JPH08302419A - 溶鋼の精錬方法 - Google Patents
溶鋼の精錬方法Info
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- JPH08302419A JPH08302419A JP13260895A JP13260895A JPH08302419A JP H08302419 A JPH08302419 A JP H08302419A JP 13260895 A JP13260895 A JP 13260895A JP 13260895 A JP13260895 A JP 13260895A JP H08302419 A JPH08302419 A JP H08302419A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高能力・高価な真空排気設備を不要とし、
[O]の制約も不要にしながら、必要な脱窒速度を得る
簡便かつ確実な溶鋼の精錬方法を提供することを目的と
する。 【構成】 溶鋼中窒素濃度が1ppm〜200ppmの
溶鋼を減圧下で脱窒する方法において、溶鋼表面に窒素
を含有しないガスを0.1〜100l/min/溶鋼t
の範囲の量で吹き付ける。また特定の式に基づいて計算
される吹き込みガス量QB の窒素を含有しないガスを、
さらに溶鋼中に吹き込む。
[O]の制約も不要にしながら、必要な脱窒速度を得る
簡便かつ確実な溶鋼の精錬方法を提供することを目的と
する。 【構成】 溶鋼中窒素濃度が1ppm〜200ppmの
溶鋼を減圧下で脱窒する方法において、溶鋼表面に窒素
を含有しないガスを0.1〜100l/min/溶鋼t
の範囲の量で吹き付ける。また特定の式に基づいて計算
される吹き込みガス量QB の窒素を含有しないガスを、
さらに溶鋼中に吹き込む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶鋼の精錬工程における
脱酸素、脱窒、脱水素方法に関する。
脱酸素、脱窒、脱水素方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶鋼中の窒素濃度(以下[N]と
略す)を30ppm以上から10ppm以下に脱窒する
方法はいろいろ提案されているが、溶鋼の脱炭により発
生するCOガス気泡を利用して、そのCOガス気泡表面
から窒素を吸着して行うものが公知の一般的技術であっ
た。特に50ppm〜200ppmの[N]の溶銑の脱
窒は転炉脱炭によるものがほとんどである。
略す)を30ppm以上から10ppm以下に脱窒する
方法はいろいろ提案されているが、溶鋼の脱炭により発
生するCOガス気泡を利用して、そのCOガス気泡表面
から窒素を吸着して行うものが公知の一般的技術であっ
た。特に50ppm〜200ppmの[N]の溶銑の脱
窒は転炉脱炭によるものがほとんどである。
【0003】しかし、電炉法などのスクラップ溶解法
(溶解炉出鋼時の[N]=70ppm〜100ppm)
や直接還元溶解法などの転炉脱炭を用いないプロセスに
おける脱窒方法は、真空脱ガス処理設備(以下RH、D
Hと略す)が主流である。この場合、たとえば特公昭5
7−63620号公報のように処理途中で真空度を1T
orrまで上げて気泡の膨張率を増大させて処理時間を
短縮するものや、特開昭63−186818号公報や特
開平5−156343号公報のように1Torrの高真
空下で、脱窒に必要な脱炭量(=COガス気泡発生量)
を確保し易くするために溶鋼中の[C]や[O]を高位
(たとえば[O]≧0.03wt%、[C]≧0.01
wt%)に維持する方法、あるいはメタル界面から窒素
が離脱するのを阻害し、脱窒速度を遅くする表面活性元
素(たとえば[S]や[O])を低減する方法があっ
た。
(溶解炉出鋼時の[N]=70ppm〜100ppm)
や直接還元溶解法などの転炉脱炭を用いないプロセスに
おける脱窒方法は、真空脱ガス処理設備(以下RH、D
Hと略す)が主流である。この場合、たとえば特公昭5
7−63620号公報のように処理途中で真空度を1T
orrまで上げて気泡の膨張率を増大させて処理時間を
短縮するものや、特開昭63−186818号公報や特
開平5−156343号公報のように1Torrの高真
空下で、脱窒に必要な脱炭量(=COガス気泡発生量)
を確保し易くするために溶鋼中の[C]や[O]を高位
(たとえば[O]≧0.03wt%、[C]≧0.01
