JPH0830186A - 模擬視界装置 - Google Patents

模擬視界装置

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JPH0830186A
JPH0830186A JP16498294A JP16498294A JPH0830186A JP H0830186 A JPH0830186 A JP H0830186A JP 16498294 A JP16498294 A JP 16498294A JP 16498294 A JP16498294 A JP 16498294A JP H0830186 A JPH0830186 A JP H0830186A
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JP
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video
video signal
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JP16498294A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yamaguchi
山口  聡
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】風防やフロントガラス等の透明物体上の雨滴や
積雪およびその他付着物等の視野障害を、遠距離に存在
する空のような空間、あるいは水面、山や街、滑走路や
道路や建物等のベースの映像とともに、現実に近い状態
で模擬表示できるようにした模擬視界装置を提供する。 【構成】ベースデータと気象条件等データとを記憶した
コンピュータと、前記各データに基づく映像信号を発生
する映像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表
示する映像表示装置と、記憶してある視野障害映像デー
タを読み出して視野障害映像信号を出力する視野障害映
像信号発生装置と、該視野障害映像信号発生装置から入
力された視野障害映像信号により視野障害映像を映写す
るプロジェクタと、該プロジェクタから映写された視野
障害映像を反射するとともに前記映像表示装置からの映
像を通過させるハーフミラーとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛行訓練用模擬視界装
置(フライトシミュレータ)に代表される訓練用模擬視
界装置(シミュレータ)の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像処理技術、ディジタル処理技
術、コンピュータ処理技術の向上とともに、人命重視、
費用、安全性等の問題から、航空、船舶、自動車、大型
装置等の操縦や非常時の訓練は、訓練装置を使用した訓
練が増加し、当然のこととなってきている。しかしなが
ら、従来、模擬視界装置で表示される映像は、実際に、
例えば飛行機や自動車等の操縦や運転を行った場合に、
操縦室や運転席の外部に現れる風景や物体等を、コンピ
ュータグラフィック技術を使用して発生させるものであ
り、また、発生した映像を表示する表示装置は、例えば
半ドーム型のミラーに、プロジェクタで映像を映写し表
示するものであり、いかにして操縦室外部の表示装置に
表示する映像を、現実に近い状態に見せるかという技術
を使用しているものである。
【0003】さらに、図2を使用して、従来の模擬視界
装置の概略構成と動作を説明する。図2において、1は
操縦位置にいる訓練者を示し、21は訓練用操縦室の一
部、2は操縦室の一部を構成する透明物体(例えば、風
防、フロントガラス)、11は物体データや気象条件デ
ータ等を記憶させてあるメインコンピュータ、16は、
メインコンピュータ11から読み出した各データにより
映像信号を発生する映像信号発生装置、18は映像信号
により映像を映写するプロジェクタ、19は、プロジェ
クタ18から映像が映写されるリアスクリーン、20
は、リアスクリーン19に映写された映像が無限遠結像
される無限遠結像方式反射ミラーを示す。
【0004】メインコンピュータ11には、模擬視界装
置の目的に合わせ、大量の物体データや気象条件データ
が記憶されており、メインコンピュータ11に記憶され
ている物体データや気象条件データは、訓練目的に合わ
せ必要データが読み出され、各データ10、15として
映像信号発生装置16へ出力される。映像信号発生装置
16は、入力された物体データや気象条件データの各デ
ータ10、15によりグラフイック変換を行い、映像信
号17を発生させ、プロジェクタ18へ出力する。映像
信号17を入力されたプロジェクタ18は、映像信号1
7に基づく映像をリアスクリーン19上に映写する。リ
アスクリーン19上に映写された映像は、無限遠に結像
するように設計されている無限遠結像方式反射ミラー2
0により、操縦位置に着席している訓練者1へ反射され
る。
【0005】訓練者1は、無限遠結像方式反射ミラー2
0で反射されたリアスクリーン19の映像13を、透明
物体2を通して観察しつつ、各種訓練を行う。なお、訓
練者1が観察している映像13は、無限遠結像方式反射
ミラー20で反射された映像であるため、訓練者1の目
の位置が移動しても結像した映像を観察することができ
る。また、前記のように、従来の模擬視界装置を使用し
て各種訓練を行うに際し、操縦室外部の通常の風景や物
体による各種訓練に、さらに気象現象の変化を想定した
訓練を行う場合は、従来の模擬視界装置においては、表
示する物体の色を、雨ならば暗く、雪ならば白くという
ように変化させ、また、霧の発生では視程距離を悪くす
るなど、無限遠結像方式反射ミラー20に反射表示する
映像の表現を変えるようにしており、操縦室外部にある
物体が受ける影響のみを模擬するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば飛行機や自動車
など機体の操縦室の前方、操縦者の視線上には、必ず、
風防やフロントガラスなどの透明物体が存在しており、
気象現象の変化の影響を想定した訓練の模擬をする場合
は、前記透明物体が受ける外的影響を模擬することが必
要である。特に雨天時における透明物体上の雨滴、降雪
時における透明物体上の積雪、その他透明物体上の付着
物は、操縦の重大な障害となるため、このような外的影
響を模擬することも模擬視界装置には不可欠である。し
かしながら、前記気象現象による障害を従来の模擬視界
装置で実現しようとすると、映像表示装置が遠方にある
物体を現実に近い形で表示することを目的としているた
め、訓練者のすぐ近くに存在する透明物体への外的影響
も遠くに存在しているかのように表示されてしまう。ま
た、模擬視界装置は、リアルタイム性が重要であり、こ
れを満足するコンピュータグラフィック技術において
も、透明な物質を表現することが困難であるうえ、時々
刻々と変化する透明物体上の映像を発生することも困難
であるという問題があった。本発明は、前記欠点を解決
するため、訓練者の近くに存在する風防やフロントガラ
ス等の透明物体上に存在し、訓練者の視野を妨げる、気
象現象による雨滴、積雪、氷、曇りや、油膜、ごみ等の
付着物や、ワイパー、アクセサリ等の付属物や、透明物
体のひび等(以下、視野障害物等と記す。)による視野
