JPH08300162A - 抵抗溶接装置の制御方法及び抵抗溶接装置 - Google Patents

抵抗溶接装置の制御方法及び抵抗溶接装置

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JPH08300162A
JPH08300162A JP11209195A JP11209195A JPH08300162A JP H08300162 A JPH08300162 A JP H08300162A JP 11209195 A JP11209195 A JP 11209195A JP 11209195 A JP11209195 A JP 11209195A JP H08300162 A JPH08300162 A JP H08300162A
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welding
electrode
electrodes
welded
clamp
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JP11209195A
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Kazuo Murata
和男 村田
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MASUNAGA GANKYO KK
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MASUNAGA GANKYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高電流(高加熱)溶接の条件下においても、
特に熟練を要することなく簡単かつ高強度の溶接が確実
にできる抵抗溶接装置を提供すること。 【構成】 一方が可動電極であって対向設置されている
一対のクランプ電極と、前記可動電極へ電極相互の対向
方向に沿って圧力を加える加圧手段と、前記各クランプ
電極先端相互間の初期距離からの接近長さを検出する距
離センサと、前記距離センサによる検出値が所定の設定
長さに達したときに前記クランプ電極に対する通電を停
止すべく制御する制御回路と、前記所定の設定長さを前
記制御回路に入力する入力手段とを備えたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には抵抗溶接
装置及びその制御方法に関するものである。またこの発
明は、例えば一方の被溶接材料がNi−Ti系等の超弾
性形状記憶合金であり、他方の被溶接材料が他の金属材
料であるような場合に好適する抵抗溶接装置及びその制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば従来の抵抗溶接装置における一般
的なアプセット溶接装置は、一方が所定ストローク長さ
スライドする可動電極であって、互いに対向配置された
一対のクランプ電極と、前記可動電極へ所定の圧力を加
える加圧手段とを備えている。被溶接材料相互を溶接す
るには、各クランプ電極へ先端から所定長さ突出するよ
うに被溶接材料をクランプさせ、前記加圧手段により前
記可動電極へ低い圧力を加えて溶接材料相互の先端部を
突き合わせる。この状態で各電極へ通電し、抵抗加熱に
よって被溶接材料相互の当接部近傍が溶融合金化した状
態で各電極に対する通電を停止し、同時に可動電極への
圧力を高くする。電流値,電流サイクル,初期及びその
後の圧力,通電時間等は、被溶接材料に材質に応じてよ
り適切な値に設定される。
【0003】前述の溶接装置及びその制御方法におい
て、溶接強度を向上させる(信頼性を高める)には、溶
接温度をより高くして被溶接材料の溶融合金層における
酸化物をなるべく消失させることや、加圧力による接合
部の塑性流動をより大きくして、当該部分の合金組織の
微細化を図ることが必要とされている。このような理由
から、適正範囲内において、より高電流・短時間の溶
接、及び、より大きな圧力による溶接制御が研究されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の抵抗溶
接装置及びその制御方法には、以下のような課題があっ
た。すなわち、第1は、電流値,電流サイクル,加圧
力,通電時間等の諸条件は、溶接現場の環境条件によっ
て、同じ材質の被溶接材料相互の溶接でも相当な相違が
あって、これらの条件の適切な設定は、なお技術者の熟
練に頼らざるを得ないことが少なくなく、素人では容易
でないことである。
【0005】第2は、前述のように、溶接部の信頼性を
向上させるには、より高電流・短時間の溶接、及び、よ
り高い圧力によって溶接するのが好ましいが、このよう
な条件での溶接によると、被溶接材料における接合部の
溶融が急激に進み、そのため、しばしば各電極の先端が
