JPH0829959A - 面付けデータ作成装置及び製版システム - Google Patents

面付けデータ作成装置及び製版システム

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JPH0829959A
JPH0829959A JP15897894A JP15897894A JPH0829959A JP H0829959 A JPH0829959 A JP H0829959A JP 15897894 A JP15897894 A JP 15897894A JP 15897894 A JP15897894 A JP 15897894A JP H0829959 A JPH0829959 A JP H0829959A
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JP
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imposition
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page
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JP15897894A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kushida
正彦 串田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ページのページデータが揃っていない場合
において、印刷版への焼き付けを効率良く行えるように
する。 【構成】 製版システムは、複数のページデータからな
る面付けデータを感光フィルム上に面付けした原板フィ
ルムを焼付機8にて焼き付けし、印刷版を得るものであ
って、ページデータ配置装置2と焼付機8とを備えてい
る。ページデータ配置装置2は、複数のページデータを
感光フィルム上に面付けするための位置情報及び各ペー
ジデータのサイズ情報を含む面付け情報を指示し、その
面付け情報に基づいて、感光フィルム上の面付け位置に
各ページデータを配置して面付けデータを作成し、指示
された面付け情報を焼付機8へ出力する。焼付機8は、
ネットワーク回線NLを介して面付け情報を受け取り、
受け取った面付け情報に応じて、原板フィルムを対応す
る位置に移動させて焼付処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面付けデータ作成装置
及び製版システムに関する。
【0002】
【従来の技術】書籍等の印刷物を作成する場合、すでに
絵柄,文字等で編集された複数ページのページデータ
が、それぞれ1枚の原板フィルム上の所定の位置に記録
され、この原板フィルムを用いて印刷版が作成される。
例えば、16ページ単位で製本を行う場合には、1枚の
用紙の表裏にそれぞれ2列4行で各ページを印刷し、こ
の1枚の用紙を8つ折りして製本を行う。この場合に
は、1枚の原板フィルム上に8ページ分のページデータ
を面付けする必要がある。従来、面付けを行う場合に
は、作業者が各ページのページデータを貼り込みして行
うようにしている。
【0003】一方、最近では、コンピュータを用いて文
字画像のデータから製版用フィルムを自動的に得ること
が可能である。このようなシステムでは、ページ番号に
対応したページデータと、そのページデータの位置及び
姿勢やサイズ等に基づき、各ページのページデータを配
置して面付けデータを自動的に作成している。この結
果、作業者の手を介することなく面付けを行うことがで
きる。これらの面付け情報は、何ページを1単位で製本
するかによって予め定められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような面付け作
業を行う場合、各ページのページデータが予め準備され
ていれば何ら問題なく面付けを行うことができる。しか
し、実際の印刷製本工程においては、1つの仕事につい
て原板フィルム作成の工程に入ろうとしたときに全ペー
ジのページデータが揃っていないことがよくある。この
ような場合、その仕事についての揃っていなかったペー
ジデータを除く他のページデータだけが記録された原板
フィルムを作成することが考えられる。
【0005】このようにして作成された原板フィルムか
ら印刷版を作成する際には、揃っていないページにマス
クをかけ、その他の部分のページデータを印刷版に焼き
付ければよい。そして、既に焼き付けた部分をマスク
し、先にマスクされた部分に揃っていなかったページに
対応する後から作成された原板フィルムを配置して焼き
付け処理を行う。
【0006】この場合、揃っていなかった1ページ分の
原板フィルムを、先に作成された原板フィルムの所定位
置に高精度に位置決めしなければならない。このような
位置決めの際には、例えばレジスターマークを基準に位
置合わせを行っている。しかし、このような作業は煩雑
な作業であり、多くのページデータが揃わなかった場合
には、長時間の位置決め作業が必要となる。
【0007】本発明の目的は、各ページのページデータ
が全て揃っていない場合において、印刷版への焼き付け
を効率良く行えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1の面付けデータ作
成装置は、原板フィルムを焼付装置にて焼き付けして印
刷版を得る製版システムに用いられるものである。な
お、原板フィルムは、複数のページデータからなる面付
けデータを感光フィルム上に面付けして得られるもので
ある。そして、この装置は、指示手段とページデータ配
置手段と面付け情報出力手段とを備えている。指示手段
は、複数のページデータを感光フィルム上に面付けする
ための位置情報及び各ページデータのサイズ情報を含む
面付け情報を指示する手段である。ページデータ配置手
段は、指示手段で指示された面付け情報に基づいて、感
光フィルム上の面付け位置に各ページデータを配置して
面付けデータを作成する手段である。情報出力手段は、
指示手段で指示された面付け情報を焼付装置へ出力する
手段である。
【0009】発明2の面付けデータ作成装置は、発明1
の装置において、前記ページデータ配置手段を、面付け
情報により指定されるページ番号に対応するページデー
タが準備されている場合は、対応するページデータを面
付け情報に応じて配置し、ページデータが準備されてい
ない場合は、ページデータに代えて原板フィルム上の配
置領域が遮光領域になるようなデータを含むダミーデー
タを面付け情報に応じて配置して面付けデータを作成す
るようにしたものである。
