JPH08299168A - 米飯保温容器 - Google Patents

米飯保温容器

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JPH08299168A
JPH08299168A JP11472795A JP11472795A JPH08299168A JP H08299168 A JPH08299168 A JP H08299168A JP 11472795 A JP11472795 A JP 11472795A JP 11472795 A JP11472795 A JP 11472795A JP H08299168 A JPH08299168 A JP H08299168A
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Kenji Ogami
健治 大神
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腐敗臭の発生を抑制しつつ米飯を理想的状態
で低温保温し得るようにする。 【構成】 米飯収容用の内鍋と、該内鍋を保温加熱する
加熱手段(ワークコイル16および保温用電気ヒータ
7)と、前記内鍋の温度を検出する温度検出手段(サー
ミスタ9)と、1日の時刻を計時する計時手段46とを
備えた米飯保温容器において、前記温度検出手段9によ
り検出される内鍋温度を通常保温温度より低い第1設定
温度に保つように前記加熱手段16,7への通電を制御
する第1通電制御手段261と、前記計時手段46によ
り設定された食事時刻に対応して前記温度検出手段9に
より検出される内鍋温度を内鍋に付着した露を蒸発させ
得る第2設定温度に上昇させるように前記加熱手段1
6,7への通電を制御する第2通電制御手段262とを
付設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、米飯を保温するため
に用いられる米飯保温容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米飯収容用の内鍋を加熱手段で保温加熱
するに当たって、該加熱手段への通電を制御することに
より所定の温度に保温するようにした米飯保温容器は従
来からよく知られており、このような米飯保温容器にお
ける保温温度は、収容された米飯が腐敗しにくいように
やや高めの保温温度(例えば、約73℃)となるように
温度設定されている(例えば、特開平5ー7526号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に保温設定温度を腐敗しにくい高めの温度とした場合、
米飯が硬くなったり、褐色に変色したりするという不具
合が存していた。一方、保温設定温度を低くすると、米
飯が硬くなったり、変色したりすることは少なくなる
が、現在の内鍋構造の場合、内鍋の内周面に露が付着し
て米飯のベト付きを起こすこととなり、腐敗臭の発生が
早まるという新たな不具合が生ずる。また、低温保温を
長時間継続していると、腐敗臭が発生し易くなるという
不具合もある。
【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、腐敗臭の発生を抑制しつつ米飯を理想的状態で低
温保温し得るようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成で
は、上記課題を解決するための手段として、米飯収容用
の内鍋と、該内鍋を保温加熱する加熱手段と、前記内鍋
の温度を検出する温度検出手段と、1日の時刻を計時す
る計時手段とを備えた米飯保温容器において、前記温度
検出手段により検出される内鍋温度を通常保温温度より
低い第1設定温度に保つように前記加熱手段への通電を
制御する第1通電制御手段と、前記計時手段により設定
された食事時刻に対応して前記温度検出手段により検出
される内鍋温度を内鍋に付着した露を蒸発させ得る第2
設定温度に上昇させるように前記加熱手段への通電を制
御する第2通電制御手段とを付設している。
【0006】本願発明の基本構成において、前記第2通
電制御手段による第2設定温度への内鍋温度の上昇と同
時に前記加熱手段への通電を停止する通電停止手段を付
設するのが腐敗菌の増殖を抑制しつつ内鍋に付着した露
を効率的に蒸発させ得る点で好ましい。
【0007】また、前記第2通電制御手段による第2設
定温度への内鍋温度の上昇後所定時間その状態を保持す
る保持手段を付設するのが腐敗菌の増殖をより効果的に
抑制し得る点で好ましい。
【0008】また、前記通電停止手段による加熱手段へ
の通電停止後において前記内鍋温度を前記第1設定温度
より高く前記第2設定温度より低い第3設定温度に所定
時間保持する第3通電制御手段を付設するのが米飯の乾
燥および変色を防止しつつ腐敗菌の増殖をより効果的に
抑制し得る点で好ましい。
【0009】また、前記第1通電制御手段による第1設
定温度での米飯保温が所定時間継続した時に内鍋温度を
瞬間的に第4設定温度にまで上昇させるように前記加熱
