JPH0829864A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0829864A
JPH0829864A JP18509794A JP18509794A JPH0829864A JP H0829864 A JPH0829864 A JP H0829864A JP 18509794 A JP18509794 A JP 18509794A JP 18509794 A JP18509794 A JP 18509794A JP H0829864 A JPH0829864 A JP H0829864A
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Shinichi Tsujimoto
紳一 辻本
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 混色シーン、カラーフェイリア・シーン等の
光源種を誤記録する可能性が高い撮影シーンからも高品
質なプリントが得られるカメラ。 【構成】 RGBセンサ12により撮影光の色情報を検
出し、各検出出力の出力選択によるR/G値、B/G値
を色情報検出回路14を介してマイクロコンピュータ7
へ入力する。マイクロコンピュータはROMに記憶する
判別用領域図を参照して、光源種が自然光Dか蛍光灯光
Fかタングステン光Tか不明Uかを判別して記憶する。
レリーズ動作を行った後、次のコマへフィルム巻き上げ
中に、フィルムの磁気記憶層に磁気ヘッド30と磁気記
録回路31によって、他の撮影情報と共に光源種の情報
を記録する。一方、プリントの際に光源不明Uを読出し
た場合は、特定条件を設定しない通常のAEによる露出
量、カラーバランス設定によりプリントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影時の照明光源に関
する情報を検出して記録するカメラに関し、特に照明光
源の種類が不明の場合の情報も記録する照明光源情報を
記録するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来撮影時の照明光源に関する情報を検
出して記録するカメラは、例えば、特公昭58−533
27号に開示されているものが知られている。
【0003】このカメラは、赤外領域もしくはこれに近
い可視光領域にピークを持つ分光特性の対のフィルタと
受光素子と、紫外領域もしくはこれに近い可視光領域に
ピークを持つ対のフィルタと受光素子とにより、照明光
を受光して各受光出力を比較し、赤外領域分の受光量が
大きい時はタングステン電灯と判別し、そうでない場合
はさらにフリッカの有無を検出して自然光か蛍光灯光か
を判別した後、照明光の判別結果に対応する3個のLE
Dによりフィルムの画面外の位置に焼き込みコードとし
て、照明光源情報を光学的に記録するものである。プリ
ントの際はプリンタが焼き込みコードを読取り、撮影時
の照明光源に合わせてプリント用フィルタを調整し適正
なカラーバランスの補正を行って、一般的なデーライト
タイプのネガフィルムを使って蛍光灯照明下で人物撮影
を行う場合に、肌色が緑色がかったプリントになるとい
う不具合を補正するようにしている。また、光源種類を
検出する方法として、照明光に含まれるフリッカを検出
する方法が示されている。
【0004】その他の照明光源の検出手段としては、特
開平3−136026号に、RGBセンサにより照明光
源の色温度を検出して色温度コードに変換してフィルム
に光学的に記録し、プリントの際には色温度コードを読
取り補正を行うカメラが開示されている。
【0005】また、特開平3−163538号には、蛍
光灯に特有の436nm、546nmにおける輝線の有
無を検出して、蛍光灯照明光源を判別するカメラが開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、照明光源の種類がタングステン光か、蛍光灯
光か、自然光かを判別する判別方法については種々開示
されているが、カメラが光源の種類を間違えて判別し誤
った情報をフィルム上に記録してしまうような状況の対
策については何等の考慮もされていない。
【0007】具体的には、図14の混色シーンの説明図
に示すように、カメラC1により受光角θの範囲で光源
種の検出を行って光源種類の判別を行う場合、図14の
ように被写体である人物Oが部屋Rの窓Wの近くに立
ち、しかも部屋Rには照明光源の蛍光灯FLがあるとい
う撮影状況下では、被写体0は窓Wから入射する自然光
Sと、蛍光灯FLの照明光Fの2種類の光源で照明され
ていることになる。このような状況を混色シーンと称
し、混色シーンにおいてはフィルム上に光源種類を蛍光
灯(F)と記録しても、自然光(D)と記録しても良好
なプリントが得られないという不都合が生ずる。つまり
被写体が2種類、あるいはそれ以上の光源で照明されて
いるにも関わらず、特定の光源種類に最適な方法でプリ
ント時の色補正、焼度補正を行うと、補正が偏り過ぎて
プリント品質がかえって悪くなるということになる。な
お、以上のような混色シーンによる不都合な状況は、蛍
光灯とタングステン光、あるいは自然光とタングステン
光が混在した混色シーンにおいても発生する。
【0008】また、図15のカラーフェイリア・シーン
の説明図に示すような、測色機能を持ったカメラC2に
よる自然光下の人物撮影で、人物Oの後方に撮影画面の
かなりの領域を占める大きさの背景Bがあって、もし背
景Bが大きな色の偏りを持っているとすると、カメラC
2の光源色検出は背景Bの影響を受けてしまう。
【0009】仮に背景Bが樹木で緑色に偏色していると
すれば、カメラC2による測色結果は自然光より多少緑
色成分が多いものとなり、光源種判別を蛍光灯(F)と
誤ってしまう危険がある。このような状況をカラーフェ
イリア・シーンと称する。
