JPH08301809A - アルデヒドの製造法 - Google Patents

アルデヒドの製造法

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JPH08301809A
JPH08301809A JP8112836A JP11283696A JPH08301809A JP H08301809 A JPH08301809 A JP H08301809A JP 8112836 A JP8112836 A JP 8112836A JP 11283696 A JP11283696 A JP 11283696A JP H08301809 A JPH08301809 A JP H08301809A
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パシエロ ロコ
Franz Merger
メルガー フランツ
Michael Roeper
レーパー ミヒャエル
Heinz-Josef Dr Kneuper
クノイパー ハインツ−ヨーゼフ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応生成物中の高級アルデヒドの割合を増大
させ、反応速度、選択率等が改善される高級アルデヒド
の製造法を提供する。 【解決手段】 多数の炭素原子を有するアルデヒドを高
い選択率をもってオレフィンから製造する際に、石油化
学精製物をロジウム−カルボニル−ホスフィン及びマン
ニッヒ触媒の混合触媒を使用して、アルドール縮合とと
もにヒドロホルミル化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高級アルデヒドの
製造に関する。
【0002】本発明は、特にオレフィンのヒドロホルミ
ル化及びアルドール縮合による前記アルデヒドの製造に
関する。
【0003】教科書、例えばバイヤー/ウオルター(B
ayer/Walter)著、“Lehrbuch d
er organischen Chemie”、S,
Hirzel Verlag Stuttgart、1
988、第21版、第201、206、209頁には、
ヒドロホルミル化とアルドール縮合が別々の方法として
記載されている。この第206頁には、ヒドロホルミル
化のために使用することが証明されている触媒は、コバ
ルト及びロジウム金属及びこれらの化合物であることが
述べられている。アルドール縮合は、酸及び塩基により
触媒される(H,クラウホ(Krauch)/W.クン
ツ(Kunz)著、“有機化学反応(Reaktion
en der organischen Chemi
e)”/Dr.Alfred Huethig Ver
lag、ハイデルベルク、第3版、1966、第18
頁)。
【0004】アルデヒドのアルドール縮合にとって好適
なものとして特許文献に記載されている触媒は、第二級
アミンとカルボン酸を含む、マンニッヒ触媒である(ヨ
ーロッパ特許出願公開第58927号明細書及び同第9
2097号明細書)。ヨーロッパ特許出願公開第366
089号明細書及び米国特許第4748261号明細書
には、二段階の別個の方法が記載されている。
【0005】ヨーロッパ特許出願公開第366089号
明細書には、10個の炭素原子を有するアルコールの三
段階での製造方法が開示されており、この場合には、C
4−オレフィンにヒドロホルミル化、アルドール縮合及
び水素化を行っている。炭化水素油の熱分解又は接触分
解により大量に得られる、4個の炭素原子を有する画分
は、ヒドロホルミル化され、バレルアルデヒド(ペンタ
ナール)を生成する。こうして得られたバレルアルデヒ
ドにアルドール縮合を行うとデセナールを生じ、このよ
うにして得られるデセナールは水素化される。ヒドロホ
ルミル化を行う条件は特に重要ではないが、すべての慣
用のロジウム方法及びコバルト方法を使用できる(第3
頁、第56行)。
【0006】アルドール縮合は、触媒としてNaOH、
KOH等のアルカリ水溶液を使用して実施されるが、し
かし、アミンを使用することも可能である(第5頁、第
32行)。デセナール混合物は、次いで水素化される。
【0007】アルドール縮合を含むヒドロホルミル化に
