JPH08296996A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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Publication number
JPH08296996A
JPH08296996A JP10205595A JP10205595A JPH08296996A JP H08296996 A JPH08296996 A JP H08296996A JP 10205595 A JP10205595 A JP 10205595A JP 10205595 A JP10205595 A JP 10205595A JP H08296996 A JPH08296996 A JP H08296996A
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JP
Japan
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target
unit
bullet
distance
angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP10205595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Takemori
良樹 竹守
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速で発射した全ての弾丸について、精度よ
く弾観値を検出すると共に、より早い時点で、目標と弾
丸が交差するときの弾観値を推定し、複数目標への即応
性を得る。 【構成】 目標の前方に設置した弾観前方ゲート通過時
の角度誤差値、及び目標の後方に設置した弾観後方ゲー
ト通過時の角度誤差を高速弾処理部14内部の2つのメ
モリに格納する。全ての弾丸発射が終了すると、ソフト
ウェア処理により2つのメモリの値をリードして、両者
の値を加算して2で割ることにより、目標と弾丸が交差
する位置での弾観値を求める。上記処理を全ての弾丸に
ついて行い、全体の弾観値から平均の弾観値、及び標準
偏差を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば艦船に向かっ
て飛翔してくる驚異のある目標に対して迎撃するための
射撃に使用されるレーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のレーダ装置の弾観概念
図である。弾観とは、レーダ装置がアンテナから電波を
放射して、目標を追尾しながら弾丸を発射し、弾丸から
反射してきた受信電波から、目標を通過したときの弾丸
が目標からずれている角度を検出するものである。図9
は、従来のレーダ装置を示す構成図である。図10にお
いて、1はアンテナを目標の方向に向け、電波の放射と
反射波を受信して電波軸に対する目標の角度差を検出す
るアンテナ部、2は受信電波を増幅する受信機、3は受
信機2からの受信信号をビデオ検波する距離ビデオ検出
部、4は距離ビデオ検出部3の出力の出力を一定にする
ために受信機2の減衰量を制御する自動利得制御器、5
は距離ビデオ検出部3からのビデオ信号の移動を自動追
尾する距離追尾部、6は距離追尾部5で追尾している目
標位置の前後に弾観用ゲートを作成する弾観ゲート作成
部、7は受信機出力をビデオ検波する角度ビデオ検波
部、8は弾観ゲート期間内の角度ビデオ検出部7の出力
を検出する弾観検出部、9は目標を通過したときの弾丸
と、目標との角度差を検出するレジスタ演算部、10は
弾観検出の値を表示する表示器、11は目標を自動追尾
する目標追尾部、12は目標の未来位置に弾丸を発射す
る角度を計算する射撃計算部、13は弾丸を発射する発
射機である。
【0003】従来のレーダ装置は上記のように構成さ
れ、アンテナ部1から放射した電波は目標から反射し
て、アンテナ部1を経由して受信機2に至る。距離ビデ