【0010】このような状況で誤って蛍光灯(F)と判
別しないためには、緑色成分が非常に強い蛍光灯下撮影
と、自然色である自然光下撮影の他に、自然色より多少
緑色がかっているカラーフェイリア・シーンの判定領域
を設定する必要があるが、このようなカラーフェイリア
・シーンや、混色シーン等の光源種が不明となる状況に
対する対策についての開示例はこれまでになされていな
い。以上から明らかなように、従来のように蛍光灯光、
タングステン灯光、自然光を照明光源の種類として判別
するだけでは判別処理として不完全であるという問題が
ある。
【0011】上述の問題点に鑑み、請求項1に示した本
発明の目的は、光源種類を誤って判定する可能性が高い
撮影シーンに対しても誤記録することなく最適な光源種
類に関する情報を記録するようにして、不都合なプリン
トになることを防止する照明光源情報を記録するカメラ
を提供しようとするものである。
【0012】更に、請求項2乃至7に示した本発明の目
的は、カメラとして安価で現実的な構成で確実に光源種
類の誤記録を防止できる照明光源情報を記録するカメラ
を提供しようとするものである。
【0013】更に、請求項8乃至13に示した本発明の
目的は、混色シーン、カラーフェイリア・シーンおよび
その他の光源種類を誤って判定する可能性の高い撮影シ
ーンに対して、光源種類を誤記録することのない照明光
源情報を記録するカメラを提供しようとするものであ
る。
【0014】更に、請求項14に示した本発明の目的
は、撮影者の意志によって照明光源に関する情報記録を
停止できる照明光源情報を記録するカメラを提供しよう
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に示した本発明は、撮影時の照明光源に関
する情報をフィルムに記録するカメラにおいて、照明光
源の種類および照明光源の種類が不明の場合を判別し検
出する検出手段と、該検出手段により検出した前記照明
光源の種類および照明光源の種類が不明の場合を記録す
る記録手段を備えている。
【0016】更に、請求項2に示した本発明は、前記検
出手段により検出する前記照明光源の種類は自然光、蛍
光灯光およびタングステン光の何れかであることを特徴
としている。
【0017】更に、請求項3に示した本発明は、前記検
出手段は測色手段であることを特徴としている。
【0018】更に、請求項4に示した本発明は、前記検
出手段はフリッカ検出手段であることを特徴としてい
る。
【0019】更に、請求項5に示した本発明は、前記検
出手段は測色手段とフリッカ検出手段とで構成してい
る。
【0020】更に、請求項6に示した本発明は、前記検
出手段は測色手段もしくはフリッカ検出手段と測光手段
により構成している。
【0021】更に、請求項7に示した本発明は、前記記
録手段は磁気記録手段であることを特徴としている。
【0022】更に、請求項8に示した本発明は、前記検
出手段により検出する前記照明光源の種類が不明の場合
は2種類以上の光源により被写体が照明されている可能
性があると判別した場合であることを特徴としている。
【0023】更に、請求項9に示した本発明は、前記検
出手段により検出する前記照明光源の種類が不明の場合
は大きな色の偏りを有する被写体の影響を受け誤った照
明光源の種類を検出する可能性があると判別した場合で
あることを特徴としている。
【0024】更に、請求項10に示した本発明は、前記
検出手段により検出する前記照明光源の種類が不明の場
合は前記複数の検出手段より得られた光源種類の検出結
果が異なる場合であることを特徴としている。
【0025】更に、請求項11に示した本発明は、前記
検出手段により検出する前記照明光源の種類が不明の場
合は照明光源の種類の検出結果が自然光以外であって且
つ前記測光手段による被写体輝度の検出結果が所定の明
るさよりも暗いと判別した場合であることを特徴として
いる。
【0026】更に、請求項12に示した本発明は、前記
測色手段は照明光源の種類を判別する判別用領域図の各
光源領域境界に設けた光源不明領域を参照して前記照明
光源の種類が不明の場合を判別することを特徴としてい
る。
【0027】更に、請求項13に示した本発明は、前記
フリッカ検出手段はフリッカ振幅値の比較によって前記
照明光源の種類が不明の場合を判別することを特徴とし
ている。
【0028】更に、請求項14に示した本発明は、照明
光源に関する情報を検出して記録する処理を停止する停
止手段を備えている。
【0029】
【作用】請求項1に示した本発明によれば、検出手段に
より照明光源の種類と照明光源の種類が不明の場合を検
出して、記録手段により照明光源の種類が不明の場合も
記録するようにしたので、光源種類を誤って判定する可
能性が高いシーンに対して誤った情報の記録を防止し最
適な情報を記録することができる。
【0030】あるいは、請求項2に示した本発明によれ
ば、検出する照明光源の種類を自然光、タングステン
光、蛍光灯光の何れかとしているので、プリント時に必
要且つ充分な照明光源に関する情報を記録することがで
きる。
【0031】あるいは、請求項3又は4に示した本発明
によれば、検出手段を測色手段あるいはフリッカ検出手
段により構成したので、カメラの大型化、コストアップ
を招かない現実的な構成により光源種類を誤って記録す
るのを防止できる。
【0032】あるいは、請求項5又は6に示した本発明
は、検出手段を測色手段とフリッカ検出手段か、あるい
は測色手段もしくはフリッカ検出手段と測光手段により
構成したので、光源種類を誤って記録するのをより確実
に防止できる。
【0033】あるいは、請求項7に示した本発明によれ
ば、光源種類の情報の記録を磁気記録手段によって行う
ので、カメラの大型化、コストアップを招くことなく確
実に光源情報を記録できる。
【0034】あるいは、請求項8に示した本発明によれ
ば、2種類以上の光源により被写体が照明されている可
