JPH08301005A - 車両用前照灯装置 - Google Patents
車両用前照灯装置Info
- Publication number
- JPH08301005A JPH08301005A JP13751995A JP13751995A JPH08301005A JP H08301005 A JPH08301005 A JP H08301005A JP 13751995 A JP13751995 A JP 13751995A JP 13751995 A JP13751995 A JP 13751995A JP H08301005 A JPH08301005 A JP H08301005A
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- steering angle
- angle
- irradiation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直進時の修正操舵では前照灯の変化は僅かで
煩わしさはなく、またカーブ進入時にはハンドル操舵と
ともに進行方向を照射することができ視認性に優れてい
るとともに違和感を感じさせることがない車両用前照灯
装置を供する。 【構成】 車両における前照灯において、前記前照灯の
左右への照射角を連続的に変えることができる駆動手段
と、ハンドルによる操舵角を検出する操舵角検出手段
と、前記操舵角検出手段が検出した操舵角に基づいて前
記駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、前記操舵角に応じて前記照射角を変更し、操舵角に
対する照射角の変化率が操舵角が小さい領域では小さく
操舵角が大きい領域では大きくなるように前記駆動手段
を制御する車両用前照灯装置。
煩わしさはなく、またカーブ進入時にはハンドル操舵と
ともに進行方向を照射することができ視認性に優れてい
るとともに違和感を感じさせることがない車両用前照灯
装置を供する。 【構成】 車両における前照灯において、前記前照灯の
左右への照射角を連続的に変えることができる駆動手段
と、ハンドルによる操舵角を検出する操舵角検出手段
と、前記操舵角検出手段が検出した操舵角に基づいて前
記駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、前記操舵角に応じて前記照射角を変更し、操舵角に
対する照射角の変化率が操舵角が小さい領域では小さく
操舵角が大きい領域では大きくなるように前記駆動手段
を制御する車両用前照灯装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右への照射方向を変
えることができる車両用前照灯に関する。
えることができる車両用前照灯に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のハンドル操作による操舵に連動さ
せて前照灯の照射方向を可変とし、常に進行方向を照射
するコーナーリングランプシステムは既に知られている
が、直進操舵位置から少しでもハンドル操舵を行うと、
その操舵に連動して前照灯の照射方向が変化するもので
あると、前照灯の照射方向が頻繁に左右に振れて運転者
に煩わしさを感じさせる。
せて前照灯の照射方向を可変とし、常に進行方向を照射
するコーナーリングランプシステムは既に知られている
が、直進操舵位置から少しでもハンドル操舵を行うと、
その操舵に連動して前照灯の照射方向が変化するもので
あると、前照灯の照射方向が頻繁に左右に振れて運転者
に煩わしさを感じさせる。
【0003】そこで特開昭64−74133号公報に記
載された例では、車速センサーにより検出した車速と、
操舵角センサーにより検出された操舵角とに応じて前照
灯の照射方向を制御するが、直進時の修正操舵程度の操
舵角では照射方向が変わらないように直進操舵付近に作
動禁止領域を設定している。
載された例では、車速センサーにより検出した車速と、
操舵角センサーにより検出された操舵角とに応じて前照
灯の照射方向を制御するが、直進時の修正操舵程度の操
舵角では照射方向が変わらないように直進操舵付近に作
動禁止領域を設定している。
【0004】
【解決しようとする課題】しかし上記のように作動禁止
領域を設けた従来の制御では、直進時は修正操舵で照射
方向が変わることはないが、カーブの進入の際にはハン
ドルを操舵してから照射方向の変化が起こるまでに時間
