JPH08300298A - 用紙打抜装置 - Google Patents

用紙打抜装置

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Publication number
JPH08300298A
JPH08300298A JP11299595A JP11299595A JPH08300298A JP H08300298 A JPH08300298 A JP H08300298A JP 11299595 A JP11299595 A JP 11299595A JP 11299595 A JP11299595 A JP 11299595A JP H08300298 A JPH08300298 A JP H08300298A
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JP
Japan
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paper
sheet
punching
grip
gripper bar
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Pending
Application number
JP11299595A
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English (en)
Inventor
Kenji Saito
健司 齋藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】用紙供給部Aによるグリップ3への用紙pの供
給において、用紙p毎にグリップが異なる咥え幅によっ
て用紙の前端部を咥えたような場合においても、用紙を
用紙打抜部に対して常に定位置に位置決めできるように
することにある。 【構成】グリッパーバー2のグリップ3にて咥えられた
用紙pに表示されたマークkの位置を検出する検出部1
6と、該検出部16による表示マークkの位置検出信号
に基づいて用紙打抜部Bにて一旦停止する前記グリッパ
ーバー2を回転送行方向に所定距離xだけ押圧して用紙
pの位置を定位置に補正する用紙位置決め部Gとを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板紙などの用紙を各種
形状の紙器ブランクシートや印刷シートとして打ち抜く
ための用紙打抜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、板紙などの用紙を各種形状の紙
器ブランクシートや印刷シートに打ちくための用紙打抜
装置は、図6の装置の全体概要側面図に示すように、装
置本体の前後に配置した駆動回転スプロケット4、5に
巻回され、且つ幅方向両側に対向設置した一対の間欠回
転送行するエンドレスチェーン1を備え、該チェーン1
に等間隔に複数のグリッパーバー2が架設されて、該グ
リッパーバー2はエンドレスチェーン1の回転により矢
印方向に送行する。
【0003】前記グリッパーバー2は、図7(a)の拡
大概要側面図に示すように、エンドレスチェーン1のリ
ングプレート1aに一体的に取り付け固定されたブラケ
ット6と、該ブラケット6に対して回転送行方向にスラ
イド移動可能に嵌挿したシャフト7の一端部に取り付け
られ、バネ8によって常に送行方向に対して逆方向に付
勢され、ストッパー7aによってブラケット6より抜け
落ちないように取り付けられ、バネ8に抗して送行方向
にスライド移動可能となっている。
【0004】該グリッパーバー2には、用紙pを咥える
複数のグリップ3(咥爪)が配列され、支軸3aを介し
て上側の咥爪は開閉可能であり、バネ(図示せず)の付
勢により通常は閉鎖し、該バネに抗して開放できるよう
になっている。
【0005】図6に示すように、一方のスプロケット4
側には、開放するグリップ3に対して1枚ずつ用紙pを
供給するフィードベルト11とフィードロール12によ
る用紙供給部Aを備えている。
【0006】また、グリッパーバー2の送行路相当部に
は、該グリッパーバー2の間欠送行により前記グリップ
3の閉鎖により咥えられて搬入する用紙pを打ち抜くた
めの打抜部Bを備え、打抜刃21aが装着されている固
定の上部打抜板21と、上下方向に反復プレス動作する
下部プレス板22とを備える。
【0007】該グリッパーバー2の送行路相当部の用紙
打抜部Bより下流側には、打ち抜かれた用紙p1 を揃え
