JPH08302199A - 乳化重合シリコーン・ラテックス及びエラストマー・フィルム製品 - Google Patents

乳化重合シリコーン・ラテックス及びエラストマー・フィルム製品

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JPH08302199A
JPH08302199A JP10722596A JP10722596A JPH08302199A JP H08302199 A JPH08302199 A JP H08302199A JP 10722596 A JP10722596 A JP 10722596A JP 10722596 A JP10722596 A JP 10722596A JP H08302199 A JPH08302199 A JP H08302199A
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emulsion
surfactant
siloxane
premix
parts
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JP10722596A
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Eric J Joffre
ジェイ ジョフリー エリック
Robert Edward Kalinowski
エドワード カリノウスキー ロバート
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Dow Silicones Corp
Original Assignee
Dow Corning Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/06Preparatory processes

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  • Silicon Polymers (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリジオルガノシロキサン分散系および該分散
系から誘導し、凍解安定性、高温安定性および透明性を
含む優れた物理的性質を有する弾性フィルムを提供する
ことである。 【解決手段】水性ポリジオルガノシロキサン分散系から
誘導される弾性フィルムの凍解安定性、高温安定性およ
び透明性のような物理的性質は、特定の性質をもった適
当な界面活性剤を選択することによって改善される。該
ポリジオルガノシロキサンのエマルションは乳化重合法
によって生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリジオルガノシ
ロキサン分散系及び該分散系から誘導して凍解安定性、
高温安定性および透明性を含む優れた物理的性質をもっ
たエラストマー・フイルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明のポリジオルガノシロキサン分散
系は技術的に周知のものであって、乳化重合法や直接乳
化法によって生成される。乳化重合において、ヒドロキ
シルを末端基とする低粘度のシロキサンオリゴマーはラ
テックス粒子内の重合によって高粘度の流体又はガムに
転化される。この方法は技術的に周知であって、米国特
許第2,891,920号、第3,294,725号、
第3,355,406号、第3,360,491号およ
び第3,697,496号に教示されており、これらの
特許は適当な乳化重合法を示している。
【0003】その乳化重合法は、典型的に水と界面活性
剤の混合剤の混合体を調製し、その混合体にヒドロキシ
ルを末端基とするシロキサンオリゴマーを添加して、予
混合体を生成する工程からなり、その後その予混合体は
高せん断応力下で混合してエマルシヨンを生成する。そ
のエマルションは、次に重合して乳化重合体を生成す
る。次に、乳化重合体は重合が実質的に完了した後中和
される。乳化重合体の触媒化は、予混合体を高せん断応
力下で混合してエマルションを生成する前または後に行
う。この触媒化は既知の多くの方法によって行なう。乳
化重合体の調製後、その乳化重合体は、橋かけ剤の添
加、および任意に触媒、充てん材、増粘剤、接着促進
剤、安定剤および強化剤を添加することによって分散系
に転化される。最後に、その混合体の水分を蒸発させて
エラストマー・フイルムを生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特定の性質
をもった適当な界面活性剤を選択することによって水性
ポリジオルガノシロキサン分散系から誘導されたエラス
トマー・フイルムの凍解安定性および温度安定性並びに
透明性のような物理的性質が改善されることを教示す
る。特に、我々は、ポリジオルガノシロキサンを乳化す
る界面活性剤を選ぶことによってポリジオルガノシロキ
サン分散系の凍解安定性が改善されることを見出した。
その分散系から生成されるエラストマーの高温安定性お
よび透明性は、100℃以上の温度でシロキサン再分配
触媒を生成しない界面活性剤および架橋シロキサン相お
よび界面活性剤/残余の水の相の屈折率がマッチする界
面活性剤によって改善される。
【0005】本発明の目的は、ポリジオルガノシロキサ
ン分散系および該分散系から誘導して優れた凍解安定
性、高温安定性および透明性を有するエラストマー・フ
ィルムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により、(1)ヒ
ドロキシル末端封鎖シロキサンオリゴマーまたはオリゴ
マー混合体を水/界面活性剤の混合体と接触させて予混
合物を生成する工程、但し前記界面活性剤は、(a)硫
酸アルキル、線状アルキルベンゼンスルホネート、アル
キルスルホネートおよび酒石酸塩でないアニオン界面活
性剤、(b)100℃以上の温度でシロキサン再分配触
媒を生成しないアニオン界面活性剤、および(c)前記
水が重合体の分散系から蒸発したときに、得られる組成
物がある屈折率を有する橋かけシロキサン相と、ある屈
折率を有する界面活性剤/残余水の相を有し、該橋かけ
シロキサン相の屈折率が前記界面活性剤/残余水の相の
屈折率に合う構成のアニオン界面活性剤からなる群から
選択する、前記予混合物を高せん断応力下で混合してエ
マルションを生成する工程、前記予混合物を重合させて
エマルションポリマーを生成させる工程、および該エマ
ルションポリマーに中和剤を添加する工程(但し前記予
混合物は該予混合物を混合する前又は後に酸触媒作用を
受けてエマルションを生成する)から成る高分子量重合
体の分散系を調製する工程;および (2)橋かけ剤および触媒を添加することによって前記
組成物を架橋する工程からなることを特徴とする水性分
散系の製造法が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】水/界面活性剤は、混合体全体の
25〜99重量%存在し、ヒドロキシルを末端基とする
シロキサンオリゴマーは予混合体の1〜75重量%存在
する。界面活性/シロキサンオリゴマーの重量比は0.