wt%)に維持する方法、あるいはメタル界面から窒素
が離脱するのを阻害し、脱窒速度を遅くする表面活性元
素(たとえば[S]や[O])を低減する方法があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらの方法で
は、反応容器内の空間は高真空(=1Torr)である
ことが前提条件であり、ガス−メタルあるいはガス−ス
ラグ界面近傍のガス空間を高真空にするため反応容器内
上部から吸引排気する排気系設備が高能力・高価になっ
ていた。また必要な脱炭量を確保するために[O]を比
較的高く(=0.03wt%)しなければならないが、
[O]は表面活性元素であって高濃度にすると脱窒速度
を遅くする弊害もあった。
は、反応容器内の空間は高真空(=1Torr)である
ことが前提条件であり、ガス−メタルあるいはガス−ス
ラグ界面近傍のガス空間を高真空にするため反応容器内
上部から吸引排気する排気系設備が高能力・高価になっ
ていた。また必要な脱炭量を確保するために[O]を比
較的高く(=0.03wt%)しなければならないが、
[O]は表面活性元素であって高濃度にすると脱窒速度
を遅くする弊害もあった。
【0005】そこで本発明は高能力・高価な真空排気設
備を不要とし、[O]の制約も不要にしながら、必要な
脱窒速度を得る簡便かつ確実な溶鋼の精錬方法を提供す
ることを目的とする。
備を不要とし、[O]の制約も不要にしながら、必要な
脱窒速度を得る簡便かつ確実な溶鋼の精錬方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、溶鋼中窒素濃度が1ppm〜200
ppmの溶鋼を減圧下で脱窒する方法において、溶鋼表
面に窒素を含有しないガスを0.1〜100l/min
/溶鋼tの範囲の量で吹き付けることを特徴とする溶鋼
の精錬方法である。
するものであって、溶鋼中窒素濃度が1ppm〜200
ppmの溶鋼を減圧下で脱窒する方法において、溶鋼表
面に窒素を含有しないガスを0.1〜100l/min
/溶鋼tの範囲の量で吹き付けることを特徴とする溶鋼
の精錬方法である。
【0007】ここにおいて、下記(1)式に基づいて計
算される吹き込みガス量QB の窒素を含有しないガス
を、さらに溶鋼中に吹き込むことも特徴とする。 Qt =QB +QCO ・・・・・(1) ただし、kN =α+β×Qt ここで、 QCO;脱炭により発生するCOガス気泡量(Nl/mi
n/t) kN ;脱窒速度定数=0.1〜100(l/wt%/m
in) α;メタル−ガス界面積で決まる脱窒速度定数(l/w
t%/min) β;流量係数(t/wt%/Nl)=0.1〜0.6 QB ;吹き込みガス量(Nl/min/t) Qt ;ガス量の総和(Nl/min/t)
算される吹き込みガス量QB の窒素を含有しないガス
を、さらに溶鋼中に吹き込むことも特徴とする。 Qt =QB +QCO ・・・・・(1) ただし、kN =α+β×Qt ここで、 QCO;脱炭により発生するCOガス気泡量(Nl/mi
n/t) kN ;脱窒速度定数=0.1〜100(l/wt%/m
in) α;メタル−ガス界面積で決まる脱窒速度定数(l/w
t%/min) β;流量係数(t/wt%/Nl)=0.1〜0.6 QB ;吹き込みガス量(Nl/min/t) Qt ;ガス量の総和(Nl/min/t)
【0008】また、吹き込みガス量QB を上記(1)式
の代わりに以下の(2)式により計算される値とするこ
とも特徴とする。 Qt =QB -n+QCO -m ・・・・・(2) ただし、n、mは係数であり、 0≦m≦2.0、 0
≦n/m≦1.0
の代わりに以下の(2)式により計算される値とするこ
とも特徴とする。 Qt =QB -n+QCO -m ・・・・・(2) ただし、n、mは係数であり、 0≦m≦2.0、 0
≦n/m≦1.0
【0009】また、吹き込みガス量QB を前記(1)式
の代わりに以下の(3)式により計算される値とするこ
とも特徴とする。 Qt =γ×QB +QCO ・・・・・(3) ただし、γは係数で、 γ=0.5/rB ここで、rB ;吹き込みガス気泡の粒径
の代わりに以下の(3)式により計算される値とするこ
とも特徴とする。 Qt =γ×QB +QCO ・・・・・(3) ただし、γは係数で、 γ=0.5/rB ここで、rB ;吹き込みガス気泡の粒径
【0010】ここにおいて前記(1)式ないし(3)式
で用いるkN の値について、(4)式より炉内の真空度
