JP2011190945A - 射撃管制装置 - Google Patents

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古木  仁
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Abstract

【課題】目標を追尾する追尾装置より目標の現在位置及び速度を受信し、目標の未来位置を予測し、射撃するための射撃装置の発射角を演算し、発射装置を制御する射撃管制装置において、防護点を含むより広範な領域へ侵入してくる目標に対しても、射撃装置の追従遅れによる射撃精度の劣化が起こらない管制装置を提供する。
【解決手段】射撃精度の劣化する要因を目標距離による射撃誤差と目標角速度による射撃誤差の2つとし、予測した目標軌道上の各点に対しそれぞれの射撃誤差を見積り、2つの射撃誤差から総合射撃誤差を推定し、予測した目標軌道上の命中精度が高い領域を推定し、表示器上に出力することで、オペレータが有効な射撃を行うことができるように支援する。
【選択図】図1

Description

本発明は、飛行目標を追尾し、追尾した飛行目標を射撃する射撃装置を制御するための射撃管制装置に関するものである。
従来、例えば砲の射撃管制装置として、飛行目標を追尾する追尾装置と、この追尾装置からの追尾信号を受けて飛行目標の現在位置及び速度を演算する目標諸元演算器と、この目標諸元演算器の出力を受けて飛行目標の未来位置及び未来位置に到るまでの時間を演算する未来位置演算器と、この未来位置演算器の出力を受けて未来位置に弾体を命中させるように、砲に与える発砲角を演算する発砲角演算器と、からなる射撃管制装置が示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭64−90998号公報
従来の射撃管制装置は、図7に示すように砲が設置された場所(以下、防護点とよぶ)へ向かってくる目標を射撃することを主たる目的としていたため、発射方位角、仰角などの発砲角の変化は緩やかであり、発砲角演算器からの発砲角指令信号に対する射撃装置の追従遅れによる、射撃精度の劣化は問題とならなかった。このため、通常は目標までの距離が小さくなるほど命中精度は高くなると考えられていた。
一方、図8に示すように近年の射撃管制装置では、防護点のみならず、防護点を含むより広範な領域(以下、防護領域とよぶ)へ侵入してくる目標を高精度に射撃することが必要とされる。このような場合、防護点の側方を通過する目標(以下、側方通過目標と呼ぶ)への対応が必要となり、射撃装置の追従遅れによる射撃精度の劣化が問題となる。
特許文献1に示す従来の射撃管制装置では、目標の運動予測誤差による射撃精度の劣化具合を表示する処理が行われていた。しかし、追尾誤差に起因した目標距離が遠いほど大きくなる誤差要因による射撃誤差(目標距離による射撃誤差)と、図8に示すように目標が最接近点に近づき目標の角速度が増大するほど大きくなる誤差要因による射撃誤差(目標角速度による射撃誤差)との、2つの射撃誤差は明示的に表示されていなかった。このため、射撃装置の発砲タイミングはオペレータの目標距離に係わる判断のみに委ねられ、無駄撃ちや撃ち漏らしが発生するという問題があった。
本発明は、係る課題を解決するためになされたものであり、目標距離による射撃誤差と目標角速度による射撃誤差を評価し、表示器を通じてオペレータに評価情報の提供を行うことによって、無駄撃ちや撃ち漏らしを低減させることを目的とする。
この発明による射撃管制装置は、目標の現在位置及び速度が入力され、当該入力情報に基いて目標に会合させるように射撃装置から射出される射出体の発射角を算出する射撃計算部と、上記入力情報に基いて上記目標の未来軌道を予測し、予測した未来軌道上の目標までの距離と目標の角速度に基いて、当該目標軌道上で上記射撃装置の射撃誤差が閾値以下となる有効射撃範囲を推定し、推定した有効射撃範囲を表示器に出力する交戦性計算部とを備えたものである。
