JPH08301445A - 成形品の振り分け装置 - Google Patents
成形品の振り分け装置Info
- Publication number
- JPH08301445A JPH08301445A JP11097995A JP11097995A JPH08301445A JP H08301445 A JPH08301445 A JP H08301445A JP 11097995 A JP11097995 A JP 11097995A JP 11097995 A JP11097995 A JP 11097995A JP H08301445 A JPH08301445 A JP H08301445A
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- JP
- Japan
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- conveyor
- pressing plate
- finger
- slat
- molded product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Relays Between Conveyors (AREA)
- Special Conveying (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構成により、搬出物を傷付けることな
く搬送路の左右方向に高速振り分けを可能とする成形品
の振り分け装置を得る。 【構成】 振り分け装置１は、矢印Ｘ方向に搬送物を受
入れる受入れコンベア１ａ，１ａ、その直交方向に動作
する横移動機構２とこの横移動機構２に取付けられて搬
送物を受入れコンベア１ａ，１ａの側方に押出す払出し
フィンガー３，３からなる払出し部を上下二層に構成
し、払出しフィンガー３は付勢部材を備えた押圧板１４
を押出し方向に進退可能に備える。コンベア１ａの表面
は横方向に滑らかに押出しできるように、スチールベル
トコンベアとする。
く搬送路の左右方向に高速振り分けを可能とする成形品
の振り分け装置を得る。 【構成】 振り分け装置１は、矢印Ｘ方向に搬送物を受
入れる受入れコンベア１ａ，１ａ、その直交方向に動作
する横移動機構２とこの横移動機構２に取付けられて搬
送物を受入れコンベア１ａ，１ａの側方に押出す払出し
フィンガー３，３からなる払出し部を上下二層に構成
し、払出しフィンガー３は付勢部材を備えた押圧板１４
を押出し方向に進退可能に備える。コンベア１ａの表面
は横方向に滑らかに押出しできるように、スチールベル
トコンベアとする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスファプレスか
ら搬出された成形品を搬送路の左右方向の搬送先に振り
分ける成形品の振り分け装置に関し、特に、簡易な構成
により、搬出物を傷付けることなく搬送路の左右方向に
高速振り分けを可能とする成形品の振り分け装置に関す
る。
ら搬出された成形品を搬送路の左右方向の搬送先に振り
分ける成形品の振り分け装置に関し、特に、簡易な構成
により、搬出物を傷付けることなく搬送路の左右方向に
高速振り分けを可能とする成形品の振り分け装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、実開平６−６７４３８号公報や、
図９の斜視図に示す振り分け装置の払出しフィンガーが
知られている。振り分け装置の払出しフィンガー１０１
はアーム状をなし、搬送物が進入する矢印Ｘ方向と直交
する矢印Ｙ方向に横移動動作を行なう図示せぬ横移動機
構に取付けられ、フレーム１０２に取付けられた支持板
１０３と、この支持板１０３の押圧面側に備えた樹脂製
の押圧板１０４とによって構成され、この振り分け装置
により、トランスファプレスによって成形されたパネル
状の成形品を仕分けして各収容部材に移載するために、
搬出路から側方に延びる積み込み用の搬送路に振り分け
る。
図９の斜視図に示す振り分け装置の払出しフィンガーが
知られている。振り分け装置の払出しフィンガー１０１
はアーム状をなし、搬送物が進入する矢印Ｘ方向と直交
する矢印Ｙ方向に横移動動作を行なう図示せぬ横移動機
構に取付けられ、フレーム１０２に取付けられた支持板
１０３と、この支持板１０３の押圧面側に備えた樹脂製
の押圧板１０４とによって構成され、この振り分け装置
により、トランスファプレスによって成形されたパネル
状の成形品を仕分けして各収容部材に移載するために、
搬出路から側方に延びる積み込み用の搬送路に振り分け
る。
【０００３】大量の振り分け処理を短時間で行なう場合
