JPH08298551A

JPH08298551A - ファクシミリ自動切換装置

Info

Publication number: JPH08298551A
Application number: JP7102091A
Authority: JP
Inventors: Masaharu Amaike; 正治天池
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1995-04-26
Filing date: 1995-04-26
Publication date: 1996-11-12

Abstract

(57)【要約】【目的】ファクシミリ通信中に切り換わっているとき
に、オペレータが誤ってハンドセットをオフフックにし
ても、そのままオンフックすることでファクシミリ通信
ができる優れたファクシミリ自動切換装置を提供する。【構成】オペレータがハンドセット装置１５をオフフ
ックすると、主制御部１３は、局線制御部１１によって
回線を閉結させると同時にタイマー部１４をスタートさ
せ、局線をハンドセット装置１５に接続する。接続後、
ハンドセット装置１５がオンフックされると、主制御部
１３はタイマー部１４のタイマーを停止させる。主制御
部１３は、タイマー開始からタイマー停止までの経過時
間が、予め設定した時間に対して小さい場合、信号検出
部１２によって局線の信号からＣＮＧ信号を検出させ、
ＣＮＧ信号を検出すると、局線をハンドセット装置１５
からファクシミリ装置１６へ切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】本発明は、電話やファクシミリに
接続し、又は内蔵して用いるファクシミリ自動切換装置
に関するものである。

【従来の技術】従来のファクシミリ自動切換装置では、
設定回数のリンガ鳴動後、局線を閉結して着信する。一
般に、発信側ファクシミリ装置からコーリングトーン
（ＣＮＧ信号）という特定周波数の断続信号が送信され
てくる。ファクシミリ自動切換装置は、着信後に数秒間
に、ＣＮＧ信号が検出されると自動的にファクシミリに
切り換え、ＣＮＧ信号が検出されないと電話の着信であ
ると判断し、発信側に対して音声メッセージ等を送信す
るとともに、着信側では、引き続き着信リンガを鳴動さ
せるか、又は電話機に着信させる。このように、従来の
ファクシミリ自動切換装置においても、電話着信とファ
クシミリ着信とを自動判別することができる。

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来のファクシミリ自動切換装置では、ファクシミリ装置
へ着信中に、オペレータが誤ってハンドセットを取って
しまった（ハンドセットを取ると電話側に切り換わって
しまう）場合には、オペレータは、すぐにファクシミリ
側に切り換えるために、ファクシミリ側のスタートボタ
ン等を操作する必要があった。また、一部、自動化され
たファクシミリ自動切換装置においても、ファクシミリ
側に切り換わるまで、オペレータはハンドセットをオフ
フックする必要があり（切り換わる前にオンフックする
と発信側と回線が切れてしまう）、オフフックしている
と、周囲の雑音を取り込んでしまうため、ＣＮＧ信号を
取り損なうという問題を有していた。本発明は上記従来
の問題を解決するもので、ファクシミリ通信中に切り換
わっているときに、オペレータが誤ってハンドセットを
オフフックにしても、そのままオンフックすることでフ
ァクシミリ通信ができる優れたファクシミリ自動切換装
置を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ファクシミリ自動切換装置に、局線に対
し、回線の閉結、開放を行う局線制御部と、局線上の信
号に対し、特定周波数信号を検出する信号検出部と、ハ
ンドセット装置がオフフックされると上記局線制御部に
よって回線を閉結させ、オフフック後に上記ハンドセッ
ト装置がオンフックされ、上記信号検出部によって上記
特定周波数信号を検出するとファクシミリに切り換え、
上記信号検出部によって上記特定周波数信号が検出され
ないと上記局線制御部によって回線を開放させる制御部
とを設けたものである。

【作用】本発明は上記手段により、オフフック後にハン
ドセット装置がオンフックされ、信号検出部によって特
定周波数信号を検出するとファクシミリに切り換え、信
号検出部によって特定周波数信号が検出されないと回線
を開放させる。

