JPH08298807A - 作業車の制御装置 - Google Patents

作業車の制御装置

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JPH08298807A
JPH08298807A JP7110757A JP11075795A JPH08298807A JP H08298807 A JPH08298807 A JP H08298807A JP 7110757 A JP7110757 A JP 7110757A JP 11075795 A JP11075795 A JP 11075795A JP H08298807 A JPH08298807 A JP H08298807A
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signal
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control
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Toshiya Fukumoto
俊也 福本
Shohei Nakai
章平 仲井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ類を備えた入力系の異常発生を特定す
るデータを保持し、このデータを不用意に消去すること
のない制御系を構成する。 【構成】 制御装置Aに信号を伝える複数の入力系のい
ずれかの信号電圧が異常な値に達したことを判別手段で
判別すると、判別された入力系を特定するためのデータ
を、データの消去が可能なEEPROM39に書込む書
込み手段を備え、又、作業時には制御装置Aから分離さ
れる外部操作部からの信号でEEPROM39に書込ま
れたデータを読出して外部操作部に送り出す転送手段、
及び、この外部操作部48からの信号によって不揮発性
メモリ39に書込まれたデータを消去する消去手段を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車の制御装置に関
し、詳しくは、制御装置に対する入力系の異常を判別す
る技術に改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された作業車の制御装
置として特開平1‐196532号公報に示されるもの
が存在し、この従来例では電気部位の異常を判別した時
に異常部位を不揮発性のメモリ(EEPROM)で成る
記憶保存手段に記憶して電源が切られた後にもメモリの
記憶が残るよう構成し、このように記憶された内容を任
意のタイミングでメモリから読出すことで異常内容を表
示して車輌の保全のために有効に利用できるものとなっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、例えば
センサ類に異常が発生し自然に修復した場合にも、又、
異常の発生に作業者が気付かずに電源を切った後にも、
異常が発生したセンサ等を特定できるという有効なもの
である。しかし、EEPROMのように消去が可能なメ
モリでは作業者の誤操作によってメモリに記憶したデー
タを消去することもあり改善の余地がある。
【0004】又、制御装置に対してアクチュエータの作
動量をセンサでフィードバックするものではセンサの異
常時にはアクチュエータの作動が適切でなくなり、誤作
動の解消が望まれる。又、制御装置が複数の入力系から
の信号によって作動するものでは、異常が発生した入力
系を迅速に特定することが必要とされる。又、例えば、
センサに異常が発生し、自然に復旧する現象が繰り返す
場合には、そのセンサに発生する異常が突発的なもので
なく、異常の発生によって制御に不都合をきたすことも
ある。
【0005】本発明の目的は、制御の入力系の異常を不
揮発性メモリに保存して異常の発生箇所の特定を容易す
ると同時に、誤操作によってメモリに保存された値を消
去することのない作業車の制御装置を合理的に構成し、
又、この制御装置においてセンサの異常発生に起因する
アクチュエータの誤作動を阻止し、又、異常の発生時に
は異常発生箇所を即時に判別し、又、異常が自然に復旧
するものでも異常の程度を判定し得る装置を合理的に構
成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴(請求項
1)は、制御装置に信号を伝える複数の入力系のいずれ
