JPH0830068A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0830068A
JPH0830068A JP6162147A JP16214794A JPH0830068A JP H0830068 A JPH0830068 A JP H0830068A JP 6162147 A JP6162147 A JP 6162147A JP 16214794 A JP16214794 A JP 16214794A JP H0830068 A JPH0830068 A JP H0830068A
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JP
Japan
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image
voltage
toner
latent image
background portion
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JP6162147A
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English (en)
Inventor
Masayasu Anzai
正保 安西
Hiroyuki Mabuchi
裕之 馬淵
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電子写真法を用いた画像記録装置に
関するものであり、その目的とするところは、画像の白
地背景部へのかぶりを防止し、画像濃度、線画線幅の変
動を少なくし、安定した画像を得ることができる画像記
録装置を提供することにある。 【構成】 感光体1を帯電器2にて帯電し、露光光源3
で露光し3値の電荷潜像を形成した後、現像器4、6に
て現像し2色トナー像を作る。この際、信号源10の内
容に基づき、表面電圧センサ18にて白地背景部に相当
する表面電圧を検出し、帯電電圧もしくは露光光量を制
御して前記背景部の表面電位を一定範囲に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法を用いた画
像記録装置に関するものであり、特に2色カラー画像記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光導電感光体に3値以上の電荷潜
像を形成し、前記電荷潜像を2色以上のトナーで現像
し、カラー画像を記録するものには、USP4,07
8,929や特開昭55−83070号公報に記載され
ている装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記装置には、光導電
感光体上に2〜3色のトナー像を1回の光像露光で形成
できるという長所があるが、感光体交換時や装置の連続
使用時、使用経過、さらに使用時の周囲温度等によって
潜像電圧が変わりやすいため、画像の白地背景部へかぶ
りが生じたり、画像濃度、線画線幅等が変動し、安定し
た画像が得られにくいという問題点があった。この問題
点は、上記した多値電圧潜像形成法によるカラー画像記
録の場合ばかりでなく、2値電圧潜像形成法による単色
画像記録の場合にも起こりうる。
【0004】従って、本発明の目的は、画像の白地背景
部へのかぶりを防止し、画像濃度、線画線幅の変動を少
なくし、安定した画像を得ることができる画像記録装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、光導電感光
体を一様に帯電した後光像露光し前記光導電感光体上に
電荷潜像を形成し、前記電荷潜像をトナーで現像し、画
像を記録する画像記録装置において、画像の白地背景部
に相当する前記光導電感光体の表面電位を測定し、現像
器に印加する現像バイアス電圧と前記背景部表面電位と
を記録情報に基づき比較し、その差が設定範囲内になる
ように一様帯電電圧、現像バイアス電圧、光像露光量の
少なくとも一つを制御することにより達成される。
【0006】
【作用】上記構成によれば、背景部に相当する光導電感
光体表面電位と現像バイアス電圧の関係を、印刷動作中
に連続的に不用な印刷(検出のための記録情報以外の印
刷)を行うことなく、設定範囲内に安定して制御できる
ので、かぶり、画像濃度、線幅等の変動の少ない単色な