オ検出部3で受信信号をビデオレベルに変換する。距離
ビデオ検出部3の出力が大きくなれば、自動利得制御部
4から受信機2の出力を下げる方向の信号を出し、常に
距離ビデオ検出部3の出力が一定になるようなフィード
バックをかけ、受信機2の出力が飽和することを防いで
いる。距離ビデオ検出部3の出力を表示部10に表示す
ることにより、レーダ装置操作員に目標の追尾状況を知
らせている。このように目標を追尾しながら、目標に向
かって弾丸を発射するとアンテナ部1から放射した電波
のビーム内に弾丸が入っていくると、弾丸からの反射波
がアンテナ部1で受信され、送信パルスの交互に目標と
弾丸の受信ビデオを一定にする制御が自動利得制御部4
でなされる。受信機2から目標に向かって放射した電波
の中心からの弾のずれが、ずれた角度に比例した電圧と
して旋回及び俯仰の2軸について受信機2から角度ビデ
オ検出部7に送出される。目標を自動追尾している距離
追尾部5の目標追尾ゲートの前後の位置に弾観ゲートを
弾観ゲート作成部6で作成し、弾観検出部8に送出して
いる。角度ビデオ検出部7から送出された角度誤差信号
は弾観ゲート期間内を弾観検出部8でサンプルホールド
される。レジスタ演算部9により、目標ビデオの前のゲ
ートを通過したときの弾丸の受信ビデオ振幅と、目標ビ
デオの後ろのゲートを通過したときの受信ビデオの振幅
を加算して2で割ることにより、目標の一番近い位置を
通過したときの旋回及び俯仰方向について目標と弾丸と
の相対的な角度差が検出される。このようにしてレジス
タ演算部9で検出した弾観信号を表示器10に表示する
ことにより、目標に向かって発射した弾丸が目標を通過
したときの角度差としてレーダ操作員に知らせることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のレ
ーダ装置では、目標の追尾処理と、目標を通過した弾丸
と目標との相対的角度誤差検出を、アンテナ部1から電
波を放射するパルスの繰り返しの交互に行っていた。弾
観ゲート作成部6で設定する弾観ゲートの位置は目標と
弾丸が区別できるように距離追尾部5で作成している追
尾ゲート時間の外側でなければならない。しかし、近年
の高速発射弾においては、1つの弾丸が弾観ゲート作成
部6の後方のゲートを通過する前に、次弾の弾丸が弾観
ゲート作成部6の前方のゲートを通過する状況が発生
し、次弾の弾観ができなくなる。さらに、目標付近での
風速が、弾丸発射前に気象情報から求めた値と異なるこ
とによる射撃精度の低下に対し、弾丸の発砲角を自動修
正して攻撃の効果を上げることができなかった。さら
に、弾観ゲート作成部6の後方のゲートを弾丸が通過す
るまで目標の追尾を続けなければ弾観観測ができないた
め、複数の驚異に対し、より早く対応できないことと、
目標の追尾ゲート内を弾丸が通過すると、目標と弾丸の
受信波が相互干渉を起こし、目標の追尾が不安定になる
問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、目標に向かって発射した弾丸の
全てについて、目標と弾丸との角度差を検出すること
と、上記誤差角を低減するために、弾道計算に用いる最
適風速値を求め発砲角自動修正することと、弾丸が目標
を通過する以前に目標と弾丸との角度差を予測し、攻撃
効果判定をより早くして、複数の脅威目標に対処し弾観
時の目標追尾を安定させるレーダ装置を得ることを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるレーダ
装置は、初弾について弾観検出部で得られた目標の前方
における弾丸と目標間の角度差と、目標の後方における
弾丸と目標間の角度差を検出し、次弾についても同様の
方式で角度差を求め、次次弾についても同様の角度差を
求め、全ての発射弾についての角度差を格納し、個々の
発射弾について目標の一番近い位置での角度差を検出
し、発射弾の分布を計測するものである。
【0007】また、この発明は高速弾処理部からの弾観
信号により、発射機の弾丸発射角を計算する射撃計算部
に使用する風速値決定のための弾道風計算部を設けたも
