JPH08299437A - 注射器 - Google Patents
注射器Info
- Publication number
- JPH08299437A JPH08299437A JP7262565A JP26256595A JPH08299437A JP H08299437 A JPH08299437 A JP H08299437A JP 7262565 A JP7262565 A JP 7262565A JP 26256595 A JP26256595 A JP 26256595A JP H08299437 A JPH08299437 A JP H08299437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- bellows
- cannula
- passage
- bellows pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/28—Syringe ampoules or carpules, i.e. ampoules or carpules provided with a needle
- A61M5/281—Syringe ampoules or carpules, i.e. ampoules or carpules provided with a needle using emptying means to expel or eject media, e.g. pistons, deformation of the ampoule, or telescoping of the ampoule
- A61M5/282—Syringe ampoules or carpules, i.e. ampoules or carpules provided with a needle using emptying means to expel or eject media, e.g. pistons, deformation of the ampoule, or telescoping of the ampoule by compression of deformable ampoule or carpule wall
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C69/00—Combinations of shaping techniques not provided for in a single one of main groups B29C39/00 - B29C67/00, e.g. associations of moulding and joining techniques; Apparatus therefore
- B29C69/004—Combinations of shaping techniques not provided for in a single one of main groups B29C39/00 - B29C67/00, e.g. associations of moulding and joining techniques; Apparatus therefore making articles by joining parts moulded in separate cavities, said parts being in said separate cavities during said joining
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M2005/3117—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe
- A61M2005/3118—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe via the distal end of a syringe, i.e. syringe end for mounting a needle cannula
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M2005/3117—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe
- A61M2005/3118—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe via the distal end of a syringe, i.e. syringe end for mounting a needle cannula
- A61M2005/312—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe via the distal end of a syringe, i.e. syringe end for mounting a needle cannula comprising sealing means, e.g. severable caps, to be removed prior to injection by, e.g. tearing or twisting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/753—Medical equipment; Accessories therefor
- B29L2031/7544—Injection needles, syringes
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hematology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来にない新規な構造の注射器を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 蛇腹ポンプ部分12と、カニューレ部分
14と、流体中の空気を収容する頭部空間を提供する過
剰充填室30を有し、カニューレ部分14の先端に取り
外し可能に設けられたタブ部材18を包含する注射器1
0である。タブ部材18が取り外されると、注射器10
内に空気塞栓症の危険のない、実質的に泡のない流体が
充填される。蛇腹ポンプ部分12は部分的に縮められて
流体の一部を放出し、注射器10に接続された流体分配
装置である例えば注射針34又はカテーテルなどから空
気を除去する。次に蛇腹ポンプ部分12はさらに縮めら
れて前記流体分配装置を通って注射器10から残りの流
体を噴出される。
とを目的とする。 【解決手段】 蛇腹ポンプ部分12と、カニューレ部分
14と、流体中の空気を収容する頭部空間を提供する過
剰充填室30を有し、カニューレ部分14の先端に取り
外し可能に設けられたタブ部材18を包含する注射器1
0である。タブ部材18が取り外されると、注射器10
内に空気塞栓症の危険のない、実質的に泡のない流体が
充填される。蛇腹ポンプ部分12は部分的に縮められて
流体の一部を放出し、注射器10に接続された流体分配
装置である例えば注射針34又はカテーテルなどから空
気を除去する。次に蛇腹ポンプ部分12はさらに縮めら
れて前記流体分配装置を通って注射器10から残りの流
体を噴出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に注射器に関す
るものであり、さらに具体的には実質的に空気の泡が出
ないようにして流体を放出することにより、実質的に空
気塞栓症の恐れを除いた、プランジャーなしの注射器に
関するものである。
るものであり、さらに具体的には実質的に空気の泡が出
ないようにして流体を放出することにより、実質的に空
気塞栓症の恐れを除いた、プランジャーなしの注射器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体収容室を有する実質的に透明なプラ
スチック製円筒形のチューブと、該チューブの一端に滑
るように取り付けられたプラスチック製プランジャー
と、該チューブの他端に取り付けられた金属の針とから
なる注射器は、当該技術において周知である。該プラン
ジャーが引き出されると真空をつくりだし流体を前記流
体収容室に吸い込み、その後でプランジャーが該流体収
容室に押し込まれて流体を針から放出または噴出する。
大抵、プランジャーおよび円筒形チューブは使い捨てで
あるが、金属の針は大体再使用可能であり、再使用する
前に再度殺菌するためチューブから取り外す必要があ
る。針を取り外す際に使用者に針が突き刺さる可能性が
あり、感染性の病気が伝染するという非常に望ましくな
い可能性が伴うことは周知の事実である。
スチック製円筒形のチューブと、該チューブの一端に滑
るように取り付けられたプラスチック製プランジャー
と、該チューブの他端に取り付けられた金属の針とから
なる注射器は、当該技術において周知である。該プラン
ジャーが引き出されると真空をつくりだし流体を前記流
体収容室に吸い込み、その後でプランジャーが該流体収
容室に押し込まれて流体を針から放出または噴出する。
大抵、プランジャーおよび円筒形チューブは使い捨てで
あるが、金属の針は大体再使用可能であり、再使用する
前に再度殺菌するためチューブから取り外す必要があ
る。針を取り外す際に使用者に針が突き刺さる可能性が
あり、感染性の病気が伝染するという非常に望ましくな
い可能性が伴うことは周知の事実である。
【0003】プランジャーなしの注射器は、例えば「プ
ランジャーなしの注射器」という名称で、1992年4
月7日に発明者バリーL.ファリスに特許を付与された
米国特許第5,102,398号に開示されているプラ
ンジャーなしの注射器などが当該技術に周知である。こ
のプランジャーなしの注射器は、注射器のベロー部分に
取り付けられた空気室を使用することにより実質的に泡
のない流体を噴出または排出するものとして開示されて