かの信号電圧が異常な値に達したことを判別する判別手
段、及び、この判別手段によって信号電圧が異常な値に
達したことが判別された入力系を特定するためのデータ
を、データの消去が可能な不揮発性メモリに書込む書込
み手段を備えると共に、作業時には該制御装置から分離
される外部操作部からの信号によって複数の入力系に対
応して不揮発性メモリに書込まれたデータを読出して外
部操作部に送り出す転送手段、及び、この外部操作部か
らの信号によって不揮発性メモリに書込まれたデータを
消去する消去手段を備えている点にあり、その作用、及
び、効果は次の通りである。
【0007】又、本発明では上記特徴に加えて、前記入
力系が、アクチュエータの作動量を計測するセンサ信号
を制御装置にフィードバックするための系に構成される
と共に、前記判別手段が、この入力系の信号電圧が異常
な値に達したことを判別すると、アクチュエータの作動
を停止させる作動阻止手段を備えている点(請求項
2)、及び、前記複数の入力系のいずれかを特定し得る
報知部を備えると共に、前記判別手段で複数の入力系の
いずれかの信号電圧が異常な値に達したことを判別した
際には、その入力系を特定できるよう報知部を作動させ
る報知出力手段を備えている点(請求項3)、及び、前
記判別手段が、該制御装置の起動を行う毎に判別作動を
行うよう動作形態が設定されると共に、前記複数の入力
系と不揮発性メモリのアドレスとを個々に対応させ、該
制御装置の起動毎に特定の入力系の信号電圧が異常な値
に達したことを判別した場合には、その特定の入力系に
対応する不揮発性メモリのアドレスに書込むデータを積
算した値にするよう前記書込み手段の制御動作を設定し
てある(請求項4)点に特徴を有し、その作用、及び、
効果は次の通りである。
【0008】
【作用】上記特徴(請求項1)によると、入力系のいず
れかの信号電圧が異常な値に達した場合には、この状態
を判別手段が判別すると共に、書込み手段が不揮発性メ
モリに書込むものとなり、この書込みの後、入力系の異
常を特定する場合には外部操作部からの信号によって転
送手段が不揮発性メモリのデータを外部操作部に送り出
し、又、不揮発性メモリのデータを消去する場合には外
部操作部からの信号によって消去手段が不揮発性メモリ
のデータを消去する。又、外部操作部は作業時において
作業車に備えないものであるので、作業者の誤操作で不
揮発性メモリのデータを消去することが無く、この外部
操作部によって異常が発生した入力系を判別できる。
【0009】請求項2によると、前述した請求項1の作
用に加えて、入力系の信号電圧が異常な値に達すると、
判別手段の判別に基づいて作動阻止手段がアクチュエー
タの作動を停止させる結果、アクチュエータの不適切な
作動を阻止する。
【0010】請求項3によると、前述した請求項1、2
の作用に加えて、入力系の信号電圧が異常な値に達する
と、判別手段の判別に基づいて報知手段がその入力系を
特定しうるよう報知部を作動させる結果、作業者は報知
部の報知内容によって異常が発生した入力系を特定でき
る。
【0011】請求項4によると、前述した請求項1、
2、3の作用に加えて、入力系の信号電圧が異常な値に
達し、この現象が繰返して発生するとその入力系に対応
する不揮発性メモリのアドレスに書き込むデータが積算
された値になる結果、この値から異常の発生回数を判別
できる。
【0012】
【発明の効果】従って、制御の入力系の異常を不揮発性
メモリに保存して異常の発生箇所の特定を容易すると同
時に、誤操作によってメモリに保存された値を消去する
ことのない作業車の制御装置が合理的に構成された(請
求項1)。又、この制御装置においてセンサの異常発生
に起因するアクチュエータの誤作動を即時に阻止し(請
求項2)、又、異常の発生時には異常発生箇所を即時に
判別でき(請求項3)、又、異常が自然に復旧するもの
でも異常の頻度を判定できる(請求項4)ものとなっ
た。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2に示すように、ステアリング操作自
在な駆動型の前車輪1、駆動型の後車輪2を備えた車体
の前部にエンジン3を搭載すると共に、このエンジン3
からの動力がクラッチハウジング4を介して伝えられる
ミッションケース5を車体後部に配置し、車体前部にメ
ータパネル6とステアリングハンドル7とを配置し、
又、ミッションケース5の上方位置に運転座席8と保護