手段への通電を制御する第4通電制御手段を付設するの
が長時間の低温保温による腐敗菌の増殖を防止し得る点
で好ましい。
【0010】また、室内温度を検出する室温検出手段
と、該室温検出手段により検出された室内温度に応じて
前記第1設定温度を変更する設定温度変更手段とを付設
するのが低温保温時における室内温度の影響による腐敗
菌の増殖を効果的に防止できる点で好ましい。
【0011】また、前記加熱手段を、内鍋を加熱する大
容量の電磁誘導装置および小容量の電気ヒータにより構
成するのが内鍋温度検出手段による検出温度と内鍋全体
の温度との差を可及的に小さくできる点で好ましい。
【0012】
【作用】本願発明の基本構成では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0013】即ち、第1通電制御手段による加熱手段へ
の通電制御によって米飯が通常保温温度より低い第1設
定温度となるように保温制御されるところから、米飯が
硬くなったり、褐色に変色したりすることがなくなると
ともに、第2通電制御手段による加熱手段への通電制御
によって設定された食事時刻に第1設定温度より高く、
内鍋に付着した露を蒸発させ得る第2設定温度に内鍋温
度が上昇せしめられることとなり、低温保温の継続によ
る結露発生に起因する腐敗臭の発生が効果的に抑制され
ることとなる。しかも、食事時においては内鍋の温度上
昇により米飯が「ほかほか」状態となる。
【0014】本願発明の基本構成において、前記第2通
電制御手段による第2設定温度への内鍋温度の上昇と同
時に前記加熱手段への通電を停止する通電停止手段を付
設した場合、内鍋温度が瞬間的に第2設定温度まで上昇
せしめられることとなり、電力消費を可及的に少なくし
つつ、腐敗菌の増殖が抑制できるとともに、内鍋に付着
した露が効率的に蒸発せしめられることとなる。
【0015】また、前記第2通電制御手段による第2設
定温度への内鍋温度の上昇後所定時間その状態を保持す
る保持手段を付設した場合、米飯の高温状態が所定時間
保持されるところから、腐敗菌の増殖がより効果的に抑
制できる。
【0016】また、前記通電停止手段による加熱手段へ
の通電停止後において前記内鍋温度を前記第1設定温度
より高く前記第2設定温度より低い第3設定温度に所定
時間保持する第3通電制御手段を付設した場合、内鍋温
度が瞬間的に第2設定温度にまで上昇せしめられた後、
第3設定温度(例えば、通常保温温度)に所定時間保持
されることとなり、米飯の乾燥および変色を防止しつつ
腐敗菌の増殖がより効果的に抑制できる。
【0017】また、前記第1通電制御手段による第1設
定温度での米飯保温が所定時間継続した時に内鍋温度を
瞬間的に第4設定温度にまで上昇させるように前記加熱
手段への通電を制御する第4通電制御手段を付設した場
合、夜間等において長時間の低温保温が継続する場合に
おいても米飯温度を瞬間的に高温に上昇できることとな
り、腐敗菌の増殖が効果的に防止できる。
【0018】また、室内温度を検出する室温検出手段
と、該室温検出手段により検出された室内温度に応じて
前記第1設定温度を変更する設定温度変更手段とを付設
した場合、室内温度が高く腐敗菌が増殖し易い季節にお
いても第1設定温度を高めに変更することにより、低温
保温時における腐敗菌の増殖を効果的に防止できる。
【0019】また、前記加熱手段を、内鍋を加熱する大
容量の電磁誘導装置および小容量の電気ヒータにより構
成した場合、加熱時において内鍋全体の温度上昇が得ら
れるところから、内鍋温度検出手段による検出温度と内
鍋全体の温度との差を可及的に小さくできる。
【0020】
【発明の効果】本願発明によれば、第1通電制御手段に
よる加熱手段への通電制御によって米飯が通常保温温度
より低い第1設定温度となるように保温制御され、第2
通電制御手段による加熱手段への通電制御によって設定
された食事時刻に第1設定温度より高く、内鍋に付着し
た露を蒸発させ得る第2設定温度に内鍋温度が上昇せし
められるようにしているので、保温時においては、低温
保温の効果により米飯が硬くなったり、褐色に変色した
りすることがなくなるとともに、低温保温の継続による
結露発生に起因する腐敗臭の発生が第2設定温度への内
鍋温度上昇により効果的に抑制されることとなり、理想
的な保温状態が得られるという優れた効果がある。
【0021】しかも、設定された食事時刻においては、
内鍋の温度上昇により米飯が「ほかほか」状態となり、
食感の良い美味しいご飯を食することができるという効
果もある。
【0022】さらに、米飯保温は主として第1設定温度
による低温保温により行われるため、消費電力の節約が
でき、省電力が可能となるという効果もある。
【0023】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0024】実施例1 本実施例の米飯保温容器は、炊飯と保温とを兼用するも
のとされており、図1に示すように、内部に内鍋3をセ
ットし得るように構成された二重構造の容器本体1と、