5〜15%の範囲内である。水/界面活性剤の混合体に
使用する特定の界面活性剤の選択が本発明に重要であ
る。
【0008】予混合体の配合に使用するヒドロキシルを
末端基とするシロキサンオリゴマーは式RSiO
4−n/2を有する(式中のRは1価の炭化水素基、一
価のハロゲン化炭化水素基または水素原子であり、nは
1〜3以下の平均値を有する)。従って使用できるシロ
キサンは、1Si原子につき平均して1つのR基を有す
る樹脂質材料から1Si原子につき平均2個以上のR基
を有する流体の末端封鎖重合体に及ぶ。出発のシロキサ
ンの粘度は重要ではない。シロキサンの適当な分散系の
粘度が高過ぎる場合には、任意に少量の溶媒を用いる、
そして重合の開始前に、必要ならば除去する。本発明の
方法は、ホモポリマーのシロキサンの調製および共重合
体のシロキサンの調製に等しく適用できる。従って、ジ
メチルシロキサンのような式R2 SiOを有するオルガ
ノシロキサンの重合も、式RSiO .5、R2 SiO
およびR3 SiO5 (Rは前記定義の通り)を有するシ
ロキサンの混合物の共重合もできる。
【0009】本発明におけるヒドロキシルを末端基とす
るシロキサン・オリゴマーは、メチル、エチルおよびオ
クタデシルのアルキル基;ビニル、アリルおよびヘキセ
ニルのようなアルケニル基;シクロヘキシルまたはシク
ロヘキセニルのような脂環式基;フエニル、トリルおよ
びキセニルのようなアリール炭化水素基;クロロフエニ
ル、アルファ、アルファ、アルファ‐トリフルオロトリ
ル、トリフルオロビニル、トリフルオロクロロシクロブ
チルおよびテトラブロモキセニルのような一価のハロゲ
ン化炭化水素基のような一価の炭化水素基と置換するこ
とができる。そのシロキサンのR基は水素原子にするこ
ともできる(1Si原子当り1以下の水素原子が望まし
い)。
【0010】予混合体を構成する水、界面活性剤および
ヒドロキシルを末端基とするシロキサンオリゴマーは高
せん断応力下で混合してエマルションを生成する。その
混合は周知の工業的な混合装置で行なうが、特に、ホモ
ジナイザー、コロイドミル、ソノレータ−(sonol
ater)、マイクロ流動化装置、等が有用である。予
混合体は、粒径が100〜5000nm、望ましくは2
00〜2000nm、最適には300〜800nmの範
囲内のエマルションが生成されるまで混合される。
【0011】混合後、エマルションは重合して乳化重合
体を生成する。ヒドロキシル末端封鎖シロキサンオリゴ
マーの重合は室温で満足に進行するが、必要な温度にお
いても実施することができる。この温度は水の沸点以下
が望ましいが、重合を密閉装置で行なう場合には100
℃以上の温度も採用できる。望ましい温度範囲は25℃
〜80℃である。
【0012】重合時間は重要ではないが、反応速度およ
び得られるシロキサンに必要な粘度によって変わる。一
般に、重合プロセスは1〜24時間かかる。その時間は
最終のエマルションに必要な粘度によっても変わる。重
合の進行と共に、シロキサンの粘度は増し、エマルショ
ンの小滴の大きさが小さくなることがわかった。これら
2つのプロセスの組合せが極めて安定なエマルションを
もたらすと考えられる。 乳化重合体は、重合の実質的
な完了後に中和される。乳化重合体は、有機または無機
塩基を使用し、中和して乳化重合体のpHを4.5〜1
1.5に調節する。中性エマルションを得るために、混
合体に存在する界面活性剤の量に相当する等モル量の塩
基を添加する。代表的な無機塩基は水酸化アンモニウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたはIA族ま
たはIIA族の元素を使用した塩基である。代表的な有
機塩基はジエチルアミンまたはジエタノールアミンを含
む。
【0013】予混合体は、高せん断応力下で混合する前
または後に酸の触媒作用を与えてエマルションを生成す
ることができる。その予混合体は、界面活性剤単独、水
と界面活性剤の混合体、または水、界面活性剤およびヒ
ドロキシル末端封鎖オリゴマーの混合体をイオン交換樹
脂に通すことによって酸触媒作用を与えることができ
る。かかる方法における界面活性剤に酸触媒作用を与え
る技術は米国特許第3.697,469号に開示されて
いる。
【0014】オルガノシロキサン・エマルションがカチ
オンイオン交換樹脂層を通過する際に、イオン交換樹脂
は塩の形でエマルション粒子の表面に存在する前記アニ
オン界面活性剤とイオン交換して対応する酸タイプの界
