JPH08300193A - ドラム缶押しつぶし機及びドラム缶押しつぶし方法 - Google Patents
ドラム缶押しつぶし機及びドラム缶押しつぶし方法Info
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- JPH08300193A JPH08300193A JP13422796A JP13422796A JPH08300193A JP H08300193 A JPH08300193 A JP H08300193A JP 13422796 A JP13422796 A JP 13422796A JP 13422796 A JP13422796 A JP 13422796A JP H08300193 A JPH08300193 A JP H08300193A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B9/00—Presses specially adapted for particular purposes
- B30B9/32—Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
- B30B9/321—Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ドラム缶の圧縮を容易に行えるようにすると共
に、ドラム缶圧縮品の保管や運搬を容易にし、ギロチン
による切断を容易にする。 【解決手段】本体10は、略正方形のベース盤11を設
けており、ベース盤の略右半分の前後端には、前側支持
部材12及び後側支持部材13が垂直に立設されてい
る。両支持部材の上端には上部支持板14が水平に取り
付けられている。両支持部材間には、両支持部材に近接
しかつ横寸法がベース盤と同一の圧縮板20が設けられ
ている。上部支持板には、油圧シリンダ30が垂直に取
付られている。油圧シリンダの軸31は、上部支持板を
貫通して圧縮板に取り付けられている。軸の取付け位置
は、ベース盤の左端と右端間を2.3:1の比に分割す
る位置になっており、天板を除去し底板のみを有するド
ラム缶の天板側を左側にしてベース盤に左右均等に載置
したときに、ドラム缶が均等に潰されるようになってい
る。
に、ドラム缶圧縮品の保管や運搬を容易にし、ギロチン
による切断を容易にする。 【解決手段】本体10は、略正方形のベース盤11を設
けており、ベース盤の略右半分の前後端には、前側支持
部材12及び後側支持部材13が垂直に立設されてい
る。両支持部材の上端には上部支持板14が水平に取り
付けられている。両支持部材間には、両支持部材に近接
しかつ横寸法がベース盤と同一の圧縮板20が設けられ
ている。上部支持板には、油圧シリンダ30が垂直に取
付られている。油圧シリンダの軸31は、上部支持板を
貫通して圧縮板に取り付けられている。軸の取付け位置
は、ベース盤の左端と右端間を2.3:1の比に分割す
る位置になっており、天板を除去し底板のみを有するド
ラム缶の天板側を左側にしてベース盤に左右均等に載置
したときに、ドラム缶が均等に潰されるようになってい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム缶押しつぶ
し機及びドラム缶押しつぶし方法に関する。
し機及びドラム缶押しつぶし方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドラム缶押しつぶし機
は、例えば図4(a)に示すように、台1上に立設した
ドラム缶2を、上方に設けた圧縮板3をシリンダ4によ
って降下させることにより所謂提灯を畳むようにして圧
縮させていた。また、図4(b)に示すように、台1上
に横に倒したドラム缶2を垂直壁1aに立て掛け、側部
に設けた圧縮板3をシリンダ4によって垂直壁方向に移
動させることによりドラム缶を提灯を畳むようにして圧
縮させたものもあった。
は、例えば図4(a)に示すように、台1上に立設した
ドラム缶2を、上方に設けた圧縮板3をシリンダ4によ
って降下させることにより所謂提灯を畳むようにして圧
縮させていた。また、図4(b)に示すように、台1上
に横に倒したドラム缶2を垂直壁1aに立て掛け、側部