おり、この空気室は流体に含まれる空気を捕らえるため
であると教示されている。
ランジャーなしの注射器」という名称で、1992年4
月7日に発明者バリーL.ファリスに特許を付与された
米国特許第5,102,398号に開示されているプラ
ンジャーなしの注射器などが当該技術に周知である。こ
のプランジャーなしの注射器は、注射器のベロー部分に
取り付けられた空気室を使用することにより実質的に泡
のない流体を噴出または排出するものとして開示されて
おり、この空気室は流体に含まれる空気を捕らえるため
であると教示されている。
【0004】さらに、当該技術に精通した者に知られて
いるように、先行技術のプランジャー注射器のプランジ
ャーは前述のように最初部分的に押し下げられて注射器
からいくらか流体を排出して、注射器が接続されている
例えば針またはカテーテルなどのアダプターまたは流体
分配装置から空気を取り除き、個人の血液の流れの中に
空気が注入され空気塞栓症を引き起こす可能性を減らす
か実質的に排除することができる。代表的な先行技術の
プランジャーなしの注射器の構造は、注射器中の液体の
一部を排出し液体分配装置等から空気を取り除く第1工
程および注射器に残っている流体を排出する第2工程か
らなる、別個の2つの液体排出工程に分かれていない。
いるように、先行技術のプランジャー注射器のプランジ
ャーは前述のように最初部分的に押し下げられて注射器
からいくらか流体を排出して、注射器が接続されている
例えば針またはカテーテルなどのアダプターまたは流体
分配装置から空気を取り除き、個人の血液の流れの中に
空気が注入され空気塞栓症を引き起こす可能性を減らす
か実質的に排除することができる。代表的な先行技術の
プランジャーなしの注射器の構造は、注射器中の液体の
一部を排出し液体分配装置等から空気を取り除く第1工
程および注射器に残っている流体を排出する第2工程か
らなる、別個の2つの液体排出工程に分かれていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、プランジャー
なしの注射器は、注射器が取り付けられている流体分配
装置に含まれる空気が取り除かれる最初の空気除去工程
および注射器の残りの流体が放出される噴出工程からな
る2つの畳み込み工程を提供する必要がある。
なしの注射器は、注射器が取り付けられている流体分配
装置に含まれる空気が取り除かれる最初の空気除去工程
および注射器の残りの流体が放出される噴出工程からな
る2つの畳み込み工程を提供する必要がある。
【0006】先行技術のプランジャー注射器は、上記に
示されたように、注射針が患者の血管に適切に挿入され
たかどうかを決定するためにも使用される。これはプラ
ンジャーを部分的に押し下げて注射器中の流体の一部を
放出した後注射針を血管に挿入し、その後でプランジャ
ーを引き戻して先に放出された流体を逆流させ、血液の
サンプルを透明な注射器に吸い込み、注射針の先端が実
際に血管に入ったことを目で確かめることにより達成さ
れる。先行技術である周知のプランジャーなしの注射器
はこのような流体の逆流および血液サンプルの吸い込み
などのできる構造ではないので、針の先端が適切に血管
に挿入されたかどうかを判定するために使用できない。
示されたように、注射針が患者の血管に適切に挿入され
たかどうかを決定するためにも使用される。これはプラ
ンジャーを部分的に押し下げて注射器中の流体の一部を
放出した後注射針を血管に挿入し、その後でプランジャ
ーを引き戻して先に放出された流体を逆流させ、血液の
サンプルを透明な注射器に吸い込み、注射針の先端が実
際に血管に入ったことを目で確かめることにより達成さ
れる。先行技術である周知のプランジャーなしの注射器
はこのような流体の逆流および血液サンプルの吸い込み
などのできる構造ではないので、針の先端が適切に血管
に挿入されたかどうかを判定するために使用できない。
【0007】従って、先に放出された流体と血液のサン
プルを逆流させてプランジャーなしの注射器に取り付け
られた針の先端が適切に血管に挿入されたかどうかを判
定することができる構造を備えたプランジャーなしの注
射器が必要である。
プルを逆流させてプランジャーなしの注射器に取り付け
られた針の先端が適切に血管に挿入されたかどうかを判
定することができる構造を備えたプランジャーなしの注
射器が必要である。
【0008】さらに、代表的な先行技術のプランジャー
注射器は複数の工程で製造され組み立てられなければな
らず、何度も滑らせてみる必要があるので、製造費がか
なり高くなる。従って、比較的製造費がかからず、放射
および殺菌に適したプランジャーなしの注射器をつく
る、動かせる部品を含まないプランジャーなしの注射器
が当該技術において必要である。本発明の目的は当該技
術における前述の必要点を満足させることである。
注射器は複数の工程で製造され組み立てられなければな
らず、何度も滑らせてみる必要があるので、製造費がか
なり高くなる。従って、比較的製造費がかからず、放射
および殺菌に適したプランジャーなしの注射器をつく
る、動かせる部品を含まないプランジャーなしの注射器
が当該技術において必要である。本発明の目的は当該技
術における前述の必要点を満足させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の必要点を満足させ
本発明を具体化するプランジャーなしの注射器は、カニ
ューレおよび蛇腹ポンプ部分からなり、蛇腹ポンプ部分
は縮められた際にカニューレの中に形成された通路を通
って放出される流体を収容するための内部室をを有す
る。蛇腹ポンプ部分は圧縮されると内側に反転すること
により畳み込まれるような外形を備えている。カニュー
レ部分の外端部にタブが取り付けられており、内部室に
流体を溢れるほどに満たすことができる過剰充填室を有
し、内部室から分離されていて流体中に含まれる空気を
収容するための頭部空間を提供する。蛇腹ポンプ部分は
縮められると中の流体の一部を放出し例えば針、カテー
テル、またはアダプターなどの流体分配装置から空気を
排除する空気除去工程を提供する第一蛇腹(後方蛇腹)
部分を包含する。蛇腹ポンプ部分は縮められると中にあ
る残りの流体を放出する噴出工程を提供する第二蛇腹
(前方蛇腹)部分を包含する。蛇腹ポンプ部分の後方部
分は後方に引っ張られる押しボタン部材を包含し、空気
除去工程で縮められた後で第一蛇腹部分を再び伸ばして
内部室に空気除去工程中に先に放出された流体を再び吸
い込みまたは逆流させて注射器に取り付けられた針の先
端が血管に挿入されたかどうかを試験する。さらに、蛇
腹ポンプ部分は先に放出された流体が思いがけず逆流す
るのを防ぐために充分に縮められた工程を維持する機械
的な止め金部材を包含する。
本発明を具体化するプランジャーなしの注射器は、カニ
ューレおよび蛇腹ポンプ部分からなり、蛇腹ポンプ部分
は縮められた際にカニューレの中に形成された通路を通
って放出される流体を収容するための内部室をを有す
る。蛇腹ポンプ部分は圧縮されると内側に反転すること
により畳み込まれるような外形を備えている。カニュー
レ部分の外端部にタブが取り付けられており、内部室に
流体を溢れるほどに満たすことができる過剰充填室を有
し、内部室から分離されていて流体中に含まれる空気を
収容するための頭部空間を提供する。蛇腹ポンプ部分は
縮められると中の流体の一部を放出し例えば針、カテー
テル、またはアダプターなどの流体分配装置から空気を
排除する空気除去工程を提供する第一蛇腹(後方蛇腹)
部分を包含する。蛇腹ポンプ部分は縮められると中にあ
る残りの流体を放出する噴出工程を提供する第二蛇腹
(前方蛇腹)部分を包含する。蛇腹ポンプ部分の後方部
分は後方に引っ張られる押しボタン部材を包含し、空気
除去工程で縮められた後で第一蛇腹部分を再び伸ばして
内部室に空気除去工程中に先に放出された流体を再び吸
い込みまたは逆流させて注射器に取り付けられた針の先
端が血管に挿入されたかどうかを試験する。さらに、蛇
腹ポンプ部分は先に放出された流体が思いがけず逆流す
るのを防ぐために充分に縮められた工程を維持する機械
的な止め金部材を包含する。
【0010】
【発明の実施の形態】図面、特に図1乃至図3を参照す
ると、本発明の実施態様のプランジャーなしの注射器が
全体的に数字10で示される。注射器10は、大抵は注
射針またはカテーテルの中に注射器により注入される食
塩溶液、薬剤または他の流体を放出または注入するため
に特に有用である。注射器10は、全体的に数字12で
表示される後方の中空の伸縮自在の蛇腹ポンプ部分と、
前方のカニューレ部分14と、蛇腹ポンプ部分12とカ
ニューレ部分14との間にあり、実質的に縮められた蛇
腹ポンプ部分12を収容するカニューレ部分14の方へ
直径の減少する略半球状のドーム状部分16と、カニュ
ーレ部分14の外の先端(外端部)19に最初に固定ま
たは密着された取り外せるまたは切り離せるタブ部材1
8および後方の円盤状押しボタン部分20を包含する。
ると、本発明の実施態様のプランジャーなしの注射器が
全体的に数字10で示される。注射器10は、大抵は注
射針またはカテーテルの中に注射器により注入される食
塩溶液、薬剤または他の流体を放出または注入するため
に特に有用である。注射器10は、全体的に数字12で
表示される後方の中空の伸縮自在の蛇腹ポンプ部分と、
前方のカニューレ部分14と、蛇腹ポンプ部分12とカ
ニューレ部分14との間にあり、実質的に縮められた蛇
腹ポンプ部分12を収容するカニューレ部分14の方へ
直径の減少する略半球状のドーム状部分16と、カニュ
ーレ部分14の外の先端(外端部)19に最初に固定ま
たは密着された取り外せるまたは切り離せるタブ部材1
8および後方の円盤状押しボタン部分20を包含する。
【0011】蛇腹ポンプ部分12は放出されまたは注入
される流体を収容するための内部室または蛇腹室22を
有し、カニューレ部分14は内部室22と流体が連通す
る通路24を有し、内部室22の流体は蛇腹ポンプ部分
12が縮められるとこの通路24を通って放出される。