差が生じるために、運転者に違和感や制御の遅れを感じ
たりする問題がある。
領域を設けた従来の制御では、直進時は修正操舵で照射
方向が変わることはないが、カーブの進入の際にはハン
ドルを操舵してから照射方向の変化が起こるまでに時間
差が生じるために、運転者に違和感や制御の遅れを感じ
たりする問題がある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、直進時の修正操舵では前照灯の変
化は僅かで煩わしさはなく、またカーブ進入時にはハン
ドル操舵とともに進行方向を照射することができ視認性
に優れているとともに違和感を感じさせることがない車
両用前照灯装置を供する点にある。
その目的とする処は、直進時の修正操舵では前照灯の変
化は僅かで煩わしさはなく、またカーブ進入時にはハン
ドル操舵とともに進行方向を照射することができ視認性
に優れているとともに違和感を感じさせることがない車
両用前照灯装置を供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、車両における前照灯におい
て、前記前照灯の左右への照射角を連続的に変えること
ができる駆動手段と、ハンドルによる操舵角を検出する
操舵角検出手段と、前記操舵角検出手段が検出した操舵
角に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記操舵角に応じて前記照射角を
変更し、操舵角に対する照射角の変化率が操舵角が小さ
い領域では小さく操舵角が大きい領域では大きくなるよ
うに前記駆動手段を制御する車両用前照灯装置とした。
成するために、本発明は、車両における前照灯におい
て、前記前照灯の左右への照射角を連続的に変えること
ができる駆動手段と、ハンドルによる操舵角を検出する
操舵角検出手段と、前記操舵角検出手段が検出した操舵
角に基づいて前記駆動手段を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記操舵角に応じて前記照射角を
変更し、操舵角に対する照射角の変化率が操舵角が小さ
い領域では小さく操舵角が大きい領域では大きくなるよ
うに前記駆動手段を制御する車両用前照灯装置とした。
【0007】操舵角が小さい領域では、操舵角に対する
照射角の変化率は小さいので、直進時の修正操舵程度で
は前照灯はその照射方向を微小に変更するだけで、運転
者に煩わしさを感じさせず、またカーブに進入する時等
はハンドル操舵に応じて前照灯の照射方向が変化し運転
者に違和感を与えることがなく、また操舵角が大きい領
域に入ると、操舵角に対する照射角の変化率は大きくな
るので、ハンドル操舵に敏感に反応して照射方向を変化
させ常に運転者が視認を欲する進行方向を照射すること
が可能で視認性を向上させることができる。
照射角の変化率は小さいので、直進時の修正操舵程度で
は前照灯はその照射方向を微小に変更するだけで、運転
者に煩わしさを感じさせず、またカーブに進入する時等
はハンドル操舵に応じて前照灯の照射方向が変化し運転
者に違和感を与えることがなく、また操舵角が大きい領
域に入ると、操舵角に対する照射角の変化率は大きくな
るので、ハンドル操舵に敏感に反応して照射方向を変化
させ常に運転者が視認を欲する進行方向を照射すること
が可能で視認性を向上させることができる。
【0008】車速を検出する車速検出手段を有し、前記
制御手段は、前記車速検出手段が検出した車速に基づき
低速度より高速度の方が同じ操舵角に対する照射角を大
きく制御する車両用前照灯装置とすることで、車速が大
きい程ハンドルの操舵角に対する照射角が大きく、高速
になる程進行方向のより先を早めに照射することがで
き、車速に応じて最適な照射方向を設定可能で、視認性
を向上させることができる。
制御手段は、前記車速検出手段が検出した車速に基づき
低速度より高速度の方が同じ操舵角に対する照射角を大
きく制御する車両用前照灯装置とすることで、車速が大
きい程ハンドルの操舵角に対する照射角が大きく、高速
になる程進行方向のより先を早めに照射することがで
き、車速に応じて最適な照射方向を設定可能で、視認性
を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下図1ないし図4に図示した本発明の一実
施例について説明する。本実施例に適用された自動車1
は、前照灯たるヘッドライトがそれ自体左右水平方向に
揺動可能に装着されており、図1は該自動車1を上方か
