JPH08296913A - 多室型空気調和機 - Google Patents

多室型空気調和機

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Publication number
JPH08296913A
JPH08296913A JP7102078A JP10207895A JPH08296913A JP H08296913 A JPH08296913 A JP H08296913A JP 7102078 A JP7102078 A JP 7102078A JP 10207895 A JP10207895 A JP 10207895A JP H08296913 A JPH08296913 A JP H08296913A
Authority
JP
Japan
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outdoor
way valve
compressor
time
preset
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7102078A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Takatani
隆幸 高谷
Hiroshi Kitayama
浩 北山
Masataka Ozeki
正高 尾関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP7102078A priority Critical patent/JPH08296913A/ja
Publication of JPH08296913A publication Critical patent/JPH08296913A/ja
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多室型空気調和機におけるレシーバタンクの
制御に関し、安価な仕様で室内機の運転状態に応じて最
適冷媒量で運転できるようにレシーバタンク内の冷媒量
を制御し、常に所望能力を確保し、効率の良いシステム
の運転状態を確保する。 【構成】 室外側二方弁制御装置32は、吸入圧力セン
サー28と吸入温度センサー29により圧縮機2の吸入
側の冷媒圧力と温度を検知し、過熱度演算手段30によ
り圧縮機2の吸入過熱度を算出し、圧縮機2の吸入過熱
度が予め設定した第1の過熱度以下になると第1の室外
側二方弁24を開動作させ、圧縮機2の吸入過熱度が予
め設定した第2の過熱度以上になると第2の室外側二方
弁25を開動作させ、タイマー31により時間を検知し
予め設定した第1の時間経過後第2の室外側二方弁25
を閉動作させ、さらにタイマー31により時間を検知し
予め設定した第2の時間経過後第1の室外側二方弁24
を閉動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多室型空気調和機に係わ
り、特にレシーバタンクの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多室型空気調和機とし
て、例えば、特開平3−63467号公報に掲載された
ものがある。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した公報の
従来の多室型空気調和機について説明する。
【0004】図5において、1は多室型空気調和機の室
外機であり、圧縮機2、三方切換機構としての三方弁
3、室外側熱交換器4、室外側膨張弁5、開閉装置6、
流量調整装置7、レシーバタンク8、バイパス配管9か
ら成っている。10は室内機であり、室内側膨張弁1
1、室内側熱交換器12、高圧側二方弁13、低圧側二
方弁14から成っている。
【0005】そして、室内側熱交換器12の一方は、高
圧側二方弁13を介し室外機1の高圧側と室内機10を
接続する高圧ガス管15と連通するとともに、低圧側二
方弁14を介して室外機1の低圧側と室内機10を接続
する低圧ガス管16と連通しており、高圧側二方弁13