【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を用い
て説明する。図１は、本実施例におけるファクシミリ自
動切換装置の構成ブロック図である。図１において、局
線制御部１１は、回線の閉結又は開放を行う。信号検出
部１２は、ＣＮＧ信号を検出する。主制御部１３は、フ
ァクシミリ自動切換装置内の各構成を制御する。１４は
タイマー部、１５はハンドセット装置、１６はファクシ
ミリ装置である。次に、上記実施例の動作について図面
を用いて説明する。図２は、本実施例におけるファクシ
ミリ自動切換装置の制御動作の流れ図である。上記実施
例において、主制御部１３は、局線制御部１１に局線を
通じて呼出信号を受信すると、ハンドセット装置１５に
対し呼出音を鳴動させる（ステップ２１）。この呼出音
の鳴動に対してオペレータがハンドセット装置１５をオ
フフック（ステップ２２）すると、主制御部１３は、局
線制御部１１によって回線を閉結させると同時にタイマ
ー部１４をスタートさせ、局線をハンドセット装置１５
に接続する（ステップ２３）。接続後、ハンドセット装
置１５がオンフック（ステップ２４）されると、主制御
部１３はタイマー部１４のタイマーを停止（ステップ２
５）させる。主制御部１３は、タイマー開始からタイマ
ー停止までの経過時間が、予め設定した時間に対して大
きい場合（ステップ２６）には、局線制御部１１に対し
回線を開放（ステップ２９）させる。この経過時間が、
予め設定した時間に対して小さい場合（ステップ２
６）、主制御部１３は、信号検出部１２によって局線の
信号からＣＮＧ信号を検出（ステップ２７）させる。主
制御部１３は、信号検出部１２がＣＮＧ信号を検出する
と、局線をハンドセット装置１５からファクシミリ装置
１６へ切り換える（ステップ２８）。信号検出部１２が
ＣＮＧ信号を検出しない（ステップ２７）と、主制御部
１３は、局線制御部１１に対し回線を開放させる（ステ
ップ２９）。このように、上記実施例によれば、オンフ
ックしても自動的に回線を開放せずに、ファクシミリ側
に切り換えることもできるという利点を有する。また、
コードレス子機に用いるとコードレス子機で着信した場
合、ファクシミリ装置が離れていても容易に切り換えが
でき、さらにコードレス子機に転送用の専用ボタン等を
設ける必要がないため、小型化や操作性を向上させるこ
ともできる。

【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、ファクシミリ自動切換装置に、局線に対し、回線の
閉結、開放を行う局線制御部と、局線上の信号に対し、
特定周波数信号を検出する信号検出部と、ハンドセット
装置がオフフックされると上記局線制御部によって回線
を閉結させ、オフフック後に上記ハンドセット装置がオ
ンフックされ、上記信号検出部によって上記特定周波数
信号を検出するとファクシミリに切り換え、上記信号検
出部によって上記特定周波数信号が検出されないと上記
局線制御部によって回線を開放させる制御部とを設け、
オフフック後にハンドセット装置がオンフックされ、信
号検出部によって特定周波数信号を検出するとファクシ
ミリに切り換え、信号検出部によって特定周波数信号が
検出されないと回線を開放させることにより、オペレー
タがファクシミリ装置の転送操作等を知らなくてもオン
フックすることでファクシミリ側に切り換わるため、フ
ァクシミリ側への切換を容易且つ確実に行うことができ
るという効果を有する。また、ファクシミリ自動切換装
置に、局線に対して回線の閉結、開放を行い、ハンドセ
ット装置がオフフックされると回線を閉結する局線制御
部と、局線上の信号に対し、特定周波数信号を検出する
信号検出部と、ハンドセット装置がオフフックされると
タイマーが作動するタイマー部と、上記オフフック後に
上記ハンドセット装置がオンフックされると上記タイマ
ー停止させ、上記タイマー開始から上記タイマー停止ま
での経過時間が予め設定した時間よりも小さく、且つ上
記信号検出部によって上記特定周波数信号が検出される
とファクシミリに切り換え、上記タイマー開始から上記
タイマー停止までの経過時間が予め設定した時間よりも
大きい場合、或いは上記信号検出部によって上記特定周
波数信号が検出されないと上記局線制御部によって回線
を開放させる制御部とを設け、オフフックからオンフッ
ク迄の経過時間が、予め設定時間よりも長い場合には回
線を開放し、短い場合には特定周波数信号を検出すると
ファクシミリ側に切り換え、特定周波数信号を検出しな
いと回線を開放することにより、ハンドセット装置によ
り一定時間以上通話した場合には回線が開放されるた
め、オペレータはハンドセットを取ってしまった場合
に、ハンドセット側、ファクシミリ側のいずれかの切換
を意識せずに、容易且つ確実に行うことができるという
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例におけるファクシミリ自動切換装置の
構成ブロック図