ら見た図であり、同図では左右のヘッドライト2L ,2
R が左方に揺動して左前方を照射領域3L ,3R として
いる。左右のヘッドライト2L ,2R はともに同じ方向
に同じ角度揺動し、図1に示すように直進方向に対する
光軸L,Lの角度すなわち光軸角度(照射角度)はとも
にθである。
施例について説明する。本実施例に適用された自動車1
は、前照灯たるヘッドライトがそれ自体左右水平方向に
揺動可能に装着されており、図1は該自動車1を上方か
ら見た図であり、同図では左右のヘッドライト2L ,2
R が左方に揺動して左前方を照射領域3L ,3R として
いる。左右のヘッドライト2L ,2R はともに同じ方向
に同じ角度揺動し、図1に示すように直進方向に対する
光軸L,Lの角度すなわち光軸角度(照射角度)はとも
にθである。
【0010】本実施例のヘッドライト2L ,2R の揺動
機構は、左方のヘッドライト2L について概略的に図示
すると図2に示すようであり、ヘッドライト2L のラン
プユニット4が回転軸5に固定され、同回転軸5に嵌着
されたウォームホイール6にモータ8L の駆動軸に形成
されたウォーム7が噛み合ってウォームギヤを構成して
いる。したがってモータ8L の駆動でウォームギヤを介
して回転軸5とともにランプユニット4が水平方向に揺
動する。モータ8L は,配光制御ECU10によって駆動
制御される。
機構は、左方のヘッドライト2L について概略的に図示
すると図2に示すようであり、ヘッドライト2L のラン
プユニット4が回転軸5に固定され、同回転軸5に嵌着
されたウォームホイール6にモータ8L の駆動軸に形成
されたウォーム7が噛み合ってウォームギヤを構成して
いる。したがってモータ8L の駆動でウォームギヤを介
して回転軸5とともにランプユニット4が水平方向に揺
動する。モータ8L は,配光制御ECU10によって駆動
制御される。
【0011】以上のような構造をした左右の前照灯ユニ
ット11L ,11Rの制御系の概略ブロック図を図3に示し説
明する。左右の前照灯ユニット11L ,11Rのヘッドライト
2L ,2R の各ランプは一端をアースされ、他端を共通
に接続されてリレー13を介してバッテリ15に接続されて
おり、リレー13のバッテリ15側に一端を接続されたリレ
ーコイルは他端をライトスイッチ14を介してアースされ
ている。したがってライトスイッチ14をオン操作すれば
リレー13が導通してヘッドライト2L ,2R が点灯す
る。
ット11L ,11Rの制御系の概略ブロック図を図3に示し説
明する。左右の前照灯ユニット11L ,11Rのヘッドライト
2L ,2R の各ランプは一端をアースされ、他端を共通
に接続されてリレー13を介してバッテリ15に接続されて
おり、リレー13のバッテリ15側に一端を接続されたリレ
ーコイルは他端をライトスイッチ14を介してアースされ
ている。したがってライトスイッチ14をオン操作すれば
リレー13が導通してヘッドライト2L ,2R が点灯す
る。
【0012】一方左右の前照灯ユニット11L ,11Rのモー
タ8L ,8R は前記配光制御ECU10の制御部20により
駆動制御される。制御部20にはハンドルの操舵量と回転
方向を検出する操舵角センサー22からの検出信号および
車輪の回転速度を検出する車速センサー23からの検出信
号が入力され、制御部20はこれらの検出信号から操舵角
αと車速Vを演算する。
タ8L ,8R は前記配光制御ECU10の制御部20により
駆動制御される。制御部20にはハンドルの操舵量と回転
方向を検出する操舵角センサー22からの検出信号および
車輪の回転速度を検出する車速センサー23からの検出信
号が入力され、制御部20はこれらの検出信号から操舵角
αと車速Vを演算する。
【0013】配光制御ECU10は、照射方向可変特性を
記憶した制御マップ21を備えており、制御部20が前記演
算した操舵角αと車速Vをもとに制御マップ21の記憶し
ている照射方向可変特性を参照して照射角θを求め、同
照射角θにヘッドライト2L,2R の照射方向を合わせ
るべくモータ8L ,8R を駆動制御する。なお制御部20
にはバッテリ15からの電力が配光制御スイッチ24を介し
て入力され、駆動電力に加工されてモータ8L ,8R に
供される。
記憶した制御マップ21を備えており、制御部20が前記演
算した操舵角αと車速Vをもとに制御マップ21の記憶し
ている照射方向可変特性を参照して照射角θを求め、同
照射角θにヘッドライト2L,2R の照射方向を合わせ