θ(Torr)を考慮した係数を掛けたkN ′を用いる
ことも特徴とする。 kN ′=kN ×θ-U=α+β×Qt ・・・・・(4) ただし、uは係数で、 0.02≦u≦0.9
で用いるkN の値について、(4)式より炉内の真空度
θ(Torr)を考慮した係数を掛けたkN ′を用いる
ことも特徴とする。 kN ′=kN ×θ-U=α+β×Qt ・・・・・(4) ただし、uは係数で、 0.02≦u≦0.9
【0011】また、前記の溶鋼の精錬方法において、上
吹きランス、横吹き込み羽口の一方または両方からガス
を溶鋼表面に吹き付けること、また上吹きランス、横吹
き込み羽口の一方または両方によりガスを溶鋼の表面に
吹き付け、さらに底吹き羽口から溶鋼中へガスを吹き込
むことも特徴とする。またさらにメタル浴面あるいはス
ラグ浴面と接触する空間の圧力を1〜760Torrと
すること、アルゴン、酸素、二酸化炭素および一酸化炭
素の1種または2種以上を吹き込むことも特徴とする。
吹きランス、横吹き込み羽口の一方または両方からガス
を溶鋼表面に吹き付けること、また上吹きランス、横吹
き込み羽口の一方または両方によりガスを溶鋼の表面に
吹き付け、さらに底吹き羽口から溶鋼中へガスを吹き込
むことも特徴とする。またさらにメタル浴面あるいはス
ラグ浴面と接触する空間の圧力を1〜760Torrと
すること、アルゴン、酸素、二酸化炭素および一酸化炭
素の1種または2種以上を吹き込むことも特徴とする。
【0012】
【作用】溶鋼の脱窒方法のポイントは、比較的高窒素濃
度範囲(10ppm〜200ppm)でも低窒素濃度範
囲(10ppm以下)と同様、ガス−メタル界面の面
積と、ガス雰囲気中の窒素分圧の2つである。ガス−
メタル界面積についてはアルゴンガスを底吹きしたり、
脱炭を併用して発生するCOガス気泡による界面積増大
を利用する方法が公知であり、広く行われている。ガス
雰囲気中の窒素分圧についても、溶鋼を真空槽内に入
れ、ガス側を排気して高真空(1〜10Torr)にし
てガス側の窒素分圧を低くする方法は公知であり、これ
によりメタルの平衡窒素濃度を1〜30ppmに低くで
き、脱窒速度を増大させる方法は広く行われている。し
かし真空槽の内部ガスを排気するさい、メタル飛沫飛散
による排気孔の閉塞を回避するために排気孔をガス−メ
タル界面から最も遠い位置、すなわち天蓋に設けていた
ため、ガス−メタル界面では脱ガスにより必ずしもガス
分圧は低くならなかった。
度範囲(10ppm〜200ppm)でも低窒素濃度範
囲(10ppm以下)と同様、ガス−メタル界面の面
積と、ガス雰囲気中の窒素分圧の2つである。ガス−
メタル界面積についてはアルゴンガスを底吹きしたり、
脱炭を併用して発生するCOガス気泡による界面積増大
を利用する方法が公知であり、広く行われている。ガス
雰囲気中の窒素分圧についても、溶鋼を真空槽内に入
れ、ガス側を排気して高真空(1〜10Torr)にし
てガス側の窒素分圧を低くする方法は公知であり、これ
によりメタルの平衡窒素濃度を1〜30ppmに低くで
き、脱窒速度を増大させる方法は広く行われている。し
かし真空槽の内部ガスを排気するさい、メタル飛沫飛散
による排気孔の閉塞を回避するために排気孔をガス−メ
タル界面から最も遠い位置、すなわち天蓋に設けていた
ため、ガス−メタル界面では脱ガスにより必ずしもガス
分圧は低くならなかった。
【0013】そこで本発明では、図1に示すようにたと
えば溶鋼1を取鍋2内に入れ、真空槽3内に装入し、真
空排気は高真空を得ることなく10〜300ppm程度
に止める代わりに、ガス−スラグ界面4近傍のガス雰囲
気5の窒素分圧を低下するためガス−スラグ界面に窒素
を含有しないガス6、たとえば不活性ガスまたは酸化性
ガスを上吹きランス7から吹き付けて強制的にメタルか
ら離脱した窒素含有ガス気泡8をガス−メタル界面近傍
からガス雰囲気5上方に吹き飛ばすことを特徴とする。
不活性ガスとしてはアルゴン、ヘリウムなどがあるが、
コスト的にはアルゴンが好ましい。
えば溶鋼1を取鍋2内に入れ、真空槽3内に装入し、真
空排気は高真空を得ることなく10〜300ppm程度
に止める代わりに、ガス−スラグ界面4近傍のガス雰囲
気5の窒素分圧を低下するためガス−スラグ界面に窒素
を含有しないガス6、たとえば不活性ガスまたは酸化性
ガスを上吹きランス7から吹き付けて強制的にメタルか
ら離脱した窒素含有ガス気泡8をガス−メタル界面近傍