よりオレフィンから高級アルデヒドを製造するための一
段階の方法はPCT出願のWO80/01691号に記
載されている。この出願には、ロジウムを含有する触媒
を使用するα−オレフィンからのアルデヒド製造方法が
開示されている。高級アルデヒドは一段階反応で製造さ
れ、この場合にはn個の炭素原子を有する少くとも1個
のα−オレフィン、ここでnは2以上の整数である、を
ロジウム含有複合体触媒、遊離配位子及びルイス塩基の
存在下で一酸化炭素及び水素の混合物と液相中で反応さ
せ、2n+2個の炭素原子を有するアルデヒドを得てい
る。WO80/01691号には、トリフェニルホスフ
ィンを基礎とするロジウム含有触媒が適当であることが
記載されている。適当なα−オレフィンは、2〜12個
の炭素原子を有するものである。適当な塩基は、例え
ば、KOHのような無機塩基、及びルイス塩基、例えば
トリエタノールアミンのような有機塩基を含む。
【0008】詳細には、溶剤としてのジエチレングリコ
ール中のRh/PPh2(CH2CH2SiMe3)/KO
Hの存在下で1−ブテンを基礎とする2−プロピルヘプ
タナールを製造する方法が記載されている。連続方法
(140℃、20バール、変換率95%、n含量>90
%)の結果は、100lのオートクレーブ中で達成され
ている。欠点は、反応器から放出する際の相分離及び溶
剤相から水を除去するための煩わしい方法である。
【0009】ドイツ国特許出願公開第2125382号
明細書には、溶剤としてジエチレングリコール中、Rh
/トリフェニルホスフィン/KOHの存在下でプロピレ
ンを基礎とする2−エチルヘキサナールを製造する方法
が記載されている。この触媒系は、上述のものと同一の
欠点を有している。
【0010】さらに、このドイツ国特許出願公開明細書
には、カルボン酸がロジウムによる低圧ヒドロホルミル
化の速度を減少させることが報告されている(B.コー
ニルズ(Cornils)、“New Synthes
is with Carbon Monoxide”、
J.ファルベ(Falbe)、Red.,Spring
er−Verlag、1980)。ジャーナル オブ
モレキュラー カタリシス(Jounal of Mo
lecular Catalysis)80(199
3)の第189頁には、[Rh(acac)(CO)
(PPh3)]により触媒される1−ヘキセンのヒドロ
ホルミル化の収率及び選択率に対するカルボン酸の効果
の研究が記載されており、この結果によれば1−ヘキセ
ンの反応速度及び変換率が減少する。
【0011】また、B.コーニルズ(Cornils)
は、“New Synthesiswith Carb
on Molecular”において、Co/PR3
媒の存在時におけるプロピレンの2−エチルヘキサノー
ルへの一段階合成(オキセーション(Oxatio
n)、アルドール化及び水素化)を記述している。欠点
は、アルコールのみが製造され得ることである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、特に
反応生成物中の高級アルデヒドの割合をかなり増大さ
せ、かつ比較的低温度で反応を実施することにより先行
技術の欠点が少くとも部分的に回避されるようにオレフ
ィンから高級アルデヒドを製造する方法を改善すること
である。
【0013】本発明の詳細な課題は、石油産業で製造さ
れる混合物を出発物質として本質的には直接的に使用す
る、高級アルデヒドを製造するための方法を見い出すこ
とである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は、特許請求の
範囲に記載された方法により達成されることが見い出さ
れた。このように、本発明は、特にヒドロホルミル化及
びアルドール縮合によりオレフィンからアルデヒドを製
造する方法に関し、この際に、第二級アミンとカルボン
酸を含むマンニッヒ触媒を同時に使用しつつ、ロジウム
又はコバルトを基礎とするヒドロホルミル化触媒を使用
して反応させることによりアルデヒドを生成させるもの
である。
【0015】これに関連して、以下の特徴の1つ以上を
有するマンニッヒ触媒を使用するのが有利である: a) 使用される塩基性成分は、一般式HNR12の第
