
生じないようにしている。
【0019】図2は上述した開閉弁の制御方法を実行す
るためのルーチンである。このルーチンは予め定められ
た設定時間毎の割込みによって実行される。図2を参照
すると、まずステップ60では現在機関始動時であるか
否かが判別される。本実施例ではスタータモータスイッ
チ32がオンでありかつ機関回転数Nが設定回転数N1
よりも低いときに機関始動時であると判別される。機関
始動時であるとき、すなわちスタータモータスイッチ3
2がオンでありかつN<N1のときにはステップ61に
進み、各開閉弁を閉弁し、または閉弁状態に保持する。
次いで処理サイクルを終了する。ステップ61で機関始
動時でないとき、すなわちスタータモータスイッチ32
がオフであるか、或いはN≧N1のときにはステップ6
2に進んで各開閉弁を開弁し、または開弁状態に保持す
る。次いで処理サイクルを終了する。
【0020】ところで、本実施例では各空気分岐通路内
に逆止弁18が設けられている。これに対し各空気分岐
通路内に逆止弁18が設けられない場合、各空気分岐通
路と、制御弁17下流の空気共通通路とによって各エア
アシスト室が互いに連通されることになる。この場合、
例えば1番気筒#1の吸気行程が行われるとエアアシス
ト室12a内には空気分岐通路16b,16c,16d
を介して他の気筒、すなわち2番気筒、3番気筒および
4番気筒のエアアシスト室12b,12c,12dから
空気が流入してしまう。このようにエアアシスト室12
a内に空気分岐通路を介して他の気筒のエアアシスト室
12b,12c,12dから空気が流入すると燃料噴射
弁13からの燃料噴射量を増大しなければならず、かつ
開閉弁11a下流の吸気枝管2a内の負圧を大きくする
のが阻止されてしまう。
【0021】また、図1に示す内燃機関1では図3に示
すように#1→#3→#4→#2の順に吸気行程が行わ
れるようになっている。図3において実線は各気筒の吸
気行程期間を示しており、破線は排気行程期間を示して
いる。この場合例えば1番気筒#1の吸気行程時に、吸
気行程が続いて行われる3番気筒#3のオーバラップが
行われることになる。すなわち1番気筒#1の吸気行程
時に3番気筒の吸気弁と排気弁との両方が開弁している
ことになる。ところが、各空気分岐通路が互いに連通可
能な場合、すなわち逆止弁18が設けられていない場
合、例えば1番気筒の吸気行程時に3番気筒の#3のオ
ーバラップが行われるとエアアシスト室12a内に空気
分岐通路16cを介し開閉弁11c下流の吸気枝管2c
内の空気が流入するだけでなく、排気マニホルド7内の
空気が3番気筒#3を介して開閉弁11c下流の吸気枝
管2c内に流入し、次いでエアアシスト室12a内に流
入するようになる。その結果、図4において破線でもっ
て示すように機関始動時の吸気行程時に開閉弁11a下
流の吸気枝管2a内の負圧を速やかに大きくすることが
できなくなる。また、開閉弁11c下流の吸気枝管2c
内の負圧も小さくされることになる。
【0022】このように各開閉弁下流の吸気枝管内の負
圧を大きくできないと上述したような噴射燃料の微粒化
作用が低減されてしまい、かつ吸入空気量を低減できな
いために燃料噴射量を増大しなければならず、したがっ
て機関始動時において多量の未燃HCが排気マニホルド
7内に排出されることになる。制御弁17を各空気分岐
通路内に配置して制御弁17を閉弁すればこのような他
のエアアシスト室からの空気の流入を阻止できるが、複
数の制御弁17を設けるのは実用的でない。そこで本実
施例では、各空気分岐通路内に逆止弁18を設け、空気
分岐通路同士が互いに連通するのを阻止するようにして
いる。その結果、例えば1番気筒#1の吸気行程時に空
気分岐通路16b,16c,16dを介し他の気筒のエ
アアシスト室からエアアシスト室12a内に空気が流入
するのを阻止することができる。したがって、図4にお
いて実線でもって示すように吸気行程時に開閉弁11a
下流の吸気枝管2a内の負圧を速やかに大きくすること
ができる。開閉弁下流の吸気枝管内の負圧が大きくなれ
ばこの負圧によって噴射燃料を良好に微粒化できること
になる。また、燃料噴射量を増大する必要もなくなる。
その結果、機関始動時に排気マニホルド7内に排出され
る未燃HCを低減することができることになる。他の気
筒についても同様であるので説明を省略する。
【0023】図5に別の実施例を示す。図5において図