と低圧側二方弁14の開閉により、室内側熱交換器12
の一方は、高圧ガス管15または低圧ガス管16と切換
可能に接続されている。
【0006】また室内側熱交換器12の他の一方は、室
内側膨張弁11を介して室外機1の液管部と室内機10
を接続する液管17に連通している。
【0007】さらに高圧ガス管15と液管17に介設さ
れたレシーバタンク8との間を開閉装置6および流量調
整装置7を介したバイパス配管9で接続されている。1
8は室外コントローラであり、外気温検出手段19、開
閉装置制御手段20とから成っている。尚、室内機10
は本従来例では3台接続されており、区別する場合は添
字a,b,cを付けることにする。
【0008】図6は、開閉装置6の制御フローチャート
である。次に、開閉装置6の制御について図6を用いて
説明する。まず、圧縮機2が運転を開始し(ステップ
1)、冷房運転もしくは暖房運転のどちらかが運転され
ているか判断され(ステップ2)、冷房運転の場合まず
外気温検出手段19により外気温が検出され、予め設定
された所定温度以下であるか判断され(ステップ3)、
予め設定された所定温度以下の場合開閉装置制御手段2
0により開閉装置6は開状態となる(ステップ4)。ま
た、予め設定された所定温度より高い場合開閉装置制御
手段20により開閉装置6は閉状態となる(ステップ
5)。
【0009】次に上記構成の多室型空気調和機の動作に
ついて説明する。まず冷房運転の場合について説明す
る。この場合の冷媒の流れは実線矢印で表し、各弁の開
閉状態は次の通りである。すなわち、高圧側二方弁13
は閉、低圧側二方弁14は開、各室内側膨張弁11a,
11b,11cは各室内負荷に応じた開度である。
【0010】圧縮機2より吐出された高温高圧ガスは、
三方弁3を介して室外側熱交換器4で凝縮液化され、室
外側膨張弁5を通って液管17に導かれる。そして各室
内側膨張弁11a,11b,11cで減圧され、各室内
側熱交換器12a,12b,12cに入りそれぞれ蒸発
気化したあと、低圧側二方弁14を経て低圧ガス管16
に導かれる。その後圧縮機2に戻り、冷房運転を行な
う。
【0011】外気温が低い場合、室外側膨張弁5の開度
を小さくし、高圧圧力を上昇させている。そして、室外
側膨張弁5の開度を小さくすることにより、液管17内
の冷媒圧力が低下することになるが、外気温は外気温検
出手段19で検出され、予め設定された所定温度以下に
なると、開閉装置制御手段20により開閉装置6は開動
作し、高圧ガス冷媒が高圧ガス管15よりレシーバタン
ク8に導かれ、液冷媒圧力が所定値に保持される。その
結果、室内側膨張弁11前後の圧力差は充分となり、充
分な冷媒循環量を確保でき、常に所定の冷房能力を確保
できる。
【0012】次に暖房運転の場合について説明する。こ
の場合の冷媒の流れは破線矢印で表し、各弁の開閉状態
は次の通りである。すなわち、高圧側二方弁13は開、
低圧側二方弁14は閉、各室内側膨張弁11a,11
b,11cは各室内負荷に応じた開度である。
【0013】圧縮機2より吐出された高温高圧ガスは、
高圧ガス管15、高圧側二方弁13を介して各室内側熱
交換器12a,12b,12cに導かれ、ここで凝縮液
化して各室内側膨張弁11a,11b,11cを介して
液管17に流入し、室外側膨張弁5で減圧され、室外側
熱交換器4に入り蒸発気化したあと、三方弁3を介して
圧縮機2に戻り、暖房運転を行なう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、冷房運転時、外気温を検知して予め設定
された所定温度以下の場合、開閉装置6を開動作させ冷
房能力の確保を行っていたが、外気温が予め設定された
所定温度より高い場合でも、小容量運転(例えば14k
Wの室外機に対して2.3kWの室内機運転)のような
余剰冷媒がある場合、液管17内の冷媒が液にならない
とレシーバタンク8に冷媒が溜まらず、凝縮器室外側熱
交換器4内に溜まり込み、凝縮能力が低下し、凝縮圧力
が上昇し、効率の悪い運転となるという課題を有してい
た。
【0015】また、暖房時のサーモオフ機が多い運転