この発明によれば、目標軌道上で射撃誤差が閾値以下となる有効射撃範囲を推定し、推定した有効射撃範囲を射撃管制装置のオペレータに提供することができるので、射撃装置の無駄撃ちや撃ち漏らしを低減することができる。
本発明に係る実施の形態1による射撃管制装置の構成を示す図である。 目標運動と方位角の関係を示す図である。 目標距離と射撃誤差の関係を示す図である。 本発明に係る実施の形態1による表示器の表示例を示す図である。 本発明に係る実施の形態2による射撃管制装置の構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態2による表示器の表示例を示す図である。 従来の防護点に対する射撃対象目標の位置関係を説明する図である。 防護領域と側方通過目標の位置関係を説明する図である。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る実施の形態1による射撃管制装置100の構成を示す図である。図において、射撃管制装置100は、射撃計算部110と、交戦性計算部120から構成されており、外部機器である追尾装置102と、射撃装置103と、表示器104に接続されている。外部機器であるレーダ101は、目標の探知及び捕捉を行い、捕捉した目標の存在する方向、目標までの距離、及び目標の速度を計測する。追尾装置102は、レーダ101により捕捉した目標を継続して追尾することで、追尾している目標の現在位置及び速度の計測を行い、計測した目標の現在位置及び速度を射撃管制装置100に送信する。射撃管制装置100の射撃計算部110は、複数の計算機により構成されており、追尾装置102から目標の現在位置及び速度を受信し、目標に命中させるべく時々刻々と射撃装置103から射出される射出体の発射角を算出することで、射出体の発射角制御を行う。射撃制御器113は、射撃装置103による射出体の射出制御を行う。射撃装置103は、砲やランチャ(発射装置)などによって構成され、砲弾のような射出体を射出する。また、射撃管制装置100の交戦性計算部120は、目標の未来軌道を予測して、有効な射撃が実施できる時機を推定し、推定結果を表示器104に出力することで、有効射撃情報の表示を行うことができる。
射撃計算部110は、命中位置計算器111と、発射角計算器112と、射撃制御器113と、射撃装置103と、射表データ130が格納されたデータベースから構成される。命中位置計算器111は、目標の未来位置と、射出体が射出されてから目標の未来位置に到着するまでの予測時間を算出する。発射角計算器112は、目標の未来位置に射出体を命中させるための射出体の発射角を算出する。射撃制御器113は、射撃装置103の射出方向を、発射角計算器112により計算された発射角の方向に指向させる指向制御を行う。射表データ130は、命中位置計算器111、発射角計算器112、及び射撃制御器113がそれぞれ参照する参照用データによって構成される。射表データ130の参照用データは、例えば目標位置、火薬量、射出体の大きさ、風速や気圧や温度を含む気象条件、及び飛行時間と、発射角との対応関係を示すデータテーブルから構成される。
射撃計算部110の各構成の動作について更に説明する。
命中位置計算器111は、外部機器である追尾装置102から目標の現在位置、速度を受信し、受信データに基いて目標の未来位置と目標の未来位置に到着するまでの予測時間を予測する。命中位置計算器111は、予測した目標の未来位置を用いて射表データ130を索引し、目標未来位置までの射出体の飛行時間を得る。命中位置計算器111は、予測時間と、射表データ130から得られた射出体の飛行時間を比較し、一致しない場合は予測時刻をずらし、収束計算を行う。命中位置計算器111は、この収束計算により、目標と射出体の会合位置、及び現在時刻で発射した場合に射出体が会合位置に到着するまでの到着時間を算出する。