該容器本体1の上部開口を開閉自在に覆蓋する蓋体2と
によって構成されている。
【0025】前記容器本体1は、外周面および肩部を構
成する合成樹脂製の筒状の外ケース4と、内周面を構成
する有底筒状の内ケース5と、前記外ケース5の下端開
口を閉塞する合成樹脂製の底部材6とによって構成され
ており、その内部には、前記内鍋3を取り出し可能にセ
ットされることとなっている。
【0026】前記内ケース5は、前記外ケース4の肩部
4aに対して上端が係合され且つ外周面上下中央部に小
容量の保温用電気ヒータ7を備えてなる薄金属板製の筒
状ケース5aと、該筒状ケース5aの下端に係合する合成
樹脂製の皿状ケース5bとからなっており、該皿状ケー
ス5bの底面中央部には、前記内鍋3の底面に対して接
触して内鍋3の温度を検出する温度検出手段として作用
するセンタセンサー8が設けられている。
【0027】該センタセンサー8は、温度検知部となる
サーミスタ9、異常温度を検知する検知部となる異常温
度検知用サーミスタ10、内鍋3がセットされているか
否かを検知する内鍋セット検知センサーとして作用する
リードスイッチ11が内蔵されている。
【0028】本実施例のセンターセンサ8は、前記皿状
ケース5bの中央部に形成された円形の収納部12内に
あって上下動自在に配設され且つ前記サーミスタ9,1
0を内蔵してなるセンサーホルダー13と、該センサー
ホルダー13を上方(即ち、内鍋3の底面に当接する方
向)に付勢するスプリング14とを備えて構成されてい
る。本実施例の場合、このセンサーホルダー13の上面
は円形平面とされており、内鍋3の底面に当接するセン
サーキャップ15が設けられている。
【0029】前記皿状ケース5bの下面には、前記セン
ターセンサ8を包囲し且つ前記内鍋3の底面から下部湾
曲部位にかけて対応するように環状のワークコイル16
が配設されている。該ワークコイル16は高周波電磁誘
導加熱装置における磁気発生手段として作用するもので
あり、主として炊飯用として使用される。符号17はワ
ークコイル16による磁気が下方に存在する機器に対し
て影響を及ぼさないように遮閉するフェライトコアであ
る。
【0030】前記蓋体2は、上面を構成する合成樹脂製
の上板18と、下面における外周環状部を構成する合成
樹脂製の下板19と、該下板19における開口部を覆蓋
する放熱板20とによって中空構造に形成されている。
この蓋体2は、前記外ケース肩部4aの一側に対してヒ
ンジ機構21を介して回動自在に取り付けられており、
その開放端側には、蓋体2の所定位置に対して係合して
蓋体2の閉塞状態を維持するロック機構22が設けられ
ている。
【0031】図1において、符号23は蒸気排出通路、
24は調圧筒、25は蓋ヒータ、27は操作パネル、2
8はワークコイル16を起動させるためのパワートラン
ジスタ(図示省略)等を冷却するための冷却用ファン、2
9は冷却ファン28の駆動源となるファンモータ、30
は室内温度を検出する室温検出手段として作用する室温
センサーである。
【0032】前記操作パネル27には、図2に示すよう
に、炊飯時にON操作される炊飯スイッチ31、各種炊
飯メニューを選択するメニュースイッチ32、保温時に
ON操作されるとともに再度のON操作により各種操作
状態が取り消される保温/取消スイッチ33、再加熱時
にON操作される再加熱スイッチ34、通常の保温(換
言すれば、高温保温)と通常の保温より低い温度での保
温(換言すれば、低温保温)とを選択する保温選択スイ
ッチ35、予約時にON操作される予約スイッチ36、
時刻合わせスイッチ37、時スイッチ38、分スイッチ
39、炊飯表示灯40、保温表示灯41、予約表示灯4
2、再加熱表示灯43、低温保温選択時に点灯する低温
保温表示灯44および液晶表示部45が設けられてお
り、コントロールユニット26との間で信号授受が行わ
れるように結線されている。また、該操作パネル27に
は、1日の時刻を計時する計時手段46が内蔵されてお
り、時刻表示は前記液晶表示部45においてなされるこ
ととなっている。
【0033】前記コントロールユニット26はマイクロ
コンピュータユニットからなっており、内鍋3を炊飯加
熱するワークコイル16、内鍋3を保温加熱する保温用
電気ヒータ7および蓋ヒータ25への通電を制御するも
のであり、各種スイッチ類31〜39を備えた操作パネ
ル27からの信号と、センタセンサー8におけるサーミ
スタ9,10、リードスイッチ11および室温センサー
30からの信号とが入力されることとなっている。ま
た、このコントロールユニット26からは、各種表示灯
40〜44および液晶表示部45へ信号が出力されるこ
ととなっている。符号47は温度ヒューズ、48はコー
ドリールである。
【0034】しかして、本実施例におけるコントロール
ユニット26は、図3に示すように、前記サーミスタ9
により検出される内鍋温度Tを通常保温温度(例えば、
73℃)より低い第1設定温度T1(例えば、60℃)
に保つように加熱手段(本実施例の場合、ワークコイル