接触してしまうことである。このように、電極の先端相
互が接触すると、その後の加圧力は無効になり、接合部
の塑性流動が妨げられてその合金組織が粗大化し、溶接
強度は著しく低下する。
【0006】第3は、特に一方の被溶接材料がNi−T
i系等の超弾性形状記憶合金であり、他方の被溶接材料
が他の金属である場合には、電流値,電流サイクル,加
圧力,通電時間等の条件をより狭い範囲で設定し、か
つ、溶接部が冷却するまで加圧を継続しないと、高い溶
接強度をもつ溶接が不可能であるが、従来の装置及び方
法ではそれが困難なことである。すなわち、Ni−Ti
系等の超弾性形状記憶合金は、高温の条件下では他の金
属材料の組成成分と非常に反応し易いため、溶接環境の
諸条件等によって前述のような条件をより狭い範囲で設
定し、冷却過程まで加圧を継続する必要がある。そうし
ないと、溶接部界面近傍に形状記憶合金と他の成分との
反応による反応層を形成し、さらに、溶接部界面におけ
る形状記憶合金と他の金属材料との合金層が厚くなっ
て、この反応層や厚い合金層によって溶接強度が著しく
低下する。
【0007】この発明の目的は、前述のような課題を前
提として、高電流(高加熱)溶接の条件下においても、
特に熟練を要することなく簡単かつ高強度の溶接が可能
な抵抗溶接装置の制御方法を提供することにある。この
発明の他の目的は、電流サイクルや通電時間の設定に関
係なく、電流値及び加圧力を広い範囲で設定して、簡単
・確実に溶接することができる抵抗溶接装置の制御方法
を提供することにある。この発明のさらに他の目的は、
Ni−Ti系等の超弾性形状記憶合金と他の金属材料と
を溶接する場合でも、簡単・確実に溶接することができ
る抵抗溶接装置の制御方法を提供することにある。この
発明のさらに他の目的は、前述のような目的を達成する
制御方法を、容易に実施することができる抵抗溶接装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による抵抗溶接
装置の制御方法及び抵抗溶接装置は、前述の課題を解決
するため、以下のように構成したものである。すなわ
ち、請求項1の発明による制御方法は、各クランプ電極
の対向先端部から所定長さ突き出した状態でそれぞれ被
溶接材料を各クランプ電極にクランプさせ、各被溶接材
料相互を突き合わせ、この突き合せ方向に沿って一定の
圧力を加えた状態で前記各クランプ電極に通電し、前記
各クランプ電極に対する通電の停止を、専ら前記クラン
プ電極先端相互間の初期距離からの接近長さによって制
御することを特徴としている。被溶接材料の一方が、N
i−Ti系等の超弾性形状記憶合金である場合には、少
なくとも各クランプ電極への通電を停止するまでは、溶
接ヘッド及びその近傍の領域を、アルゴンガスその他の
不活性ガスの噴射により不活性雰囲気にすることが好ま
しい。
【0009】請求項2の発明による抵抗溶接装置は、少
なくとも一方の電極が他方の電極に対して接触離反すべ
く所定のストローク長さスライドし得る状態の可動電極
であって、対向設置されている一対のクランプ電極と、
前記可動電極へ前記電極の対向方向に沿って所定の圧力
を加える加圧手段と、前記各クランプ電極先端相互間の
初期距離からの接近長さを検出する距離センサと、前記
距離センサによる検出値が所定の設定長さに達したとき
に前記クランプ電極に対する通電を停止する制御回路
と、前記所定の設定長さを前記制御回路に入力する入力
手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】請求項3の発明による抵抗溶接装置は、請
求項2に記載の溶接装置において、溶接ヘッド部へ不活
性ガスを噴射するガス噴射部を設けたことを特徴として
いる。この溶接装置においては、溶接ヘッド領域を他の
空間から遮蔽するための着脱可能なガスカバーを併設す
るのが好ましい。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、人為的な電源操作が
行われない限り、各クランプ電極先端相互が、初期距離
から所定距離(長さ)接近したときにのみ前記クランプ
電極に対する通電が遮断される。溶接部に対する圧力
は、被溶接材料相互の溶接部が冷却するまで継続的に付
与される。各電極先端相互間の初期距離は、溶接開始前
に各クランプ電極へそれぞれ被溶接材料をクランプした
ときの、各クランプ電極先端からの材料突出長さの和で
ある。電極先端からの被溶接材料の突出長さは、材料相
互の先端を突き合わせて加圧したとき、それらの材料が
座屈しない程度の範囲で適宜設定される。したがってそ
れは、被溶接材料の材質や線径に応じて設定される。
【0012】各電極先端からのそれぞれの被溶接材料の
突出長さを、ほぼ等しくするか異ならせるかは、主とし
て被溶接材料相互の材質の相違に応じて設定される。お
およその目安としては、融点が高い材料は前述の制約の