に設けた圧縮板3をシリンダ4によって垂直壁方向に移
動させることによりドラム缶を提灯を畳むようにして圧
縮させたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ドラム缶
押しつぶし機は、何れも円筒形のドラム缶を提灯状に潰
す必要があることから、圧縮後の厚さが、例えば高さ9
00mm,直径580〜600mmの標準的ドラム缶の
場合で150〜200mm程度と非常に厚くなり、圧縮
作業後の圧縮品の保管のための積み上げ作業が困難であ
り、積み上げた後も容易に倒れやすい等の問題がある。
また、圧縮品が円板形状であるため、床に置いて保管等
を行う場合に、矩形状のものに比べて床面積を余分に必
要とし、圧縮品の保管効率が悪いという問題もある。
押しつぶし機は、何れも円筒形のドラム缶を提灯状に潰
す必要があることから、圧縮後の厚さが、例えば高さ9
00mm,直径580〜600mmの標準的ドラム缶の
場合で150〜200mm程度と非常に厚くなり、圧縮
作業後の圧縮品の保管のための積み上げ作業が困難であ
り、積み上げた後も容易に倒れやすい等の問題がある。
また、圧縮品が円板形状であるため、床に置いて保管等
を行う場合に、矩形状のものに比べて床面積を余分に必
要とし、圧縮品の保管効率が悪いという問題もある。
【0004】また、このような圧縮品整理上の問題は、
圧縮品のトラック等による輸送の際にも問題になり、そ
の結果輸送コストを増大させるという問題にもなる。さ
らに、圧縮品は、通常ギロチンにより切断されてチップ
形状にされるのであるが、ギロチンの形状が500mm
□であるため、上記直径600mm程度の圧縮品は切断
し難く、また、圧縮品の厚みも厚く切断が更に困難であ
る。本発明は、上記した問題を解決しようとするもの
で、ドラム缶の圧縮を容易に行えると共に、保管や運搬
が容易でありかつギロチンによる切断も容易なドラム缶
の圧縮品を得ることの可能なドラム缶押しつぶし機を提
供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、
ドラム缶の圧縮を容易に行えると共に、この圧縮品の保
管や運搬が容易であり、かつ圧縮品のギロチンによる切
断も容易なドラム缶押しつぶし方法を提供することにあ
る。
圧縮品のトラック等による輸送の際にも問題になり、そ
の結果輸送コストを増大させるという問題にもなる。さ
らに、圧縮品は、通常ギロチンにより切断されてチップ
形状にされるのであるが、ギロチンの形状が500mm
□であるため、上記直径600mm程度の圧縮品は切断
し難く、また、圧縮品の厚みも厚く切断が更に困難であ
る。本発明は、上記した問題を解決しようとするもの
で、ドラム缶の圧縮を容易に行えると共に、保管や運搬
が容易でありかつギロチンによる切断も容易なドラム缶
の圧縮品を得ることの可能なドラム缶押しつぶし機を提
供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、
ドラム缶の圧縮を容易に行えると共に、この圧縮品の保
管や運搬が容易であり、かつ圧縮品のギロチンによる切
断も容易なドラム缶押しつぶし方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係るドラム缶押しつぶし機は、天板
が除去されており底板を有するドラム缶が横倒しされた
状態で一定位置に載置されるベース盤と、前記ベース盤
上に、前記一定位置に載置されたドラム缶を径方向に挟
む所定間隔で設けられ、前記ベース盤に対して垂直に延
びる一対の支持部材と、前記一対の支持部材の上端に固
定された上部支持板と、前記上部支持板の下側にて水平
状態で且つ前記支持部材に二辺が摺動可能に配置された
長方形の圧縮板と、前記上部支持板に垂直に取り付けら
れ且つ上下方向に移動可能な軸を設けてなり、前記一定
位置に載置されたドラム缶の略軸線上であって該軸線の
長さ中心よりも前記底板側に近い一定位置に相当する前
記圧縮板位置に前記軸の下端が取り付けられた圧縮板駆
動装置とを備え、前記ドラム缶は前記圧縮板の前記ベー
ス盤への投影面内に載置され、該ドラム缶が該ドラム缶
の径方向に押しつぶされて平板状とされることを特徴と
する。このドラム缶押しつぶし機において、前記軸の下
端の取り付け位置は、前記ベース盤の左端と右端間を