て排出積載する排紙部Dを備える。なお、必要に応じ
て、前記打抜部Bと排紙部Dとの間の該グリッパーバー
2送行路相当部には、打ち抜かれた用紙p1 より打抜か
すやブランクシートを分離するセパレーター部Cを備え
る。
【0008】このような従来の用紙打抜装置において
は、間欠送行するグリッパーバー2のグリップ3により
咥えられた用紙pは、用紙打抜部Bの上部打抜板21と
下部プレス板22との間に供給され、グリッパーバー2
が下部プレス板22を通り過ぎたところで一旦停止し、
続いて、上部打抜板21方向に下部プレス板22が上昇
動作して押圧し、上部打抜板21と下部プレス板22と
の間で用紙pを打ち抜くものである。
【0009】ところで、上記従来の用紙打抜装置におい
て、図6に示すように、用紙打抜部Bの下部プレス板2
2の両側方の前部には、一定区間を昇降動作し、且つ送
行方向に前進・後退する用紙位置決め部Eを備える。
【0010】用紙位置決め部Eは、間欠送行する1つの
グリッパーバー2が、用紙打抜部Bの下部プレス板22
を通り過ぎたところで一旦停止した際に、該グリッパー
バー2のみを、前記バネ8に抗して回転送行方向に、あ
る一定距離Xだけ押圧して移動させることにより、該グ
リッパーバー2を定位置に位置決めして、グリップ3に
咥えられている用紙pを用紙打抜部Bに対して定位置に
位置決めするためのものである。
【0011】図7(a)は、用紙打抜部C及び用紙位置
決め部Eの拡大側面図であり、従来の用紙位置決め部E
は、エアシリンダーなどの昇降駆動手段25の上向き作
動ロッド25aの先端部に、エアーシリンダーなどの水
平方向に進退する水平駆動手段26を取り付け、該手段
26の作動ロッド26aの先端部に押圧板27を取り付
けたものである。
【0012】図7(a)に示すように、エンドレスチェ
ーン1に取り付けたグリッパーバー2は、グリップ3に
て用紙pをその前端部を咥えて用紙打抜部B内に搬入
し、用紙打抜部Bを通過したところで一旦停止した後、
用紙位置決め部Eが定位置まで上昇する。
【0013】次に、昇降駆動手段25により水平駆動手
段26は点線で示す位置まで上昇して停止する。
【0014】続いて、図7(b)に示すように、水平駆
動手段26により押圧板27が一定距離xだけ前進し
て、グリッパーバー2が押圧板27により押圧されて送
行方向にxだけ移動し、これによって、グリップ3の位
置は、用紙打抜部Bの定位置に位置決めされ、結果的に
用紙pの位置は、用紙打抜部Bに対して定位置に位置決
めされることになり、移動後は、直ちに、下部プレス板
22が1ストローク動作して、上部打抜板21と下部プ
レス板22との間で、用紙pを打抜型21aによって打
ち抜き、以上の動作を繰り返すことにより用紙pを所定
形状に打ち抜くものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の用紙打抜装
置における用紙位置決め装置Eによる用紙pの位置決め
は、用紙pを咥えたグリップ3の位置を用紙打抜部Bに
対して定位置に位置決めすることによって行うものであ
るため、前記グリップ3が、用紙pの前端部を常に同じ
咥え幅によって咥えることが前提となっている。
【0016】そのため、例えば、用紙供給部Aによるグ
リップ3への用紙供給動作が多少不安定であるとか、用
紙pが温湿度の影響で歪みが生じて、用紙供給状態が安
定せず、グリップ3が異なる咥え幅によって用紙pの前
端部を咥えたような場合は、前記用紙位置決め部Eにて
該グリップ3を定位置に位置決めした際に、グリップ3
に咥えられている用紙pは必ずしも用紙打抜部Bの定位
置に位置決めされるとは限らず、用紙打抜部Bに対して
用紙pを常に定位置に位置決めすることが困難であっ
た。
【0017】本発明の目的は、用紙供給部によるグリッ
プへの用紙の供給において、用紙毎に異なる咥え幅によ
ってグリップが用紙の前端部を咥えたような場合におい
ても用紙を用紙打抜部に対して常に定位置に位置決めで
きるようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、間欠送行する
グリッパーバー2のグリップ3にて咥えられた用紙pに
表示されたマークkの位置を検出する検出部16と、該
検出部16による表示マークkの位置検出信号に基づい
て用紙打抜部Bにて一旦停止する前記グリッパーバー2
を回転送行方向に所定距離X(k) だけ押圧して用紙pの
位置を定位置に補正する用紙位置決め部Gとを備えたこ
とを特徴とする用紙打抜装置である。