範囲内において短めに設定し、融点が低い材質はその逆
に設定する。しかしながら、一般的には、材料相互の突
き合せ端面の面積が等しければ前記被溶接材料相互の突
出長さをほぼ等しく設定しても差し支えない。
【0013】電極先端間の初期距離からの接近長さがど
の程度に達したときに、各電極に対する通電を停止させ
るかは、加圧力が一定である場合には、主としてそれぞ
れの被溶接材料の材質によって設定される。したがって
この設定値は、実験により材質に応じて容易にかつ一様
に設定することができる。例えば、Ni−Ti系の超弾
性形状記憶合金とCo−Cr系合金又はステンレスとの
溶接の場合であって、各電極先端からのそれぞれの被溶
接材料の突出長さがほぼ等しい場合には、前記設定値は
一方の被溶接材料の突出長さの3/10未満であるのが
好ましい。
【0014】電流値は自由に設定することができるが、
多くの場合許容範囲内において高めに設定することがで
きる。加圧力(kgf/mm2)は、被溶接材料の材質に応じ
て、あらかじめ実験により容易に定めることができ、実
験的に明らかにされた許容範囲内において自由に設定す
ればよい。
【0015】この発明の制御方法によって被溶接材料相
互を溶接すると、電極の先端相互が接触することを防止
することができ、溶接部界面には両材料の薄い(10μ
m以下)合金層が形成される。被溶接材料が線材である
場合、溶接部の外周には前記合金層がはみ出したバリ
(サードリップ)が形成されるので、このバリを研削し
て仕上げる。
【0016】この制御方法によれば、前述のように電極
への通電時間や電流サイクルは制御の要素ではなく、電
流値も自由に選択できるので、溶接をする者は、被溶接
材料相互の突き合せ部に対する圧力を、予め定められた
許容範囲内において設定しておけばよく、これらの条件
設定に格別な注意を払うことを要しない。すなわち、電
流値や加圧力を、通電時間や電流サイクルとの関係で慎
重に設定する必要はない。また、電極先端からの被溶接
材料の突出長さ及び前記制御の設定値は、あらかじめ実
験的に定められたデータに基づいて選択すればよい。し
たがって、ほとんど熟練を要しないで、高強度の溶接を
簡単かつ確実に行うことができる。
【0017】請求項2の発明の溶接装置によって被溶接
材料相互を溶接するには、各クランプ電極に電極先端か
らそれぞれほぼ等しい長さ突出した状態で被溶接材料を
クランプさせ、被溶接材料相互の先端を突き合わせた状
態で前記加圧手段により前記可動電極へ所定の圧力を加
える。次いで、前記入力手段から前記制御回路へ所定の
設定値を入力し、各クランプ電極へ溶接電源から所定電
流を通電する。電極先端相互がその初期距離より接近し
て前記設定値に達すると、制御回路により溶接電源から
各電極への通電が停止される。被溶接材料相互の溶接部
が冷却した段階で、それらの材料をクランプ電極から取
り外すことにより溶接が完了する。その他の作用は、請
求項1の発明とほぼ同様である。
【0018】請求項3の発明の溶接装置によれば、溶接
ヘッド空間に不活性ガスを噴射しつつ溶接することによ
って、酸素が排除された空間で材料相互が溶接される。
したがって、Ni−Ti系の超弾性形状記憶合金のよう
に、酸素の存在によって他の成分と反応し易い材料と他
の材料とを溶接する場合に、酸素の影響が排除される。
【0019】
【実施例】図面を参照しながら、この発明による溶接装
置及びその制御方法の好ましい実施例を説明する。図は
この発明をアプセット溶接装置に適用した例であり、図
1はこの発明によるアプセット溶接装置の実施例を示す
平面図、図2は図1の溶接装置の矢印A−Aに沿う断面
図、図3は図2の溶接装置の矢印B−Bに沿う拡大断面
図、図4は図1の溶接装置の矢印C−Cに沿う拡大断面
図、図5は図1の溶接装置の矢印D−Dに沿う拡大断面
図、図6はこの実施例の溶接装置に使用される各クラン
プ電極を例示した平面図で、(a)は固定電極,(b)
は可動電極のそれぞれ一方の平面図、図7はこの実施例
の溶接装置における可動電極と距離センサとの位置関係
を示す概略正面図、図8はこの実施例の溶接装置におけ
る制御系のブロック図、図9はこの実施例の溶接装置に
よって溶接された部材の部分拡大図である。
【0020】溶接装置の実施例 図示の実施例は、例えば歯列矯正器具のように、線径1
mm以下のワイヤ状の金属材料相互を溶接するための小型
の溶接装置である。1は硬質のプラスチックで成型され
たハウジングで、図2のように狭い下部空間10とそれ
よりも広い上部空間11とに区分されている。
【0021】図2及び図3のように、ハウジング1の上
部空間11内には、金属製のベースブロック20と、全
体として垂直な方形枠を形成する金属製のガイドブロッ
ク30,31,32,33が固定されている。ベースブ
ロック20,各ガイドブロック30〜33は、図3で示
すように水平方向のボルト3a,3b等によって相互に
固定されている。