のである。
【0008】この発明は、弾観ゲート作成部における目
標の前方に設けた弾観ゲートを弾丸が通過したときの弾
観値だけで、目標の一番近い所を通過するときの弾観値
を予測して、攻撃の有効性を判断し、次弾発射の必要性
をより早い時間で判断する攻撃効果判定処理部を設けた
ものである。
【0009】また、この発明は目標の近くを弾丸が通過
するときの追尾を安定に持続させるために、弾観ゲート
作成部における目標の前方に設けた弾観ゲートを弾丸が
通過したことを検出すると、アンテナ部の指向角度を計
算している目標追尾部に情報を送出し、弾丸が目標を通
過するまでの間、目標追尾を安定させる目標追尾安定処
理部を設けたものである。
【0010】
【作用】この発明における高速弾処理部は、発射弾丸の
全てについて、前後の弾観ゲートを通過したときの目標
と弾丸との角度差の値をメモリに格納し、格納されたメ
モリの値から、発射された弾丸の分散値を求める。
【0011】また、弾道風計算部は、高速弾処理部で検
出した弾観値が最小になるような射撃計算部で使用する
風速値を求め、弾丸を発射する発射角度を修正する。
【0012】また、攻撃効果判定部は、弾観ゲート作成
部で作成された目標の前方ゲートを通過した弾丸の、単
位時間での距離変化率から弾丸の速度と、角度ビデオ検
出部からの単位時間に変化した角度誤差信号を求め、両
者の値から弾丸が目標に到達するときの弾観値を予測す
る。さらに、予測した値と、目標に対して弾丸が有効に
作動する距離以内であるかどうかを判別し、次弾の発射
を制御する。
【0013】また、目標追尾安定処理部は、弾観後方ゲ
ートを弾丸が通過したことを検出し最後の発射弾が弾観
前方ゲートを通過するまでの間、従来の目標追尾部が有
しているメモリートラック機能を作動させる信号を送出
する。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の一実施例を示す構成図で
あり、1〜7,10〜13は従来装置と全く同一のもの
である。14は高速弾処理部である。
【0015】図2は、図1の実施例1に使用される高速
弾処理部14の詳細図である。図2において、15は発
射機13で設定した発射弾数を読み取り初期値をセット
し、弾観前方ゲートを弾丸が通過するとカウントダウン
するカウンター、16aは2つの入力信号の一致を出力
するAND回路、16bは16aと同等のAND回路、
17aはAND回路16aの出力があった場合、カウン
トアップするカウンター、17bは17aと同等のカウ
ンター、18aはカウンター17aにより決定されたア
ドレスに角度誤差信号をデータとして書き込みと読み出
しのできるメモリ、18bは18aと同等で弾観後方ゲ
ートで検出された角度誤差信号の値をデータとして書き
込み、読み出しのできるメモリ、19はカウンター15
の出力が0になったことを検出してメモリ18a及びメ
モリ18bを制御するCPU、20はCPU14により
演算された弾観の分散を格納し表示器に送出するための
分散値格納レジスターである。
【0016】図3は、上記高速弾処理部の動作を示すフ
ローチャートであり、図2の高速弾処理部と、図3のフ
ローチャートにより動作の説明をする。ステップ21で
発射弾数セットにより、カウンター15に発射弾数がセ
ットされた後、発射機13から弾丸が発射されると、目
標の前方に設置された弾観前方ゲートを弾丸が通過した
かどうかを検出する弾観前方ゲート通過ステップ22が
YESであれば、メモリ18aのアドレス加算ステップ
23により、カウンター17aで決定されたメモリ18
aのアドレスに目標の前方における目標と弾丸の角度差
として書き込まれる。メモリ18aのアドレス加算ステ
ップ23の処理により、2発目の角度誤差の値を書き込
むためにメモリ18aのアドレスをインクリメントす
る。1発目の弾丸が、弾観後方ゲート通過24を通過す
る前に、2発目の弾丸が弾観前方ゲートを通過すれば、
1発目の角度誤差を書き込んだ次のアドレスに、2発目
の角度誤差値を書き込む。
