JPH08298053A - 転倒時断電装置 - Google Patents

転倒時断電装置

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JPH08298053A
JPH08298053A JP10405595A JP10405595A JPH08298053A JP H08298053 A JPH08298053 A JP H08298053A JP 10405595 A JP10405595 A JP 10405595A JP 10405595 A JP10405595 A JP 10405595A JP H08298053 A JPH08298053 A JP H08298053A
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JP
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fall
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turned
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Application number
JP10405595A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Tsukada
成明 塚田
Noboru Yokote
昇 横手
Nobuaki Suda
信明 須田
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気ストーブにおいて、器具本体が転倒した
とき、ヒータへの給電が停止した状態を確実に保持でき
るようにし、安全性を高める。 【構成】 ヒータと電源との間に直列に接続した転倒時
オフスイッチ11を備える。この転倒時オフスイッチ11
は、常開型の固定接点板13および可動接点板14を有す
る。この可動接点板14に対して、押圧体21、コイルばね
27および接地体26が設けてある。器具本体1を被載置面
7に立てて置くと、押圧体21が可動接点板14を押して固
定接点板13に接触させる。器具本体1が転倒すると、可
動接点板14が自らの弾性により固定接点板13から離れ
る。このとき、板ばね33の先端部に設けた係止体34が押
圧体21の受け凹部36に係合して、押圧体21の移動を阻止
する。 【効果】 これにより、接地体26に何らかの外力が加わ
っても、押圧体21が動かず、転倒時オフスイッチ11は、
確実にオフ状態を保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気ストーブな
どに利用される転倒時断電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気ストーブなどには、地震
などに際しての安全性を高めるために、例えば実開昭61
-3645 号公報に記載されているような転倒時断電装置が
設けられている。この転倒時断電装置は、電気ストーブ
の器具本体が転倒した際にオフする転倒時オフスイッチ
からなり、この転倒時オフスイッチが電源と電気的熱源
であるヒータとの間に直列に接続されている。前記公報
に記載の転倒時オフスイッチは、常時は離反する固定接
点板および可動接点板を有し、この可動接点板の下側に
コイルばねを挟んで可動片を上下動自在に設けている。
この可動片は、器具本体の下側に設けられ床面などの被
載置面に接する脚台の下面から下方へ突出するものであ
る。そして、脚台の下面を被載置面に接触させて、器具
本体を立てて置くと、被載置面により可動片が押し上げ
られるとともに、この可動片により圧縮されたコイルば
ねが可動接点板を押し上げて固定接点板に接触させる。
この状態で、ヒータの通電が可能になる。一方、地震な
どにより器具本体が転倒すると、被載置面から可動片が
離れることによりこの可動片が突出し、それに伴ない、
可動接点板が固定接点板から離れる。これにより、自動
的にヒータが断電される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の転
倒時断電装置では、器具本体が倒れて転倒時オフスイッ
チがオフしたとしても、この状態で可動片がなお自由に
移動でき、転倒時オフスイッチが再びオンすることが可
能であり、転倒時オフスイッチがオンすれば、ヒータが
通電してしまう。特に、大きな地震の場合などには、器
具本体が倒れても、例えば可動片が部屋の壁や散乱した
他のものなどに当たることにより、可動片に外力が加わ
り続けて、転倒時オフスイッチがオンのままになってし
まい、ヒータが断電されないおそれがある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、器具本体が転倒したとき、電気的熱源へ
の給電が停止した状態を確実に保持でき、安全性を高め
られる転倒時断電装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の転倒時
断電装置は、前記目的を達成するために、電気的熱源を