蛇腹ポンプ部分12は第一(後方)蛇腹部分26および
第二(前方)蛇腹部分28を包含し、以下に詳細に説明
される実質的に透明な可撓性を有するプラスチック材料
から製造される。
される流体を収容するための内部室または蛇腹室22を
有し、カニューレ部分14は内部室22と流体が連通す
る通路24を有し、内部室22の流体は蛇腹ポンプ部分
12が縮められるとこの通路24を通って放出される。
蛇腹ポンプ部分12は第一(後方)蛇腹部分26および
第二(前方)蛇腹部分28を包含し、以下に詳細に説明
される実質的に透明な可撓性を有するプラスチック材料
から製造される。
【0012】タブ部材18は、カニューレ通路24およ
び内部蛇腹室22と流体が連通する過剰充填室30を有
し、この過剰充填室30により注射器10を製造する際
に内部室22およびカニューレ通路24に流体を溢れる
ほど一杯に充填することができ、さらに過剰充填室30
に対するどんな流体充填操作でも常に生ずる頭部空間3
6を分離することができる。この頭部空間36は、流体
に含まれる空気が集まった空間である。下記に詳細に説
明されるように、この頭部空間36の分離により、例え
ばプランジャーなしの注射器に流体を充填する場合な
ど、どんな流体充填操作にも必ず形成される、内部室2
2およびカニューレ通路24の頭部空間を取り除くこと
ができ、空気塞栓症の危険を実質的に除く場合に特に有
利である。従って、タブ部材18が図3の矢印31に示
されるように引っ張られ、矢印32に示されるように捻
ってカニューレ部分14から取り外されると、タブ部材
18はカニューレ部分14から取り外され、内部室22
およびカニューレ通路24には流体が充填され、使用の
準備ができることは明かであろう。
び内部蛇腹室22と流体が連通する過剰充填室30を有
し、この過剰充填室30により注射器10を製造する際
に内部室22およびカニューレ通路24に流体を溢れる
ほど一杯に充填することができ、さらに過剰充填室30
に対するどんな流体充填操作でも常に生ずる頭部空間3
6を分離することができる。この頭部空間36は、流体
に含まれる空気が集まった空間である。下記に詳細に説
明されるように、この頭部空間36の分離により、例え
ばプランジャーなしの注射器に流体を充填する場合な
ど、どんな流体充填操作にも必ず形成される、内部室2
2およびカニューレ通路24の頭部空間を取り除くこと
ができ、空気塞栓症の危険を実質的に除く場合に特に有
利である。従って、タブ部材18が図3の矢印31に示
されるように引っ張られ、矢印32に示されるように捻
ってカニューレ部分14から取り外されると、タブ部材
18はカニューレ部分14から取り外され、内部室22
およびカニューレ通路24には流体が充填され、使用の
準備ができることは明かであろう。
【0013】カニューレの先端19は注射針またはカテ
ーテルのハブに大抵取り付けられる雌型ルアーコネクタ
ーと適合するように雄型ルアーコネクターの形に形成さ
れる。図4を参照すると、タブ部材18が図3に示され
前述のように取り外されると、使用者はドーム状部分1
6の周りに人差し指と中指を置き、押しボタン部分20
の上に親指を置いて蛇腹ポンプ部分12をつかむ。カニ
ューレ部分14の先端19は針34のハブ部分33の中
に予め挿入され、使用者の親指は図4の矢印35に示さ
れる内方に作用する力を加えるように内方へ押圧して蛇
腹ポンプ部分12を圧縮し、注射器から針34の中へ流
体を放出する。
ーテルのハブに大抵取り付けられる雌型ルアーコネクタ
ーと適合するように雄型ルアーコネクターの形に形成さ
れる。図4を参照すると、タブ部材18が図3に示され
前述のように取り外されると、使用者はドーム状部分1
6の周りに人差し指と中指を置き、押しボタン部分20
の上に親指を置いて蛇腹ポンプ部分12をつかむ。カニ
ューレ部分14の先端19は針34のハブ部分33の中
に予め挿入され、使用者の親指は図4の矢印35に示さ
れる内方に作用する力を加えるように内方へ押圧して蛇
腹ポンプ部分12を圧縮し、注射器から針34の中へ流
体を放出する。
【0014】さて、図5乃至8を参照するが、先ず図5
を見ると、本発明の注射器10は、実質的に透明なポリ
エチレン、ポリプロピレン、それらの配合物、または他
の可撓性を有する樹脂から3工程で製造され、それは使
用者が内部室22、カニューレ通路24、過剰充填室3
0の内部の流体を観察できるように実質的に透明であ
る。このような透明性により使用者は流体が注射器中に
意図的に戻され、血管から血液が吸引されるのを観察し
て、注射器に接続された針の先端が適切に血管中に挿入
されているかを判定できる。
を見ると、本発明の注射器10は、実質的に透明なポリ
エチレン、ポリプロピレン、それらの配合物、または他
の可撓性を有する樹脂から3工程で製造され、それは使
用者が内部室22、カニューレ通路24、過剰充填室3
0の内部の流体を観察できるように実質的に透明であ
る。このような透明性により使用者は流体が注射器中に
意図的に戻され、血管から血液が吸引されるのを観察し
て、注射器に接続された針の先端が適切に血管中に挿入
されているかを判定できる。
【0015】製造の第1工程が図5に示されるが、蛇腹
ポンプ部分12、カニューレ部分14、押しボタン部分
20および取り外せるタブ部材18の一部18’が、例
えば適当なブロー成形操作などにより適当な金型40に
おいて前述のプラスチック材料から成形される。特に注
目すべきことは、タブ部材の一部18’がカニューレ先
端部19と一体的に形成される内部部分42を包含し、
それによって最初にタブ部材18をカニューレ先端部1
9に取りつける。タブ部材42およびカニューレ先端部
分19は比較的薄い円環状部分または壊れ易い縁部に一
体的に成形され、図3に示され既に説明したようにカニ
ューレ先端部19からタブ部材18を取り外すために簡
単に壊れる。
ポンプ部分12、カニューレ部分14、押しボタン部分
20および取り外せるタブ部材18の一部18’が、例
えば適当なブロー成形操作などにより適当な金型40に
おいて前述のプラスチック材料から成形される。特に注
目すべきことは、タブ部材の一部18’がカニューレ先
端部19と一体的に形成される内部部分42を包含し、
それによって最初にタブ部材18をカニューレ先端部1
9に取りつける。タブ部材42およびカニューレ先端部
分19は比較的薄い円環状部分または壊れ易い縁部に一
体的に成形され、図3に示され既に説明したようにカニ
ューレ先端部19からタブ部材18を取り外すために簡
単に壊れる。
【0016】図5に示される第1製造工程の後で、金型
40の上に適当な充填装置を置き(充填チューブ44以
外は図に示されていない)、内部室22、カニューレ通
路24、過剰充填室30(図1乃至図3)の一部30’
に上述したタイプの適当に注入可能な流体46を充填す
る。特に注目されるのは、流体46の上部または充填ラ
インはカニューレ先端部19の上まで来ており、過剰充
填室30の一部30’の中にある。その後で、流体充填
装置が取り除かれる。
40の上に適当な充填装置を置き(充填チューブ44以
外は図に示されていない)、内部室22、カニューレ通
路24、過剰充填室30(図1乃至図3)の一部30’
に上述したタイプの適当に注入可能な流体46を充填す
る。特に注目されるのは、流体46の上部または充填ラ
インはカニューレ先端部19の上まで来ており、過剰充
填室30の一部30’の中にある。その後で、流体充填
装置が取り除かれる。
【0017】タブ部材18(図1乃至図3)の上部1
8”は適当な金型48でブロー成形などにより上記プラ
スチック材料から適当に成形される。タブ部材の上部1
8”は過剰充填室30の一部30”を包含するように成
形される(図7参照)。その後で、金型48および40
は図8に示されるように係合され、タブ部材18の一部
18’と上部18”は別々のプラスチック部品を接合す
るため当該技術おいて周知のように適当な熱と圧力でま
たは音波溶接により一体化または密着される。
8”は適当な金型48でブロー成形などにより上記プラ
スチック材料から適当に成形される。タブ部材の上部1
8”は過剰充填室30の一部30”を包含するように成
形される(図7参照)。その後で、金型48および40
は図8に示されるように係合され、タブ部材18の一部
18’と上部18”は別々のプラスチック部品を接合す
るため当該技術おいて周知のように適当な熱と圧力でま
たは音波溶接により一体化または密着される。
【0018】さて、図9乃至図12を参照し本発明の注
射器10の操作の詳細について述べると、タブ部材18
は図3に示されこれまでに説明してきたようにカニュー
レ先端部(外端部)19から切り取られまたは取り外さ
れ、しかもカニューレ先端部19は例えば図4に示され
る注射針34のハブ部分33の中に挿入されることが推
測される。針34は説明の都合上図9乃至図12に示さ
れていない。注射器10は図4に示されるように使用者
が掴んでおり、内方へ作用する力35が図10に示され
るように押しボタン部分20に加えられ後方の第一(後
方)蛇腹部分26を縮めると、内部室22の流体の一部
がカニューレ通路24および針34を通って放出する
(図4)。
射器10の操作の詳細について述べると、タブ部材18
は図3に示されこれまでに説明してきたようにカニュー
レ先端部(外端部)19から切り取られまたは取り外さ
れ、しかもカニューレ先端部19は例えば図4に示され
る注射針34のハブ部分33の中に挿入されることが推
測される。針34は説明の都合上図9乃至図12に示さ
れていない。注射器10は図4に示されるように使用者
が掴んでおり、内方へ作用する力35が図10に示され
るように押しボタン部分20に加えられ後方の第一(後
方)蛇腹部分26を縮めると、内部室22の流体の一部
がカニューレ通路24および針34を通って放出する
(図4)。
【0019】第一(後方)蛇腹部分26を縮めると上記
空気除去工程が行われ、カニューレ先端部19に取り付
けられている針34または他の流体分配装置に存在する
空気を放出する。空気除去工程の後に針34を血管に挿
