JPH08297Y2 - 防虫噴霧器 - Google Patents

防虫噴霧器

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JPH08297Y2
JPH08297Y2 JP3953693U JP3953693U JPH08297Y2 JP H08297 Y2 JPH08297 Y2 JP H08297Y2 JP 3953693 U JP3953693 U JP 3953693U JP 3953693 U JP3953693 U JP 3953693U JP H08297 Y2 JPH08297 Y2 JP H08297Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蚊等の害虫を防除する
ための防虫噴霧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の防虫噴霧器は、図5にお
いて符号Yで示すように、細長円柱状の噴霧器本体10
1の上端部101aに、この噴霧器本体101内の殺虫
剤を外部に噴霧させるための噴霧部材110を備えて構
成されている。そして、この従来の防虫噴霧器Yは、蚊
等の害虫がいる場合には、この防虫噴霧器Yを手に持っ
た状態で蚊のいる場所に噴霧部材110の噴口119を
向けて噴霧部材110の操作ボタン115を指で押圧操
作すると、噴霧部材110の噴口119から噴霧器本体
101内の殺虫剤を蚊のいる場所に噴霧させて蚊を防除
するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
従来の防虫噴霧器Yでは、この防虫噴霧器Yを手に持っ
た状態で噴霧器本体101内の殺虫剤を外部に噴霧させ
るようにしているので、例えば作業机や勉強机等の下部
(足もと部)に蚊がいる場合には、人が腰を曲げて前かが
み姿勢の状態で噴霧部材110の操作ボタン115を指
で数回押圧操作しながらその噴口119から殺虫剤を作
業机の下部に噴霧させなければならず、その結果、腰に
負担がかかって腰を痛め易くなるという問題がある。ま
た、従来の手操作式の防虫噴霧器は、手指の不自由な身
体障害者には容易に使用できないという問題もある。
【0004】本考案は、上記の如き従来の防虫噴霧器の
問題点に鑑み、作業机等の足もと付近に蚊等の害虫がい
る場合であっても、腰に負担がかからない姿勢でその害
虫を容易に防除することができたり、あるいは手指の不
自由な身体障害者であっても容易に使用できるようにし
た防虫噴霧器を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の防虫噴霧器は、
上記課題を解決すべくなされたものであって、図1ない
し図4に例示するように、噴霧器本体1の上面1Aに、
噴霧操作部材15を押圧操作することにより該噴霧器本
体1の内部2内の殺虫剤50を噴口19から外部に噴霧
せしめる作用をする複数個の噴霧部材10,10・・
と、一端側20aが前記噴霧操作部材15,15・・の上
方に位置せしめられ、他端側20bが噴霧器本体1の適
所に枢支され且つ足踏操作されることにより各噴霧部材
10,10・・の噴口19,19・・から前記噴霧器本体
内部2の殺虫剤50をそれぞれ外部に噴霧せしめ得るよ
うにされた足踏操作部材20とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】本考案の防虫噴霧器によれば、足踏操作部材2
0を押圧操作すると、噴霧器本体1の上面1Aに設けた
複数個の噴霧部材10,10・・の噴口19,19・・か
ら噴霧器本体1の内部2内の殺虫剤50を外部に噴霧さ
せることができる。そして、この防虫噴霧器を使用する
場合は、同防虫噴霧器を足もとに置いた状態で足踏操作
部材20を足踏操作すると、各噴霧部材10,10・・
の噴口19,19・・から噴霧器本体1内の殺虫剤50
を足もと付近にそれぞれ噴霧させることができる。
【0007】
【考案の効果】従って、本考案の防虫噴霧器によれば、