能性があると判別したした場合を、照明光源の種類が不
明の場合としているので、混色シーンに対して光源種類
を誤って記録するのを防止することができる。
【0035】あるいは、請求項9に示した本発明によれ
ば、大きな色の偏りを有する被写体の影響を受けて誤っ
た照明光源の種類を検出する可能性がある場合を、照明
光源の種類が不明の場合としているので、カラーフェイ
リア・シーンに対して光源種類を誤って記録するのを防
止することができる。
【0036】あるいは、請求項10に示した本発明によ
れば、複数の検出手段によって検出した光源種類の検出
結果が各々異なる場合を、照明光源の種類が不明の場合
としているので、混色シーン、カラーフェイリア・シー
ンおよびその他光源種類を誤って判定する可能性の高い
撮影シーンに対して光源種類を誤って記録するのを防止
することができる。
【0037】あるいは、請求項11に示した本発明によ
れば、光源種類の検出結果が自然光以外であって且つ測
光手段による被写体輝度の検出結果が所定の明るさより
暗いと判別した場合を照明光源の種類が不明の場合とし
ているので、混色シーン、カラーフェイリア・シーンお
よびその他の光源種類を誤って判定する可能性の高い撮
影シーンに対し光源種類を誤って記録するのを防止する
ことができる。
【0038】あるいは、請求項12に示した本発明によ
れば、測色手段は判別用領域図の各光源領域の境界に設
けた光源不明領域を参照して照明光源の種類が不明の場
合を判別するので、照明光源の種類が不明の場合を正確
に検出することができる。
【0039】あるいは、請求項13に示した本発明によ
れば、フリッカ検出手段はフリッカ振幅値を比較して照
明光源の種類が不明の場合を判別するので、照明光源の
種類が不明の場合を簡単な構成で確実に検出することが
できる。
【0040】あるいは、請求項14に示した本発明によ
れば、停止手段によって照明光源に関する情報をフィル
ムに記録しないようにできるので、撮影者は撮影シーン
の状況判断あるいは故意の作画意図により照明光源に関
する情報の記録を行わないようにして、プリントに自分
の意志を反映させることができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
【0042】図1〜図7は本発明の照明光源情報を記録
するカメラの第1実施例を示している。図1は本発明の
第1実施例に係る照明光源情報を記録するカメラのブロ
ック図である。図2は図1に示す実施例のカメラの外観
図である。図2(a)は側面図である。図2(b)は上
面図である。
【0043】カメラ本体1の撮影レンズ2の内部に、絞
り制御回路3と絞り駆動モータ4、オートフォーカス制
御回路5とオートフォーカス用モータ6が配置されてい
る。カメラ1内のマイクロコンピュータ7はR0M、R
AMおよびA/Dコンバータを有し、カメラ1に必要な
全ての動作、表示等が内臓プログラムによって制御さ
れ、このプログラムによりカメラ1およびレンズ2の各
部の機構が作動する。
【0044】測光センサ8は、8a〜8fの6つの測光
範囲を有する多点測光センサ構成であり、測光センサ8
の出力は測光回路9で増幅後A/D変換されてマイクロ
コンビュータ7へ入力する。
【0045】CCD等による測距センサ10の出力は測
距回路11よりマイクロコンピュータ7へ入力してい
る。
【0046】測色センサ12は、R(Red)、G(G
reen)、B(Blue)に各々感度ピークを持つ3
つの受光部12R、12G、12BからなるRGBセン
サであり、白色透過板13を透過した撮影光の色情報を
検出する。白色透過板13を介するのは入射した撮影光
を拡散させ部分的な偏色の影響を無くすためである。
【0047】また、図2のようにRGBセンサ12はカ
メラ1の前方(被写体側)にあって、且つ上方からの光
を広角度で受光するように配置されている。これは被写
体の偏色の影響を除去することと、多くの場合被写体を
照明する光源はカメラ1の上方にあるので、光源色を出
しやすいという2つの効果を発揮できるようにしたもの
である。色情報検出回路14はRGBセンサ12の出力
を増幅し制御している。
【0048】RGBセンサ12の各受光部12R、12
G、12Bは各々R領域(約500〜650nm)、G
領域(450〜600nm)、B領域(400〜550
nm)に分光感度を持ち、各々の出力は色情報検出回路
14を介しマイクロコンピュータ7の出力選択によっ
て、比値であるR/G値、B/G値として求めRAMに
1時記憶する。
【0049】マイクロコンピュータ7はR/G値、B/
G値より図3に示すような撮影光源の種類の判別用領域
図を参照して、撮影時の照明光が自然光(D)である
か、蛍光灯(F)か、タングステン電灯(T)か、ある
いは、不明(U:Unknown)であるかの判定を行
う。なお、図3に示した判別用領域図はあらかじめ実験
的に求められたものでROMに記憶しているものであ
る。
【0050】この判別用領域図で、照明光源の種類が不
明の場合を示す領域Uは、D、T、F領域が直接接する
ことがないように設けられている。これは混色シーン、
カラーフェイリア・シーンがこの領域に存在することが
多いことによっている。U領域に在ると検出されたシー
ンをプリントする場合には、光源をD、T、Fの何れか
に特定した条件設定を行うことは好ましくなく、特定の
条件を設定しない、つまり通常のAEによる露出量設定
と、カラーバランス設定によってプリントを得るように
することが望ましい。
【0051】レリーズ釦15はその第1ストロークでS
W1が閉成すると測光、測距、測色を開始し、その第2
ストロークでSW2が閉成すると露出動作を開始する。
【0052】シャッター制御回路16は、シャッターの
先幕緊定解除用マグネット17、シャッター後幕緊定解
除用マグネット18を制御して、所定のシャッター秒時