入し、押しボタン20を使用者のもう一方の手の指で掴
み(図に示されていない)、押しボタン部分20を図1
0の矢印50で示されるように外側または後方へ引いて
第一(後方)蛇腹部分26を再び伸ばしてまたは広げて
図9に示される縮められていない元の位置に戻すと、空
気除去工程で放出された流体を逆流または吸引し、少な
くともカニューレ通路24の中に血液のサンプルを吸い
込み、針の先端が適切に血管に挿入されたかどうかを判
断する。従って、押しボタン20は吸引ボタンでもあ
り、第一蛇腹部分26の再膨張は吸入工程であることが
理解できる。
空気除去工程が行われ、カニューレ先端部19に取り付
けられている針34または他の流体分配装置に存在する
空気を放出する。空気除去工程の後に針34を血管に挿
入し、押しボタン20を使用者のもう一方の手の指で掴
み(図に示されていない)、押しボタン部分20を図1
0の矢印50で示されるように外側または後方へ引いて
第一(後方)蛇腹部分26を再び伸ばしてまたは広げて
図9に示される縮められていない元の位置に戻すと、空
気除去工程で放出された流体を逆流または吸引し、少な
くともカニューレ通路24の中に血液のサンプルを吸い
込み、針の先端が適切に血管に挿入されたかどうかを判
断する。従って、押しボタン20は吸引ボタンでもあ
り、第一蛇腹部分26の再膨張は吸入工程であることが
理解できる。
【0020】その後に、内方に向けられた力35が図1
1に示されるように押しボタン20に再び加えられ、第
一蛇腹部分26を再び縮め、噴出工程で第二蛇腹部分2
8を縮め、内部室22に入っている流体をカニューレ通
路24と針34を通って放出する(図4)。
1に示されるように押しボタン20に再び加えられ、第
一蛇腹部分26を再び縮め、噴出工程で第二蛇腹部分2
8を縮め、内部室22に入っている流体をカニューレ通
路24と針34を通って放出する(図4)。
【0021】再び図9を参照すると、押しボタン部分2
0は直径D1を有し、ドーム状部分16の後方部分は直
径D2を有する。直径D1は直径D2より大きく、本発
明の注射器10の実施態様において、直径D1は0.4
58インチであり、直径D2は0.418インチであ
る。従って、図12の蛇腹ポンプ部分を縮めた後で力3
5を印加し続けると、円盤状の部分即ち押しボタン部分
20が強制的にドーム状部分16の中に押し込まれ蛇腹
ポンプ部分12を縮めたままに維持し、それによって先
に放出された流体が注射器10の中に思いがけず逆流す
ることを防ぐことになる。蛇腹ポンプ部分12は縮めら
れると実質的にドーム状部分16の中にはまり込むこと
が図12から明らかである。
0は直径D1を有し、ドーム状部分16の後方部分は直
径D2を有する。直径D1は直径D2より大きく、本発
明の注射器10の実施態様において、直径D1は0.4
58インチであり、直径D2は0.418インチであ
る。従って、図12の蛇腹ポンプ部分を縮めた後で力3
5を印加し続けると、円盤状の部分即ち押しボタン部分
20が強制的にドーム状部分16の中に押し込まれ蛇腹
ポンプ部分12を縮めたままに維持し、それによって先
に放出された流体が注射器10の中に思いがけず逆流す
ることを防ぐことになる。蛇腹ポンプ部分12は縮めら
れると実質的にドーム状部分16の中にはまり込むこと
が図12から明らかである。
【0022】再び図2を参照すると、前方蛇腹部分28
は厚さT1を有する壁により形成され、後方蛇腹部分2
6は厚さT2を有する壁により形成されていることが明
かであり、厚さT2はT1より薄いことが分かる。図1
2に具体的に示されるように、この壁の厚さの差のおか
げで、圧縮すると内側に反転して、蛇腹ポンプ部分12
を簡単に畳み込める。蛇腹ポンプ部分12が圧縮により
内側に反転して畳み込めることは完全に畳んだ後で思い
がけず流体が逆流する可能性を減らせるので極めて望ま
しい。
は厚さT1を有する壁により形成され、後方蛇腹部分2
6は厚さT2を有する壁により形成されていることが明
かであり、厚さT2はT1より薄いことが分かる。図1
2に具体的に示されるように、この壁の厚さの差のおか
げで、圧縮すると内側に反転して、蛇腹ポンプ部分12
を簡単に畳み込める。蛇腹ポンプ部分12が圧縮により
内側に反転して畳み込めることは完全に畳んだ後で思い
がけず流体が逆流する可能性を減らせるので極めて望ま
しい。
【0023】このような不注意な逆流は流体の放出効率
を低下させ、蛇腹ポンプが完全に畳み込まれた後で針や
注射器の中に血液を吸引したりまたは注射器に接続され
た例えば針またはカテーテルなどの流体分配装置の中に
先に放出された流体や血液を吸引するなど望ましくない
事態を発生させる。また、このような不注意な逆流は注
射針または他の流体分配静脈接近装置、例えばカテーテ
ルなどに真空を造りだしカテーテルの中に血液が逆流し
たりする。逆流はカテーテル系内に血塊を形成するので
望ましくない。
を低下させ、蛇腹ポンプが完全に畳み込まれた後で針や
注射器の中に血液を吸引したりまたは注射器に接続され
た例えば針またはカテーテルなどの流体分配装置の中に
先に放出された流体や血液を吸引するなど望ましくない
事態を発生させる。また、このような不注意な逆流は注
射針または他の流体分配静脈接近装置、例えばカテーテ
ルなどに真空を造りだしカテーテルの中に血液が逆流し
たりする。逆流はカテーテル系内に血塊を形成するので
望ましくない。
【0024】本発明の注射器10の蛇腹ポンプ部分12
は単一工程で図12に示される位置に完全に畳まれ、引
き続き空気除去工程や噴出工程を実施する必要がなくま
た前述の吸引工程を実施する必要もない。
は単一工程で図12に示される位置に完全に畳まれ、引
き続き空気除去工程や噴出工程を実施する必要がなくま
た前述の吸引工程を実施する必要もない。
【0025】さて、図13乃至図17を参照すると、本
発明の別の実施態様である注射器が全体的に数字10A
で表示されている。大体のところ、注射器10Aは実質
的に最初の実施態様の注射器10と類似しており、実質
的に同じ方法で同じ機能を果たすが、ただし、注射器1
0Aは圧縮により反転して畳まれるのではないので、ド
ーム状部分16を包含しないし、また蛇腹部分28Aの
壁の厚さは実質的に均一であり、実施態様10の蛇腹部
分28の壁の厚さのように厚さが変化しないことが分か
る。従って、提示および理解の便宜上、注射器10Aの
構成成分は注射器10の構成成分と同じなので、同じ数
字で表示され、同じ機能を有する。
発明の別の実施態様である注射器が全体的に数字10A
で表示されている。大体のところ、注射器10Aは実質
的に最初の実施態様の注射器10と類似しており、実質
的に同じ方法で同じ機能を果たすが、ただし、注射器1
0Aは圧縮により反転して畳まれるのではないので、ド
ーム状部分16を包含しないし、また蛇腹部分28Aの
壁の厚さは実質的に均一であり、実施態様10の蛇腹部
分28の壁の厚さのように厚さが変化しないことが分か
る。従って、提示および理解の便宜上、注射器10Aの
構成成分は注射器10の構成成分と同じなので、同じ数
字で表示され、同じ機能を有する。
【0026】蛇腹ポンプ部分12Aは第一(後方)蛇腹
部分26Aおよび第二(前方)蛇腹部分28Aからな
り、蛇腹ポンプ部分12の構成について既に説明したよ
うに実質的に透明な、可撓性を有する適当なプラスチッ
ク材料から形成される。
部分26Aおよび第二(前方)蛇腹部分28Aからな
り、蛇腹ポンプ部分12の構成について既に説明したよ
うに実質的に透明な、可撓性を有する適当なプラスチッ
ク材料から形成される。
【0027】図14乃至図17を参照すると、後方の第
一蛇腹部分26Aは押しボタン部分20に力35を加え
ると圧縮により縮められ、注射器10の第一蛇腹部分2
6と同様に、前述と同じ目的で第一蛇腹部分26Aおよ
び第二蛇腹部分28Aにより形成された内部室22Aの
中の流体の一部が放出される。後で、既に説明したよう
に、押しボタン20は図15に示される力50により後
方へ引き戻され、前述のように同じ目的で先に放出され
た流体の一部を逆流させる。図16および図17の力3
5をさらに加えると、第一蛇腹部分26Aおよび第二蛇
腹部分28Aににより形成された内部室22Aの中の流
体の残りが放出され、図17に示される最終的な放出位
置まで圧縮により縮められる。
一蛇腹部分26Aは押しボタン部分20に力35を加え
ると圧縮により縮められ、注射器10の第一蛇腹部分2
6と同様に、前述と同じ目的で第一蛇腹部分26Aおよ
び第二蛇腹部分28Aにより形成された内部室22Aの
中の流体の一部が放出される。後で、既に説明したよう
に、押しボタン20は図15に示される力50により後
方へ引き戻され、前述のように同じ目的で先に放出され
た流体の一部を逆流させる。図16および図17の力3
5をさらに加えると、第一蛇腹部分26Aおよび第二蛇
腹部分28Aににより形成された内部室22Aの中の流
体の残りが放出され、図17に示される最終的な放出位
置まで圧縮により縮められる。
【0028】さらに、注射器10Aは注射器10につい
て既に説明し図5乃至図8に示されたのと同じ方法で成
形される。重要なことは、注射器10Aの取り外せるま
たは切り離せるタブ部材18は図1乃至図3の対応する
数字のタブ部材18と同じ過剰充填および頭部空間分離
機能を果たす。
て既に説明し図5乃至図8に示されたのと同じ方法で成
形される。重要なことは、注射器10Aの取り外せるま
たは切り離せるタブ部材18は図1乃至図3の対応する
数字のタブ部材18と同じ過剰充填および頭部空間分離
機能を果たす。
【0029】再び、図1乃至図3および図13を参照す
ると、タブ部材18は寸法はかなり大きく、形はフラン
ジのようであり、タブ部材18の大きな寸法のおかげで
図3および図14に示されるように取り外される際にカ
ニューレ部分14の先端19に指などが触れて汚染する
のを防いでいることが明かである。過剰充填室30の球
状の形も指がルアー先端から離れるので接触汚染を防い
でいる。
ると、タブ部材18は寸法はかなり大きく、形はフラン
ジのようであり、タブ部材18の大きな寸法のおかげで