るべくモータ8L ,8R を駆動制御する。なお制御部20
にはバッテリ15からの電力が配光制御スイッチ24を介し
て入力され、駆動電力に加工されてモータ8L ,8R に
供される。
【0014】制御マップ21の記憶する照射方向可変特性
を図4に座標表示する。図4は、横軸を左右いずれか一
方向の操舵角αとし縦軸を照射角θとする座標であり、
車速Vに応じて特性を異にし、低速度を代表する車速V
1 ,中速度を代表する車速V2 ,高速度を代表する車速
V3 の3種の車速について特性を示している。
を図4に座標表示する。図4は、横軸を左右いずれか一
方向の操舵角αとし縦軸を照射角θとする座標であり、
車速Vに応じて特性を異にし、低速度を代表する車速V
1 ,中速度を代表する車速V2 ,高速度を代表する車速
V3 の3種の車速について特性を示している。
【0015】いずれの車速においても操舵角αに対し照
射角θは最大照射角θMAX までは比例して増加してお
り、ある所定操舵角を境にして勾配すなわち変化率が変
化しており、所定操舵角より小さい操舵角領域では変化
率は小さく、所定操舵角より大きい操舵角領域では変化
率は大きくなっている。
射角θは最大照射角θMAX までは比例して増加してお
り、ある所定操舵角を境にして勾配すなわち変化率が変
化しており、所定操舵角より小さい操舵角領域では変化
率は小さく、所定操舵角より大きい操舵角領域では変化
率は大きくなっている。
【0016】変化率が変化する所定操舵角は車速によっ
て異なり、低速度V1 ではα1 ,中速度V2 ではα2 ,
高速度V3 ではα3 であり、この所定操舵角にはα1 >
α2>α3 の関係があり、この所定操舵角α1 ,α2 ,
α3 までの変化率は車速が大きい程大きい特性を有し、
所定操舵角α1 ,α2 ,α3 より大きい操舵角での変化
率は車速によってあまり変わらない特性を有している。
て異なり、低速度V1 ではα1 ,中速度V2 ではα2 ,
高速度V3 ではα3 であり、この所定操舵角にはα1 >
α2>α3 の関係があり、この所定操舵角α1 ,α2 ,
α3 までの変化率は車速が大きい程大きい特性を有し、
所定操舵角α1 ,α2 ,α3 より大きい操舵角での変化
率は車速によってあまり変わらない特性を有している。
【0017】以上のように所定操舵角α1 ,α2 ,α3
より小さい操舵角領域では、照射角θの操舵角αに対す
る変化率は小さいので、直進走行時の修正操舵程度では
照射角θは微小に変化するだけで運転者に煩わしさを感
じさせることがなく、逆に僅かな操舵であっても照射角
を変化させるので、カーブに進入する時等はハンドル操
舵に応じて照射方向が必ず変化して運転者に違和感を与
えることがない。
より小さい操舵角領域では、照射角θの操舵角αに対す
る変化率は小さいので、直進走行時の修正操舵程度では
照射角θは微小に変化するだけで運転者に煩わしさを感
じさせることがなく、逆に僅かな操舵であっても照射角
を変化させるので、カーブに進入する時等はハンドル操
舵に応じて照射方向が必ず変化して運転者に違和感を与
えることがない。
【0018】またこの小操舵角領域における修正操舵角
は低速走行時に大きいので、本実施例の如く照射角θの
操舵角αに対する変化率が低速度V1 の時により小さく
制御されることで、ハンドル操舵の割りに照射角は変化
せず運転者に益々煩わしさを感じさせない。高速走行時
は小さい操舵角でカーブ路を曲がろうとするので、高速
度V3 の時の照射角θの操舵角αに対する変化率は低速
時よりも大きくハンドル操舵により敏感に反応して照射
角を変化させ進行方向を早めに照射することが可能で視
認性を向上させることができる。
は低速走行時に大きいので、本実施例の如く照射角θの
操舵角αに対する変化率が低速度V1 の時により小さく
制御されることで、ハンドル操舵の割りに照射角は変化
せず運転者に益々煩わしさを感じさせない。高速走行時
は小さい操舵角でカーブ路を曲がろうとするので、高速
度V3 の時の照射角θの操舵角αに対する変化率は低速
時よりも大きくハンドル操舵により敏感に反応して照射
角を変化させ進行方向を早めに照射することが可能で視
認性を向上させることができる。
【0019】このように低速走行時にも高速走行時にも
どちらにも適した照射方向制御をすることができる。ま
た所定操舵角α1 ,α2 ,α3 より大きい操舵角領域で
は、照射角θの操舵角αに対する変化率はさらに大き
く、あまり車速に関係なくハンドル操舵に敏感に追随し