障害を、遠距離に存在する空のような空間、あるいは水
面、山や街、滑走路や道路や建物等のベースの映像とと
もに、現実に近い状態で模擬表示できるようにした模擬
視界装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の模擬視界装置は、視野障害映像データとベ
ース映像データとを記憶したコンピュータと、前記ベー
ス映像データを再生し映写する手段と、前記視野障害映
像データを再生し前記ベース映像に重ね合わせて映写す
る手段とを有するものである。また、本発明の模擬視界
装置は、少なくともベースデータと気象条件等データと
を記憶したコンピュータと、前記各データに基づく映像
信号を発生する映像信号発生装置と、前記映像信号によ
る映像を表示する映像表示装置とを有する模擬視界装置
において、前記コンピュータから入力された気象条件等
データにより、あらかじめ記憶してある視野障害映像デ
ータを再生して視野障害映像信号を出力する視野障害映
像信号発生装置と、該視野障害映像信号発生装置から入
力された視野障害映像信号により視野障害映像を映写す
るプロジェクタと、該プロジェクタから映写された視野
障害映像を反射するとともに前記映像表示装置からの映
像を通過させるハーフミラーとを具備するものである。
【0008】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置において、前記映
像表示装置は、映像信号による映像を映写するプロジェ
クタと、該プロジェクタが映写する映像を透過表示する
リアスクリーンと、該リアスクリーンが表示する映像を
反射する無限遠結像方式ミラーとからなり、前記コンピ
ュータから入力された気象条件等データにより、あらか
じめ記憶してある視野障害映像データを再生して視野障
害映像信号を出力する視野障害映像信号発生装置と、該
視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映像
信号により視野障害映像を映写するプロジェクタと、該
プロジェクタから映写された視野障害映像を反射すると
ともに前記映像表示装置からの映像を通過させるハーフ
ミラーとを具備するものである。
【0009】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置において、前記映
像表示装置は、映像信号による映像を表示する表示モニ
タと、該表示モニタが表示する映像を反射するハーフミ
ラーと、該ハーフミラーが反射する映像を反射する無限
遠結像方式ミラーとからなり、前記コンピュータから入
力された気象条件等データにより、あらかじめ記憶して
ある視野障害映像データを再生して視野障害映像信号を
出力する視野障害映像信号発生装置と、該視野障害映像
信号発生装置から入力された視野障害映像信号により視
野障害映像を映写するプロジェクタと、該プロジェクタ
から映写された視野障害映像を反射するとともに前記映
像表示装置からの映像を通過させるハーフミラーとを具
備するものである。
【0010】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置において、前記コ
ンピュータから入力された気象条件等データにより、あ
らかじめ記憶してある視野障害映像データを再生して視
野障害映像信号を出力する視野障害映像信号発生装置
と、該視野障害映像信号発生装置から入力された視野障
害映像信号により視野障害映像を映写する表示モニタ
と、該表示モニタから映写された視野障害映像を反射す
るとともに前記映像表示装置からの映像を通過させるハ
ーフミラーとを具備するものである。
【0011】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置において、前記映
像表示装置は、映像信号による映像を映写するプロジェ
クタと、該プロジェクタが映写する映像を透過表示する
リアスクリーンと、該リアスクリーンが表示する映像を
反射する無限遠結像方式ミラーとからなり、前記コンピ
ュータから入力された気象条件等データにより、あらか
じめ記憶してある視野障害映像データを再生して視野障
害映像信号を出力する視野障害映像信号発生装置と、該
視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映像
信号により視野障害映像を表示する障害映像表示モニタ
と、該障害映像表示モニタで表示された視野障害映像
を、前記無限遠結像方式ミラーで反射させ焦点を調整し
て投射するように配置した焦点距離調整用レンズと、該
焦点距離調整用レンズを介し障害映像表示モニタから投
射された視野障害映像を表示するとともに前記映像表示
装置からの映像を通過させる透過型スクリーンとを具備
するものである。
【0012】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置において、前記映
像表示装置は、映像信号による映像を映写するプロジェ
クタと、該プロジェクタが映写する映像を透過表示する
リアスクリーンと、該リアスクリーンが表示する映像を
反射する無限遠結像方式ミラーとからなり、前記コンピ
ュータから入力された気象条件等データにより、あらか
じめ記憶してある視野障害映像データを再生して視野障
害映像信号を出力する視野障害映像信号発生装置と、該
視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映像
信号により視野障害映像を映写するプロジェクタと、前
記コンピュータから入力された物体データと気象条件等
データとにより制御信号を出力する光制御装置と、該光
制御装置から入力された制御信号により障害光を投射す
るプロジェクタライトと、前記プロジェクタから映写さ
れた視野障害映像と前記プロジェクタライトから投射さ
れた障害光とを重畳した映像を反射するとともに前記映
像表示装置からの映像を通過させるハーフミラーとを具
備するものである。
【0013】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置において、前記映
像表示装置は、映像信号による映像を映写するプロジェ
クタと、該プロジェクタが映写する映像を透過表示する
リアスクリーンと、該リアスクリーンが表示する映像を
反射する無限遠結像方式ミラーとからなり、前記コンピ
ュータから入力された気象条件等データにより、あらか
じめ記憶してある視野障害映像データを再生して視野障
害映像信号を出力する視野障害映像信号発生装置と、該
視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映像
信号により視野障害映像を映写するプロジェクタと、該
プロジェクタから映写された視野障害映像を表示すると
ともに前記映像表示装置からの映像を通過させる透過型
スクリーンとを具備するものである。
【0014】
【作用】本発明の模擬視界装置は、コンピュータに視野
障害映像データとベース映像データとを記憶しておき、
映写する手段で再生した前記ベース映像データを映写
し、前記ベース映像データを映写している映像に重ね合
わせて映写する手段で再生した前記視野障害映像データ
を重ね合わせて映写する。また、本発明の模擬視界装置
は、少なくともベースデータと気象条件等データとを記