面活性剤になる。従って、その界面活性剤は触媒と乳化
剤の両方の作用をする。必要な場合には、他の重合用触
媒も使用できる。市販されているカチオン交換樹脂はい
ずれも使用できるが、イオン交換基を結合している酸タ
イプの樹脂、例えば強酸性スルホン酸基を有するカチオ
ン交換樹脂、望ましくはその内部に大きな網状構造を有
するMR型カチオン交換樹脂を選ぶことが望ましい。普
通のゲル型イオン交換樹脂と比較して、MR型イオン交
換樹脂は伸縮が小さく機械的強度が高い。従って、それ
は乾燥樹脂として取扱うことができる。
【0015】乳化重合体の調製後、乳化重合体は架橋剤
の添加および任意に触媒、充てん材(例えば、炭酸カル
シウム、三水和アルミナおよび粘土)、増粘剤、接着促
進剤、安定剤および強化剤を添加することによって分散
系に転化される。最後にその混合体中の水分を蒸発させ
てエラストマー・フイルムを生成させる。
【0016】前記水/界面活性剤の混合体の界面活性剤
の選択が本発明の重要な点である。驚くことに、我々は
あるクラスの界面活性剤から選んだ特定の界面活性剤が
優れた物理的性質を有する分散系または該分散系から成
形されたエラストマー・フイルムを与えることを発見し
た。
【0017】例えば、優れた凍解安定性は特定のアニオ
ン界面活性剤の賢明な選択によって得られる。一般に、
界面活性剤がポリジオルガノシロキサンを乳化する場
合、および界面活性剤がアルキル・スルフェート、線状
アルキルベンゼンスルホネート、アルキルスルホネート
およびアルキル酒石酸塩からなる界面活性剤の群から選
択しない場合に、界面活性剤は、得られる分散系の凍解
安定性を改善する。適当な界面活性剤を選ぶと、本発明
の分散系から充てん材を削除しても凍解安定性を改善す
ることができる。望ましい凍解安定性を与える界面活性
剤は、スルホスクシナメート、パラフインスルホネー
ト、リン酸エステルおよびカルボキシレートのようなア
ニオン界面活性剤を含む。これらのアニオン界面活性剤
または界面活性剤のクラスは凍解サイクル数に良い影響
を与える。
【0018】ここでの凍解安定性は、各サイクルが−1
7℃±1℃における16時間の凍結セグメントと23℃
±1℃における8時間の解凍セグメントからなる凍解1
0サイクルに原容器内の分散系をかけることによって試
験する。各サイクルの後に、その分散系の一部を押出し
て外観の変化を検査した。その押出物が、凝固、ゲル
化、分離または他の不安定表示を示さないことによって
元の非凍結シーラントと同じの場合には、その試料はそ
の凍解サイクルをパスしたと見なした。
【0019】本発明における界面活性剤の適切な選択
は、分散系からの水の蒸発でもたらされるエラストマ−
・フィルムの熱安定性にも影響を与える。特に、100
℃以上のような高温における劣化生成物がシロキサン再
分配触媒を含まない界面活性剤の賢明な選択によって、
水性シロキサン分散系から熱安定エラストマーが作られ
る。環境によっては、充てん材を排除して最適の熱安定
性を得る必要もある。
【0020】熱安定性の改善に使用する最良の界面活性
剤は、高温でシロキサン再分配触媒を生成しないアニオ
ン界面活性剤である。特に、シロキサン再分配触媒を生
成する物質は、(1)H2 SO4 、HSO4 Na、H3
PO4 、H2 PO4 Naのような強酸性物質または
(2)NaOH、KOHおよびLiOHのような強塩基
性物質を含む。アニオン界面活性剤のクラスの中でカル
ボン酸塩およびスルホン酸塩を主成分とした界面活性剤
が最適である。
【0021】特に、ここでの特定のアニオン界面活性剤
は、一価のカルボン酸アルキル;多価カルボン酸アルキ
ル;アシルラクチレート;カルボン酸アルキルエーテ
ル;n−アシルサルコシネート;n−アシルグルタメー
トおよび脂肪酸−ポリペプチド縮合物を含む。他のアニ
オン界面活性剤はアルキルスルホエステルのようなエス
テル結合スルホネート;酒石酸塩;モノエステル、ジエ
ステル(対称および非対称)、エトキシ化モノアルキル
スルホスクシネート、アルキルアミド1/2エステルス
ルホスクシネート(モノ/ジM)、例えば、一般式
【化1】 (式中のMはNa、Li、KまたはHであ
る)を有するもの、およびエトキシ化アミドスルホスク
シネートのようなスルホスクシネート;スルホスクシナ
メート;スルホン化エーテル、(Naココグリセロール
エーテルスルホネート);線状アルキルベンゼンスルホ
ネート;ベンゼン、トルエン、キシレン、クメンスルホ