【0022】ガイドブロック30〜33の囲みの中に
は、これらに沿って垂直方向にスライドする金属製のス
ライドブロック3が設けられている。この実施例では、
図2及び図3で示すように、スライドブロック3の対称
側面へ、垂直方向に沿うようにスライド片34,35を
それぞれネジ3c,3dによって固定している。他方、
ガイドブロック30,31の相対する面には、前記スラ
イド片34,35をそれぞれ挟むように、ガイド片3
6,36,37,37を各ネジ3e,3fによってそれ
ぞれ固定している。そして、各スライド片34,35
と、それらを挟む各ガイド片36,36及び37,37
との間に図3のようにベアリング38をそれぞれ介在さ
せることにより、スライドブロック3が、ガイドブロッ
ク30,31に対してガタつかないで垂直方向にスライ
ドするように構成している。3gは、スライドブロック
3を適宜のレベルで固定するためのロックネジである。
【0023】スライドブロック3の上部は、図2で示す
ようにハウジング1の上部へ突出しており、その上面に
は、例えばセラミックからなる絶縁板39を介して金属
製のベース板4が取り付けられている。この実施例で
は、スライドブロック3と絶縁板39とはネジ3hによ
り、絶縁板39とベース板4とはネジ4aにより、それ
ぞれ相互に固定されている。
【0024】図2のように、ベース板4の上部には、ハ
ウジング1の幅方向に沿って狭い範囲で水平にスライド
するように、ベース板4より幅の広い導電性の金属板か
らなるスライドベース5が取り付けられている。この実
施例では、ベース板4の上面にガイド片40を前記ネジ
4aによって固定するとともに、スライドベース5の下
面に前記ガイド片40を挟む状態にスライド片50,5
0を各ネジ5aによって固定している。そして、ガイド
片40と各スライド片50,50との間に各ベアリング
41を介在させることにより、スライドベース5がベー
ス板4の幅方向へ円滑にスライドするように構成してい
る。
【0025】スライドベース5の両側端部には、図1の
ように側部カバーを兼ねた導電性の金属板からなる各側
板51がそれぞれネジ5eによって取り付けられてい
る。5b,5cは、各側端板51をそれぞれ貫通したロ
ックネジを兼ねる水平調整ネジであり、これらの水平調
整ネジ5b,5cを互いに同方向へ進むようにネジ回す
と、スライドベース5はベース板4に固定されているガ
イド片40に沿ってスライドする。また、ガイド片40
を互いに締め付ける方向へ調整ネジ5b,5cをネジ締
めると、スライドベース5は当該ガイド片40に対して
所定位置でロックされる。図2及び図4のように、スラ
イドベース5の一端部には幅方向へ座ぐり状の長孔53
が貫通しており、この長孔53には、スライドベース5
がスライドするときにそのガタツキを防止するガタツキ
防止片42が案内されている。このガタツキ防止片42
は、スライドベース5の前記長孔53へ滑り接触する状
態で前記ベース板4の上面へネジ付けられている。前記
ベース板4の端部には垂直調整ネジ5dが貫通状態にネ
ジ付けられており、図3のロックネジ3gを緩めてこの
垂直調整ネジ5dをネジ回すと、前記スライドブロック
3は垂直方向へスライドする。それに追随して、ベース
板4,スライドベース5及びそれらに付属する部品もス
ライドする。
【0026】図1のように、一方の側板51には導電バ
ー52がネジ5fによって取り付けられており、この導
電バー52はコード54を介して図示されていない溶接
電源と接続されている。
【0027】主として図4で示すように、スライドベー
ス5の一端の上面にはその幅方向に沿って導電性の金属
からなる固定側の電極ホルダ62が固定されている。こ
の実施例における電極ホルダ62は、頭部が当該電極ホ
ルダ62へ埋没する状態のネジ62a,62aにより、
前記スライドベース5へ固定されている。前記電極ホル
ダ62の上面に形成された溝状の凹部63には、一対の
ガイドピン64,64が固定されている。固定側のクラ
ンプ電極6を構成する上下部の電極チップ60,61
は、前記ガイドピン64,64が抜き差し可能に貫通し
た状態で前記凹部63内に案内されている。
【0028】65,65は、電極ホルダ62の両端部へ
直立するように固定されたネジピンであり、それらの上
端部には鍔65aがそれぞれ形成されている。66は、
両端部へそれぞれ向きを90°異にするほぼU字状のガ
イドスリット66a,66bが形成された突っ張り板で
ある。この突っ張り板66を、ガイドスリット66a,
66b内へ各ネジピン65がそれぞれ案内される状態で
セットし、上部から突っ張り板66を貫通する押しネジ
6aを締め付けることにより、クランプ電極6を固定す
ると同時に、電極チップ60,61間に挟んだ一方の被
溶接材料cをクランプさせている。押しネジ6aの鍔状
の頭部6bには水平方向へ孔6cが形成されており、こ
の孔6cへ図示しない工具を差し込み、その押しネジ6