憶したコンピュータと、前記各データに基づく映像信号
を発生する映像信号発生装置と、前記映像信号による映
像を表示する映像表示装置とを有する模擬視界装置であ
って、具備している視野障害映像信号発生装置は、前記
コンピュータから入力された気象条件等データによりあ
らかじめ記憶してある視野障害映像データを再生して視
野障害映像信号を出力し、プロジェクタは、前記視野障
害映像信号発生装置から入力された視野障害映像信号に
より視野障害映像を映写し、ハーフミラーは、前記プロ
ジェクタから映写された視野障害映像を反射するととも
に前記映像表示装置からの映像を通過させる。
【0015】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置であって、具備し
ている、前記映像表示装置のプロジェクタは、映像信号
による映像を映写し、リアスクリーンは、前記プロジェ
クタが映写する映像を透過表示し、無限遠結像方式ミラ
ーは、前記リアスクリーンが表示する映像を反射し、視
野障害映像信号発生装置は、前記コンピュータから入力
された気象条件等データによりあらかじめ記憶してある
視野障害映像データを再生して視野障害映像信号を出力
し、プロジェクタは、前記視野障害映像信号発生装置か
ら入力された視野障害映像信号により視野障害映像を映
写し、ハーフミラーは、前記プロジェクタから映写され
た視野障害映像を反射するとともに前記映像表示装置か
らの映像を通過させる。
【0016】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置であって、具備し
ている、前記映像表示装置の表示モニタは、映像信号に
よる映像を表示し、ハーフミラーは、前記表示モニタが
表示する映像を反射し、無限遠結像方式ミラーは、前記
ハーフミラーが反射する映像を反射し、視野障害映像信
号発生装置は、前記コンピュータから入力された気象条
件等データによりあらかじめ記憶してある視野障害映像
データを再生して視野障害映像信号を出力し、プロジェ
クタは、前記視野障害映像信号発生装置から入力された
視野障害映像信号により視野障害映像を映写し、ハーフ
ミラーは、前記プロジェクタから映写された視野障害映
像を反射するとともに前記映像表示装置からの映像を通
過させる。
【0017】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置であって、具備し
ている視野障害映像信号発生装置は、前記コンピュータ
から入力された気象条件等データによりあらかじめ記憶
してある視野障害映像データを再生して視野障害映像信
号を出力し、表示モニタは、前記視野障害映像信号発生
装置から入力された視野障害映像信号により視野障害映
像を映写し、ハーフミラーは、前記表示モニタから映写
された視野障害映像を反射するとともに前記映像表示装
置からの映像を通過させる。
【0018】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置であって、具備し
ている、前記映像表示装置のプロジェクタは、映像信号
による映像を映写し、リアスクリーンは、前記プロジェ
クタが映写する映像を透過表示し、無限遠結像方式ミラ
ーは、前記リアスクリーンが表示する映像を反射し、視
野障害映像信号発生装置は、前記コンピュータから入力
された気象条件等データにより、あらかじめ記憶してあ
る視野障害映像データを再生して視野障害映像信号を出
力し、障害映像表示モニタは、前記視野障害映像信号発
生装置から入力された視野障害映像信号により視野障害
映像を表示し、配置した焦点距離調整用レンズは、前記
障害映像表示モニタで表示された視野障害映像を、前記
無限遠結像方式ミラーで反射させ焦点を調整して投射
し、透過型スクリーンは、前記焦点距離調整用レンズを
介し障害映像表示モニタから投射された視野障害映像を
表示するとともに前記映像表示装置からの映像を通過さ
せる。
【0019】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像信号発生装置と、前記映像信号による映像を表示する
映像表示装置とを有する模擬視界装置であって、具備し
ている、前記映像表示装置のプロジェクタは、映像信号
による映像を映写し、リアスクリーンは、前記プロジェ
クタが映写する映像を透過表示し、無限遠結像方式ミラ
ーは、前記リアスクリーンが表示する映像を反射し、視
野障害映像信号発生装置は、前記コンピュータから入力
された気象条件等データにより、あらかじめ記憶してあ
る視野障害映像データを再生して視野障害映像信号を出
力し、プロジェクタは、前記視野障害映像信号発生装置
から入力された視野障害映像信号により視野障害映像を
映写し、光制御装置は、前記コンピュータから入力され
たベースデータと気象条件等データとにより制御信号を
出力し、プロジェクタライトは、前記光制御装置から入
力された制御信号により障害光を投射し、ハーフミラー
は、前記プロジェクタから映写された視野障害映像と前
記プロジェクタライトから投射された障害光とを重畳し
た映像を反射するとともに前記映像表示装置からの映像
を通過させる。
【0020】また、本発明の模擬視界装置は、少なくと
もベースデータと気象条件等データとを記憶したコンピ
ュータと、前記各データに基づく映像信号を発生する映
像発生装置と、前記映像信号による映像を表示する映像
表示装置とを有する模擬視界装置であって、具備してい
る、前記映像表示装置のプロジェクタは、映像信号によ
る映像を映写し、リアスクリーンは、前記プロジェクタ
が映写する映像を透過表示し、無限遠結像方式ミラー
は、前記リアスクリーンが表示する映像を反射し、視野
障害映像信号発生装置は、前記コンピュータから入力さ
れた気象条件等データにより、あらかじめ記憶してある
視野障害映像データを再生して視野障害映像信号を出力
し、プロジェクタは、前記視野障害映像信号発生装置か
ら入力された視野障害映像信号により視野障害映像を映
写し、透過型スクリーンは、前記プロジェクタから映写
された視野障害映像を表示するとともに前記映像表示装
置からの映像を通過させる。
【0021】
【実施例】
〔実施例 1〕本発明の第1の実施例として、現実に近
い状態で視野障害を模擬できる基本的な模擬視界装置
を、図1を使用して説明する。本発明の模擬視界装置
は、従来の模擬視界装置に加え、実際の視野障害の映像
を記録した視野障害映像信号発生装置(光ディスク映像
発生装置、ビデオテープレコーダ、ビデオディスクレコ
ーダ等の装置が有るが、記録および読み出しの手段と速
度、簡便性等から以下に説明する各実施例においては、
光ディスク映像信号発生装置を使用した例として説明を
する。)例えば光ディスク映像信号発生装置と、該光デ
ィスク映像信号発生装置から出力される映像信号により
映像を映写するプロジェクタとスクリーンとハーフミラ
ーとを有する視野障害表示装置とで構成されている。図
1において、1は操縦位置に着席している訓練者を示
し、12は従来の模擬視界装置の映像を表示する映像表
示装置(映像を表示するために必要な諸装置は省
略。)、11はベースデータや気象条件等データを記憶
させてあるメインコンピュータ、9は視野障害物等によ
る透明物体上の視野障害の映像信号を発生する光ディス
ク映像信号発生装置、6はスクリーン、7は視野障害映
像をスクリーン6へ映写するプロジェクタ、5は反射ミ