いし多色画像を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本発明は電荷潜像の背景部分に相当する電圧を、
直接または間接的に記録する内容と比較しながら計測す
るものであるから、潜像としては、2値潜像を形成して
単色トナー像を作る場合、3値潜像を形成して2色トナ
ー像を作る場合の他、3値以上の多値潜像を形成して多
色トナー像を作る場合にも適用できるものであるが、以
下実施例では、3値潜像を形成する場合を中心に説明す
る。
【0008】[実施例1]図1は、本発明となる2色ト
ナー像を形成する画像記録装置の一実施例を示す構成図
である。光導電感光体1を矢印の方向に回転しつつ帯電
器2にて一様に帯電する。光導電感光体1としては、ア
モルファスセレン、酸化亜鉛、アモルファスシリコン、
有機光導電体等が使用でき、光導電感光体1を500〜
1500V、例えば1000Vに帯電する。次に、レー
ザ、LED(発光ダイオード)等の露光光源3にて記録
すべき信号で変調された光を、光導電感光体1上に照射
し3値の電荷潜像を形成する。続いて第1色(例えば赤
色)のトナーを持つ現像器4にて電荷潜像のうちの一方
を現像する。この時、現像器4の現像ロールにはバイア
ス電源5にて一定の電圧が加えられている。これらの関
係は、図2にて後述する。次に、第2色(例えば黒色)
のトナーを持つ現像器6にて電荷潜像の他方を現像す
る。現像器6の現像ロールには、バイアス電源7にて一
定の電圧が印加されている。
【0009】このようにして現像された2色のトナー像
を再帯電器8により正もしくは負に帯電し、トナーの帯
電極性を揃えた後、記録紙9に転写する。このとき、ま
ず交流コロナ除電器81でトナーの電荷を中和除電後、
直流コロナ帯電器82にて、正もしくは負の一方に帯電
すると2色のトナーの各々の帯電量をほぼ同じ値とする
ことができ、各々のトナーの転写効率がほぼ等しくなる
ために良好な画像を得ることができる。もちろん、従来
のように直流コロナもしくは直流コロナに交流を重畳し
たものであってもよいが、上記のように、交流コロナ除
電器と直流コロナ帯電器を別個に設けるのが好ましい。
【0010】さらに、このトナー像へのコロナ電荷帯電
工程にあっては、再帯電器8にて帯電する前に、感光体
を一様に光露光(図示せず)し、感光体の電荷を減衰さ
せるが、再帯電器8を一定電圧を印加したスクリーング
リット付構造のものにすると感光体やトナーを過帯電し
たり、トナーの飛び散り現象による画像劣化を起こすこ
となく、転写効率を向上、適正化できるので、より好ま
しい。なお、この一様露光に対しては、第1色がカラー
トナーであって正規現像(電荷のあるところに反対極性
のトナーで現像)するものであると、露光色としてトナ
ーを透過する光色を選択し、潜像電荷を効率よく減衰さ
せることができる。
【0011】次に、記録体9を定着器11に通過させ、
2色プリントを得る。転写後感光体1に残留するトナー
や電荷をクリーナ12、イレーズランプ13にて除去し
た後、感光体1は次の作像サイクルに移る。上記した第
1色目(カラー)のトナー像の形成に際しては、現像方
式として、潜像電荷と反対極性の電荷を持つ平均電荷量
約5〜10μc/gのトナーよりなる1成分カラー現像
剤を用いて、感光体と現像剤とを近接もしくは接触(好
ましくは接触)させ正規現像とし、感光体と現像剤の移
動方向が同じであって、その速度比が0.5〜3、好ま
しくは0.7〜2とするのがよい。
【0012】また、第2色目(黒色)トナー像の形成に
際しては、キャリアと潜像電荷と同極性の電荷(平均電
荷量約5〜15μc/g)を持つ黒トナーとからなる2
成分現像剤であって、キャリアとしてはフェライト系も
しくは樹脂に磁性体を分散させた所謂磁性レジンキャリ
ア(平均粒径50〜130μm、磁化密度20〜80e
mu/g)を用い、感光体に対し、前記現像剤をソフト
に接触させ、感光体と現像剤の移動方向を同方向とし、
その速度比を0.5〜2、好ましくは0.7〜1.5と
なるようにし反転現像(潜像電圧が低いところに同極性
のトナーを付着)するのがよい。このようにすると、現
像ロールの直径が10〜30mmであるような小型現像
器で2色の現像部を構成できるほか、第2色現像剤によ
って第1色トナー像を掻き取ることが少なく、たとえ掻
き取られ第2色である黒色現像剤中に第1色のカラート
ナーが混入しても黒色画像に与える影響を抑えることが