【図２】本実施例におけるファクシミリ自動切換装置の
制御動作の流れ図

【符号の説明】

１１局線制御部１２信号検出部１３主制御部１４タイマー部１５ハンドセット装置１６ファクシミリ装置

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成７年５月１７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】明細書

【発明の名称】ファクシミリ自動切換装置

【特許請求の範囲】

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【０００２】

【従来の技術】従来のファクシミリ自動切換装置では、
設定回数のリンガ鳴動後、局線を閉結して着信する。一
般に、発信側ファクシミリ装置からコーリングトーン
（ＣＮＧ信号）という特定周波数の断続信号が送信され
てくる。ファクシミリ自動切換装置は、着信後に数秒間
に、ＣＮＧ信号が検出されると自動的にファクシミリに
切り換え、ＣＮＧ信号が検出されないと電話の着信であ
ると判断し、発信側に対して音声メッセージ等を送信す
るとともに、着信側では、引き続き着信リンガを鳴動さ
せるか、又は電話機に着信させる。

【０００３】このように、従来のファクシミリ自動切換
装置においても、電話着信とファクシミリ着信とを自動
判別することができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来のファクシミリ自動切換装置では、ファクシミリ装置
へ着信中に、オペレータが誤ってハンドセットを取って
しまった（ハンドセットを取ると電話側に切り換わって
しまう）場合には、オペレータは、すぐにファクシミリ
側に切り換えるために、ファクシミリ側のスタートボタ
ン等を操作する必要があった。また、一部、自動化され
たファクシミリ自動切換装置においても、ファクシミリ
側に切り換わるまで、オペレータはハンドセットをオフ
フックする必要があり（切り換わる前にオンフックする
と発信側と回線が切れてしまう）、オフフックしている
と、周囲の雑音を取り込んでしまうため、ＣＮＧ信号を
取り損なうという問題を有していた。

【０００５】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、ファクシミリ通信中に切り換わっているときに、オ
ペレータが誤ってハンドセットをオフフックにしても、
そのままオンフックすることでファクシミリ通信ができ
る優れたファクシミリ自動切換装置を提供することを目
的とする。

【０００６】

【０００７】

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を用い
て説明する。図１は、本実施例におけるファクシミリ自
動切換装置の構成ブロック図である。図１において、局
線制御部１１は、回線の閉結又は開放を行う。信号検出
部１２は、ＣＮＧ信号を検出する。主制御部１３は、フ
ァクシミリ自動切換装置内の各構成を制御する。１４は
タイマー部、１５はハンドセット装置、１６はファクシ
ミリ装置である。

【０００９】次に、上記実施例の動作について図面を用
いて説明する。図２は、本実施例におけるファクシミリ
自動切換装置の制御動作の流れ図である。上記実施例に
おいて、主制御部１３は、局線制御部１１に局線を通じ
て呼出信号を受信すると、ハンドセット装置１５に対し
呼出音を鳴動させる（ステップ２１）。この呼出音の鳴
動に対してオペレータがハンドセット装置１５をオフフ
ック（ステップ２２）すると、主制御部１３は、局線制
御部１１によって回線を閉結させると同時にタイマー部
１４をスタートさせ、局線をハンドセット装置１５に接
続する（ステップ２３）。

【００１０】接続後、ハンドセット装置１５がオンフッ
ク（ステップ２４）されると、主制御部１３はタイマー
部１４のタイマーを停止（ステップ２５）させる。主制
御部１３は、タイマー開始からタイマー停止までの経過
時間が、予め設定した時間に対して大きい場合（ステッ
プ２６）には、局線制御部１１に対し回線を開放（ステ
ップ２９）させる。この経過時間が、予め設定した時間
に対して小さい場合（ステップ２６）、主制御部１３
は、信号検出部１２によって局線の信号からＣＮＧ信号
を検出（ステップ２７）させる。主制御部１３は、信号
検出部１２がＣＮＧ信号を検出すると、局線をハンドセ
ット装置１５からファクシミリ装置１６へ切り換える
（ステップ２８）。信号検出部１２がＣＮＧ信号を検出
しない（ステップ２７）と、主制御部１３は、局線制御
部１１に対し回線を開放させる（ステップ２９）。