【0017】1発目の弾丸について、弾観後方ゲート通
過ステップ24の判定がYESであれば、目標の後方で
の1発目弾丸と目標との角度誤差値として、カウンター
17bにより決定されたメモリ18bのアドレスに書き
込まれる。メモリ18bのアドレス加算ステップ25の
処理により、1発目角度誤差を書き込んだ次のアドレス
に2発目の角度誤差値を書き込む。発射弾数減算ステッ
プ26処理により、発射された弾丸が弾丸後方ゲートを
通過する度に、発射弾数をセットしたカウンター15の
値を−1する。残弾数無しステップ27処理により、残
弾数が0になるまで上記動作を繰り返し、残弾数が0に
なればカウンター15から、CPU14に対し終了割り
込みが発生し、CPU14が次の動作を実行する。
【0018】メモリ18aのデータリードステップ28
処理により、1発目の弾丸が弾観前方ゲート通過時の角
度誤差値をメモリ18aから読み出し、メモリ18bの
データリードステップ29の処理により、1発目の弾丸
が弾観後方ゲート通過時の角度誤差値をメモリ18bか
ら読み出す。両者の値から、目標に一番近い位置での角
度誤差値を(メモリ18aのデータ+メモリ18bのデ
ータ)/2の処理(ステップ25)により求め、弾観デ
ータ格納処理(ステップ31)を行う。メモリ18a,
18bのアドレス加算処理(ステップ32)により、2
発目の弾観データ格納番地をセットし、全弾数リードの
ステップ33の判定により、発射弾数全てについての弾
観値が上記動作を繰り返すことにより求められる。弾観
誤差評価処理ステップ34により、発射弾全てについて
の弾観値から、全体の弾観平均誤差、標準偏差等を求め
て、弾観表示処理ステップ35により、分散値格納レジ
スタから表示器7に弾観平均誤差等が表示される。
【0019】実施例2.図4は、弾丸を発射する事前
に、風速、風向を気象情報から求め射撃計算を行ってい
るが、実際の風速との違いにより目標から弾丸がそれる
ことにより弾観値が大きくなることに着目し、検出した
弾観値から実際の風速を推定し、推定した値で新たに射
撃計算を実行させ、発射機に送出する発砲角を修正する
弾道風計算部36を持つレーダ装置を示す図である。発
砲修正量と風速、風向の関係は次式の通りである。 発砲修正後の発砲角=標準発砲角(無風状態)+風速×
COS(風向)
【0020】図5に示すフローチャートにより、弾道風
計算部の動作を説明する。風速増加処理ステップ37に
より、弾丸発射の事前に気象情報から求めた射撃計算に
用いる風速値を任意に増加させ、従来レーダ装置が持っ
ている射撃計算部12を実行させる。高速弾処理部14
で求めた俯仰の弾観値を射撃計算部12で求めた予測命
中点の俯仰角に加算した値と、風速を任意に増加させ求
めた射撃計算による予測命中点の俯仰角をEエラー減少
ステップ38で判定し、両者の差が減少の方向であれ
ば、同じく風速を任意に増加させ射撃計算部12で求め
た予測命中点の旋回角と、高速弾処理部14で検出した
旋回の弾観値に弾丸発射時の射撃計算部12で求めた予
測命中点の旋回角を加算した値をBエラー減少ステップ
39処理により両者の値を比較する。両者の差が減少方
向であれば、Eエラー零ステップ40がYESになるま
で風速増加ステップ37を実行する。Eエラー減少ステ
ップ38の処理の結果、両者の差が増加する方向であれ
ば、風速減少ステップ43の処理により、射撃計算用風
速値を任意に減少させ、射撃計算をステップ12で実行
する。
【0021】その結果、両者の差を比較して、Eエラー
零ステップ40の処理により、風速を減少させて射撃計
算部12で求めた予測命中点における俯仰角と、弾丸発
射時における俯仰角予測命中点と高速弾処理部14で求
めた俯仰の弾観値を加算した値との差が零になるまで射
撃計算用風速値を任意に減少させる。両者の差が0にな
れば、旋回角における両者の差をBエラー零ステップ4
1の処理で判別する。このようにして、Bエラー零ステ
ップ41の処理がYESになったときの風速値が風速決
定ステップ42の処理により決定し、弾道風計算部36
に格納されると共に、発砲角出力ステップ47の処理に