が得られるようにしている。SW2が閉成されるとマイ
クロコンピュータ7は測光回路9の出力に基づきシャッ
ター秒時、絞り値を決定し、絞り制御回路3とシャッタ
ー制御回路16を駆動して所定の露出量が得られるよう
に制御する。
【0053】露出モードを決定するためのメインダイア
ル19は、M1〜M3の3個のスイッチが設けられてい
て、図2(b)に示すように矢印方向のメインダイアル
19の回転位置を検出できるようになっている。この場
合は、メインダイアル19上の表示を指標20に合わせ
ることで、4つの露出モードが選択できる。すなわち絞
り優先AE、シャッター速度優先AE、プログラムA
E、マニュアル設定露出の4種である。なお、“Loc
k”はカメラ1の電源offの位置である。
【0054】情報設定に用いる設定ダイアル21の2個
の摺動接片D1、D2の符号化板に対する移動量をディ
ジタル電気信号として検出する、公知のインクリメンタ
ル・ロータリーエンコーダ22を構成している。
【0055】メインダイアル19によって絞り優先AE
を選択するとき、設定ダイアル21を右に1クリック回
転させると絞り設定値が解放側に0.5段変化し、左に
1クリック回転すると絞り設定値が絞り側に0.5段変
化するようになっている。同様に設定ダイアル21の操
作により、シャッター速度優先AEの場合はシャッター
スピードが変化し、またプログラムAEの場合にはシャ
ッタースピード、絞りの双方が0.25段づつ変化す
る。
【0056】さらに、マニュアル設定露出を選択した場
合は、シャッタースピードの設定値が変化し、絞り釦2
3を押し込んだ状態(SW3閉成)で設定ダイアル21
を回すと、絞りの設定値が変化する。
【0057】33は選択スイッチであり、色情報検出回
路14を使用して光源に関する情報の検出を行うか、否
かを選択するものである。スイッチ33を一回操作(押
し込みSW4を閉成する)する毎に「検出を行う」と、
「検出を行わない」が切替わるようになっている。
【0058】表示器としては、外部LCD表示器24と
カメラ1のファインダ内で視認できるファインダLCD
表示器32があり、いずれも表示駆動回路25によって
駆動される。
【0059】表示器24と32の表示内容は、24aと
32aがシャッタースピード、24bと32bが絞り
値、24cが露出モード、24dがフレームカウンタ、
24eと32eは撮影光源に関する情報を示す指標であ
って、Fなら蛍光灯、Tならタングステン光、Dなら自
然光であることを示す。またoffは選択スイッチ33
によって光源に関する情報の検出を行わない様に設定さ
れていることを示す。
【0060】26はフィルム給送用モータであり、モー
タ駆動回路27によって駆動される。モータ26の正転
によりフィルムを巻き上げ、逆転によって巻き戻しを行
う。フォトリフレクター28とパーフォレーション検出
回路29により、フィルムのパーフォレーションを検出
してフイルムの給送位置を確認する。
【0061】フィルムf上に設けた磁気記録層に磁気ヘ
ッド30と磁気記録回路31により、日付、時刻、各種
撮影データと共に撮影時の照明光源に関する情報を記録
する。この記録は撮影終了後次の撮影コマへのフィルム
給送中に行う。
【0062】図4、図5は図1に示す実施例のカメラの
動作のフローチャートである。図4、図5を参照して動
作について説明する。
【0063】カメラ1のメインダイアル19の設定がL
ock以外の時は、先ずSW1がONしているか否かを
検出する(S101)。ONしていなければSW1のO
Nを待つ。
【0064】ONしていれば選択スイッチ33の状態を
判別する(S102)。ONの場合は、色情報検出回路
14を作動させて測色を開始し(S103)、光源種類
の判別および記憶を行う(S104)。
【0065】図6はS104における判別処理のサブル
ーチンである。ここで、図6に移り判別処理について説
明する。
【0066】色情報検出回路14の出力切換えスイッチ
ビットをR/G出力状態になるように選択し(S15
1)、R/G出力を取り込みA/D変換して所定時間の
データサンプリングを行う(S152)。
【0067】サンプリングしたデータをRAMに一時記
憶する(S153)。この場合に記憶するデータは、所
定時間のデータサンプリングにて得られた全てを記憶す
る必要はなく、平均値を記憶させればよい。
【0068】色情報検出回路14の出力切換えスイッチ
ビットをB/G出力状態になるように選択し(S15
4)、B/G出力を取り込みA/D変換して所定時間デ
ータサンプリングを行う(S155)。得られたB/G
値をRAMに一時記憶する(S156)。記憶したR/
G値、B/G値と第3図の判定用領域図の関係から、光
源色の判別を行う(S157)。自然光と判別された場
合はDフラッグを(S158)、蛍光灯と判別された場
合はFフラッグを(S159)、タングステン光と判別
された場合はTフラッグを(S160)、さらに、混色
シーンあるいはカラーフェイリア・シーンであることに
起因し、光源種類不明領域と判別された場合はUフラッ
グを(S161)、それぞれ立ててリターンしS105
へ進む。
【0069】図4に戻り、測光回路9を駆動して測光を
開始する(S105)。得られた測光値に基づき露出制
御値つまりシャッタースピードと絞り値を演算して記憶
する(S106)。S104の処理で記憶した光源種類
の判別結果を、表示駆動回路25を介して外部LCD表
示器の指標24eと、ファインダLCD表示器の指標3
2eに表示し、S106の処理で記憶したシャッタース
ピードと絞り値を、それぞれ24a、32aと24b、
32bに表示する(S107)。測距センサ10と測距
回路11を駆動して被写体距離の検出を行う(S10
8)。AF制御回路5とAF駆動用モータ6を駆動し
て、撮影レンズ2の焦点位置を被写体位置に合焦させる
AF駆動を行う(S109)。
【0070】レリーズ釦15の操作によりSW2がON