有する器具本体が転倒したことを検知する転倒検知手段
と、この転倒検知手段が器具本体の転倒を検知したとき
に作動して前記電気的熱源への給電を停止させる停止用
開閉器と、この停止用開閉器が作動した後この作動状態
を強制的に保持するオフ状態保持手段とを備えたもので
ある。
【0006】請求項2の発明の転倒時断電装置は、前記
目的を達成するためには、電気的熱源を有する器具本体
が転倒したときにオフして前記電気的熱源への給電を停
止させる転倒時オフスイッチと、この転倒時オフスイッ
チのオフ状態を強制的に保持するオフ状態保持手段とを
備え、前記転倒時オフスイッチは、固定接点板と、弾性
を有し常時はこの固定接点板から離反する可動接点板
と、前記器具本体を置いた面からの抗力により作動して
前記可動接点板を固定接点板に接触させる押圧体とを有
し、前記オフ状態保持手段は、前記転倒時オフスイッチ
の両接点板が離反した状態で前記押圧体に係脱自在に係
合してこの押圧体の移動を阻止する係止体と、この係止
体が押圧体に係合した状態を保持する弾性体とを有する
ものである。
【0007】請求項3の発明の転倒時断電装置は、前記
目的を達成するためには、電気的熱源を有する器具本体
が転倒したときにオフして前記電気的熱源への給電を停
止させる転倒時オフスイッチと、この転倒時オフスイッ
チのオフ状態を強制的に保持するオフ状態保持手段とを
備え、前記転倒時オフスイッチは、固定接点板と、弾性
を有し常時はこの固定接点板から離反する可動接点板
と、前記器具本体を置いた面からの抗力により作動して
前記可動接点板を固定接点板に接触させる押圧体とを有
し、前記オフ状態保持手段は、前記転倒時オフスイッチ
の両接点板が離反したときこれら接点板間に挿入される
絶縁体と、この絶縁体が両接点板間に挿入された状態を
保持する弾性体とを有するものである。
【0008】請求項4の発明の転倒時断電装置は、前記
目的を達成するためには、電気的熱源を有する器具本体
が転倒したときにオフする転倒時オフスイッチと、この
転倒時オフスイッチと直列に接続されたリレーコイル
と、これら転倒時オフスイッチおよびリレーコイルと直
列に接続されこのリレーコイルの通電時にのみオンする
自己保持スイッチと、前記電気的熱源と直列に接続され
前記リレーコイルの通電時にのみオンする安全スイッチ
とを備えたものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明の転倒時断電装置では、地震な
どで器具本体が転倒すると、これを転倒検知手段が検知
するとともに、停止用開閉器が作動して電気的熱源への
給電が停止される。そして、いったん停止用開閉器が作
動すれば、この作動状態はオフ状態保持手段により強制
的に保持され、したがって、電気的熱源が再通電される
ようなことはない。
【0010】請求項2の発明の転倒時断電装置では、器
具本体を正規に置くと、器具本体を置いた面からの抗力
により押圧体が作動し、転倒時オフスイッチの可動接点
板を固定接点板に接触させる。一方、地震などで器具本
体が転倒すると、前記抗力がなくなることにより押圧体
が逆に作動し、可動接点板が固定接点板から離れる。す
なわち、転倒時オフスイッチがオフするが、これによ
り、電気的熱源への給電が停止される。しかも、両接点
板が離反した状態で、係止体が押圧体に係合してこの押
圧体の移動を阻止するとともに、係止体が押圧体に係合
した状態を弾性体が保持し、転倒時オフスイッチのオフ
状態が強制的に保持される。なお、転倒したり持ち運ん
だりした器具本体を再び置いて使用するときには、弾性
体に抗して係止体を押圧体から外しながら器具本体を置
けばよい。
【0011】請求項3の発明の転倒時断電装置では、器
具本体を正規に置くと、器具本体を置いた面からの抗力
により押圧体が作動し、転倒時オフスイッチの可動接点
板を固定接点板に接触させる。一方、地震などで器具本
体が転倒すると、前記抗力がなくなることにより押圧体
が逆に作動し、可動接点板が固定接点板から離れる。す
なわち、転倒時オフスイッチがオフするが、これによ
り、電気的熱源への給電が停止される。しかも、両接点
板が離反した状態で、これら接点板間に絶縁体が挿入さ
れるとともに、この挿入状態が弾性体により保持され、
転倒時オフスイッチのオフ状態が強制的に保持される。
なお、転倒したり持ち運んだりした器具本体を再び置い
て使用するときには、弾性体に抗して絶縁体を両接点板
間から抜きながら器具本体を置けばよい。
【0012】請求項4の発明の転倒時断電装置では、器
具本体を正規に置いて使用しているとき、転倒時オフス
イッチがオンしているとともに、この転倒時オフスイッ
チとリレーコイルと自己保持スイッチとの直列回路に電
流が流れて、リレーコイルにより自己保持スイッチおよ
び安全スイッチのオン状態が保持される。そして、この
安全スイッチと電気的熱源との直列回路により、この電
気的熱源が給電される。一方、地震などで器具本体が転
倒すると、転倒時オフスイッチがオフし、電気的熱源へ
の給電が停止される。これとともに、リレーコイルが断
電されることにより、自己保持スイッチおよび安全スイ
ッチがオフする。したがって、その後、転倒時オフスイ