からガス雰囲気5上方に吹き飛ばすことを特徴とする。
不活性ガスとしてはアルゴン、ヘリウムなどがあるが、
コスト的にはアルゴンが好ましい。
【0014】またアルゴンなどの不活性ガスのガス−メ
タル界面吹き付けによりガス側の窒素分圧を強制的に低
下させた上で、酸化性ガス、たとえば酸素、CO2 、C
Oガス、H2 Oを吹き付けて脱炭を促進させて脱窒する
のも良いし、不活性ガスの代わりにこれらの酸化性ガス
を用いても同様の効果が得られる。従来盛んに実施され
ている脱炭COガス気泡による脱窒促進は、上吹き酸素
を用いた場合に最も顕著であり、これは単に脱炭COガ
ス気泡による脱窒促進ではなく、前述の上吹きガスによ
るガス−メタル界面の窒素含有ガス強制移動による効果
が大きいことを示している。
タル界面吹き付けによりガス側の窒素分圧を強制的に低
下させた上で、酸化性ガス、たとえば酸素、CO2 、C
Oガス、H2 Oを吹き付けて脱炭を促進させて脱窒する
のも良いし、不活性ガスの代わりにこれらの酸化性ガス
を用いても同様の効果が得られる。従来盛んに実施され
ている脱炭COガス気泡による脱窒促進は、上吹き酸素
を用いた場合に最も顕著であり、これは単に脱炭COガ
ス気泡による脱窒促進ではなく、前述の上吹きガスによ
るガス−メタル界面の窒素含有ガス強制移動による効果
が大きいことを示している。
【0015】吹き付けるガスの量は、ガス−メタル界面
に極く薄い(=数十μm)層を形成すれば十分なので
0.1(l/min/溶鋼t)程度で良いが、ガス−メ
タル界面が底吹きガス攪拌などで揺動している場合には
多めに100(l/min/溶鋼t)程度必要になる場
合もある。
に極く薄い(=数十μm)層を形成すれば十分なので
0.1(l/min/溶鋼t)程度で良いが、ガス−メ
タル界面が底吹きガス攪拌などで揺動している場合には
多めに100(l/min/溶鋼t)程度必要になる場
合もある。
【0016】さらに従来法と同様、脱窒界面拡大のため
に、底吹き羽口9からガスをメタル中に吹き込んでも良
い。これを併用すればメタル槽全体の移動が促進され
て、処理時間を短縮できる。底吹き込みガスの量は、下
記(1)式に基づいて計算されるQt が好ましい。これ
は実験で確認したものであるが、脱窒界面積を脱炭によ
る発生COガスと底吹きガスの量の総和で近似できるこ
とが判った。真空度が高い1Torr程度の場合にはガ
ス−メタル界面でのガス気泡の膨張率が大きいため、底
吹きガス量は少なくても効果があり、(QB +QCO)の
寄与率は小さく、したがってβは0.1であった。10
0Torr程度の低真空度の場合にはガス量は絶対的に
多く必要であり、(QB +QCO)の変化率はkN に大い
に影響し、従ってβは0.6と大きくなった。底吹込み
ガスはアルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスあるいは酸
素、CO2 、COなどの酸化性ガス、CH4 などの炭化
水素系のガスで良い。
に、底吹き羽口9からガスをメタル中に吹き込んでも良
い。これを併用すればメタル槽全体の移動が促進され
て、処理時間を短縮できる。底吹き込みガスの量は、下
記(1)式に基づいて計算されるQt が好ましい。これ
は実験で確認したものであるが、脱窒界面積を脱炭によ
る発生COガスと底吹きガスの量の総和で近似できるこ
とが判った。真空度が高い1Torr程度の場合にはガ
ス−メタル界面でのガス気泡の膨張率が大きいため、底
吹きガス量は少なくても効果があり、(QB +QCO)の
寄与率は小さく、したがってβは0.1であった。10
0Torr程度の低真空度の場合にはガス量は絶対的に
多く必要であり、(QB +QCO)の変化率はkN に大い
に影響し、従ってβは0.6と大きくなった。底吹込み
ガスはアルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスあるいは酸
素、CO2 、COなどの酸化性ガス、CH4 などの炭化
水素系のガスで良い。
【0017】 Qt =QB +QCO ・・・・・(1) ただし、kN =α+β×Qt ここで、 QCO;脱炭により発生するCOガス気泡量(Nl/mi
n/t) kN ;脱窒速度定数=0.1〜100(l/wt%/m
in) α;メタル−ガス界面積で決まる脱窒速度定数(l/w
t%/min) β;流量係数(t/wt%/Nl)=0.1〜0.6 QB ;吹き込みガス量(Nl/min/t) Qt ;ガス量の総和(Nl/min/t)
