JP3344229B2 - ピン穴付フィルム原版の作成方法 - Google Patents

ピン穴付フィルム原版の作成方法

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ceps(Col
or Electric Prepress Syst
em)から直接集版が完成したフィルム原版に特殊配列
のピン穴を設け、製版する方法における、ピン穴付フィ
ルム原版の作成方法に関する。Cepsはレイアウトス
キャナ、トータルスキャナ等と呼ばれることもある。
【0002】
【従来の技術】従来、Cepsで出力した写真原版(ポ
ジチブまたはネガチブ)は校正刷を作成し、お得意先に
提出し赤字(訂正)を入れてもらうか又はOKをもら
い、最終的には全てOKをもらい、該校正刷が印刷見本
となり、それに合わせて最終的な印刷物ができあがる。
通常校正刷がOK(校了)になってから面付どおりに台
紙に貼り込む。この作業は写真原版のレジスターマーク
を用いて手作業で行われる。非常に熟練を有する作業で
ある。作業者により見当精度にバラツキがでるおそれが
ある。また、自動パンチ機を用いて直線状のピン穴を設
けても、そのピン穴を用いて校正刷を刷る時のY(黄
色),M(赤色),C(藍色)、K(墨色)の見当合わ
せ用に使用するか、印刷用の面付(レイアウト)に従っ
て台紙に貼り込む時に使用しているのが現状である。
【0003】印刷用の面付は、基本の形が4頁単位で台
紙に貼り込まれているのが一般的である。8頁のものは
4頁単位が2つ、16頁のものは4頁単位が4つという
ように、実用版を作製する時、所定の位置にレイアウト
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点を解決すべく、従来、台紙に4頁単位で貼り込んでい
たのを、台紙に貼り込むことなくピンを用いて製版する
製版方法に用いるピン穴付フィルム原版の作成方法を提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、以下の通りである。
【0006】すなわち請求項1の発明は、Cepsで出
力した検出用レジスターマーク付き2頁単位のフィルム
原版を、自動パンチ機を用いて、前記検出用レジスター
マークを検知させ天または地に直線状に並んだピン穴を
設ける工程と、該直線状に並んだピン穴と嵌合可能なピ
ンをコの字型パンチのコの字の開口部分にセットして、
該ピンに直線状に並んだピン穴を持つフィルム原版をセ
ットし小さな円状開口がコの字に配列されたピン穴を設
ける工程と、前記直線状に並んだピン穴を持つフィルム
原版から該直線状に並んだピン穴を、製版寸法線の部分
から切り離し、かつ2頁のセンターで切断し1頁単位と
する工程とを、順次行なうことを特徴とするピン穴付フ
ィルム原版の作成方法である。これにより、Cepsか
ら直接2頁単位で完全集版されたフィルム原版に、小さ
な円状開口がコの字に配列されたピン穴を容易に設ける
ことが可能になる。
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て詳細に説明する。図1は、本発明のピン穴付フィルム
原版1の説明図である。ピン穴付フィルム原版1は左右
の2枚のものが中央でつながっていたものを切断したも
のである。絵柄6を有する普通4色の頁を印刷するため
のピン穴付フィルム原版1は、製版寸法線3と仕上がり
線4及びレジスターマーク5とからなり、さらに4色の
見当精度をだすための余白部分の周囲にピン穴2を有す
る。このピン穴2を用いてピン台紙16(図9)にセッ
トして、印刷用製版材料に焼き付けることが可能であ
る。印刷用製版材料は例えば、平版印刷用のPS版(プ
リセンシタイズド版)やグラビア製版で用いるカーボン
チッシュ等が挙げられる。しかし、これらに限定される
ものでなく、本発明の主旨に合えばどのような印刷用製
版材料でもよい。
【0010】図2はCepsで2頁単位で完全集版した
フィルム原版7を出力したものである。該フィルム原版
7は平版用の網ポジチブである。以下説明は平版用の網
ポジチブで行うが、これに限定するものではなく、凸版
用の網ネガチブ,グラビア用の網ポジチブ等あらゆるも
のに応用可能である。該フィルム原版7は四隅に製版寸
法線3と仕上がり寸法線4を有する。該製版寸法線3と
仕上がり寸法線4の略中央にレジスターマーク5を有
し、さらに本願発明を実施し易くするための検出用レジ
スターマーク8を設けた。自動パンチ機で検出用に用い
るのは、前記検出用レジスターマーク8とそれらより一