より射撃計算部12から発砲角が発射機13に送出され
る。Bエラー零ステップ41の処理の結果、0にならな
ければ、高速弾処理部14で検出した旋回角の弾観値を
発射機13に送出する発砲角に加算して発砲角出力ステ
ップ47の処置がなされる。
【0022】実施例3.図6は、この発明の実施例3を
示す図である。この実施例3は目標追尾部11で検出し
ている目標の速度と、角度ビデオ検出部7から送出され
る角度誤差信号の単位時間に変化する角度変化率(単位
時間当たりの角度誤差信号の振幅変化)及び距離変化率
(単位時間当たりの角度誤差信号の時間軸移動量)を求
め、目標前方の最適な位置に弾観ゲートを発生すると共
に、検出された弾観値から目標を弾丸が通過するときの
角度誤差を求め、その角度誤差値から、次式により目標
と弾丸間の距離差を求める。 目標と弾丸間の距離差=レーダ装置と目標の距離×ta
n(弾観値) 弾観値の単位は[度]である 上式で求めた目標と弾丸間の距離差から射撃の有効性を
判断し、次弾発射の有無を制御する攻撃効果判定処理部
48を備えたレーダ装置である。
【0023】図7は、上記構成によりつくられる各信号
のタイムチャートである。図7において、49は距離追
尾部5により作られる目標追尾ゲート、50は距離ビデ
オ検出部3からの目標ビデオ、51は弾観ゲート作成部
6により作られる弾観前方ビデオ、52は角度ビデオ検
出部7から出力される角度誤差ビデオ、53は弾観ゲー
ト作成部6により作られる弾観前方ゲート51を単位時
間間隔で分割した弾観時分割ゲート、54は攻撃効果判
定処理部48の内部出力である内部弾観値、55は攻撃
効果判定処理部48の出力である弾観値、56は同じく
攻撃効果判定処理部48により作られ発射機13へ送出
する次弾発射可否ステータスである。
【0024】図6の構成図及び図7のタイムチャートに
より動作の説明をする。攻撃効果判定処理部48によ
り、目標と弾丸の相対速度に対応して、相対速度の大き
いものは、より目標より前方の位置に、相対速度の小さ
いものは目標により近い位置に弾観時分割ゲート53を
作成する。弾観時分割ゲート53内を角度誤差ビデオ5
2が、ある速度と振幅を持って通過すると、攻撃効果判
定処理部48では、弾観時分割ゲート53のタイミング
でサンプルホールドされ、内部弾観値54の信号が作成
される。攻撃効果判定処理部48では、内部弾観値54
の出力レベルから角度誤差信号の角度変化率と、距離変
化率を判読し、目標ビデオ50が存在する距離Rでの弾
観値、即ち目標と弾丸が交差する位置での弾観値55が
求められる。
【0025】弾丸の種類から攻撃が有効とみなされる目
標との距離差(弾観値55に示すスレッシュホールドレ
ベル)に対し、弾観値から求めた目標と弾丸との距離差
を比較し、弾観値55の方が大きい場合は攻撃を無効と
判断し、弾観値55の方が小さい場合は攻撃を有効と判
断し、次弾発射を停止するための次弾発射ステータス5
6を発射機13へ送出する。
【0026】実施例4.図8は、目標追尾安定処理57
を備えたレーダ装置の構成図である。上記構成図におい
て、目標に弾丸が近づいてくると、アンテナ部1から放
射している電波のビーム幅内に目標と弾丸が入っていく
るため、目標自身の追尾が不安定になることを避けるた
め、弾観ゲート作成部6で作成された弾観前方ゲートを
弾丸が通過したことを目標追尾安定処理部57で検出
し、メモリ追尾開始信号を目標追尾部11へ送出する。
目標追尾部11が上記信号を受信すると、距離追尾部5
からの受信波による追尾から、アンテナ部1が今まで作
動していた旋回及び俯仰の角速度でアンテナ部1の作動
を継続するメモリ追尾モードに遷移する。弾丸が目標を
通過して、弾丸ゲート作成部6で作成された弾観後方ゲ
ートを弾丸が通過したことを目標追尾安定処理部57が
検出し、メモリ追尾終了信号を目標追尾部11へ送出す
る。目標追尾部11が上記信号を受信すると、メモリ追
尾モードを解除して距離追尾部5からの受信波による追
尾に切り替わる。このように、弾丸が目標の近傍を通過
して受信機2からの受信波が乱れる期間は、受信波の影