ッチがオンしたとしても、リレーコイルは断電状態のま
まであるから、安全スイッチもオフ状態のままであり、
電気的熱源へは給電されない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の転倒時断電装置の第1実施例
について、図1および図2を参照しながら説明する。な
お、本実施例は、電気器具としての電気ストーブに応用
した例である。電気ストーブ全体の外観を示す図2にお
いて、1は器具本体で、この器具本体1には、反射板2
が前方へ向けて設けられ、この反射板2の前側に電気的
熱源である計3本の石英管ヒータ3が設けられていると
ともに、これらヒータ3を前方から覆うガード4が取り
付けられている。また、器具本体1の上部には、前記3
本のヒータ3のうち任意の本数を通電状態にできるロー
タリースイッチ5が設けられている。一方、器具本体1
の両側下部には脚台6が設けられている。器具本体1
は、脚台6の下面を床面などの被載置面7に接触させて
置かれるようになっている。
【0014】そして、一方の脚台6付近には、器具本体
1が転倒したことを検出する転倒検知手段および転倒が
検出されたときに前記ヒータ3への給電を停止させる停
止用開閉器としての転倒時オフスイッチ11が設けられて
いる。この転倒時オフスイッチ11は、電気的には前記ヒ
ータ3と商用交流電源との間に直列に挿入されるもので
ある。つぎに、この転倒時オフスイッチ11の構成を図1
に基づいて説明する。器具本体1内の下部に固定された
器体12の上側に、転倒時オフスイッチ11の一対の接点を
なす固定接点板13および可動接点板14が上下に対向させ
て設けられている。これら接点板13,14は、一端側が器
体12に固定されており、この一端側で接点板13,14間に
は絶縁材15が介在させてある。そして、可動接点板14
は、弾性体からなり、常時は自らの弾性により下降した
位置にあって固定接点板13から離反し、外力を受けて他
端(自由端)側が上昇することにより固定接点板13に接
触するものである。なお、両接点板13,14の対向面の他
端部には、互いに接触する凸部状の接点部16,17が設け
られている。
【0015】また、転倒時オフスイッチ11は、被載置面
7からの抗力により作動して両接点板13,14を互いに接
触させる押圧体21を有している。この押圧体21は、上部
に上径大部22を有しているとともに、下部に下径大部23
を有している。そして、前記器体12には、上下方向に貫
通した筒部24が形成されており、この筒部24内に前記押
圧体21の上部が上下動自在に組み込まれている。なお、
筒部24内の下部に形成された爪部25により、筒部24に対
して押圧体21の上径大部22が抜け止めされている。そし
て、押圧体21の上面が前記可動接点板14の自由端部に下
から接触している。一方、押圧体21の下部は、脚台6内
へ突出しており、箱状の接地体26が所定範囲上下動自在
に組み付けられている。この接地体26は、その内部に位
置した下径大部23により、押圧体21に対して抜け止めさ
れている。そして、押圧体21の下面と接地体26内の下面
との間にはコイルばね27が装着されており、このコイル
ばね27により、押圧体21に対して接地体26は下方へ付勢
されている。この接地体26は、被載置面などによって押
されていないとき、脚台6の下面よりも突出して位置す
る。
【0016】さらに、転倒時オフスイッチ11に対して
は、そのオフ状態を強制的に保持するオフ状態保持手段
31が設けられている。つぎに、このオフ状態保持手段31
について説明する。前記器体12から上方へ突設された支
持台32に弾性体である板ばね33の上端部が固定されてい
る。そして、この板ばね33の自由端部である下端部には
係止体34が固定されている。この係止体34は、前記筒部
24に形成された通孔35を通して筒部24内に臨ませてあ
り、前記押圧体21の側面に形成された受け凹部36に係脱
自在に係合して、この押圧体21の移動を阻止するもので
ある。この係止は、前記両接点板13,14が離反した状態
でなされ、かつ、前記板ばね33の弾性により保持される
ようになっている。また、前記板ばね33の下部には、リ
セット用レバー37が連結してある。このリセット用レバ
ー37は、器具本体1の側面部に形成された通孔38を通し
て器具本体1外へ露出させてあり、外部から操作できる
ようになっている。
【0017】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。電気ストーブの使用時には、図1(b)に示
すように、脚台6の下面を被載置面7に接触させて器具
本体1を置く。この状態で、被載置面7からの抗力によ
り、接地体26もその下面が脚台6の下面に一致するまで
押し上げられる。それに伴い、押圧体21も若干上昇し、
可動接点板14の自由端側を押し上げて固定接点板13に接
触させる。すなわち、転倒時オフスイッチ11はオン状態
となる。押圧体21の上限位置は接点板13,14により規制
されることから、接地体26は、押圧体21に対しても相対
的に上昇し、その結果、コイルばね27が圧縮される。こ
れにより、押圧体21に対して上方への力が付与され、両