1の実施例と同様の構成要素は同一の番号で示す。また
この実施例において図1の実施例と同様の電子制御ユニ
ットが設けられるが、図5において省略されている。図
5を参照すると、1番気筒#1のための空気分岐通路1
6aと4番気筒#4のための空気分岐通路16dとが共
通の空気中間通路70aに接続され、2番気筒#2のた
めの空気分岐通路16bと3番気筒#3のための空気分
岐通路16cとが共通の空気中間通路70bに接続され
る。これら空気中間通路70a,70bは空気共通通路
15に接続される。本実施例においてこれら空気中間通
路はガス中間通路を構成する。また、本実施例において
も図3に示したような順番で吸気行程が順次行われる。
この場合、1番気筒#1と4番気筒#4は吸気行程が互
いに重ならず、2番気筒#2と3番気筒#3は吸気行程
が互いに重ならない。本実施例では、1番気筒#1と4
番気筒#4とで第1の気筒群を形成して第1の気筒群に
対し1つの空気中間通路70aを設け、2番気筒#2と
3番気筒#3とで第2の気筒群を形成して第2の気筒群
に対し1つの空気中間通路70bを設けている。
【0024】また、図5に示されるように、各空気中間
通路70a,70b内には空気共通通路15から各空気
分岐通路へ向けてのみ流通可能な逆止弁71がそれぞれ
配置される。したがって、本実施例ではこれら逆止弁7
1によって空気中間通路70a,70b同士が互いに連
通するのが阻止されている。云い換えると、開閉弁11
a下流の吸気枝管2a内の負圧および開閉弁11d下流
の吸気枝管2d内の負圧とが、2番気筒#2および3番
気筒#3の各吸気行程によって影響を受けず、また開閉
弁11b下流の吸気枝管2b内の負圧および開閉弁11
c下流の吸気枝管2c内の負圧とが1番気筒#1および
4番気筒#4の各吸気行程によって影響を受けない。し
たがって、各開閉弁が閉弁された機関始動時において各
開閉弁下流の吸気枝管内の負圧を高めることができる。
しかしながら、本実施例では1番気筒#1のための空気
分岐通路16aと4番気筒#4のための空気分岐通路1
6dとが互いに連通可能になっており、また2番気筒#
2のための空気分岐通路16bと3番気筒#3のための
空気分岐通路16cとが互いに連通可能になっている。
次に図6を参照して1番気筒#1と4番気筒#4とから
なる第1の気筒群について説明する。
【0025】図6は機関始動時における開閉弁11a下
流の吸気枝管2a内の負圧と、開閉弁11d下流の吸気
枝管2d内の負圧とを示すタイムチャートである。図6
において実線は本実施例における場合を示しており、破
線は図1に示される実施例における場合を示している。
また、図6において時間零は機関始動が開始された時間
を示している。
【0026】図6に示される例では、機関始動が開始さ
れると、すなわちスタータモータスイッチ32がオンに
されるとまず1番気筒#1の吸気行程が行われる。時間
aにおいて1番気筒#1の吸気行程が行われると開閉弁
11a下流の吸気枝管2a内の負圧が次第に増大され
る。ところが、本実施例では、開閉弁11a下流の吸気
枝管2aと開閉弁11d下流の吸気枝管2dとが互いに
連通されており、このため開閉弁11d下流の吸気枝管
2d内の空気が空気分配通路16dおよび16aを介し
て開閉弁11a下流の吸気枝管2a内に流入し、その結
果開閉弁11a下流の吸気枝管2a内の負圧が図1の例
に比べて大きくならない。ところが、次いで時間bにお
いて4番気筒#4の吸気行程が行われるとこのときの開
閉弁11a下流の吸気枝管2a内の負圧が増大される。
この時点で本実施例における開閉弁11a下流の吸気枝
管2a内の負圧は図1の例に比べて大きくされる。次い
で時間cにおいて再び1番気筒#1の吸気行程が行われ
ると開閉弁11a下流の吸気枝管2a内の最大負圧は図
1の例よりもさらに大きくされる。
【0027】一方、時間aにおいて4番気筒#4の吸気
行程は行われないが、開閉弁11a下流の吸気枝管2a
と開閉弁11d下流の吸気枝管2dとが互いに連通され
ているために開閉弁11d下流の吸気枝管11d内の負
圧が大きくされる。次いで時間bにおいて4番気筒#4
の吸気行程が行われると開閉弁11d下流の吸気枝管2
d内の負圧が図1に示す例よりも大きくされる。時間c
において1番気筒#1の吸気行程が再び行われると開閉
弁11d下流の吸気枝管2d内の負圧がさらに大きくさ
れる。このように1番気筒#1の吸気行程と4番気筒#