2.0〜2.6:1の比に分けた位置に相当する圧縮板
位置であることが好ましい。
に、上記請求項1に係るドラム缶押しつぶし機は、天板
が除去されており底板を有するドラム缶が横倒しされた
状態で一定位置に載置されるベース盤と、前記ベース盤
上に、前記一定位置に載置されたドラム缶を径方向に挟
む所定間隔で設けられ、前記ベース盤に対して垂直に延
びる一対の支持部材と、前記一対の支持部材の上端に固
定された上部支持板と、前記上部支持板の下側にて水平
状態で且つ前記支持部材に二辺が摺動可能に配置された
長方形の圧縮板と、前記上部支持板に垂直に取り付けら
れ且つ上下方向に移動可能な軸を設けてなり、前記一定
位置に載置されたドラム缶の略軸線上であって該軸線の
長さ中心よりも前記底板側に近い一定位置に相当する前
記圧縮板位置に前記軸の下端が取り付けられた圧縮板駆
動装置とを備え、前記ドラム缶は前記圧縮板の前記ベー
ス盤への投影面内に載置され、該ドラム缶が該ドラム缶
の径方向に押しつぶされて平板状とされることを特徴と
する。このドラム缶押しつぶし機において、前記軸の下
端の取り付け位置は、前記ベース盤の左端と右端間を
2.0〜2.6:1の比に分けた位置に相当する圧縮板
位置であることが好ましい。
【0006】また、上記目的を達成するために、上記請
求項2に係るドラム缶押しつぶし方法は、天板が除去さ
れており底板を有するドラム缶を横倒しにして且つ該天
板が除去された側が奥になるようにベース盤の一定位置
に載置するドラム缶載置工程と、前記ドラム缶上に配設
され且つ上下方向に移動可能な軸を設けた圧縮板駆動装
置を作動させてこの圧縮板を下降させ前記ドラム缶の全
部を径方向から平板状に押しつぶす押潰し工程とを備
え、前記軸の下端の取り付け位置は、前記ドラム缶の略
軸線上であって該軸線の長さ中心よりも前記底板側に近
い一定位置に相当する前記圧縮板位置であることを特徴
とする。このドラム缶押しつぶし方法において、前記軸
の下端の取り付け位置は、前記ベース盤の左端と右端間
を2.0〜2.6:1の比に分けた位置に相当する圧縮
板位置であることが好ましい。
求項2に係るドラム缶押しつぶし方法は、天板が除去さ
れており底板を有するドラム缶を横倒しにして且つ該天
板が除去された側が奥になるようにベース盤の一定位置
に載置するドラム缶載置工程と、前記ドラム缶上に配設
され且つ上下方向に移動可能な軸を設けた圧縮板駆動装
置を作動させてこの圧縮板を下降させ前記ドラム缶の全
部を径方向から平板状に押しつぶす押潰し工程とを備
え、前記軸の下端の取り付け位置は、前記ドラム缶の略
軸線上であって該軸線の長さ中心よりも前記底板側に近
い一定位置に相当する前記圧縮板位置であることを特徴
とする。このドラム缶押しつぶし方法において、前記軸
の下端の取り付け位置は、前記ベース盤の左端と右端間
を2.0〜2.6:1の比に分けた位置に相当する圧縮
板位置であることが好ましい。
【0007】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1に係るド
ラム缶押しつぶし機においては、ベース盤の一定位置で
あって圧縮板のベース盤への投影面内に横倒しした状態
のドラム缶を載置した後、圧縮板駆動装置により圧縮板
を降下させてドラム缶を水平状態で、即ちドラム缶の径
方向に押しつぶして平板状とする。これにより、ドラム
缶の圧縮後の形状は、例えば高さ900mm,直径58
0〜600mmの標準的ドラム缶の場合、略900×9
00mmの正方形になりかつその厚さも70mm程度と
従来の半分以下になる。そのため、圧縮品を積み重ねま
た倉庫等に保管したりするときに非常に積みやすくまた
崩れたりしないので保管に便利であると共に保管場所を
効率よく使用することができる。さらに、圧縮品をトラ
ック等により輸送するときにも、積みやすくかつ大量に
運搬することができるので、輸送コストを低減させるこ
とができる。さらに、圧縮品は、通常ギロチンにより切
断されてチップ形状にされるのであるが、圧縮後のドラ
ム缶の形状が略正方形等の矩形状でかつ厚みも薄いの
で、ギロチンによる切断が容易に行われかつ簡単に一定
形状のチップに切断することができる。
ラム缶押しつぶし機においては、ベース盤の一定位置で