【0019】
【実施例】本発明は、図1に示すように、間欠回転送行
するエンドレスチェーン1に等間隔に回転送行方向に対
して逆方向に付勢するバネを介して架設された複数のグ
リッパーバー2と、該グリッパーバー2のグリップ3に
対して用紙pを供給する用紙供給部Aと、供給後の用紙
pに表示されたマークkの位置を検出する検出部16
と、用紙pを打ち抜くための該グリッパーバー2の送行
路相当部に設置された用紙打抜部Bと、該用紙打抜部B
より該グリッパーバー2の送行路相当部下流側に設置さ
れた用紙排紙部Dと、前記検出部16による表示マーク
kの位置検出信号に基づいて前記用紙打抜部Bにて一旦
停止する前記グリッパーバー2を回転送行方向に所定距
離xだけ押圧して用紙pの位置を定位置に補正する用紙
位置決め部Gを備えたものである。
【0020】本発明の用紙打抜装置の一実施例を以下に
詳細に説明する。
【0021】図1は、一実施例における用紙打抜装置の
全体を示す概要側面図であり、エンドレスチェーン1
は、装置本体の幅方向両側に対向して設けられ、装置本
体の前後部に設けられたスプロケット4、5(いずれか
一方のスプロケットは駆動モーター側と連動する駆動系
スプロケット)に巻回して、回転と停止とを繰り返して
間欠回転送行する。
【0022】前記対向する一対のエンドレスチェーン1
には、等間隔に複数のグリッパーバー2が架設され、各
々グリッパーバー2は、エンドレスチェーン1にその回
転送行方向に対して逆方向に付勢するバネを介して回転
方向にスライド移動可能に取り付けられ、該各グリッパ
ーバー2には、上下に対向して開閉動作するグリップ3
が装置の幅方向に複数配列して取り付けられている。
【0023】一方のスプロケット4側には、開放するグ
リップ3に対して1枚ずつ用紙pを供給するフィードベ
ルト11とフィードロール12による用紙供給部Aを備
えている。
【0024】また、グリッパーバー2の送行路相当部に
は、該グリッパーバー2の間欠送行により前記グリップ
3の閉鎖により咥えられて搬入する用紙pを打ち抜くた
めの打抜部Bを備え、打抜刃21aが装着されている固
定の上部打抜板21と、上下方向に反復プレス動作する
下部プレス板22とを備える。
【0025】該グリッパーバー2の送行路相当部の用紙
打抜部Bより下流側には、打ち抜かれた用紙p1 を揃え
て排出積載する排紙部Dを備える。なお、必要に応じ
て、前記打抜部Bと排紙部Dとの間の該グリッパーバー
2送行路相当部には、打ち抜かれた用紙p1 より打抜か
すやブランクシートを分離するセパレーター部Cを備え
る。
【0026】図2は、一実施例における用紙打抜装置の
用紙供給部A及び用紙打抜部Bの拡大概要斜視図であ
り、複数のグリッパーバー2に装置本体幅方向に所定間
隔を以て配列された用紙pを咥える上下に対向する複数
のグリップ3(咥爪)は、上側の咥爪が支軸3aを介し
て開閉動作でき、バネ(図示せず)の付勢により通常は
閉鎖し、該バネに抗して開放できるようになっている。
なお、上側の咥爪の開閉動作機構は、本発明においては
特に限定されるものではないが、例えば、該支軸3aの
端部に取り付けたカムフォロア(図示せず)を、エンド
レスチェーン1送行路近傍の適宜定位置に配置にした咥
爪開放用の静止カム、咥爪閉鎖用の動作カム(エアーシ
リンダー、駆動ギアなどにて回動する可動カム)によっ
て開放動作タイミング毎に開閉動作させるものである。
【0027】このように上記用紙打抜装置においては、
間欠送行するグリッパーバー2のグリップ3により咥え
られた用紙pは、用紙打抜部Bの上部打抜板21と下部
プレス板22との間に供給され、グリッパーバー2が下
部プレス板22を通り過ぎたところで一旦停止し、続い
て、上部打抜板21方向に下部プレス板22が上昇動作
して押圧し、上部打抜板21と下部プレス板22との間
で用紙pを打ち抜く。
【0028】上記本発明の用紙打抜装置において、図1
に示すように、用紙打抜部Bの下部プレス板22の両側
方の前部に、一定区間を昇降動作し且つ送行方向に、所
定距離だけ前進・後退する用紙位置決め部Gを備える。
【0029】用紙位置決め部Gは、用紙打抜部Bにて一
旦停止する前記グリッパーバー2を回転送行方向に所定
距離xだけ押圧して用紙pを位置決めするものであり、
用紙位置決め部Gのグリッパーバー2を前進・後退させ
る機構しては、垂直動作と水平動作とを組合せたレシプ
ロ動作機構によるもの、あるいはロータリー動作機構に
よるものなど本発明においては特に限定されるものでは