接点板13,14の接触状態が確実に保持される。なおこの
とき、係止体34は、押圧体21の受け凹部36から外れて位
置している。こうして、転倒時オフスイッチ11がオンし
た状態で、ヒータ3への給電が可能である。
【0018】一方、地震などで器具本体1が転倒する
と、図1(a)に示すように、接地体26が被載置面7か
ら離れ、この被載置面7からの抗力がなくなることによ
り、可動接点板14が自らの弾性により固定接点板13から
離れる。すなわち、転倒時オフスイッチ11はオフ状態と
なる。これにより、ヒータ3への給電が自動的に停止す
る。また、可動接点板14により押圧体21が外方へ押され
て移動するが、この状態で、板ばね33により押された係
止体34が押圧体21の受け凹部36に係合して、この押圧体
21の移動を阻止する。しかも、板ばね33の弾性により、
係止体34が押圧体21に係合した状態が確実に保持され
る。したがって、部屋の壁や散乱した他のものなどが接
地体26に当たって、この接地体26に外力が加わっても、
いったん転倒時オフスイッチ11がオフした後であれば、
押圧体21は動かず、転倒時オフスイッチ11のオフ状態が
強制的に保持される。
【0019】こうして、器具本体1が転倒したとき、転
倒時オフスイッチ11のオフ状態が確実に保持されること
により、ヒータ3への給電が停止した状態が確実に保持
され、安全性が向上する。
【0020】なお、転倒したり持ち上げて運んだりした
器具本体1を再び正規に置いて使用するときには、図1
(a)に矢印で示すようにリセット用レバー37を手動で
引き、板ばね33の弾性に抗して係止体34を押圧体21の受
け凹部36から外しながら、器具本体1を置けばよい。
【0021】つぎに、本発明の転倒時断電装置の第2実
施例について、図3を参照しながら説明する。なお、前
記第1実施例と同様の部分については、その詳しい説明
を省略する。本第2実施例において、器具本体1が転倒
したことを検出する転倒検知手段および転倒が検出され
たときにヒータ3への給電を停止させる停止用開閉器と
しての転倒時オフスイッチ41は、前記第1実施例と同様
の器体42、固定接点板43、可動接点板44、絶縁材45およ
び接点部46,47を有しているとともに、被載置面7から
の抗力により作動して両接点板43,44を互いに接触させ
る押圧体51を有している。この押圧体51は、上部に径大
部52を有している。そして、前記器体42には、上下方向
に貫通した筒部53が形成されており、この筒部53内に前
記押圧体51の上部が上下動自在に組み込まれている。な
お、筒部53内の下部に形成された爪部54により、筒部53
に対して押圧体51の径大部52が抜け止めされている。そ
して、押圧体51の上面と前記可動接点板44の自由端部下
面との間にコイルばね55が装着されている、一方、押圧
体51の下部は、脚台6内へ突出しており、被載置面など
によって押されていないとき、脚台6の下面よりも突出
して位置する。
【0022】さらに、転倒時オフスイッチ41に対して
は、そのオフ状態を強制的に保持するオフ状態保持手段
61が設けられている。つぎに、このオフ状態保持手段61
について説明する。前記器体42の外側面に弾性体である
板ばね62の一端部が固定されている。そして、この板ば
ね62の自由端部である他端部には係止体63が固定されて
いる。この係止体63は、前記筒部53に形成された通孔64
を通して筒部53内に臨ませてあり、前記押圧体51の径大
部52の側面に形成された受け凹部65に係脱自在に係合し
て、この押圧体51の移動を阻止するものである。この係
止は、前記両接点板43,44が離反した状態でなされ、か
つ、前記板ばね62の弾性により保持されるようになって
いる。また、前記板ばね62の自由端側には、リセット用
レバー66が連結してある。このリセット用レバー66は、
図示していないが、器具本体1外へ露出させてあり、外
部から操作できるようになっている。
【0023】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。電気ストーブの使用時には、図3(b)に示
すように、脚台6の下面を被載置面7に接触させて器具
本体1を置く。この状態で、被載置面7からの抗力によ
り、押圧体51もその下面が脚台6の下面に一致するまで
押し上げられる。それに伴い、圧縮されたコイルばね55
が可動接点板44の自由端側を押し上げて固定接点板43に
接触させる。すなわち、転倒時オフスイッチ41はオン状
態となる。なおこのとき、係止体63は、押圧体51の受け
凹部65から外れて位置している。こうして、転倒時オフ
スイッチ41がオンした状態で、ヒータ3への給電が可能
である。
【0024】一方、地震などで器具本体1が転倒する
と、図3(a)に示すように、押圧体51が被載置面7か
ら離れ、この被載置面7からの抗力がなくなって、コイ
ルばね55の張力も小さくなることにより、可動接点板44
が自らの弾性により固定接点板43から離れる。すなわ
ち、転倒時オフスイッチ41はオフ状態となる。これによ
り、ヒータ3への給電が自動的に停止する。また、可動
接点板44により押圧体51が外方へ押されて移動するが、