できる。
【0013】このような画像形成装置において、本実施
例では、2色の現像器で感光体1に形成されたトナー像
をトナー像センサ14にて検出して、その検出信号によ
りプリントの背景部に相当する部分に付着するトナー量
が一定量以下になるように、電荷潜像の背景部の潜像表
面電圧を設定範囲内に制御する。トナー像の検出には、
例えば、現像後の感光体1の表面を光照射し、トナー像
からの反射光をCCD(チャージカップルドデバイ
ス)、赤外線センサ等の光センサで検出する。トナー像
センサ14からのトナー像センサ出力を、コントローラ
15にて記録すべき信号を有する信号源16からの記録
信号と比較し、画像の背景部に相当するトナー像センサ
出力のみを抽出し、そのレベルを判定する。
【0014】このために、コントローラ15には、露光
光源3での露光位置と検出位置との時間的なずれを補正
する遅延素子もしくはメモリと、センサの解像度以下の
背景部信号の判別ができる抽出回路機能が組み込まれて
いる。かかるコントローラ15にて、トナー像センサ出
力値のうち背景部に相当する部分、例えば、比較的大面
積な背景部、非印刷領域部、用紙間領域部(記録紙9が
カット紙の場合)の出力を取り出し判定する。この値が
一定以上となったときには変調器17を駆動し、背景部
の光量レベルを変え、背景部の表面電圧が設定範囲とな
るように露光光源からの光量を制御する。このようにし
て、本実施例によれば、記録すべき情報以外の記録もし
くはトナー像形成を行うことなく、プリント実行中に背
景部の潜像表面電圧を制御できる。
【0015】なお、上述における2色の現像は、2個の
現像器を用いずに図5で後述する現像方式にも本実施例
を適用できる。また、トナー像の検出は記録体9への転
写後あるいは定着後であっても良い。さらに、トナー像
センサ14は水平記録方向を全域測定できるものあるい
は一部分だけを測定するものでも良く、後者ではそのセ
ンサを1ヵ所に固定しても良いが、記録内容によりコン
トローラ15にて制御して自動的に水平方向に移動させ
るものでも良いし、選択手動的に予め都合の良い位置に
移動させるものいずれも使用できる。
【0016】次に図1の露光光源3で形成する電荷潜像
及びトナー像センサで検出する出力との関係を図2を用
いて説明する。図2(イ)は、3値の電荷潜像の表面電
圧分布を示す模式図で、露光によりV1、V2、V3の3
値に分けられ2つの潜像CA、CBが作られる。V2はV1
−V3の約1/2であり、V3は飽和残留電圧に近い。例
えば、V1=1000V、V3=100Vのとき、V2
550Vに設定する。このような潜像を現像するとき、
例えば、現像器4のバイアス電圧をVB1=700V、現
像器6のバイアス電圧をVB2=400Vに設定し、潜像
Aを正規現像、潜像CBを反転現像して2色のトナー像
を得る。従って、帯電器2の放電量の変動によるV1
増減、感光体1の感度変化(繰り返し使用、温度等の影
響)、露光光源3の光量変動によりV2のレベルが許容
値、例えば±50V以上変わると第1色もしくは第2色
のかぶりが背景部に許容以上に生ずるほか、画像濃度変
化、線画線幅変化が生じ、画像劣化となる。このため、
背景部の電圧であるV2を一定範囲に制御するのであ
る。
【0017】図2(ロ)はトナー像センサ14の出力を
示す模式図で、第1色の潜像CAに対応するトナー像に
よる出力VAとその背景部の出力VOA、第2色の潜像CB
に対応するトナー像による出力VBとその背景部の出力
OBが示されている。VOA、VOBを測定することで間接
的にV2の大きさがわかることになる。VOA、VOBがい
ずれも一定値以上になるように露光光源3の中間レベル
光量(背景部光量)を制御することで、図2(イ)の背
景部電圧V2を設定範囲例えば550±50Vとするこ
とができる。
【0018】[実施例2]実施例2は、実施例1で説明
した露光光源3の光量制御を行うと同時に、図1に点線
で示したように帯電器2の帯電能力(高圧電源201の
出力)をコントローラ15により制御し、感光体1の帯
電器2による一様帯電電圧(図2(イ)のV1)を一定
範囲内とするものである。
【0019】帯電器2は、トナー像センサ出力のうちV
Aを信号源16からの信号と比較し、実施例1で背景部
の信号を抽出したと同様の操作を行い、VAのレベルが
設定範囲より低いときには帯電能力を上げ、高いときに
は帯電能力を下げるように制御される。このようにする