ネート;スルホン化ポリマー(数平均分子量が1000
〜20,000)のようなリグニンスルホネート;石油
スルホネート、例えば発煙硫酸またはH2 SO4 と反応
してスルホネートになる種々の分子量の石油留分;パラ
フインスルホネート、例えばUV/SO3 第二級アルカ
ンスルホネートC14−C18を介したn−パラフィン
のスルホオキシ化物;α−オレフィンスルホネート;ア
ルキルナフタレンスルホネート;ジフエニルオキシドス
ルホネートおよび線状アルキルポリエーテルスルホネー
トである。
【0022】本発明における界面活性剤の選択は、分散
系から水の蒸発により生じるエラストマー・フイルムの
透明度にも影響を与える。シリコーンラテックスから透
明なエラストマーを得るには、最終フィルムにおける架
橋シロキサン相と界面活性剤/残余水相間の屈折率が合
わなければならない。用語「架橋シロキサン相」は、水
が蒸発して弾性フィルムを生成した後に残る複数の架橋
シロキサン粒子を意味する。用語「界面活性剤/残余水
相」は、分散系から実質的に全ての水が蒸発した後弾性
フィルムに残る界面活性剤と水と量を意味する。充てん
材は、典型的に透明混合体には存在しない。
【0023】屈折率用添加物が存在しない場合、これ
は、R′−Z(ここでR′は炭素原子数が8〜18の脂
肪族炭化水素基であり、その炭化水素連鎖の末端または
側壁にZが結合している、そしてZは炭素に直結まは酒
石酸塩、イセチオネートまたはスクシネートの結合を介
して結合したスルフエートまたはスルホネートを含有す
るアニオン親水性基である)なる構造をもったアニオン
界面活性剤を使用して達成できる。
【0024】本発明の組成物から得られる弾性フィルム
の透明度を改善する特定のアニオン界面活性剤は、硫酸
アルキル、硫酸エトキシ化アルキル、硫酸化トリグリセ
リド油、例えば硫酸化カスター油のような硫酸エステル
類;アルキルスルホエステル類(アシルイソチオネー
ト)、酒石酸塩類およびモノエステルスルホスクシネー
ト類のようなエステル結合スルホネート;スルホスクシ
ナメート;スルホン化エーテル;パラフィンスルホネー
ト、すなわち、UV/SO3 第二級アルカンスルホネー
トを介したn−パラフィンのスルホオキシ化物(例え
ば、商品名Hoechst SAS);α−オレフィン
スルホネート;および線状アルキルポリエーテルスルホ
ネート(例えば、PPG社の商品名Avanel S)
を含む。
【0025】
【実施例】次の実施例は、本発明の組成物をさらに説明
するためのものである。実施例において、分散系を作っ
た後液状分散系をフィルムキャストし、そのフィルムを
試験前に最少7日間乾燥させた。ジュロメーターの結果
は、ASTM C661(Indentation H
ardness of Elastomeric‐Ty
pe Sealants by Means of a
Durometer)に記載の方法によって得た。引
張りおよび伸びの結果は、ASTM D412(Vul
canized Rubber and Thermo
plastic Rubbers and Therm
oplastic Elastomers‐Tensi
on)に記載の方法によって、12.7mmの長さ
(L)をもったダンベル型試片を使用して得た。
【0026】透明性の試験法を開発して、シリコーンラ
テックスから作った架橋シリコーンエラストマーの半透
明性に対する数値を決めた。報告されるその値は、黒い
印刷文字が読めれる厚さである。シーラントを2枚の目
盛付シム(間隔調整板)の間から押し出した。そのシム
は2.5mm〜5.1mmの目盛を有した。環境条件下
で2週間後にそのフィルムは印刷した不規則文字の行を
含む白い紙の上に置いた。それらの文字を解読すること
が困難になったときの測定厚さが報告される透明性の値
である。最大の読み値は、それらの文字がフィルムの最
大厚さにおいても読むことができたことを示す。
【0027】実施例1 シラノールを末端基とし数平均分子量が2,800のポ
リジメチルシロキサン4191gと、イオン交換した水
に10重量%の第二級アルカンスルホネート(商品名H
OSTAPUR SAS,ドイツ Hoechst C
elanese)溶液706gと、水687.5gを含
有する界面活性剤水溶液とを混合した。この溶液をカウ
ルス・ブレードで15分間混合した。次に、このエマル
ションはソニック社(Sonic Corp,商標)の
ソノレータ(Sonolater)で処理し該装置に3