番距離の離れたレジスターマーク5を兼用して検出用マ
ークとして用いる。この検出用レジスターマーク8を用
いることにより、市販の自動パンチ機を用いて、サイズ
等が変わっても次工程のコの字型パンチを用いて最適な
位置にピン穴を設けることができる。
【0011】図3は図2のフィルム原版7を図示しない
自動パンチ機を用いて、該自動パンチ機の検出ヘッドを
前記検出用レジスターマーク8(兼用レジスターマーク
5を含む)の上方の検出範囲に移動しセットする。そし
て、自動的に位置を修正して決まった位置パンチング
し、自動パンチ機で開けたピン穴9を得る。この自動パ
ンチ機で開けたピン穴9の形状や数は図示したものに限
らず任意のものが使用可能である。しかし、市販のピン
やピンバー(板状の部材にピンが所定の間隔でセットさ
れているもの)に合うものを使用することが好ましい。
図では1版のみ示してあるが、通常カラー製版ではY,
M,C,Kの4版あり、同じ操作を4回繰り返して、各
色版に同じ位置にピン穴を設ける。
【0012】図5はコの字型パンチ10であり、コの字
の切れ目の部分に、自動パンチ機のピン穴に対応するピ
ン11が設けられている。コの字の部分にはピン穴を開
けるための刃と受け刃のセットが所望の数と位置に設け
られ、フィルムをセットしてレバーを下方に倒せばコの
字状にピン穴が開く。
【0013】図4は図3のフィルム原版7を図5の自動
パンチ機10に、自動パンチ機で開けたピン穴9を用い
て、自動パンチ機のピン穴に対応するピン11に嵌めパ
ンチングしたフィルム原版7を示すものである。
【0014】図5はコの字型パンチ10に直接自動パン
チ機のピン穴に対応するピン11を設けたが、サイズ等
本の体裁が少し変更になってもその数だけコの字型パン
チ10を製作しなくてはならなくなるので、図6のよう
に、コの字型パンチ10にピン変換用ピン12を設け
て、該ピン変換用ピン12に対応するピン穴と自動パン
チ機のピン穴に対応するピン11を有するピン変換用部
材13を用いて、図3のフィルム原版7にコの字型のピ
ン穴を設けることもできる。このようにすると、サイズ
や製本形式が異なるものでも1台のコの字型パンチ10
で対応可能となる。
【0015】図7は図4のフィルム原版7を切断線14
で切断する場合の説明図である。図8は図7の切断線1
4で切断し、1頁単位のピン穴付フィルム原版1とした
説明図である。この操作をY,M,C,Kに対して行
い、Y,M,C,Kのセット15を得る。
【0016】図9はピン台紙16を示す説明図である。
余白部分の周囲にあるピン17はピン穴付フィルム原版
1のピン穴2と嵌合するものである。ピン17はポリエ
スターベース等の無伸縮の透明ベース19に所定の位置
でセットされている。また、見当を合わせるためにレジ
スターマーク18が4箇所に設けられている。ピン台紙
としては、一番シンプルなものを示しているが、ピン台
紙16には印刷や製本で用いるマーク類が必要に応じて
入れられる。例えば、自動見当合わせ装置用の検知マー
クや製本機で用いる落丁,乱丁検査用マーク等である。
【0017】図10は図9のピン台紙16に図1に示す
ようなピン穴付フィルム原版1を4頁セットした状態を
示す説明図である。本実施の形態では本になったときの
地同士が合った状態であるが、本の開く方向が逆になれ
ば天同士があった状態になる。また、左右のピン穴付フ
ィルム原版1の間(ノドと呼ぶ)は製本形式等により異
なるので、台紙を作製するときにそれぞれの台紙を用意
する必要がある。このようにピン台紙16を用いると、
従来のようにテープや粘着剤等で貼り込む必要がなく、
ノリ等で汚れたりすることもなく、また、貼り込み等の
様に熟練を要することなく誰でもピンにセットして、印
刷用製版材料に焼き付けることができる。
【0018】図11はCepsで直接2頁単位の平版用
網ポジチブを出力する場合のフィルム原版7の一実施の
形態の説明図である。従来の四隅の製版寸法線3と仕上
がり線、それらの略中央のレジスターマーク5に加え
て、周囲にフィルムカット用マーク20及び前記フィル
ム原版7の長手方向に平行な一対の検出用レジスターマ
ーク8を有するものである。このフィルムカット用マー
ク20は、自動パンチ機で開けたピン穴9のスペースと
コの字型パンチのピン穴2のスペースを確保して、最小
の大きさにフィルムを切断するためのものである。この
ようなフィルム原版7を用いることにより、ピン穴付フ
ィルム原版1を容易に作製可能とするものである。ま
た、検出用レジスターマーク8の位置を、自動パンチ機
で開けたピン穴9側の前記検出用レジスターマーク8と
平行な仕上がり線4から一定とすることで、仕上がり線