フレーム9とを配置し、ミッションケース5の後部位置
にリフトシリンダ10の作動で昇降作動する左右一対の
リフトアーム11,11を備えて作業車の一例として農
用トラクタを構成する。
【0014】車体の後端にトップリンク12と左右一対
のロアーリンク13、13とで成る3点リンク機構を介
してロータリ耕耘装置14を連結すると共に、ロアーリ
ンク13,13とリフトアーム11,11とを左右のリ
フトロッド15,15で吊下げ状態に連結し、又、左右
のリフトロッド15,15の一方にローリングシリンダ
16を介装することで、リフトシリンダ10の作動でロ
ータリ耕耘装置14を昇降させ、ローリングシリンダ1
6の作動でロータリ耕耘装置14をローリングさせるよ
う支持してある。ロータリ耕耘装置14の後部位置には
横向き姿勢の軸芯周りで揺動自在に後カバー14Aを備
え、この後カバー14Aの揺動量を計測するポテンショ
メータ型の耕深センサ17を装置上面に備えている。
又、リフトアーム11の基端部にはリフトアーム11の
揺動量を計測するポテンショメータ型のリフトアームセ
ンサ18を備え、ローリングシリンダ16の作動量を計
測するポテンショメータ型のストロークセンサ19を備
え、ミッションケースの上部位置には走行車体のローリ
ング量を計測するローリングセンサ20を備えている。
【0015】又、運転座席8の右側部にはロータリ耕耘
装置14を昇降制御するポジションレバー21とコント
ロールボックス22を備え、このコントロールボックス
22の上面には図3に示す如く、耕深設定ダイヤル2
3、ローリング角設定ダイヤル24、強制ローリングノ
ブ25等を備え、このコントロールボックス22の近傍
位置には制御ケース26を備えている。又、運転座席8
の左側に変速レバー27を配置してあり、ステアリング
ハンドル7の近傍位置にはアクセルレバー28を配置し
てあり、メータパネル6には図4に示す如く、自動耕深
制御状態を示す第1表示ランプ29と、自動ローリング
制御状態を示す第2表示ランプ30を備えている。
【0016】このようなセンサ系と設定系とを備えるこ
とにより、自動耕深制御時には第1表示ランプ29が点
灯すると共に、耕深設定ダイヤル23で設定された深度
でロータリ耕耘装置14の耕起が行われるよう、耕起面
に接地する後カバー14Aの揺動量から耕深センサ17
が求めた耕深信号をフィードバックさせてリフトシリン
ダ10を駆動する制御動作が行われ、又、自動ローリン
グ制御時には、第2表示ランプ30を点灯させると共
に、ロータリ耕耘装置14がローリング角設定ダイヤル
24で設定された対地ローリング姿勢を維持するよう、
ローリングセンサ20からの信号に基づきローリングシ
リンダ16の伸縮量を求め、かつ、求めた量だけの伸縮
を行うようストロークセンサ19からの信号をフィード
バックしながらローリングシリンダ16を伸縮させる制
御動作を行う。尚、強制ローリングノブ25は、非操作
時には中立位置を保持し、上部を押し操作するとロータ
リ耕耘装置14の一方の側端を強制的に上げ作動させ、
下部を押し操作するとロータリ耕耘装置14の一方の側
端を強制的に下げ作動させるようローリングシリンダ1
6を直接操作する制御が行われる。
【0017】このトラクタでは図7に示す如く制御系が
構成されている。つまり、前記制御ケース26にはマイ
クロプロセッサを備えた制御装置Aを内装してあり、こ
の制御装置Aに対して、前記ポジションレバー21で操
作されるポテンショメータ型のポジション設定器31、
前記リフトアームセンサ18、前記耕深設定ダイヤル2
3で回動操作されるポテンショメータ型の耕深設定器3
2、前記耕深センサ17、前記ローリング角設定ダイヤ
ル24で回動操作されるポテンショメータ型のローリン
グ角設定器33、前記強制ローリングノブ25で操作さ
れるローリングスイッチ34、前記ローリングセンサ2
0、前記ストロークセンサ19、前記アクセルレバーの
回動操作位置を計測するポテンショメータ型のアクセル
センサ35、前記エンジン3の回転数を計測するエンジ
ン回転数センサ36夫々からの信号を入力する系が形成
される共に、この制御装置Aから昇降用の比例電磁弁3
7、ローリング用電磁弁38、前記第1表示ランプ2
9、第2表示ランプ30夫々に対する出力系が形成さ
れ、又、不揮発性メモリとしてのEEPROM39への
入出力系が形成され、更に、この制御系と連係する系に
はRS232C型のコネクタ40を備えている。
【0018】図5及び図6に示すように、制御ケース2