【0010】発明3の面付けデータ作成装置は、複数の
ページデータからなる面付けデータに基づいて露光され
た印刷版に焼付装置にて焼付処理を行う製版システムに
用いられるものである。そして、この装置は、指示手段
とページデータ配置手段と情報出力手段を備えている。
指示手段は、複数のページデータを印刷版上に面付けす
るための位置情報及び各ページデータのサイズ情報を含
む面付け情報を指示する手段である。ページデータ配置
手段は、指示手段で指示された面付け情報に基づいて、
印刷版上の面付け位置にページデータを配置して面付け
データを作成する手段である。情報出力手段は、指示手
段で指示された面付け情報を焼付装置へ出力する手段で
ある。
【0011】発明4の面付けデータ作成装置は、発明3
の装置において、前記ページデータ配置手段を、面付け
情報により指定されるページ番号に対応するページデー
タが準備されている場合は、対応するページデータを面
付け情報に応じて配置し、ページデータが準備されてい
ない場合は、ページデータに代えて印刷版上の配置領域
が未露光領域になるようなデータを含むダミーデータを
面付け情報に応じて配置して面付けデータを作成するよ
うにしたものである。
【0012】発明5の製版システムは、感光フィルムか
ら原板フィルムを作成するための複数のページデータか
らなる面付けデータを作成するとともに、原板フィルム
から印刷版を得るものであって、面付けデータ作成装置
と焼付装置とを備えている。面付けデータ作成装置は、
複数のページデータを感光フィルム上に面付けするため
の位置情報及び各ページデータのサイズ情報を含む面付
け情報を指示する指示手段と、指示手段で指示された面
付け情報に基づいて、感光フィルム上の面付け位置に各
ページデータを配置して面付けデータを作成するページ
データ配置手段と、指示手段で指示された面付け情報を
出力する情報出力手段とを有している。焼付装置は、複
数のページデータが記録された印刷版を作成するもので
あり、通信回線を介して情報出力手段に接続可能であ
り、情報出力手段から出力された面付け情報を受け取る
情報受取手段と、面付け情報受取手段で受け取った面付
け情報に応じて、原板フィルムを対応する位置に移動し
て焼付処理を行う焼付手段とを有している。
【0013】発明6の製版システムは、発明5のシステ
ムにおいて、前記ページデータ配置手段を、面付け情報
により指定されるページ番号に対応するページデータが
準備されている場合は、対応するページデータを面付け
情報に応じて配置し、ページデータが準備されていない
場合は、ページデータに代えて原板フィルム上の配置領
域が遮光領域になるようなデータを含むダミーデータを
面付け情報に応じて配置して面付けデータを作成するよ
うにしたものである。
【0014】発明7の製版システムは、発明6のシステ
ムにおいて、前記焼付装置が、面付け情報に含まれるサ
イズ情報と位置情報とに応じてダミーデータの配置領域
を除く所定の領域を遮光する遮光手段をさらに備えてい
るものである。
【0015】
【作用】発明1の面付けデータ作成装置では、指示手段
によって位置情報及び各ページデータのサイズ情報を含
む面付け情報が指示されると、この面付け情報に基づい
て、予め作成されているページデータを感光フィルム上
の面付け位置に配置して面付けデータがページデータ配
置手段により作成される。また、指示手段によって指示
された面付け情報は、情報出力手段により焼付装置へ出
力される。
【0016】ここでは、情報出力手段により面付け情報
が焼付装置へ出力されるので、ダミーデータ部分に対応
する後から作成された原板フィルムが焼付装置上の所定
位置に自動的にかつ精度良く配置される。発明2の面付
けデータ作成装置では、面付け情報により指定されるペ
ージ番号に対応するページデータが準備されている場合
は、ページデータ配置手段が対応するページデータを面
付け情報に応じて配置する。また、ページデータが準備
されていない場合は、ページデータに代えて遮光領域を
形成するためのダミーデータを面付け情報に応じて配置
して面付けデータを作成する。
【0017】ここでは、あるページのページデータが準
備されていない場合でも、揃っているページデータにつ
いてだけの面付けデータを作成し、これに基づいて原板
フィルムを作成することができる。また、焼付装置側で
は、ダミーデータ部分を除く部分を焼付処理する場合、
ダミーデータ部分が遮光領域となっているので、この部
分についてマスクする必要がない。また、ダミーデータ
部分に対応する後から作成された原板フィルムを焼き付
ける場合、原板フィルムは面付けデータ作成装置の情報
出力手段からの面付け情報に従って自動的に対応する位
置に配置される。
【0018】発明3の面付けデータ作成装置では、指示
手段によって位置情報及び各ページデータのサイズ情報
を含む面付け情報が指示されると、この面付け情報に基
づいて、予め作成されているページデータを印刷版上の
面付け位置に配置して面付けデータがページデータ配置
手段により作成される。また、指示手段によって指示さ
れた面付け情報は、情報出力手段により焼付装置へ出力
される。
【0019】ここでは、情報出力手段により面付け情報
が焼付装置に出力されるので、揃っていなかったページ
に対応する後から作成された原板フィルムは焼付装置上
の所定位置に自動的にかつ精度良く配置される。発明4
の面付けデータ作成装置では、面付け情報により指定さ
れるページ番号に対応するページデータが準備されてい
る場合は、ページデータ配置手段が対応するページデー
タを面付け情報に応じて配置する。また、ページデータ
が準備されていない場合は、ページデータに代えて未露
光領域を形成するためのダミーデータを面付け情報に応
じて配置して面付けデータを作成する。
【0020】ここでは、あるページのページデータが準
備されていない場合でも、揃っているページデータにつ
いてだけ面付けデータを作成し、これに基づいて印刷版
を作成することができる。また、焼付装置側では、ダミ
ーデータの部分に対応する後に作成された原板フィルム
を焼き付ける場合、原板フィルムは面付けデータ作成装
置の情報出力手段からの面付け情報に従って自動的に対
応する位置に配置される。
【0021】発明5の製版システムでは、発明1の場合
と同様に、面付け情報が指示されると、この面付け情報
に基づいて面付けデータが作成される。また、面付け情
報は焼付装置へ出力される。出力された面付け情報は、
焼付装置の情報受取手段で受け取られる。原板フィルム
は、受け取った面付け情報に応じて対応する位置に移動
させられ、焼き付け処理が行われる。
【0022】ここでは、面付けデータ作成装置から送ら
れてくる面付け情報に基づき原板フィルムを移動させる