発射角計算器112は、命中位置計算器111から目標と発射体の会合位置の情報を受信し、会合位置を用いて射表データ130を索引し、射撃装置103の発射角を算出する。射撃制御器113は、発射角計算器112から発射角を受信し、発射角方向に射撃装置103の射出方向を指向させるための制御信号である発射角指令信号を、射撃装置103に送信する。
交戦性計算部120は、目標距離による射撃誤差評価器121と、目標角速度による射撃誤差評価器122と、射撃誤差推定器123と、有効射撃範囲決定器124と、参照用データである射表データ130の格納されたデータベースにより構成される。
ここで、命中精度を左右する誤差には、目標距離による射撃誤差と目標角速度による射撃誤差の2つがあり、目標距離による射撃誤差評価器121は目標距離に基いて射撃誤差を評価し、目標角速度による射撃誤差評価器122は目標角速度に基いて射撃誤差を評価する。射表データ130は、例えば目標位置、目標距離に対応した後述する分散による射撃誤差が格納されたデータテーブルから構成される。
目標距離による射撃誤差評価器121は、追尾装置102から目標の現在位置、速度を受信し、目標の未来軌道を予測して、目標未来軌道上の複数の点に対して射表データ130を用いて目標距離に応じた射撃誤差を推定し、推定した目標距離による射撃誤差を射撃誤差推定器123に送信する。
目標角速度による射撃誤差評価器122は、追尾装置102から目標の現在位置、速度を受信し、目標の未来軌道を予測して、目標未来軌道上の複数の点に対して内部に保持する砲性能や参考値を用いて目標角速度に応じた射撃誤差を推定し、推定した目標角速度による射撃誤差を射撃誤差推定器123に送信する。
射撃誤差推定器123は、目標距離による射撃誤差評価器121から目標距離による射撃誤差を、目標角速度による射撃誤差評価器122から目標角速度による射撃誤差を受信し、2つの誤差に対し重み付け加算を行うことで総合射撃誤差を推定し、推定した総合射撃誤差を有効射撃範囲決定器124に送信する。
有効射撃範囲決定器124は、射撃誤差推定器123から総合射撃誤差を受信し、総合射撃誤差が最も小さい位置(以下、最適射撃点とよぶ)、上記最適射撃点に目標が到達する時刻、及び上記最適射撃点に射出体(例えば砲弾)を到着させるべく発射を行うまでの残時間を算出し、算出結果を表示器104に送信する。
また、総合射撃誤差がしきい値以下となる領域(以下、有効射撃範囲とよぶ)、時間帯、目標が上記有効射撃範囲に進入する位置へ射出体(例えば砲弾)を到着させるべく発射を行うまでの残時間、及び目標が上記有効射撃範囲から脱出する位置へ射出体を到着させるべく発射を行うまでの残時間をそれぞれ算出し、算出結果を表示器104に送信する。
上記目標距離による射撃誤差の要因としては、レーダ101の特性に起因するものと射出体の運動特性に起因するものとがある。
レーダ101の特性に起因する射撃誤差は、目標距離が大きいほど目標の反射信号が微弱となりS/N低下を招いて観測精度が劣化すること、及び、レーダは目標角度を検出するため距離が大きいほど角度の観測誤差が目標位置の誤差に大きな影響を与えること、によって決定される。
射出体の運動特性に起因する射撃誤差は、発射時の力学的外乱による発射角のばらつきや射出体の個体差(以下、射出体の分散とよぶ)によるもの、及び、発射後の風速や気圧変化による着弾点のずれによるもの、により決定される。
ここで、レーダの特性に起因する射撃誤差は、レーダの送信電力や角度検出能力等の設計諸元により推定することができる。
また、射出体の運動特性に起因する射撃誤差のうち、射出体の分散に起因する射撃誤差は、射表データ130に記載されている射出体の分散表を使用して算出することができる。発射後の影響による射撃誤差は、空気力学的解析結果や種々の気象条件下での試射の結果から平均誤差を見積り、この平均誤差をもとに推定することができる。
図2は、目標運動と方位角の関係を示す図である。
目標角速度は、図2に示す防護点を原点、横軸にx、縦軸にyをとり、y軸と目標がなす角度を方位角Byとした場合の、方位角Byの時間微分である。
目標距離をR、目標速度をv、防護点と目標を結んだ直線と垂直な方向への目標速度vの射影成分をvとすると、目標角速度は、次式(1)に示すようになる。