16および保温用電気ヒータ7)への通電を制御する第
1通電制御手段261と、前記計時手段46により設定
された食事時刻に対応して前記サーミスタ9により検出
される内鍋温度Tを内鍋3に付着した露を蒸発させ得る
第2設定温度T2(例えば、110℃)に上昇させるよ
うに前記加熱手段への通電を制御する第2通電制御手段
262と、該第2通電制御手段262による第2設定温
度T2への内鍋温度Tの上昇と同時に前記加熱手段への
通電を停止する通電停止手段263と、該通電停止手段
263による加熱手段への通電停止後において前記内鍋
温度Tを前記第1設定温度T1より高く前記第2設定温
度T2より低い第3設定温度T3(例えば、73℃)に所
定時間t1(例えば、3時間)保持する第3通電制御手
段264と、設定された食事時刻以外であって前記第1
通電制御手段261による第1設定温度T1での米飯保
温が所定時間t2(例えば、7時間)継続した時に前記
内鍋温度Tを瞬間的に第4設定温度T4(例えば、11
0℃)まで上昇させるように前記加熱手段への通電を制
御する第4通電制御手段265と、前記室温センサー3
0により検出された室内温度Trに応じて前記第1設定
温度T1を変更する設定温度変更手段266とを備えて
いる。なお、蓋ヒータ25は常時ON作動されている。
【0035】次いで、保温時における前記コントロール
ユニット26の作用について図4に示すフローチャート
および図5に示すタイムチャートを参照して以下に詳述
する。
【0036】保温モードに入ると、ステップS1におい
て保温表示灯41が点灯され、ステップS2において保
温選択スイッチ35がON操作されていると判定された
場合には、ステップS3においてサーミスタ9により検
出される内鍋温度Tと第1設定温度Ts1(例えば、6
0℃)との比較がなされ、T≦Ts1の場合にはステッ
プS4において保温用電気ヒータ7がON作動され、T
>Ts1の場合にはステップS5において保温用電気ヒー
タ7がOFF作動され、低温保温制御が実行される。こ
の時ワークコイル16への通電は停止されている。この
低温保温制御は、第1通電制御手段261により実行さ
れる。なお、ステップS2において保温選択スイッチ3
5がON操作されていないと判定された場合には、ステ
ップS6へ進み、通常保温制御(例えば、内鍋温度を7
3℃に保持する保温制御)が実行される。
【0037】ついで、ステップS7において時刻が設定
された朝食時間であるAM6:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、ワークコイル16がON作動されて内鍋3へ
の加熱が開始され、ステップS9において内鍋温度Tと
第2設定温度Ts2(例えば、110℃)との比較がな
され、T>Ts2と判定されるまでワークコイル16へ
の通電が継続される。この過程において、低温保温中に
内鍋3に付着した露が蒸発せしめられるとともに、収容
された米飯の温度上昇とが得られる。上記昇温制御は、
第2通電制御手段262により実行される。
【0038】そして、ステップS9においてT>Ts2
判定されると、ステップS10においてワークコイル16
がOFF作動される。この制御は、通電停止手段263
により実行される。つまり、ワークコイル16による加
熱は内鍋温度Tが第2設定温度Ts2に上昇するまで行
われるのであり、内鍋温度Tの第2設定温度Ts2への
上昇は瞬間的とされるのである。従って、ワークコイル
16による加熱によって米飯が焦げたりすることはな
い。
【0039】上記したワークコイル16への通電停止に
より、内鍋温度Tは下降するが、ステップS11において
内鍋温度Tと第3設定温度Ts3(例えば、73℃)と
の比較がなされ、T≦Ts3と判定されると、ステップ
12においてワークコイル16がON作動され、T>T
3と判定された場合には、ステップS11に戻り、ワー
クコイル16のOFF状態が継続される。この保温温度
制御は、ステップS13において所定時間t1(例えば、
3時間)が経過したと判定されるまで継続され、該所定
時間t1が経過すると、ステップS3へリターンし、その
後同様な制御が実行される。このような保温温度制御に
より、朝食時刻においては、内鍋3に収容された米飯の
温度は高めに保持されることとなり、ユーザーは、「ほ
かほか」ご飯を食することができるのである。上記保温
温度制御は第3通電制御手段264により実行される。
【0040】次に、ステップS14において時刻が設定さ
れた昼食時刻であるAM11:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、以下の処理(換言すれば、ステップS8〜ステ
ップS13の処理)が実行される。
【0041】その後、ステップS15において時刻が設定
された夕食時刻であるPM5:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、以下の処理(換言すれば、ステップS8〜ステ
ップS13の処理)が実行される。
【0042】さらに、ステップS16において夕食時刻で