ラー、4は、反射ミラー5で反射した視野障害映像を投
射する投射レンズ、3はハーフミラー、2は、訓練者1
が着席している操縦室の一部を成す風防等の透明物体を
示す。
【0021】メインコンピュータ11は、模擬視界装置
の目的に合わせ、多くの物体を中心とするベースデータ
や気象条件等データを記憶しており、訓練目的に合わ
せ、メインコンピュータ11から必要なベースデータと
ともに気象条件等データ10が読み出され、光ディスク
映像信号発生装置9へ出力される。光ディスク映像信号
発生装置9は、装着している光ディスクに、実際に撮影
した視野障害物等による透明物体上の状況のみの映像を
画像処理した動画映像データを視野障害物等ごとのアド
レスで記憶しており、入力された気象条件等データ10
により該当する映像データを選択し、再生して映像信号
8としてプロジェクタ7へ出力する。映像信号8を入力
されたプロジェクタ7は、気象条件等データ10により
選択された透明物体上の状況映像をスクリーン6へ映写
する。スクリーン6へ映写された映像は、反射ミラー5
で反射され、投射レンズ4によりハーフミラー3全体に
投射される。
【0022】ハーフミラー3は、操縦位置に着席してい
る訓練者1から見ると、映像表示装置12に表示される
外部ベース物体の映像13を通過させるので、訓練者1
は、透明物体2上の視野障害物等による影響と外部ベー
ス物体の映像とを重ね合わせて観察することができる。
なお、透明物体2上の視野障害物等による影響をハーフ
ミラー3に投射した映像により違和感無く観察するため
に、透明物体2とハーフミラー3は近接して設置されて
おり、スクリーン6はハーフミラー3の傾きによる歪を
補正する傾きとしている。この傾きにより、スクリーン
6に映写される映像は歪を持つが、反射ミラー5で反射
され、投射レンズ4でハーフミラー3に投射された時点
で、ハーフミラー3が持つ傾きで歪が補正される。本発
明の模擬視界装置により、時々刻々変化する透明物体上
の視野障害物等による視野障害を、焦点距離、表示位置
等の違和感無く、操縦室の外部のベース物体映像との自
然な重なり合いにより、現実に近い状態で模擬すること
ができる。
【0022】〔実施例 2〕本発明の第2の実施例とし
て、視野障害を模擬できる飛行訓練用模擬視界装置を図
3に示し、説明をする。図3において、1は操縦位置に
着席している訓練者を示し、21は訓練用コクピットの
一部、2はコクピットの一部を構成する風防(透明物
体)、3はハーフミラー、4は視野障害映像をハーフミ
ラー3へ投射する投射レンズ、5は反射ミラー、6はス
クリーン、7は視野障害映像をスクリーン6へ映写する
プロジェクタ、9は視野障害物等による風防上の視野障
害の映像信号を発生する光ディスク映像信号発生装置
(視野障害映像信号発生装置)、11はベースデータや
気象条件等データ記憶させてあるメインコンピュータ、
16は、メインコンピュータ11から読み出した各デー
タにより映像信号を発生する映像信号発生装置、18は
映像信号により映像を映写するプロジェクタ、19は、
プロジェクタ18から映像が映写されるリアスクリー
ン、20は、リアスクリーン19に映写された映像が無
限遠結像される無限遠結像方式反射ミラーを示す。
【0023】メインコンピュータ11は、飛行訓練の目
的に合わせ、例えば何か所もの飛行場の滑走路や建物等
多くのベースデータ、雨や雪、また、その飛行場特有の
雨や雪等の気象条件等データを記憶しており、訓練目的
に合わせ、メインコンピュータ11から必要なベースデ
ータ15と気象条件等データ10が読み出され、映像信
号発生装置16へ出力される。映像信号発生装置16
は、入力されたベースデータ15と気象条件等データ1
0により座標変換等のグラフィック処理を行い、気象条
件等に対応した色を選択し、映像信号17を発生させ、
プロジェクタ18へ出力する。映像信号17を入力され
たプロジェクタ18は、映像信号17による映像をリア
スクリーン19に映写する。リアスクリーン19に映写
された映像は、無限遠に結像するように設計されている
無限遠結像方式反射ミラー20により反射されて、コク
ピット外部のベース物体として操縦位置に着席している
訓練者1に観察される。
【0024】前記気象条件等データ10は、前記映像信
号発生装置16への出力と同時に光ディスク映像信号発
生装置9にも出力されている。気象条件等データ10を
入力された光ディスク映像信号発生装置9は、装着して
いる光ディスクに、実際にコクピット内で撮影した視野
障害物等による映像から風防上の状況のみを画像処理に
より取り出した動画映像データを、視野障害物等ごとの
アドレスで記憶しており、入力された気象条件等データ
10により、該当する映像データを選択する。なお、こ
の映像データには、上記したワイパーの動きおよび該ワ
イパーにより拭き取られる雨滴の状況等を記録しておく
ことも可能である。選択された映像データは、フレーム
ごとに順序良く整理され、前記映像信号発生装置16か
ら出力される映像信号17に同期した映像信号8として
プロジェクタ7へ出力される。映像信号8を入力された
プロジェクタ7は、映像信号8に基づく映像をスクリー
ン6に映写する。スクリーン6に映写された映像は、反
射ミラー5で反射され、投射レンズ4でハーフミラー3
全体に均等に投射される。
【0025】操縦位置に着席している訓練者1は、ハー
フミラー3に投射されている視野障害映像14を通し
て、コクピット外部のベース物体の映像13を観察する
ことになる。風防2とハーフミラー3とは、非常に接近
して設置されるので、距離的な違和感は存在せず、非常
に現実に近い模擬が可能となる。また、視野障害映像
は、反射ミラー5より反射されて投射されるので、プロ
ジェクタ7等関連の設置位置は、模擬視界装置の大きさ
に影響を与えるなどの問題を発生しない。本実施例によ
れば、装置全体は大きくなるものの、無限遠に表示され
る遠景と、風防上で発生する視野障害物等による視野障
害との非常にリアルな模擬視界を発生することができ
る。
【0026】〔実施例 3〕本発明の第3の実施例とし
て、視野障害を模擬できる自動車運転訓練用模擬視界装
置を図4に示し、説明をする。図4において、24は訓
練用自動車の一部、2は自動車の一部を構成するフロン
トガラス(透明物体)、9は視野障害物等によるフロン
トガラス上の視野障害の映像信号を発生する光ディスク
映像信号発生装置(視野障害映像信号発生装置)、22
は映像信号により映像を表示する表示モニタ、23は、
表示モニタ22が表示する映像を反射するハーフミラ
ー、20は、ハーフミラー23で反射される表示モニタ
22の映像が無限遠結像される無限遠結像方式反射ミラ
ーである。なお、上記実施例2において使用した図3の
符号と同一符号のものは、同一物であるため、説明を省
略する。
【0027】メインコンピュータ11は、自動車運転訓
練の目的に合わせ、例えば高速道路や街中の道路と周囲
の建物等多くのベースデータ、その道路上の雨や雪等の
気象条件等データを記憶しており、訓練目的に合わせ、
メインコンピュータ11から必要なベースデータ15と
気象条件等データ10が読み出され、映像信号発生装置
16へ出力される。映像信号発生装置16は、入力され
たベースデータ15と気象条件等データ10により座標
変換等のグラフィック処理を行い、気象条件等に対応し
た色を選択し、映像信号17を発生させ、表示モニタ2