6は鉄板など熱伝動性が良好な素材で箱状に成形され、
このケースの内部には基板41に対してマイクロプロセ
ッサ42、前記EEPROM39等を備えると共に、こ
の基板端部の2箇所に固定したヒートシンク43,43
に電力トランジスタ44…をビス固定し、この電力トラ
ンジスタ44…のリード線を基板にハンダ付けしてあ
る。又、この電力トランジスタ44は比例電磁弁37、
ローリング用電磁弁38を駆動するためのものであり、
ヒートシンク43の上面とケース26の蓋26Aとをビ
ス45で固定することでケースの蓋26Aを放熱のため
にも兼用するものとなっている。尚、この制御ケース2
6には外部とのデータのアクセスを行うためのコネクタ
46を備え、該ケース26の内部には樹脂製のポティン
グ材(図示せず)を流し込んで固化させることで水の侵
入を阻止するようになっている。尚、制御装置Aは基板
に備えたマイクロプロセッサ42を主とする回路系で構
成されている。
【0019】前記EEPROM39はセンサ類からの信
号を補正する補正値を記憶すると共に、センサ類に異常
が発生した場合に、そのセンサ類を特定し、異常の発生
回数を記憶するために用いられている。
【0020】即ち、図8のフローチャートには制御装置
Aの制御動作の概要を表してあり、この制御ではキース
イッチ(図示せず)のON操作の後、エンジン3が始動
した状態で制御が開始されるとEEPROM39から補
正値を入力すると共に、設定系からの信号と、フィード
バック系からの信号とを入力し、これらの信号電圧と基
準電圧とを比較する(#101〜#104ステップ)。
これらの設定系、フィードバック系からの信号はセンサ
類を機械的に全ストローク作動させた場合に出力される
信号値が所定の電圧域内に収まるよう構成され、前記基
準電圧として電圧域の上限の電圧、電圧域の下限の電圧
夫々と信号電圧とを比較することで信号電圧値が電圧域
内にある場合には正常と判断し、信号電圧値が電圧域外
にある場合には異常と判断する。又、このように入力系
の信号電圧が異常な値に達したことを判別する#105
ステップで判別手段Bが構成されている。
【0021】次に、正常であると判断された場合には、
設定系、フィードバック系夫々の入力信号電圧値を前記
補正値で補正した後、比較処理して制御目標を決定し、
例えば自動耕深制御の場合には、補正された耕深設定器
32からの信号を制御目標とし、かつ、補正された耕深
センサ17からの信号をフィードバックしながらリフト
シリンダ10を駆動する制御動作を行う(#106〜#
108ステップ)。尚、この補正値はセンサ類の機械的
な取付け誤差を電気的に修正するためのパラメータ等の
データである。
【0022】又、#104ステップ(判別手段B)で異
常と判断された場合には、異常と判断されたセンサ類に
対応するEEPROM39のアドレスに保持された値を
インクリメント(1カウントアップ・積算)し、そのセ
ンサ類に対応する報知部としての表示ランプ29,30
を点滅させ、更に、そのセンサ類を備えた系のアクチュ
エータの作動を行わない。そして、この制御をキースイ
ッチがOFF操作されるまで継続するものとなっている
(#109〜#111ステップ)。尚、第1表示ランプ
29は昇降制御系に対応しており、第2表示ランプ30
はローリング制御系に対応しており、例えば、耕深セン
サ17に異常が発生した場合には第1表示ランプ29が
点滅し、ストロークセンサ19に異常が発生した場合に
は第2表示ランプ30が点滅する。尚、前記第1表示ラ
ンプ29、第2表示ランプ30は判別手段Bで判別され
た異常を作業者に認識させるための報知部に兼用されて
いる。
【0023】この正常であるか異常であるかの判断はリ
フトアームセンサ18、ポジション設定器31、ストロ
ークセンサ19、耕深センサ17、アクセルセンサ3
5、エンジン回転数センサ36夫々、及び、比例電磁弁
37、ローリング用電磁弁38が対象であり、比例電磁
弁37、ローリング用電磁弁38の場合にはソレノイド
が正常な状態にあるか、断線あるいは短絡によって異常
な状態にあるかをソレノイドへの通電時の電圧値によっ
て判断するようになっている。
【0024】このように、この制御装置Aではセンサ類
の異常の発生時にはアクチュエータの駆動を阻止して、
所謂フェールセーフによって異常な制御動作を行わせな
いようにしてあり、又、異常の発生時には異常な状態に
陥った制御系を表示ランプ29,30の点滅で認識さ
せ、更に、この異常の有無はキースイッチのON操作毎