か否かを判断し、否定の場合はS101の処理へ戻る
(S110)。肯定の場合は(A)以降、図5に示すレ
リーズ動作に移り、S106の処理で記憶した絞り値に
基づき絞り制御回路3および絞りモータ4を制御し、所
定の絞り値まで絞り込みを行う(S111)。
【0071】シャッター制御回路16を介して先幕緊定
マグネット17を駆動して露出を開始し、S106で記
憶したシャッター秒時後に後幕緊定マグネット18を駆
動して露出を終了させる(S112)。
【0072】絞り込んだ絞りを解放に戻す(S11
3)。後で磁気記録するデータを記憶する。このデータ
にはS104の処理で記憶した光源種に関するデータ
(D、T、F若しくはU)と共に、撮影モード、シャッ
ター秒時、絞り値、日付、時刻等の撮影データが含まれ
る(S114)。モータ駆動回路27を介してフィルム
給送用モータ26を正転させ、フィルムを次の撮影コマ
へ1コマ巻上げを開始する(S115)。磁気記録回路
31、磁気ヘッド30により巻上げ給送中のフィルムの
磁気記録層に、S114の記憶内容に従った磁気記録を
行う(S116)。
【0073】パーフォレーション検出回路29、フォト
リフレクタ28によりフィルム上のパーフォレーション
検出を行い、1コマ分の給送が終了したか否か判定する
(S117)。1コマ給送が終了したらモータ26への
給電を断ち巻き上げを停止する(S118)。撮影枚数
を示すフレームカウンタを+1インクリメントする(S
119)。巻き戻しを行うか否かの判断を行う(S12
0)。巻き戻しを行わない時はS101へ戻り、巻き戻
しを行う時はモータ駆動回路27を介してモータ26を
逆転させて巻き戻しを開始する(S121)。
【0074】パーフォレーション検出回路29により1
コマ毎に巻き戻していることを検知し(S122)、フ
レーム数を1つづつデクリメントし(S123)、全コ
マ巻き戻されたか否かを判断する(S124)。全コマ
巻き戻されたら、巻き戻しを停止し(S125)、フィ
ルムfの取り出しを待って終了する(S126)。
【0075】図7は本実施例のカメラにより撮影された
フィルムの状態を概念的に示した図である。図7のfは
フィルムを、F1〜F4は各撮影コマでありF1、F
2、F3は露出済みのコマを、F4は未露出のコマを示
している。T1〜T4はフィルム上に設けた磁気記憶部
であり各々撮影コマF1〜F4に対応している。
【0076】フィルムfが矢印A方向へ1コマ給送され
ている間に、カメラ1の磁気ヘッド30の記録部30a
により、T1〜T4の磁気記憶部へ磁気記録が行われ
る。
【0077】[A、B]は磁気記憶部の記録済みデータ
を示し、[A]は一般的な撮影データである露出モー
ド、シャッタースピード、絞り値、日付時刻等を、
[B]は光源種類に関する情報を示しD、T、F、Uの
何れかを示すデータを記録する。図7の例では、撮影コ
マF1は図14に示した混色シーンのケースであり、被
写体である人物Oは窓Wからの自然光と、蛍光灯FLに
よる蛍光により照明されていて、図3の判定用領域図お
よび図6のフローに基づき照明光源の種類が不明である
と判別した結果の、B=“U”が記録されている。
【0078】撮影コマF2およびF3は、各々タングス
テン電灯下と自然光下の撮影なのでB=“T”、B=
“D”が記録されている。
【0079】このフィルムfを現像後、焼き付けを行う
際に、プリンタの磁気記録読出し手段によりT1、T
2、T3の内容が読み出され、撮影コマF1については
照明光源の種類に基づいた特別な条件設定は行わない通
常のAEによる、露出設定とカラーバランス設定に基づ
いてプリントが作成される。
【0080】一方、撮影コマF2、F3については各々
タングステン光下の被写体に適したアルゴリズムと、自
然光下の被写体に適したアルゴリズムに基づいて、露出
量およびカラーバランスの調整が行われる。こうして、
全てのシーンについて良好なプリントを得ることができ
る。
【0081】なお、図7中、P1〜P4は各々撮影コマ
F1〜F4に対応するパーフォレーションを、28は検
出用のフォトリフレクタを表している。
【0082】また、選択スイッチ33でOFF(光源に
関する情報の検出を行わない)が選択された場合は、図
4のS102の処理により光源種類に関する情報は何も
記録されない。
【0083】つぎに本発明の第2実施例について説明す
る。図8は本発明の第2実施例に係る照明光源情報を記
録するカメラのブロック図である。
【0084】図8において、照明光のフリッカを検出す
るフリッカ検出回路51を、測光センサ8に接続して出
力をマイクロコンピュータ7へ入力するように構成し、
第1実施例における色情報検出回路14等は省略してい
る。測光センサ8は測光範囲8a〜8fを有する多点測
光センサであるが、フリッカ検出回路51は画面内のフ
リッカを効率良く、また偏りなく検出するために8a〜
8f部から得られる出力の総和に基づいてフリッカ検出
を行う。なお、その他の第1実施例と同一構成には同一
符号を付し重複する説明は省略する。
【0085】図9は図8に示したフリッカ検出回路の入
出力波形図である。図9(a)、(b)は蛍光灯(F)
を検知した場合、図9(c)、(d)はタングステン光
(T)を、図9(e)、(f)は自然光(D)を検知し
た場合の各波形を示している。
【0086】図9(a)、(b)において、(a)はフ
リッカ検出回路51の初段増幅部の出力波形を示し、こ
れは一般的な蛍光灯のフリッカ波形であり、(b)は
(a)の出力をハイパスフィルタ回路を通し低周波領域
をカットした出力波形であり、それぞれマイクロコンピ
ュータ7へ入力する。
【0087】T検知の(c)、(d)と、D検知の
(e)、(f)の場合もそれぞれ初段増幅器の出力と、
ハイパスフィルタを通した出力を示している。
【0088】初段増幅器の出力ではF光源(a)も、T
光源(c)も商用電源の周期tに一致したフリッカ電圧