あって圧縮板のベース盤への投影面内に横倒しした状態
のドラム缶を載置した後、圧縮板駆動装置により圧縮板
を降下させてドラム缶を水平状態で、即ちドラム缶の径
方向に押しつぶして平板状とする。これにより、ドラム
缶の圧縮後の形状は、例えば高さ900mm,直径58
0〜600mmの標準的ドラム缶の場合、略900×9
00mmの正方形になりかつその厚さも70mm程度と
従来の半分以下になる。そのため、圧縮品を積み重ねま
た倉庫等に保管したりするときに非常に積みやすくまた
崩れたりしないので保管に便利であると共に保管場所を
効率よく使用することができる。さらに、圧縮品をトラ
ック等により輸送するときにも、積みやすくかつ大量に
運搬することができるので、輸送コストを低減させるこ
とができる。さらに、圧縮品は、通常ギロチンにより切
断されてチップ形状にされるのであるが、圧縮後のドラ
ム缶の形状が略正方形等の矩形状でかつ厚みも薄いの
で、ギロチンによる切断が容易に行われかつ簡単に一定
形状のチップに切断することができる。
【0008】また、このドラム缶押しつぶし機において
は、圧縮板駆動装置の軸の下端が、前記一定位置に載置
されたドラム缶の略軸線上であって該軸線の長さ中心よ
りも前記底板側に近い一定位置に相当する前記圧縮板位
置に取り付けられている。従って、圧縮板の押圧力が、
圧縮に対する強度の大きなドラム缶の底板部分により大
きく働くようになっているので、ドラム缶は圧縮板の押
圧により均一に押しつぶされる。また、これにより圧縮
板駆動装置の軸に不規則な力が加わることもないので、
軸の破損等の不具合の発生を防止することができる。
は、圧縮板駆動装置の軸の下端が、前記一定位置に載置
されたドラム缶の略軸線上であって該軸線の長さ中心よ
りも前記底板側に近い一定位置に相当する前記圧縮板位
置に取り付けられている。従って、圧縮板の押圧力が、
圧縮に対する強度の大きなドラム缶の底板部分により大
きく働くようになっているので、ドラム缶は圧縮板の押
圧により均一に押しつぶされる。また、これにより圧縮
板駆動装置の軸に不規則な力が加わることもないので、
軸の破損等の不具合の発生を防止することができる。
【0009】上記のように構成した請求項3に係るドラ
ム缶押しつぶし方法によると、ベース盤上にドラム缶を
横倒した後、圧縮板を下降させてこのドラム缶の全部を
径方向から平板状に押しつぶす。これにより、圧縮され
たドラム缶が平板状となるため、この圧縮品の保管や運
搬が容易であり、更にギロチンによる切断も容易であ
る。また、圧縮板駆動装置の軸の下端が、前記一定位置
に載置されたドラム缶の略軸線上であって該軸線の長さ
中心よりも前記底板側に近い一定位置に相当する前記圧
縮板位置に取り付けられていることから、押し潰し工程
においてはドラム缶の底板部分により大きな押圧力が働
く。このため、ドラム缶を軸方向に均一に押しつぶすこ
とができるとともに、軸の破損等の不具合の発生を防止
することができる。
ム缶押しつぶし方法によると、ベース盤上にドラム缶を
横倒した後、圧縮板を下降させてこのドラム缶の全部を
径方向から平板状に押しつぶす。これにより、圧縮され
たドラム缶が平板状となるため、この圧縮品の保管や運
搬が容易であり、更にギロチンによる切断も容易であ
る。また、圧縮板駆動装置の軸の下端が、前記一定位置
に載置されたドラム缶の略軸線上であって該軸線の長さ
中心よりも前記底板側に近い一定位置に相当する前記圧
縮板位置に取り付けられていることから、押し潰し工程
においてはドラム缶の底板部分により大きな押圧力が働
く。このため、ドラム缶を軸方向に均一に押しつぶすこ
とができるとともに、軸の破損等の不具合の発生を防止
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
より説明する。図1〜図3は、本発明を適用したドラム
缶押しつぶし機の概略構成を正面図(便宜上、図1を正
面図とする。),右側面図及び平面図により示したもの
である。このドラム缶押しつぶし機は、本体10と油の
供給排出を行うポンプユニット50とを備えている。本
体10は、横1210mm,縦1160mmのベース盤
11を設けており、ベース盤11の左右両端から略15
0mmの位置には、ドラム缶位置合わせ用の位置合わせ
棒11aが設けられている。また、ベース盤11の左側