Figure 2011190945
上記目標角速度を示す式(1)から、目標角速度はvが大きくなるほど増大する。ここで、v=vsin(By)によって求められる。
また、上記目標角速度を示す式(1)から、目標角速度は目標距離Rが小さくなるほど増大する。このため、防護点と目標の距離が最小となる最近接点において、目標角速度が最大となる。
目標角速度による射撃誤差の要因としては、射撃装置103(例えば砲)の射出口(例えば砲身)が発射角指令信号による制御目標発射角に対して追従遅れを生じることと、射撃装置103の射出口の旋回によって、射出体(例えば砲弾)に回転方向の速度成分が加わることによる発射速度ベクトルの変動による影響との、2つがある。射撃装置103の射出口の追従遅れは、射撃装置103の駆動制御部を構成するサーボ系の設計性能により決まる。また、発射速度ベクトルの変動は、速度成分の合成計算により求めた参考値をもとに推定する。
図3は、図2で示した運動する目標の距離を横軸にとり、縦軸にその時の射撃誤差をとった場合の、目標距離による射撃誤差、目標角速度による射撃誤差及び総合射撃誤差の関係を表したグラフである。
図3において、総合射撃誤差が最小となる点に相当する目標軌道上の位置が最適射撃点、総合射撃誤差がしきい値以下となる範囲に相当する目標軌道上の範囲が有効射撃範囲と定義する。また、目標角速度の曲線は、横軸である運動する目標の距離と右の縦軸である目標の角速度の関係を表している。図に示すように、総合射撃誤差は、推定した目標距離による射撃誤差と目標角速度による射撃誤差とを、目標距離毎に重み付け加算を取ることによって求められる。また、有効射撃範囲内となる時間帯は、目標が有効射撃範囲から脱出する位置へ射出体を到着させるべく発射を行う時間と、目標が有効射撃範囲に進入する位置へ射出体を到着させるべく発射を行う時間との時間差によって求められる。
表示器104は、射撃管制装置100から目標位置、目標速度、最適射撃位置、上記最適射撃位置に目標が到達する時刻、及び上記最適射撃位置に射出体を到着させるべく発射を行うまでの残時間、上記有効射撃範囲、有効射撃範囲内となる時間帯、目標が上記有効射撃範囲に進入する位置へ射出体を到着させるべく発射を行うまでの残時間、及び目標が上記有効射撃範囲から脱出する位置へ射出体を到着させるべく発射を行うまでの残時間等の算出結果を受信し、受信した算出結果情報を表示する。
図4は、実施の形態1による表示器104の表示例を示す図である。目標軌道上に最適射撃位置を星印で示し、有効射撃範囲を両矢印で示している。オペレータは、表示器104の表示内容を見ることにより、各目標の有効射撃範囲と最適射撃位置を常に監視することができ、それにより射撃の適切な時機を判断することができる効果が得られる。本効果は、特に側方通過目標に対する無駄撃ちや撃ち漏らしの低減につながる。また、有効射撃範囲の前端に当たる有効射撃開始時間を予測することもできるので、防護点毎に目標に対する綿密な射撃タイミングのスケジューリングが可能となるため、より多くの目標に対し効果的な射撃を実施することが可能となる。
以上説明したとおり、実施の形態1による射撃管制装置は、目標の現在位置及び速度が入力され、当該入力情報に基いて目標に会合させるように射撃装置から射出される射出体の発射角を算出する射撃計算部110と、上記入力情報に基いて上記目標の未来軌道を予測し、予測した未来軌道上の目標までの距離と目標の角速度に基いて、当該目標軌道上で上記射撃装置の射撃誤差が閾値以下となる有効射撃範囲を推定し、推定した有効射撃範囲を表示器に出力する交戦性計算部120を備えたことを特徴とする。
なお、射撃計算部110及び交戦性計算部120は、目標距離に対応する発射角のデータと、目標距離及び目標角速度に対応する射撃誤差のデータを含む射撃装置に固有の射出データ130がデータベース(記憶装置)に格納され、射撃計算部110は射出データに基いて射出体の発射角を算出し、交戦性計算部は射出データに基いて射撃誤差を算出する。