4の吸気行程とが順次繰り返されると開閉弁11a下流
の吸気枝管2a内の負圧と、開閉弁11d下流の吸気枝
管2d内の負圧とが、図1の例に比べてさらに大きくさ
れる。
【0028】このように第1の気筒群において、少なく
とも1つの気筒の吸気行程が完了した後には開閉弁11
a下流の吸気枝管2a内の負圧と開閉弁11d下流の吸
気枝管2d内の負圧との両方を図1に示す例に比べて大
きくできることになる。云い換えると、本実施例では第
1の気筒群において少なくとも1つの気筒の吸気行程が
完了するまでは開閉弁11a下流の吸気枝管2a内の負
圧と開閉弁11d下流の吸気枝管2d内の負圧が小さ
く、このとき燃料噴射を行うと噴射燃料の微粒化を促進
できないので排気マニホルド7に多量の未燃HCが排出
されることになる。そこで、本実施例では第1の気筒群
において1番気筒#1または4番気筒#4の吸気行程が
完了したか否かを判別し、いずれか一方の気筒の吸気行
程が1回完了するまでは各燃料噴射弁13による燃料噴
射作用を禁止し、いずれか一方の気筒の吸気行程が1回
完了後に1番気筒#1または4番気筒#4の燃料噴射作
用を開始するようにしている。すなわち図6の例におい
て、時間aにおいて1番気筒#1の燃料噴射作用が行わ
れるべきであるがこの燃料噴射作用が禁止され、時間b
となると4番気筒#4の燃料噴射作用が開始される。そ
の結果、開閉弁11a下流の吸気枝管2a内の負圧と開
閉弁11d下流の吸気枝管2d内の負圧が小さいときに
燃料噴射が行われるのが阻止されると共にこれら吸気枝
管内の負圧が大きいときに燃料噴射が開始されるので噴
射燃料の良好な微粒化を確保することができる。なお、
第2の気筒群についても同様であるので説明を省略す
る。
【0029】図6に示す例では、機関始動が開始される
と1番気筒#1の吸気行程が行われ、次いで3番気筒#
3の吸気行程が行われる。したがって、機関始動が開始
された後2回の吸気行程が完了していれば第1の気筒群
のうち1番気筒#1の吸気行程が完了しており、かつ第
2の気筒群のうち3番気筒#3の吸気行程が完了してい
ることになる。そこで本実施例では機関始動が開始され
てから、すなわちスタータモータスイッチ32がオンに
されてから2回の吸気行程が完了した後に燃料噴射作用
を開始するようにしている。
【0030】図7は上述した燃料噴射作用の制御を実行
するためのルーチンである。このルーチンはスタータモ
ータスイッチ32がオンにされたときに1回実行され
る。図7を参照すると、ステップ80では機関始動が開
始された後、すなわちスタータモータスイッチ32がオ
ンにされた後、2回の吸気行程が完了したか否かが判別
される。本実施例では、上述したように第1の気筒群の
1番気筒、第2の気筒群の3番気筒、第1の気筒群の4
番気筒、第2の気筒群の2番気筒の順に吸気行程が行わ
れ、したがって機関始動が開始された後2回の吸気行程
が完了していれば第1の気筒群内のうちのいずれか1つ
の気筒の吸気行程が完了しており、かつ第2の気筒群内
のうちのいずれか1つの気筒の吸気行程が完了している
ことになる。機関始動が開始された後2回の吸気行程が
未だ完了していないときには次いでステップ81に進
み、燃料噴射作用を禁止する。次いでステップ80に戻
る。ステップ80において機関始動が開始された後2回
の吸気行程が完了しているときには次いでステップ82
に進み、燃料噴射作用を行う。次いで処理サイクルを終
了する。
【0031】ところで、上述したように機関始動が開始
された後に各気筒群内において最初に吸気行程が行われ
る気筒の開閉弁下流の吸気枝管内の負圧が小さくされ
る。すなわち、図6の例では1番気筒#1の開閉弁下流
の吸気枝管2a内の負圧と、3番気筒#3の開閉弁下流
の吸気枝管2c内の負圧とが小さくされる。さらに云い
換えると、1番気筒#1の吸気行程に続いて3番気筒#
3の吸気行程が行われるので図6の例ではスタータモー
タスイッチ32がオンにされた後2回の吸気行程が完了
するまで各開閉弁下流の吸気枝管内の負圧が小さくされ
ていることになる。一方、このように機関始動時におい
て各開閉弁下流の吸気枝管内の負圧が小さくされるとポ
ンピングロスが小さくなる。したがって、図6の例では
スタータモータスイッチ32がオンにされてから2回の
吸気行程が完了するまでポンピングロスが小さくされて
いることになる。その結果機関始動を速やかに開始する
ことができ、したがって機関始動を速やかに完了するこ
とができる。