には、前後一対のドラム缶固定棒11bが設けられてい
る。ベース盤11の右半分の前後端には、略長方形の前
側支持部材12及び後ろ側支持部材13が垂直に立設さ
れている(図1には、前側支持部材の図示が省略されて
いる)。両支持部材12,13の内側の左右両端近傍に
は、垂直に各1対のガイドレール12a,12b,13
a,13bが取りつけられている。また、両支持部材1
2,13の上端には上部支持板14が水平に取りつけら
れている。
より説明する。図1〜図3は、本発明を適用したドラム
缶押しつぶし機の概略構成を正面図(便宜上、図1を正
面図とする。),右側面図及び平面図により示したもの
である。このドラム缶押しつぶし機は、本体10と油の
供給排出を行うポンプユニット50とを備えている。本
体10は、横1210mm,縦1160mmのベース盤
11を設けており、ベース盤11の左右両端から略15
0mmの位置には、ドラム缶位置合わせ用の位置合わせ
棒11aが設けられている。また、ベース盤11の左側
には、前後一対のドラム缶固定棒11bが設けられてい
る。ベース盤11の右半分の前後端には、略長方形の前
側支持部材12及び後ろ側支持部材13が垂直に立設さ
れている(図1には、前側支持部材の図示が省略されて
いる)。両支持部材12,13の内側の左右両端近傍に
は、垂直に各1対のガイドレール12a,12b,13
a,13bが取りつけられている。また、両支持部材1
2,13の上端には上部支持板14が水平に取りつけら
れている。
【0011】両支持部材12,13の間には、両支持部
材に略密接し、かつ横寸法がベース盤11と同一寸法の
圧縮板20が配設されている。圧縮板20の前後両端
の、両支持部材12,13のガイドレール12a,12
b,13a,13b(12bは図示省略する)配設位置
には、図1〜図3に示すように、上下2か所にスライド
ローラ21a,21b,22a,22b(21bは図示
省略する)が設けられている。このスライドローラをガ
イドレールに沿って回転させることにより、圧縮板20
の二辺が両支持部材12,13に摺動するように、この
圧縮板20をスライドしてスムーズに上昇下降すること
ができるようになっている。
材に略密接し、かつ横寸法がベース盤11と同一寸法の
圧縮板20が配設されている。圧縮板20の前後両端
の、両支持部材12,13のガイドレール12a,12
b,13a,13b(12bは図示省略する)配設位置
には、図1〜図3に示すように、上下2か所にスライド
ローラ21a,21b,22a,22b(21bは図示
省略する)が設けられている。このスライドローラをガ
イドレールに沿って回転させることにより、圧縮板20
の二辺が両支持部材12,13に摺動するように、この
圧縮板20をスライドしてスムーズに上昇下降すること
ができるようになっている。
【0012】上部支持部材14中央の取付部材14aに
は、油圧式シリンダ30が垂直に立設して取り付けられ
ている。油圧シリンダ30の軸31は、上部支持板14
を貫通して下側に突出し、その下端部は圧縮板20に固
定されている。シリンダ30の軸31の圧縮板20への
取付け位置は、圧縮板20の右端から365mmの位置
である。この取付け位置は、天板を除去したドラム缶4
0を天板側を左に底板41側を右にしてベース盤11上
の位置合わせ棒11aに合わせて載置したとき(ベース
盤左端と天板間の距離と、ベース盤右端と底板間の距離
が等しくなる)に、圧縮板20の圧縮力が、より多くの
力を必要とする底板41側に多く加わり、結果としてド
ラム缶40が均一に圧縮されるような位置になってお
り、この位置の決定に関しては、予め計算によって求め
られたものである。この取付け位置は、底板41の厚み
によって調節されるが、ベース盤11の左端と右端間を
2.0〜2.6:1の比に分けた位置に相当する圧縮板
位置が好ましく、特に好ましくは2.3:1の位置であ
る。
は、油圧式シリンダ30が垂直に立設して取り付けられ
ている。油圧シリンダ30の軸31は、上部支持板14
を貫通して下側に突出し、その下端部は圧縮板20に固
定されている。シリンダ30の軸31の圧縮板20への
取付け位置は、圧縮板20の右端から365mmの位置
である。この取付け位置は、天板を除去したドラム缶4