二級アミンであり、この場合R1とR2は同一又は異な
り、それぞれ1〜20個、有利には1〜12個、好適に
は6〜12個の炭素原子を有するアルキルであって、エ
ーテル、ヒドロキシ、第二級、第三級アミノ基の1個又
は2個の基により置換されていてもよいもの、7〜10
個の炭素原子を有するアラルキル、5〜7個の炭素原子
を有するシクロアルキルであり、および、この場合、R
1及びR2は、また、隣接する窒素員をもつ複素環、有利
には5〜7員の環であって、さらに他の窒素原子及び/
又は酸素原子を有していてもよく、1〜4個の炭素原子
をもつヒドロキシアルキル又はアルキル基で置換されて
いてもよいものであり、詳細には、この化合物は、ジ−
n−デシルアミン、ピペリジン、ジ−2−エチルヘキシ
ルアミン ジベンジルアミンであり、及び、殊に、RNHCH2
2OH、この場合、RはR1及びR2と同一の意味をも
つことができ、好適にはHO−CH2−CH2−である; b) 使用される酸成分は、一般式R′CO2Hの脂肪
族モノ、ジ、又はポリカルボン酸であり、この場合R′
は1〜20個の炭素原子を有する炭化水素基であり、相
応する場合には、1〜5個の他の酸基を有するものであ
り、これらの中で詳細な化合物は、酢酸、トリデカン酸
であり; c) マンニッヒ触媒は、0.5重量%から高沸点溶剤
として十分な濃度までの濃度で使用される。
【0016】好ましくは、ロジウム−カルボニル−ホス
フィン錯体は、ヒドロホルミル化触媒として使用され、
1つ以上の以下の特徴を有する: a) モノホスフィン又はキレート化ホスフィン配位子
(PR123)は単一で又は混合物で使用され、この
際、R1、R2及びR3は同一又は異なり、脂肪族基、好
適には1〜20個の炭素原子を有するもの、又は芳香族
基であり、殊に PPh3(トリフェニルホスフィン) PPh2(Hex)(ジフェニルヘキシルホスフィン) P(Oct)3(トリオクチルホスフィン) BISBI(6,6′−ビス(ジフェニルホスフィノメ
チル)−2,2′−ビフェニル)であり; b) 使用されるロジウムに対するホスフィンのモル比
(燐等価物として計算して)は、モノホスフィンについ
ては1:1〜1000:1、好適には20:1〜20
0:1であり、キレート化ホスフィン配位子については
2:1〜6:1であり; c) ロジウム−カルボニル錯体が使用され、又はロジ
ウム化合物、好適にはハロゲン不含の可溶性ロジウム化
合物が使用され、次いでその場でカルボニル錯体が形成
される。
【0017】さらに1つ以上の下記の点を有する溶剤が
好適には使用される: a) 不活性であり; b) 1〜20個の炭素原子を有するアルコール、好適
には2−メチルブタノールであり; c) 特定のオレフィンの反応により製造されるアルデ
ヒドが溶媒として使用され; d) この方法において特別のアルデヒドのその後の反
応により製造される高沸点物が使用される。
【0018】本発明の方法におけるオレフィンのアルデ
ヒドへの変換は、好適には0.01〜100バール、及
び30〜150℃でなされた。
【0019】好適には3〜20個の炭素原子を有するα
−オレフィン、特にはプロピレン、ブテン又はペンテン
が、出発物質として使用される。
【0020】極めて都合のよい工業的変法は、出発物質
として、石油化学ラフィネートIIを使用するものであ
り、これによりC10アルデヒドが製造される。
【0021】これに関連して、ラフィネートIIは以下
の成分を記載のとおりの割合で有する、C4炭化水素を
含有する精製生成物である: イソブタン 5〜15重量% n−ブタン 15〜30重量% イソブテン 0.1〜5重量% 1−ブテン 20〜55重量% トランス−2−ブテン 15〜30重量% ジス−2−ブテン 10〜20重量% ラフィネートIIが出発物質として使用されるときは、
4オレフィンからの生成物は、以下のとおりのもので
ある:
【0022】
【化1】
【0023】2−プロピルヘプタナール及び2−プロピ
ルヘプテナールは、2−プロピルヘプタノールに水素添
加される。2−プロピルヘプタノールは、優先的に使用
される可塑剤のアルコールである。
【0024】本発明の1つの利点は、有効な触媒混合物
として第二級アミンとカルボン酸の混合物から構成され