VF、VTが検出され、光源FとTの識別は不可能であ
るがハイパスフィルタ後の出力では、F光源は高周波成
分を含むため(b)は大きなフリッカ電圧Vfが検出で
きるのに対して、(d)のT光源のフリッカ電圧Vtは
非常に小さくなっている。従って、ハイパスフィルタを
通過後のフリッカ電圧VfとVtの比較からF光源とT
光源を判別できる。
【0089】また、自然光Dの場合は、初段増幅器の出
力(e)、ハイパスフィルタ通過後の出力(f)ともに
フリッカは検出されないので判別できる。
【0090】図9(g)、(h)は、F光源とT光源の
混色シーンについて、フリッカ検出回路51の初段増
幅、ハイパスフィルタ通過後の各出力波形を示してい
る。
【0091】この場合は、F光源の高周波成分を含むた
めにハイパスフィルタ通過後の出力(h)に、フリッカ
電圧Vuが認められる。Vuの大きさはF光源単独の場
合のフリッカ電圧Vfに比較して小さく、T光源単独の
フリッカ電圧Vtに比較して大きな値として検出される
ので、比較により光源F、Tの混色シーンと判別でき
る。
【0092】図10は図9に示す実施例の動作のフロー
チャートである。図10に基づき動作について説明す
る。なお、図10は第1実施例における図6の光源種判
別処理のサブルーチンに相当し、図4、図5の基本動作
は同一なので説明は省略し、図10のサブルーチンの処
理についてのみ説明する。
【0093】光源種判別のサブルーチンがコールされる
と、測光センサ8とフリッカ検出回路51を駆動してフ
リッカ検出を開始する(S201)。フリッカ検出回路
51の出力切換えスイッチビットを初段増幅部出力状態
になるように選択する(202)。初段増幅部の出力を
取り込みA/D変換して、所定時間のデータサンプリン
グを行う(S203)。サンプリングしたデータより、
フリッカ電圧を求めAとして記憶する(S204)。
【0094】フリッカ電圧Aが、あらかじめ設定した電
圧V1より大きいか否かを判定する(S205)。A<
V1なら自然光と判別してDフラグを立てリターンする
(S210)。A>V1ならフリッカ検出回路51の出
力切換えスイッチビットをハイパスフィルター通過後の
出力状態になるように選択する(S206)。
【0095】ハイパスフィルター後の出力を取り込みA
/D変換して所定時間のデータサンブリングを行う(S
207)。サンプリングしたデータよりフリッカ電圧を
求めてBとして記憶する(S208)。フリッカ電圧B
とあらかじめ設定した電圧V2、V3との大小関係を判
定する(S209)。B>V2の場合は蛍光灯と判別し
てFフラグを立てる(S211)。B<V3の場合はタ
ングステン光と判別してTフラグを立てる(S21
2)。V2>B>V3の場合は混色シーン(不明)と判
別してUフラグを立てリターンする(S213)。
【0096】この光源種の判別結果は第1実施例と同様
に、レリーズ後のフィルムfの1コマ給送中に磁気記録
される。
【0097】このように、第2実施例では、測光センサ
8を利用した簡単な構成で、混色シーンや、カラーフェ
イリア・シーン等を検出して、光源種「不明」と記録す
ることで偏った条件設定による不都合なプリントの作成
を防止することができる。第2実施例ではT光源とF光
源の混色シーンを取り上げたが、D光源とT光源あるい
はD光源とF光源の混色シーンについても、ハイパスフ
ィルター通過後の出力波形に中間的な大きさのフリッカ
電圧が認められるので、同様な手法によって判別するこ
とができる。
【0098】さらに、D光源とT光源およびD光源とF
光源の混色シーンでは、初段増幅器の出力波形でD光源
とF、T光源で認められるフリッカ電圧の中間的なフリ
ッカ電圧が認められるので、初段増幅のフリッカ電圧に
よって混色シーンを判別、検出できる。
【0099】つぎに本発明の第3実施例について説明す
る。図11は本発明の第3実施例に係る照明光源情報を
記録するカメラのブロック図である。
【0100】図11に示す第3実施例は、測色センサ1
2と色情報検出回路14と、フリッカ検出回路51を併
せ持つ場合である。その他の第1、2実施例と同一構成
には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0101】第3実施例では、2つの光源種検出手段つ
まり測色手段とフリッカ検出手段に依ることで、より不
都合なプリントが出来上がるのを、より確実に防止でき
ている。
【0102】測色手段は図2に示すような視野で光源種
の検出を行い、フリッカ検出手段を構成する測光センサ
8は撮影レンズ2を通過した光束に対して測光するもの
であり、撮影レンズ2の視野で光源種の検出を行ってい
ることになり、異なった視野で光源種の検出を行うこと
は、2種類以上の光源で照明されるシーンにおいて両者
の視野で支配的な光源が異なるケースが多くなり、より
混色シーンの検出精度が上がることになる。
【0103】図12は図11に示す実施例の動作のフロ
ーチャートである。図12は第1実施例の図6、第2実
施例の図10の光源種判別のサブルーチンに代わるもの
である。図4、図5に関する部分の動作については共通
なので省略して、図12の部分について説明する。
【0104】光源種判別のサブルーチンがコールされる
と、測定色手段による光源種の判別を行う(S30
1)。光源種の判別結果(D、T、F、Uの何れか)を
R1として記憶する(S302)。次にフリッカ検出手
段による光源種の判別を行う(S303)。フリッカ検
出手段による判別結果(D、T、F、Uの何れか)をR
2として記憶する(S304)。双方の検出手段による
判別結果R1と、R2が一致しているか否かを判定する
(S305)。一致している場合は両手段の判別結果該
当のフラグを立てリターンする(S306)。一致して
いない場合はUフラグを立てリターンする(S30
7)。なお、この場合は測定色手段とフリッカ検出手段
