JPH08300632A - 印刷物監視装置 - Google Patents

印刷物監視装置

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Publication number
JPH08300632A
JPH08300632A JP7111504A JP11150495A JPH08300632A JP H08300632 A JPH08300632 A JP H08300632A JP 7111504 A JP7111504 A JP 7111504A JP 11150495 A JP11150495 A JP 11150495A JP H08300632 A JPH08300632 A JP H08300632A
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Japan
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pixel
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Withdrawn
Application number
JP7111504A
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English (en)
Inventor
Michihiko Iida
充彦 飯田
Masataka Sugiyama
正孝 杉山
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の検査能力を向上でき、かつ取り扱いの
容易な印刷物監視装置の提供。 【構成】 印刷物表面の各画素の反射濃度値を検出する
検出手段17と、検出手段17を用いて良品印刷物から
基準印刷面情報を作成する基準印刷面情報作成手段と、
基準印刷面情報に基づいて反射濃度のベース値となる白
紙面反射濃度値を作成する白紙面反射濃度情報作成手段
と、白紙面反射濃度値および基準印刷面情報に基づいて
許容範囲を各画素毎に定める演算を行う許容値演算手段
と、検出手段17を用いて測定した各画素の反射濃度値
が許容範囲内にあるか否かを判定して不良品発生を監視
する監視手段とを設け、印刷物監視装置10を構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷物の汚れ等の欠陥
を検出して不良印刷物の発生を監視する印刷物監視装置
に関し、オフセット式輪転印刷機等の各種の印刷機に利
用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、オフセット式輪転印刷機等の各
種の印刷機には、印刷物の汚れ等の欠陥を検出して不良
印刷物の発生を監視する印刷物監視装置が設けられてい
る。この印刷物監視装置は、通常、印刷物の移動方向に
対して直交する方向に延びた検出センサを備え、印刷物
の移動に合せてこの検出センサを順次走査することによ
り、印刷物表面の反射濃度値をライン状に検出してい
き、印刷物表面を全面に渡って監視する構成となってい
る(特開昭60−58535号、特開昭56−9863
8号、特開昭61−7449号公報等参照)。すなわ
ち、印刷物の移動方向に対して直交する方向(検出セン
サの長手方向に相当、以下、流れ直交方向という)に関
しては、検出センサを構成する受光素子が複数個並べて
配置されているので、この受光素子の数に応じた印刷物
表面の分割が行われ、一方、印刷物の移動方向(以下、
流れ方向という)に関しては、印刷物の移動による印刷
物表面の分割が行われ、これらの縦横の分割によって形
成された複数のゾーン(画素)の各々について監視を行
うことにより、印刷物表面を全面に渡って監視するよう
になっている。
【0003】このような印刷物監視装置においては、通
常、以下のようにして印刷物の監視を行う。先ず、印刷
前の状態の印刷用紙の表面、つまり白紙面の反射光量を
検出し、検出センサの感度調整を行う。この調整作業
は、印刷対象である印刷用紙の種類によって、白紙面の
反射光量が異なるため、新たな印刷作業を行う都度、す
なわち印刷用紙を替える都度に行われる作業である。
【0004】次に、印刷運転を開始し、印刷調整を行っ
た後、良品が出た状態で、検出センサにより所定枚数の
印刷物表面の反射濃度値を測定し、各画素について平均
値、最大値、最小値等を求め、各画素について反射濃度
値の基準値Sとこの基準値Sに対する許容値Δとを作成
する。この際、基準値S、許容値Δは、基準値マトリッ
クスS(i,j)、許容値マトリックスΔ(i,j)の
形で作成される。ここで、iは、流れ直交方向画素番号
を示し、jは、流れ方向画素番号を示している。以上
は、監視前準備ステップである。
【0005】その後、不良品監視ステップに移り、検出