は、上記振り分け装置の払出しフィンガーは高速動作が
必要となり、押圧板が与える衝撃によって搬送物が損傷
を受けるのでこれを防止する必要があり、押圧板の表面
に軟質材を貼り付けることが考えられる。
は、上記振り分け装置の払出しフィンガーは高速動作が
必要となり、押圧板が与える衝撃によって搬送物が損傷
を受けるのでこれを防止する必要があり、押圧板の表面
に軟質材を貼り付けることが考えられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合には、高速で移動する搬送物を停止させることなく横
方向に押し出すことによって軟質材が激しく摩耗し、そ
の交換回数の増加と交換部材によるコスト増加および交
換保守作業とそのためのラインの停止を避けることがで
きず、また、上記軟質材の摩耗粉が搬送物に付着して後
工程の塗装上の障害をも招くこととなる。
合には、高速で移動する搬送物を停止させることなく横
方向に押し出すことによって軟質材が激しく摩耗し、そ
の交換回数の増加と交換部材によるコスト増加および交
換保守作業とそのためのラインの停止を避けることがで
きず、また、上記軟質材の摩耗粉が搬送物に付着して後
工程の塗装上の障害をも招くこととなる。
【０００５】一方、払出しフィンガーを搬送物に対して
低速で当接するように払出しフィンガーを速度制御する
場合には、移動中の搬送物の最外側部を検出する検出手
段と合わせて装置の複雑化を招き、また、サイクルタイ
ム上の不利を避けることができない。本発明は上記問題
を解決し、簡易な構成により、搬出物を傷付けることな
く高速振り分けを行なうことを目的とする。
低速で当接するように払出しフィンガーを速度制御する
場合には、移動中の搬送物の最外側部を検出する検出手
段と合わせて装置の複雑化を招き、また、サイクルタイ
ム上の不利を避けることができない。本発明は上記問題
を解決し、簡易な構成により、搬出物を傷付けることな
く高速振り分けを行なうことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第１に、トランスファプレスから搬出された成形品
を受入れるコンベアと、このコンベアの左右方向に搬送
物を押し出す払出しフィンガーとからなる成形品の振り
分け装置において、前記払出しフィンガーは、搬送物に
当接する押圧板と、この押圧板を略水平方向に一定スト
ローク移動可能に支持する保持部材と、この保持部材に
支持された押圧板をストローク前端へ付勢する付勢部材
とを備え、一方、前記コンベアの載荷部材を隙間なく構
成した。
に、第１に、トランスファプレスから搬出された成形品
を受入れるコンベアと、このコンベアの左右方向に搬送
物を押し出す払出しフィンガーとからなる成形品の振り
分け装置において、前記払出しフィンガーは、搬送物に
当接する押圧板と、この押圧板を略水平方向に一定スト
ローク移動可能に支持する保持部材と、この保持部材に
支持された押圧板をストローク前端へ付勢する付勢部材
とを備え、一方、前記コンベアの載荷部材を隙間なく構
成した。
【０００７】第２に、前記コンベアはスチールベルトコ
ンベアとし、また、第３に、前記コンベアはスラットコ
ンベアとし、その各スラットは、隣のスラットに重なっ
て間の隙間を塞ぐカバー部を備えた。
ンベアとし、また、第３に、前記コンベアはスラットコ
ンベアとし、その各スラットは、隣のスラットに重なっ
て間の隙間を塞ぐカバー部を備えた。
【０００８】
【作用】請求項１において、払出しフィンガーは、押圧
板を保持部材によって略水平方向に一定ストローク移動
可能に支持することから、押圧板に押圧反力を受けると
押圧板が後退し、この押圧板にストローク前端へ付勢す
る付勢部材を備えたことから、押圧反力は付勢部材とバ
ランスするように緩和され、また、コンベアの載荷部材
を隙間なく構成したことにより、搬送物はコンベアの表
面に引っ掛かることなく横移動される。
板を保持部材によって略水平方向に一定ストローク移動
可能に支持することから、押圧板に押圧反力を受けると
押圧板が後退し、この押圧板にストローク前端へ付勢す
る付勢部材を備えたことから、押圧反力は付勢部材とバ
ランスするように緩和され、また、コンベアの載荷部材
を隙間なく構成したことにより、搬送物はコンベアの表
面に引っ掛かることなく横移動される。
【０００９】請求項２において、前記コンベアをスチー
ルベルトコンベアとしたことにより、搬送物はコンベア
の表面を滑らかに横移動され、また、請求項３におい
て、前記コンベアのスラットの間を埋めるカバー部を備
えたことにより搬送物はコンベアの表面に引っ掛かるこ
となく滑らかに横移動される。
ルベルトコンベアとしたことにより、搬送物はコンベア