また、射撃計算部110は、目標の現在位置及び速度の入力情報に基いて、目標の未来位置及び射出体が目標の未来位置に到着するまでの時間を時々刻々算出する命中位置計算器111と、上記目標の未来位置に会合させるための発射角を算出する発射角計算器112と、上記発射角に射撃装置を指向させる射撃制御器113とを備え、上記交戦性計算部120は、上記目標の現在位置及び速度の入力情報に基いて目標軌道を予測し、軌道上の複数の点に対して射出体の運動特性に起因する目標距離による射撃誤差を推定する第1の射撃誤差評価器(121)と、上記目標の現在位置及び速度の入力情報に基いて目標軌道を予測し、軌道上の複数の点に対し目標角速度による射撃装置の追従遅れによる射撃誤差を推定する第2の射撃誤差評価器(122)と、上記第1、第2の射撃評価器による射撃誤差の重み付け加算結果により、目標軌道上の各点に対し総合射撃誤差を推定する射撃誤差推定器123と、上記総合射撃誤差に基いて、目標軌道上で射撃誤差が閾値以下となる有効射撃範囲を算出し、算出した有効射撃範囲を表示器に出力する有効射撃範囲決定器124を備えたことを特徴とする。
このように構成されることで、目標軌道上で射撃誤差が閾値以下となる有効射撃範囲を推定し、推定した有効射撃範囲を射撃管制装置のオペレータに提供することができるので、射撃装置の無駄撃ちや撃ち漏らしを低減することができる。
実施の形態2.
図5は本発明に係る実施の形態2による射撃管制装置の構成を示す図である。本射撃管制装置は、実施の形態1による射撃管制装置100に目標割当部140を付加するとともに、外部装置に通信装置105を付加したことを特徴とする。射撃管制装置100は防護点毎に設けられ、各射撃管制装置100は所轄の通信装置105にそれぞれ接続されている。また、外部装置であるレーダ101、追尾装置102は、射撃管制装置100毎に設けられてもいいが、複数の射撃管制装置100で共通のレーダ101及び追尾装置102に接続されていても良い。
目標割当部140は、射撃管制装置100から、目標毎に算出された目標位置、目標速度、最適射撃位置、有効射撃範囲等の算出結果を受信し、受信した算出結果を通信装置105に送信する。
また、目標割当部140は、通信装置105から、他防護点の射撃管制装置107が目標毎に算出した目標位置、目標速度、最適射撃位置、有効射撃範囲等の算出結果を受信する。
目標割当部140は、通信装置105から得た他防護点の射撃管制装置107の算出結果を元に、上記最適射撃位置での目標及び防護点毎の総合射撃誤差または目標及び防護点毎の上記有効射撃範囲内となる時間帯の長さをコスト関数としてコストを求め、最適割当問題を解くことにより、複数の防護点にある各射撃装置103がいずれの目標を射撃することが最適となるのかを決める最適割当を決定する。
上記最適割当問題を解く方法の一例として、目標割当部140は、最適射撃位置での総合射撃誤差をコスト関数とする場合、全ての射撃装置103が対峙する全ての目標の総当り組合せについて上記コストを組み合わせ毎に算出し、全てのコストの和(全目標の総合射撃誤差の和)が最小となる組合せを選択する最適割当アルゴリズム(最適割当処理プログラム)を搭載している。
表示器104は、実施の形態1による表示内容に加え、他防護点の通信装置106に接続している射撃装置103の割当目標を表示する。この際、他防護点の割当目標を表示器104に表示するにあたり、自防護点の割当目標との混乱を防止するため、射撃装置103と割当目標との組合せ毎に、点線や強調線等の対応付けされて関連があることを明示する表示処理を行う。また、自防護点の割当目標のみ太線強調する、または割当目標に防護点ごとに採番した番号を付記するなどの表示処理を行うことにより、視認性を向上させると良い。
図6は、本発明に係る実施の形態2による表示器104の表示例を示す図である。図6の例では、表示器104は、他防護点にある射撃装置103が目標Aに対して割当されていること表示している。防護点と割当された目標との関連線(点線)は、前記視認性向上のために各防護点と目標との関連を示す線である。