この状態で、板ばね62により押された係止体63が押圧体
51の受け凹部65に係合して、この押圧体51の移動を阻止
する。しかも、板ばね62の弾性により、係止体63が押圧
体51に係合した状態が確実に保持される。したがって、
部屋の壁や散乱した他のものなどが押圧体51に当たっ
て、この押圧体51に外力が加わっても、いったん転倒時
オフスイッチ11がオフした後であれば、押圧体51は動か
ず、転倒時オフスイッチ41のオフ状態が強制的に保持さ
れる。
【0025】こうして、器具本体1が転倒したとき、転
倒時オフスイッチ41のオフ状態が確実に保持されること
により、ヒータ3への給電が停止した状態が確実に保持
され、安全性が向上する。
【0026】なお、転倒したり持ち上げて運んだりした
器具本体1を再び正規に置いて使用するときには、図3
(a)に矢印で示すようにリセット用レバー66を手動で
引き、板ばね62の弾性に抗して係止体63を押圧体51の受
け凹部65から外しながら、器具本体1を置けばよい。
【0027】つぎに、本発明の転倒時断電装置の第3実
施例について、図4および図5を参照しながら説明す
る。なお、前記第1実施例および第2実施例と同様の部
分については、その詳しい説明を省略する。本第3実施
例において、器具本体1が転倒したことを検出する転倒
検知手段および転倒が検出されたときにヒータ3への給
電を停止させる停止用開閉器としての転倒時オフスイッ
チ71は、前記第1実施例および第2実施例と同様の器体
72、固定接点板73、可動接点板74、絶縁材75および凸部
状の接点部76,77を有しているとともに、特に第2実施
例と同様の押圧体81、径大部82、筒部83、爪部84および
コイルばね85を有している。
【0028】また、転倒時オフスイッチ71に対しては、
そのオフ状態を強制的に保持するオフ状態保持手段91が
設けられている。つぎに、このオフ状態保持手段91につ
いて説明する。器体72上に、スライド子92が接点板74の
固定端および自由端を結ぶ方向へ移動自在に支持されて
いる。すなわち、スライド子92は、器体72上に突設され
た第1の支持片93を貫通しているとともに、スライド子
92の一端側に設けられた水平な平板状の遮断片94の両側
が器体72上に突設された一対の第2の支持片95により支
持されている。遮断片94は、絶縁体からなり、前記両接
点板73,74の接点部76,77が互いに接しているときこの
接点部76,77に突き当たり、両接点板73,74が離反した
ときそれらの接点部76,77間に挿入されるものである。
また、スライド子92の遮断片94側に固定されたばね受け
96と前記第1の支持片93との間にはコイルばね97が装着
されており、このコイルばね97により、スライド子92
は、その遮断片94が両接点板73,74間に挿入される方向
へ付勢されている。さらに、スライド子92の他端側には
リセット用摘み部98が設けられている。このリセット用
摘み部98は、器具本体1の側面部に形成された通孔99を
通して器具本体1外へ露出させてあり、外部から操作で
きるようになっている。
【0029】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。なお、前記第2実施例と同様の作用について
は、その説明を省略する。電気ストーブの使用時には、
図4(b)に示すように、器具本体1を立てて置くが、
この状態で、前記第2実施例と同様にして、押圧体81お
よびコイルばね85により可動接点板74が押し上げられて
固定接点板73に接し、転倒時オフスイッチ71はオン状態
となる。このとき、スライド子92は、その遮断片94の先
端が両接点板73,74の接した接点部76,77に突き当たっ
ていることにより、コイルばね97に抗して位置規制され
ている。なお、スライド子92を押しているコイルばね97
の力は、可動接点板74を押しているコイルばね85の力に
比べて十分に弱いもので、コイルばね97の力により可動
接点板74が押し下げられることはない。
【0030】一方、地震などで器具本体1が転倒する
と、図4(a)に示すように、前記第2実施例と同様に
して、可動接点板74が自らの弾性により固定接点板73か
ら離れ、転倒時オフスイッチ71はオフ状態となる。そし
て、両接点板73,74が互いに離反するのに伴い、コイル
ばね97により押されたスライド子92の遮断片94が両接点
板73,74の接点部76,77間に入る。そして、このように
遮断片94が両接点板73,74間に入った状態は、コイルば
ね97の弾性により保持される。したがって、部屋の壁や
散乱した他のものなどが押圧体81に当たって、この押圧
体81に外力が加わっても、いったん転倒時オフスイッチ
71がオフした後であれば、両接点板73,74が接触するこ
とはなく、転倒時オフスイッチ71のオフ状態が強制的に
保持される。
【0031】こうして、器具本体1が転倒したとき、転
倒時オフスイッチ71のオフ状態が確実に保持されること
により、ヒータ3への給電が停止した状態が確実に保持
され、安全性が向上する。
【0032】なお、転倒したり持ち上げて運んだ器具本
体1を再び正規に置いて使用するときには、図4(a)
に矢印で示すようにリセット用摘み部98を手動で引き、