0を天板側を左に底板41側を右にしてベース盤11上
の位置合わせ棒11aに合わせて載置したとき(ベース
盤左端と天板間の距離と、ベース盤右端と底板間の距離
が等しくなる)に、圧縮板20の圧縮力が、より多くの
力を必要とする底板41側に多く加わり、結果としてド
ラム缶40が均一に圧縮されるような位置になってお
り、この位置の決定に関しては、予め計算によって求め
られたものである。この取付け位置は、底板41の厚み
によって調節されるが、ベース盤11の左端と右端間を
2.0〜2.6:1の比に分けた位置に相当する圧縮板
位置が好ましく、特に好ましくは2.3:1の位置であ
る。
【0013】また、このドラム缶押しつぶし機は、油圧
式シリンダ30への油の供給排出を行うポンプユニット
50が設けられている。ポンプユニット50は、制御盤
51の操作により、電動モータ及び電磁弁を切替え制御
して、油タンク(図示しない)からシリンダ30へ油を
供給しまたシリンダ30から油タンクへ油を戻すように
するものである。そして、制御盤51のスイッチを切替
えることにより、油圧シリンダ30の軸31の上下動の
自動運転と手動運転を選択することができるようになっ
ている。
式シリンダ30への油の供給排出を行うポンプユニット
50が設けられている。ポンプユニット50は、制御盤
51の操作により、電動モータ及び電磁弁を切替え制御
して、油タンク(図示しない)からシリンダ30へ油を
供給しまたシリンダ30から油タンクへ油を戻すように
するものである。そして、制御盤51のスイッチを切替
えることにより、油圧シリンダ30の軸31の上下動の
自動運転と手動運転を選択することができるようになっ
ている。
【0014】つぎに、上記のように構成した実施例の動
作について説明する。まず、天板の除去された高さ90
0mm,直径580〜600mmの標準的ドラム缶40
を横倒しして天板側を本体10の右側から内部、即ち奥
側に入れ、位置合わせ棒11aに先端を合わせかつ固定
棒11bにより回転しないように固定する。このとき、
ドラム缶40は、圧縮板20のベース盤11への投影面
内に固定されることとなる。次に、制御盤51のスイッ
チをオンさせると、油圧シリンダ30に油が供給され、
軸31が下降すると共に圧縮板20が下降し、約70K
g/cm2 の圧力でドラム缶40の圧縮を開始する。こ
のとき、油圧シリンダ30の軸31が、上記したように
ドラム缶40が圧縮板20によって略均一に押し潰され
るような圧縮板位置に取りつけられている。これによ
り、ドラム缶40は、圧縮板20により径方向に押圧さ
れて均一に押しつぶされ、略900×900mmの正方
形でかつ略70mmの厚みの平板状にされる。また、圧
縮板20の押圧力が、圧縮に対する強度の大きなドラム
缶40の底板部分により大きく働くようになっているの
で、油圧シリンダ30の軸31に不規則な力が加わるこ
ともないので、軸の破損等の不具合の発生を防止するこ
とができる。このドラム缶押しつぶし機の圧縮は、約4
0秒のサイクルで行われる。
作について説明する。まず、天板の除去された高さ90
0mm,直径580〜600mmの標準的ドラム缶40
を横倒しして天板側を本体10の右側から内部、即ち奥
側に入れ、位置合わせ棒11aに先端を合わせかつ固定
棒11bにより回転しないように固定する。このとき、
ドラム缶40は、圧縮板20のベース盤11への投影面
内に固定されることとなる。次に、制御盤51のスイッ
チをオンさせると、油圧シリンダ30に油が供給され、
軸31が下降すると共に圧縮板20が下降し、約70K
g/cm2 の圧力でドラム缶40の圧縮を開始する。こ
のとき、油圧シリンダ30の軸31が、上記したように
ドラム缶40が圧縮板20によって略均一に押し潰され
るような圧縮板位置に取りつけられている。これによ
り、ドラム缶40は、圧縮板20により径方向に押圧さ
れて均一に押しつぶされ、略900×900mmの正方
形でかつ略70mmの厚みの平板状にされる。また、圧
縮板20の押圧力が、圧縮に対する強度の大きなドラム
缶40の底板部分により大きく働くようになっているの
で、油圧シリンダ30の軸31に不規則な力が加わるこ
ともないので、軸の破損等の不具合の発生を防止するこ
とができる。このドラム缶押しつぶし機の圧縮は、約4