実施の形態2による射撃管制装置は、実施の形態1の効果に加え、通信装置105による通信網上にある全ての射撃管制装置について、射撃装置103のスケジューリング結果を共有することで、射撃装置103と割当目標との組み合わせ毎に総合射撃誤差を求め、総合射撃誤差が最小となるように最適割当処理を行うことで、防御領域全体での同一目標への射撃の重複を含む無駄撃ちや、目標の撃ち漏らしを低減する効果がある。
また、上記スケジューリングの共有により、防御領域における目標対処数を最大とする効果がある。
なお、上述では、射撃装置として砲を使用する場合を例に説明したが、本実施の形態1、2は、砲以外に、銃、誘導飛しょう体、高出力レーザービーム等を射撃装置として使用する場合にも適用することができる。
100 射撃管制装置、101 レーダ、102 追尾装置、103 射撃装置、104 表示器、105 通信装置、106 通信装置(他防護点)、107 射撃管制装置(他防護点)、110 射撃計算部、111 命中位置計算器、112 発射角計算器、113 射撃制御器、120 交戦性計算部、121 目標距離による射撃誤差評価器(第1の射撃誤差評価器)、122 目標角速度による射撃誤差評価器(第2の射撃誤差評価器)、123 射撃誤差推定器、124 有効射撃範囲決定器、130 射表データ、140 目標割当部。

Claims (4)

  1. 目標の現在位置及び速度が入力され、当該入力情報に基いて目標に会合させるように射撃装置から射出される射出体の発射角を算出する射撃計算部と、
    上記入力情報に基いて上記目標の未来軌道を予測し、予測した未来軌道上の目標までの距離と目標の角速度に基いて、当該目標軌道上で上記射撃装置の射撃誤差が閾値以下となる有効射撃範囲を推定し、推定した有効射撃範囲を表示器に出力する交戦性計算部と、
    を備えた射撃管制装置。
  2. 上記射撃計算部及び交戦性計算部は、目標距離に対応する発射角のデータと、目標距離及び目標角速度に対応する射撃誤差のデータを含む射撃装置に固有の射出データが格納され、
    射撃計算部は射出データに基いて射出体の発射角を算出し、
    交戦性計算部は射出データに基いて射撃誤差を算出することを特徴とした請求項1記載の射撃管制装置。
  3. 上記射撃計算部は、
    目標の現在位置及び速度の入力情報に基いて、目標の未来位置及び射出体が目標の未来位置に到着するまでの時間を時々刻々算出する命中位置計算器と、
    上記目標の未来位置に会合させるための発射角を算出する発射角計算器と、
    上記発射角に射撃装置を指向させる射撃制御器と、
    を備え、
    上記交戦性計算部は、
    上記目標の現在位置及び速度の入力情報に基いて目標軌道を予測し、軌道上の複数の点に対して射出体の運動特性に起因する目標距離による射撃誤差を推定する第1の射撃誤差評価器と、
    上記目標の現在位置及び速度の入力情報に基いて目標軌道を予測し、軌道上の複数の点に対し目標角速度による射撃装置の追従遅れによる射撃誤差を推定する第2の射撃誤差評価器と、
    上記第1、第2の射撃評価器による射撃誤差の重み付け加算結果により、目標軌道上の各点に対し総合射撃誤差を推定する射撃誤差推定器と、
    上記総合射撃誤差に基いて、目標軌道上で射撃誤差が閾値以下となる有効射撃範囲を算出し、算出した有効射撃範囲を表示器に出力する有効射撃範囲決定器と、
    を備えたことを特徴とした請求項1または請求項2に記載の射撃管制装置。
  4. 通信装置を介して、上記有効射撃範囲決定器の算出結果を他射撃管制装置と共有し、任意の射撃装置と目標の組合せの中から、全ての組み合わせの射撃誤差の和が最小となる最適な組合せを選択し、選択結果を表示器に出力する目標割当器を備えたことを特徴とした請求項3記載の射撃管制装置。
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