るマンニッヒ触媒とともにロジウム−カルボニル−ホス
フィン錯体が使用されるときに、高級アルデヒドが一段
階で良好な収率および良好な選択率で得られるというこ
とである。この利点は、工業的利用上、特に重要であ
る。この結果、驚くべきことに、文献中の上記の見解、
即ち酸(マンニッヒ触媒の酸成分)がロジウム−カルボ
ニル−ホスフィン錯体の触媒効果を抑制するという考え
は、本発明による触媒混合物の効果により否定される。
【0025】本発明は、高級アルデヒドの製法を改良す
るのみならず、マンニッヒ触媒の新しい利用及びオレフ
ィンから高級アルデヒドを製造するための新しい触媒混
合物を開示する。以下の請求される方法の好ましい態様
に関して、使用されるマンニッヒ触媒及び/又はロジウ
ムヒドロホルミル化触媒は、好適には上述の概要のとお
りに構成される。
【0026】本発明により製造される高級アルデヒド
は、その後の水素化において、その後可塑剤に処理する
ために使用される高級アルコールに変換される。
【0027】本発明は、本発明の一層好ましい特徴を示
す以下の実施例により記載される。
【0028】
【実施例】
バッチ式試験 全てのバッチ式試験を、以下のとおりに実施した:Rh
(CO)2(acac)、ホスフィン配位子、アルドー
ル触媒及び溶剤を0.34lのオートクレーブ(ミニプ
ラント型、物質HC)に加え、ラフィネートIIを閉じ
たオートクレーブに注入した。
【0029】 ラフィネートII組成物 (重量%) イソブタン 8.78% n−ブタン 26.5% イソブテン 0.91% 1−ブテン 26.1% トランス−2−ブテン 22.5% シス−2−ブテン 15.0% この液体を電磁撹拌器により激しく撹拌した。この混合
物を反応温度で1.5時間加熱した。必要な圧力は、C
O/H2(1:1)を使用して調節した。反応の間、反
応器の圧力は圧力制御器を通じて更に注入することによ
り維持された。反応時間の後で、オートクレーブを冷却
し、脱圧しかつ空にした。C5及びC10化合物につい
て、2個の内部標準及び補正ファクターをもつガスクロ
マトグラフィー(GC)により反応混合物を分析した。
【0030】実施例1 ラフィネートII 60.6g(774ミルモルのブテ
ン)、Rh(CO)2(acac)0.0666g
(0.258ミリモル)、PPh3 32.5g(12
4ミリモル)、ジ−n−デシルアミン3g(バッチ中で
4.4%)、トリデカン酸3g(バッチ中で4.4%)
及び2−エチルヘキサノールエステル(Texanol
R)50mlを105℃及び25バールで2.5時間
ヒドロホルミル化させた。アルデヒドの収率は31.1
%であった。C5生成物に対する選択率は45.8%で
あり、C10生成物については54.1%であった。C5
/C10アルデヒドの比は0.8であった。nの割合は8
1.7%であった。(nの割合=(n−C5+0.5×
(n−C5+iso−C5からのC10)+2×(n−C5
からのC10)/全アルデヒド含量)。
【0031】比較例2 マンニッヒ触媒を使用しないで、実施例1のようにして
バッチ法を実施した。アルデヒドの収率は40.8%で
あった。C5生成物の選択率は100%であった。nの
割合は82.4%であった(nの割合=n−C5/全ア
ルデヒド含量)。マンニッヒ触媒なしでは、アルドール
縮合は生じなかった(C10アルデヒド=0)。
【0032】比較例3 バッチ式を実施例1のとおりに実行したが、配位子/ロ
ジウムの比(L/Rh)は100:1(モル/モル)で
あった。アルデヒドの収率は35.6%であった。C5
生成物の選択率は46.8%であり、C10生成物の選択
率は53.2%であった。C5/C10のアルデヒド割合
は0.9であった。nの割合は72.4%であった。n
の割合はL/Rh比により制御され得る。しかしなが
ら、アルドール縮合は効果的なままであった。
【0033】実施例4〜8 本発明による方法の適用範囲は、以下に幾つかの実施例
により示されている。しかしながら、これらの実施例は
決して限定的なものとみなしてはならない、というのは
この範囲外でも良好な結果が得られるからである。
【0034】実施例4〜5 PPh2(Hex)(L/Rh=150)を1.5%の