aをネジ締めて、電極チップ60,61の間に被溶接材
料cを強くクランプするように構成されている。
【0029】図2で示すように、ベースブロック20の
上面には、前述の固定側のクランプ電極6の方向へ伸び
る状態にガイドレール21がネジ21a(図5)で固定
されており、このガイドレール21には、トロッコ状の
走行体22,22がベアリング23(図5)を介して脱
線不能の状態に設置されている。この走行体22,22
の上には、可動側のクランプ電極7を所定のストローク
で作動させる導電性の金属からなるスライドベース2
が、複数のネジ2aによって固定されている。
【0030】図1,図2及び図5で示すように、スライ
ドベース2の上面には、前記固定側のクランプ電極6へ
近接した位置に、可動電極であるクランプ電極7を保持
する電極ホルダ72が取り付けられている。スライドベ
ース2に対する電極ホルダ72の取付構造は、前記スラ
イドベース5に対する固定側の電極ホルダ62のそれと
同じである。また、電極ホルダ72へクランプ電極7を
保持させる構造や、クランプ電極7を構成する上下の電
極チップ70,71により、他方の被溶接材料dをクラ
ンプさせる構造も、前述の固定側のクランプ電極6にお
けるそれらの構造と同じである。したがって、これらの
構造については、以下にそれらの部材を符号と対応して
記載し、詳細な説明は省略する。
【0031】すなわち、72aはネジ62aと対応する
ネジ、73は凹部63と対応する凹部、74はガイドピ
ン64と対応するガイドピン、75はネジピン65と対
応するネジピン、75aはその鍔、76は突っ張り板6
6と対応する突っ張り板、76a,76bはガイドスリ
ット66a,66bと対応するガイドスリット、7aは
押しネジ6aと対応する押しネジ、7bはその頭部であ
る。
【0032】この実施例のクランプ電極6の電極チップ
60,61は、図6(a)で示すような平面形状の銅−
タングステン合金からなる同形状・同サイズの板であ
り、片面の中央に被溶接材料を案内する案内溝60aが
直線状に形成され、この案内溝60aの両側に位置する
ように、前述のガイドピン64が案内されるガイド孔6
0bが形成されている。また、可動側のクランプ電極7
の電極チップ70,71は、電極6のチップ60,61
と同形状・同サイズ・同材質であり、図6(b)で示す
ように、片面へ一端の中央を始点として円弧状に曲がっ
た案内溝70aが2本形成され、前記ガイド孔60bと
同じ位置に同じサイズのガイド孔70bが形成されてい
る。したがって、電極チップ60と61及び電極チップ
70と71とは、溝60a,70aが形成されている面
を合わせて重ねると、それぞれの案内溝60a及び70
aが相互に重なる。
【0033】図1及び図5のように、スライドベース2
の側部には導電バー23がネジ2bによって取り付けら
れており、この導電バー23はコード24を介して図示
されていない溶接電源と接続されている。スライドベー
ス2の側部において、前記導電バー23の近傍には、ク
ランプ電極6,7の相対する部分へアルゴンガスその他
の不活性ガスを噴射するガス噴射孔25(図2,図5)
が貫通しており、この孔25には図1のようにコネクタ
26及び図示しないガスホースを介してアルゴンガス等
のガスタンクへ接続されるようになっている。
【0034】8は可動側のクランプ電極7に対して固定
側のクランプ電極6の方向へアプセット圧力を加える加
圧手段であり、この実施例における加圧手段8は、ステ
ンレス製の加圧バネ80と、加圧バネ80を収容する透
明なバネケース81とから構成されている。図2のよう
に、バネケース81の端板82の中央に差し込み部83
を形成し、この差し込み部83を、スライドベース2の
上部へ形成した凸部28のソケット孔29へ差し込むこ
とにより、バネケース81をスライドベース2の上部へ
取り付けている。そして、ベースブロック20の後端部
に、ハウジング1から上方へ突出するようにナット状ホ
ルダ84をネジ8aによって直立状態に固定し、このナ
ット状ホルダ84へ加圧調整ネジ85をネジ通し、この
加圧調整ネジ85によって加圧バネ80による加圧力を
調整できるように構成している。この実施例では、バネ
ケース81の表面に図示していない1mm刻みの目盛りが
附してあるので、この目盛りから加圧バネ80の伸縮量
を読むことにより、クランプ電極6,7に対するアプセ
ット圧力のおおよその強さがわかるようになっている。
【0035】図1,図2及び図5のように、ハウジング
1の一方の側壁12及びベースブロック20へ軸86を
回転自在に支持させ、この軸86に取り付けたピニオン
87を、スライドベース2の下面へその長さ方向に沿っ
て取り付けたラック88と噛み合わせている。さらに、
ハウジング1の側壁12から側方に突出した軸86の端
部へレバー89を取り付け、このレバー89を図2の時
計方向に倒すと、スライドベース2が、前記加圧バネ8