センサにより印刷物表面の反射濃度値を測定し、各画素
についての測定値Akを、測定値マトリックスAk
(i,j)の形で得る。ここで、kは、k番目の印刷物
を示している。そして、得られた測定値Akと基準値S
との差が、許容値Δで定められた許容範囲内にあるとき
には、良品と判定し、許容値Δで定められた許容範囲か
ら外れているときには、不良品と判定する。つまり、|
S(i,j)−Ak(i,j)|がΔ(i,j)以下の
ときには、良品と判定し、|S(i,j)−Ak(i,
j)|がΔ(i,j)よりも大きいときには、不良品と
判定する。なお、以上の不良品監視ステップは、印刷運
転中において、印刷物監視が必要とされるときに継続し
て繰り返し行われるものである。従って、印刷運転中、
常時監視が必要な場合には、常時行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の印刷物監視装置では、各画素の反射濃度値の変
動量が許容値を越えることで、印刷不良を判定すること
はできるものの、次のような不都合が生じていた。つま
り、実際の印刷物表面を各画素に分割した場合には、あ
る画素は、紙面そのもの(白紙面)であったり、ある画
素は、墨色部分であったりするため、その明るさは、各
画素によってまちまちである。従って、各画素の反射濃
度値(明るさ)の変動量は、各画素の反射濃度値の基準
値Sの大きさによって異なるものとなり、明るい場合
(基準値Sが小さい場合)の方が、暗い場合(基準値S
が大きい場合)に比べて小さくなる。ところが、従来の
装置では、各画素の反射濃度値の許容値Δは、各画素の
明るさに関係なく、つまり各画素の基準値Sの大きさに
関係なく、各画素について一律に与えられていたので、
このことが印刷物監視装置の検査能力を低減させる原因
となっていた。
【0007】また、従来の装置では、新たな印刷作業を
行う都度、すなわち印刷用紙を替える都度に、検出セン
サの感度調整のために印刷前の状態の印刷用紙の表面
(白紙面)の反射光量を検出するという特別な作業が必
要であったため、監視前の準備作業が煩雑になり、手間
がかかるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、装置の検査能力を向上で
き、かつ取り扱いの容易な印刷物監視装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、検査動作中に
白紙面反射濃度情報を自動的に作成し、これに基づいて
各画素の反射濃度値の許容範囲を定めるようにして前記
目的を達成しようとするものである。具体的には、本発
明は、印刷物表面を複数の画素に分割し、測定した前記
各画素の反射濃度値と前記各画素の反射濃度値の基準と
される基準反射濃度値とを比較し、前記各画素の反射濃
度値が前記基準反射濃度値に対して許容範囲内にあるか
否かで前記印刷物の良品・不良品の判定を行う印刷物監
視装置において、前記各画素の反射濃度値を検出する検
出手段と、この検出手段を用いて良品状態の前記印刷物
表面の各画素の反射濃度値を検出して前記基準反射濃度
値を含む基準印刷面情報を作成する基準印刷面情報作成
手段と、前記基準印刷面情報に基づいて反射濃度のベー
ス値となる白紙面反射濃度値を作成する白紙面反射濃度
情報作成手段と、前記白紙面反射濃度値および前記基準
印刷面情報に基づいて前記許容範囲を前記各画素毎に定
める演算を行う許容値演算手段と、前記検出手段を用い
て測定した前記各画素の反射濃度値が前記許容範囲内に
あるか否かを判定して不良品の発生を監視する監視手段
とを備えたことを特徴とする。
【0010】ここで、前記許容値演算手段は、前記各画
素の基準反射濃度値と前記白紙面反射濃度値との差が大
きい程、前記許容範囲を広く定める構成とされているこ
とが望ましい。また、前記複数の画素は、前記印刷物表
面の流れ方向とこれに直交する方向とに分割されて形成
され、前記白紙面反射濃度情報作成手段は、前記白紙面
反射濃度値を、前記流れ方向に並べて配置された画素の
集合を一単位として流れ直交方向にこの単位毎に作成す
る構成とされていることが望ましい。
【0011】
【作用】このような本発明においては、先ず、基準印刷
面情報作成手段により、検出手段を用いて良品状態の印
刷物表面の各画素の反射濃度値を検出して基準反射濃度
値を含む基準印刷面情報を作成する。次に、白紙面反射
濃度情報作成手段により、基準印刷面情報に基づいて反
射濃度のベース値となる白紙面反射濃度値を作成する。
さらに、許容値演算手段により、白紙面反射濃度値およ
び基準印刷面情報に基づいて演算を行い、反射濃度値の
許容範囲を各画素毎に定める。ここまでが、監視前準備
ステップである。
【0012】その後、不良品監視ステップに移り、監視
手段により、検出手段を用いて測定した各画素の反射濃