の表面を滑らかに横移動され、また、請求項３におい
て、前記コンベアのスラットの間を埋めるカバー部を備
えたことにより搬送物はコンベアの表面に引っ掛かるこ
となく滑らかに横移動される。
【００１０】
【実施例】以下に添付図面に基づいて実施例を説明す
る。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図１は
発明に係る振り分け装置を含む搬送装置の概略構成を示
す斜視図であり、成形品を搬送先別に仕分けする搬送装
置は、トランスファプレスから成形品を搬出する搬出路
Ａに、その搬出先を上下に切替える切替え部Ｂと、上下
二層について左右の搬送先に振り分ける振り分け部Ｃ
と、各搬送先に積み込み部Ｄ…等を備える。上記振り分
け部Ｃは振り分け装置１によって構成され、以下、この
振り分け装置１について説明する。
る。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図１は
発明に係る振り分け装置を含む搬送装置の概略構成を示
す斜視図であり、成形品を搬送先別に仕分けする搬送装
置は、トランスファプレスから成形品を搬出する搬出路
Ａに、その搬出先を上下に切替える切替え部Ｂと、上下
二層について左右の搬送先に振り分ける振り分け部Ｃ
と、各搬送先に積み込み部Ｄ…等を備える。上記振り分
け部Ｃは振り分け装置１によって構成され、以下、この
振り分け装置１について説明する。
【００１１】図２は本発明の成形品の振り分け装置の平
面図であり、振り分け装置１は、搬送物をＸ方向に受け
入れるスチールベルトコンベア１ａ，１ａを並列し、こ
のコンベア１ａ，１ａの前方に横移動機構２と、この横
移動機構２に取付けられた左右の二つのアーム状の払出
しフィンガー３，３を備える。このフィンガー３，３は
横移動機構２の駆動を行なう２本のベルト２ａ，２ａに
個別に接続し、また、スライド用のレール２ｂに横移動
可能に取付けられ、左右の二つの払出しフィンガー３，
３は背中合わせにそれぞれの側（矢印Ｙ方向）に動作
し、この払出し動作は、上記受入れコンベア１ａ，１ａ
の鋼板ベルトによって滑らかになされる。
面図であり、振り分け装置１は、搬送物をＸ方向に受け
入れるスチールベルトコンベア１ａ，１ａを並列し、こ
のコンベア１ａ，１ａの前方に横移動機構２と、この横
移動機構２に取付けられた左右の二つのアーム状の払出
しフィンガー３，３を備える。このフィンガー３，３は
横移動機構２の駆動を行なう２本のベルト２ａ，２ａに
個別に接続し、また、スライド用のレール２ｂに横移動
可能に取付けられ、左右の二つの払出しフィンガー３，
３は背中合わせにそれぞれの側（矢印Ｙ方向）に動作
し、この払出し動作は、上記受入れコンベア１ａ，１ａ
の鋼板ベルトによって滑らかになされる。
【００１２】図３は本発明の成形品の振り分け装置の側
面図であり、上下各層にコンベア１ａ，１ａを備え、上
下各層に対応する横移動機構２の上下各部は駆動軸２ｃ
から共通のベルト２ｄで駆動される。また、横移動機構
２の上部から払出しフィンガー３を、下部から払出しフ
ィンガー３ａをそれぞれの受入れコンベア１ａの上方に
張り出して備え、下層の払出しフィンガー３ａは、異形
搬送物についてその姿勢を保持しつつ払出しを行なうた
めのアーム４とその先端の水平旋回可能に支持する回動
支持部５を介設し、この点を除き、上層の払出しフィン
ガー３と同様に構成される。以下においては、上層の払
出しフィンガー３についてのみ説明する。
面図であり、上下各層にコンベア１ａ，１ａを備え、上
下各層に対応する横移動機構２の上下各部は駆動軸２ｃ
から共通のベルト２ｄで駆動される。また、横移動機構
２の上部から払出しフィンガー３を、下部から払出しフ
ィンガー３ａをそれぞれの受入れコンベア１ａの上方に
張り出して備え、下層の払出しフィンガー３ａは、異形
搬送物についてその姿勢を保持しつつ払出しを行なうた
めのアーム４とその先端の水平旋回可能に支持する回動
支持部５を介設し、この点を除き、上層の払出しフィン
ガー３と同様に構成される。以下においては、上層の払
出しフィンガー３についてのみ説明する。
【００１３】図４は図３の上層側払出しフィンガーの拡
大図であり、払出しフィンガー３は、フレーム１１に取
付けられた支持板１２と、この支持板１２に取付けた回
動支持機構１３と、この回動支持機構１３を介して押出
し方向（紙面に垂直の方向）に進退動作が可能な押圧板
１４とを備え、この押圧板１４の押圧反力を受けるばね
１５を付勢部材として支持板１２との間に設ける。上記
フレーム１１と支持板１２は保持部材をなし、支持板１
２の両端にデルリン等の硬質樹脂製の副板１６，１６を
取付ける。
大図であり、払出しフィンガー３は、フレーム１１に取