0の圧力に抗してクランプ電極6,7を離反する方向へ
スライドするようになっている。
【0036】この溶接装置には、クランプ電極6,7の
先端相互の距離を検出する距離センサ90が設置されて
いる。この実施例の距離センサ90は、主として図7で
示すように、スライドベース2の下面へそのスライド方
向に沿って取り付けられたマグネット積層体91と、こ
のマグネット積層体91の所定位置からの移動量を読み
取るように設計された読み取り回路92とによって構成
されている。この読み取り回路92は、前記マグネット
積層体91と相対するように、前記ベースブロック20
の上に取り付けられている。すなわち、マグネット積層
体91は、スライドベース2のスライド方向に対しほぼ
直角に交差して垂直になる状態に積層され、N極とS極
とが交互に位置するように設計された厚み0.4mmの多
数のマグネットシート(図示しない)で構成されてお
り、読み取り回路92は、前記各マグネットシートがそ
の厚みの1/4移動する毎に1として読み取るように設
計されている。したがって、この実施例の距離センサ9
0は、スライドベース2とともに移動するクランプ電極
7の移動距離を0.1mm単位で読み取ることによって、
クランプ電極6,7の先端間の接近距離を検出すること
ができる。
【0037】図8には、この実施例のアプセット溶接装
置における制御系のブロック図が示されている。同図に
おいて、9は制御回路、90は距離センサ、93は入力
手段、94は出力手段、95は溶接電源、96は不活性
ガスのガスボンベである。入力手段93は、制御回路9
を作動状態にするためのセットスイッチ93a、クラン
プ電極6,7先端間相互の初期距離e(図2)がどれだ
け接近したときに電極6,7に対する通電を停止するか
の数値である「設定長さ」を、0.1mm単位で制御回路
9へ入力する設定ダイヤル93b、制御回路9を改めて
作動状態にするためのリセットスイッチ93c、及び溶
接装置の作動をスタートさせるスタートスイッチ93d
とから構成されている。これらの制御系各部の溶接装置
への配置は、図1及び図2に示されている。
【0038】この実施例のアプセット溶接装置により、
例えば、体温以下の温度でオーステナイト相に変態する
ように加工されたNi−Ti系の超弾性形状記憶合金ワ
イヤからなる被溶接材料cと、Co−Cr系合金ワイヤ
からなる被溶接材料dとを突き合わせて溶接する要領を
次に説明する。
【0039】スライドベース2のガス噴射孔25にガス
ボンベ96に通じるホースのコネクタ26(図1)を差
し込む。図2のレバー89を図2の時計方向に回してク
ランプ電極6,7を離し、スライドベース2とベース板
4との間に図示しないスペーサを挿入する。この状態
で、前述の要領によって電極チップ60,61及び7
0,71の間に被溶接材料c,dをそれぞれ軽くクラン
プさせる。このとき、材料c,dの突き合わせ端面が垂
直になっていないときは、図示しない研磨機を用いてそ
れらの端面が垂直になるように端面加工する。また、材
料c,dの突き合わせ端面が一致しないときは、ロック
ネジ3g,水平調整ネジ5b,5c,垂直調整ネジ5d
等を操作して、可動側の電極7に対して固定側の電極6
が一致するようにそのレベル及び水平方向の位置を調整
する。そして、レバー89を操作しながら、電極6,7
の先端間に図示しないゲージを挿入し、両者6,7先端
相互間の初期距離を設定するとともに、材料c,dの電
極6,7先端からの突出長さを前記初期距離に合わせて
調整し、押しネジ6a,7aを限界まで締めて材料c,
dを電極6,7へそれぞれクランプさせる。加圧バネ8
0の圧力は、加圧調整ネジ85により材料c,dの線径
に合わせて調整する。
【0040】この状態で、図2のように溶接ヘッド部の
上にガスカバーfを被せ、セットスイッチ93aを操作
して制御回路9を作動状態にした後、設定ダイヤル93
bを操作して前記設定長さを制御回路に入力し、スター
トスイッチ93dを操作して装置を作動させる。なお、
設定ダイヤル93bから入力された設定長さは、表示窓
を有する出力手段94へ表示される。この実施例では、
スタートスイッチ93dの操作によって、溶接電源95
の作動により、ガスボンベ96からアルゴンガスがガス
噴射孔25を通じて溶接ヘッド部へ噴射され始めてから
2.5秒後に、溶接電源95から電極6,7へ通電され
るように設定されている。また、電極6,6先端相互間
の距離が初期距離から前記設定長さ接近して電極6,7
への通電が停止されると、1秒間後まで前記ガスの噴射
が継続されるようになっている。
【0041】ガスの噴射が終了した後、クランプ電極
6,7から材料を取り外し、図9のように、溶接部gの
周囲に押し出された合金のバリ(サードリップ)hを、
図示されていない研削機で削除する。
【0042】方法の実施例 前述の実施例の溶接装置を用い、以下のような条件によ
り、前述のようなNi−Ti系の超弾性形状記憶合金