度値が許容範囲内にあるか否かを判定して不良品の発生
を監視する。
【0013】従って、各画素の反射濃度値の許容範囲
は、従来のように各画素について一律に設定されるので
はなく、許容値演算手段により、白紙面反射濃度値およ
び基準印刷面情報に基づいて演算されて各画素毎に定め
られるので、各画素の反射濃度値の基準値S(基準反射
濃度値)の大きさに応じて、つまり各画素の明るさに応
じて定めることが可能となるため、きめ細かい印刷不良
判定が行えるようになり、装置の検査能力の向上が図ら
れる。
【0014】また、許容値演算手段で許容範囲を定める
際に用いられる反射濃度のベース値となる白紙面反射濃
度値は、白紙面反射濃度情報作成手段により、一連の検
査動作中に自動的に作成されるので、従来のように新た
な印刷作業を行う都度、すなわち印刷用紙を替える都度
に、印刷前の状態の印刷用紙の表面(白紙面)の反射光
量を検出するという特別な作業を行う必要はなくなり、
装置の取り扱いの容易化が図られ、これらにより前記目
的が達成される。
【0015】さらに、許容値演算手段を、各画素の基準
反射濃度値と白紙面反射濃度値との差が大きい程、許容
範囲を広く定める構成とした場合には、各画素の反射濃
度値(明るさ)の変動量は、明るい場合(基準反射濃度
値が小さい場合)の方が、暗い場合(基準反射濃度値が
大きい場合)に比べて小さくなるという特性を的確に反
映させた許容範囲の設定が行われるようになり、装置の
検査能力の向上がより一層確実に図られる。
【0016】そして、白紙面反射濃度情報作成手段を、
印刷物表面の流れ方向に並べて配置された画素の集合を
一単位として流れ直交方向にこの単位毎に白紙面反射濃
度値を作成する構成とした場合には、流れ直交方向(検
出手段を構成する検出センサの長手方向)について生じ
る監視装置の光源ムラや検出センサを構成する受光素子
ムラ等の影響が排除されるようになり、装置の検査能力
の向上がより一層図られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、連続状の印刷用紙(ウェブ)1とこ
の印刷用紙1に印刷された絵柄の印刷状態を監視する本
実施例の印刷物監視装置10との配置関係が斜視図で示
され、図2には、印刷用紙1の表面を複数の画素2に分
割した状態の説明図が示されている。また、図3には、
印刷物監視装置10の全体構成の詳細が示されている。
【0018】図1において、印刷物監視装置10は、オ
フセット式輪転印刷機等の印刷機内において印刷用紙1
への印刷を行う印刷ユニットの下流位置に装着され、各
ローラ3によって案内されて図中Y方向に流れる印刷用
紙1からの反射光の反射濃度を、図中X方向に延びる検
出センサ11により検出し、印刷用紙1の表面上に生じ
る汚れ等を監視する構成となっている。なお、印刷用紙
1の汚れは、インキの飛びや水タレ・油タレ等のアクシ
デントにより発生するので、印刷物監視装置10による
監視は、常時行う必要がある。ここで、印刷用紙1から
の反射光の反射濃度は、印刷用紙1の表面が明るい程、
つまり白紙面(何も印刷されていない状態の紙面)に近
い程、小さな値であるものとする。従って、白紙面で
は、反射濃度はゼロとなる。
【0019】図2において、印刷用紙1の表面は、印刷
用紙1の流れ方向(図中Y方向)とこれに直交する流れ
直交方向(図中X方向)とに分割され、この縦横に分割
されて形成された複数の矩形状の区画は、印刷物監視装
置10による反射濃度値の測定単位である画素2となっ
ている。
【0020】図3において、印刷物監視装置10は、長
手方向に適宜な間隔で並べて配置された複数の受光素子
12を有する検出センサ11と、印刷用紙1からの反射
光に応じて各受光素子12で発生した光電流を電圧に対
数変換して反射濃度情報に変換するとともにこれを必要
な電圧レベルにする複数の対数変換部13と、これらの
各対数変換部13で電流−電圧対数変換されて作成され
た各画素2毎の反射濃度情報を受け取る複数のサンプル
ホールドアンプ14とを備えている。
【0021】検出センサ11を構成する受光素子12の
個数および配置間隔は、流れ直交方向(図2中X方向)
に並べて配置された画素2の個数(t個)およびこの方
向の画素2の寸法X1に対応している。各サンプルホー
ルドアンプ14には、エンコーダ15が接続されてい
る。このエンコーダ15は、印刷用紙1の移動に合せ
て、流れ方向(図2中Y方向)の画素2の寸法Y1に応
じたタイミング信号をサンプル信号として各サンプルホ
ールドアンプ14に与えるようになっている。そして、
このサンプル信号は、一つの印刷単位(絵柄)につい
て、m回与えられる。従って、複数個用意された受光素
子12と、エンコーダ15による各サンプルホールドア
ンプ14のサンプリングのタイミング制御とにより、図