に判別され、異常が発生したセンサ類が自然に復旧した
場合にもEEPROM39に異常を発生した回数が保存
され、EEPROM39の履歴から異常の発生頻度も把
握できるものとなっている。尚、入力系の信号電圧が異
常な値に達したことを判別するとアクチュエータの作動
を停止する処理ルーチン(#105、#109、#11
0ステップの制御の流れ)で作動阻止手段Cが構成さ
れ、#109ステップで書込み手段Dが構成され、#1
10ステップで報知出力手段Eが構成されている。
【0025】又、EEPROM39の履歴を知る場合に
は、図7に示すように、前記RS232C型のコネクタ
40を介してパーソナルコンピュータ48(外部操作部
の一例)と回線を接続し、パーソナルコンピュータ48
のディスプレイ48Dに履歴を表示するようになってい
る。又、この制御時には図9のフローチャートに示すよ
うに、パーソナルコンピュータ48のキーボード48K
からのコマンドによって制御装置Aに通信要求を行うこ
とで通信が可能となり(#201ステップ)、キーボー
ド48Kからのコマンドによってデータ転送の要求があ
った場合には制御装置AがEEPROM39の履歴デー
タを読出し、回線を介して履歴データをパーソナルコン
ピュータ48に転送する(#202、#203ステッ
プ)。又、このEEPROM39の履歴データはパーソ
ナルコンピュータ48のキーボード48Kからのコマン
ドによってのみ消去が可能であり、このコマンドによっ
て履歴データの消去の要求があった場合には(#204
ステップ)、制御装置AがEEPROM39の履歴デー
タを消去し(#205ステップ)、更に、この制御はキ
ーボード48Kからのコマンドによって通信を終了する
要求があった場合に終了する(#206ステップ)。
尚、この制御動作のうち#203ステップで転送手段F
が構成され、#205ステップで消去手段Gが構成され
ている。
【0026】又、図10のフローチャートに示すよう
に、この制御装置Aでは非作業時にもセンサ類の異常を
チェックするチェックルーチンを有するものであり、こ
のルーチンを起動させる場合には車体を水平姿勢に保
ち、ロータリ耕耘装置14を水平姿勢で所定の高さに維
持し、更に、ダイヤル類を所定の位置にセットした状態
で強制ローリングノブ25を下げ方向に操作したままキ
ースイッチをON操作し、エンジン3の起動の後に強制
ローリングノブ25の操作を解除する操作を必要とし
(#301〜#303ステップ)、このルーチンが起動
すると、異常がなければ第1表示ランプ29、第2表示
ランプ30が同時に点灯し、昇降制御系のセンサ類に異
常があると、第1表示ランプ29が異常の数だけ点滅
し、ローリング制御系のセンサ類に異常があると、第2
表示ランプ30が異常の数だけ点滅し、この表示ランプ
の作動はキースイッチがOFF操作されるまで継続する
(#304〜#307ステップ)。
【0027】又、図11のフローチャートに示すよう
に、この制御装置AではEEPROM39に書き込まれ
た補正値を更新する更新ルーチンも有するものであり、
このルーチンを起動させる場合には車体を水平姿勢に保
ち、ロータリ耕耘装置14を水平姿勢で所定の高さに維
持し、更に、ダイヤル類を所定の位置にセットした状態
で強制ローリングノブ25を上げ方向に操作したままキ
ースイッチをON操作し、エンジン3を起動させない状
態にすると(#401〜#402ステップ)、第1表示
ランプ29、第2表示ランプ30が同時に1回だけ点灯
し、この後、強制ローリングノブ25の操作を解除する
操作を必要とする(#403〜#404ステップ)。こ
のルーチンが起動するとセンサ類のチェックも行われ、
昇降制御系のセンサ類に異常があると、第1表示ランプ
29が異常の数だけ点滅し、ローリング制御系のセンサ
類に異常があると第2表示ランプ30が異常の数だけ点
滅する(#405、#406ステップ)。異常がない場
合には強制ローリングノブ25を上げ方向に3秒以上操
作することセンサ類からのデータを制御装置Aに入力し
て、求めた補正値をEEPROMに書き込む動作を行
い、この動作はキースイッチがOFF操作されるまで継
続する(#407〜#410ステップ)。
【0028】このように本発明は制御装置Aに対する入
力系の異常、即ち、センサ類、ケーブルの断線・短絡、
コネクタの導通不良等の起因する異常を不揮発性メモリ
に保存して異常の発生箇所の特定を容易すると同時に、
外部操作部からの信号によってメモリのデータの消去が