(例えば14kWの室外機に対して12kWの室内機が
サーモオフ)のような余剰冷媒がない場合でも、レシー
バタンク8内に液冷媒が溜まり込み、冷媒不足状態にな
る。また、レシーバタンク8内が完全に液冷媒で満たさ
れていない場合、レシーバタンク8内は二相状態とな
り、室外側膨張弁5前も二相状態となり、冷媒循環量が
減少し、暖房能力が低下するという課題を有していた。
【0016】本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
安価な仕様で室内機の運転状態に応じて最適冷媒量で運
転できるようにレシーバタンク内の冷媒量を制御し、常
に所望能力を確保し、効率の良いシステムの運転状態を
確保できる多室型空気調和機を提供するものである。
【0017】本発明の他の目的は、さらに、応答性の良
い検知項目で制御することにより、さらに効率の良いシ
ステムで運転を行うことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側
膨張弁、レシーバタンク、第1の室外側二方弁、第2の
室外側二方弁、室外側二方弁制御装置から成る室外機
と、室内側膨張弁、室内側熱交換器から成る複数の室内
機とをガス管及び液管を介して接続し、前記レシーバタ
ンクの一方は、前記第1の室外側二方弁を介し前記液管
に、前記レシーバタンクの他の一方は、流量調整装置お
よび前記第2の室外側二方弁を介し前記圧縮機の吐出側
に接続し、前記室内側熱交換器の一方は、前記ガス管
に、前記室内側熱交換器の他の一方は、前記室内側膨張
弁を介し前記液管に接続し、前記室外側二方弁制御装置
において、前記圧縮機の吸入側の冷媒圧力と温度を検知
し、過熱度演算手段により前記圧縮機の吸入過熱度を算
出し、前記圧縮機の吸入過熱度が予め設定した第1の過
熱度以下になると前記第1の室外側二方弁を開動作さ
せ、前記圧縮機の吸入過熱度が予め設定した第2の過熱
度以上になると前記第2の室外側二方弁を開動作させ、
時間検出手段により時間を検知し予め設定した第1の時
間経過後前記第2の室外側二方弁を閉動作させ、さらに
時間検出手段により時間を検知し予め設定した第2の時
間経過後前記第1の室外側二方弁を閉動作するものであ
る。
【0019】また、他の本発明は、前記室外側二方弁制
御装置において、前記圧縮機の吐出側の冷媒圧力と温度
を検知し、過熱度演算手段により前記圧縮機の吐出過熱
度を算出し、前記圧縮機の吐出過熱度が予め設定した第
1の過熱度以下になると前記第1の室外側二方弁を開動
作させ、前記圧縮機の吐出過熱度が予め設定した第2の
過熱度以上になると前記第2の室外側二方弁を開動作さ
せ、時間検出手段により時間を検知し予め設定した第1
の時間経過後前記第2の室外側二方弁を閉動作させ、さ
らに時間検出手段により時間を検知し予め設定した第2
の時間経過後前記第1の室外側二方弁を閉動作するもの
である。
【0020】
【作用】本発明の多室型空気調和機は上記した構成によ
って、常に室内機の運転状態に応じた適正冷媒量でシス
テムを運転させるものである。
【0021】
【実施例】以下本発明の多室型空気調和機の第1の実施
例について図面を参照しながら説明する。尚、従来と同
一部分については同一符号を付しその詳細な説明を省略
する。
【0022】図1において、21は多室型空気調和機の
室外機であり、四方弁22、レシーバタンク23、第1
の室外側二方弁24、第2の室外側二方弁25、流量調
整装置26を有している。27は室外コントローラであ
り、吸入圧力センサー28により検知した圧縮機2の吸
入側の冷媒圧力と、吸入温度センサー29により検知し
た圧縮機2の吸入側の温度とにより圧縮機2の吸入過熱
度を演算する過熱度演算手段30と、時間計測手段であ
るタイマー31とを備え、第1、第2の室外側二方弁2
4、25を制御する室外側二方弁制御装置32から成っ
ている。
【0023】レシーバタンク23の一方は、第1の室外
側二方弁24を介し液管33に、レシーバタンク23の
他の一方は、流量調整装置26および第2の室外側二方
弁25を介し圧縮機2の吐出側に接続している。