付けられた支持板１２と、この支持板１２に取付けた回
動支持機構１３と、この回動支持機構１３を介して押出
し方向（紙面に垂直の方向）に進退動作が可能な押圧板
１４とを備え、この押圧板１４の押圧反力を受けるばね
１５を付勢部材として支持板１２との間に設ける。上記
フレーム１１と支持板１２は保持部材をなし、支持板１
２の両端にデルリン等の硬質樹脂製の副板１６，１６を
取付ける。
【００１４】図５は図４のＡ−Ａ線断面図であり、回動
支持機構１３は、連結部１７によって支持板１２に固定
され、また、アーム部１８の長穴１９を介して押圧板１
４を上下方向に位置調節可能にねじ固定し、連結部１７
との間に調整ボルト２０を備える。この調整ボルト２０
は、連結部１７に係合して回動支持機構１３の最大開き
角を規制する。また、押圧板１４にコイルガイド１５ａ
を取付け、ばね１５を保持する。
支持機構１３は、連結部１７によって支持板１２に固定
され、また、アーム部１８の長穴１９を介して押圧板１
４を上下方向に位置調節可能にねじ固定し、連結部１７
との間に調整ボルト２０を備える。この調整ボルト２０
は、連結部１７に係合して回動支持機構１３の最大開き
角を規制する。また、押圧板１４にコイルガイド１５ａ
を取付け、ばね１５を保持する。
【００１５】図６はばねの緩衝作用を示す図４のＢ−Ｂ
線断面図であり、矢印Ｆ方向に押圧板１４を大きく押圧
した場合は、押圧力がばねのセット荷重を超えた時に初
めてばね１５が短縮され、このばね１５の短縮に応じて
押圧板１４が移動しつつばね反力が増加する。このこと
から、押圧板１４による押圧反力は、ばね１５のセット
荷重を超えると押圧板１４の後退に応じて徐々に増加さ
れることから、過大な衝撃力を発生することなく、後退
位置１４ａに対応する押圧力の範囲内に抑えられる。
線断面図であり、矢印Ｆ方向に押圧板１４を大きく押圧
した場合は、押圧力がばねのセット荷重を超えた時に初
めてばね１５が短縮され、このばね１５の短縮に応じて
押圧板１４が移動しつつばね反力が増加する。このこと
から、押圧板１４による押圧反力は、ばね１５のセット
荷重を超えると押圧板１４の後退に応じて徐々に増加さ
れることから、過大な衝撃力を発生することなく、後退
位置１４ａに対応する押圧力の範囲内に抑えられる。
【００１６】この場合において、押圧板１４に対して矢
印Ｘ方向に相対的に移動しつつ押圧板１４を押圧した時
は両者間に摩擦力が発生し、この摩擦力は上記押圧反力
に比例することから、この摩擦力も押圧反力に対応する
一定の範囲内に抑えられる。
印Ｘ方向に相対的に移動しつつ押圧板１４を押圧した時
は両者間に摩擦力が発生し、この摩擦力は上記押圧反力
に比例することから、この摩擦力も押圧反力に対応する
一定の範囲内に抑えられる。
【００１７】このように構成される振り分け装置の作用
について以下に説明する。図７は払出しフィンガーの作
用を示す斜視図であり、振り分け装置の横移動機構によ
り払出しフィンガー３が矢印Ｆ方向に前進し、矢印Ｘ方
向に移動中の搬送物に押圧板１４が当接すると押圧板１
４が後退されて後退位置１４ａに至り、この状態の後退
位置の押圧板１４ａを介して払出しフィンガー３が矢印
Ｆ方向に搬送物を押し出す。
について以下に説明する。図７は払出しフィンガーの作
用を示す斜視図であり、振り分け装置の横移動機構によ
り払出しフィンガー３が矢印Ｆ方向に前進し、矢印Ｘ方
向に移動中の搬送物に押圧板１４が当接すると押圧板１
４が後退されて後退位置１４ａに至り、この状態の後退
位置の押圧板１４ａを介して払出しフィンガー３が矢印
Ｆ方向に搬送物を押し出す。
【００１８】一方、押圧板１４が搬送物に当接して後退
位置１４ａに至るまでの間において、搬送物に作用する
押圧力は、後退位置１４ａに対応する押圧力の範囲内で
同押圧板１４の後退に応じて徐々に増加されるので、払
出しフィンガーが高速動作する場合においても、搬送物
は、過大な衝撃力を受けることなく、後退位置１４ａに
対応する押出し力を限度として矢印Ｆ方向に押し出され
る。そして、矢印Ｘ方向に移動する搬送物との間に発生
する摩擦力も上記押圧力に対応する一定の範囲内に抑え
られる。なお、上記回動支持機構１３は、押圧板１４の
移動を一定ストロークで可能とするものが適用でき、そ
の他、伸縮支持機構等によっても同様の作用効果を得る
ことができる。
位置１４ａに至るまでの間において、搬送物に作用する
押圧力は、後退位置１４ａに対応する押圧力の範囲内で
同押圧板１４の後退に応じて徐々に増加されるので、払
出しフィンガーが高速動作する場合においても、搬送物
は、過大な衝撃力を受けることなく、後退位置１４ａに
対応する押出し力を限度として矢印Ｆ方向に押し出され
る。そして、矢印Ｘ方向に移動する搬送物との間に発生