ない。
【0030】前記用紙位置決め部Gは、レシプロ動作機
構として、例えば、図1に示すように、エアシリンダー
などの昇降駆動手段25の上向き作動ロッドの先端部
に、エアーシリンダーなどの水平方向に進退する水平駆
動手段26を取り付け、該手段26の作動ロッドの先端
部に押圧板27を取り付け、前記昇降駆動手段25は、
固定フレーム28に対してグリッパーバー2の送行方向
前後にスライド移動可能に取り付けられ、駆動モーター
M(パルスモーター、サーボモーター)により所定距離
±Δxだけ移動させることができる。
【0031】また、その他の用紙位置決め部Gとして
は、例えば、下部プレス板22の前側方に、モーター駆
動ギア、あるいはロータリーエアシリンダーなどにより
反復駆動回転する偏芯カム若しくはフィンガー(図示せ
ず)のカム周面若しくはフィンガー先端によりグリッパ
ーバー2を押圧・解除動作するようなロータリー動作に
よる押圧動作機構を設けるようにしてもよい。
【0032】上記用紙位置決め部Gは、間欠送行する1
つのグリッパーバー2が用紙打抜部Bの下部プレス板2
2を通り過ぎたところで一旦停止した際に、該グリッパ
ーバー2のみを、前記押圧板27によって回転送行方向
に僅かに所定距離X(k) だけ押圧してスライド移動させ
ることにより、該グリッパーバー2を所定位置に位置決
めして、グリップ3に咥えられている用紙pを、用紙打
抜部Bに対して定位置に位置決めするためのものであ
る。
【0033】グリッパーバー2は、図3(a)に示すよ
うに、エンドレスチェーン1のリングプレート1aに一
体的に取り付け固定されたブラケット6と、該ブラケッ
ト6に対して回転送行方向にスライド移動可能に嵌挿し
たシャフト7の一端部に取り付けられ、バネ8によって
常に送行方向に対して逆方向に付勢され、ストッパー7
aによってブラケット6より抜け落ちないように取り付
けられ、これによってエンドレスチェーン1に対してバ
ネ8に抗して回転送行方向にスライド移動可能となって
いる。
【0034】上記用紙位置決め部Gは、図3(b)の概
要側面図、及び図5の平面図に示すように、エアシリン
ダーなどの昇降駆動手段25の上向き作動ロッド25a
の先端部に、エアーシリンダーなどの水平方向に進退す
る水平駆動手段26を取り付け、該手段26の作動ロッ
ド26aの先端部に押圧板27を取り付け、前記昇降駆
動手段25は、固定フレーム28に対してグリッパーバ
ー2の送行方向前後にリニアガイド28aに沿ってスラ
イド移動可能に取り付けられ、駆動モーターM(パルス
モーター、サーボモーター)の駆動により、予め設定し
た昇降駆動手段25の固定フレーム28に対する原点位
置に対して、所定距離±Δx(補正量)だけ移動して補
正されるものである。なお、昇降駆動手段25の移動位
置の検出は、駆動モーターMと連動回転するロータリー
エンコーダ、あるいはリニアガイド28aに設けられた
リニアエンコーダにより行う。
【0035】図1に示すように、本発明の用紙打抜装置
は、用紙pを供給する用紙供給部Aよりグリップ3に供
給された後の用紙pに表示されたマークk(図2参照)
の位置を検出する検出部16を備える。なお該検出部1
6は、リニア型CCDセンサー(エリア型CCDセンサ
ーでもよい)あるいは反射型のフォトセンサーなどが使
用でき、検出するマークkは、線形状マーク、四角形状
マーク、円形状マークなどがある。
【0036】また、検出部16によるマークkの検出動
作は、一旦停止中のグリッパーバー2のグリップ3が、
用紙供給部Aにより供給される用紙pの前端部を咥え動
作終了した後において、検出部16が停止中における用
紙pのマークkを検出することにより得られる予め設定
した基準位置(検出部16の設置位置)に対するマーク
kの相対位置(位置ずれ量;mm)を検出して、それを
検出信号tとする。
【0037】あるいは、一旦停止中のグリッパーバー2
のグリップ3が、用紙供給部Aにより供給される用紙p
の前端部を咥え動作(咥爪閉鎖動作)終了した後におい
て、該グリッパーバー2が該用紙pを咥えた状態で再送
行動作を開始した時点より、検出部16が通過するマー
クkを最初に検出するまでの間の経過時間(秒)を検出
信号tとして検出して後に相対位置(mm)に変換して
もよい。
【0038】なお、前記検出部16により検出される検
出信号tの大部分は、グリップ3による用紙pの咥え幅
(mm)以内、又はその咥え幅を用紙供給速度(mm/
秒)で割った値(秒)の範囲内に入るものである。
【0039】図1に示すように、前記用紙位置決め部G