n/t) kN ;脱窒速度定数=0.1〜100(l/wt%/m
in) α;メタル−ガス界面積で決まる脱窒速度定数(l/w
t%/min) β;流量係数(t/wt%/Nl)=0.1〜0.6 QB ;吹き込みガス量(Nl/min/t) Qt ;ガス量の総和(Nl/min/t)
【0018】αは実験では15(l/wt%/min)
であるが、現行の転炉、RH、DHなどでは10〜50
(l/wt%/min)であり、大きい程吹き込みガス
流量を削減できて有利なため、10〜100(l/wt
%/min)が好ましい。また、Qt についてはαとの
兼ね合いであるが、1〜500(Nl/min/t)が
好ましい。
であるが、現行の転炉、RH、DHなどでは10〜50
(l/wt%/min)であり、大きい程吹き込みガス
流量を削減できて有利なため、10〜100(l/wt
%/min)が好ましい。また、Qt についてはαとの
兼ね合いであるが、1〜500(Nl/min/t)が
好ましい。
【0019】QCOは処理前後の[C]測定値から下記式
により計算できる。 QCO={([C]initial −[C]end )×1000
[kg]÷12[kg/kmol]×22.4[Nm3
/kmol]}/tp ここで、tp ;処理時間(min) [C]initial ;処理前[C](%) [C]end ;処理後[C](%)
により計算できる。 QCO={([C]initial −[C]end )×1000
[kg]÷12[kg/kmol]×22.4[Nm3
/kmol]}/tp ここで、tp ;処理時間(min) [C]initial ;処理前[C](%) [C]end ;処理後[C](%)
【0020】また吹き込みガス気泡は総じて吹き込み羽
口において合体して巨大化する。これを考慮してQB を
上記(1)式の代わりに以下の(2)式により計算され
る値とするのが好ましい。 Qt =QB -n+QCO -m ・・・・・(2) ただし、n、mは係数であり、 0≦m≦2.0、 0
≦n/m≦1.0
口において合体して巨大化する。これを考慮してQB を
上記(1)式の代わりに以下の(2)式により計算され
る値とするのが好ましい。 Qt =QB -n+QCO -m ・・・・・(2) ただし、n、mは係数であり、 0≦m≦2.0、 0
≦n/m≦1.0
【0021】使用するプロセスの設備について、(2)
式のn、mを実験的に決定するのはなかなか難しいので
簡易的には、以下の(3)式により計算される値として
も良い。 Qt =γ×QB +QCO ・・・・・(3) ただし、γは係数で、 γ=0.5/rB ここで、rB ;吹き込みガス気泡の粒径
式のn、mを実験的に決定するのはなかなか難しいので
簡易的には、以下の(3)式により計算される値として
も良い。 Qt =γ×QB +QCO ・・・・・(3) ただし、γは係数で、 γ=0.5/rB ここで、rB ;吹き込みガス気泡の粒径
【0022】rB は水モデルの実測あるいはISIJ
vol.32(1992),No.1,p.87〜94
記載のX線透過測定などにより事前に測定できる。
vol.32(1992),No.1,p.87〜94
記載のX線透過測定などにより事前に測定できる。
【0023】電気炉やスクラップ溶解プロセスなどの脱
ガス工程を設計するさい、高真空排気系を有する設備は
高額で不適当なので(1)式等で用いるkN の代わりに
以下の(4)式により炉内の真空度θ(Torr)を考
慮した係数を掛けたkN ′を用いると、真空排気系設備
の能力を決定し易い。 kN ′=kN ×θ-U=α+β×Qt ・・・・・(4) ただし、uは係数で、 0.02≦u≦0.9
ガス工程を設計するさい、高真空排気系を有する設備は
高額で不適当なので(1)式等で用いるkN の代わりに
以下の(4)式により炉内の真空度θ(Torr)を考
慮した係数を掛けたkN ′を用いると、真空排気系設備
の能力を決定し易い。 kN ′=kN ×θ-U=α+β×Qt ・・・・・(4) ただし、uは係数で、 0.02≦u≦0.9
【0024】これも設備のガス−メタル界面積と浴深、
ガス空間部分の高さなどによりuを決定するのが好まし
く、高さ3m、内径3mの取鍋を100Torrの真空
槽に装入するタンクデガッサー型の場合、uは0.02
であった。したがってkN =15.0(l/wt%/m
in)の時、kN ′=15.0×100-0.02 =13.