ことができるので、原板フィルムの位置合わせ動作が不
要になる。この結果、焼き付け時の作業効率が向上し、
かつ精度の良い焼付処理が行われる。発明6の製版シス
テムでは、発明2の場合と同様に、ページデータが準備
されている場合は、各ページデータが面付け情報に応じ
て配置される。また、ページデータが準備されていない
場合は、ページデータに代えて遮光領域を形成するため
のダミーデータが面付け情報に応じて配置され、面付け
データが作成される。そして、ダミーデータを含む面付
けデータによって作成された原板フィルムは、面付けデ
ータ作成装置から送られてきた面付け情報に従って所定
位置に配置され、焼付処理される。
【0023】ここでは、前記同様に、ダミーデータ部分
を除く領域を焼き付ける場合は、ダミーデータ部分のマ
スクが不要となり、また、ダミーデータ部分に対応する
後に作成された原板フィルムを焼き付ける場合は、面付
け情報をもとに原板フィルムを対応する部分に自動的に
移動させることができ、焼付装置側での作業が精度良く
かつ効率良く行われる。
【0024】発明7の製版システムでは、ダミーデータ
部分を含む原板フィルムを焼き付ける場合は、面付け情
報に含まれるサイズ情報と位置情報とに応じてダミーデ
ータ部分を除く領域を遮光手段によって遮光して、焼付
処理が行われるので、焼付作業時の効率がより向上す
る。
【0025】
【実施例】図1に本発明の一実施例による面付けデータ
作成装置を含む製版システムの構成を示す。この製版シ
ステムは、ページデータ作成装置1及びページデータ配
置装置2からなるデータ作成装置7と、データ変換装置
3と、出力機4と、焼付機8と、見当合わせ装置9とを
有している。ページデータ作成装置1は、各ページのペ
ージデータを作成するための装置である。また、ページ
データ配置装置2は、ページデータ作成装置1で作成さ
れたページデータを感光フィルムのどの位置に配置する
かを決定するためのページ配置データ(面付け情報)を
作成し、ページ配置データに基づき面付けデータを作成
するための装置である。
【0026】ページデータ作成装置1には、絵柄情報を
入力するためのスキャナ5と、文字情報を入力するため
の文字入力装置6とが接続されている。ページデータ作
成装置1は、公知のマイクロコンピュータからなるDT
P(ディスク・トップ・パブリッシング)装置、ワード
プロセッサ装置等であり、ページ番号に関連付けてペー
ジデータが作成される。
【0027】ページデータ作成装置1で作成された各ペ
ージのページデータは、ページデータ配置装置2で、ペ
ージ配置データに基づき感光フィルム上の配置(面付
け)に対応して配置された面付けデータとされ、作成さ
れた面付けデータは、ネットワーク回線NLを介してデ
ータ変換装置3に与えられる。データ変換装置3は、入
力された面付けデータをラスタデータに変換するための
装置である。このデータ変換装置3で変換されたラスタ
データは出力機4に与えられる。
【0028】出力機4には感光フィルムが装着されてお
り、この感光フィルムにデータ変換装置3からのラスタ
データに基づいた画像が記録され、原板フィルムが作成
される。またページデータ配置装置2で作成されたペー
ジ配置データは、ネットワーク回線NLを介して焼付機
8にも与えられる。焼付機8は、出力機4で作成された
原板フィルムと印刷版とを密着焼付するものである。見
当合わせ装置9は、出力機4でページデータが記録され
た原板フィルムに対して、レジスタマークを基準に、焼
付機8に装着するためのパンチ孔を開ける装置である。
【0029】ページデータ配置装置2は、図2で示すよ
うな処理部10を有している。処理部10は、CPU,
RAM,ROM等からなるマイクロコンピュータを含ん
でいる。処理部10には、記憶部11、表示装置として
のCRT12、フレキシブルディスクドライブ13及び
キーボード14が接続されている。また処理部10に
は、ページデータ作成装置1やデータ変換装置3や焼付
機8等の外部機器がローカルエリアネットワークインタ
ーフェイス(LAN・I/F)15及びネットワーク回
線NLを介して接続されている。
【0030】焼付機8は、図3に示すように、原板フィ
ルムを原板搬送用ベルトで位置決めするようにしたベル
ト搬送式多面焼付機である。焼付機8は、機枠本体21
と、機枠本体21の上面に昇降自在に設けられた焼付台
22と、焼付台22に対して開閉可能に設けられた上枠
23と、上枠23の上方に配置された焼付用光源28と
を備えている。上枠23は、縁枠24と、縁枠24の下
面に配置された透光板25とを備えている。透光板25
の上面には、巻出し式マスク装置(図6)33が配置さ
れている。
【0031】焼付台22上には、図4に示すように、印
刷版Pを位置決めするための1対の位置決ピン35が設
けられている。1対の位置決めピン35は、それぞれブ
ッシュ36に上下移動可能に挿入されており、図示しな
いスプリングにより上方に常時付勢されている。また焼
付台22には、焼付台22に対してX方向及びY方向に
移動可能な原板搬送用ベルト26が配置されている。こ
の原板搬送用ベルト26で、焼付台22上に位置決め載
置したPS版等の印刷版Pに対して、印刷版Pより小さ
な原板フィルムFを順次に取り換えながら位置決めして
多面焼付けすることが可能である。また、原板搬送用ベ
ルト26は、ページデータのうち最初に揃わなかったペ
ージデータの原板フィルムの位置決めにも用いられる。
原板搬送用ベルト26は、焼付台22の左右に配置した
1対のプーリ30に、板厚0.2mm程度の無端帯板を
巻き掛け、焼付台22を取り巻くように設けられてい
る。
【0032】上枠23は、図3及び図5に示すように、
その左右両端中央に設けられたエアシリンダ27によっ
て開閉可能になっており、全開姿勢FOと半開姿勢HO
と閉姿勢CLとの間で切り換えられ得る。全開姿勢FO
では、操作者の手作業により印刷版Pや原板フィルムF
の交換を行う。半開姿勢HOでは、原板搬送用ベルト2
6を作動して原板フィルムFをX及びY方向に移動さ
せ、所定位置に原板フィルムFを移動させる。また閉姿
勢CLでは、原板フィルムFと印刷版Pとを密着し、焼
き付けする。
【0033】原板フィルムFは、図4に示すように、そ
の前端辺(図の左端辺)が原板搬送用ベルト26に接着
テープ32で留められ、焼付台22上に位置決め載置さ
れた印刷版Pに対してX及びY方向に位置決めされる。
このとき、焼付台22が少し下降して、原板搬送用ベル
ト26と印刷版Pとの間に相対移動可能な間隙を形成す
るようになっている。この間隙を通して、焼付台22の
前方に配置されたエアノズル29よりエアが噴出し、原
板フィルムFの後端辺が垂れ下がって印刷版Pに接触す