回通して水中油形の安定なエマルションを調製した。6
時間後にそのエマルションをロス・ミキサー(Ross
TM Mixer)に入れ、2NのNaOH 104m
lを混合して重合を終了した。
【0028】実施例2 シロキサン・ポリマーを基準にした重量部を用いて、実
施例1で作製したエマルションポリマー100部にオク
ト酸第一スズ0.5部とクロロプロピルトリメトキシシ
ラン1.0部をセミキット(SemikitTM)カー
トリッジ・ミキサーで順次混合した。その試料は、2N
のNaOH 0.5部を混合する前に70分間温置し
た。外に3つの試料を同様に調製した、但し最後の混合
工程中に2NのNaOH 2.0部、14〜15%NH
4 OH溶液1.0部および14〜15%NH4 OH溶液
2.0部をそれぞれ使用した。
【0029】これらの試料は−15℃〜−18℃の冷凍
装置に12〜16時間入れ、続いて室温で6〜12時間
解凍した。次に、それらの試料を試験し、再びそのサイ
クルをくり返した。それらの結果は次の通りであった: 続けた凍解サイクル数 2N NaOH 0.5部 0 2N NaOH 2.0部 2 14%NH4 OH 1.0部 9 14%NH4 OH 2.0部 16実施例3 シロキサン・ポリマーを基準にした部を用いて、実施例
1で作製したエマルションポリマー100部にオクト酸
第一スズ0.5部とグリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン5.0ミリモルをセミキット(Semikit
TM)カートリッジ・ミキサーで順次混合した。その試
料は、14〜15%NH4 OH 1.5部を混合する前
に80分間温置した。外に3つの試料を同様に調製し
た、但し橋かけ剤としてメタクリロキシプロピル−トリ
メトキシシラン、メチルトリメトキシシランおよびビニ
ルトリ−メトキシシランを使用した。
【0030】それらの試料は実施例2で記載したように
凍結装置でサイクルを反復した。それらの結果は次の通
りであった: 続けた凍解サイクル数 グリシドキシプロピル−TMS 0 メタクリロキシプロピル−TMS 0 メチル−TMS 18 ビニル−TMS 21 実施例4 数平均分子量が2,800のシラノールを末端基とした
ポリジメチルシロキサン2250g、10%のマルロン
(Marlon,商標)PS(ドイツ,ハルス社製)ナ
トリウム塩溶液221.4g、イオン交換して遊離酸に
した10%マルロンPSナトリウム塩溶液221.4g
および追加の脱イオン水307.2gをカウルス・ブレ
ードで混合した。このエマルション・プレミックスをソ
ニック社のソノレータ−に2回通すことにより処理して
水中油形の安定エマルションを生成した。ロス(Ros
TM)ミキサーでそのエマルション・ポリマーに2N
のNaOH溶液30.9gを混合し、19時間後に乳化
重合を終了した。
【0031】実施例5 シロキサンポリマーを基準にした部を用いて、実施例4
で調製したエマルションポリマー100部をウイップミ
ックス社(WhipmixTM Corp.)の研究室
用ミキサーでオクト酸第一スズ0.5部および予加水分
解ビニルトリメトキシシランの50%水溶液2.0部と
順次混合した。その試料は14〜15%NH4 OH1.
5部を混合する前に90分間温置した。この分散液は実
施例2で記載したように10サイクルの凍解を続けた。
水の蒸発によって非粘着性のシリコーンエラストマーが
生成した。
【0032】実施例6 数平均分子量が2,800のシラノールを末端基とした
ポリジメチルシロキサン2250g、10%のマルロン
(Marlon,商標)PS(ドイツ,ハルス社製)ナ
トリウム塩溶液232.5g、イオン交換して遊離酸に
した10%マルロンPSナトリウム塩溶液25.8gお
よび追加の脱イオン水491.7gをカウルス・ブレー
ドで混合した。このエマルション・プレミックスをソニ
ック社のソノレータ−に2回通すことにより処理して水
中油形の安定エマルションを生成した。ロス(Ross
TM)ミキサーでそのエマルション・ポリマーに2Nの
NaOH溶液3.2gを混合し、48時間後に乳化重合
を終了した。
【0033】実施例7 シロキサンポリマーを基準にした部を用いて、実施例6
で調製したエマルションポリマー100部をウイップミ
ックス社(WhipmixTM Corp.)の研究室
用ミキサーでオクト酸第一スズ0.5部および予加水分
解ビニルトリメトキシシランの50%水溶液2.0部と
順次混合した。その試料は14〜15%NH4 OH1.