可能になるので誤操作によってメモリに保存された値を
消去することがなく、又、入力系の異常発生に起因する
アクチュエータの誤作動を即時に阻止し、又、異常の発
生時には表示ランプの点灯によって、異常発生箇所を即
時に判別でき、入力系の異常が自然に復旧した場合でも
履歴の読出しによって異常の頻度を判定できるものとな
っている。
【0029】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、
例えば、判別手段で判別される全ての入力系の数と等し
い数のランプ類を備えて報知手段を構成することが可能
であり、外部操作部を持ち運び可能な小型の装置で構成
することが可能であり、農用トラクタ以外のバックホウ
のような作業車に適用することも可能である。
【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図
【図2】トラクタの全体平面図
【図3】コントロールボックスの平面図
【図4】メータパネルの図
【図5】制御ケースの縦断面図
【図6】制御ケースの横断面図
【図7】制御系のブロック回路図
【図8】アクチュエータの制御とEEPROMへの書込
み動作のフローチャート
【図9】外部操作部との通信による制御動作のフローチ
ャート
【図10】センサのチェックルーチンのフローチャート
【図11】補正値の更新ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
29,30 報知部 39 不揮発性メモリ 48 外部操作部 A 制御装置 B 判別手段 C 作動阻止手段 D 書込み手段 E 報知出力手段 F 転送手段 G 消去手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置(A)に信号を伝える複数の入
    力系のいずれかの信号電圧が異常な値に達したことを判
    別する判別手段(B)、及び、この判別手段(B)によ
    って信号電圧が異常な値に達したことが判別された入力
    系を特定するためのデータを、データの消去が可能な不
    揮発性メモリ(39)に書込む書込み手段(D)を備え
    ると共に、作業時には該制御装置(A)から分離される
    外部操作部(48)からの信号によって複数の入力系に
    対応して不揮発性メモリ(39)に書込まれたデータを
    読出して外部操作部(48)に送り出す転送手段
    (F)、及び、この外部操作部(48)からの信号によ
    って不揮発性メモリ(39)に書込まれたデータを消去
    する消去手段(G)を備えている作業車の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記入力系が、アクチュエータの作動量
    を計測するセンサ信号を制御装置にフィードバックする
    ための系に構成されると共に、前記判別手段(B)が、
    この入力系の信号電圧が異常な値に達したことを判別す
    ると、アクチュエータの作動を停止させる作動阻止手段
    (C)を備えている請求項1記載の作業車の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の入力系のいずれかを特定し得
    る報知部(29),(30)を備えると共に、前記判別
    手段(B)で複数の入力系のいずれかの信号電圧が異常
    な値に達したことを判別した際には、その入力系を特定
    できるよう報知部(29),(30)を作動させる報知
    出力手段(E)を備えている請求項1又は2記載の作業
    車の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段(B)が、該制御装置
    (A)の起動を行う毎に判別作動を行うよう動作形態が
    設定されると共に、前記複数の入力系と不揮発性メモリ
    (39)のアドレスとを個々に対応させ、該制御装置の
    起動毎に特定の入力系の信号電圧が異常な値に達したこ
    とを判別した場合には、その特定の入力系に対応する不
    揮発性メモリ(39)のアドレスに書込むデータを積算
    した値にするよう前記書込み手段(D)の制御動作を設
    定してある請求項1,2又は3記載の作業車の制御装
    置。
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