2に示す如く、流れ直交方向(図2中X方向)にt個、
流れ方向(図2中Y方向)にm個の画素2が形成されて
いる。
【0022】各サンプルホールドアンプ14の下流位置
には、各サンプルホールドアンプ14に対応して複数設
けられたA/Dコンバータ16を介して中央処理装置2
0が接続されている。各A/Dコンバータ16は、各サ
ンプルホールドアンプ14によりサンプルおよびホール
ドされた各画素2毎の反射濃度情報をアナログ値からデ
ジタル値に変換するものである。また、以上に述べた検
出センサ11、対数変換部13、サンプルホールドアン
プ14、エンコーダ15、およびA/Dコンバータ16
により、検出手段17が構成されている。
【0023】中央処理装置20は、各種メモリを備えた
記憶装置30と、これらの各種メモリを制御するメモリ
コントローラ21と、メモリコントローラ21を介して
記憶装置30から取り出された各種メモリ内容に基づき
指定された演算(加算、減算、乗算、除算、比較)を行
う演算装置26とにより構成されている。
【0024】メモリコントローラ21は、検出手段17
を用いて良品状態の印刷物表面の各画素2の反射濃度値
を検出して基準反射濃度値を含む基準印刷面情報を作成
する基準印刷面情報作成部22と、基準印刷面情報に基
づいて反射濃度のベース値となる白紙面反射濃度値を作
成する白紙面反射濃度情報作成部23と、白紙面反射濃
度値および基準印刷面情報に基づいて反射濃度値の変動
の許容範囲を各画素2毎に定める演算を行う許容値演算
部24と、検出手段17を用いて測定した各画素2の反
射濃度値が許容範囲内にあるか否かを判定して不良品の
発生を監視する監視部25とを備えている。これらの各
部22〜25の機能の詳細は、後述する。
【0025】記憶装置30は、次のような各種メモリ3
1〜41を備えている。これらのメモリ31〜41の内
容の詳細は、後述する。 (1)基準値メモリ31:基準値マトリックスDs
(i,j)を記憶する部分 (2)最大値メモリ32:最大値マトリックスDm
(i,j)を記憶する部分 (3)最小値メモリ33:最小値マトリックスDi
(i,j)を記憶する部分 (4)増加側許容値メモリ34:増加側許容値マトリッ
クスDam(i,j)を記憶する部分 (5)減少側許容値メモリ35:減少側許容値マトリッ
クスDai(i,j)を記憶する部分 (6)流れ方向最少値メモリ36:流れ方向最小値マト
リックスDw(i)を記憶する部分 (7)最大反射濃度値メモリ37:最大反射濃度値DD
を記憶する部分 (8)白紙面許容係数メモリ38:白紙面許容係数Kw
を記憶する部分 (9)所定枚数メモリ39:所定枚数nを記憶する部分 (10)係数メモリ40:係数Kを記憶する部分 (11)測定値メモリ41:測定値マトリックスDk
(i,j)を記憶する部分 ここで、i=1〜tは、流れ直交方向(X方向)画素番
号を示し、j=1〜mは、流れ方向(Y方向)画素番号
を示している。
【0026】中央処理装置20の下流位置には、印刷制
御装置50が接続されている。この印刷制御装置50
は、中央処理装置20による良品・不良品の判定結果を
受け取り、判定結果が不良品である場合に、オペレータ
への表示、警報、不良印刷物へのマーキング、不良印刷
物の排紙等の各種処理を実行するようになっている。
【0027】このような本実施例においては、以下のよ
うにして印刷物監視を行う。ここでは、印刷物監視装置
10の監視動作を四つのステップ1〜4に分けて説明す
る。前半のステップ1〜3は、監視前準備ステップであ
り、後半のステップ4は、不良品監視ステップである。
図4および図5には、これらのステップ1〜3およびス
テップ4の処理の流れ図が示されている。また、本実施
例の印刷物監視装置10の各構成要素と、本願の特許請
求の範囲に記載された本発明の構成要素との関係を合せ
て説明する。
【0028】<ステップ1>ステップ1では、印刷運転
を開始して印刷調整を行った後、オペレータが良品が刷
り出されたと認めた時点で、これらの良品の表面を基準
印刷面として基準反射濃度値を含む基準印刷面情報を作
成する。先ず、検出センサ11を用いて一枚目の基準印
刷面から得られる各画素2の反射濃度値は、基準値メモ
リ31の所定位置(各画素2に対応する位置)に記憶さ
れる。そして、これらの反射濃度値は、最大値メモリ3
2および最小値メモリ33の所定位置にも同時に記憶さ
れる。
【0029】二枚目以降の基準印刷面から得られる各画
素2の反射濃度値は、基準値メモリ31へは加算記憶さ
れ、最大値メモリ32へは、既に記憶されている値と大
小比較を行ってこの既記憶値よりも大きい場合に新値と
して記憶し直され、最小値メモリ33へは、既に記憶さ
れている値と大小比較を行ってこの既記憶値よりも小さ
い場合に新値として記憶し直される。このような処理を
所定枚数メモリ39に記憶されている所定枚数nの分だ