【0024】次に、このような構成においての動作につ
いて説明する。まず冷房運転の場合について説明する。
この場合の冷媒の流れは実線矢印で表し、第1の室外側
二方弁24は開、第2の室外側二方弁25は閉、各室内
側膨張弁11a,11b,11cは各室内負荷に応じた
開度である。圧縮機2より吐出された高温高圧ガスは、
四方弁22を介して室外側熱交換器4で凝縮液化され、
室外側膨張弁5を通り、各室内側膨張弁11a,11
b,11cで減圧され、各室内側熱交換器12a,12
b,12cに入りそれぞれ蒸発気化したあと、四方弁2
2を介して圧縮機2に戻り、冷房運転を行なう。
【0025】次に暖房運転の場合について説明する。こ
の場合の冷媒の流れは破線矢印で表し、第1の室外側二
方弁24は開、第2の室外側二方弁25は閉、各室内側
膨張弁11a,11b,11cは各室内負荷に応じた開
度である。圧縮機2より吐出された高温高圧ガスは、四
方弁22を介して、各室内側熱交換器12a,12b,
12cに導かれ、ここで凝縮液化して各室内側膨張弁1
1a,11b,11cを介して室外側膨張弁5で減圧さ
れ、室外側熱交換器4に入り蒸発気化したあと、四方弁
22を介して圧縮機2に戻り、暖房運転を行なう。
【0026】次に、第1,2の室外側二方弁24,25
の制御について室外側二方弁制御装置32の動作につい
て図2を用いて説明する。図2は、第1,2の室外側二
方弁24,25の制御フローチャートである。
【0027】まず、圧縮機2が運転を開始すると(ステ
ップ1)、第1の室外側二方弁24は開動作、第2の室
外側二方弁25は閉動作する(ステップ2)。吸入圧力
センサー28および吸入温度センサー29により冷媒圧
力と温度を検知し、過熱度演算手段30により圧縮機2
の吸入過熱度を算出し、吸入過熱度が予め設定された第
2の吸入過熱度(例えば15K)以上か判断され(ステ
ップ3)、以上の場合、第2の室外側二方弁25は開動
作し(ステップ4)、タイマー31により時間を検知し
一定時間(例えば1分間)経過後(ステップ5)、第2
の室外側二方弁25は閉動作し(ステップ6)、さら
に、タイマー31により時間を検知し一定時間(例えば
10秒間)経過後(ステップ7)、第1の室外側二方弁
24は閉動作する(ステップ8)。
【0028】次に、予め設定された第1の吸入過熱度
(例えば5K)以下か判断され(ステップ9)、以下の
場合、第1の室外側二方弁24は開動作、第2の室外側
二方弁25は閉動作し、運転を継続する。
【0029】従って、システム内に余剰冷媒があると考
えられる場合、吸入過熱度が小さくなり、第1の室外側
二方弁24は開動作させ、レシーバタンク23に冷媒を
溜め、吸入過熱度が大きくなる。また、システム内に冷
媒が不足してきたと考えられる場合、吸入過熱度が大き
くなり、第2の室外側二方弁25は開動作させ、吐出ガ
スをレシーバタンク23内に導き、その後順次、第2の
室外側二方弁25、第1の室外側二方弁24は閉動作さ
せ、レシーバタンク23内の冷媒を押し出し、吸入過熱
度が小さくなる。
【0030】そのため、常に室内機の運転状態に応じた
適正冷媒量でシステムを運転させるとともに、所望能力
を確保し、効率の良いシステムの運転状態を確保でき
る。
【0031】次に、本発明の多室型空気調和機の第2の
実施例について図面を参照しながら説明する。尚、第1
の実施例と同一部分については同一符号を付しその詳細
な説明を省略する。
【0032】図3において、35は多室型空気調和機の
室外機であり、36は室外コントローラであり、吐出圧
力センサー37により検知した圧縮機2の吐出側の冷媒
圧力と、吐出温度センサー38により検知した圧縮機2
の吐出側の冷媒温度とにより圧縮機2の吐出過熱度を演
算し、第1、第2の室外側二方弁24、25を制御する
室外側二方弁制御装置39から成っている。
【0033】このような構成においての動作は第1の実
施例と同じであるためその詳細な説明を省略する。
【0034】次に、第1,2の室外側二方弁24,25
の制御について室外側二方弁制御装置39の動作につい