あるPM5:00から所定時間t2(例えば、9時間)
経過した時刻であるAM2:00となっているか否かの
判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS17
へ進み、ワークコイル16がON作動されて内鍋3への
加熱が開始され、ステップS18において内鍋温度Tと第
4設定温度Ts4(本実施例の場合、第2設定温度Ts2
と同じ110℃)との比較がなされ、T>Ts4と判定
されるまでワークコイル16への通電が継続され、ステ
ップS18においてT>Ts4と判定されると同時にステ
ップS19においてワークコイル16への通電が停止さ
れ、ステップS3へリターンする。この過程において、
低温保温中に内鍋3に付着した露が蒸発せしめられると
ともに、収容された米飯の温度上昇とが得られる。上記
昇温制御は、第4通電制御手段265により実行され
る。つまり、ワークコイル16による加熱は内鍋温度T
が第4設定温度Ts4に上昇するまで行われるのであ
り、内鍋温度Tの第4設定温度Ts4への上昇は瞬間的
とされるのである。従って、ワークコイル16による加
熱によって米飯が焦げたりすることはない。上記のよう
な温度制御により、夜間等のように食事時刻間隔が長く
なる場合における低温保温継続による結露発生および腐
敗菌増殖を防止することができる。
【0043】上記した保温制御における内鍋温度の経時
変化は、図5に示すタイムチャートの通りである。
【0044】上記したように、本実施例においては、第
1通電制御手段261による加熱手段(ワークコイル1
6および保温用電気ヒータ7)への通電制御によって米
飯が通常保温温度より低い第1設定温度T1(例えば、
60℃)となるように保温制御され、第2通電制御手段
263による加熱手段への通電制御によって設定された
食事時刻(例えば、朝食時刻、昼食時刻および夕食時
刻)に第1設定温度T1より高く、内鍋3に付着した露
を蒸発させ得る第2設定温度T2(例えば、110℃)
に内鍋温度が上昇せしめられるようにしているため、保
温時においては、低温保温の効果により米飯が硬くなっ
たり、褐色に変色したりすることがなくなるとともに、
低温保温の継続による結露発生に起因する腐敗臭の発生
が第2設定温度T2への内鍋温度上昇により効果的に抑
制されることとなり、理想的な低温保温状態が得られ
る。
【0045】しかも、設定された食事時刻においては、
内鍋3の温度上昇により米飯が「ほかほか」状態とな
り、食感の良い美味しいご飯を食することができるとい
う効果もある。
【0046】さらに、米飯保温は主として第1設定温度
1による低温保温により行われるため、消費電力の節
約ができ、省電力が可能となる。
【0047】なお、上記第設定温度Ts1は、60〜6
8℃の範囲内の温度に設定するのが望ましい。Ts1
60℃の場合、保温温度が低くなり過ぎて腐敗菌が増殖
するおそれがあり、Ts1>68℃の場合、低温保温の
効果(米飯が硬くなり過ぎたり、変色したりするのを防
止する効果)が得られなくなる。
【0048】また、上記第2設定温度Ts2は、90〜
120℃の範囲の温度とするのが望ましい。Ts2<9
0℃の場合、温度が低く過ぎて腐敗菌を殺す作用が不十
分となり、Ts2>120℃の場合、米飯が焦げるおそ
れがある。
【0049】ところで、季節により室内温度Trが変化
するが、このような室内温度Trの変化により米飯保温
状態が悪くなるおそれがある。そこで、本実施例におい
ては、第1通電制御手段261による保温温度制御の基
準となる第1設定温度Ts1を設定温度変更手段266
により室内温度Trの変化に対応させて変更するように
している。
【0050】次に、上記設定温度変更制御について図6
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0051】ステップS1において室温センサー30か
ら室内温度Trが入力され、ステップS2〜ステップS4
において室内温度Trと設定室内温度Trs1(例え
ば、10℃)、Trs2(例えば、20℃)およびTr
3(例えば、30℃)との比較がなされる。Tr≦T
rs1と判定された場合には、ステップS5において第1
設定温度Ts1は初期設定値Ts0(例えば、60℃)に
設定され、Trs1<Tr≦Trs2と判定された場合に
は、ステップS6において第1設定温度Ts1はTs0
ΔT(例えば、1℃)に設定され、Trs2<Tr≦T
rs3と判定された場合には、ステップS7において第1
設定温度Ts1はTs0+2ΔTに設定され、Tr>Tr
3と判定された場合には、ステップS8において第1設
定温度Ts1はTs0+3ΔTに設定される。
【0052】上記のような設定温度変更制御により、室
内温度Trが高く腐敗菌が増殖し易い季節になっても第
1設定温度Ts1を高めに変更することにより、低温保
温時における腐敗菌の増殖を効果的に防止できる。
【0053】なお、上記設定温度変更は、季節に応じて
ユーザの手動により行う場合もある。