響を受けないメモリ追尾モードになるため、安定した目
標追尾が可能になる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、高速
で発射された弾丸の弾観値の全てをメモリに格納し、弾
観値全体の分布を検出できるように構成されており、精
度の高い弾観計測ができると共に、次弾発射時の発砲角
修正が可能になる。
【0028】さらに、弾丸が目標を通過する以前に弾観
値を検出し、自動で攻撃の有効性が評価できるため、発
射弾数の節約と、複数目標への即応性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるレーダ装置を示す
構成図である。
【図2】 この発明の実施例1による高速弾処理部の詳
細図である。
【図3】 この発明の実施例1による高速弾処理部のフ
ローチャートである。
【図4】 この発明の実施例2によるレーダ装置を示す
構成図である。
【図5】 この発明の他の実施例2による弾道風計算部
のフローチャートである。
【図6】 この発明の実施例3によるレーダ装置を示す
構成図である。
【図7】 この発明の実施例3による弾道風計算フロー
チャートである。
【図8】 この発明の実施例4によるレーダ装置を示す
構成図である。
【図9】 従来のレーダ装置を示す構成図である。
【図10】 従来のレーダ装置による弾観概念図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ部、2 受信機、3 距離ビデオ検出部、
4 自動利得制御部、5 距離追尾部、6 弾観ゲート
作成部、7 角度ビデオ検出部、8 弾観検出部、9
レジスタ演算部、10 表示部、11 目標追尾部、1
2 射撃計算部、13 発射機、14 高速弾処理部、
36 弾道風計算部、48 攻撃効果判定処理部、57
目標速度安定処理部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナを目標の方向に向け電波の放射
    と反射波を受信するアンテナ部と、上記アンテナ部から
    の受信電波を増幅する受信機と、上記受信機からの距離
    情報受信信号をビデオ信号に変換する距離ビデオ検波部
    と、前記距離ビデオ検波部の出力を一定にするための自
    動利得制御部と、上記距離ビデオ検出器の信号を自動追
    尾するための距離追尾部と、この距離追尾部によりつく
    られたゲートの前後に、目標に向かって発射された弾丸
    を検出するための弾観ゲート作成部と、上記受信機から
    の目標に対する弾丸の角度誤差信号をビデオ検波する角
    度ビデオ検出部と、上記弾観ビデオ作成部からの出力と
    上記角度ビデオ検出部出力により、目標に対する弾丸の
    誤差角度を検出する高速弾処理部と、上記距離ビデオ検
    出部からの目標信号と前記高速弾処理部からの弾観信号
    を表示する表示部と、上記アンテナ部からの目標位置信
    号と、上記距離追尾部からの目標距離情報から目標を自
    動追尾すると共に、目標の未来位置を計算する目標追尾
    部と、目標の未来位置に弾丸を発射する角度を計算する
    射撃計算部と、上記射撃計算部の出力角度に弾丸を発射
    する発射機から構成されていることを特徴とするレーダ
    装置。
  2. 【請求項2】 アンテナを目標の方向に向け電波の放射
    と反射波を受信するアンテナ部と、上記アンテナ部から
    の受信電波を増幅する受信機と、上記受信機からの距離
    情報受信信号をビデオ信号に変換する距離ビデオ検波部
    と、前記距離ビデオ検波部の出力を一定にするための自
    動利得制御部と、上記距離ビデオ検出器の信号を自動追
    尾するための距離追尾部と、この距離追尾部によりつく
    られたゲートの前後に、目標に向かって発射された弾丸
    を検出するための弾観ゲート作成部と、上記受信機から
    の目標に対する弾丸の角度誤差信号をビデオ検波する角