とを使用したが、一方の代わりに従来例の輝線検出手段
(蛍光灯に特有の436nm等の輝線を検出する)を用
いてもよい。
【0105】このように第3実施例では、2つの光源種
検出手段(測色手段とフリッカ検出手段)を持たせて、
光源種に関して誤検出の可能性がある場合は、光源種判
別結果を「不明」と記録することで、不都合なプリント
の作成を防止することができる。
【0106】次に本発明の第4実施例について説明す
る。図13は第4実施例のカメラの動作のフローチャー
トである。この実施例のカメラの構成は第1実施例のカ
メラと同一である。図13に基づいて動作を説明する。
【0107】光源種判別のサブルーチンがコールされる
と、測色手段による光源種の判別を行う(S401)。
光源種の判別結果(D、T、F、Uの何れか)をR1と
して記憶する(S402)。測光センサ8と測光回路9
を一度駆動して被写体輝度BV値を測定する(S40
3)。測定した被写体輝度をBVMとして記憶する(S
404)。記憶したBVMがあらかじめ設定した輝度B
V1より小さい(暗い)か否かを判定する(S40
5)。肯定の場合はS402の判別結果に基づきフラグ
を立てリターンする(S406)。
【0108】若しBVM>BV1と判定された場合は、
さらにS402の判別が自然光Dか否かを判別する(S
407)。自然光の場合はDフラグを立てリターンする
(S408)。自然光ではない場合は不明としてUフラ
グを立てリターンする(S409)。
【0109】また、第4実施例で用いた測色手段は第2
実施例で示したフリッカ検出手段、あるいは第3実施例
で示した測色手段とフリッカ検出手段に置き換えても同
様の効果を得ることができる。
【0110】このように、第4実施例では測色手段によ
り得られる光源種の判別結果を測光手段により得られる
被写体輝度により再判別する手法を用いているので、測
色手段による判別結果がFかTであるにもかかわらず、
晴天下のような大きな被写体輝度が認められる場合は、
明らかに誤判別とすることが妥当という判断を可能にす
るものである。また光源種に関して誤検出の可能性があ
る場合は確実に、判別結果を「不明」と記録できるので
不都合なプリント作成も防止できる。
【0111】以上の本実施例において、RGBセンサ1
2の検出値から色情報検出回路14によりR/G値、B
/G値を選択出力して、マイコン7により判別用領域図
を基に、混色シーン、カラーフェイリア・シーン等の不
明Uを含む光源種を判別する測色手段。測光センサ8の
検出出力からフリッカ検出回路51により、各回路のフ
リッカ振幅値を比較してマイコン7により不明Uを含む
光源種を判別するフリッカ検出手段。この測色手段、フ
リッカ検出手段、および測定色手段とフリッカ検出手
段、測光手段による複数の検出データの組合わせチェッ
クによる検出処理が本発明の検出手段に相当する。
【0112】また、選択スイッチ33の操作により光源
情報の記録を行うか、行わないかを撮影者が選択する処
理が本発明の停止手段に相当する。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示した
本発明は、照明光源の種類が不明の場合を含め光源の種
類を検出する検出手段と、検出した光源種類の情報を記
録する記録手段を備えたので、光源種類を誤って判定す
る可能性が高い撮影シーンに対して誤った情報の記録を
防止し最適な情報を記録して、いかなる撮影シーンから
も高品質なプリントが得られるものである。
【0114】更に、請求項2に示した本発明は、検出手
段は光源の種類を自然光、蛍光灯光およびタングステン
光を基本として検出を行うように構成したので、プリン
ト時に必要且つ充分な照明光源の種類に関する情報を記
録できるカメラを実現可能にするものである。
【0115】更に、請求項3および4に示した本発明
は、検出手段として測色手段あるいはフリッカ検出手段
により光源種類を検出するようにしたので、カメラの大
型化、コストアップを招かずに現実的な構成で請求項1
に示した効果を達成できるものである。
【0116】更に、請求項5および6に示した本発明
は、検出手段を測色手段とフリッカ検出手段、あるいは
測定色手段若しくはフリッカ検出手段と測光手段の組み
合わせの如く複数の検出データをチェックできるよう構
成したので、より確実に光源種類の情報の誤記録を防止
できるものである。
【0117】更に、請求項7に示した本発明は、磁気記
録手段により光源種類の情報記録を行うように構成した
ので、カメラの大型化、コストアップを招かずにより現
実的な構成で光源情報の記録を可能にするものである。
【0118】更に、請求項8に示した本発明は、被写体
が2種類以上の光源により照明される混色シーンの場合
は光源の種類不明の場合とするので、混色シーンの場合
の光源種の誤記録を防止できるものである。
【0119】更に、請求項9に示した本発明は、大きな
色の偏りを有する被写体の影響によるカラーフェイリア
・シーンの場合は光源の種類不明の場合とするので、カ
ラーフェイリア・シーンの場合の光源種の誤記録を防止
できるものである。
【0120】更に、請求項10および11に示した本発
明は、測色手段とフリッカ検出手段の検出結果が異なる
場合、あるいは測色手段若しくはフリッカ検出手段と測
光手段の検出結果を基に光源の種類不明の場合を判別す
るようにしたので、混色シーン、カラーフェイリア・シ
ーン以外でも光源種類を誤って判別してしまう可能性の
高いシーンに対し光源種の誤記録を防止できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る照明光源情報を記録
するカメラのブロック図である。
【図2】図1に示す実施例のカメラの外観図である。
【図3】図1に示す実施例のカメラの判別用領域図であ
る。
【図4】図1に示す実施例のカメラの動作のフローチャ
ートである。