足踏操作部材20を足踏操作するだけで複数個の噴霧部
材10,10・・の噴口19,19・・から噴霧器本体1
内の殺虫剤50を足もと付近にそれぞれ噴霧できるの
で、例えば作業机等の下部(足もと部)において使用する
に際しては、椅子に座った姿勢の状態(座り仕事の場合)
や立った姿勢の状態(立ち仕事の場合)のままで作業机下
部(足もと部)の蚊を容易に防除することができ、その結
果、図5に示す如く手に持って殺虫剤を噴霧させるよう
にした従来の防虫噴霧器に比して腰を痛めるのを可及的
に防止することができるという効果がある。また、本考
案の防虫噴霧器は、単に足踏操作部材20を足で踏むだ
けで殺虫剤が噴霧されるので手指の不自由な身体障害者
であっても容易に殺虫剤噴霧を行うことができるという
効果がある。
【0008】
【実施例】以下、図1ないし図4を参照して本考案の好
適な2つの実施例を説明すると、図1〜図3に示す第1
実施例の防虫噴霧器X1は、例えば蚊等の害虫を防除す
るのに使用されるものであり、噴霧器本体1の上面1A
に、該噴霧器本体1の内部2内の殺虫剤50を外部に向
けて噴霧させるための複数個(この実施例では2個)の噴
霧部材10,10と、該各噴霧部材10,10を押圧操作
して各噴霧部材10,10の噴口19,19から殺虫剤5
0を外方に向けてそれぞれ噴霧させるための足踏操作部
材20とを備えて構成されている。
【0009】噴霧器本体1は、図1及び図2に示す如
く、金属製で円錐台形状に且つ密閉状に形成されてい
る。該噴霧器本体1は、その上面1Aの直径が約8〜1
0cm、その底面1Bの直径が約10〜12cm、高さが約
10cm程度とされており、例えば床面上に置いた状態で
足踏操作部材20を足踏操作した場合であっても転倒し
難いような安定性のある形状にされている。噴霧器本体
1の内部2内には、蚊等の害虫を防除するための液状の
殺虫剤50が所定量だけ収容されるとともに、その上方
空間部2Aにはこの殺虫剤50をその圧力により外部に
噴出するための適宜のガス(例えばフロンガス等)が充満
している。
【0010】噴霧器本体1内の殺虫剤50を噴霧するた
めの機構は種々の型式のものが知られているが、図1な
いし図3を参照してその一例を説明すると、噴霧器本体
1の上面1Aには、図1に示す如く、その一端縁側1a
に各噴霧部材10,10を取付けるための2個の噴霧部
材取付部4,4が形成されている。各噴霧部材取付部4,
4は、相互に適宜間隔(例えば間隔が約3〜5cm程度)だ
け隔てて形成されており、2本の噴霧部材10,10が
上下動自在に取付けられるようになっている。該各噴霧
部材取付部4は、金属製で逆凹状に形成されており、そ
の内部5内には、後述する噴霧部材10のノズル材13
の連通口18を閉塞するための弁座9が設けられてい
る。弁座9は、ノズル材13を挿入するための挿入穴3
9が形成されており、ノズル材13を上下動自在に嵌挿
している。各噴霧部材取付部4の上方中央部4aには、
各噴霧部材10のノズル材13を挿入するための穴6が
形成されている。
【0011】各噴霧部材10は、図2及び図3に示す如
く、前記噴霧器本体1の内部2内の殺虫剤50を吸入し
て溜めるための殺虫剤溜部材11と、該殺虫剤溜部材1
1内の殺虫剤50を外部に噴霧するためのノズル材13
と、該ノズル材13を押圧操作するための噴霧操作部材
15とを備えて形成されている。
【0012】殺虫剤溜部材11は、金属製で殺虫剤5
0′を溜めるための殺虫剤溜室17を有する如く有底筒
状に形成されており、該殺虫剤溜室17の底面17Aに
この殺虫剤溜室17内と前記噴霧器本体1の内部2内を
相互に連通せしめるためのパイプ材14の上端部14a
が取付けられている。殺虫剤溜室17は、その内部にノ
ズル材13の下端部分13bを上下動自在に収容すると
ともに、常時、前記噴霧器本体1の内部2内のガス圧に
より所定量の殺虫剤50′が溜められるようになってい
る。パイプ材14は、その長さが約7〜8cm程度とされ
ており、その下端部14bが前記噴霧器本体1の底面1
Bの近傍位置に配置されるようになっている。尚、図2