コイルばね97の弾性に抗してスライド子92の遮断片94を
両接点板73,74間から抜きながら、器具本体1を置けば
よい。
【0033】前記第1実施例から第3実施例のように機
械的に簡単に構成されたオフ状態保持手段31,61,91
は、安価にできる利点がある。
【0034】つぎに、本発明の転倒時断電装置の第4実
施例について、図6および図7を参照しながら説明す
る。本実施例も、図2に示すような電気ストーブに応用
した例である。図6に示すように、使用者によって操作
されるメインスイッチであるロータリースイッチ5は、
第1の接点5aに対して開閉する第2の接点5b、第3の接
点5c、第4の接点5dおよび第5の接点5eを有している。
そして、前記第1の接点5aが商用交流電源101 の一方の
極に接続される。一方、第2の接点5bと交流電源101 の
他方の極との間には、電気的熱源である第1のヒータ3A
と安全スイッチ102 と転倒時オフスイッチ103 とが直列
に接続されている。また、第3の接点5cと安全スイッチ
102 と間には電気的熱源である第2のヒータ3Bが接続さ
れており、第4の接点5dと安全スイッチ102 と間には電
気的熱源である第3のヒータ3Cが接続されている。さら
に、第5の接点5eと安全スイッチ102 および転倒時オフ
スイッチ103 の接続点との間にはリレーコイル104 が接
続されている。また、第1の接点5aと第5の接点5eとの
間には自己保持スイッチ105 が接続されている。
【0035】前記転倒時オフスイッチ103 は、器具本体
1が転倒したことを検出する転倒検知手段をなすもの
で、機械的には、前記第1実施例から第3実施例の転倒
時オフスイッチ11,41,71のような構成を有しており、
器具本体1の転倒時にオフするものである。また、前記
安全スイッチ102 および自己保持スイッチ105 は、常開
型であり、リレーコイル104 の通電時にのみオンするも
のである。そして、ヒータ3A,3B,3Cと直列に接続され
た安全スイッチ102 は、転倒時オフスイッチ103がオフ
した後オフしてヒータ3A,3B,3Cへの給電を停止させる
停止用開閉器をなすものであり、転倒時オフスイッチ10
3 とともに直列に接続されたリレーコイル104 および自
己保持スイッチ105 は、安全スイッチ102 がオフした後
このオフ状態を強制的に保持するオフ状態保持手段をな
すものである。
【0036】図7は、ロータリースイッチ5の動作を示
しており、同図中ハッチングを付した部分は、第1の接
点5aに対して接点5b,5c,5d,5eが閉じていることを示
している。ロータリースイッチ5は、「切」、「 340
W」、「 680W」および「 1.02kW」の4つのポジショ
ンを操作上有している。そして、「切」に合わせると、
第5の接点5eのみが閉じ、全てのヒータ3A,3B,3Cが断
電状態となる。「 340W」に合わせると、第2の接点5b
のみが閉じ、下の1本のヒータ3Aのみが通電状態とな
る。「 680W」に合わせると、第2の接点5bおよび第3
の接点5cが閉じ、上下の2本のヒータ3A,3Bが通電状態
となる。「 1.02kW」に合わせると、第2の接点5b、第
3の接点5cおよび第4の接点5dが閉じ、3本のヒータ3
A,3B,3Cが全て通電状態となる。
【0037】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。電気ストーブの使用時、器具本体1を正規に
立てて置くと、前記第1実施例から第3実施例と同様に
して転倒時オフスイッチ103 がオン状態になる。そし
て、電気ストーブを商用交流電源101 に接続した状態
で、一度ロータリースイッチ5を「切」に合わせると、
この状態で閉じた第5の接点5eおよび転倒時オフスイッ
チ103 を介してリレーコイル104 に電流が流れ、これに
より、自己保持スイッチ105 および安全スイッチ102 が
オンする。したがって、その後第5の接点5eが開いて
も、自己保持スイッチ105 を介してリレーコイル104 に
電流が常時流れることにより、自己保持スイッチ105 お
よび安全スイッチ102 はオン状態を保持する。そして、
このようにオン状態になっている転倒時オフスイッチ10
3 および安全スイッチ102 を介して、ヒータ3A,3B,3C
に通電することが可能である。
【0038】一方、地震などで器具本体1が転倒する
と、前記第1実施例から第3実施例と同様にして転倒時
オフスイッチ103 がオフし、ロータリースイッチ5の第
2の接点5bから第4の接点5dのいずれかが閉じていて
も、ヒータ3A,3B,3Cへの給電が自動的に停止される。
これとともに、転倒時オフスイッチ103 がオフすると、
リレーコイル104 も断電される。これにより、常開型の
自己保持スイッチ105 および安全スイッチ102 もオフす
る。したがって、その後、外力を受けるなどの何らかの
原因で転倒時オフスイッチ103 がオンしたとしても、リ
レーコイル104 は断電状態のままであるから、安全スイ
ッチ102 もオフ状態のままであり、ヒータ3A,3B,3Cへ
は給電されない。
【0039】安全スイッチ102 はリレーコイル104 が通