図3および図14に示されるように取り外される際にカ
ニューレ部分14の先端19に指などが触れて汚染する
のを防いでいることが明かである。過剰充填室30の球
状の形も指がルアー先端から離れるので接触汚染を防い
でいる。
【0030】さらに、注射器を水平にしてカニューレ部
分14の先端からタブ部材18を取り外すことは可能で
あり、その場合に、勿論、頭部空間36は内部室22の
方へ移動するが、これは注射器10から流体がこぼれる
ことが使用者にとって明らかであり、使用者は自然にま
たは通常は注射器10および10Aを垂直に立ててタブ
部材18を上の方に向けてる。このことは、人が流体の
充満した容器を開けるときの当然の傾向として容器を垂
直に立て、流体がこぼれないように開口することから容
易に理解できる。従って、注射器10を垂直にしてタブ
部材18を取り外す際に、内部室22と22Aおよびカ
ニューレ部分14の通路24は実質的に空気を含まない
流体で満たされ、空気塞栓症の危険は実質的に避けられ
る。最後に、物理的に分離するまたは物理的に別個の部
品、例えば分離するプランジャーなどを除外することに
より、本発明の注射器はガンマー線照射殺菌に適したも
のとなる。即ち、注射器10は、一体に形成されている
ため、ガンマー線照射殺菌の際、プランジャーと円筒形
チューブの隙間から液が漏れるおそれがない。さらに、
当該技術に精通した者なら、本発明の精神および範囲を
逸脱することなく多くの様々な変更がなされることは容
易に理解できる。
分14の先端からタブ部材18を取り外すことは可能で
あり、その場合に、勿論、頭部空間36は内部室22の
方へ移動するが、これは注射器10から流体がこぼれる
ことが使用者にとって明らかであり、使用者は自然にま
たは通常は注射器10および10Aを垂直に立ててタブ
部材18を上の方に向けてる。このことは、人が流体の
充満した容器を開けるときの当然の傾向として容器を垂
直に立て、流体がこぼれないように開口することから容
易に理解できる。従って、注射器10を垂直にしてタブ
部材18を取り外す際に、内部室22と22Aおよびカ
ニューレ部分14の通路24は実質的に空気を含まない
流体で満たされ、空気塞栓症の危険は実質的に避けられ
る。最後に、物理的に分離するまたは物理的に別個の部
品、例えば分離するプランジャーなどを除外することに
より、本発明の注射器はガンマー線照射殺菌に適したも
のとなる。即ち、注射器10は、一体に形成されている
ため、ガンマー線照射殺菌の際、プランジャーと円筒形
チューブの隙間から液が漏れるおそれがない。さらに、
当該技術に精通した者なら、本発明の精神および範囲を
逸脱することなく多くの様々な変更がなされることは容
易に理解できる。
【図1】本発明の実施態様の注射器の側面図である。
【図2】図1の注射器を90゜回転させた側面図であ
る。
る。
【図3】注射器カニューレ部分から取り外されたタブ部
分を示す側面図である。
分を示す側面図である。
【図4】注射器の放出または注入する方法を示す斜視図
である。
である。
【図5】注射器の一部分の成形を示す金型の垂直横断面
図である。
図である。
【図6】注射器の一部分の充填を示す垂直横断面図であ
る。
る。
【図7】注射器の第二部分の成形を示す金型の垂直横断
面図である。
面図である。
【図8】注射器の予め成形された2つの部分の接合を示
す垂直横断面図である。
す垂直横断面図である。
【図9】タブ部材が取り外された注射器の側面図であ
る。
る。
【図10】空気除去工程を示す注射器の側面図である。
【図11】流体噴出工程を示す注射器の側面図である。
【図12】完全に畳み込まれた注射器の側面図である。
【図13】本発明の注射器の他の実施態様の側面図であ
る。
る。
【図14】タブ部分が取り外された図13の注射器の側
面図である。
面図である。
【図15】空気除去工程を示す図13の注射器の側面図
である。
である。
【図16】流体噴出工程を示す図13の注射器の側面図
である。
である。
【図17】最終的に畳まれた図13の注射器の側面図で
ある。
ある。
10 注射器 12 蛇腹ポンプ部分 14 カニューレ部分 16 ドーム状部分 18 タブ部材 19 先端(外端部) 20 押しボタン部分 22 内部室(蛇腹状室) 24 通路 26 第一蛇腹部分(後方蛇腹部分) 28 第二蛇腹部分(前方蛇腹部分) 30 過剰充填室 33 ハブ 34 針 36 頭部空間 40 金型 42 内部部分 44 充填チューブ 46 流体 48 金型 10A 注射器 12A 蛇腹ポンプ部分 22A 内部室 26A 第一蛇腹部分(後方蛇腹部分) 28A 第二蛇腹部分(前方蛇腹部分)
Claims (13)
- 【請求項1】 カニューレ部分と、伸縮自在の蛇腹ポン
プ部分と、タブ部材とからなり、カニューレ部分は内部
を貫通する通路と外端部を有し、蛇腹ポンプ部分は該通
路と流体が連通する内部室を有し、該内部室は蛇腹ポン
プ部分を縮めると通路を通って放出される流体を収容
し、タブ部材は、最初通路を密閉して内部室に流体を維
持し、さらに内部室に流体を溢れるほど満たすことがで
き、流体に含まれる空気を収容するために内部室から分
離された頭部空間を提供する過剰充填室を有し、カニュ
ーレ部分の外端部に取り外し可能に設けられた注射器。 - 【請求項2】 伸縮自在の蛇腹ポンプ部分とカニューレ
部分からなり、伸縮自在の蛇腹ポンプ部分は流体を収容
するための内部室を有し、カニューレ部分は内部室と流
体が連通する内部通路を備え、この通路を通って流体が
放出され、さらに流体を収容するための装置に接続され
る外端部を有し、蛇腹ポンプ部分は、空気除去工程を行
う第一蛇腹部と噴出工程を行う第二蛇腹部を有し、第一
蛇腹部が縮められると内部室の中の流体の一部を通路か
ら放出してカニューレ部分の外端部に取り付けられた装
置から空気を取り除き、第二蛇腹部が縮められると内部
室の中の残りの流体を通路から放出する注射器。 - 【請求項3】 前方蛇腹部分および後方蛇腹部分からな
り、流体を収容するための内部室を備えた伸縮自在の蛇
腹ポンプと、該内部室と流体が連通する通路を備え、前
記蛇腹ポンプが縮められるとこの通路を通って流体が放
出されるカニューレとを備え、前記蛇腹ポンプは圧縮さ
れると前記前方蛇腹部分の内側に後方蛇腹部分が入り込
むように畳まれる外形を備えており、前記カニューレは
放出される流体を収容するための装置に接続される外端
部を有し、後方蛇腹部分は、縮められるとれると前記内
部室内に入れられている流体の一部を前記カニューレの
通路を通って放出し、カニューレの外端部に接続された
装置に含まれる空気を取り除く空気除去行程を行い、前
方蛇腹部分は、縮められると後方蛇腹部分が縮められた
後前記内部室内に残っていた流体を前記カニューレの通
路を通って放出する噴出工程を行うようになっており、
しかも、前記内部室の流体を維持するために最初通路を
密閉し、さらに内部室を流体で溢れるほどに満たすこと
ができ、流体に含まれる空気を収容するために内部室か
ら分離された頭部空間を提供する過剰充填室を有する、
カニューレの外端部に取り外し可能に設けられた取り外
せるタブ部材を備えた注射器。 - 【請求項4】 略円形の後方押しボタン部分と、略円筒
形で縦方向に伸びる前方カニューレ部分と、前記後方押
しボタン部分と前記前方カニューレ部分との中間に設け
られた蛇腹ポンプ部分とからなり、蛇腹ポンプ部分は流
体を収容するための内部室を有し、前記前方カニューレ
部分は、縦方向に貫通し前記内部室と流体が連通する通
路を備えており、さらに内部室から放出される流体を収
容するための装置に接続される外端部を有し、前記蛇腹
ポンプ部分は前記後方押しボタン部分に対して内方へ作
用する力が加えられ部分的に縮められると、内部室に入
っている流体の少なくとも一部を前方カニューレ部分通
路を通って放出し、次に、前記後方押しボタン部分を後
方へ引っ張ると、先に前方カニューレ部分通路の中に放
出された流体を意図的に逆流させ、内部室と前方カニュ
ーレ部分通路と前方カニューレ部分の外端部に接続され
た装置とを含む流体経路が連続していることを容易に判
定できる注射器。 - 【請求項5】 略円形の後方押しボタン部分と、略円筒
形で縦方向に伸びる前方カニューレ部分と、前記後方押
しボタン部分と前記前方カニューレ部分との中間に設け
られた蛇腹ポンプ部分とからなり、蛇腹ポンプ部分は、
中空であり、流体を収容するための内部室を有し、前記
前方カニューレ部分は縦方向に貫通し前記内部室と流体
が連通する通路を備えており、さらに内部室から放出さ
れる流体を収容するための装置に接続される外端部を有
し前記蛇腹ポンプ部分は、前記後方押しボタン部分に隣
接し空気除去工程を提供する第一蛇腹部分を有し、前記
第一蛇腹部分が前記後方押しボタン部分に対して内方へ
作用する力が加えられて縮められると、内部室に入って
いる流体の一部が前方カニューレ部分通路を通って放出
され、前方カニューレ部分の外端部に接続された装置に
含まれる空気を除去し、前記後方押しボタン部分が後方
へ引っ張られて前方カニューレ部分通路の中に流体を意
図的に逆流させ、内部室と前方カニューレ部分通路と前
方カニューレ部分の外端部に接続された装置とを含む流
体経路が連続していることを容易に判定でき、さらに前
記蛇腹ポンプ部分は前記第一蛇腹部分と前記前方カニュ
ーレ部分との中間に噴出工程を提供する第二蛇腹部分を
有し、第二蛇腹部分が前記後方押しボタン部分に対して
内方へ作用する力が加えられて縮められると、前記第一
蛇腹部分が縮められた後に内部室に残っている流体が前
方カニューレ部分通路を通って放出されるようになって
おり、しかも、前記内部室の流体を維持するために最初
通路を密閉し、さらに内部室を流体で溢れるほどに満た
すことができ、流体に含まれる空気を収容するために内
部室から分離された頭部空間を提供する過剰充填室を有
する前方カニューレ部分の外端部に取り外し可能に設け
られたタブ部材を備えた注射器。 - 【請求項6】 流体を収容するための内部室を有する蛇
腹ポンプ部分および該内部室と流体が連通し、蛇腹ポン