るのを防止する。
【0034】焼付台22は、図6に示すように、枠フレ
ーム41と枠フレーム41内に固設されたシート支持板
42と、シート支持板42上に両面接着テープ48によ
りその周囲のみを固定された弾性シート46とから主に
構成されている。シート支持板42は、表板43と裏板
44とから主に構成され、表板43と裏板44との間に
は空間45が形成されている。透光板25の周囲には気
密シール34が配置されている。気密シール34は透光
板25と弾性シート46との間に形成される露光室57
を気密に封止し得るようになっている。露光室57は、
排気孔47及び電磁式のバルブ51を介して真空ポンプ
50に接続されている。バルブ51は、排気孔47を真
空ポンプ50に接続する状態と大気に開放する状態とを
取り得る。また、予備排気室58は、空間45、排気孔
49及び電磁式のバルブ52を介して真空ポンプ50に
接続されている。バルブ52は、排気孔49を真空ポン
プ50に接続する状態と大気に開放する状態とを取り得
る。
【0035】焼付機8は、図7に示すような焼付制御部
60を有している。焼付制御部60は、CPU,RA
M,ROM等からなるマイクロコンピュータを含んでい
る。焼付制御部60には、原板搬送用ベルト26、光源
28、バルブ51,52、及び真空ポンプ50、マスク
装置33が接続されている。また焼付制御部60には、
ネットワーク回線NLに接続されたローカルエリアネッ
トワークインターフェイス(LAN・I/F)61、操
作パネル62、及び他の入出力部が接続されている。
【0036】次に、このように構成された製版システム
の動作について説明する。まず、ページデータ配置装置
2の処理部10での制御動作を図8〜図10に示す制御
フローチャートにしたがって説明する。ここでは、図1
2に示すように、1枚の用紙70の表裏に16ページの
情報を印刷する場合の原板フィルムの作成例について説
明する。なお、図12の印刷用紙に示した数値はページ
番号であり、ページ番号の向きは当該ページの上下方向
の向きを示している。この例では、5〜12ページ情報
と1〜4ページ及び13〜16ページの情報とは上下方
向の向きが逆であることを示している。
【0037】装置が起動されると、まず図8のステップ
S1において初期設定を行う。この初期設定では、後述
する原板フィルムの各割当位置のページ番号が「0」に
設定され、また上下方向の向きが全て上向きに設定され
る。さらに、ページ番号「m」が「1」に設定される。
ステップS2では、処理のためのメニューをCRT12
に表示する。ここでは、各種の処理メニューが表示され
る。ステップS3では、処理メニューのうちの面付けす
るための情報を指定するためのメニューが選択されたか
否かを判断する。ここで、面付けするための情報とは、
ページの大きさ、折丁、右開きか左開きか、天袋か地袋
か、装本の仕方、のどあき、くわえ寸法、見当合わせマ
ーク、ページ番号等に関する情報である。
【0038】ステップS4では、ページ配置データを作
成するための処理メニューが選択されたか否かを判断す
る。またステップS5では、面付けデータを出力するた
めの処理メニューが選択されたか否かを判断する。さら
にステップS6では、他の処理メニューが選択されたか
否かを判断する。面付けするための情報を指定するため
の処理メニューが選択された場合には、ステップS3か
らステップS7へ移行する。ステップS7では、オペレ
ータによって指定された面付けするための情報を取り込
む。ここでは、例えば図12に示すような印刷用紙を作
成する場合には、「8つ折り右開き」等の情報が指定さ
れる。またページ配置データを作成するための処理メニ
ューが選択された場合には、ステップS4からステップ
S8へ移行する。ステップS8では、後述するページ配
置データ作成処理を実行する。また面付けデータ出力の
ための処理メニューが選択された場合には、ステップS
5からステップS9へ移行する。ステップS9では、ペ
ージデータ作成装置1で作成された各ページのページデ
ータがステップS8で作成されたページ配置データに基
づいて配置されてなる面付けデータを作成し、面付けデ
ータをネットワーク回線NLを介してデータ変換装置3
へ出力する。
【0039】このデータ出力処理において、ページデー
タ配置装置2には、予め原板フィルムのサイズに対応し
たビットマップメモリが記憶部11内に用意されてお
り、このビットマップメモリ上にページ配置データに従
ってページデータを配置する。全ての配置が終了すれ
ば、ビットマップメモリ上のデータを順次読み出して、
面付けデータとしてデータ変換装置3へ出力する。な
お、原板フィルムを複数に分割したサイズに、ビットマ
ップメモリを複数に分割してデータ変換装置3へ出力し
ても良い。データ変換装置3では、これらの情報に基づ
いて、出力機4にセットされた原板フィルムに対し、図
12に示すような割当位置及び向きで面付けデータを出
力する。
【0040】さらに、他の処理を行うためのメニューが
選択された場合にはステップS6からステップS10へ
移行し、対応する処理を実行する。なお、メニュー表示
中においても、ページデータ及びページ配置データに含
まれる寸法・位置データの出力要求が焼付機8からなさ
れると、図9に示す割り込み処理を実行する。ここで
は、ステップS11でページデータ及びページ配置デー
タから後述するダミーデータのサイズや原板フィルム上
での位置を示す寸法・位置データを作成する。ステップ
S12では、作成した寸法・位置データをネットワーク
回線NLを介して焼付機8に出力する。
【0041】ステップS8のページ配置データ作成処理
では、図10のステップS20において、ページデータ
を配置するレイアウトを選択する。ここでレイアウトと
は、各ページデータの配置位置だけではなく、ページデ
ータの天地方向や図12における5,12,9,…とい
うページデータの順序等が含まれている。ステップS2
1では、ページデータの第1ページ番号を入力し、この
入力番号を「m」に変換する。図12に示す例では、1
6ページ1単位で面付けデータが作成されるため、1単
位毎の第1ページ番号を入力することで、配置するペー
ジ番号mを判断する。例えば、16ページずつの面付け
においては、第1ページ番号として、1,17,33,
49…が考えられる。17が入力されると、作成される
面付けデータには17ページから32ページまでを1単
位として各ページデータの配置が行われる。なお、ステ
ップS20で選択したレイアウトに適合しない第1ペー
ジ番号が入力された場合、エラーを表示するようにして
も良い。
【0042】次に、ステップS22では、ページ番号m
のページデータが準備されているか否かを判断する。ペ