電されない限りオンしないが、いったん自己保持スイッ
チ105 がオフすれば、ロータリースイッチ5が「切」に
されない限り、リレーコイル104 には再通電されない。
したがって、ヒータ3A,3B,3Cの通電中すなわちロータ
リースイッチ5が「切」でないときに器具本体1が転倒
した場合は、一度オフした安全スイッチ102 が再びオン
することはない。一方、ロータリースイッチ5が「切」
であるときには、転倒時オフスイッチ103 が再びオンす
れば、安全スイッチ102 も再びオンするが、このとき
は、第2の接点5bから第4の接点5dが開いているので、
ヒータ3A,3B,3Cはもとより通電されない。
【0040】こうして、器具本体1が転倒したとき、ヒ
ータ3A,3B,3Cへの給電が停止した状態が確実に保持さ
れ、安全性が向上する。
【0041】しかも、転倒時断電装置の作動後の復帰に
必要な操作は、ロータリースイッチ5の操作のみでよ
く、手間がかからない。
【0042】つぎに、本発明の転倒時断電装置の第5実
施例について、図8を参照しながら説明する。なお、本
第5実施例は、前記第4実施例を若干変形したものなの
で、この第4実施例と共通する部分には同一符号を付し
て、その説明を省略する。本第5実施例では、前記第4
実施例におけるロータリースイッチ5の第5の接点5eを
なくし、代わりに、自己保持スイッチ105 に作動スイッ
チ106 を並列に接続したものである。この作動スイッチ
106 は、常開型の押しボタンスイッチであり、操作子で
ある押しボタン107 を押すことによりオンするものであ
る。この押しボタン107 は、図9に示すように、器具本
体1外へ露出させてあって外から操作可能となっている
が、器具本体1の外面に形成された凹部108 内に位置さ
せてある。
【0043】電気ストーブの使用時には、器具本体1を
立てて置き、商用交流電源101 に接続した後、押しボタ
ン107 を手動により押して作動スイッチ106 をオンさせ
ることが必要である。作動スイッチ106 がオンすると、
リレーコイル104 に電流が流れ、自己保持スイッチ105
および安全スイッチ102 がオンする。その後、作動スイ
ッチ106 がオフしても、自己保持スイッチ105 および安
全スイッチ102 のオン状態は保たれる。さらに、ロータ
リースイッチ5を操作することにより、暖房ができる。
【0044】一方、地震などで器具本体1が転倒する
と、前記第4実施例と同様にして転倒時オフスイッチ10
3 がオフするとともに、自己保持スイッチ105 および安
全スイッチ102 もオフして、ヒータ3A,3B,3Cが断電さ
れ、かつ、その状態が強制的に保持される。
【0045】ところで、安全スイッチ102 を再度オンす
るための作動スイッチ106 の押しボタン107 は、器具本
体1の外面で凹部108 内に位置させてあるので、地震な
どに際して散乱したりしたものが当たりにくく、誤操作
されにくい。したがって、器具本体1が転倒したとき、
転倒時オフスイッチ103 と作動スイッチ106 の両方が人
手によらずオンしてしまうことは実際上ありえず、ヒー
タ3A,3B,3Cへの給電が停止した状態を確実に保持でき
る。
【0046】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、電気ストーブを例に採って説明した
が、本発明は、電気ストーブ以外にも、電気的熱源を有
する各種電気器具に応用できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明の転倒時断電装置によれ
ば、器具本体が転倒したとき、停止用開閉器が作動して
電気的熱源への給電を停止させるとともに、この停止用
開閉器が作動した後この作動状態をオフ状態保持手段が
強制的に保持するので、電気的熱源への給電が停止した
状態を確実に保持でき、安全性を高められる。
【0048】請求項2の発明の転倒時断電装置によれ
ば、器具本体が転倒したときにオフして電気的熱源への
給電を停止させる転倒時オフスイッチは、器具本体を置
いた面からの抗力により作動して可動接点板を固定接点
板に接触させる押圧体を有しているが、両接点板が離反
した状態で押圧体の移動を阻止する係止体と、その移動
阻止状態を保持する弾性体とを有するオフ状態保持手段
を設けたことにより、器具本体が転倒したとき、電気的
熱源への給電が停止した状態を確実に保持でき、安全性
を高められる。
【0049】請求項3の発明の転倒時断電装置によれ
ば、器具本体が転倒したときにオフして電気的熱源への
給電を停止させる転倒時オフスイッチに加えて、転倒時
オフスイッチの両接点板が離反したときこれら接点板間
に挿入される絶縁体と、その挿入状態を保持する弾性体
とを有するオフ状態保持手段を設けたことにより、器具
本体が転倒したとき、電気的熱源への給電が停止した状
態を確実に保持でき、安全性を高められる。
【0050】請求項4の発明の転倒時断電装置によれ
ば、器具本体が転倒したときにオフする転倒時オフスイ
ッチと、リレーコイルと、このリレーコイルの通電時に
のみオンする自己保持スイッチとを直列に接続するとと