する摩擦力も上記押圧力に対応する一定の範囲内に抑え
られる。なお、上記回動支持機構１３は、押圧板１４の
移動を一定ストロークで可能とするものが適用でき、そ
の他、伸縮支持機構等によっても同様の作用効果を得る
ことができる。
【００１９】図８はコンベアの別実施例を示す側面図で
あり、前記受入れコンベア１ａの他の実施態様として、
スラットコンベアとし、その各スラット部材２１はその
上面にカバー部２２を備え、このカバー部２２がその端
部２３を隣接するカバー部２２と互いに重なり合う大き
さとして各スラットを構成する。
あり、前記受入れコンベア１ａの他の実施態様として、
スラットコンベアとし、その各スラット部材２１はその
上面にカバー部２２を備え、このカバー部２２がその端
部２３を隣接するカバー部２２と互いに重なり合う大き
さとして各スラットを構成する。
【００２０】上記カバー部２２は、その端部２３が互い
に重なり合ってスラット間の隙間を埋めることにより、
搬送物はコンベアの表面部材に引っ掛かることがなく、
払出しフィンガーの押出し動作を滑らかにすることか
ら、過度の押出力を回避することができる。また、上記
カバー部２２がスプロケット２４部を廻り込む際は、カ
バー部２２の端部２３が隣接部材と離間して支障なく回
動される。
に重なり合ってスラット間の隙間を埋めることにより、
搬送物はコンベアの表面部材に引っ掛かることがなく、
払出しフィンガーの押出し動作を滑らかにすることか
ら、過度の押出力を回避することができる。また、上記
カバー部２２がスプロケット２４部を廻り込む際は、カ
バー部２２の端部２３が隣接部材と離間して支障なく回
動される。
【００２１】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項１において、払出しフィンガーは、押圧板
を保持部材によって略水平方向に一定ストローク移動可
能に支持することから、押圧板に押圧反力を受けると押
圧板が後退し、この押圧板にストローク前端へ付勢する
付勢部材を備えたことから、押圧反力は付勢部材とバラ
ンスするように緩和され、また、コンベアの載荷部材を
隙間なく構成したことにより、搬送物はコンベアの表面
に引っ掛かることなく横移動される。
する。請求項１において、払出しフィンガーは、押圧板
を保持部材によって略水平方向に一定ストローク移動可
能に支持することから、押圧板に押圧反力を受けると押
圧板が後退し、この押圧板にストローク前端へ付勢する
付勢部材を備えたことから、押圧反力は付勢部材とバラ
ンスするように緩和され、また、コンベアの載荷部材を
隙間なく構成したことにより、搬送物はコンベアの表面
に引っ掛かることなく横移動される。
【００２２】したがって、本発明の成形品の振り分け装
置は、払出しフィンガーとコンベアとの簡易な構成によ
り、搬送物に損傷を与えることなく高速振り分けするこ
とができる。
置は、払出しフィンガーとコンベアとの簡易な構成によ
り、搬送物に損傷を与えることなく高速振り分けするこ
とができる。
【００２３】請求項２において、前記コンベアをスチー
ルベルトコンベアとしたことにより、搬送物はコンベア
の表面を滑らかに横移動され、また、請求項３におい
て、前記コンベアのスラットの間を埋めるカバー部を備
えたことにより搬送物はコンベアの表面部材に引っ掛か
ることなく滑らかに横移動されることから、過度の押圧
力を抑えた払出し動作が可能となる。
ルベルトコンベアとしたことにより、搬送物はコンベア
の表面を滑らかに横移動され、また、請求項３におい
て、前記コンベアのスラットの間を埋めるカバー部を備
えたことにより搬送物はコンベアの表面部材に引っ掛か
ることなく滑らかに横移動されることから、過度の押圧
力を抑えた払出し動作が可能となる。
【図１】発明に係る振り分け装置を含む搬送路の概略構
成を示す斜視図
成を示す斜視図
【図２】本発明の成形品の振り分け装置の正面図
【図３】本発明の成形品の振り分け装置の側面図
【図４】図３の上層側払出しフィンガーの拡大図
【図５】図４のＡ−Ａ線断面図
【図６】ばねの緩衝作用を示す図４のＢ−Ｂ線断面図
【図７】払出しフィンガーの作用を示す斜視図
【図８】コンベアの別実施例を示す側面図
【図９】従来の振り分け装置の払出しフィンガーの斜視
図
図
Ａ…トランスファプレス搬出路、Ｃ…振り分け部、１…
振り分け装置、１ａ…コンベア、２…横移動機構、３…
払出しフィンガー、４…アーム、５…回動部、１１…フ
レーム（保持部材）、１２…支持板（保持部材）、１３
…回動支持機構、１４…押圧板、１５…ばね（付勢部
材）、１７…連結部、１８…アーム部、１９…長穴、２
０…調整ボルト、１５ａ…コイルガイド、２１…スラッ
ト部材、２２…カバー部、２３…端部。