5部を混合する前に30分間温置した。この分散液は実
施例2で記載したように6サイクルの凍解後にも存続し
た。水の蒸発によって非粘着性のシリコーンエラストマ
ーが生成した。
【0034】実施例8 数平均分子量が2,800のシラノールを末端基とした
ポリジメチルシロキサン3000g、10%のウイトコ
レート(Witcolate,商標)D51−53HA
(Wilco社製品)ナトリウム塩溶液300g、イオ
ン交換して遊離酸にした10%のウイトコレートD51
−53HAナトリウム塩溶液300gおよび追加の脱イ
オン水400gをカウルス・ブレードで混合した。この
エマルション・プレミックスをソニック社のソノレータ
−に2回通すことにより処理して水中油形の安定エマル
ションを生成した。ロス(RossTM)ミキサーでそ
のエマルション・ポリマーに2NのNaOH溶液32g
を混合し、144時間後に乳化重合を終了した。
【0035】実施例9 シロキサンポリマーを基準にした部を用いて、実施例8
で調製したエマルションポリマー100部をウイップミ
ックス社(WhipmixTM Corp.)の研究室
用ミキサーでオクト酸第一スズ0.5部および予加水分
解ビニルトリメトキシシラン1.0部と順次混合した。
その試料は14〜15%NH4 OH1.5部を混合する
前に30分間温置した。この分散液は実施例2で記載し
たように10サイクルの凍解後もなお存続した。水の蒸
発によって非粘着性のシリコーンエラストマーが生成し
た。
【0036】実施例10 数平均分子量が2,800のシラノールを末端基とした
ポリジメチルシロキサン2250g、10%のビオテル
ゲ(Bioterge,商標)ASα−オレフィンスル
ホネートナトリウム塩溶液ステパン(STEPAN,商
標)212部、イオン交換して遊離酸にした10%のビ
オテルゲASナトリウム塩溶液212部および追加の脱
イオン水326gをカウルス・ブレードで混合した。こ
のエマルション・プレミックスをソニック社のソノレー
タ−に2回通すことにより処理して水中油形の安定エマ
ルションを生成した。ロス(RossTM)ミキサーで
そのエマルション・ポリマーに2NのNaOH溶液3
2.2gを混合し、16時間後に乳化重合を終了した。
【0037】実施例11 シロキサンポリマーを基準にした部を用いて、実施例1
0で調製したエマルションポリマー100部をウイップ
ミックス社(WhipmixTM Corp.)の研究
室用ミキサーでオクト酸第一スズ0.5部およびビニル
トリメトキシシラン1.0部と順次混合した。その試料
は14〜15%NH4 OH1.5部を混合する前に30
分間温置した。この分散液は実施例2で記載したように
10サイクルの凍解を続けた。水の蒸発によって非粘着
性のシリコーンエラストマーが生成した。それは0.2
2MPaの引張強さと1300%の伸びを有した。
【0038】実施例12 数平均分子量が2,800のシラノールを末端基とした
ポリジメチルシロキサン199.8kg、デュポン(今
のWitco)社のDuponal(商標)WAQE硫
酸ラウリル8.5kg(30%固体分)の溶液8.5k
g、イオン交換して遊離酸にした10%のDupano
l WAQE溶液7.6kgおよび追加の水道水7.6
kgをカウルス・ブレードで混合した。このエマルショ
ン・プレミックスをソニック社のソノレータ−に2回通
すことにより処理して水中油形の安定エマルションを生
成した。ロス(RossTM)ミキサーでそのエマルシ
ョン・ポリマーに2NのNaOH溶液1.5kgを混合
し、6時間後に乳化重合を終了した。
【0039】実施例13(比較例) シロキサンポリマーを基準にした部を用いて、実施例1
2で調製したエマルションポリマー100部をウイップ
ミックス社(WhipmixTM Corp.)の研究
室用ミキサーでオクト酸第一スズ0.5部およびクロロ
プロピルトリメトキシシラン1.0部と順次混合した。
その試料は14〜15%NH4 OH2.0部を混合する
前に30分間温置した。この分散液は、凝固前に実施例
2で記載したように1サイクルの凍解に耐えれなかっ
た。水の蒸発によって非粘着性のシリコーンエラストマ
ーが生成した。
【0040】実施例14 数平均分子量が2,800のシラノールを末端基とした
ポリジメチルシロキサン2250g、10%のステパン
(Stepan,商標)PAS−8S、ナトリウム塩溶
液394g、イオン交換して遊離酸にした10%のステ
パンPAS−8Sナトリウム塩溶液84gおよび追加の
脱イオン水307.2gをカウルス・ブレードで混合し
た。このエマルション・プレミックスをソニック社のソ