【0054】実施例2 図7には、本願発明の実施例2にかかる米飯保温容器に
おけるコントロールユニット26の内容が示されてい
る。
【0055】本実施例の場合、実施例1における第3通
電制御手段264が省略されている。その他の構成は実
施例1と同様である。
【0056】次に、本実施例にかかる米飯保温容器にお
けるコントロールユニット26による保温制御について
図8に示すフローチャートを参照して詳述する。
【0057】保温モードに入ると、ステップS1におい
て保温表示灯41が点灯され、ステップS2において保
温選択スイッチ35がON操作されていると判定された
場合には、ステップS3においてサーミスタ9により検
出される内鍋温度Tと第1設定温度Ts1(例えば、6
0℃)との比較がなされ、T≦Ts1の場合にはステッ
プS4において保温用電気ヒータ7がON作動され、T
>Ts1の場合にはステップS5において保温用電気ヒー
タ7がOFF作動され、低温保温制御が実行される。こ
の時ワークコイル16への通電は停止されている。この
低温保温制御は、第1通電制御手段261により実行さ
れる。なお、ステップS2において保温選択スイッチ3
5がON操作されていないと判定された場合には、ステ
ップS6へ進み、通常保温制御(例えば、内鍋温度を7
3℃に保持する保温制御)が実行される。
【0058】ついで、ステップS7において時刻が設定
された朝食時間であるAM6:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、ワークコイル16がON作動されて内鍋3へ
の加熱が開始され、ステップS9において内鍋温度Tと
第2設定温度Ts2(例えば、110℃)との比較がな
され、T>Ts2と判定されるまでワークコイル16へ
の通電が継続される。この過程において、低温保温中に
内鍋3に付着した露が蒸発せしめられるとともに、収容
された米飯の温度上昇とが得られる。上記昇温制御は、
第2通電制御手段262により実行される。
【0059】そして、ステップS9においてT>Ts2
判定されると、ステップS10においてワークコイル16
がOFF作動され、その後ステップS3にリターンす
る。この制御は、通電停止手段263により実行され
る。つまり、ワークコイル16による加熱は内鍋温度T
が第2設定温度Ts2に上昇するまで行われるのであ
り、内鍋温度Tの第2設定温度Ts2への上昇は瞬間的
とされるのである。従って、ワークコイル16による加
熱によって米飯が焦げたりすることはない。
【0060】次に、ステップS11において時刻が設定さ
れた昼食時刻であるAM11:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、以下の処理(換言すれば、ステップS8〜ステ
ップS10の処理)が実行される。
【0061】その後、ステップS12において時刻が設定
された夕食時刻であるPM5:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、以下の処理(換言すれば、ステップS8〜ステ
ップS10の処理)が実行される。
【0062】さらに、ステップS13において夕食時刻で
あるPM5:00から所定時間t2(例えば、9時間)
経過した時刻であるAM2:00となっているか否かの
判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS14
へ進み、ワークコイル16がON作動されて内鍋3への
加熱が開始され、ステップS15において内鍋温度Tと第
4設定温度Ts4(本実施例の場合、第2設定温度Ts2
と同じ110℃)との比較がなされ、T>Ts4と判定
されるまでワークコイル16への通電が継続され、ステ
ップS15においてT>Ts4と判定されると同時にステ
ップS16においてワークコイル16への通電が停止さ
れ、ステップS3へリターンする。この過程において、
低温保温中に内鍋3に付着した露が蒸発せしめられると
ともに、収容された米飯の温度上昇とが得られる。上記
昇温制御は、第4通電制御手段265により実行され
る。つまり、ワークコイル16による加熱は内鍋温度T
が第4設定温度Ts4に上昇するまで行われるのであ
り、内鍋温度Tの第4設定温度Ts4への上昇は瞬間的
とされるのである。従って、ワークコイル16による加
熱によって米飯が焦げたりすることはない。上記のよう
な温度制御により、夜間等のように食事時刻間隔が長く
なる場合における低温保温継続による結露発生および腐
敗菌増殖を防止することができる。
【0063】上記した保温制御における内鍋温度の経時
変化は、図9に示すタイムチャートの通りである。
【0064】その他の作用効果は実施例1と同様なので
重複を避けて説明を省略する。
【0065】実施例3 図10には、本願発明の実施例3にかかる米飯保温容器
におけるコントロールユニット26の内容が示されてい
る。
【0066】本実施例の場合、実施例1における通電停
止手段263および第3通電制御手段264が省略され
るとともに、第2通電制御手段262による第2設定温