    度ビデオ検出部と、上記弾観ビデオ作成部からの出力と
    上記角度ビデオ検出部出力により、目標に対する弾丸の
    誤差角度を検出する高速弾処理部と、上記距離ビデオ検
    出部からの目標信号と前記高速弾処理部からの弾観信号
    を表示する表示部と、上記アンテナ部からの目標位置信
    号と、上記距離追尾部からの目標距離情報から目標を自
    動追尾すると共に、目標の未来位置を計算する目標追尾
    部と、目標の未来位置に弾丸を発射する角度を計算する
    射撃計算部と、上記射撃計算部の出力角度に弾丸を発射
    する発射機と、上記高速弾処理部で検出した弾観信号を
    用いて上記射撃計算部の計算パラメータを求める弾道風
    計算部とから構成されていることを特徴とするレーダ装
    置。
  3. 【請求項3】 アンテナを目標の方向に向け電波の放射
    と反射波を受信するアンテナ部と、上記アンテナ部から
    の受信電波を増幅する受信機と、上記受信機からの距離
    情報受信信号をビデオ信号に変換する距離ビデオ検波部
    と、前記距離ビデオ検波部の出力を一定にするための自
    動利得制御部と、上記距離ビデオ検出器の信号を自動追
    尾するための距離追尾部と、この距離追尾部によりつく
    られたゲートの前後に、目標に向かって発射された弾丸
    を検出するための弾観ゲート作成部と、上記受信機から
    の目標に対する弾丸の角度誤差信号をビデオ検波する角
    度ビデオ検出部と、上記弾観ビデオ作成部からの出力と
    上記角度ビデオ検出部出力により、目標に対する弾丸の
    誤差角度を弾丸が目標を通過する前に検出する攻撃効果
    判定回路と、上記距離ビデオ検出部からの目標信号と前
    記攻撃効果判定回路からの弾観信号を表示する表示部
    と、上記アンテナ部からの目標位置信号と、上記距離追
    尾部からの目標距離情報から目標を自動追尾すると共
    に、目標の未来位置を計算する目標追尾部と、目標の未
    来位置に弾丸を発射する角度を計算する射撃計算部と、
    上記射撃計算部の出力角度に弾丸を発射する発射機とか
    ら構成されていることを特徴とするレーダ装置。
  4. 【請求項4】 アンテナを目標の方向に向け電波の放射
    と反射波を受信するアンテナ部と、上記アンテナ部から
    の受信電波を増幅する受信機と、上記受信機からの距離
    情報受信信号をビデオ信号に変換する距離ビデオ検波部
    と、前記距離ビデオ検波部の出力を一定にするための自
    動利得制御部と、上記距離ビデオ検出器の信号を自動追
    尾するための距離追尾部と、この距離追尾部によりつく
    られたゲートの前後に、目標に向かって発射された弾丸
    を検出するための弾観ゲート作成部と、上記受信機から
    の目標に対する弾丸の角度誤差信号をビデオ検波する角
    度ビデオ検出部と、上記弾観ビデオ作成部からの出力と
    上記角度ビデオ検出部出力により、目標の近傍を弾丸が
    通過する間、上記アンテナ部を今までの角速度で駆動さ
    せるための目標追尾安定処理部と、上記距離ビデオ検出
    部からの目標信号と前記目標追尾安定処理部からの弾観
    信号を表示する表示部と、上記アンテナ部からの目標位
    置信号と、上記距離追尾部からの目標距離情報から目標
    を自動追尾する目標追尾部と、目標の未来位置に弾丸を
    発射する角度を計算する射撃計算部と、上記射撃計算部
    の出力角度に弾丸を発射する発射機とから構成されてい
    ることを特徴とするレーダ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105847718A (zh) * 2016-06-01 2016-08-10 上海幻电信息科技有限公司 基于场景识别的直播视频弹幕显示方法及其显示装置
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