JPH08300902A - エキスパンドメタル製車輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不整地に於ける作業用車両の車輪にエキスパ
ンドメタルを使用し、従来の危険．非能率を改善し安全
で確実な作業用車両の車輪を提供する。 【構成】 不整地での作業用車両の車輪の接地面である
外周がエキスパンドメタルで成り、該車輪の両端部にノ
コギリ状の歯を形成した側板を設けたことを特徴とする
エキスパンドメタル製車輪。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は不整地での作業用車両
の走行中又は作業中の車輪の横滑り及び空転等を防ぎ、
安全確実に作業することを目的とするエキスパンドメタ
ル製車輪を提供するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、不整地での作業用車両の車輪に
は、極度の凹凸を刻設したタイヤ又は金属性の車輪にス
パイク状の突起物を設けた車輪等があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記した従来の車輪に
は次のような欠点があった。 １．急斜面．草地．又は雪面に於ては車輪が横滑り又は
空転する。 ２．地面が軟弱であったり土砂である場合車輪の回転に
より地面が掘れて車輪が埋没し空転する。 ３．泥土がタイヤの凹凸又はスパイクの間に詰まり車輪
が空転する。 などにより作業はもとより車両の走行自体が困難であっ
た。本発明は、これらの欠点を除くためになされたもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この手段は、不整地での
作業用車両の車輪の接地面である外周にエキスパンドメ
タルを用いることによって解決することができる。

【０００５】

【作用】本発明のエキスパンドメタル製車輪を不整地で
の作業用車両の駆動軸に取り付ける。

【０００６】

【実施例】次に本発明による実施例を図面に基づき記述
する。図１は本発明の斜視図、図２は本発明を無線にて
走行する自走草刈機に取り付けた実施例の見取図。 車
輪の接地面である外周にエキスパンドメタル（１）を使
用し、該車輪の両端部にノコギリ状の歯を形成した側板
（２）を設けフランジ（３）によって駆動軸に取り付け
る。

【０００７】

【発明の効果】以上に説明したように本発明は、不整地
での作業用車両の作業を安全に又確実に行う為の車輪で
あり次のような効果を持つ。 １．エキスパンドメタルの網目が地面を確実にとらえて
回転し、ノコギリ状の側板が地面にくいこみ横滑りを防
ぐ為、急斜面．軟弱地面．土砂面．草地．雪面等どのよ
うな悪条件下に於ても横滑り．空転等を防ぐ。 ２．車輪の回転により巻き上げた土砂はエキスパンドメ
タルの網目よりこぼれ落ちて再び車輪の接地面に積みあ
げる結果、車輪が土砂に埋没することはない。 ３．車輪の価格が従来品と比較して低廉である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明を無線にて走行する自走草刈機に取り付
けた実施例の見取図である。

【符号の説明】

１…エキスパンドメタル ２…側板 ３…フランジ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】不整地での作業用車両の車輪の接地面であ
   る外周がエキスパンドメタルで成り、該車輪の両端部に
   ノコギリ状の歯を形成した側板を設けたエキスパンドメ
   タル製車輪。