ノレータ−に2回通すことにより処理して水中油形の安
定エマルションを生成した。ロス(RossTM)ミキ
サーでそのエマルション・ポリマーに2NのNaOH溶
液13.5gを混合し、15時間後に乳化重合を終了し
た。
【0041】実施例15(比較例) シロキサンポリマーを基準にした部を用いて、実施例1
4で調製したエマルションポリマー100部をウイップ
ミックス社(WhipmixTM Corp.)の研究
室用ミキサーでオクト酸第一スズ0.25部およびビニ
ルトリメトキシシラン0.5部と順次混合した。その試
料は14〜15%NH4 OH1.5部を混合する前に3
0分間温置した。この分散液は、−15℃で2時間後に
凝固した 。実施例16 数平均分子量が2,800のシラノールを末端基とした
ポリジメチルシロキサン2250g、10%のドデシル
ベンゼンスルホン酸(DBSA)ナトリウム塩溶液23
5g、イオン交換して遊離酸にした10%のDBSAナ
トリウム塩溶液235gおよび追加の脱イオン水280
gをカウルス・ブレードで混合した。このエマルション
・プレミックスをソニック社のソノレータ−に2回通す
ことにより処理して水中油形の安定エマルションを生成
した。ロス(RossTM)ミキサーでそのエマルショ
ン・ポリマーに2NのNaOH溶液25gを混合し、1
6時間後に乳化重合を終了した。
【0042】実施例17(比較例) シロキサンポリマーを基準にした部を用いて、実施例1
6で調製したエマルションポリマー100部をウイップ
ミックス社(WhipmixTM Corp.)の研究
室用ミキサーでオクト酸第一スズ0.5部およびビニル
トリメトキシシラン1.0部と順次混合した。その試料
は14〜15%NH4 OH1.5部を混合する前に30
分間温置した。この分散液は実施例2で記載したように
凍解の1サイクル存続しなかった。水の蒸発によって非
粘着性のシリコーンエラストマーが生成した。それは
0.19MPaの引張強さと900%の伸びを有した。
【0043】実施例18 シロキサンポリマーを基準にした部を用いて、Hoec
hst(商標)SAS安定化エマルションポリマー(6
0ミリモル界面活性剤/1000gシリコーンオイルの
比率を除いて実施例1と同様に調製した)100部をウ
イップミックス研究室用ミキサーでオクト酸第一スズ
0.5部およびクロロプロピルトリメトキシシラン1.
0部と混合した。その試料を1時間温置した後、ローム
・アンドハス(Rohm and Haas,商標)T
T−615なるアクリル増粘剤の15%溶液3.2部を
添加した。それに14〜15%のNH4 OH1.5部を
混合してpHを調整した。この分散系は実施例2で記載
した凍解の20サイクル以上存続した。水分の蒸発によ
り非粘着性のシリコーンエラストマーが生成した。
【0044】実施例19 シラノールを末端基とした線状ポリジメチルシロキサン
100重量部、Hoechst Hostapur(商
標)SAS60の1.78部、脱イオン水28.7部お
よびイオン交換した10重量%SAS水溶液1.17部
を混合した。この溶液を15分間カウルス・ブレートで
混合した。このプレミックスは、次にソニック社のソノ
レータ−に2回通して水中油形の安定エマルションを調
製した。73時間後にそのエマルションをロス・ミキサ
ーに入れ、それに2NのNaOH0.245部を混合
し、pHを7に調整することによって重合を完了させ
た。
【0045】このエマルションポリマーは、次に研究室
用真空ミキサー(Whipmix )でオクト酸第一
スズ0.7部、予加水分解ビニルトリメトキシシランの
50%溶液2.0部を混合し、10分間温置し、さらに
15%の水酸化アンモニウム溶液1.7部を混合するこ
とによってシリコーンラテックスに変換された。このシ
リコーンラテックス分散系はフィルムにキャストする前
に1週間エージングさせた。それを乾燥させて架橋エラ
ストマーにした。白い紙の上の黒い文字は2.6mmの
厚さまで読めた。
【0046】実施例20 ポリジオルガノシロキサンを基準にし、数平均分子量が
2,800のシラノールを末端基とした線状ポリジメチ
ルシロキサン100重量部、脱イオン水15.0部およ
びイオン交換した10重量%SAS(Hostapur
TMSAS)水溶液18.3部を混合した。この溶液を
15分間カウルス・ブレードで混合した。このプレミッ
クスは、次にソニック社のソノレーターに2回通して水
中油形の安定エマルションを調製した。8時間後にその
エマルションをツレロ(TurelloTMMixe
r)ミキサーに入れ、それに2NのNaOH 4.0部