7と計算される。
ガス空間部分の高さなどによりuを決定するのが好まし
く、高さ3m、内径3mの取鍋を100Torrの真空
槽に装入するタンクデガッサー型の場合、uは0.02
であった。したがってkN =15.0(l/wt%/m
in)の時、kN ′=15.0×100-0.02 =13.
7と計算される。
【0025】メタル表面にガスを吹き付ける方法に関
し、上吹きランスの代わりに横吹き込み羽口を用いても
良い。この場合、横吹き込み羽口は円周方向にどこか1
箇所でも良いが、設備上2箇所以上設置が可能な場合、
円周方向に対向して90度ずつずらして4箇所設けるの
がバランスがとり易くて好ましい。また4箇所について
地金などによる目詰まりが起きるとガス吹き込みが不可
能になることを懸念して予備をさらに追加して5箇所以
上にしても良いが、10箇所以上設置すると維持がたい
へんなので好ましくない。
し、上吹きランスの代わりに横吹き込み羽口を用いても
良い。この場合、横吹き込み羽口は円周方向にどこか1
箇所でも良いが、設備上2箇所以上設置が可能な場合、
円周方向に対向して90度ずつずらして4箇所設けるの
がバランスがとり易くて好ましい。また4箇所について
地金などによる目詰まりが起きるとガス吹き込みが不可
能になることを懸念して予備をさらに追加して5箇所以
上にしても良いが、10箇所以上設置すると維持がたい
へんなので好ましくない。
【0026】本法は1Torrの高真空槽で用いれば処
理時間を短縮できるので良いが、スクラップ溶解プロセ
スなどでは真空排気系設備を簡略化する必要があるの
で、この場合はメタル浴面あるいはスラグ浴面と接触す
る空間の圧力を10Torr以上とすることが好まし
い。しかし300Torrを超えるとガス雰囲気の窒素
分圧(=窒素の平衡濃度)が高くなって、ガス吹き込み
のみでは脱窒時間がかかり過ぎるため好ましくない。従
って1〜300Torrとするのが良い。転炉のように
もともと排気設備能力がガス発生速度より小さい場合、
あるいは真空排気設備を有さず脱炭量が1〜4%と大き
いプロセスにおいて使用する場合は、300Torr以
下にするのは困難であるため、300Torr〜常圧の
760Torrでも良いし、3気圧程度の加圧状態でも
構わない。
理時間を短縮できるので良いが、スクラップ溶解プロセ
スなどでは真空排気系設備を簡略化する必要があるの
で、この場合はメタル浴面あるいはスラグ浴面と接触す
る空間の圧力を10Torr以上とすることが好まし
い。しかし300Torrを超えるとガス雰囲気の窒素
分圧(=窒素の平衡濃度)が高くなって、ガス吹き込み
のみでは脱窒時間がかかり過ぎるため好ましくない。従
って1〜300Torrとするのが良い。転炉のように
もともと排気設備能力がガス発生速度より小さい場合、
あるいは真空排気設備を有さず脱炭量が1〜4%と大き
いプロセスにおいて使用する場合は、300Torr以
下にするのは困難であるため、300Torr〜常圧の
760Torrでも良いし、3気圧程度の加圧状態でも
構わない。
【0027】本法でポイントになるのはガス−メタル界
面直上に極く薄い窒素分圧の極めて低い層を作ることで
あるので、ガスの吹き付け方法は上吹きランス、横吹き
羽口、底吹き羽口のうち1種または2種以上を組み合わ
せても良いし、ガス種もアルゴン、酸素、二酸化炭素お
よび一酸化炭素の1種または2種以上を吹き込んでも良
い。
面直上に極く薄い窒素分圧の極めて低い層を作ることで
あるので、ガスの吹き付け方法は上吹きランス、横吹き
羽口、底吹き羽口のうち1種または2種以上を組み合わ
せても良いし、ガス種もアルゴン、酸素、二酸化炭素お
よび一酸化炭素の1種または2種以上を吹き込んでも良
い。
【0028】
実施例1 図1により本発明の実施態様を説明する。アルミニウム
を100kg添加して脱酸した窒素濃度90ppm、炭
素濃度0.1%の溶鋼1を150t入れた取鍋2を真空
槽3内に入れて300Torrに排気し、メタル浴面4
に上吹きランス7を用いてCO2 ガス6を1.0(Nl
/min/溶鋼t)吹き付けて脱窒する処理について、
処理条件を以下の手順で設計した。
を100kg添加して脱酸した窒素濃度90ppm、炭
素濃度0.1%の溶鋼1を150t入れた取鍋2を真空
槽3内に入れて300Torrに排気し、メタル浴面4
に上吹きランス7を用いてCO2 ガス6を1.0(Nl
/min/溶鋼t)吹き付けて脱窒する処理について、
処理条件を以下の手順で設計した。
【0029】まず取鍋2内のガス−メタル界面積35.