【0032】なお、図5の実施例を6つの気筒を備えた
内燃機関に適用することもできる。この場合、各気筒の
吸気行程が、例えば1番気筒、5番気筒、3番気筒、6
番気筒、2番気筒、4番気筒の順に行われるとすると、
1番気筒、2番気筒、および3番気筒によって第1の気
筒群が構成され、4番気筒、5番気筒、および6番気筒
によって第2の気筒群が構成されることになる。また、
機関始動が開始されたときに1番気筒から吸気行程が開
始されるとすると、1番気筒の吸気行程と5番気筒の吸
気行程とが完了するまで燃料噴射作用が停止される。そ
の他の内燃機関の構成および作用は図1の実施例と同様
であるので説明を省略する。
【0033】これまで述べてきた実施例では、スロット
ル弁9上流の吸気ダクト4と各開閉弁下流の吸気枝管と
を空気通路14により接続して空気通路14を介し各開
閉弁下流の吸気枝管内に噴射燃料微粒化用の空気を供給
するようにしている。しかしながら、スロットル弁9上
流の吸気ダクト4と各開閉弁下流の吸気枝管とをガス通
路により接続してガス通路を介し各開閉弁下流の吸気枝
管内にアイドリング回転数制御用の空気を供給するよう
にしてもよい。この場合、ガス供給通路内に設けられる
制御弁はアイドリング回転数が目標回転数となるように
ガス通路内を流通する空気量を制御する。また、この場
合のガス源は空気源であって、この空気源はスロットル
弁9上流の吸気ダクト4により構成される。
【0034】また、シリンダヘッドの内部空間と各開閉
弁下流の吸気枝管とをガス通路により接続してガス通路
を介し各開閉弁下流の吸気枝管内に潤滑油を含んだ空
気、すなわちいわゆるブローバイガスを供給するように
してもよい。この場合、シリンダヘッドの内部空間内に
大気から空気が導かれ、シリンダヘッドの内部空間内を
流通した空気が次いでガス通路内に流入する。したがっ
てこの場合のガス源はシリンダヘッドの内部空間により
構成される。
【0035】さらに、蒸発燃料を一時的に蓄えるための
キャニスタを設け、キャニスタと各開閉弁下流の吸気枝
管とをガス通路により接続してガス通路を介し各開閉弁
下流の吸気枝管内に蒸発燃料を含んだ空気を供給するよ
うにしてもよい。この場合キャニスタによりガス源が構
成される。さらに、排気マニホルド7と各開閉弁下流の
吸気枝管とをガス通路により接続してガス通路を介し各
開閉弁下流の吸気枝管内にEGRガスを供給するように
してもよい。この場合のガス源はEGRガス源であっ
て、このEGRガス源は排気マニホルド7により構成さ
れる。
【0036】一方、上述の実施例ではアクセルペダル8
に連動するスロットル弁9を吸気ダクト4内に設けてい
る。しかしながら、各開閉弁をアクセルペダル8に連結
して各開閉弁をスロットル弁として構成し、すなわちア
クセルペダル8の踏み込み量が大きくなるにつれて各開
閉弁の開度が大きくなるようにしてもよい。このように
各吸気枝管内にスロットル弁を配置することによって機
関過渡運転時における応答性を速くすることができる。
この場合、吸気ダクト4内にスロットル弁を設ける必要
がないが、機関始動時にアクセルペダル8が踏み込まれ
たとしても各開閉弁を閉弁状態に保持するための装置が
設けられる。なお、このように各吸気枝管内にスロット
ル弁を配置した場合、ガス通路を介して各開閉弁下流の
吸気枝管内に噴射燃料微粒化用の空気またはアイドリン
グ回転数制御用の空気を供給するときには各開閉弁上流
のサージタンク3または吸気ダクト4によりガス源を構
成することができる。
【0037】
【発明の効果】1番目の発明では、或る気筒の吸気行程
時に、空気分岐通路を介して他の気筒の開閉弁下流の吸
気通路から空気が吸入されるのが阻止されるので当該気
筒の開閉弁下流の吸気通路内の負圧を速やかに高めるこ
とができる。したがって各開閉弁が閉弁されている機関
始動時に噴射燃料を良好に微粒化することができ、かつ
噴射燃料量を少なくすることができるので機関始動時に
おいて排気通路内に排出される未燃HCを低減すること
ができる。
【0038】2番目の発明では、或る気筒群の気筒の吸
気行程時において同一気筒群内の他の気筒の開閉弁下流
の吸気通路内の負圧を速やかに大きくすることができ、
かつ噴射燃料量を少なくすることができるので機関始動
時において排気通路内に排出される未燃HCを低減する
ことができる。また、機関始動が開始された後各気筒群
の中で最初に吸気行程が行われる気筒の開閉弁下流の吸