ージデータが準備されている場合にはステップS23へ
移行し、ステップS20で選択されたレイアウトに従っ
てページ配置データを作成し、ステップS24へ移行す
る。一方、ステップS22でページデータが準備されて
いないと判断された場合には、ステップS28で、ペー
ジデータの欠落を表示する欠落ページフラグをオンす
る。ステップS29では、欠落したページデータのペー
ジ番号やページデータの配置位置等を記憶し、ステップ
S24へ移行する。ステップS24では、ページ番号を
示す数字mをインクリメントする。
【0043】次に、ステップS25では、ページ番号m
が所定値Mを超えたか否かを判断する。ここでは、所定
値Mは図12に示す例ではページ番号m+15を表し、
16ページ1単位の処理が終了したか否かを判断する。
超えていない場合にはステップS22以降の処理を繰り
返し実行する。超えている場合にはステップS25から
ステップS26に移行し、欠落ページがあるか否かを判
断する。欠落ページがない場合にはステップS27へ移
行し、この処理を終了するためのキーが押されたか否か
を判断する。押されていない場合にはステップS21に
戻り、ページ配置データ作成処理を前記同様に行う。
【0044】一方、ステップS26で欠落ページがある
と判断された場合には、ステップS30で後述するダミ
ーデータのセット処理を実行する。ダミーデータのセッ
ト処理が終了するとステップS31で欠落ページフラグ
をオフし、ステップS27へ移行する。ステップS30
のダミーデータのセット処理では、図11のステップS
40において欠落ページをCRT12に表示する。ここ
では欠落しているページ番号が表示される。ステップS
41では、オペレータの指示により、予め作成してペー
ジデータ作成装置1又はページデータ配置装置2に格納
されている遮光マスク形成用のデータ等の各種のダミー
データが選択される。次にステップS42で、選択され
たダミーデータを欠落ページに配置するページデータと
して記憶する。そしてステップS43で全ての欠落ペー
ジのダミーデータのセット処理が終了したか否かを判断
する。終了していない場合にはステップS40以降の処
理を繰り返して実行する。
【0045】ステップS41でダミーデータとして遮光
マスク形成用のデータが選択された場合には、黒データ
を作成する。そしてステップS42において、作成され
た黒データを対応する割当位置に配置するページデータ
として記憶する。このようなダミーデータを用いて作成
された原板フィルムF1を図13に示す。この場合は、
13ページの割当位置に遮光マスクSMが形成される。
【0046】また、ステップS41でダミーデータとし
て透光領域形成用のデータが選択された場合には、見当
合わせ用のレジスタマークを生成し、当該ページにレジ
スタマークを記録する。この場合には、空データ(透光
領域)及びレジスタマークRが記録された、図14に示
すような原板フィルムF2が作成される。ここでは、1
3ページの割当位置は透光領域PRとなり、その一部に
レジスタマークRが記録される。
【0047】次に、焼付機制御部60での制御動作を図
15〜図17に示す制御フローチャートに従って説明す
る。焼付機制御部60では、図15のステップP1で、
各種フラグのリセットや原板搬送用ベルト6の原点復帰
等の初期設定処理を行う。ステップP2では、操作者に
よって焼付プログラムが入力されたか否かを判断する。
ステップP3では、焼付モードの入力がなされたか否か
を判断する。ステップP4では、操作者によって焼付開
始が指令されたか否かを判断する。なお、操作者は、焼
付開始を指令する前に原板フィルム及び印刷版を焼付機
8の焼付台22上にセットしておく。ステップP5では
他の処理が指令されたか否かを判断する。他の処理が指
令されていないと判断するとステップP2に戻る。
【0048】焼付プログラムが入力されたと判断すると
ステップP2からステップP6へ移行する。ステップP
6では、焼付プログラム入力処理を行う。焼付プログラ
ム入力処理では、原板フィルムのサイズや移動位置等の
位置及びサイズに関する情報、繰り返し回数等の面数に
関する情報、焼付時間や密着時間等の露光・真空密着に
関する情報、及び原稿の交換指示や焼付順序等のその他
の情報の入力及び入力された焼付プログラムのファイル
毎の記憶が行える。
【0049】焼付モード入力がなされたと判断するとス
テップP3からステップP7へ移行する。ステップP7
では後述する焼付モード設定処理がなされる。焼付開始
が指令されたと判断するとステップP4からステップP
8へ移行し、後述する焼付処理を実行する。他の処理が
指令されたと判断するとステップP5からステップP9
へ移行し指令された他の処理を実行する。
【0050】ステップP7の焼付モード設定処理では、
図16のステップP11で焼付モードとしてモード1が
指定されたか否かを判断する。ここでモード1とは、入
力された焼付プログラムに従う焼付処理を行うモードで
ある。ステップP12では、焼付モードとしてモード2
が指定されたか否かを判断する。ここでモード2とは、
ダミーページに対して焼付処理を行うモードである。ス
テップP13では、他のモードが設定されたか否かを判
断する。
【0051】モード1が指定されたと判断するとステッ
プP11からステップP15へ移行する。ステップP1
5では、焼付モードをモード1にセットする。ステップ
P16では、原板搬送用ベルト26を原点に復帰させ
る。ステップP17では、予め記憶された焼付プログラ
ムから所望の焼付プログラムを選択してセットする。モ
ード2が指定されたと判断するとステップP12からス
テップP20へ移行する。ステップP20では、焼付モ
ードをモード2にセットする。ステップP21では、原
板搬送用ベルト26を原点に復帰する。ステップP22
では、ページデータ配置装置2にダミーデータの寸法・
位置データの出力要求を送信する。ここで、ダミーデー
タが複数個所に割り当てられている場合は、出力要求を
送信する際に、たとえばページ番号等を指定することに
よって、要求している個所を特定する。ステップP23
では、ページデータ配置装置2からの寸法・位置データ
の受信を待つ。寸法・位置データを受信するとステップ
P24に移行し、受信した寸法・位置データを記憶す
る。ステップP25では、記憶した寸法・位置データか
ら、マスクデータと移動データとを求め、それを記憶す
る。
【0052】他のモードが指定されたと判断するとステ
ップP13からステップP26へ移行する。ステップP
26では他のモード処理を実行する。焼付処理では、図
17のステップP31で、焼付モードがモード1にセッ
トされているか否かを判断する。ステップP32では、