で、線径0.4mm×0.56mmの角ワイヤからなる被溶
接材料cと、Co−Cr系合金で同様な線径の角ワイヤ
からなる被溶接材料dとを溶接して実施例サンプル50
本を作製した。
【0043】溶接電源 入力電源=AC100V、50/60Hz単相 位相制御範囲=20〜80% トランス変圧比=300:8 溶接電流=100A 材料c,dの電極先端からの突き出し長さ(アプセット
量)=各0.5mm アプセット圧力=30kg/mm2 設定長さ=0.1mm アルゴンガス噴射量=10リットル/min
【0044】以上の実施例サンプルと比較するため、従
来のアプセット溶接装置を使用し、前述と同様な材料
c,dを、電流値,アプセット量,アルゴンガス噴射量
ともに前記実施例サンプルの場合と同じで、アプセット
圧力=20kgf/mm2 、通電時間=1/20秒によっ
て溶接した比較例サンプル50本を作製した。なお、各
サンプルの溶接部外周に形成されたバリhは、ぞれぞれ
研削機で削除した。
【0045】各実施例サンプルの溶接では、溶接終了時
(溶接部が冷却した状態)の電極6,7先端相互間の距
離は、平均0.2mm〜0.3mmになっており、電極6,
7の先端相互が接触した例は一例もなかった。これに対
し、比較例サンプルでは、電極の先端相互が接触した例
が14例認められた。
【0046】顕微鏡観察による溶接部界面の合金層(鋳
造組織)の厚み測定によれば、各実施例サンプルの溶接
部gの界面には、両材料c,dが溶融合金化した10μ
m以下の合金層が形成された。また、溶接部界面近傍に
は、Ni−Ti合金と他の成分との反応層はいずれのサ
ンプルにも認められなかった。これに対して、各比較例
サンプルでは、溶接部界面における合金層の厚みがいず
れも20μm以上であった。
【0047】引張試験 各サンプルについて引張強度を測定したが、各実施例サ
ンプルはいずれも70kgf/mm2 以上であったのに対
し、各比較例サンプルはいずれも30kgf/mm2 以下
であった。
【0048】曲げ試験 各サンプルについて、溶接部gから左右各7mm離れた位
置を図示しない支持部材で支持し、溶接部g部分に上方
から荷重を加えて曲げ試験を行った。その結果、実施例
サンプルでは、溶接部gが破断したときの当該溶接部g
の下降量(変位量)は平均6mmであったのに対し、比較
例サンプルにおけるそれは、平均4mmであった。
【0049】以上の各試験及び顕微鏡観察の結果によれ
ば、この発明の実施例に係る前記溶接装置及び制御方法
では、電流値・圧力が高めであっても、また、一般に他
の金属材料相互を溶接するのと比較してより困難とされ
ているNi−Ti系の形状記憶合金と他の金属材料との
溶接でも、特に熟練を要しないで簡単に、かつ、充分な
強度をもつ溶接をすることができる。
【0050】前述の実施例の装置は、図4及び図5が実
際の装置の寸法とほぼ同じであって非常に小型であると
ともに、以上のように操作も非常に簡単である。前述の
実施例では、距離センサ90について磁力検出構造のも
のを使用しているが、近接センサや光学的なセンサその
他、移動物体の変位量を検出するもを使用することがで
きる。また、加圧手段8は前述の実施例におけるような
加圧バネ80を使用するのが、取付構造上最も簡単で好
ましいが、他の加圧手段を使用することができる。
【0051】以上の実施例は、この発明の抵抗溶接装置
及びその制御方法をアプセット溶接装置に適用した例で
あるが、この発明は、被溶接材料相互を突き合せて(線
材の場合は、材料の端部相互の突き合せ、又は、一の材
料と他の材料とをT字型に突き合わせる場合等)加圧状
態で当該部分に通電して溶接するものであれば、他の構
造の抵抗溶接装置にも応用することができる。
【0052】
【発明の効果】この発明による溶接装置の制御方法及び
溶接装置は、以下のような効果を奏する。すなわち、請
求項1の溶接装置の制御方法によれば、高電流(高加
熱)溶接の条件下においても、また、Ni−Ti系等の
超弾性形状記憶合金と他の金属材料とを溶接する場合で
も、特に熟練を要することなく簡単かつ高強度の溶接が
可能である。また、電流サイクルや通電時間の設定に関
係なく、電流値及び加圧力を広い範囲に設定して、簡単
・確実に溶接することができる。
【0053】請求項2の溶接装置によれば、前記のよう
な効果を奏する制御方法を、確実かつ容易に実施するこ
とができる。請求項3の溶接装置によれば、溶接中溶接
ヘッド部へ不活性ガスを噴射し、無酸素ないし無酸素の
状態で溶接をすることができるから、溶接部に酸化物な
いし反応層が形成されず、より強度の高い溶接をするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるアプセット溶接装置の実施例を
示す平面図である。
【図2】図1の溶接装置の矢印A−Aに沿う断面図であ
る。
【図3】図2の溶接装置の矢印B−Bに沿う拡大断面図
である。