0秒のサイクルで行われる。
【0015】以上に説明したように、上記ドラム缶押し
つぶし機は、ドラム缶を横倒しにして、上方から圧縮板
により圧力を加えるようにしたことにより、径方向に押
しつぶされたドラム缶は、略正方形状の平板状で厚みも
従来の半分以下に薄く潰されるので、圧縮品を積み重ね
また倉庫等に保管したりするときに非常に積みやすくま
た崩れたりしないので保管に便利であると共に保管場所
を効率よく使用することができる。更に、圧縮品をトラ
ック等により輸送するときにも、積みやすくかつ大量に
運搬することができるので、輸送コストを低減させるこ
とができる。さらに、圧縮品は、通常ギロチンにより切
断されてチップ形状にされるのであるが、チップの形状
が略正方形でかつ厚みも薄いので、ギロチンによる切断
が容易に行われかつ簡単に一定形状のチップに切断する
ことができる。
つぶし機は、ドラム缶を横倒しにして、上方から圧縮板
により圧力を加えるようにしたことにより、径方向に押
しつぶされたドラム缶は、略正方形状の平板状で厚みも
従来の半分以下に薄く潰されるので、圧縮品を積み重ね
また倉庫等に保管したりするときに非常に積みやすくま
た崩れたりしないので保管に便利であると共に保管場所
を効率よく使用することができる。更に、圧縮品をトラ
ック等により輸送するときにも、積みやすくかつ大量に
運搬することができるので、輸送コストを低減させるこ
とができる。さらに、圧縮品は、通常ギロチンにより切
断されてチップ形状にされるのであるが、チップの形状
が略正方形でかつ厚みも薄いので、ギロチンによる切断
が容易に行われかつ簡単に一定形状のチップに切断する
ことができる。
【0016】なお、上記ドラム缶押しつぶし機において
は、油圧シリンダを1個のみ使用しているが、用途等に
応じて数を増やすようにしてもよい。また、上記実施例
においては圧縮手段として油圧シリンダを用いている
が、他の形式の圧縮手段を用いてもよい。さらに、上記
実施例においては、支持部材をドラム缶の円筒部分を挟
んで配設させているが、ドラム缶の天板及び底板間を挟
んで配設するようにしてもよい。
は、油圧シリンダを1個のみ使用しているが、用途等に
応じて数を増やすようにしてもよい。また、上記実施例
においては圧縮手段として油圧シリンダを用いている
が、他の形式の圧縮手段を用いてもよい。さらに、上記
実施例においては、支持部材をドラム缶の円筒部分を挟
んで配設させているが、ドラム缶の天板及び底板間を挟
んで配設するようにしてもよい。
【図1】本発明の一実施例に係るドラム缶押しつぶし機
を概略的に示す正面図である。
を概略的に示す正面図である。
【図2】同ドラム缶押しつぶし機の一部破断右側面図で
ある。
ある。
【図3】同ドラム缶押しつぶし機の一部破断平面図であ
る。
る。
【図4】従来例に係るドラム缶押しつぶし機の正面図で
ある。
ある。
10;本体、11;ベース盤、12,13;支持部材、
12a,12b,13a,13b;ガイドレール、1
4;上部支持板、21a,21b,22a,22b;ス
ライドローラ、30;油圧式シリンダ、31;軸、4
0;ドラム缶、41;底板、50;ポンプユニット、5
1;制御盤。
12a,12b,13a,13b;ガイドレール、1
4;上部支持板、21a,21b,22a,22b;ス
ライドローラ、30;油圧式シリンダ、31;軸、4
0;ドラム缶、41;底板、50;ポンプユニット、5
1;制御盤。
Claims (4)
- 【請求項1】 天板が除去されており底板を有するドラ
ム缶が横倒しされた状態で一定位置に載置されるベース
盤と、 前記ベース盤上に、前記一定位置に載置されたドラム缶
を径方向に挟む所定間隔で設けられ、前記ベース盤に対
して垂直に延びる一対の支持部材と、 前記一対の支持部材の上端に固定された上部支持板と、 前記上部支持板の下側にて水平状態で且つ前記支持部材
に二辺が摺動可能に配置された長方形の圧縮板と、 前記上部支持板に垂直に取り付けられ且つ上下方向に移
動可能な軸を設けてなり、前記一定位置に載置されたド
ラム缶の略軸線上であって該軸線の長さ中心よりも前記
底板側に近い一定位置に相当する前記圧縮板位置に前記
軸の下端が取り付けられた圧縮板駆動装置とを備え、 前記ドラム缶は前記圧縮板の前記ベース盤への投影面内