て図4を用いて説明する。図4は、第1,2の室外側二
方弁24,25の制御フローチャートである。
【0035】まず、圧縮機2が運転を開始すると(ステ
ップ1)、第1の室外側二方弁24は開動作、第2の室
外側二方弁25は閉動作する(ステップ2)。吐出圧力
センサー37および吐出温度センサー38により冷媒圧
力と温度を検知し、過熱度演算手段30により圧縮機2
の吐出過熱度を算出し、吐出過熱度が予め設定された第
2の吐出過熱度(例えば40K)以上か判断され(ステ
ップ3)、以上の場合、第2の室外側二方弁25は開動
作し(ステップ4)、タイマー31により時間を検知し
一定時間(例えば1分間)経過後(ステップ5)、第2
の室外側二方弁25は閉動作し(ステップ6)、さら
に、タイマー31により時間を検知し一定時間(例えば
10秒間)経過後(ステップ7)、第1の室外側二方弁
24は閉動作する(ステップ8)。
【0036】次に、予め設定された第1の吐出過熱度
(例えば10K)以下か判断され(ステップ9)、以下
の場合、第1の室外側二方弁24は開動作、第2の室外
側二方弁25は閉動作し、運転を継続する。
【0037】従って、システム内に余剰冷媒があると考
えられる場合、吐出過熱度が小さくなり、第1の室外側
二方弁24は開動作させ、レシーバタンク23に冷媒を
溜め、吐出過熱度が大きくなる。また、システム内に冷
媒が不足してきたと考えられる場合、吐出過熱度が大き
くなり、第2の室外側二方弁25は開動作させ、吐出ガ
スをレシーバタンク23内に導き、その後順次、第2の
室外側二方弁25、第1の室外側二方弁24は閉動作さ
せ、レシーバタンク23内の冷媒を押し出し、吐出過熱
度が小さくなる。
【0038】そのため、常に室内機の運転状態に応じた
適正冷媒量でシステムを運転させるとともに、所望能力
を確保し、さらに、応答性の良い吐出過熱度を検知項目
として制御することにより、さらに効率の良いシステム
で運転状態を確保できる。
【0039】尚、本システムで用いる冷媒は、単一冷媒
のみならず非共沸混合冷媒でも同様の効果が得られるこ
とはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁、
レシーバタンク、第1の室外側二方弁、第2の室外側二
方弁、室外側二方弁制御装置から成る室外機と、室内側
膨張弁、室内側熱交換器から成る複数の室内機とをガス
管及び液管を介して接続し、前記レシーバタンクの一方
は、前記第1の室外側二方弁を介し前記液管に、前記レ
シーバタンクの他の一方は、流量調整装置および前記第
2の室外側二方弁を介し前記圧縮機の吐出側に接続し、
前記室内側熱交換器の一方は、前記ガス管に、前記室内
側熱交換器の他の一方は、前記室内側膨張弁を介し前記
液管に接続し、前記室外側二方弁制御装置において、前
記圧縮機の吸入側の冷媒圧力と温度を検知し、過熱度演
算手段により前記圧縮機の吸入過熱度を算出し、前記圧
縮機の吸入過熱度が予め設定した第1の過熱度以下にな
ると前記第1の室外側二方弁を開動作させ、前記圧縮機
の吸入過熱度が予め設定した第2の過熱度以上になると
前記第2の室外側二方弁を開動作させ、時間検出手段に
より時間を検知し予め設定した第1の時間経過後前記第
2の室外側二方弁を閉動作させ、さらに時間検出手段に
より時間を検知し予め設定した第2の時間経過後前記第
1の室外側二方弁を閉動作するものである。
【0041】そのため、常に室内機の運転状態に応じた
適正冷媒量でシステムを運転させるとともに、所望能力
を確保し、効率の良いシステムの運転状態を確保でき
る。
【0042】また、他の本発明は、前記室外側二方弁制
御装置において、前記圧縮機の吐出側の冷媒圧力と温度
を検知し、過熱度演算手段により前記圧縮機の吐出過熱
度を算出し、前記圧縮機の吐出過熱度が予め設定した第
1の過熱度以下になると前記第1の室外側二方弁を開動
作させ、前記圧縮機の吐出過熱度が予め設定した第2の
過熱度以上になると前記第2の室外側二方弁を開動作さ
せ、時間検出手段により時間を検知し予め設定した第1
の時間経過後前記第2の室外側二方弁を閉動作させ、さ
らに時間検出手段により時間を検知し予め設定した第2