【図4】図1の溶接装置の矢印C−Cに沿う拡大断面図
である。
【図5】図1の溶接装置の矢印D−Dに沿う拡大断面図
である。
【図6】この実施例の溶接装置に使用される各クランプ
電極を例示した平面図で、(a)は固定電極,(b)は
可動電極のそれぞれ一方の平面図である。
【図7】この実施例の溶接装置における可動電極と距離
センサとの位置関係を示す概略正面図である。
【図8】この実施例の溶接装置における制御系のブロッ
ク図である。
【図9】この実施例の溶接装置によって溶接された部材
の部分拡大図である。
【符号の説明】
c,d 被溶接材料 e 電極先端相互間の距離 f ガスカバー g 溶接部 h バリ 1 ハウジング 10 下部空間 11 上部空間 12 側壁 2 スライドベース 2a ネジ 20 ベースブロック 21 ガイドレール 21a ネジ 22 走行体 23 ベアリング 24 コード 25 ガス噴射孔 26 コネクタ 27 導電バー 28 凸部 29 ソケット孔 3 スライドブロック 3a,3b,3c,3d,3e,3f,3h ネジ 3g ロックネジ 30,31,32,33 ガイドブロック 34,35 スライド片 36,37 ガイド片 38 ベアリング 39 絶縁板 4 ベース板 4a ネジ 40 ガイド片 41 ベアリング 42 ガタツキ防止片 5 スライドベース 5a,5e,5f ネジ 5b,5c 水平調整ネジ 5d 垂直調整ネジ 50 スライド片 51 側板 52 導電バー 53 長孔 54 コード 6 固定側のクランプ電極 6a 押しネジ 6b 頭部 6c 孔 60,61 電極チップ 60a 案内溝 60b ガイド孔 62a ネジ 63 凹部 64 ガイドピン 65 ネジピン 65a 鍔 66 突っ張り板 66a,66b ガイドスリット 7 固定側のクランプ電極 7a 押しネジ 7b 頭部 7c 孔 70,71 電極チップ 70a 案内溝 70b ガイド孔 72 電極ホルダ 72a ネジ 73 凹部 74 ガイドピン 75 ネジピン 75a 鍔 76 突っ張り板 76a,76b ガイドスリット 8 加圧手段 8a ネジ 80 加圧バネ 81 バネケース 82 端板 83 差し込み部 84 ナット状ホルダ84 85 加圧調整ネジ 86 軸 87 ピニオン 88 ラック 89 レバー 9 制御回路 90 距離センサ 91 マグネット積層体 92 読み取り回路 93 入力手段 94 出力手段 95 溶接電源 96 ガスボンベ 93a セットスイッチ93a 93b 設定ダイヤル 93c リセットスイッチ 93e スタートスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各クランプ電極の対向先端部から所定長
    さ突き出した状態でそれぞれ被溶接材料を各クランプ電
    極にクランプさせ、 各被溶接材料相互を突き合わせ、この突き合せ方向に沿
    って一定の圧力を加えた状態で前記各クランプ電極に通
    電し、 前記各クランプ電極に対する通電の停止を、専ら前記ク
    ランプ電極先端相互間の初期距離からの接近長さによっ
    て制御することを特徴とする、 抵抗溶接装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の電極が他方の電極に対
    して接触離反すべく所定のストローク長さスライドし得
    る状態の可動電極であって、対向設置されている一対の
    クランプ電極と、 前記可動電極へ前記電極の対向方向に沿って所定の圧力
    を加える加圧手段と、 前記各クランプ電極先端相互間の初期距離からの接近長
    さを検出する距離センサと、 前記距離センサによる検出値が所定の設定長さに達した
    ときに前記クランプ電極に対する通電を停止すべく制御
    する制御回路と、 前記所定の設定長さを前記制御回路に入力する入力手段
    とを備えたことを特徴とする、 抵抗溶接装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の溶接装置におい
    て、溶接ヘッド部に対して不活性ガスを噴射するガス噴
    射部を設けたことを特徴とする、抵抗溶接装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010110924A (ko) * 2000-06-09 2001-12-15 신은선 맞대기 저항용접기
CN100363141C (zh) * 2005-12-09 2008-01-23 新兴铸管股份有限公司 钢格板压焊机
JP4507475B2 (ja) * 2001-08-22 2010-07-21 株式会社デンソー スパークプラグおよびその製造方法

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Effective date: 20040120