2へ出力する。映像信号17を入力された表示モニタ2
2は、映像信号17による映像を表示し、表示された映
像はハーフミラー23で反射され、無限遠結像ミラー2
0で反射されて自動車外部のベース物体として運転席に
着席している訓練者1に観察される。
【0028】前記気象条件等データ10は、前記映像信
号発生装置16への出力と同時に光ディスク映像信号発
生装置9にも出力されている。気象条件等データ10を
入力された光ディスク映像信号発生装置9は、装着して
いる光ディスクに、実際に自動車内で撮影した視野障害
物等による映像からフロントガラス上の状況のみを画像
処理により取り出した動画映像データを視野障害物等ご
とのアドレスで記憶しており、入力された気象条件等デ
ータ10により、該当する映像データを選択する。選択
された映像データは、フレームごとに順序良く整理さ
れ、前記映像信号発生装置16から出力される映像信号
17に同期した映像信号8としてプロジェクタ7へ出力
される。映像信号8を入力されたプロジェクタ7は、映
像信号8に基づく映像をスクリーン6に映写する。スク
リーン6に映写された映像は、投射レンズ4でハーフミ
ラー3全体に均等に投射される。
【0029】運転席に着席している訓練者1は、ハーフ
ミラー3に映った視野障害映像14を通して、自動車外
部のベース物体の映像13を観察することになる。実際
のフロントガラス2の位置とハーフミラー3の設置位置
はほぼ同位置であるので、距離的な違和感は存在せず、
非常に現実に近い模擬が可能となる。また、視野障害映
像は、スクリーン6と投射レンズ4の組合わせにより反
射ミラーを設置したかのように投影することができるの
で、プロジェクタ7等関連の設置位置は、模擬視界装置
の大きさに影響を与えるなどの問題を発生しない。本実
施例では、ベースデータ(道路、建物等のデータ)の発
生装置(凹面ミラー20、表示モニタ22、ハーフミラ
ー23)を小型化し、コストの低減を図ることができ
る。
【0030】〔実施例 4〕本発明の第4の実施例とし
て、視野障害を模擬できるオートバイライディング訓練
用模擬視界装置を図5に示し、説明をする。図5におい
て、1はオートバイに着座している訓練者を示し、28
はオートバイライディングを訓練する訓練者1が着用す
る表示装置内蔵ヘルメット、2は表示装置内蔵ヘルメッ
ト28の一部を構成するフロントガラス(透明物体)、
3はハーフミラー、26は映像信号により映像を映写す
るプロジェクタ、27は、プロジェクタ26から映像が
映写されるリアスクリーン、25は映像信号により視野
障害映像を表示する表示モニタで例えば液晶表示装置、
29は、表示モニタ25のモニタ表示面、例えば液晶表
示装置の液晶面である。なお、上記実施例2において使
用した図3の符号と同一符号のものは、同一物であるた
め、説明を省略する。
【0031】メインコンピュータ11は、オートバイラ
イディング訓練の目的にあわせ、例えば街中の道路やレ
ーシング場と周囲の自動車、オートバイや建物等多くの
ベースデータ、その道路上の雨や雪等の気象条件等デー
タを記憶しており、訓練目的に合わせ、メインコンピュ
ータ11から必要なベースデータ15と気象条件等デー
タ10が読み出され、映像信号発生装置16へ出力され
る。映像信号発生装置16は、入力されたベースデータ
15と気象条件等データ10により座標変換等のグラフ
ィック処理を行ない、気象条件等に対応した色を選択
し、映像信号17を発生させ、プロジェクタ26へ出力
する。映像信号17を入力されたプロジェクタ26は、
映像信号17による映像をリアスクリーン27に映写す
る。リアスクリーン27に映写された映像は、オートバ
イに着座し走行していて見える外部のベース物体の映像
として訓練者1に観察される。
【0032】前記気象条件等データ10は、前記映像信
号発生装置16への出力と同時に光ディスク映像信号発
生装置(視野障害映像信号発生装置)9にも出力されて
いる。気象条件等データ10を入力された光ディスク映
像信号発生装置9は、装着している光ディスクに、実際
にヘルメット内で撮影した視野障害物等による映像から
ヘルメットのフロントガラス上の状況のみを画像処理に
より取り出した動画映像データを視野障害物等ごとのア
ドレスで記憶しており、入力された気象条件等データ1
0により、該当する映像データを選択する。選択された
映像データはフレームごとに順序良く整理され、前記映
像信号発生装置16から出力される映像信号17に同期
した映像信号8として表示モニタ25へ出力される。映
像信号8を入力された表示モニタ25例えば液晶表示装
置は、映像信号8による視野障害映像を表示する。表示
モニタ25に表示された視野障害映像は、投射レンズ4
でハーフミラー3全体に均等に投射される。
【0033】なお、表示モニタ25内のモニタ表示面
(液晶表示装置であれば液晶面。)30は、フロントガ
ラス上の視野障害物等による影響をハーフミラー3に投
射した映像により違和感無く観察するために、ハーフミ
ラー3の傾きに合わせた傾きを持っている。この傾きに
よるひずんだ表示映像は、投射レンズ4でハーフミラー
3全体に均等に投射された時点で、歪は修正される。オ
ートバイに着座している訓練者1は、ハーフミラー3に
映った視野障害映像14を通して、オートバイで走行し
ていて見える外部のベース物体の映像13を観察するこ
とになる。通常使用されているヘルメットのフロントガ
ラスの位置とハーフミラー3の設置位置はほぼ同位置で
あるので、距離的な違和感は存在せず、非常に現実に近
い模擬が可能となる。また、ヘルメットに内蔵する表示
モニタ25等は、小さくまとめることができ、装着時の
訓練者にあまり負担はかからない。
【0034】〔実施例 5〕本発明の第5の実施例とし
て、実施例2において、図3を使用して説明した、視野
障害を模擬できる飛行訓練用模擬視界装置の他の実施例
を図6に示し、説明する。図6において、33は透過型
スクリーン、31は視野障害映像信号により視野障害映
像を表示する障害映像表示モニタ、32は、障害映像表
示モニタ31で表示される視野障害映像が透過型スクリ
ーン33上で焦点を結ぶよう調整する焦点距離調整用レ
ンズである。透過型スクリーン33は、映像を表示する
スクリーンであり、光線を透過するスクリーンでもある
ので、スクリーンを通して向う側にあるものを観察する
ことができるものである。例えば、スクリーン繊維をメ
ッシュ状に編み、スクリーン上に無数の穴を構成したス
クリーン、液晶を使用し透明ではあるが映像を表示でき
るスクリーン等である。なお、図3の符号と同一符号の
ものは、同一物であるため、説明を省略する。
【0035】メインコンピュータ11は、飛行訓練の目
的にあわせ、例えば何か所もの飛行場の滑走路や建物や
付近の市街等多くのベースデータ、雨や雪、また、その
飛行場特有の雨や雪等の気象条件等データを記憶してお
り、訓練目的に合わせ、メインコンピュータ11から必
要なベースデータ15と気象条件等データ10が読み出
され、映像信号発生装置16へ出力される。映像信号発
生装置16は、入力されたベースデータ15と気象条件
等データ10により座標変換等のグラフィック処理を行
い、気象条件等に対応した色を選択し、映像信号17を
発生させ、プロジェクタ18へ出力する。映像信号17
を入力されたプロジェクタ18は、映像信号17による
映像をリアスクリーン19に映写する。リアスクリーン