の時間経過後前記第1の室外側二方弁を閉動作するもの
である。
【0043】そのため、冷媒の過不足状態をより精度良
く把握できる吐出過熱度に検知項目を変更することによ
り、さらに室内機の運転状態に応じた適正冷媒量でシス
テムを運転させるとともに効率の良いシステムの運転状
態を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多室型空気調和
機の冷凍サイクル図
【図2】同実施例の多室型空気調和機の室外側二方弁の
制御フローチャート
【図3】本発明の第2の実施例における多室型空気調和
機の冷凍サイクル図
【図4】同実施例の多室型空気調和機の室外側二方弁の
制御フローチャート
【図5】従来の多室型空気調和機の冷凍サイクル図
【図6】同実施例の多室型空気調和機の開閉装置の制御
フローチャート
【符号の説明】
2 圧縮機 4 室外側熱交換器 5 室外側膨張弁 10 室内機 11 室内側膨張弁 12 室内側熱交換器 21 室外機 22 四方弁 23 レシーバタンク 24 第1の室外側二方弁 25 第2の室外側二方弁 26 流量調整装置 27 室外コントローラ 28 吸入圧力センサー 29 吸入温度センサー 30 過熱度演算手段 31 タイマー 32 室外側二方弁制御装置 33 液管 34 ガス管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾関 正高 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁、レシーバタンク、第1の室外側二方弁、第2
    の室外側二方弁、室外側二方弁制御装置から成る室外機
    と、室内側膨張弁、室内側熱交換器から成る複数の室内
    機とをガス管及び液管を介して接続し、前記レシーバタ
    ンクの一方は、前記第1の室外側二方弁を介し前記液管
    に、前記レシーバタンクの他の一方は、流量調整装置お
    よび前記第2の室外側二方弁を介し前記圧縮機の吐出側
    に接続し、前記室内側熱交換器の一方は、前記ガス管
    に、前記室内側熱交換器の他の一方は、前記室内側膨張
    弁を介し前記液管に接続した多室型空気調和機。
  2. 【請求項2】 室外側二方弁制御装置は、圧縮機の吸入
    側の冷媒圧力と温度を検知し、過熱度演算手段により前
    記圧縮機の吸入過熱度を算出し、前記圧縮機の吸入過熱
    度が予め設定した第1の過熱度以下になると第1の室外
    側二方弁を開動作させ、前記圧縮機の吸入過熱度が予め
    設定した第2の過熱度以上になると前記第2の室外側二
    方弁を開動作させ、時間検出手段により時間を検知し予
    め設定した第1の時間経過後第2の室外側二方弁を閉動
    作させ、さらに時間検出手段により時間を検知し予め設
    定した第2の時間経過後前記第1の室外側二方弁を閉動
    作する請求項1記載の多室型空気調和機。
  3. 【請求項3】 室外側二方弁制御装置は、圧縮機の吐出
    側の冷媒圧力と温度を検知し、過熱度演算手段により前
    記圧縮機の吐出過熱度を算出し、前記圧縮機の吐出過熱
    度が予め設定した第1の過熱度以下になると第1の室外
    側二方弁を開動作させ、前記圧縮機の吐出過熱度が予め
    設定した第2の過熱度以上になると第2の室外側二方弁
    を開動作させ、時間検出手段により時間を検知し予め設
    定した第1の時間経過後前記第2の室外側二方弁を閉動
    作させ、さらに時間検出手段により時間を検知し予め設
    定した第2の時間経過後前記第1の室外側二方弁を閉動
    作する請求項1記載の多室型空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007350A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置

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