焼付モードがモード2にセットされているか否かを判断
する。ステップP33では、焼付モードが他のモードに
セットされているか否かを判断する。
【0053】焼付モードがモード1にセットされている
と判断するとステップP31からステップP35へ移行
する。ステップP35では、セットされた焼付プログラ
ムを1ステップづつ読み出す。ステップP36では、焼
付プログラムが終了したか否かを判断する。焼付プログ
ラムが終了した場合にはステップP32に移行する。焼
付プログラムが終了していない場合にはステップP37
へ移行する。ステップP37では、読み込んだ焼付プロ
グラムに応じて、原板搬送用ベルト26により原板フィ
ルムを移動する。また、マスク装置33によりマスクを
形成する。
【0054】次のステップP38では、真空ポンプ55
及びバルブ51,52を作動させて、原板フィルムと印
刷版とを真空密着させる。ここでは、例えば、真空ポン
プ50を作動させ、バルブ51,52を、排気孔47,
49が真空ポンプ50に接続される位置に切り換え、露
光室57及び予備排気室58内の空気を排気する。する
と、弾性シート46がシート支持板42上に吸着され
る。一方、透光板25と弾性シート46との間の露光室
57が排気減圧される。そして、露光室57の真空圧が
例えば400mmHg程度に達すると、バルブ52を大
気と連通する側に切り換える。これにより、弾性シート
46がその中央部分から順に大気圧によって押し上げら
れ、原板フィルムFと印刷版Pとが中央から密着する。
この状態で所定時間が経過すると、印刷版Pが透光板2
5に真空密着した状態になる。
【0055】ステップP39では、光源28を点灯して
露光処理を行う。露光処理が終了すれば、ステップP4
0で、バルブ51を大気に連通する側に切り換え、露光
室57を大気に連通して真空密着を解除する。それと共
に、バルブ52を真空ポンプ50側に切り換え、空間4
5及び58を排気する。これにより再度弾性シート46
がシート支持板42に密着する。
【0056】これらの処理が終了するとステップP35
に戻り、焼付プログラムの次のステップを読み込む。モ
ード2が設定されていると判断するとステップP32か
らステップP45へ移行する。ステップP45では、マ
スクデータを読み込む。またステップP46では移動デ
ータを読み込む。ステップP47では、原板搬送用ベル
ト26により原板フィルムFを移動させ、マスク装置3
3によりマスクを形成する。これにより、図20に示す
ようにマスク33が形成される。なお、予め焼付開始前
に、13ページのデータが記録された原板フィルムF3
が原板搬送用ベルト26に貼り込まれており、その原板
フィルムF3が13ページの位置に移動する。ステップ
P48では、ステップP38と同様に真空密着処理を実
行する。この結果、原板フィルムF3と印刷版Pとが密
着する。ステップP49では、ステップP39と同様な
露光処理を実行する。ステップP50では、ステップP
40と同様な密着解除処理を実行する。ステップP51
では、ダミーデータの処理が終了したか否かを判断す
る。この判断は、次のダミーデータがあるか否かにより
判断する。ダミーデータがまだあると判断した場合には
ステップP45へ移行する。またダミーデータがないと
判断した場合にはステップP33へ移行する。なお、複
数のダミーデータが存在する場合には、原板フィルムF
3の貼り込み時に、ページ番号を入力し、ステップP4
5及びP46で入力されたページ番号のマスクデータ及
び移動データを読み込むようにすればよい。ステップP
33で他のモード処理が設定されていると判断すると、
ステップP55へ移行し他のモード処理を実行する。
【0057】例えば、13ページ目のデータだけがまだ
揃っていない場合には、図18に示すような、原板フィ
ルムF1が出力機4によって作成される。すなわち、1
3ページ目が遮光領域となった原板フィルムF1が作成
される。そして作成された原板フィルムF1と印刷版P
とがモード1の焼付処理によって焼き付けられる。この
結果、図19に示すような未現像の印刷版P1が作成さ
れる。ここでは、第13ページ目の割当位置のみが未露
光となっている。
【0058】続いて、モード2による焼付処理を行う。
この場合には、図20に示すように、ページデータ配置
装置2からの寸法・位置データに基づいて作成されたマ
スクデータによってマスク33が形成される。また、別
に供給された第13ページ目の例えば広告フィルムF3
が原板搬送用ベルト26にセットされると、それが、前
記同様のページデータ配置装置2からの寸法・位置デー
タに基づいて作成された移動データによって13ページ
目の位置に移動させられる。そして印刷版P1と原板フ
ィルムF3とが密着され、焼付処理が行われる。この結
果、図21に示すような印刷版P2が得られる。 〔他の実施例1〕上述した実施例では、複数ページ1単
位における第1ページ番号を入力するだけで、ページデ
ータの配置及びダミーデータの配置を行うようにした
が、各ページデータ毎にページの割当位置を指定しても
良い。図8のステップS8でのページ配置データ作成処
理の他の例を図22に示す。
【0059】このページ配置データ作成処理では、まず
ステップS50において、図24に示すような面付けの
ための情報に対応したパターンを表示する。ここで、図
24に示すパターン71において、各ページ割当位置の
上部表示領域71aの数字(図24では「0」)はペー
ジ番号を示し、その下方の矢印71bは当該ページの上
下方向の向きを示している。
【0060】ステップS51では、割当位置「n=
(1)」にはどのページを割り当てるかを指定するため
の入力を待つ。図12に示す例では、ここで数字「5」
が入力される。ステップP52では、ステップP51で
入力されたページ番号「5」を取り込む。次にステップ
S53では、指定されたページ(5ページ)のページデ
ータが既にページデータ作成装置1で作成されているか
否かを判断する。なお、この判断は各ページデータに関
連付けて設けたページ番号により行う。作成されている
場合にはステップS54へ移行し、第5ページのページ
データを割当位置「1」に配置するためのページ配置デ
ータを作成する。
【0061】次にステップS55で、割当位置「1」に
割り当てられる第5ページの上下方向の向きの入力を待
つ。初期状態では、図24に示すように、全て上向きに
設定されているが、ここで逆向きが指定された場合に
は、逆向きを示す方向コードがステップS56で付加さ
れ、それと同時に、パターン表示の矢印の向きが逆向き
に変更される。しかし、この例では、第5ページは上向
きのままでよいので、逆向きは指定されない。次にステ
ップS57では、割当位置を示す数字nをインクリメン