プ部分が縮められると流体が放出される通路を備えたカ
ニューレ部分から成り、しかも、先に放出された流体が
カニューレ部分通路に逆流するのを防ぐために蛇腹ポン
プ部分を縮めたままに維持するための機械的なスナップ
止め手段を包含する注射器。 - 【請求項7】 前方蛇腹部分および後方蛇腹部分からな
り、流体を収容するための内部室を備えた伸縮自在の蛇
腹ポンプと、該内部室と流体が連通する通路を備え、該
蛇腹ポンプが縮られるとこの通路を通って流体が放出さ
れるカニューレを有し、前記蛇腹ポンプは圧縮されると
前記前方蛇腹部分の内側に後方蛇腹部分が入り込むよう
に畳まれる外形を備えており、前記カニューレは放出さ
れる流体を収容するための装置に接続される外端部を有
し、後方蛇腹部分は、縮められると前記内部室内に入れ
られている流体の一部を前記カニューレの通路を通って
放出し、カニューレの外端部に接続された装置に含まれ
る空気を取り除き、前方蛇腹部分は縮められると、後方
蛇腹部分が縮められた後前記内部室内に残っていた流体
を前記カニューレの通路を通って放出するようになって
おり、後方蛇腹部分が前方蛇腹部分内に畳み込まれた後
にその状態を維持するためのスナップ止めされる係合部
材と、前記内部室の流体を維持するために最初通路を密
閉し、さらに内部室を流体で溢れるほどに満たすことが
でき、流体に含まれる空気を収容するために内部室から
分離された頭部空間を提供する過剰充填室を有する、カ
ニューレの外端部に取り外し可能に設けられたタブ部材
を備えた注射器。 - 【請求項8】 略円形の後方押しボタン部分と、略円筒
形で縦方向に伸びる前方カニューレ部分と、前記前方カ
ニューレ部分に取り付けられ該前方カニューレ部分の方
へ向かって直径が減少する略半球形のドーム状部分と、
前記後方押しボタン部分と前記ドーム状部分との中間に
取り付けられた蛇腹ポンプ部分とから成り、前記蛇腹ポ
ンプ部分は流体を収容するための内部室を有し、前記前
方カニューレ部分は、縦方向に貫通し前記内部室と流体
が連通する通路を備えており、さらに内部室から放出さ
れる流体を収容するための装置に接続される外端部を備
えており、前記蛇腹ポンプ部分は、前記後方押しボタン
部分に対して内方へ作用する力が加えられて少なくとも
部分的に縮められると、内部室に入っている流体の少な
くとも一部を前方カニューレ部分通路を通って放出し、
次に前記後方押しボタン部分を後方へ引っ張ると、前方
カニューレ部分通路の中に先に放出された流体を意図的
に逆流させ、内部室と前方カニューレ部分通路と前方カ
ニューレ部分の外端部に接続された装置とを含む流体経
路が連続していることを容易に判定できる注射器。 - 【請求項9】 略円形の後方押しボタン部分と、略円筒
形で縦方向に伸びる前方カニューレ部分と、前記前方カ
ニューレ部分に取り付けられ該前記カニューレ部分の方
へ向かって直径が減少する略半球形のドーム状部分と前
記後方押しボタン部分と前記ドーム状部分との中間に設
けられた蛇腹ポンプ部分とからなり、前記蛇腹ポンプ部
分および前記ドーム状部分は中空であり流体を収容する
ための内部室を形成し、前記前方カニューレ部分は、縦
方向に貫通し前記内部室と流体が連通する通路を備えて
おり、さらに内部室から放出される流体を収容するため
の装置に接続される外端部を備えており、前記蛇腹ポン
プ部分は、前記後方押しボタン部分に隣接し空気除去工
程を提供する第一蛇腹部分を有し、前記第一蛇腹部分が
前記後方押しボタン部分に対して内方へ作用する力が加
えられて縮められると、内部室に入っている流体の一部
が前方カニューレ部分通路を通って放出され、前方カニ
ューレ部分の外端部に接続された装置に含まれる空気を
除去し、前記後方押しボタン部分が後方へ引っ張られて
前方カニューレ部分通路の中に流体を意図的に逆流さ
せ、内部室と前方カニューレ部分通路と前方カニューレ
部分の外端部に接続された装置とを含む流体経路が連続
していることを容易に判定でき、さらに、前記蛇腹ポン
プ部分は前記第一蛇腹部分と前記ドーム状部分との中間
に噴出工程を提供する第二蛇腹部分を有し、第二蛇腹部
分が前記後方押しボタン部分に対して内方へ作用する力
が加えられて縮められると、前記第一蛇腹部分が縮めら
れた後に内部室に残っている流体が前方カニューレ部分
通路を通って放出されるようになっており、前記後方押
しボタン部分は第1直径を有し、前記ドーム状部分は前
記第1直径より小さい第2直径を有する後方部分を有
し、前記第一蛇腹部分と第二蛇腹部分が縮められると前
記後方押しボタン部分が前記ドーム状部分の後方部分に
押し込まれ前記蛇腹ポンプ部分が縮められた状態を維持
し前記前方カニューレ部分の通路に放出された流体が突
然逆流するのを防ぐことができ、しかも、前記内部室の
流体を維持するために最初通路を密閉し、さらに内部室
を流体で溢れるほどに満たすことができ、流体に含まれ
る空気を収容するために内部室から分離された頭部空間
を提供する過剰充填室を有する、前方カニューレ部分の
外端部に取り外し可能に設けられたタブ部材を備えた注
射器。 - 【請求項10】 カニューレ部分および伸縮自在の蛇腹
ポンプ部分から成り、カニューレ部分は中を貫通する通
路を有し、蛇腹ポンプ部分は該通路と流体が連通する内
部室を有し、該内部室は蛇腹ポンプが縮められると該通
路から放出される流体を収容するためのものであり、し
かも、蛇腹ポンプ部分は反転により内側に畳み込まれる
ように予め決められた構造を備えた注射器。 - 【請求項11】 カニューレ部分および伸縮自在の蛇腹
ポンプ部分から成り、カニューレ部分は中を貫通する通
路を有し、蛇腹ポンプ部分は該通路と流体が連通する内
部室を有し、該内部室は蛇腹ポンプ部分が縮められると
該通路から放出される流体を収容するためのものであ
り、蛇腹ポンプ部分は前方蛇腹部分および後方蛇腹部分
を有し、前方蛇腹部分はカニューレ部分に向けられてお
り、さらに前方蛇腹部分は第1の厚さを有する壁により
形成され、後方蛇腹部分は前記第1の厚さより薄い第2
の厚さを有する壁により形成され、蛇腹ポンプ部分が縮
められると、壁の厚さの差により、後方蛇腹部分が反転
して前方蛇腹部分の内側に畳み込まれ、蛇腹ポンプ部分
を畳み易くしている注射器。 - 【請求項12】 後方部分と、略円筒形で縦方向に伸び
る前方カニューレ部分と、前記後方部分と前記前方カニ
ューレ部分との中間にある蛇腹ポンプ部分から成り、前
記蛇腹ポンプ部分は流体を収容するための内部室を有
し、前記前方カニューレ部分は、縦方向に貫通し前記内
部室と流体が連通する通路を備えており、さらに内部室
から放出される流体を収容するための装置に接続される
外端部を備えており、前記蛇腹ポンプ部分は、前記後方
部分に対して内方へ作用する力が加えられて少なくとも
部分的に縮められると、内部室に入っている流体の少な
くとも一部を前方カニューレ部分通路を通って放出し、
次に前記後方部分を後方へ引っ張ると、前方カニューレ
部分通路の中に前記先に放出した流体を吸引し、内部室
と前方カニューレ部分通路と前方カニューレ部分の外端
部に接続された装置とを含む流体経路が連続しているこ
とを容易に判定できる注射器。 - 【請求項13】 後方部分と、略円筒形で縦方向に伸び
る前方カニューレ部分と、前記後方部分と前記前方カニ
ューレ部分との中間に設けられた蛇腹ポンプ部分とから
なり、前記蛇腹ポンプ部分が中空であり、流体を収容す
るための内部室を有し、前記前方カニューレ部分が縦方
向に貫通し前記内部室と流体が連通する通路を備えてお
り、さらに内部室から放出される流体を収容するための
装置に接続される外端部を備えており、前記蛇腹ポンプ
部分は、前記後方部分に隣接し、空気除去工程を提供す
る第一蛇腹部分を有し、前記第一蛇腹部分が前記後方部
分に対して内方へ作用する力が加えられて縮められる
と、内部室に入っている流体の一部が前方カニューレ部
分通路を通って放出され、前方カニューレ部分の外端部
に接続された装置の中に含まれる空気を除去し、前記後
方部分が後方へ引っ張られて前方カニューレ部分通路の
中に前記空気除去工程で先に放出された前記流体を吸引
し、内部室と前方カニューレ部分通路と前方カニューレ
部分の外端部に接続された装置とを含む流体経路が連続
していることを容易に判定でき、さらに前記蛇腹ポンプ
部分は前記第一蛇腹部分と前記前方カニューレ部分との
中間に噴出工程を提供する第二蛇腹部分を有し、第二蛇
腹部分が前記後方部分に対して内方へ作用する力が加え
られて縮められると、前記第一蛇腹部分が縮められた後
に内部室に残っている流体が前方カニューレ部分通路を
通って放出されるようになっており、しかも、前記内部
室の流体を維持するために最初通路を密閉し、さらに内
部室を流体で溢れるほどに満たすことができ、流体に含
まれる空気を収容するために内部室から分離された頭部
空間を提供する過剰充填室を有する、前方カニューレ部
分の外端部に取り外し可能に設けられたタブ部材を備え
た注射器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US30707794A | 1994-09-16 | 1994-09-16 | |
US08/307077 | 1994-09-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08299437A true JPH08299437A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=23188147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7262565A Pending JPH08299437A (ja) | 1994-09-16 | 1995-09-14 | 注射器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5609580A (ja) |
EP (1) | EP0701833A1 (ja) |
JP (1) | JPH08299437A (ja) |