及び図3において、符号40はノズル材13を上方向
(矢印A方向)に付勢するためのコイルスプリング、41
はパイプ材14の殺虫剤通路33と殺虫剤溜室17内と
を相互に連通せしめるための連通口である。
【0013】ノズル材13は、図2及び図3に示す如
く、金属パイプ製で殺虫剤溜室17内の殺虫剤50′を
外部へ案内するための殺虫剤通路12を有しており、そ
の長さが約4〜5cm、外径が約3mm、内径が約1.5mm程
度とされている。該ノズル材13は、その上端部13a
が前記噴霧器本体上面1Aより適宜長さ(例えば約2〜
3cm)だけ上方に突出するようになっている。ノズル材
13の下端部分13bには、その殺虫剤通路12と殺虫
剤溜部材11の殺虫剤溜室17内とを相互に連通せしめ
るための連通口18が形成されている。連通口18は、
殺虫剤通路12の下端部分と相互に連通せしめられるよ
うに形成されている。該連通口18は、通常(ノズル材
13が上方位置の場合)、前記噴霧部材取付部4の弁座
9によって閉塞される(図2及び図3の鎖線図の状態)一
方、ノズル材13が下方向(矢印B方向)に下動すると、
ノズル材13の殺虫剤通路12と殺虫剤溜部材11の殺
虫剤溜室17内とを相互に連通せしめ得るようになって
いる(図3の実線図の状態)。又、ノズル材13の上端部
13aには、該ノズル材13を押圧操作により上下動さ
せるための噴霧操作部材15が設けられている。尚、図
中符号42はコイルスプリング40を受けるためのバネ
受材である。
【0014】各噴霧操作部材15は、図2および図3に
示す如く、合成樹脂製でキャップ状に形成されており、
その内部16内にノズル材13の殺虫剤通路12と前記
噴霧器本体1の外部とを相互に連通せしめるため殺虫剤
通路37が形成されている。殺虫剤通路37は、前記ノ
ズル材13の内径とほぼ同じ径で且つ略「状に形成され
ている。該殺虫剤通路37は、その一端部(噴霧操作部
材15の外周面15Aの上方部)37aには前記殺虫剤溜
部材11の殺虫剤溜室17内の殺虫剤50′を外部に向
けて霧状に噴出するための噴口19が形成される一方、
その他端部37bには前記ノズル材13の上端部13aを
挿入するための挿入穴38が形成されている。該各噴霧
操作部材15は、図2に示す如く、その殺虫剤通路37
の噴口側部分が噴口19側に向けて適宜角度α(例えば
角度約5〜10°)だけ上向傾斜になるように形成され
ており、その噴口19から殺虫剤50′を角度αだけ上
方に向けて噴霧するようになっている。又、この各噴霧
操作部材15,15の上面15A,15Aには、該各噴霧
操作部材15,15をそれぞれ足踏操作するための足踏
操作部材20が載置されるようになっている。
【0015】又、各噴霧部材10,10は、図1に示す
如く、各噴霧操作部材15,15の噴口19,19から殺
虫剤50をその噴霧角度βが適宜角度(例えば角度βが
約70〜100°)だけ前方向に向けてそれぞれ噴霧で
きるように前記噴霧器本体1の各噴霧部材取付部4,4
に取付けられている。そして、各噴霧部材10は、図3
に示す如く、噴霧操作部材15の上面15Aを押すと、
該噴霧操作部材15とともにノズル材13が下方(矢印
B方向)に向けて下げられる一方、その噴霧操作部材1
5の上面15Aを離すと、ノズル材13と噴霧操作部材
15とがコイルスプリング40の付勢力により上方(矢
印A方向)に向けて上げられるようになっている(図3中
の符号13′,15′)。このように、各噴霧部材10
は、噴霧操作部材15の上面15Aを下方に向けて押圧
してノズル材13を下げると、ノズル材13の連通口1
8が前記噴霧部材取付部4の弁座9から開口されるの
で、この連通口18によりノズル材13の殺虫剤通路1
2を介して殺虫剤溜部材11の殺虫剤溜室17内と噴霧
操作部材15の噴口19とを相互に連通せしめる。これ
により、各噴霧部材10は、前記噴霧器本体1の内部2
A内のガス圧により殺虫剤溜室17内に溜っている殺虫
剤50′をノズル材13の連通口18を介して噴霧操作
部材15の噴口19から外部に向けて霧状に噴霧させる