19に映写された映像は、無限遠に結像するように設計
されている無限遠結像方式反射ミラー20により反射さ
れて、コクピット外部のベース物体として操縦位置に着
席している訓練者1に観察される。
【0036】前記気象条件等データ10は、前記映像信
号発生装置16への出力と同時に光ディスク映像信号発
生装置(視野障害映像信号発生装置)9にも出力されて
いる。気象条件等データ10を入力された光ディスク映
像信号発生装置9は、装着している光ディスクに、実際
にコクピット内で撮影した視野障害物等による映像から
風防上の状況のみを画像処理により取り出した動画像デ
ータを、視野障害物等ごとのアドレスで記憶しており、
入力された気象条件等データ10により、該当する映像
データを選択する。選択された映像データは、フレーム
ごとに順序良く整理され、前記映像信号発生装置16か
ら出力される映像信号17に同期した映像信号8として
障害映像表示モニタ31へ出力される。映像信号8を入
力された障害映像表示モニタ31は、映像信号8に基づ
く映像を表示する。
【0037】障害映像表示モニタ31に表示された映像
は、前記無限遠結像方式反射ミラー20により反射され
て、風防2の近くに設置された透過型スクリーン33上
に映写されるが、反射角や焦点距離の調整が必要である
ため、障害映像表示モニタ31の前に焦点距離調整用レ
ンズ32を配置し、反射角や焦点距離の調整を行い、透
過型スクリーン33上に焦点を結ぶように投射される。
映像信号8に基づく映像を投射された透過型スクリーン
33は、映像信号8に基づく映像を表示する。操縦位置
に着席している訓練者1は、透過型スクリーン33に表
示されている視野障害映像14を通して、コクピット外
部のベース物体の映像13を観察することになる。風防
2と透過型スクリーン33とは、非常に接近して設置さ
れるので(風防2をなくし、透過型スクリーン33のみ
としてもよい。)、距離的な違和感は存在せず、非常に
現実に近い模擬が可能となる。また、視野障害映像は、
無限遠結像方式反射ミラー20より反射されて投射され
るので、障害映像表示モニタ31等関連の設置位置は、
模擬視界装置の大きさに影響を与えるなどの問題を発生
しない。本実施例によれば、装置全体は大きくなるもの
の、無限遠に表示される遠景と、風防上で発生する視野
障害物等による視野障害との非常にリアルな模擬視界を
発生することができる。また、この実施例では、視野障
害映像は、モニタ31とレンズ32により発生している
が、これはプロジェクタ18と同様なプロジェクタを使
用しても良いことは言うまでもない。
【0038】〔実施例 6〕本発明の第6の実施例とし
て、上記実施例2において図3を使用して説明した視野
障害を模擬できる飛行訓練用模擬視界装置の他の実施例
を図7に示し、説明する。図7において、34はハーフ
ミラー、35はカラーフィルタが取り付けられているプ
ロジェクタライト、36は、プロジェクタライト35を
制御する光制御装置である。なお、上記実施例2におい
て使用した図3の符号と同一符号のものは、同一物であ
るため、説明を省略する。
【0039】メインコンピュータ11は、飛行訓練の目
的にあわせ、例えば何か所もの飛行場の滑走路や建物や
付近の市街等多くのベースデータ、雨や雪や雷、また、
その飛行場特有の雨や雪等の気象条件等データを記憶し
ており、訓練目的に合わせ、メインコンピュータ11か
ら必要なベースデータ15と気象条件等データ10が読
み出され、映像信号発生装置16へ出力される。映像信
号発生装置16は、入力されたベースデータ15と気象
条件等データ10により座標変換等のグラフィック処理
を行い、気象条件等に対応した色を選択し、映像信号1
7を発生させ、プロジェクタ18へ出力する。映像信号
17を入力されたプロジェクタ18は、映像信号17に
よる映像をリアスクリーン19に映写する。リアスクリ
ーン19に映写された映像は、無限遠に結像するように
設計されている無限遠結像方式反射ミラー20により反
射されて、コクピット外部のベース物体として操縦位置
に着席している訓練者1に観察される。
【0040】前記気象条件等データ10は、前記映像信
号発生装置16への出力と同時に光ディスク映像信号発
生装置(視野障害映像信号発生装置)9にも出力されて
いる。気象条件等データ10を入力された光ディスク映
像信号発生装置9は、装着している光ディスクに、実際
にコクピット内で撮影した視野障害物等による映像から
風防上の状況のみを画像処理により取り出した動画映像
データを、視野障害物等ごとのアドレスで記憶してお
り、入力された気象条件等データ10により、該当する
映像データを選択する。なお、この映像データには、上
記したワイパーの動きおよび該ワイパーにより拭き取ら
れる雨滴の状況等を記録しておくことも可能である。選
択された映像データは、フレームごとに順序良く整理さ
れ、前記映像信号発生装置16から出力される映像信号
17に同期した映像信号8としてプロジェクタ7へ出力
される。映像信号8を入力されたプロジェクタ7は、映
像信号8に基づく映像をスクリーン6に映写する。スク
リーン6に映写された映像は、ハーフミラー34で反射
され、投射レンズ4でハーフミラー3全体に均等に投射
される。
【0041】また、前記ベースデータ15と気象条件等
データ10は、前記映像信号発生装置16への出力と同
時に光制御装置36にも出力されている。気象条件等デ
ータ10には、光の色データや雷による稲光のフラッシ
ュタイミングデータ等も含まれており、ベースデータ1
5には、機体の方向データ等も含まれている。ベースデ
ータ15と気象条件等データ10を入力された光制御装
置36は、映像信号17および映像信号8に同期した制
御信号37を発生し、プロジェクタライト35へ出力す
る。プロジェクタライト35は、制御信号37により制
御された障害光をハーフミラー34へ投射し、プロジェ
クタ7から映写されている映像に、プロジェクタライト
35から投射する障害光を重畳している。制御信号37
によるプロジェクタライト35の制御には、プロジェク
タライト35のON/OFFや輝度の制御やカラーフィ
ルタの選択による色の制御が含まれる。プロジェクタラ
イト35からの障害光を重畳することにより、太陽の光
による風防面のまぶしい状況あるいは風防上の稲光の反
射等、従来の模擬視界装置では実現できなかった風防上
の障害光による影響を模擬することができる。
【0042】操縦位置に着席している訓練者1は、ハー
フミラー3に投射されている障害光を重畳した視野障害
映像14を通して、コクピット外部のベース物体の映像
13を観察することになる。風防2とハーフミラー3と
は、非常に接近して設置されるので、距離的な違和感は
存在せず、非常に現実に近い模擬が可能となる。また、
障害光を重畳した視野障害映像は、ハーフミラー34よ
り反射され重畳されて投射されるので、プロジェクタ
7、プロジェクタライト35等関連の設置位置は、模擬
視界装置の大きさに影響を与えるなどの問題を発生しな
い。本実施例によれば、装置全体は大きくなるものの、
無限遠に表示される遠景と、風防上で発生する障害光を
重畳した視野障害物等による視野障害との非常にリアル
な模擬視界を発生することができる。
【0043】〔実施例 7〕本発明の第7の実施例とし
て、図3を使用して説明した視野障害を模擬できる飛行
訓練用模擬視界装置の他の実施例を図8に示し、説明す