【００１１】このように、上記実施例によれば、オンフ
ックしても自動的に回線を開放せずに、ファクシミリ側
に切り換えることもできるという利点を有する。

【００１２】また、コードレス子機に用いるとコードレ
ス子機で着信した場合、ファクシミリ装置が離れていて
も容易に切り換えができ、さらにコードレス子機に転送
用の専用ボタン等を設ける必要がないため、小型化や操
作性を向上させることもできる。

【００１３】

【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、ファクシミリ自動切換装置に、局線に対し、回線の
閉結、開放を行う局線制御部と、局線上の信号に対し、
特定周波数信号を検出する信号検出部と、ハンドセット
装置がオフフックされると上記局線制御部によって回線
を閉結させ、オフフック後に上記ハンドセット装置がオ
ンフックされ、上記信号検出部によって上記特定周波数
信号を検出するとファクシミリに切り換え、上記信号検
出部によって上記特定周波数信号が検出されないと上記
局線制御部によって回線を開放させる制御部とを設け、
オフフック後にハンドセット装置がオンフックされ、信
号検出部によって特定周波数信号を検出するとファクシ
ミリに切り換え、信号検出部によって特定周波数信号が
検出されないと回線を開放させることにより、オペレー
タがファクシミリ装置の転送操作等を知らなくてもオン
フックすることでファクシミリ側に切り換わるため、フ
ァクシミリ側への切換を容易且つ確実に行うことができ
るという効果を有する。

【００１４】また、ファクシミリ自動切換装置に、局線
に対して回線の閉結、開放を行い、ハンドセット装置が
オフフックされると回線を閉結する局線制御部と、局線
上の信号に対し、特定周波数信号を検出する信号検出部
と、ハンドセット装置がオフフックされるとタイマーが
作動するタイマー部と、上記オフフック後に上記ハンド
セット装置がオンフックされると上記タイマー停止さ
せ、上記タイマー開始から上記タイマー停止までの経過
時間が予め設定した時間よりも小さく、且つ上記信号検
出部によって上記特定周波数信号が検出されるとファク
シミリに切り換え、上記タイマー開始から上記タイマー
停止までの経過時間が予め設定した時間よりも大きい場
合、或いは上記信号検出部によって上記特定周波数信号
が検出されないと上記局線制御部によって回線を開放さ
せる制御部とを設け、オフフックからオンフック迄の経
過時間が、予め設定時間よりも長い場合には回線を開放
し、短い場合には特定周波数信号を検出するとファクシ
ミリ側に切り換え、特定周波数信号を検出しないと回線
を開放することにより、ハンドセット装置により一定時
間以上通話した場合には回線が開放されるため、オペレ
ータはハンドセットを取ってしまった場合に、ハンドセ
ット側、ファクシミリ側のいずれかの切換を意識せず
に、容易且つ確実に行うことができるという効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

【符号の説明】１１局線制御部１２信号検出部１３主制御部１４タイマー部１５ハンドセット装置１６ファクシミリ装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】局線に対し、回線の閉結、開放を行う局
線制御部と、局線上の信号に対し、特定周波数信号を検
出する信号検出部と、ハンドセット装置がオフフックさ
れると上記局線制御部によって回線を閉結させ、オフフ
ック後に上記ハンドセット装置がオンフックされ、上記
信号検出部によって上記特定周波数信号を検出するとフ
ァクシミリに切り換え、上記信号検出部によって上記特
定周波数信号が検出されないと上記局線制御部によって
回線を開放させる制御部とを備えたファクシミリ自動切
換装置。
【請求項２】局線に対して回線の閉結、開放を行い、
ハンドセット装置がオフフックされると回線を閉結する
局線制御部と、局線上の信号に対し、特定周波数信号を
検出する信号検出部と、ハンドセット装置がオフフック
されるとタイマーが作動するタイマー部と、上記オフフ
ック後に上記ハンドセット装置がオンフックされると上
記タイマー停止させ、上記タイマー開始から上記タイマ
ー停止までの経過時間が予め設定した時間よりも小さ
く、且つ上記信号検出部によって上記特定周波数信号が
検出されるとファクシミリに切り換え、上記タイマー開
始から上記タイマー停止までの経過時間が予め設定した
時間よりも大きい場合、或いは上記信号検出部によって
上記特定周波数信号が検出されないと上記局線制御部に
よって回線を開放させる制御部とを備えたファクシミリ
自動切換装置。