度Ts2への内鍋温度の上昇後所定時間t2(例えば、3
0分)だけその状態を保持する保持手段267が付設さ
れている。その他の構成は実施例1と同様である。
【0067】次に、本実施例にかかる米飯保温容器にお
けるコントロールユニット26による保温制御について
図11に示すフローチャートを参照して詳述する。
【0068】保温モードに入ると、ステップS1におい
て保温表示灯41が点灯され、ステップS2において保
温選択スイッチ35がON操作されていると判定された
場合には、ステップS3においてサーミスタ9により検
出される内鍋温度Tと第1設定温度Ts1(例えば、6
0℃)との比較がなされ、T≦Ts1の場合にはステッ
プS4において保温用電気ヒータ7がON作動され、T
>Ts1の場合にはステップS5において保温用電気ヒー
タ7がOFF作動され、低温保温制御が実行される。こ
の時ワークコイル16への通電は停止されている。この
低温保温制御は、第1通電制御手段261により実行さ
れる。なお、ステップS2において保温選択スイッチ3
5がON操作されていないと判定された場合には、ステ
ップS6へ進み、通常保温制御(例えば、内鍋温度を7
3℃に保持する保温制御)が実行される。
【0069】ついで、ステップS7において時刻が設定
された朝食時間であるAM6:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、ワークコイル16がON作動されて内鍋3へ
の加熱が開始され、ステップS9において内鍋温度Tと
第2設定温度Ts2(本実施例の場合、100℃)との
比較がなされ、T>Ts2と判定されるまでワークコイ
ル16への通電が継続され、T>Ts2と判定されると
ステップS10においてワークコイル16がOFF作動さ
れ、ステップS11において所定時間t2が経過したと判
定されるまで第2設定温度Ts2による温度制御がなさ
れる。この過程において、低温保温中に内鍋3に付着し
た露が蒸発せしめられるとともに、収容された米飯の温
度上昇とが得られる。上記温度制御は、第2通電制御手
段262および保持手段267により実行される。
【0070】そして、ステップS11において所定時間t
2の経過が確認されると、ステップS3にリターンする。
【0071】次に、ステップS12において時刻が設定さ
れた昼食時刻であるAM11:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、以下の処理(換言すれば、ステップS8〜ステ
ップS11の処理)が実行される。
【0072】その後、ステップS13において時刻が設定
された夕食時刻であるPM5:00となっているか否か
の判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS
8へ進み、以下の処理(換言すれば、ステップS8〜ステ
ップS11の処理)が実行される。
【0073】さらに、ステップS14において夕食時刻で
あるPM5:00から所定時間t2(例えば、9時間)
経過した時刻であるAM2:00となっているか否かの
判定がなされ、肯定判定された場合には、ステップS15
へ進み、ワークコイル16がON作動されて内鍋3への
加熱が開始され、ステップS16において内鍋温度Tと第
4設定温度Ts4(本実施例の場合、110℃)との比
較がなされ、T>Ts4と判定されるまでワークコイル
16への通電が継続され、ステップS16においてT>T
4と判定されると同時にステップS17においてワーク
コイル16への通電が停止され、ステップS3へリター
ンする。この過程において、低温保温中に内鍋3に付着
した露が蒸発せしめられるとともに、収容された米飯の
温度上昇とが得られる。上記昇温制御は、第4通電制御
手段265により実行される。つまり、ワークコイル1
6による加熱は内鍋温度Tが第4設定温度Ts4に上昇
するまで行われるのであり、内鍋温度Tの第4設定温度
Ts4への上昇は瞬間的とされるのである。従って、ワ
ークコイル16による加熱によって米飯が焦げたりする
ことはない。上記のような温度制御により、夜間等のよ
うに食事時刻間隔が長くなる場合における低温保温継続
による結露発生および腐敗菌増殖を防止することができ
る。
【0074】上記した保温制御における内鍋温度の経時
変化は、図12に示すタイムチャートの通りである。
【0075】その他の作用効果は実施例1と同様なので
重複を避けて説明を省略する。
【0076】上記各実施例においては高周波電磁誘導装
置(すなわち、ワークコイル)を大容量の加熱手段とし
て採用しているが、シーズヒータを埋設した熱盤からな
る電気ヒータを大容量の加熱手段として採用することも
できる。
【0077】また、上記各実施例では、炊飯と保温を兼
用するものについて説明したが、本願発明は、保温専用
のものにも適用可能であり、その場合大容量の加熱手段
を付設する必要がある。
【0078】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる米飯保温容器の縦