7m2 からα=15(l/wt%/min)を求め、処
理時間20minにおける脱炭量見込み=0.06%か
らQCOを5.6(Nl/min/溶鋼t)と算定した。
次にβ=0.5として取鍋底羽口9から吹き込むアルゴ
ンガス6流量(=QB )を8.4(Nl/min/溶鋼
t)として(=Qt =14.0(Nl/min/溶鋼
t))、kN =22.0(l/wt%/min)を得る
条件とした。この結果、処理時間20分で窒素濃度を3
5ppmにできた。
7m2 からα=15(l/wt%/min)を求め、処
理時間20minにおける脱炭量見込み=0.06%か
らQCOを5.6(Nl/min/溶鋼t)と算定した。
次にβ=0.5として取鍋底羽口9から吹き込むアルゴ
ンガス6流量(=QB )を8.4(Nl/min/溶鋼
t)として(=Qt =14.0(Nl/min/溶鋼
t))、kN =22.0(l/wt%/min)を得る
条件とした。この結果、処理時間20分で窒素濃度を3
5ppmにできた。
【0030】実施例2 実施例1記載の方法で、真空排気能力に余裕があったた
め真空度を100Torrに上げることにしたが、本条
件を式kN ′=kN ×100-U(u;0.02)で補正
すると、kN ′=20.0(l/wt%/min)と小
さくなることが予想された。これでは処理時間の延長の
懸念があったため、底吹きガス流量を増やすことにし
た。ガス種を安価な転炉排ガスなどを回収利用した後に
出る排ガスCO2 に変更すると共に、QB を12.4
(Nl/min/溶鋼t)に増やし(=Qt =18.0
(Nl/min/溶鋼t))でkN =24.0(l/w
t%/min)、kN ′=24.0×100-0.02 =2
2.0(l/wt%/min)になるようにした(α、
βは実施例1と同一)。この結果、処理時間20分で窒
素濃度を35ppmにできた。
め真空度を100Torrに上げることにしたが、本条
件を式kN ′=kN ×100-U(u;0.02)で補正
すると、kN ′=20.0(l/wt%/min)と小
さくなることが予想された。これでは処理時間の延長の
懸念があったため、底吹きガス流量を増やすことにし
た。ガス種を安価な転炉排ガスなどを回収利用した後に
出る排ガスCO2 に変更すると共に、QB を12.4
(Nl/min/溶鋼t)に増やし(=Qt =18.0
(Nl/min/溶鋼t))でkN =24.0(l/w
t%/min)、kN ′=24.0×100-0.02 =2
2.0(l/wt%/min)になるようにした(α、
βは実施例1と同一)。この結果、処理時間20分で窒
素濃度を35ppmにできた。
【0031】比較例 真空排気系設備を増強して真空度を1Torrにし、溶
鋼に加炭して脱炭量を0.08%にし、底吹きアルゴン
流量(=QB )を20.0(Nl/min/溶鋼t)と
した結果、処理時間20分で窒素濃度を35ppmにで
きた。
鋼に加炭して脱炭量を0.08%にし、底吹きアルゴン
流量(=QB )を20.0(Nl/min/溶鋼t)と
した結果、処理時間20分で窒素濃度を35ppmにで
きた。
【0032】
【発明の効果】本発明の溶鋼の精錬方法を用いることに
より高真空設備を設置しなくても効率的な脱窒が行える
ようになり、設備コストを低減できる。
より高真空設備を設置しなくても効率的な脱窒が行える
ようになり、設備コストを低減できる。
【図1】本発明の実施態様の例を示す説明図
1 溶鋼 2 取鍋 3 真空槽 4 ガス−メタル界面、溶鋼浴面 5 ガス雰囲気 6 窒素を含有しないガス 7 ガス上吹きランス 8 窒素含有ガス気泡 9 底吹き羽口 10 真空排気孔
Claims (9)
- 【請求項1】 溶鋼中窒素濃度が1ppm〜200pp
mの溶鋼を減圧下で脱窒する方法において、溶鋼表面に
窒素を含有しないガスを0.1〜100l/min/溶
鋼tの範囲の量で吹き付けることを特徴とする溶鋼の精
錬方法。 - 【請求項2】 下記(1)式に基づいて計算される吹き
込みガス量QB の窒素を含有しないガスを、さらに溶鋼
中に吹き込むことを特徴とする請求項1記載の溶鋼の精
錬方法。 Qt =QB +QCO ・・・・・(1) ただし、kN =α+β×Qt ここで、 QCO;脱炭により発生するCOガス気泡量(Nl/mi
n/t) kN ;脱窒速度定数=0.1〜100(l/wt%/m
in) α;メタル−ガス界面積で決まる脱窒速度定数(l/w
t%/min) β;流量係数(t/wt%/Nl)=0.1〜0.6 QB ;吹き込みガス量(Nl/min/t) Qt ;ガス量の総和(Nl/min/t) - 【請求項3】 下記(2)式に基づいて計算される吹き
込みガス量QB の窒素を含有しないガスを、さらに溶鋼
中に吹き込むことを特徴とする請求項1記載の溶鋼の精
錬方法。 Qt =QB -n+QCO -m ・・・・・(2) ただし、n、mは係数であり、 0≦m≦2.0、 0
≦n/m≦1.0 kN =α+β×Qt ここで、 QCO;脱炭により発生するCOガス気泡量(Nl/mi
n/t) kN ;脱窒速度定数=0.1〜100(l/wt%/m
in) α;メタル−ガス界面積で決まる脱窒速度定数(l/w
t%/min) β;流量係数(t/wt%/Nl)=0.1〜0.6 QB ;吹き込みガス量(Nl/min/t) Qt ;ガス量の総和(Nl/min/t) - 【請求項4】 下記(3)式に基づいて計算される吹き