け繰り返す。その後、基準値メモリ31の内容を所定枚
数nで除すことにより、各画素2の反射濃度値の基準値
である基準反射濃度値を、基準値マトリックスDs
(i,j)の形で得る。また、最大値メモリ32および
最小値メモリ33には、各画素2の反射濃度値の最大値
(最大反射濃度値)および最小値(最小反射濃度値)
が、最大値マトリックスDm(i,j)および最小値マ
トリックスDi(i,j)の形で得られている。
【0030】ここで、基準値マトリックスDs(i,
j)、最大値マトリックスDm(i,j)、および最小
値マトリックスDi(i,j)の各内容は、基準印刷面
情報に相当している。また、以上のステップ1の処理を
行うメモリコントローラ21の基準印刷面情報作成部2
2と、この処理に関連する内容を記憶する記憶装置30
の基準値メモリ31、最大値メモリ32、最小値メモリ
33、所定枚数メモリ39と、これらのメモリ内容に基
づいてステップ1の演算を行う演算装置26とにより、
基準印刷面情報作成手段が構成されている。
【0031】<ステップ2>ステップ2では、流れ方向
(図2中Y方向)に並べて配置された画素2の集合を一
単位(図2中斜線部分)とし、この単位毎に反射濃度値
の最少値を求めて白紙面反射濃度値を作成する。先ず、
基準値メモリ31の流れ方向1番面の内容、つまりj=
1のときの基準値マトリックスDs(i,j)の内容
を、流れ直交方向の各画素2毎に、流れ方向最少値メモ
リ36に記憶する。次に、基準値メモリ31の流れ方向
2番面以降の内容、つまりj=2〜mのときの基準値マ
トリックスDs(i,j)の内容については、順次、既
に流れ方向最少値メモリ36に記憶されている値と大小
比較を行ってこの既記憶値よりも小さい場合に新値とし
て流れ方向最少値メモリ36に記憶し直す。このような
処理により流れ方向最少値メモリ36に最終的に形成さ
れた内容は、流れ方向最小値マトリックスDw(i)の
形で、白紙面反射濃度値を与えるものとなる。
【0032】ここで、以上のステップ2の処理を行うメ
モリコントローラ21の白紙面反射濃度情報作成部23
と、この処理に関連する内容を記憶する記憶装置30の
基準値メモリ31、流れ方向最少値メモリ36と、これ
らのメモリ内容に基づいてステップ2の演算を行う演算
装置26とにより、白紙面反射濃度情報作成手段が構成
されている。
【0033】<ステップ3>ステップ3では、各画素2
毎の反射濃度値の変動許容範囲の上下限を規定する増加
側および減少側の許容値を作成する。これらの増加側お
よび減少側の各許容値は、各画素2の反射濃度値の基準
値である基準反射濃度値からの変動許容幅である。先
ず、基準値メモリ31の内容から流れ方向最少値メモリ
36の内容を減じ、各画素2毎に、流れ直交方向毎に形
成された流れ方向最少値(白紙面反射濃度値)をベース
値とした反射濃度値を求め、これを増加側許容値メモリ
34に記憶させる。つまり、Ds(i,j)−Dw
(i)の演算を行う。
【0034】次に、増加側許容値メモリ34の内容を、
最大反射濃度値メモリ37に記憶された最大反射濃度値
DDで除した後、係数メモリ40に記憶された係数Kを
乗じ、さらに定数1を加え、この値を増加側許容値メモ
リ34に置き換えて記憶させる。続いて、増加側許容値
メモリ34の内容に、白紙面許容係数メモリ38に記憶
された白紙面許容係数Kwを乗じ、この値を増加側許容
値メモリ34に置き換えて記憶させる。つまり、
[{(Ds(i,j)−Dw(i))/DD}*K+
1]*Kwの演算を行う。
【0035】また、得られた増加側許容値メモリ34の
内容、つまり、[{(Ds(i,j)−Dw(i))/
DD}*K+1]*Kwの値を、減少側許容値メモリ3
5に各画素2毎に対応させて写す。このようにして、増
加側許容値メモリ34および減少側許容値メモリ35に
は、各画素2毎に、その反射濃度値の大きさに応じた許
容値の基本部分が形成される。
【0036】なお、白紙面許容係数Kwとは、白紙面部
分に与える反射濃度の許容値である。このことは、白紙
面の反射濃度値は0であるため、Ds(i,j)−Dw
(i)=0となり、許容値の基本部分である[{(Ds
(i,j)−Dw(i))/DD}*K+1]*Kwの
値がKwとなることから確認できる。また、最大反射濃
度値DDとは、印刷物表面上で考えられる一番濃い部分
の反射濃度値であり、(Ds(i,j)−Dw(i))
/DDにより、各画素2の反射濃度値の最大反射濃度値
DDに対する比率を求めている。通常、DD=1.5な
どとされる。仮に、この最大反射濃度値DDを極めて大
きくすると、前記比率は0に近い値となり、全ての画素
2について均一な許容値Kwが与えられることになる。
そして、係数Kは、次のような意味を持つ。例えば、D
D=1.5とすると、K=1の場合には、Ds(i,
j)−Dw(i)=0〜1.5の変化に対して、前記許