【図5】図1に示す実施例のカメラの動作のフローチャ
ートである。
【図6】図4に示す光源種判別処理のサブルーチンであ
る。
【図7】図1に示すカメラにより撮影したフィルムの状
態を概念的に示した図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る照明光源情報を記録
するカメラのブロック図である。
【図9】図8に示すフリッカ検出回路の入出力波形図で
ある。
【図10】図8に示す実施例のカメラの動作のフローチ
ャートである。
【図11】本発明の第3実施例に係る照明光源情報を記
録するカメラのブロック図である。
【図12】図11に示す実施例のカメラの動作のフロー
チャートである。
【図13】本発明の第4実施例に係る照明光源情報を記
録するカメラの動作のフローチャートである。
【図14】従来の混色シーンの説明図である。
【図15】従来のカラーフェイリア・シーンの説明図で
ある。
【符号の説明】
1 カメラ 2 撮影レンズ 3 絞り制御回路 4 絞り用モータ 5 AF制御回路 6 AF用モータ 7 マイクロコンピュータ 8 測光センサ 9 測光回路 10 測距センサ 11 測距回路 12 RGBセンサ 13 白色板 14 色情報検出回路 24 外部LCD表示器 24e,32e 指標 25 表示駆動回路 30 磁気ヘッド 31 磁気記録回路 32 ファインダ内LCD表示器 33 選択スイッチ 51 フリッカ検出回路 f フィルム D 自然光 F 蛍光灯光 T タングステン光 U 光源種不明

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影時の照明光源に関する情報をフィル
    ムに記録するカメラにおいて、 照明光源の種類および照明光源の種類が不明の場合を判
    別し検出する検出手段と、該検出手段により検出した前
    記照明光源の種類および照明光源の種類が不明の場合を
    記録する記録手段を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記検出手段により検出する前記照明光
    源の種類は自然光、蛍光灯光およびタングステン光の何
    れかであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は測色手段であることを特
    徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記検出手段はフリッカ検出手段である
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は測色手段とフリッカ検出
    手段とによって構成することを特徴とする請求項1記載
    のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は測色手段もしくはフリッ
    カ検出手段と測光手段により構成することを特徴とする
    請求項1記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は磁気記録手段であること
    を特徴とする請求項1記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記検出手段により検出する前記照明光
    源の種類が不明の場合は、2種類以上の光源により被写
    体が照明されている可能性があると判別した場合である
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記検出手段により検出する前記照明光
    源の種類が不明の場合は、大きな色の偏りを有する被写
    体の影響を受けて誤った照明光源の種類を検出する可能
    性があると判別した場合であることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記検出手段により検出する前記照明
    光源の種類が不明の場合は、前記複数の検出手段より得
    られた光源種類の検出結果が異なる場合であることを特
    徴とする請求項5又は6記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記検出手段により検出する前記照明
    光源の種類が不明の場合は、照明光源の種類の検出結果
    が自然光以外であって且つ前記測光手段による被写体輝
    度の検出結果が所定の明るさよりも暗いと判別した場合
    であることを特徴とする請求項6記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記測色手段は照明光源の種類を判別
    する判別用領域図の各光源領域境界に設けた光源不明領
    域を参照して前記照明光源の種類が不明の場合を判別す
    ることを特徴とする請求項3記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 前記フリッカ検出手段はフリッカ振幅
    値の比較により前記照明光源の種類が不明の場合を判別
    することを特徴とする請求項4記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の照明光源情報を記録す
    るカメラにおいて、照明光源に関する情報を検出して記
    録する処理を停止する停止手段を備えたことを特徴とす
    るカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008275582A (ja) * 2007-04-06 2008-11-13 Sony Corp 光源推定装置および方法、並びにプログラム
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