込みガス量QB の窒素を含有しないガスを、さらに溶鋼
中に吹き込むことを特徴とする請求項1記載の溶鋼の精
錬方法。 Qt =γ×QB +QCO ・・・・・(3) ただし、γは係数で、 γ=0.5/rB kN =α+β×Qt ここで、 rB ;吹き込みガス気泡の粒径 QCO;脱炭により発生するCOガス気泡量(Nl/mi
n/t) kN ;脱窒速度定数=0.1〜100(l/wt%/m
in) α;メタル−ガス界面積で決まる脱窒速度定数(l/w
t%/min) β;流量係数(t/wt%/Nl)=0.1〜0.6 QB ;吹き込みガス量(Nl/min/t) Qt ;ガス量の総和(Nl/min/t) - 【請求項5】 kN の値について、(4)式により炉内
の真空度θ(Torr)を考慮した係数を掛けたkN ′
を用いることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか
に記載の溶鋼の精錬方法。 kN ′=kN ×θ-U=α+β×Qt ・・・・・(4) ただし、uは係数で、 0.02≦u≦0.9 - 【請求項6】 上吹きランス、横吹き込み羽口の一方ま
たは両方からガスを溶鋼表面に吹き付けることを特徴と
する請求項1記載の溶鋼の精錬方法。 - 【請求項7】 上吹きランス、横吹き込み羽口の一方ま
たは両方によりガスを溶鋼の表面に吹き付け、さらに底
吹き羽口から溶鋼中へガスを吹き込むことを特徴とする
請求項2ないし5のいずれかに記載の溶鋼の精錬方法。 - 【請求項8】 メタル浴面あるいはスラグ浴面と接触す
る空間の圧力を1〜760Torrとすることを特徴と
する請求項1ないし7のいずれかに記載の溶鋼の精錬方
法。 - 【請求項9】 アルゴン、酸素、二酸化炭素および一酸
化炭素の1種または2種以上を吹き込むことを特徴とす
る請求項1ないし8のいずれかに記載の溶鋼の精錬方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13260895A JPH08302419A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 溶鋼の精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13260895A JPH08302419A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 溶鋼の精錬方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302419A true JPH08302419A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15085318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13260895A Withdrawn JPH08302419A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | 溶鋼の精錬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08302419A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101280936B1 (ko) * | 2011-09-23 | 2013-07-02 | 주식회사 포스코 | 용강의 정련방법 |
CN113249591A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-08-13 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 连续炼铜设备和两段连续炼铜工艺 |
CN115232923A (zh) * | 2022-07-27 | 2022-10-25 | 辽宁科技大学 | 一种vd炉精炼钢液的方法 |
-
1995
- 1995-05-08 JP JP13260895A patent/JPH08302419A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101280936B1 (ko) * | 2011-09-23 | 2013-07-02 | 주식회사 포스코 | 용강의 정련방법 |
CN113249591A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-08-13 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 连续炼铜设备和两段连续炼铜工艺 |
CN113249591B (zh) * | 2021-06-08 | 2021-10-22 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 连续炼铜设备和两段连续炼铜工艺 |
CN115232923A (zh) * | 2022-07-27 | 2022-10-25 | 辽宁科技大学 | 一种vd炉精炼钢液的方法 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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