容値の基本部分の値は、Kw〜2*Kwと変化する。さ
らに、K=2の場合には、Kw〜3*Kwと変化し、K
=3の場合には、Kw〜4*Kwと変化する。従って、
係数Kは、濃度の濃い部分の許容値を、白紙面部分の許
容値の何倍に設定するか、つまり許容値の傾きを調整す
るためのものである。
【0037】その後、前述の如く許容値の基本部分を形
成した後において、最大値メモリ32の内容から基準値
メモリ31の内容を減じ、さらに増加側許容値メモリ3
4の内容を加え、この値を増加側許容値メモリ34に置
き換えて記憶させる。つまり、[{(Ds(i,j)−
Dw(i))/DD}*K+1]*Kw+{Dm(i,
j)−Ds(i,j)}の演算を行う。また、基準値メ
モリ31の内容から最小値メモリ33の内容を減じ、さ
らに減少側許容値メモリ35の内容を加え、この値を減
少側許容値メモリ35に置き換えて記憶させる。つま
り、[{(Ds(i,j)−Dw(i))/DD}*K
+1]*Kw+{Ds(i,j)−Di(i,j)}の
演算を行う。
【0038】そして、これらの処理によって、増加側許
容値メモリ34には、各画素2毎の反射濃度値の変動許
容範囲の上限を規定する増加側許容値が、増加側許容値
マトリックスDam(i,j)の形で形成され、一方、
減少側許容値メモリ35には、各画素2毎の反射濃度値
の変動許容範囲の下限を規定する減少側許容値が、減少
側許容値マトリックスDai(i,j)の形で形成され
る。
【0039】ここで、以上のステップ3の処理を行うメ
モリコントローラ21の許容値演算部24と、この処理
に関連する内容を記憶する記憶装置30の基準値メモリ
31、最大値メモリ32、最小値メモリ33、増加側許
容値メモリ34、減少側許容値メモリ35、流れ方向最
少値メモリ36、最大反射濃度値メモリ37、白紙面許
容係数メモリ38、係数メモリ40と、これらのメモリ
内容に基づいてステップ3の演算を行う演算装置26と
により、許容値演算手段が構成されている。なお、以上
に述べた処理で、監視前準備ステップを完了する。
【0040】<ステップ4>ステップ4では、監視すべ
き印刷物表面に対して次のような処理を行う不良品監視
ステップに入る。先ず、監視すべき印刷物表面の各画素
2の反射濃度値を検出手段17を用いて測定し、これら
の測定値を測定値メモリ41の所定位置(各画素2に対
応した位置)に記憶させ、測定値マトリックスDk
(i,j)を形成する。なお、kは、k番目の印刷物表
面を意味する。
【0041】次に、測定値マトリックスDk(i,j)
と基準値マトリックスDs(i,j)とを比較し、これ
らの差Dk(i,j)−Ds(i,j)が正のときに
は、これらの差が増加側許容値マトリックスDam
(i,j)よりも大きい場合に不良品と判定するととも
に、印刷物制御装置50によりオペレータへの表示や警
報等の各種の不良処理を行う。また、測定値マトリック
スDk(i,j)と基準値マトリックスDs(i,j)
とを比較し、これらの差Dk(i,j)−Ds(i,
j)が負のときには、これらの差の絶対値が減少側許容
値マトリックスDai(i,j)よりも大きい場合に不
良品と判定するとともに、印刷物制御装置50により各
種の不良処理を行う。さらに、Dk(i,j)=Ds
(i,j)の場合も含めてその他の場合には、正常な良
品と判定する。
【0042】このような処理を二枚目以降の各印刷物表
面に対して繰り返し行い、印刷物監視が必要とされる期
間中、常に継続させて実行させるか、あるいは監視必要
枚数分だけ実行させる。
【0043】ここで、以上のステップ4の処理を行うメ
モリコントローラ21の監視部25と、この処理に関連
する内容を記憶する記憶装置30の基準値メモリ31、
測定値メモリ41と、これらのメモリ内容に基づいてス
テップ4の演算を行う演算装置26とにより、監視手段
が構成されている。
【0044】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、各画素2の反射濃度値の変動許
容範囲(Dam(i,j),Dai(i,j))は、従
来のように各画素2について一律に設定されるのではな
く、ステップ3で述べた如く、許容値演算手段により、
白紙面反射濃度値(Dw(i))および基準印刷面情報
(Ds(i,j),Dm(i,j),Di(i,j))
に基づいて演算されて各画素2毎に定められるので、各
画素2の反射濃度値の大きさに応じて、つまり各画素2
の明るさに応じて定めることができるため、きめ細かい
印刷不良判定を行うことができ、装置10の検査能力の
向上を図ることができる。
【0045】また、ステップ3において許容範囲を定め
る際に用いられる反射濃度のベース値となる白紙面反射
濃度値(Dw(i))は、ステップ2に示す如く、白紙
面反射濃度情報作成手段により、一連の検査動作中に自