と、背景部のかぶりが少なく、かつトナー像濃度(画像
濃度)変動、線画線幅変動が少なく、良好な2色プリン
トを得ることができる。
【0020】[実施例3]実施例3は、図1に示す構成
を用い2値の電荷潜像を形成し、単色画像をプリントす
る場合である。
【0021】この場合、図2(イ)でCAは形成せず、
帯電器2での一様帯電表面電圧を例えばV2とする。現
像工程では、現像器6を用い、反転現像する。コントロ
ーラ15は、露光光源3の出力光量が一定になるよう変
調器17を制御(この制御に際しては、トナー像センサ
14からの出力信号は利用しない)する一方、帯電器2
の能力をコントローラ15により背景部に相当するトナ
ー像センサ出力VOBを用いて、V2が一定範囲内になる
よう制御する。この制御では、実施例1で変調器17を
制御したと同時に信号源16に基づき背景部に対応する
出力であることを判別し、VOBが一定レベル以上である
ときには帯電能力を上げるのである。このように、背景
部表面電位の変動をVOBの大きさから求め、帯電器の帯
電能力を制御することにより表面電位を設定範囲内とな
し、かぶりの少ないプリントを得ることができる。
【0022】[実施例4]実施例4は信号源16の他の
実施例である。実施例1〜3においては、信号源16と
して記録すべき信号が格納されているメモリを用いた
が、本実施例では、信号源16として、非印字領域部も
しくは用紙間部を示すタイミング信号発生器を用い、実
施例1〜3と同様にこの間のトナー像センサ出力により
背景部表面電圧を制御し、かぶり、画像濃度変動、線画
線幅変動の少ないプリントを得ることができる。
【0023】[実施例5]図3は本発明となる2色トナ
ー像を形成する画像記録装置の他の実施例を示す構成図
である。本実施例では、表面電圧センサを用い背景部に
相当する表面電圧を記録情報と比較することで測定制御
できる。
【0024】露光光源3からの光像照射により形成され
た潜像表面電圧を表面電圧センサ18にて検出した結果
(図4(イ))から、信号源16(画像情報、非印字領
域信号、用紙間信号等)からの背景部に対応する信号を
用いてコントローラ15にて背景部に相当する表面電圧
(図4(イ)S2)を抽出する。このときセンサが解像
できる面積より大面積部の表面電圧センサ18の出力信
号を抽出できるように記録情報信号からそのタイミング
を選別する。抽出した表面電圧レベルをバイアス電源5
及びバイアス電源7の設定電圧レベルと比較し、背景部
に相当する表面電圧が一定範囲内になるように変調器1
7を制御し、露光光源3の背景部に相当する光量を調整
する。
【0025】あるいは、高圧電源201を制御し、帯電
器2を調整し感光体の表面電位を変える。これら光量、
表面電圧の制御は一方もしくは両方を行ってよい。表面
電圧の制御では、第1色印字部表面電圧(図2(イ)V
1)に相当する電圧(図4(イ)S1)を信号源16の画
像情報に基づいてコントローラ15にて抽出し、この値
が一定範囲となるようにするのがより好ましい。また、
第2色印字部表面電圧(図2(イ)V3)に相当する電
圧(図4(イ)S3)をも信号源16の画像情報に基づ
いてコントローラ15にて抽出し、この値が一定範囲に
なるように露光光源3の第2色印字部光量を制御するの
が好ましい。
【0026】図4は表面電圧センサ18の出力とそれに
基づく制御法の実施例を示す模式図である。図4(イ)
は、正常時の出力で記録すべき情報に一致し図2(イ)
の表面電圧に相当し、S1はV1、S2はV2、S3はV3
対応する。従って、S2は背景部に相当する正常な出力
レベルである。記録情報と対比させながら、背景部に相
当する出力がS2レベルにほぼ等しくなるように制御す
る。
【0027】図4(ロ)は正常な潜像電圧からずれた場
合で、背景部に相当する出力レベルはS4であるから、
4≒S2となるように制御しなければならない。今、背
景部電圧変動に許容される範囲が、センサ出力としてS
5〜S6であるとし、この範囲にあるセンサ出力のみを抽
出し、その波形を整形するようにすると図4(ハ)の信
号が得られる。これは記録すべき情報と一致せず、V1
に対応する信号のみとなる。このときには、変調器17
を制御し光源3の背景部に相当する光量を減少させ、S
4がS5〜S6の範囲となるようにする。S4がS5より大
きいときにはV3に対応する信号のみが得られ、このと
きには背景部光量を増加させる。こうして、背景部の潜