トしてステップS58に移行する。ステップS58で
は、割当位置nが予め設定されているN(図24に示す
例では「8」)を超えたか否かを判断する。超えていな
い場合にはステップS58からステップS59へ移行
し、この処理を終了するためのキーが押されたか否かを
判断する。押されていない場合にはステップS51に戻
り、次の割当位置「2」に関するページの割り付け処理
を前記同様にして行う。
【0062】ここで、割当位置nがNを超えた場合(図
12及び図24に示す例では「8」を超えた場合)に
は、ステップS58からステップS60へ移行する。ス
テップS60では、割当位置nを再び「1」に設定し直
し、ステップS51以降の処理を繰り返して実行する。
このようにして各割当位置への面付け処理を繰り返し実
行することにより、パターン表示は図24(B)に示す
ような表示となる。この図24(B)に示す表示は、図
12(A)の印刷物70の表の配置に相当している。
【0063】ここで、例えば図12に示す13ページが
広告ページであり、別にフィルムが供給される場合に
は、ページデータ作成装置1でこの13ページのページ
データを作成することはできない。この場合には、割当
位置「6」でページ番号「13」をステップS52で取
り込むが、ステップS53において、指定されたページ
のページデータが作成されていないと判断し、ステップ
S53からステップS61へ移行する。このステップS
61では、ダミーデータのセット処理を実行する。
【0064】ダミーデータのセット処理を図23に示
す。この場合には、ステップS70において、ダミーデ
ータを遮光マスク形成用のデータとするか否かを判断
し、ステップS71においてダミーデータを透光領域形
成用のデータとするか否かを判断し、ステップS72に
おいて他のデータとするか否かを判断する。ここで、他
のデータとは、例えば13ページに割り当てる原稿の種
類等の情報がデータとして選択される。
【0065】ダミーデータとして遮光マスク形成用デー
タが選択された場合にはステップS70からステップS
73へ移行し、ステップS73において黒データを作成
する。そしてステップS74で、作成されたデータを対
応する割当位置に配置するページデータとして記憶す
る。このダミーデータを用いて作成された原板フィルム
F1を図13に示す。この例では、13ページの割当位
置に遮光マスクSMが形成される。また、ダミーデータ
として透光領域形成用のデータが選択された場合には、
ステップS71からステップS75へ移行する。ステッ
プS75では、レジスタマークを記録するか否かを判断
する。ステップS75でYESと判断された場合にはス
テップS76へ移行し、レジスタマーク用のデータを作
成して前記同様に記憶する。一方、ステップS75でN
Oと判断された場合には特にデータを作成しない。すな
わち、この場合には13ページのページデータとして何
も出力しないので、原板フィルムにおいて13ページは
完全な透光領域となる。ダミーデータとしてカラーデー
タ(透光領域)及びレジスタマークが選択された場合に
は、図14に示すような原板フィルムF2が作成され
る。ここでは、13ページの割当位置は透光領域PRと
なり、その一部にレジスタマークRが記憶される。ステ
ップS72でその他のデータが選択された場合には、ス
テップS77で他のデータが作成され、ステップS78
で記憶される。
【0066】なお、本実施例のように16ページ1単位
で面付けデータを作成した場合、図12に示す印刷用紙
に対応した表裏の原板フィルムが作成される。 〔他の実施例2〕上述した実施例では、いずれの場合も
複数のページデータからなる面付けデータを感光フィル
ム上に面付けして原板フィルムを作成した後、この作成
した原板フィルムを用いて印刷版を作成するようにして
いるが、レーザ走査露光により直接印刷版上に焼き付け
て画像を出力する印刷版走査露光装置等にも用いること
ができる。
【0067】この場合、ページデータが準備されていな
いときは、印刷版上に遮光マスク形成用のデータ等の各
種のダミーデータを選択して遮光領域を配置するのでは
なく、未露光領域を配置すれば良いことになる。ただ
し、印刷版走査露光装置では、焼き付け時間を短縮する
ために通常の印刷版よりも感度の高い特殊な印刷版を用
いるものが多い。そのため、未露光領域に他の原板フィ
ルムをベルト搬送式の多面焼付装置等の焼付装置で焼き
付ける場合、通常の印刷版に焼き付けるときとは異なる
焼き付け時間を設定する必要があるが、これらの焼き付
け時間等は予め実際にテストを行っておけば良い。
【0068】
【発明の効果】発明1の面付けデータ作成装置では、情
報出力手段により面付け情報が焼付装置へ出力されるの
で、焼付装置ではその出力された面付け情報により原板
フィルムを位置決めすることができる。このため、焼付
装置において焼き付け作業が精度良くかつ効率良く行え
る。
【0069】発明2の面付けデータ作成装置では、ペー
ジデータが準備されていない場合は、ページデータに代
えて当該部分を遮光領域とするためのダミーデータが配
置され、しかもダミーデータ部分の面付け情報が焼付装
置側へ送られる。その結果、揃っていなかったページに
対応する後から作成された原板フィルムが面付け情報に
従ってダミーデータ部分に自動的に位置決めされるの
で、焼付作業を精度良くかつ効率良く行える。
【0070】発明3の面付けデータ作成装置では、情報
出力手段により面付け情報が焼付装置へ出力されるの
で、焼付装置ではその出力された面付け情報により原板
フィルムを位置決めすることができる。このため、焼付
装置において焼き付け作業が精度良くかつ効率良く行え
る。発明4の面付けデータ作成装置では、ページデータ
が準備されていない場合は、ページデータに代えて当該
部分を未露光領域とするためのダミーデータが配置さ
れ、しかもダミーデータ部分の面付け情報が焼付装置へ
送られるので、焼付装置側では、後から用意された原板
フィルムが面付け情報に従ってダミーデータ部分に自動
的に位置決めされ、焼付作業を精度良くかつ効率良く行
える。
【0071】発明5の製版システムでは、焼付装置側に
おいて、面付けデータ作成装置から送られてきた面付け
情報に基づき原板フィルムを移動させることができるの
で、原板フィルムの位置合わせ動作が不要になる。この
結果、焼付作業の効率が向上する。発明6の製版システ
ムでは、発明2と同様に、ページデータが準備されてい
ない場合は、ページデータに代えて遮光領域を形成する
ためのダミーデータが配置され、しかもダミーデータ部
分の面付け情報が焼付装置へ送られる。その結果、原板
フィルムを対応する位置に自動的に移動させることがで
き、焼付作業が容易になる。