CA (1) | CA2156814A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002526201A (ja) * | 1998-09-22 | 2002-08-20 | フレセニウス・カビ・アクチボラゲット | 静脈内投与用容器 |
JP2018000761A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | テルモ株式会社 | 止血器具 |
JP2021065755A (ja) * | 2012-06-26 | 2021-04-30 | ベクトン,ディッキンソン アンド カンパニー | プライマー要素を有する単回使用送達デバイス |
Families Citing this family (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19522451C2 (de) * | 1995-06-21 | 1997-11-06 | Bernd Hansen | Vorrichtung zur Abgabe eines fließfähigen Stoffes aus einem Behälter |
US6077252A (en) * | 1997-09-17 | 2000-06-20 | Siegel; Robert | Single or multiple dose syringe |
USD432647S (en) * | 1999-02-25 | 2000-10-24 | Barry Farris | No reflux syringe |
USD432646S (en) * | 1999-02-26 | 2000-10-24 | Barry Farris | Syringe with air trap |
US6328715B1 (en) * | 1999-09-21 | 2001-12-11 | William B. Dragan | Unit dose low viscosity material dispensing system |
DE102006009611A1 (de) * | 2006-03-02 | 2007-09-06 | Bernd Hansen | System zum Zubereiten und Bereitstellen eines durch Vermischen einer Trockensubstanz mit einem Fluid gebildeten fließfähigen Mediums |
EP2015808A1 (en) * | 2006-05-04 | 2009-01-21 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Medical injector with automatic dosage determination and electronic means for authentication of user |
US10420880B2 (en) | 2007-10-02 | 2019-09-24 | West Pharma. Services IL, Ltd. | Key for securing components of a drug delivery system during assembly and/or transport and methods of using same |
US9656019B2 (en) | 2007-10-02 | 2017-05-23 | Medimop Medical Projects Ltd. | Apparatuses for securing components of a drug delivery system during transport and methods of using same |
EP2195052B1 (en) | 2007-10-02 | 2019-09-04 | Medimop Medical Projects Ltd. | External drug pump |
US9498570B2 (en) | 2010-10-25 | 2016-11-22 | Bayer Healthcare Llc | Bladder syringe fluid delivery system |
US10046106B2 (en) | 2010-10-25 | 2018-08-14 | Bayer Healthcare Llc | Bladder syringe fluid delivery system |
US9180252B2 (en) | 2012-04-20 | 2015-11-10 | Bayer Medical Care Inc. | Bellows syringe fluid delivery system |
WO2014090796A1 (en) * | 2012-12-10 | 2014-06-19 | Fresenius Kabi Deutschland Gmbh | Process for producing and assembling a medical operations syringe |
WO2015164783A1 (en) | 2014-04-25 | 2015-10-29 | Bayer Medical Care Inc. | Syringe with rolling diaphragm |
RU2718291C2 (ru) | 2015-04-24 | 2020-04-01 | БАЙЕР ХелсКер ЛЛСи | Шприц с подворачивающейся мембраной |
US10149943B2 (en) | 2015-05-29 | 2018-12-11 | West Pharma. Services IL, Ltd. | Linear rotation stabilizer for a telescoping syringe stopper driverdriving assembly |
US9987432B2 (en) | 2015-09-22 | 2018-06-05 | West Pharma. Services IL, Ltd. | Rotation resistant friction adapter for plunger driver of drug delivery device |
US10576207B2 (en) | 2015-10-09 | 2020-03-03 | West Pharma. Services IL, Ltd. | Angled syringe patch injector |
CN108472438B (zh) | 2015-10-09 | 2022-01-28 | 西医药服务以色列分公司 | 至预填充的流体储存器的弯曲流体路径附加装置 |
JP6885960B2 (ja) | 2016-01-21 | 2021-06-16 | ウェスト ファーマ サービシーズ イスラエル リミテッド | 視覚的インジケータを有する薬剤デリバリデバイス |
US10646643B2 (en) | 2016-01-21 | 2020-05-12 | West Pharma. Services IL, Ltd. | Needle insertion and retraction mechanism |
CN111544704B (zh) | 2016-01-21 | 2022-06-03 | 西医药服务以色列有限公司 | 自动注射器中的力牵制 |
WO2017161076A1 (en) | 2016-03-16 | 2017-09-21 | Medimop Medical Projects Ltd. | Staged telescopic screw assembly having different visual indicators |
CN109562229B (zh) | 2016-08-01 | 2021-07-13 | 西医药服务以色列有限公司 | 抗旋转药筒销 |
CA3036818C (en) | 2016-09-16 | 2024-01-09 | Bayer Healthcare Llc | Pressure jacket having syringe retaining element |
EP3525840B1 (en) | 2016-10-17 | 2023-11-01 | Bayer Healthcare LLC | Fluid injector with syringe engagement mechanism |
WO2018075386A1 (en) | 2016-10-17 | 2018-04-26 | Bayer Healthcare Llc | Fluid injector with syringe engagement mechanism |
WO2018222521A1 (en) | 2017-05-30 | 2018-12-06 | West Pharma. Services IL, Ltd. | Modular drive train for wearable injector |
CA3075481A1 (en) | 2017-09-13 | 2019-03-21 | Bayer Healthcare Llc | Sliding syringe cap for separate filling and delivery |
RU185468U1 (ru) * | 2018-06-29 | 2018-12-05 | Юлай Масабихович Насибуллин | Гофровый шприц одноразового использования |
CN112912119A (zh) | 2018-09-11 | 2021-06-04 | 拜耳医药保健有限责任公司 | 流体注入器系统的注射器固定特征 |
AU2020345829A1 (en) | 2019-09-10 | 2022-03-17 | Bayer Healthcare Llc | Pressure jackets and syringe retention features for angiography fluid injectors |