動的に作成されるので、従来のように新たな印刷作業を
行う都度、すなわち印刷用紙を替える都度に、印刷前の
状態の印刷用紙の表面(白紙面)の反射光量を検出する
という特別な作業を行う必要はなくなり、装置10の取
り扱いの容易化を図ることができる。
【0046】さらに、ステップ3に示す如く、各画素2
の基準反射濃度値(Ds(i,j))と白紙面反射濃度
値(Dw(i))との差が大きい程、許容範囲(Dam
(i,j),Dai(i,j))が広く定められるの
で、装置10の検査能力の向上をより一層確実に図るこ
とができる。つまり、各画素2の反射濃度値(明るさ)
の変動量は、明るい場合(基準反射濃度値が小さい場
合)の方が、暗い場合(基準反射濃度値が大きい場合)
に比べて小さくなるという特性があるため、この特性を
的確に反映させた許容範囲の設定を実現できる。
【0047】そして、ステップ2に示す如く、反射濃度
のベース値となる白紙面反射濃度値は、印刷物表面の流
れ方向に並べて配置された画素2の集合を一単位として
この単位毎に、流れ方向最小値マトリックスDw(i)
の形で作成されるので、流れ直交方向について生じる装
置10の光源ムラや検出センサ11を構成する受光素子
12のムラ等の影響を排除できるため、全ての画素2に
ついて同一のベース値を用いる場合に比べ、装置10の
検査能力を向上させることができる。
【0048】また、装置10には、印刷制御装置50が
設けられているので、オペレータへの表示や警報、ある
いは不良印刷物へのマーキングを行うことができるう
え、不良印刷物排紙装置を起動することにより不良印刷
物の良品印刷物中への混入を防止することができる。
【0049】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形
等は本発明に含まれるものである。すなわち、前記実施
例では、各画素2の反射濃度のベース値となる白紙面反
射濃度値は、印刷物表面の流れ方向に並べて配置された
画素2の集合を一単位としてこの単位毎に、流れ方向最
小値マトリックスDw(i)の形で作成されていたが、
全ての画素2について同一のベース値(白紙面反射濃度
値)を用いるようにしてもよい。しかし、前記実施例の
ように流れ方向最小値マトリックスDw(i)の形で作
成することが、装置10の検査能力向上の点で好まし
い。
【0050】また、前記実施例では、変動許容範囲は、
基準値マトリックスDs(i,j)に対する相対値で示
された増加側許容値マトリックスDam(i,j)およ
び減少側許容値マトリックスDai(i,j)により規
定されていたが、これらの上下限値をベース値からの絶
対値として変動許容範囲を規定してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、各
画素の反射濃度値の許容範囲は、従来のように各画素に
ついて一律に設定されるのではなく、許容値演算手段に
より、白紙面反射濃度値および基準印刷面情報に基づい
て演算されて各画素毎に定められるので、各画素の反射
濃度値の大きさに応じて、つまり各画素の明るさに応じ
て定めることができるため、きめ細かい印刷不良判定を
行うことができ、装置の検査能力の向上を図ることがで
きるという効果がある。
【0052】また、許容値演算手段で許容範囲を定める
際に用いられる反射濃度のベース値となる白紙面反射濃
度値は、白紙面反射濃度情報作成手段により、一連の検
査動作中に自動的に作成されるので、従来のように新た
な印刷作業を行う都度、すなわち印刷用紙を替える都度
に、印刷前の状態の印刷用紙の表面(白紙面)の反射光
量を検出するという特別な作業を行う必要はなくなり、
装置の取り扱いの容易化を図ることができるという効果
がある。
【0053】さらに、許容値演算手段を、各画素の基準
反射濃度値と白紙面反射濃度値との差が大きい程、許容
範囲を広く定める構成とした場合には、各画素の反射濃
度値(明るさ)の変動量は、明るい場合(基準反射濃度
値が小さい場合)の方が、暗い場合(基準反射濃度値が
大きい場合)に比べて小さくなるという特性があるた
め、この特性を的確に反映させた許容範囲の設定を実現
でき、装置の検査能力の向上をより一層確実に図ること
ができるという効果がある。
【0054】そして、白紙面反射濃度情報作成手段を、
印刷物表面の流れ方向に並べて配置された画素の集合を
一単位として流れ直交方向にこの単位毎に白紙面反射濃
度値を作成する構成とした場合には、流れ直交方向につ
いて生じる監視装置の光源ムラや検出センサを構成する
受光素子ムラ等の影響を排除できるので、装置の検査能
力の向上をより一層図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の印刷物監視装置とこの監視
対象である印刷用紙との配置関係を示す斜視図。
【図2】前記実施例の印刷物表面を複数の画素に分割し