気通路内の負圧が小さくされることにより当該気筒のポ
ンピングロスが小さくされるので機関始動を速やかに開
始することができる。
【0039】3番目の発明では、2番目の発明におい
て、機関始動が開始された後各気筒群の中で最初に吸気
行程が行われる気筒における燃料噴射を禁止し、同一気
筒群内で少なくとも1つの気筒の吸気行程が行われて同
一気筒群内の他の気筒の開閉弁下流の吸気通路内の負圧
が高められた後に燃料噴射を開始しているので噴射燃料
の良好な霧化を確保することができる。したがって、機
関始動時において排気通路内に排出される未燃HCをさ
らに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】開閉弁の制御を行うためのフローチャートであ
る。
【図3】各気筒の吸気行程および排気行程を示す線図で
ある。
【図4】各開閉弁下流の吸気枝管内の負圧を示すタイム
チャートである。
【図5】別の実施例を示す内燃機関の全体図である。
【図6】開閉弁下流の吸気枝管内の負圧を示すタイムチ
ャートである。
【図7】燃料噴射制御を実行するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
2a,2b,2c,2d…吸気枝管 3…サージタンク 9…スロットル弁 11a,11b,11c,11d…開閉弁 12a,12b,12c,12d…エアアシスト室 13…燃料噴射弁 14…空気通路 15…空気共通通路 16a,16b,16c,16d…空気分岐通路 18…逆止弁 70a,70b…空気中間通路 71…逆止弁 #1…1番気筒 #2…2番気筒 #3…3番気筒 #4…4番気筒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒が設けられており、各気筒と
    サージタンク間の各吸気通路内に、機関始動時に閉弁さ
    れる開閉弁を配置すると共に各開閉弁下流の吸気通路内
    に、該吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射弁を配置
    し、機関内に設けられるガス源と各開閉弁下流の吸気通
    路とをガス通路により連結して各開閉弁下流の吸気通路
    内にガスを供給できるようにした内燃機関の吸気制御装
    置において、ガス通路を、ガス源に連結されたガス共通
    通路と、ガス共通通路から分岐されて各開閉弁下流の吸
    気通路に到るガス分岐通路とから形成し、ガス通路内に
    これらガス分岐通路同士が互いに連通するのを阻止する
    連通阻止手段を設けた吸気制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の気筒が設けられており、各気筒と
    サージタンク間の各吸気通路内に、機関始動時に閉弁さ
    れる開閉弁を配置すると共に各開閉弁下流の吸気通路内
    に、該吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射弁を配置
    し、機関内に設けられるガス源と各開閉弁下流の吸気通
    路とをガス通路により連結して各開閉弁下流の吸気通路
    内にガスを供給できるようにした内燃機関の吸気制御装
    置において、上記複数の気筒を吸気行程が互いに重なら
    ない気筒からなる複数の気筒群に分割し、ガス通路を、
    ガス源に連結されたガス共通通路と、ガス共通通路から
    分岐されたガス中間通路であって各気筒群に対しそれぞ
    れ設けられたガス中間通路と、各ガス中間通路から分岐
    されてそれぞれ対応する気筒群の気筒の各開閉弁下流の
    吸気通路に到るガス分岐通路とから形成し、ガス通路内
    にこれらガス中間通路同士が互いに連通するのを阻止す
    る連通阻止手段を設けた吸気制御装置。
  3. 【請求項3】 機関始動時において、各気筒群の気筒の
    うち少なくとも1つの気筒の吸気行程が完了するまで各
    気筒群において燃料噴射作用を禁止するようにした請求
    項2に記載の吸気制御装置。
JP7107609A 1995-05-01 1995-05-01 内燃機関の吸気制御装置 Pending JPH08303274A (ja)

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