ことができるようになる。又、各噴霧部材10は、噴霧
操作部材15の上面15Aを離してノズル材13がコイ
ルスプリング40の付勢力により上方に上がると、ノズ
ル材13の連通口18が噴霧部材取付部4の弁座9によ
り閉塞されて殺虫剤溜室17内の殺虫剤50′が噴霧操
作部材15の噴口19から外部に噴霧されるのを遮断し
得るようになっている。
【0016】足踏操作部材20は、図1ないし図3に示
す如く、足を載置するための足載置材25と該足載置材
25を上下方向(矢印A−B方向)に揺動自在に取付ける
ための取付ブラケット26,26とを備えている。足載
置材25は、薄板状(例えば厚さが1〜3mm程度)の金属
製の略扇形状で且つ前記噴霧器本体1の上面1Aよりも
やや小さく形成されており、その上面25A上に足のつ
ま先部分が載置できるような面積を有している。該足載
置材25は、その他端部(後端部)20bが軸27により
取付ブラケット26,26に枢着される一方、その一端
部(先端部)20aが上下方向(矢印A−B方向)に揺動す
るにようになっている。足載置材25の先端部20a
は、前記各噴霧部材10,10の噴霧操作部材15,15
の上面15A,15A上に載置されている。取付ブラケ
ット26,26は、前記噴霧器本体1の上面1A上の他
端縁側(反噴霧部材取付穴4,4側)1bに適宜間隔(例え
ば間隔が約5〜7cm)だけ隔ててそれぞれ取付けられて
いる。そして、足踏操作部材20は、図3に示す如く、
その足載置材25の上面25A上に足を載せた状態で下
方(矢印B方向)に向けて押される(図3の実線図示状態)
と、その押圧力により前記各噴霧部材10,10の各噴
霧操作部材15,15を介して各ノズル材13,13を下
方に向けて押し下げる一方、足を足載置材25の上面2
5Aから離すと、足載置材25の先端部20aがコイル
スプリング40の付勢力により各ノズル材13,13及
び各噴霧操作部材15,15とともに上方(矢印A方向)
に向けて押し上げられるようになっている(図3の符号
13′、15′、25′の状態)。
【0017】この実施例の防虫噴霧器X1では、例えば
作業机下部等の足もと部に使用する際には、先ず、この
防虫噴霧器X1を各噴霧操作部材15,15の噴口19,
19を適宜方向(例えば前、後あるいは左、右方向)に向
けた状態で作業机下の足もと付近の床上に置く。そし
て、作業机の下部(足もと部)に蚊がいる場合には、図3
に示す如く、作業者が座った姿勢の状態(座り仕事の場
合)のままで足踏操作部材20の足載置材25の上面2
5A上に足を載せた後、足踏操作部材20の足載置材2
5を足踏操作すると、各噴霧部材10,10の噴霧操作
部材15,15とノズル材13,13とが足踏操作部材2
0の押圧力とコイルスプリング40の付勢力により上下
方向(矢印A−B方向)にそれぞれ移動せしめられる。こ
のとき、足踏操作部材20の足載置材25により各噴霧
部材10,10の噴霧操作部材15,15を押圧すると、
各噴霧部材10,10のノズル材13,13がそれぞれ下
方(矢印B方向)に向けて下げられ、それらの連通口1
8,18が各噴霧部材取付部4,4の弁座9,9から開口
される。これにより、各殺虫剤溜部材11,11の殺虫
剤溜室17,17内の殺虫剤50′,50′がこの各ノズ
ル材13,13の連通口18,18から各ノズル材13,
13の殺虫剤通路12,12と各噴霧操作部材15,15
の殺虫剤通路37,37を介して各噴霧操作部材15,1
5の噴口19,19から適宜角度で外部に霧状に噴出せ
しめられる(図3中の実線図)。又、足踏操作部材20の
足載置材上面25Aから足を離すと、各噴霧部材10,
10のコイルスプリング40,40の付勢力によりノズ
ル材13,13、噴霧操作部材15,15及び足踏操作部
材20の足載置材25がそれぞれ上方に上げられるの
で、各ノズル材13,13の連通口18,18が各噴霧部
材取付部4,4の弁座9,9によってそれぞれ閉塞せしめ
られ、殺虫剤溜室17,17内の殺虫剤50′,50′が
噴口19,19から外部に噴霧されるのを遮断されるよ