像電圧を一定範囲に制御することができるのである。
【0028】[実施例6]実施例5は、3値の電荷潜像
の背景部電圧を検出し、制御するものであったが、この
制御を2値の電荷潜像により単色トナー像を形成する場
合にも適用しても、背景かぶりが極めて少ない画像を安
定して得ることができる。
【0029】本実施例を図3を用いて説明する。図3に
おいて露光光源3にて形成する潜像は図2(イ)でV3
のみ作る。即ち、V1=V2であって、この電圧は帯電器
2で与えられる電圧で、V3が露光光源3の露光により
作られ、V1=V2が背景部に相当する潜像電圧である。
現像部では、現像器6のみを用いて反転現像を行う。再
帯電器8は使用せず、転写器10にはトナーと反対極性
の電圧を印加する。表面電圧センサ18の出力は図4
(イ)においてS1=S2で、この出力が一定範囲内にな
るようにコントローラ15にて高圧電源201を介して
帯電器2を制御する。
【0030】この場合、表面電圧センサ18の出力は図
4(イ)においてS1に相当するものはなく、図4
(ロ)で背景部に相当する検出する出力S4がS6より低
いときには図4(ハ)の信号はなく、このとき帯電器2
の出力を増加するように高圧電源201を制御する。一
方、S4がS5より高いときにはS3に相当する信号が得
られこれによって帯電器2の出力を減ずるように高圧電
源201を制御する。こうして、背景部に相当する潜像
電圧を一定範囲内に制御することができる。
【0031】[実施例7]図5は、本発明となる2色ト
ナー像を形成する画像記録装置の他の実施例を示す構成
図である。本実施例は、現像ロールに印加する現像バイ
アス電圧と背景部に相当する潜像電圧との差を表面電圧
センサにて検出し、制御するものである。図5では、3
値の電荷潜像を1ヶの現像器19で2色現像(1浴2色
現像)を行う。現像器19には正及び負極に帯電した2
種類のトナー(例えば、赤色トナーが負極性で、黒色ト
ナーが正極性)を持つ現像剤が使われ、現像ロールには
バイアス電源20により現像バイアス電圧が印加されて
いる。現像バイアス電圧には、背景部の設定表面電圧に
ほぼ等しい直流電圧と交流電圧が重畳されたものが使わ
れる。従って、背景部に相当する表面電圧を常にこの現
像バイアス電圧の直流電圧成分にほぼ等しく制御するこ
とで、背景部かぶりの発生を防止できると共に、画像濃
度変動、線画線幅変動の少ない画像を得ることができ
る。
【0032】図5(イ)に示すように現像器19と表面
電位センサ18とを同電位に接続し、表面電圧センサ1
8ではセンサの電圧と潜像電圧の差を検出する。このと
き表面電圧センサ18の出力は図5(ロ)のようにな
る。S7は背景部に相当する潜像電圧で、S7がほぼ零
(例えば±20V)となるようにコントローラ15にて
変調器17を制御する。もちろん本実施例においても、
図3の実施例と同様に高圧電源201をも制御し、帯電
器2での帯電表面電圧(図2(イ)でV1に相当)を一
定範囲内に保つ方法を併用することは好ましい。さら
に、本実施例での表面電圧検出法を2値の潜像電圧によ
る単色記録の場合に適用することもできる。このとき出
力S7を設定範囲内例えば200±30Vとなるように
帯電器2での感光体帯電電圧を制御する。
【0033】[実施例8]図6は背景部に相当する表面
電位を検出する方法の他の実施例を示す構成図である。
現像器4、現像器6の各々の現像ロールに流れる電流i
1、i2を電流検出器21、電流検出器22にて検出し、
表面電圧を間接的に検出するものである。この検出で
は、背景部に相当する部分として印刷禁止領域、用紙間
等印刷されない領域を記録情報の内容より選定して計測
する。3値現像での検出出力は図6(ロ)に示すように
なり、i10、i20が各々背景部に相当する部分の電流で
ある。図2(イ)で潜像電圧と現像バイアス電圧との関
係を示したように、V2<VB 1であるので、i10<0で
あり、V2>VB2であるので、i20>0である。i10
20が各々設定範囲になるように、好ましくは|i10
≒|i20|となる(環境、経時変化の影響を受けにくい
ため)ように、背景部の光量を制御すると、かぶりの少
ない安定した画像を得ることができる。本実施例も、2
値潜像の場合における背景部電圧の制御に適用できる。
この場合、検出電流値が一定範囲内となるように、帯電
器2での感光体帯電電圧を制御することで、背景部表面
電圧を一定範囲内に保つことができる。