もに、電気的熱源と、前記リレーコイルの通電時にのみ
オンする安全スイッチとを直列に接続したので、器具本
体が転倒したとき、電気的熱源への給電が停止した状態
を確実に保持でき、安全性を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転倒時断電装置の第1実施例を示す断
面図であり、(a)は転倒時オフスイッチがオフした状
態、(b)は転倒時オフスイッチがオンした状態を示し
ている。
【図2】同上転倒時断電装置を設けた電気ストーブ全体
の正面図である。
【図3】本発明の転倒時断電装置の第2実施例を示す断
面図であり、(a),(c)は転倒時オフスイッチがオ
フした状態、(b),(d)は転倒時オフスイッチがオ
ンした状態を示している。(c),(d)は(a),
(b)と直交する方向の断面図である。
【図4】本発明の転倒時断電装置の第3実施例を示す断
面図であり、(a)は転倒時オフスイッチがオフした状
態、(b)は転倒時オフスイッチがオンした状態を示し
ている。
【図5】同上斜視図である。
【図6】本発明の転倒時断電装置の第4実施例を示す回
路図である。
【図7】同上ロータリースイッチの接点の開閉を示す線
図である。
【図8】本発明の転倒時断電装置の第5実施例を示す回
路図である。
【図9】同上作動スイッチ付近の断面図である。
【符号の説明】
1 器具本体 3,3A,3B,3C ヒータ(電気的熱源) 11 転倒時オフスイッチ(転倒検知手段、停止用開閉
器) 13 固定接点板 14 可動接点板 21 押圧体 31 オフ状態保持手段 33 板ばね(弾性体) 34 係止体 41 転倒時オフスイッチ(転倒検知手段、停止用開閉
器) 43 固定接点板 44 可動接点板 51 押圧体 61 オフ状態保持手段 62 板ばね(弾性体) 63 係止体 71 転倒時オフスイッチ(転倒検知手段、停止用開閉
器) 73 固定接点板 74 可動接点板 81 押圧体 91 オフ状態保持手段 94 遮断片(絶縁体) 97 コイルばね(弾性体) 102 安全スイッチ(停止用開閉器) 103 転倒時オフスイッチ(転倒検知手段) 104 リレーコイル(オフ状態保持手段) 105 自己保持スイッチ(オフ状態保持手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的熱源を有する器具本体が転倒した
    ことを検知する転倒検知手段と、この転倒検知手段が器
    具本体の転倒を検知したときに作動して前記電気的熱源
    への給電を停止させる停止用開閉器と、この停止用開閉
    器が作動した後この作動状態を強制的に保持するオフ状
    態保持手段とを備えたことを特徴とする転倒時断電装
    置。
  2. 【請求項2】 電気的熱源を有する器具本体が転倒した
    ときにオフして前記電気的熱源への給電を停止させる転
    倒時オフスイッチと、この転倒時オフスイッチのオフ状
    態を強制的に保持するオフ状態保持手段とを備え、前記
    転倒時オフスイッチは、固定接点板と、弾性を有し常時
    はこの固定接点板から離反する可動接点板と、前記器具
    本体を置いた面からの抗力により作動して前記可動接点
    板を固定接点板に接触させる押圧体とを有し、前記オフ
    状態保持手段は、前記転倒時オフスイッチの両接点板が
    離反した状態で前記押圧体に係脱自在に係合してこの押
    圧体の移動を阻止する係止体と、この係止体が押圧体に
    係合した状態を保持する弾性体とを有することを特徴と
    する転倒時断電装置。
  3. 【請求項3】 電気的熱源を有する器具本体が転倒した
    ときにオフして前記電気的熱源への給電を停止させる転
    倒時オフスイッチと、この転倒時オフスイッチのオフ状
    態を強制的に保持するオフ状態保持手段とを備え、前記
    転倒時オフスイッチは、固定接点板と、弾性を有し常時
    はこの固定接点板から離反する可動接点板と、前記器具
    本体を置いた面からの抗力により作動して前記可動接点
    板を固定接点板に接触させる押圧体とを有し、前記オフ
    状態保持手段は、前記転倒時オフスイッチの両接点板が
    離反したときこれら接点板間に挿入される絶縁体と、こ
    の絶縁体が両接点板間に挿入された状態を保持する弾性
    体とを有することを特徴とする転倒時断電装置。
  4. 【請求項4】 電気的熱源を有する器具本体が転倒した
    ときにオフする転倒時オフスイッチと、この転倒時オフ
    スイッチと直列に接続されたリレーコイルと、これら転
    倒時オフスイッチおよびリレーコイルと直列に接続され
    このリレーコイルの通電時にのみオンする自己保持スイ
    ッチと、前記電気的熱源と直列に接続され前記リレーコ
    イルの通電時にのみオンする安全スイッチとを備えたこ
    とを特徴とする転倒時断電装置。
JP10405595A 1995-04-27 1995-04-27 転倒時断電装置 Pending JPH08298053A (ja)

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