ビス(2−エチルヘキシル)アミンの存在下で溶剤とし
ての2−メチルブタノール中で120℃及び45バール
にて10時間使用したことを除き、実施例1を繰り返し
た。
【0035】
【表1】
【0036】カルボン酸が効果的なアルドール縮合に有
利に作用することが明らかである。
【0037】実施例6〜8 マンニッヒ触媒として1.5%ピペリジン/1.5%酢
酸を使用したことを除いて、実施例4を繰り返した。温
度効果は実施例6〜8より明らかである。
【0038】
【表2】
【0039】nの高い割合が低温度で得られることは明
らかである。nの割合が増加すると、アルドール縮合が
一層効率的になる。マンニッヒ触媒は極めて穏やかな条
件下で使用され得ることがわかる。
【0040】連続試験 実施例9 往復運動をする撹拌器及び内部冷却器を備えた2.5l
のオートクレーブ中で連続試験を実施した。サムベイ
(Sambay)を通して反応生成物を除去した後、触
媒を含有する底部生成物を反応器に戻した。反応器内の
ロジウム濃度は約100ppmであった。配位子/ロジ
ウム比は120:1(モル/モル)であった。反応条件
下で生成する高沸点物は溶剤として使用した。CO/H
2(比1:1)を使用した。圧力(20バール)及び温
度(105℃)を一定に維持した。
【0041】 ラフィネートII組成 (重量%) イソブタン 8.78% n−ブタン 26.5% イソブテン 0.91% 1−ブテン 26.1% トランス−2−ブテン 22.5% シス−2−ブテン 15.0% a) 充填物は、195g/時のラフィネートIIであ
った。システムが起ち上った後で、得られた液体生成物
は70g/時であった。生成物はC5アルデヒド90%
で、n値86%を有していた。
【0042】b) システムが運転された後で、マンニ
ッヒ触媒を添加した。トリデカン酸(システム中で溶液
の全重量の2%)及び等モル量のN−ベンジル−2−フ
ェニルエチルアミンを使用した。充填物を同一に保持す
る一方で、得られた液体生成物は42g/時であった。
生成物は80%のC5+C10アルデヒドを含んでおり、
n90%及び1.3のC5/C10比を有していた。
【0043】供給条件及び試験結果は表に示されてい
る。
【0044】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 フランツ メルガー ドイツ連邦共和国 フランケンタール マ ックス−シュレフォークト−シュトラーセ 25 (72)発明者 ミヒャエル レーパー ドイツ連邦共和国 ヴァッヘンハイム ペ ーガウアー シュトラーセ 10 (72)発明者 ハインツ−ヨーゼフ クノイパー ドイツ連邦共和国 マンハイム シュテフ ァニーヌーファー 18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロホルミル化及びアルドール縮合に
    よってオレフィンからアルデヒドを製造する方法におい
    て、第二級アミンとカルボン酸を含むマンニッヒ触媒を
    同時に使用しつつ、ロジウム又はコバルトを基礎とする
    ヒドロホルミル化触媒を使用してオレフィンを反応させ
    アルデヒドを生成させることを特徴とする、アルデヒド
    の製造法。
JP8112836A 1995-05-04 1996-05-07 アルデヒドの製造法 Withdrawn JPH08301809A (ja)

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DE19516281.1 1995-05-04
DE19516281 1995-05-04

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JP8112836A Withdrawn JPH08301809A (ja) 1995-05-04 1996-05-07 アルデヒドの製造法

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JP (1) JPH08301809A (ja)
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