【0034】[実施例9]図7は、1浴2色現像におけ
る背景部に相当する表面電位を間接的に検出する方法の
実施例を示す構成図である。実施例8と同様に、現像器
19に流れる電流i3を電流検出器23で検出する。検
出出力は図7(ロ)に示すようになり、i3 0が背景部に
相当する部分の電流である。本実施例はi30をi30≒0
となるように光量を制御するもので、これにより背景部
かぶり、画像濃度変化、線画線幅変化の少ない安定した
2色の記録画像が得られる。
【0035】以上実施例1〜9においては、現像バイア
ス電圧を一定とし感光体帯電電圧もしくは光像露光量を
制御する方法を述べたが、代わりに、感光体帯電電圧も
しくは光像露光量を一定にしておき、現像バイアス電圧
と背景部表面電圧との差が設定範囲内になるように現像
バイアス電圧を制御しても良い。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、画像の白地背景部に相
当する感光体の表面電圧を、記録情報内容と比較して直
接もしくは間接的に計測し、表面電圧が一定範囲内に保
たれるように制御することにより、背景部かぶり、画像
濃度変化、線画線幅変化等が少なく、長期にわたり安定
した画像を、記録情報以外の記録を行うことなく得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明となる画像記録装置の一実施例を示す
構成図である。
【図2】 図1の電荷潜像の表面電圧及びセンサ出力を
示す模式図である。
【図3】 本発明となる画像記録装置の他の実施例を示
す構成図である。
【図4】 図3の表面電圧センサの出力及び信号処理法
を示す模式図である。
【図5】 本発明となる画像記録装置の他の実施例を示
す構成図である。
【図6】 表面電位を検出する方法の一実施例を示す構
成図である。
【図7】 表面電位を検出する方法の他の実施例を示す
構成図である。
【符号の説明】
1は感光体、2は帯電器、3は露光光源、8は再帯電
器、9は記録紙、10は転写器、11は定着器、14は
トナー像センサ、15はコントローラ、16は信号源、
17は変調器、18は表面電圧センサ、201は高圧電
源である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導電感光体を一様に帯電した後光像露
    光し前記光導電感光体上に電荷潜像を形成し、前記電荷
    潜像をトナーで現像し、画像を記録する画像記録装置に
    おいて、 画像の白地背景部に相当する前記光導電感光体の表面電
    位を測定し、現像器に印加する現像バイアス電圧と前記
    背景部表面電位とを記録情報に基づき比較し、その差が
    設定範囲内になるように一様帯電電圧、現像バイアス電
    圧、光像露光量の少なくとも一つを制御することを特徴
    とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 光像露光により形成される電荷潜像は3
    値以上であって、前記電荷潜像を2色以上のトナーで現
    像しカラー画像を記録することを特徴とする請求項1記
    載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 背景部表面電圧を測定する手段は、現像
    器の現像ロールに流れる電流を検出する電流検出器もし
    くは背景部に付着したトナー量を検出するトナー像セン
    サであって、前記電流もしくは付着トナー量を非印字領
    域で検出することを特徴とする請求項1記載の画像記録
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170670A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
CN102800421A (zh) * 2012-07-05 2012-11-28 河南省通信电缆有限公司 一种电缆返修复绕机控制系统

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JP2008170670A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
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