4の位置から、サイズが異なっても一定の位置に自動パ
ンチ機で開けたピン穴9が得られる。
【0019】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。 <実施例1>図11の体裁の2頁単位の平版用ポジチブ
をサイテックス社製レイアウトスキャナを用いて製版
し、4色分(Y,M,C,K)出力した。(出力時点で
はピン穴は無し) 前記2頁単位の平版用ポジチブをフィルムカット用マー
ク20の線上で切断した。その切断した平版用ポジチブ
を自動パンチ機を用いて、自動パンチ機で開けたピン穴
9を各版に設けた。その後、図5に示すようなコの字型
パンチ10を用いて、図7におけるピン穴2を設け切断
線14で切断し、図8に示すようなピン穴付平版用ポジ
チブを各版毎に得た。同様に、別の2頁もピン穴付平版
用ポジチブを各版毎に得た。
【0020】<実施例2>実施例1で作製した4頁のピ
ン穴付平版用ポジチブを、図9のピン台紙16を使用
し、図10のようにセットして、平版用版材(PS版)
に焼き付けた。4頁単位で4回焼き付け、現像して、
Y,M,C,Kの4版のPS版を得て、オフセット平台
校正機で印刷して印刷物を得た。結果は見当精度が良好
な印刷物であった。グラビア製版に利用する場合は、同
様にして、図10のようにセットして、通常の方法でグ
ラビア製版用のカーボンチッシュに焼き付け、銅シリン
ダーに転写し、現像、乾燥、耐腐食性ニス止め、エッチ
ング等の工程を経てグラビア用版を得ればよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、以下の効果がある。
【0022】すなわち請求項1の発明は、Cepsから
直接2頁単位で完全集版されたフィルム原版に、小さな
円状開口がコの字に配列されたピン穴を熟練者でなくて
も容易に設けることが可能になる。
【0023】
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すピン穴付フィルム
原版の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明する説明図である。
【図3】本発明の実施の形態を説明する説明図である。
【図4】本発明の実施の形態を説明する説明図である。
【図5】本発明に使用するコの字パンチの斜視図であ
る。
【図6】本発明に使用するコの字パンチの別の使用形態
の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態を説明する説明図である。
【図8】本発明の実施の形態を説明する説明図である。
【図9】本発明で用いるピン台紙の説明図である。
【図10】本発明のピン穴付フィルム原版をピン台紙に
セットした状態の説明図である。
【図11】本発明のフィルム原版の説明図である。
【符号の説明】
1…ピン穴付フィルム原版 2…ピン穴 3…製版寸法
線 4…仕上がり線 5…レジスターマーク 6…絵柄 7…フィルム原版
8…検出用レジスターマーク 9…自動パンチ機で開け
たピン穴 10…コの字型パンチ 11…自動パンチ機
のピン穴に対応するピン 12…ピン変換用ピン 13
…ピン変換用部材 14…切断線 15…Y,M,C,Mのセット 16…
ピン台紙 17…ピン 18…レジスターマーク 19…透明ベース 20…フ
ィルムカット用マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/20 - 7/24 G03F 9/00 - 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Cepsで出力した検出用レジスターマー
    ク付き2頁単位のフィルム原版を、自動パンチ機を用い
    て、前記検出用レジスターマークを検知させ天または地
    に直線状に並んだピン穴を設ける工程と、該直線状に並
    んだピン穴と嵌合可能なピンをコの字型パンチのコの字
    の開口部分にセットして、該ピンに直線状に並んだピン
    穴を持つフィルム原版をセットし小さな円状開口がコの
    字に配列されたピン穴を設ける工程と、前記直線状に並
    んだピン穴を持つフィルム原版から該直線状に並んだピ
    ン穴を、製版寸法線の部分から切り離し、かつ2頁のセ
    ンターで切断し1頁単位とする工程とを、順次行なうこ
    とを特徴とするピン穴付フィルム原版の作成方法。
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