IL295316B1 (en) | 2020-02-21 | 2024-08-01 | Bayer Healthcare Llc | Fluid path connectors for administering medical fluids |
MX2022010694A (es) | 2020-02-28 | 2022-09-26 | Bayer Healthcare Llc | Juego de mezcla de fluidos. |
IL299062A (en) | 2020-06-18 | 2023-02-01 | Bayer Healthcare Llc | Built-in air bubble suspension device for angiography syringe fluid paths |
IL300292A (en) | 2020-08-11 | 2023-04-01 | Bayer Healthcare Llc | Features for angiography syringe |
WO2022119837A2 (en) | 2020-12-01 | 2022-06-09 | Bayer Healthcare Llc | Cassette for retention of fluid path components for fluid injector system |
CN113125205A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-07-16 | 武汉佰美斯医疗科技有限公司 | 一种液体取出装置 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2667163A (en) * | 1951-10-13 | 1954-01-26 | Arthur E Smith | Unitary syringe |
US2674247A (en) * | 1952-03-06 | 1954-04-06 | Mclellan Charles | Air-pressure teeth cleaner |
US3220412A (en) * | 1958-12-19 | 1965-11-30 | Robert K Mcconnaughey | Holder for hypodermic syringe cartridges |
US3144178A (en) * | 1962-03-12 | 1964-08-11 | Stanley J Sarnoff | Cartridge holder |
GB1095316A (en) * | 1963-08-08 | 1967-12-13 | Arthur Bane | Improvements in ampoules for surgical hypodermic syringes |
GB1175184A (en) * | 1966-02-08 | 1969-12-23 | Arthur Bane | Improvements in Syringe Ampoules. |
US3848593A (en) * | 1970-10-09 | 1974-11-19 | Affiliated Hospital Prod | Side loading disposable carpule syringe |
US3811441A (en) * | 1972-02-10 | 1974-05-21 | Survival Technology | Cartridge syringe |
SE7502318L (sv) * | 1975-03-03 | 1976-09-06 | Af Ekenstam Thuresson Bo | Emballage for flytande till halvfasta material, passande for smerre kvantiteter |
GB1583157A (en) * | 1976-05-07 | 1981-01-21 | Kenova Ab | Syringes |
US4410323A (en) * | 1980-06-23 | 1983-10-18 | Milton Hodosh | Predosed disposable syringe |
US4411656A (en) * | 1982-01-29 | 1983-10-25 | Urologic & Enteric Research Associates | Compressible syringe |
GB8509301D0 (en) * | 1985-04-11 | 1985-05-15 | Clinical Products Dev Ltd | Device for surgical procedures |
US5102398A (en) | 1990-09-18 | 1992-04-07 | Farris Barry L | Plungerless syringe |
US5242422A (en) * | 1991-11-29 | 1993-09-07 | Professional Medical Products, Inc. | One piece molded syringe with tethered cap |
US5451214A (en) * | 1993-03-22 | 1995-09-19 | Hajishoreh; Kaveh-Karimi | Syringe apparatus |
-
1995
- 1995-07-14 US US08/502,062 patent/US5609580A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-08-23 CA CA002156814A patent/CA2156814A1/en not_active Abandoned
- 1995-09-11 EP EP95114217A patent/EP0701833A1/en not_active Withdrawn
- 1995-09-14 JP JP7262565A patent/JPH08299437A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002526201A (ja) * | 1998-09-22 | 2002-08-20 | フレセニウス・カビ・アクチボラゲット | 静脈内投与用容器 |
JP2021065755A (ja) * | 2012-06-26 | 2021-04-30 | ベクトン,ディッキンソン アンド カンパニー | プライマー要素を有する単回使用送達デバイス |
JP2018000761A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | テルモ株式会社 | 止血器具 |
US10939919B2 (en) | 2016-07-06 | 2021-03-09 | Terumo Kabushiki Kaisha | Hemostatic device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5609580A (en) | 1997-03-11 |
CA2156814A1 (en) | 1996-03-17 |
EP0701833A1 (en) | 1996-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08299437A (ja) | 注射器 | |
JP7179101B2 (ja) | プライマー要素を有する単回使用送達デバイス | |
JP7389162B2 (ja) | バイアル移送と注射の器具と方法 | |
US20200368450A1 (en) | Pen needle removal device for a drug delivery device | |
US6228065B1 (en) | Displacement activated medical check valve | |
EP1225937B1 (en) | Multiple-dose syringe | |
AU2003223720B2 (en) | Safety injectors | |
US6053894A (en) | Hypodermic syringe | |
JP6396898B2 (ja) | クリップシリンジ | |
US7892211B2 (en) | Closure container for single dose disposable pharmaceutical delivery system | |
IE47621B1 (en) | Syringe | |
MX2007008261A (es) | Jeringa de limpieza por descarga de desplazamiento positivo. | |
KR102507416B1 (ko) | 폼 투여용 주사기 | |
US5370626A (en) | Plungerless syringe | |
WO1995023622A1 (en) | Predetermined dosage hypodermic syringe system | |
US5102398A (en) | Plungerless syringe | |
JP7295859B2 (ja) | 耐久性のある構成要素と使い捨ての構成要素を備えた低コストシリンジ | |
NL2016420B1 (en) | Fluid applicator for use with a syringe. | |
WO2024123233A1 (en) | Injection syringe comprising ellipsoidal capsule |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000306 |