て照射方向が変化するが、同じ操舵角αに対しては高速
時のほうが照射角θは大きく進行方向をより早く照射す
るようにして車速に応じた照射方向制御を行い常に視認
性を良好に保つようにしている。
どちらにも適した照射方向制御をすることができる。ま
た所定操舵角α1 ,α2 ,α3 より大きい操舵角領域で
は、照射角θの操舵角αに対する変化率はさらに大き
く、あまり車速に関係なくハンドル操舵に敏感に追随し
て照射方向が変化するが、同じ操舵角αに対しては高速
時のほうが照射角θは大きく進行方向をより早く照射す
るようにして車速に応じた照射方向制御を行い常に視認
性を良好に保つようにしている。
【0020】以上の実施例では、照射角θの操舵角αに
対する変化率が変化する所定操舵角α1 ,α2 ,α3 を
車速によって異なる値とし、車速が大きい程小さな操舵
角で大きい変化率に移行するようになっているが、図5
に示すように所定操舵角を車速に関係なく一定の操舵角
α0 にすることも考えられる。このような制御をするこ
とで、車速に関係なく一定の操舵角α0 を越えると照射
角θの操舵角αに対する変化率は略等しくなり、ハンド
ル操舵に応じた照射方向の変化に対する運転者の感覚は
車速の違いをあまり感じさせない。
対する変化率が変化する所定操舵角α1 ,α2 ,α3 を
車速によって異なる値とし、車速が大きい程小さな操舵
角で大きい変化率に移行するようになっているが、図5
に示すように所定操舵角を車速に関係なく一定の操舵角
α0 にすることも考えられる。このような制御をするこ
とで、車速に関係なく一定の操舵角α0 を越えると照射
角θの操舵角αに対する変化率は略等しくなり、ハンド
ル操舵に応じた照射方向の変化に対する運転者の感覚は
車速の違いをあまり感じさせない。
【0021】
【発明の効果】本発明は、操舵角が小さい領域では、操
舵角に対する照射角の変化率は小さいので、直進時の修
正操舵程度では前照灯はその照射方向を微小に変更する
だけで、運転者に煩わしさを感じさせず、またカーブに
進入する時等はハンドル操舵に応じて前照灯の照射方向
が変化し運転者に違和感を与えることがなく、また操舵
角が大きい領域に入ると、操舵角に対する照射角の変化
率は大きくなるので、ハンドル操舵に敏感に反応して照
射方向を変化させ常に運転者が視認を欲する進行方向を
照射することが可能で視認性を向上させることができ
る。
舵角に対する照射角の変化率は小さいので、直進時の修
正操舵程度では前照灯はその照射方向を微小に変更する
だけで、運転者に煩わしさを感じさせず、またカーブに
進入する時等はハンドル操舵に応じて前照灯の照射方向
が変化し運転者に違和感を与えることがなく、また操舵
角が大きい領域に入ると、操舵角に対する照射角の変化
率は大きくなるので、ハンドル操舵に敏感に反応して照
射方向を変化させ常に運転者が視認を欲する進行方向を
照射することが可能で視認性を向上させることができ
る。
【0022】また低速度より高速度の方が同じ操舵角に
対する照射角を大きく制御するすることで、車速が大き
い程ハンドルの操舵角に対する照射角が大きく、高速に
なる程進行方向のより先を早めに照射することができ、
車速に応じて最適な照射方向を設定可能で、視認性を向
上させることができる。
対する照射角を大きく制御するすることで、車速が大き
い程ハンドルの操舵角に対する照射角が大きく、高速に
なる程進行方向のより先を早めに照射することができ、
車速に応じて最適な照射方向を設定可能で、視認性を向
上させることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る自動車を上方から見た
図である。
図である。
【図2】本実施例のヘッドライトの揺動機構を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図3】本実施例の配光制御系のブロック図である。
【図4】照射方向制御特性の座標表示を示す図である。
【図5】別実施例の照射方向制御特性の座標表示を示す
図である。
図である。
【符号の説明】 1…自動車、2L ,2R …ヘッドライト、3L ,3R …
照射領域、4…ランプユニット、5…回転軸、6…ウォ
ームホイール、7…ウォーム、8L ,8R …モータ、10
…配光制御ECU、11L ,11R…前照灯ユニット、13…リ
レー、14…ライトスイッチ、15…バッテリ、20…制御
部、21…制御マップ、22…操舵角センサー、23…車速セ