に載置され、該ドラム缶が該ドラム缶の径方向に押しつ
ぶされて平板状とされることを特徴とするドラム缶押し
つぶし機。 - 【請求項2】 前記軸の下端の取り付け位置は、前記ベ
ース盤の左端と右端間を2.0〜2.6:1の比に分け
た位置に相当する圧縮板位置である請求項1記載のドラ
ム缶押しつぶし機。 - 【請求項3】 天板が除去されており底板を有するドラ
ム缶を横倒しにして且つ該天板が除去された側が奥にな
るようにベース盤の一定位置に載置するドラム缶載置工
程と、前記ドラム缶上に配設され且つ上下方向に移動可
能な軸を設けた圧縮板駆動装置を作動させてこの圧縮板
を下降させ前記ドラム缶の全部を径方向から平板状に押
しつぶす押潰し工程とを備え、 前記軸の下端の取り付け位置は、前記ドラム缶の略軸線
上であって該軸線の長さ中心よりも前記底板側に近い一
定位置に相当する前記圧縮板位置であることを特徴とす
るドラム缶押しつぶし方法。 - 【請求項4】 前記軸の下端の取り付け位置は、前記ベ
ース盤の左端と右端間を2.0〜2.6:1の比に分け
た位置に相当する圧縮板位置である請求項3記載のドラ
ム缶押しつぶし方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13422796A JP3367819B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | ドラム缶押しつぶし機及びドラム缶押しつぶし方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13422796A JP3367819B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | ドラム缶押しつぶし機及びドラム缶押しつぶし方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08300193A true JPH08300193A (ja) | 1996-11-19 |
JP3367819B2 JP3367819B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=15123403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13422796A Expired - Lifetime JP3367819B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | ドラム缶押しつぶし機及びドラム缶押しつぶし方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3367819B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101068408B1 (ko) * | 2011-06-27 | 2011-09-29 | (주)일신엔지니어링 | 레진드럼 파쇄 장치 |
CN114161761A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-11 | 北京兴旺利来商贸有限责任公司 | 一种用于报废汽车的压扁机 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP13422796A patent/JP3367819B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101068408B1 (ko) * | 2011-06-27 | 2011-09-29 | (주)일신엔지니어링 | 레진드럼 파쇄 장치 |
CN114161761A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-11 | 北京兴旺利来商贸有限责任公司 | 一种用于报废汽车的压扁机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3367819B2 (ja) | 2003-01-20 |
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