断面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかる米飯保温容器にお
ける電気的要素の結線図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかる米飯保温容器にお
けるコントロールユニットの内容を示すブロック図であ
る。
【図4】本願発明の実施例1にかかる米飯保温容器にお
けるコントロールユニットの動作を説明するフローチャ
ートである。
【図5】本願発明の実施例1にかかる米飯保温容器にお
ける内鍋温度の経時変化を示すタイムチャートである。
【図6】本願発明の実施例1にかかる米飯保温容器にお
けるコントロールユニットによる設定温度変更制御を説
明するフローチャートである。
【図7】本願発明の実施例2にかかる米飯保温容器にお
けるコントロールユニットの内容を示すブロック図であ
る。
【図8】本願発明の実施例2にかかる米飯保温容器にお
けるコントロールユニットの動作を説明するフローチャ
ートである。
【図9】本願発明の実施例2にかかる米飯保温容器にお
ける内鍋温度の経時変化を示すタイムチャートである。
【図10】本願発明の実施例3にかかる米飯保温容器に
おけるコントロールユニットの内容を示すブロック図で
ある。
【図11】本願発明の実施例3にかかる米飯保温容器に
おけるコントロールユニットの動作を説明するフローチ
ャートである。
【図12】本願発明の実施例3にかかる米飯保温容器に
おける内鍋温度の経時変化を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1は本体容器、2は蓋体、3は内鍋、7は加熱手段(保
温用電気ヒータ)、9は温度検出手段(サーミスタ)、
16は加熱手段(ワークコイル)、26はコントロール
ユニット、27は操作パネル、30は室温センサー、3
5は保温選択スイッチ、46は計時手段、261は第1
通電制御手段、262は第2通電制御手段、263は通
電停止手段、264は第3通電制御手段、265は第4
通電制御手段、266は設定温度変更手段、267は保
持手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米飯収容用の内鍋と、該内鍋を保温加熱
    する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度検出手
    段と、1日の時刻を計時する計時手段とを備えた米飯保
    温容器であって、前記温度検出手段により検出される内
    鍋温度を通常保温温度より低い第1設定温度に保つよう
    に前記加熱手段への通電を制御する第1通電制御手段
    と、前記計時手段により設定された食事時刻に対応して
    前記温度検出手段により検出される内鍋温度を内鍋に付
    着した露を蒸発させ得る第2設定温度に上昇させるよう
    に前記加熱手段への通電を制御する第2通電制御手段と
    を備えていることを特徴とする米飯保温容器。
  2. 【請求項2】 前記第2通電制御手段による第2設定温
    度への内鍋温度の上昇と同時に前記加熱手段への通電を
    停止する通電停止手段を付設したことを特徴とする前記
    請求項1記載の米飯保温容器。
  3. 【請求項3】 前記第2通電制御手段による第2設定温
    度への内鍋温度の上昇後所定時間その状態を保持する保
    持手段を付設したことを特徴とする前記請求項1記載の
    米飯保温容器。
  4. 【請求項4】 前記通電停止手段による加熱手段への通
    電停止後において前記内鍋温度を前記第1設定温度より
    高く前記第2設定温度より低い第3設定温度に所定時間
    保持する第3通電制御手段を付設したことを特徴とする
    前記請求項2記載の米飯保温容器。
  5. 【請求項5】 前記第1通電制御手段による第1設定温
    度での米飯保温が所定時間継続した時に内鍋温度を瞬間
    的に第4設定温度にまで上昇させるように前記加熱手段
    への通電を制御する第4通電制御手段を付設したことを
    特徴とする前記請求項1ないし請求項4のいずれか一項
    記載の米飯保温容器。
  6. 【請求項6】 室内温度を検出する室温検出手段と、該
    室温検出手段により検出された室内温度に応じて前記第
    1設定温度を変更する設定温度変更手段とを付設したこ
    とを特徴とする前記請求項1ないし請求項5記載の米飯
    保温容器。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段は、内鍋を加熱する大容量
    の電磁誘導装置および小容量の電気ヒータにより構成さ
    れていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項6
    記載の米飯保温容器。
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