ンサー、24…配光制御スイッチ。
照射領域、4…ランプユニット、5…回転軸、6…ウォ
ームホイール、7…ウォーム、8L ,8R …モータ、10
…配光制御ECU、11L ,11R…前照灯ユニット、13…リ
レー、14…ライトスイッチ、15…バッテリ、20…制御
部、21…制御マップ、22…操舵角センサー、23…車速セ
ンサー、24…配光制御スイッチ。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両における前照灯において、 前記前照灯の左右への照射角を連続的に変えることがで
きる駆動手段と、 ハンドルによる操舵角を検出する操舵角検出手段と、 前記操舵角検出手段が検出した操舵角に基づいて前記駆
動手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記操舵角に応じて前記照射角を変更
し、操舵角に対する照射角の変化率が操舵角が小さい領
域では小さく操舵角が大きい領域では大きくなるように
前記駆動手段を制御することを特徴とする車両用前照灯
装置。 - 【請求項2】 車速を検出する車速検出手段を有し、 前記制御手段は、前記車速検出手段が検出した車速に基
づき低速度より高速度の方が同じ操舵角に対する照射角
を大きく制御することを特徴とする請求項1記載の車両
用前照灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13751995A JPH08301005A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 車両用前照灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13751995A JPH08301005A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 車両用前照灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08301005A true JPH08301005A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15200582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13751995A Pending JPH08301005A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 車両用前照灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08301005A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2857309A1 (fr) * | 2003-07-10 | 2005-01-14 | Koito Mfg Co Ltd | Appareil d'eclairage de vehicule ameliore |
US6984059B2 (en) | 2003-02-17 | 2006-01-10 | Denso Corporation | Vehicular headlight axis control device |
US7234849B2 (en) | 2003-07-10 | 2007-06-26 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Vehicle lighting apparatus |
JP2008100682A (ja) * | 2007-12-07 | 2008-05-01 | Aisin Aw Co Ltd | 車両用灯具の配光制御システム |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP13751995A patent/JPH08301005A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6984059B2 (en) | 2003-02-17 | 2006-01-10 | Denso Corporation | Vehicular headlight axis control device |
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