た状態の説明図。
【図3】前記実施例の印刷物監視装置の全体構成の詳細
図。
【図4】前記実施例のステップ1〜3(監視前準備ステ
ップ)の処理の流れ図。
【図5】前記実施例のステップ4(不良品監視ステッ
プ)の処理の流れ図。
【符号の説明】
1 印刷用紙(ウェブ) 2 画素 10 印刷物監視装置 11 検出手段を構成する検出センサ 17 検出手段 20 中央処理装置 21 メモリコントローラ 22 基準印刷面情報作成手段を構成する基準印刷面情
報作成部 23 白紙面反射濃度情報作成手段を構成する白紙面反
射濃度情報作成部 24 許容値演算手段を構成する許容値演算部 25 監視手段を構成する監視部 26 基準印刷面情報作成手段、白紙面反射濃度情報作
成手段、許容値演算手段、および監視手段を構成する演
算装置 30 基準印刷面情報作成手段、白紙面反射濃度情報作
成手段、許容値演算手段、および監視手段を構成する記
憶装置 50 印刷制御装置 X 流れ直交方向 Y 流れ方向 Ds(i,j) 基準印刷面情報に相当する基準反射濃
度値である基準値マトリックス Dm(i,j) 基準印刷面情報に相当する最大値マト
リックス Di(i,j) 基準印刷面情報に相当する最小値マト
リックス Dw(i) 白紙面反射濃度値である流れ方向最小値マ
トリックス Dam(i,j) 許容範囲の上限を規定する増加側許
容値マトリックス Dai(i,j) 許容範囲の下限を規定する減少側許
容値マトリックス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物表面を複数の画素に分割し、測定
    した前記各画素の反射濃度値と前記各画素の反射濃度値
    の基準とされる基準反射濃度値とを比較し、前記各画素
    の反射濃度値が前記基準反射濃度値に対して許容範囲内
    にあるか否かで前記印刷物の良品・不良品の判定を行う
    印刷物監視装置において、 前記各画素の反射濃度値を検出する検出手段と、この検
    出手段を用いて良品状態の前記印刷物表面の各画素の反
    射濃度値を検出して前記基準反射濃度値を含む基準印刷
    面情報を作成する基準印刷面情報作成手段と、前記基準
    印刷面情報に基づいて反射濃度のベース値となる白紙面
    反射濃度値を作成する白紙面反射濃度情報作成手段と、
    前記白紙面反射濃度値および前記基準印刷面情報に基づ
    いて前記許容範囲を前記各画素毎に定める演算を行う許
    容値演算手段と、前記検出手段を用いて測定した前記各
    画素の反射濃度値が前記許容範囲内にあるか否かを判定
    して不良品の発生を監視する監視手段とを備えたことを
    特徴とする印刷物監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した印刷物監視装置にお
    いて、前記許容値演算手段は、前記各画素の基準反射濃
    度値と前記白紙面反射濃度値との差が大きい程、前記許
    容範囲を広く定める構成とされていることを特徴とする
    印刷物監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した印刷
    物監視装置において、前記複数の画素は、前記印刷物表
    面の流れ方向とこれに直交する方向とに分割されて形成
    され、前記白紙面反射濃度情報作成手段は、前記白紙面
    反射濃度値を、前記流れ方向に並べて配置された画素の
    集合を一単位として流れ直交方向にこの単位毎に作成す
    る構成とされていることを特徴とする印刷物監視装置。
JP7111504A 1995-05-10 1995-05-10 印刷物監視装置 Withdrawn JPH08300632A (ja)

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JP7111504A JPH08300632A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 印刷物監視装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004036198A1 (ja) * 2002-10-18 2006-02-16 株式会社キリンテクノシステム ガラス壜の検査装置における基準画像の作成方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004036198A1 (ja) * 2002-10-18 2006-02-16 株式会社キリンテクノシステム ガラス壜の検査装置における基準画像の作成方法及び装置

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