うになる(図2及び図3の鎖線状態図)。このように、足
踏操作部材20の足載置材25を足踏操作するだけで各
噴霧部材10,10の噴口19,19から移動噴霧器本体
1の内部2内の殺虫剤50を作業机下部の足もと付近に
霧状にそれぞれ噴出できることから、この霧状の殺虫剤
により作業机の足もと付近にいる蚊を防除することがで
きる。従って、この第1実施例の防虫噴霧器X1では、
作業者が腰に負担のかからない座った姿勢の状態(座り
仕事の場合)や立った姿勢の状態(立ち仕事の場合)のま
まで作業机の下部(足もと付近部)にいる蚊を容易に防除
することができ、その結果、図5に示す如く手に持って
殺虫剤を噴霧させるようにした従来の防虫噴霧器Yに比
して腰を痛めるのを可及的に防止することができる。
【0018】尚、この第1の防虫噴霧器X1は、足踏操
作部材20の足載置材25を足踏操作することにより噴
霧器本体1の内部2内の殺虫剤50を各噴霧部材10,
10の噴口19,19から噴霧させるようにしている
が、この防虫噴霧器X1を手に持った状態で足踏操作部
材20の足載置材25を手(例えば両手)で押圧操作する
ことによって殺虫剤50を各噴霧部材10,10の噴口
19,19から外方に向けて噴霧させることができるよ
うにもなっている。
【0019】又、上記実施例では、2個の噴霧部材1
0,10を噴霧器本体1の上面1Aに取付けるようにし
ているが、他の実施例では、2個以上(例えば3個又は
4個)の噴霧部材10,10・・を噴霧器本体1の上面1
Aに取付けて殺虫剤50を多量で且つ広い範囲に亘って
噴霧させるようにすることもできる。
【0020】図4に示す第2実施例の防虫噴霧器X2
は、上記第1実施例の如く、噴霧器本体1の上面1Aを
平面状に形成するかわりに、噴霧器本体51の上面51
Aを各噴霧部材10,10(各噴霧部材取付部4,4)側に
向けて適宜角度α′(例えば角度が約5〜15°)だけ上
向き傾斜させてテーパ状に形成されている。このように
すると、この第2実施例の防虫噴霧器X2では、第1実
施例のものより各噴霧操作部材15の噴口19から殺虫
剤50をより上方に向けて噴霧することができる。尚、
この第2実施例のその他の構成は第1実施例のものと同
様であるのでその説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る防虫噴霧器の全体斜
視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図1の防虫噴霧器の使用状態説明図。
【図4】本考案の第2実施例に係る防虫噴霧器の縦断面
図。
【図5】従来の防虫噴霧器の全体斜視図。
【符号の説明】
1は噴霧器本体、1Aは噴霧器本体上面、2は噴霧器本
体内部、10は噴霧部材、15は噴霧操作部材、19は
噴口、20は足踏操作部材、20aは足踏操作部材一端
側、20bは足踏操作部材他端側、50は殺虫剤であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴霧器本体(1)の上面(1A)に、噴霧操
    作部材(15)を押圧操作することにより該噴霧器本体
    (1)の内部(2)内の殺虫剤(50)を噴口(19)から外部
    に噴霧せしめる作用をする複数個の噴霧部材(10,10
    ・・)と、一端側(20a)が前記噴霧操作部材(15,15
    ・・)の上方に位置せしめられ、他端側(20b)が噴霧器
    本体(1)の適所に枢支され且つ足踏操作されることによ
    り各噴霧部材(10,10・・)の噴口(19,19・・)か
    ら前記噴霧器本体内部(2)の殺虫剤(50)をそれぞれ外
    部に噴霧せしめ得るようにされた足踏操作部材(20)と
    を備えたことを特徴とする防虫噴霧器。
JP3953693U 1993-07-20 1993-07-20 防虫噴霧器 Expired - Lifetime JPH08297Y2 (ja)

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