を混合し、pHを8〜9に調整することによって重合を
完了させた。このエマルションポリマーは非揮発性含量
が70〜72%、数平均分子量が200,000そして
平均粒度が600nmであった。
【0047】このエマルションポリマーは、次にTur
elloミキサーでオクト酸第一スズ0.5部およびビ
ニルトリメトキシシラン1.0部を混合し、30〜60
分間温置し、さらにアクリソル(Acrysol,商
標)TT−615(Rohmand Haas社製品)
の15%分散液3.33部および15%の水酸化アンモ
ニウム溶液1.5部を混合することによってシリコーン
ラテックスに転化させた。そのシリコーンラテックス分
散系は、フィルムにキヤストする前に8時間温置した。
それを乾燥して架橋エラストマーにした。このエラスト
マーを150℃のオーブンに670時間入れた。そのエ
ラストマーは5.55重量%ロスした。実施例21(比較例) ポリジオルガノシロキサンを基準にして、100部のシ
ラノールを末端基とした線状PDMS、脱イオン水2
7.5部および硫酸ナトリウム・ラウリル(商品名Du
ponal WAQE(デュポン社製品))の30%水
溶液5.26部を混合した。そのプレミックスにDow
ex(商標)HCR−W2になるカチオン交換樹脂を含
有するフィルタ・バッグを浸漬して40分間かくはんし
た。それを直列に連結したソニック社のソノレータに通
して処理する前に除去して、水中油形の安定エマルショ
ンを調製した。55時間後にそのエマルションをTur
elloミキサーに入れ、それに2NのNaOH 1.
46部を混合し、pHを8〜9に調整することによって
重合を終了させた。このエマルションポリマーは非揮発
分含量が72〜73%、数平均分子量が150,000
そして平均粒度が437nmであった。
【0048】次にこのエマルションポリマーは、Tur
elloミキサーでオクト酸第一スズ0.4部、および
クロロプロピルトリメトキシシラン1.0部を混合し、
30〜60分間温置し、さらに2−アミノ−2−メチル
−1−プロパノール(Angus 化学社の商品Ang
us AMP−95)の95%溶液0.5部を混合する
ことによってシリコーンラテックスに転化させた。その
シリコーンラテックス分散系は、フィルムにキヤストす
る前に1晩貯蔵した。それを乾燥して架橋エラストマー
にした。そのエラストマーを150℃のオーブンに67
0時間入れた。それによってそのエラストマーは17.
6重量ロスした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート エドワード カリノウスキー アメリカ合衆国ミシガン州48611 オウバ ーン サウス ナイン マイル ロード 4426

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)ヒドロキシル末端封鎖シロキサンオ
    リゴマーまたはオリゴマー混合体を水/界面活性剤の混
    合体と接触させて予混合物を生成する工程、但し前記界
    面活性剤は、(a)硫酸アルキル、線状アルキルベンゼ
    ンスルホネート、アルキルスルホネートおよび酒石酸塩
    でないアニオン界面活性剤、(b)100℃以上の温度
    でシロキサン再分配触媒を生成しないアニオン界面活性
    剤、および(c)前記水が重合体の分散系から蒸発した
    ときに、得られる組成物がある屈折率を有する橋かけシ
    ロキサン相と、ある屈折率を有する界面活性剤/残余水
    の相を有し、該橋かけシロキサン相の屈折率が前記界面
    活性剤/残余水の相の屈折率に合う構成のアニオン界面
    活性剤からなる群から選択する、 前記予混合物を高せん断応力下で混合してエマルション
    を生成する工程、 前記予混合物を重合させてエマルションポリマーを生成
    させる工程、および該エマルションポリマーに中和剤を
    添加する工程(但し前記予混合物は該予混合物を混合す
    る前又は後に酸触媒作用を受けてエマルションを生成す
    る)から成る高分子量重合体の分散系を調製する工程;
    および (2)橋かけ剤および触媒を添加することによって前記
    組成物を架橋する工程からなることを特徴とする水性分
    散系の製造法。
JP10722596A 1995-04-27 1996-04-26 乳化重合シリコーン・ラテックス及びエラストマー・フィルム製品 Withdrawn JPH08302199A (ja)

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