振り分け装置、１ａ…コンベア、２…横移動機構、３…
払出しフィンガー、４…アーム、５…回動部、１１…フ
レーム（保持部材）、１２…支持板（保持部材）、１３
…回動支持機構、１４…押圧板、１５…ばね（付勢部
材）、１７…連結部、１８…アーム部、１９…長穴、２
０…調整ボルト、１５ａ…コイルガイド、２１…スラッ
ト部材、２２…カバー部、２３…端部。
Claims (3)
- 【請求項１】 トランスファプレスから搬出された成形
品を受入れるコンベアと、このコンベアの左右方向に搬
送物を押し出す払出しフィンガーとからなる成形品の振
り分け装置において、前記払出しフィンガーは、搬送物
に当接する押圧板と、この押圧板を略水平方向に一定ス
トローク移動可能に支持する保持部材と、この保持部材
に支持された押圧板をストローク前端へ付勢する付勢部
材とを備え、一方、前記コンベアの表面部材を隙間なく
構成したことを特徴とする成形品の振り分け装置。 - 【請求項２】 前記コンベアはスチールベルトコンベア
であることを特徴とする請求項１記載の成形品の振り分
け装置。 - 【請求項３】 前記コンベアはスラットコンベアであ
り、スラットコンベアの各スラットは、隣のスラットに
重なって間の隙間を塞ぐカバー部を備えたことを特徴と
する請求項１記載の成形品の振り分け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11097995A JPH08301445A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 成形品の振り分け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11097995A JPH08301445A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 成形品の振り分け装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08301445A true JPH08301445A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14549330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11097995A Pending JPH08301445A (ja) | 1995-05-09 | 1995-05-09 | 成形品の振り分け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08301445A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102991983A (zh) * | 2012-03-30 | 2013-03-27 | 秦皇岛博硕光电设备股份有限公司 | 在生产线上利用工作台传送工件的方法 |
| CN109205278A (zh) * | 2018-09-19 | 2019-01-15 | 湖州南浔精弘机械制造有限公司 | 一种用于物流运输线的分类式输送机 |
| CN109956276A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 江苏中天华宇智能科技有限公司 | 运输装置 |
| JP2019170196A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺線搬送装置 |
-
1995
- 1995-05-09 JP JP11097995A patent/JPH08301445A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102991983A (zh) * | 2012-03-30 | 2013-03-27 | 秦皇岛博硕光电设备股份有限公司 | 在生产线上利用工作台传送工件的方法 |
| CN109956276A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 江苏中天华宇智能科技有限公司 | 运输装置 |
| JP2019170196A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺線搬送装置 |
| CN109205278A (zh) * | 2018-09-19 | 2019-01-15 | 湖州南浔精弘机械制造有限公司 | 一种用于物流运输线的分类式输送机 |
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