る。図8において、33は透過型スクリーンである。透
過型スクリーン33は、映像を表示するスクリーンであ
り、光線を透過するスクリーンでもあるので、スクリー
ンを通して向う側にあるものを観察することができるも
のである。例えば、スクリーン繊維をメッシュ状に編
み、スクリーン上に無数の穴を構成したスクリーン、液
晶を使用し透明ではあるが映像を表示できるスクリーン
等である。なお、上記実施例2において使用した図3の
符号と同一符号のものは、同一物であるため、説明を省
略する。
【0044】メインコンピュータ11は、飛行訓練の目
的にあわせ、例えば何か所もの飛行場の滑走路や建物や
付近の市街等多くのベースデータ、雨や雪、また、その
飛行場特有の雨や雪等の気象条件等データを記憶してお
り、訓練目的に合わせ、メインコンピュータ11から必
要なベースデータ15と気象条件等データ10が読み出
され、映像信号発生装置16へ出力される。映像信号発
生装置16は、入力されたベースデータ15と気象条件
等データ10により座標変換等のグラフィック処理を行
い、気象条件等に対応した色を選択し、映像信号17を
発生させ、プロジェクタ18へ出力する。映像信号17
を入力されたプロジェクタ18は、映像信号17による
映像をリアスクリーン19に映写する。リアスクリーン
19に映写された映像は、無限遠に結像するように設計
されている無限遠結像方式反射ミラー20により反射さ
れて、コクピット外部のベース物体として操縦位置に着
席している訓練者1に観察される。
【0045】前記気象条件等データ10は、前記映像信
号発生装置16への出力と同時に光ディスク映像信号発
生装置(視野障害映像信号発生装置)9にも出力されて
いる。気象条件等データ10を入力された光ディスク映
像信号発生装置9は、装着している光ディスクに、実際
にコクピット内で撮影した視野障害物等による映像から
風防上の状況のみを画像処理により取り出した動画映像
データを、視野障害物等ごとのアドレスで記憶してお
り、入力された気象条件等データ10により、該当する
映像データを選択する。なお、この映像データには、上
記したワイパーの動きおよび該ワイパーにより拭き取ら
れる雨滴の状況等を記録しておくことも可能である。選
択された映像データは、フレームごとに順序良く整理さ
れ、前記映像信号発生装置16から出力される映像信号
17に同期した映像信号8としてプロジェクタ7へ出力
される。映像信号8を入力されたプロジェクタ7は、映
像信号8に基づく映像を透過型スクリーン33へ映写
し、映像信号8に基づく映像を映写された透過型スクリ
ーン33は、映像信号8に基づく映像を表示する。
【0046】操縦位置に着席している訓練者1は、透過
型スクリーン33に表示されている視野障害映像14を
通して、コクピット外部のベース物体の映像13を観察
することになる。なお、プロジェクタ7は、図3に示す
実施例2と設置位置が異なり、無限遠結像方式反射ミラ
ー20の近傍に設置され、視野障害映像を前記透過型ス
クリーン33へ直接に映写する。また、本実施例におい
ては、風防が無く、透過型スクリーン33のみとなって
いるが、他の実施例と同様に風防を設置しても良いこと
は言うまでもない。本実施例によれば、装置全体は大き
くなるものの、無限遠に表示される遠景と、風防上で発
生する視野障害物等による視野障害との非常にリアルな
模擬視界を発生することができる。以上説明した各実施
例において、視野障害映像以外の映像(例えば道路、建
物、滑走路等)の表示装置と視野障害映像表示装置との
組合せは、設置条件等により変更できることは言うまで
もない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、訓練者の近くに存在す
る風防やフロントガラス等の透明物体上に存在し、訓練
者の視野を妨げる、気象現象による雨滴、積雪、氷、曇
りや、油膜、ごみ等の付着物や、ワイパー、アクセサリ
等の付属物や、透明物体のひび等による視野障害を、遠
距離に存在する空のような空間、あるいは水面、山や
街、滑走路や道路や建物等のベースの映像とともに、現
実に近い状態で模擬できるようにした模擬視界装置を提
供することができる。特に、模擬視界装置の大きさや処
理時間等の各仕様には関係が無く、訓練者の見る映像に
違和感の無い、より自然の状態に近い気象現象の模擬表
示が実現でき、あらゆる気象現象における多様な条件で
の模擬訓練が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による視野障害を模擬できる基本的な模
擬視界装置の構成図。
【図2】従来の模擬視界装置の構成図。
【図3】本発明による視野障害を模擬できる飛行訓練用
模擬視界装置の構成図。
【図4】本発明による視野障害を模擬できる自動車運転
訓練用模擬視界装置の構成図。
【図5】本発明による視野障害を模擬できるオートバイ
ライディング訓練用模擬視界装置の構成図。
【図6】本発明による視野障害を模擬できる他の飛行訓
練用模擬視界装置の構成図。
【図7】本発明による視野障害を模擬できる他の飛行訓
練用模擬視界装置の構成図。
【図8】本発明による視野障害を模擬できる他の飛行訓
練用模擬視界装置の構成図。
【符号の説明】
1…訓練者、2…透明物体、3、23…ハーフミラー、
4…投射レンズ、5…反射ミラー、6…スクリーン、
7、18、26…プロジェクタ、9…光ディスク映像発
生装置、11…メインコンピュータ、12…映像表示装
置、16…映像発生装置、19、27…リアスクリー
ン、20…無限遠結像方式反射ミラー、21…訓練用コ
クピット、22…表示モニタ、25…表示モニタ、28
…表示装置内蔵ヘルメット、29…モニタ表示面、30
…訓練用オートバイ、31…障害映像表示モニタ、32
…焦点距離調整用レンズ、33…透過型スクリーン、3
4…ハーフミラー、35…プロジェクタライト、36…
光制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09B 9/06 B 9/36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視野障害映像データとベース映像データ
    とを記憶したコンピュータと、 前記ベース映像データを再生し映写する手段と、 前記視野障害映像データを再生し前記ベース映像に重ね
    合わせて映写する手段とを有することを特徴とする模擬
    視界装置。
  2. 【請求項2】 少なくともベースデータと気象条件等デ
    ータとを記憶したコンピュータと、前記各データに基づ
    く映像信号を発生する映像信号発生装置と、前記映像信
    号による映像を表示する映像表示装置とを有する模擬視
    界装置において、 前記コンピュータから入力された気象条件等データによ
    り、あらかじめ記憶してある視野障害映像データを再生
    して視野障害映像信号を出力する視野障害映像信号発生
    装置と、 該視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映
    像信号により視野障害映像を映写するプロジェクタと、 該プロジェクタから映写された視野障害映像を反射する
    とともに前記映像表示装置からの映像を通過させるハー
    フミラーとを具備することを特徴とする模擬視界装置。
  3. 【請求項3】 少なくともベースデータと気象条件等デ