は、前記検出部16にてマークkを検出することにより
得られた検出信号tを、駆動モーターMの動作制御信号
に変換するための信号コンバータ、演算部、シーケンサ
などを搭載したプログラマブルコントローラ、マイクロ
プロセッサなどの制御部29を備える。
【0040】制御部29は、前記検出信号tを、その信
号に対応する駆動モーターMの動作制御信号に変換し、
該信号に基づいて駆動モーターM(パルスモーター、サ
ーボモーター)を動作させ、前記用紙位置決め部Gおけ
る昇降駆動手段25に螺着した送行方向への駆動シャフ
ト25aを回転させて、昇降駆動手段25を固定フレー
ム28に沿って所定距離±Δx(補正量)だけ移動させ
ることにより押圧板27の水平方向への押圧動作の原点
位置(起点位置)を補正する。
【0041】なお、検出部16による基準検出信号t1
(補正量±0となる検出信号t)の設定方式について
は、本発明の装置においては特に限定されるものではな
い。
【0042】基準検出信号t1 とリアルタイムの検出信
号tとの差分と補正量(±Δx)との対応関係は互いに
1:1の比例関係となるように設定することが適当であ
る。
【0043】例えば、基準検出信号t1 は、検出部16
による検出信号tのうち中間値又はその近傍のある値を
設定してもよいし、あるいは検出信号tのうち両端値又
はその近傍のある値を設定してもよい。
【0044】例えば、中間値又はその近傍のある値を基
準検出信号t1 として設定した場合には、検出信号t=
1 であれば補正量が±0となるように、前記制御部2
9をプリセットし、t1 <tであればt−t1 に見合う
+補正量(+Δx)、t1 >tであればt−t1 に見合
う−補正量(−Δx)を比例関係を以て設定するもので
ある。
【0045】本発明の用紙打抜装置は、例えば、用紙位
置決め部Gを使用しない状態で、グリッパーバー2を試
験的に送行動作させ、用紙供給部Aにて各グリッパーバ
ー2に用紙pを咥えさせ、順次、打抜部Bにて用紙pを
打ち抜きして、その打ち抜かれたそれぞれ用紙p1 にお
ける打ち抜き位置の送行方向での各々ずれ量を目視によ
り確認し、各グリッパーバー2固有のズレ量をチェック
して、各グリッパーバー2毎の前記固有のズレ量に見合
う適性な修正量を、位置決め制御信号として制御部29
にインプットした上で、その制御信号に基づいて用紙位
置決め部Gを制御動作させながら、本稼働による打ち抜
き操作を行うようにすることは可能である。
【0046】次に本発明の用紙打抜装置の動作順序を、
図2、図3(a)〜(b)及び図4(a)〜(b)に従
って以下に詳細に説明する。
【0047】まず、図2、及び図3(a)に示すよう
に、用紙供給部Aは、エンドレスチェーン1に取り付け
たグリッパーバー2は、送行動作を一旦停止中に、上側
の咥爪が開放動作(点線表示)するグリップ3内に用紙
pの前端部が嵌入し、上側の咥爪が閉鎖動作することに
より用紙pを咥える。
【0048】続いて、停止中の前記エンドレスチェーン
1が矢印方向に送行を再開し、用紙pはグリップ3に咥
えられながら送行し、検出部16は用紙pのマークkを
検出して、検出信号tを制御部29に出力する。
【0049】続いて、図3(b)に示すように、用紙p
は、用紙打抜部B内に搬入されて、グリッパーバー2が
用紙打抜部Bを通過したところでチェーン1は回転送行
を一旦停止する。
【0050】続いて、図4(a)に示すように、用紙位
置決め部Gの昇降駆動部25が動作して、作動ロッド2
5aの上端部に取り付けた水平駆動手段26が定位置
(実線の定位置)まで上昇するとともに、駆動モーター
M(パルスモーター)が、前記検出信号tに対応して制
御部29により変換されたモーター駆動制御信号(所定
パルス数)に基づいて所定回転数だけ回転し、前記昇降
駆動手段25を予め設定された原点位置より水平方向に
所定距離(±Δx;補正量)だけ移動させる。
【0051】続いて、図4(b)に示すように、水平駆
動手段26により押圧板27が一定距離xだけ前進し
て、グリッパーバー2は、押圧板27により押圧されて
送行方1にx±Δx=X(k) だけ移動し、これによって
グリップ3は、前記検出部16による検出信号tに対応
する補正量(±Δx)が加算されて、用紙打抜部Bの所
定位置に補正されて位置決めされ、該グリップ3に咥え
られている用紙pは、用紙打抜部B(上部打抜板21の
打抜刃21a)に対して、定位置に位置決めされる。
【0052】続いて、直ちに、下部プレス板22が1ス