【0072】発明7の製版システムでは、焼付装置が遮
光手段をさらに備えているので、後から用意された原板
フィルムによる焼き付け時に、ダミーデータの部分のみ
を露光でき、焼き付け時の効率をより向上させることが
できる。また、面付け情報に応じて遮光手段を制御する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷版を作成する製版システムのブロック模式
図。
【図2】本発明の一実施例によるページデータ配置装置
のブロック構成図。
【図3】ベルト式多面焼付機の斜視図。
【図4】焼付台の平面図。
【図5】焼付機の側面図。
【図6】図4のVI−VI断面部分図。
【図7】焼付機の制御ブロック図。
【図8】ページデータ配置装置の制御フローチャート。
【図9】その割り込み処理の制御フローチャート。
【図10】そのページ配置データ作成処理の制御フロー
チャート。
【図11】そのダミーデータセット処理の制御フローチ
ャート。
【図12】印刷用紙の一例を示す図。
【図13】原板フィルムの一例を示す図。
【図14】原板フィルムの一例を示す図。
【図15】焼付制御部の制御フローチャート。
【図16】その焼付モード設定処理の制御フローチャー
ト。
【図17】その焼付処理の制御フローチャート。
【図18】印刷版作成の焼付工程を示す図。
【図19】その工程により作成された印刷版を示す図。
【図20】モード2による重ね焼き工程を示す図。
【図21】モード2により作成された印刷版を示す図。
【図22】他の実施例の図10に相当する図。
【図23】他の実施例の図11に相当する図。
【図24】他の実施例のページ配置データ作成処理時の
画面表示の一例を示す図。
【符号の説明】
2 ページデータ配置装置 4 出力機 7 データ作成装置 8 焼付機 15,61 ローカルエリアネットワークインターフェ
イス 60 焼付制御部 NL ネットワーク回線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のページデータからなる面付けデータ
    を感光フィルム上に面付けして得られた原板フィルムを
    焼付装置にて焼き付けして印刷版を得る製版システムに
    用いられる面付けデータ作成装置であって、 前記複数のページデータを前記感光フィルム上に面付け
    するための位置情報及び各ページデータのサイズ情報を
    含む面付け情報を指示する指示手段と、 前記指示手段で指示された面付け情報に基づいて、前記
    感光フィルム上の面付け位置にページデータを配置して
    面付けデータを作成するページデータ配置手段と、 前記指示手段で指示された面付け情報を前記焼付装置へ
    出力する情報出力手段と、を備えた面付けデータ作成装
    置。
  2. 【請求項2】前記ページデータ配置手段は、前記面付け
    情報により指定されるページ番号に対応するページデー
    タが準備されている場合は、対応するページデータを前
    記面付け情報に応じて配置し、ページデータが準備され
    ていない場合は、ページデータに代えて前記原板フィル
    ム上の配置領域が遮光領域になるようなデータを含むダ
    ミーデータを前記面付け情報に応じて配置して面付けデ
    ータを作成する、請求項1に記載の面付けデータ作成装
    置。
  3. 【請求項3】複数のページデータからなる面付けデータ
    に基づいて露光された印刷版に焼付装置にて焼付処理を
    行う製版システムに用いられる面付けデータ作成装置で
    あって、 前記複数のページデータを前記印刷版上に面付けするた
    めの位置情報及び各ページデータのサイズ情報を含む面
    付け情報を指示する指示手段と、 前記指示手段で指示された面付け情報に基づいて、前記
    印刷版上の面付け位置にページデータを配置して面付け
    データを作成するページデータ配置手段と、 前記指示手段で指示された面付け情報を前記焼付装置へ
    出力する情報出力手段と、を備えた面付けデータ作成装
    置。
  4. 【請求項4】前記ページデータ配置手段は、前記面付け
    情報により指定されるページ番号に対応するページデー
    タが準備されている場合は、対応するページデータを前
    記面付け情報に応じて配置し、ページデータが準備され
    ていない場合は、ページデータに代えて前記印刷版上の
    配置領域が未露光領域になるようなデータを含むダミー
    データを前記面付け情報に応じて配置して面付けデータ
    を作成する、請求項3に記載の面付けデータ作成装置。
  5. 【請求項5】感光フィルムから原板フィルムを作成する
    ための複数のページデータからなる面付けデータを作成
    するとともに、前記原板フィルムから印刷版を得る製版
    システムであって、 前記複数のページデータを前記感光フィルム上に面付け
    するための位置情報及び各ページデータのサイズ情報を
    含む面付け情報を指示する指示手段と、前記指示手段で
    指示された面付け情報に基づいて、前記感光フィルム上
    の面付け位置にページデータを配置して面付けデータを
    作成するページデータ配置手段と、前記指示手段で指示
    された面付け情報を出力する情報出力手段とを有する面
    付けデータ作成装置と、 通信回線を介して前記情報出力手段に接続可能であり、
    前記情報出力手段から出力された面付け情報を受け取る
    情報受取手段と、前記情報受取手段で受け取った面付け
    情報に応じて、原板フィルムを対応する位置に移動させ
    て焼付処理を行う焼付手段とを有し、複数のページデー
    タが記録された印刷版を作成する焼付装置と、を備えた
    製版システム。
  6. 【請求項6】前記ページデータ配置手段は、前記面付け
    情報により指定されるページ番号に対応するページデー
    タが準備されている場合は、対応するページデータを前
    記面付け情報に応じて配置し、ページデータが準備され
    ていない場合は、ページデータに代えて前記原板フィル
    ム上の配置領域が遮光領域になるようなデータを含むダ
    ミーデータを前記面付け情報に応じて配置して面付けデ
    ータを作成する、請求項5に記載の製版システム。
  7. 【請求項7】前記焼付装置は、前記面付け情報に含まれ
    るサイズ情報と位置情報とに応じて前記ダミーデータの
    配置領域を除く所定の領域を遮光する遮光手段をさらに
    備えている、請求項6に記載の製版システム。
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