    ータとを記憶したコンピュータと、前記各データに基づ
    く映像信号を発生する映像信号発生装置と、前記映像信
    号による映像を表示する映像表示装置とを有する模擬視
    界装置において、 前記映像表示装置は、映像信号による映像を映写するプ
    ロジェクタと、該プロジェクタが映写する映像を透過表
    示するリアスクリーンと、該リアスクリーンが表示する
    映像を反射する無限遠結像方式ミラーとからなり、 前記コンピュータから入力された気象条件等データによ
    り、あらかじめ記憶してある視野障害映像データを再生
    して視野障害映像信号を出力する視野障害映像信号発生
    装置と、 該視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映
    像信号により視野障害映像を映写するプロジェクタと、 該プロジェクタから映写された視野障害映像を反射する
    とともに前記映像表示装置からの映像を通過させるハー
    フミラーとを具備することを特徴とする模擬視界装置。
  4. 【請求項4】 少なくともベースデータと気象条件等デ
    ータとを記憶したコンピュータと、前記各データに基づ
    く映像信号を発生する映像信号発生装置と、前記映像信
    号による映像を表示する映像表示装置とを有する模擬視
    界装置において、 前記映像表示装置は、映像信号による映像を表示する表
    示モニタと、該表示モニタが表示する映像を反射するハ
    ーフミラーと、該ハーフミラーが反射する映像を反射す
    る無限遠結像方式ミラーとからなり、 前記コンピュータから入力された気象条件等データによ
    り、あらかじめ記憶してある視野障害映像データを再生
    して視野障害映像信号を出力する視野障害映像信号発生
    装置と、 該視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映
    像信号により視野障害映像を映写するプロジェクタと、 該プロジェクタから映写された視野障害映像を反射する
    とともに前記映像表示装置からの映像を通過させるハー
    フミラーとを具備することを特徴とする模擬視界装置。
  5. 【請求項5】 少なくともベースデータと気象条件等デ
    ータとを記憶したコンピュータと、前記各データに基づ
    く映像信号を発生する映像信号発生装置と、前記映像信
    号による映像を表示する映像表示装置とを有する模擬視
    界装置において、 前記コンピュータから入力された気象条件等データによ
    り、あらかじめ記憶してある視野障害映像データを再生
    して視野障害映像信号を出力する視野障害映像信号発生
    装置と、 該視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映
    像信号により視野障害映像を映写する表示モニタと、 該表示モニタから映写された視野障害映像を反射すると
    ともに前記映像表示装置からの映像を通過させるハーフ
    ミラーとを具備することを特徴とする模擬視界装置。
  6. 【請求項6】 少なくともベースデータと気象条件等デ
    ータとを記憶したコンピュータと、前記各データに基づ
    く映像信号を発生する映像信号発生装置と、前記映像信
    号による映像を表示する映像表示装置とを有する模擬視
    界装置において、 前記映像表示装置は、映像信号による映像を映写するプ
    ロジェクタと、該プロジェクタが映写する映像を透過表
    示するリアスクリーンと、該リアスクリーンが表示する
    映像を反射する無限遠結像方式ミラーとからなり、 前記コンピュータから入力された気象条件等データによ
    り、あらかじめ記憶してある視野障害映像データを再生
    して視野障害映像信号を出力する視野障害映像信号発生
    装置と、 該視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映
    像信号により視野障害映像を表示する障害映像表示モニ
    タと、 該障害映像表示モニタで表示された視野障害映像を、前
    記無限遠結像方式ミラーで反射させ焦点を調整して投射
    するように配置した焦点距離調整用レンズと、 該焦点距離調整用レンズを介し障害映像表示モニタから
    投射された視野障害映像を表示するとともに前記映像表
    示装置からの映像を通過させる透過型スクリーンとを具
    備することを特徴とする模擬視界装置。
  7. 【請求項7】 少なくともベースデータと気象条件等デ
    ータとを記憶したコンピュータと、前記各データに基づ
    く映像信号を発生する映像信号発生装置と、前記映像信
    号による映像を表示する映像表示装置とを有する模擬視
    界装置において、 前記映像表示装置は、映像信号による映像を映写するプ
    ロジェクタと、該プロジェクタが映写する映像を透過表
    示するリアスクリーンと、該リアスクリーンが表示する
    映像を反射する無限遠結像方式ミラーとからなり、 前記コンピュータから入力された気象条件等データによ
    り、あらかじめ記憶してある視野障害映像データを再生
    して視野障害映像信号を出力する視野障害映像信号発生
    装置と、 該視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映
    像信号により視野障害映像を映写するプロジェクタと、 前記コンピュータから入力された物体データと気象条件
    等データとにより制御信号を出力する光制御装置と、 該光制御装置から入力された制御信号により障害光を投
    射するプロジェクタライトと、 前記プロジェクタから映写された視野障害映像と前記プ
    ロジェクタライトから投射された障害光とを重畳した映
    像を反射するとともに前記映像表示装置からの映像を通
    過させるハーフミラーとを具備することを特徴とする模
    擬視界装置。
  8. 【請求項8】 少なくともベースデータと気象条件等デ
    ータとを記憶したコンピュータと、前記各データに基づ
    く映像信号を発生する映像信号発生装置と、前記映像信
    号による映像を表示する映像表示装置とを有する模擬視
    界装置において、 前記映像表示装置は、映像信号による映像を映写するプ
    ロジェクタと、該プロジェクタが映写する映像を透過表
    示するリアスクリーンと、該リアスクリーンが表示する
    映像を反射する無限遠結像方式ミラーとからなり、 前記コンピュータから入力された気象条件等データによ
    り、あらかじめ記憶してある視野障害映像データを再生
    して視野障害映像信号を出力する視野障害映像信号発生
    装置と、 該視野障害映像信号発生装置から入力された視野障害映
    像信号により視野障害映像を映写するプロジェクタと、 該プロジェクタから映写された視野障害映像を表示する
    とともに前記映像表示装置からの映像を通過させる透過
    型スクリーンとを具備することを特徴とする模擬視界装
    置。
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