トローク動作して、上部打抜板21と下部プレス板22
との間で、用紙pを打抜型21aによって打ち抜き、以
上の動作を繰り返すことにより用紙pの定位置を所定形
状に打ち抜くものである。
【0053】
【作用】本発明の用紙打抜装置は、グリップ3に供給さ
れた後の用紙pに表示されたマークkの位置を検出する
検出部16による表示マークkの位置検出信号tに対応
する駆動制御信号に基づいて、用紙打抜部Bにて一旦停
止する前記グリッパーバー2を回転送行方向に所定距離
X(k) だけ押圧して用紙pの位置を定位置に補正する用
紙位置決め部Gを備えたので、検出部16による打ち抜
き前の用紙pの表示マークkを各用紙p毎に検出して、
そのマークkの位置ずれを検出信号tとして検出できる
とともに、供給される用紙p毎のグリップ3に対する用
紙pの咥え幅a(図5参照)の変動を確認できる。
【0054】そして、前記各用紙p毎の検出信号tに対
応するモーター駆動制御信号に基づいて、用紙位置決め
部Gを制御動作させることによって、各用紙p毎の用紙
打抜部Bに対する定位置への位置決めを行うことがで
き、グリップ3に対する咥え幅aが異なっても、常に用
紙pの定位置を打ち抜き加工することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の用紙打抜装置は、用紙供給部か
らグリップへの用紙の供給動作において、グリップが異
なる咥え幅によって用紙の前端部を咥えた場合において
も、用紙を用紙打抜部に対して常に定位置に位置決めで
き、常に用紙の定位置を打ち抜くことができる効果があ
り、用紙打ち抜き加工における打ち抜き位置精度の向上
と、カートンなど紙器ブランクシートをはじめとして、
用紙打抜装置を用いて打ち抜かれる各種形状用紙の形状
品質の安定に顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における用紙打抜装置の全体
を説明する概要側面図である。
【図2】本発明の一実施例における用紙打抜装置の用紙
供給部及び供給される用紙を説明する部分拡大斜視図で
ある。
【図3】(a)は本発明の一実施例における用紙打抜装
置の用紙供給部における概要側面図、(b)は本発明の
一実施例における用紙打抜装置の用紙打抜部における概
要側面図である。
【図4】(a)〜(b)は、本発明の一実施例における
用紙打抜装置の用紙打抜部における用紙位置決め部及び
その位置決め動作を説明する概要側面図である。
【図5】本発明の一実施例における用紙打抜装置の用紙
打抜部及び用紙位置決め部における部分平面図である。
【図6】従来の用紙打抜装置の全体を説明する概要側面
図である。
【図7】(a)〜(b)は、従来の用紙打抜装置の用紙
打抜部における用紙位置決め部及びその位置決め動作を
説明する概要側面図である。
【符号の説明】
1…エンドレスチェーン 1a…リングプレート 1b
…ジョイントピン 2…グリッパーバー 3…グリップ 4、5…スプロケ
ット 6…ブラケット 7…シャフト 8…バネ 11…フィードベルト 12…フィードロール 16…
検出部 21…上部打抜板 21a…打抜刃 22…下部プレス
板 25…昇降駆動手段 25a…作動ロッド 25b…ネジシャフト 26…水
平駆動手段 26a…作動ロッド 27…押圧板 28…固定フレー
ム 28a…リニアガイド 29…制御部 31…セパレーター 41…排紙台 A…用紙供給部 B…用紙打抜部 C…セパレート部
D…排紙部 E…用紙位置決め部 G…用紙位置決め部 M…駆動モ
ーター p…用紙 p1 …打抜用紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間欠送行するグリッパーバー2のグリップ
    3にて咥えられた用紙pに表示されたマークkの位置を
    検出する検出部16と、該検出部16による表示マーク
    kの位置検出信号に基づいて用紙打抜部Bにて一旦停止
    する前記グリッパーバー2を回転送行方向に所定距離X
    (k) だけ押圧して用紙pの位置を定位置に補正する用紙
    位置決め部Gとを備えたことを特徴とする用紙打抜装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030018885A (ko) * 2001-08-31 2003-03-06 장대현 커팅겸용 인쇄장치 및 그 공정
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